JPH0735081A - スクロール圧縮機のリリーフ機構 - Google Patents

スクロール圧縮機のリリーフ機構

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JPH0735081A
JPH0735081A JP17426393A JP17426393A JPH0735081A JP H0735081 A JPH0735081 A JP H0735081A JP 17426393 A JP17426393 A JP 17426393A JP 17426393 A JP17426393 A JP 17426393A JP H0735081 A JPH0735081 A JP H0735081A
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教秀 小林
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浩史 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール圧縮機の寝込み起動時の液圧縮に
よる大圧力パルスが発生したとしても、確実に高低圧を
バイパスさせ、圧縮機内の潤滑油の希釈化を防止する。 【構成】 圧縮部の高低圧空間をつなぐ回路として高低
圧空間と連通する第1の空間31と、第1の空間31内
に設けられ圧縮部の高低圧空間を開閉する第1の弁機構
30を設けて構成されるスクロール圧縮機のリリーフ機
構において、圧縮部の低圧空間と第1の空間31を連通
する第2の空間33と、第2の空間33内に設けられ圧
縮部の低圧空間と第2の空間33を開閉する第2の弁機
構32とを設け、かつ第1の空間31と第2の空間33
とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に圧縮部の低圧空
間と前記第2の空間とが前記第2の弁機構にて遮断され
ることによる動圧作用により圧縮部の高低圧空間を遮断
する弁機構を第1の弁機構30にて構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調機又は冷凍機等
に使用されるスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は特開平3−237286号公報に
示された従来のスクロール圧縮機を示す断面図である。
図において、1は渦巻体部分を有する固定スクロール、
2は固定スクロール1のほぼ中心に形成された吐出孔、
3は渦巻体部分を有する揺動スクロール、4は揺動スク
ロール3の自転を防止し揺動運動を与えるオルダムリン
グ、5は揺動スクロール3のスラスト荷重をうけるスラ
ストベアリング、6は電動機の駆動力を伝達するクラン
ク軸、7はクランク軸6に偏心して形成された遠心ポン
プ穴、8はオルダムリング4及びスラストベアリング5
を支持する主フレーム、9は副フレーム、10はバラン
スウェイトをそれぞれ示している。前述の参照符号1〜
10で示される構成部分はスクロール圧縮機の圧縮要素
である。11はステータ、12はローターをそれぞれ示
し、これらの構成部分は電動機要素である。圧縮要素に
おける固定スクロール1、主フレーム8及び副フレーム
9は焼嵌め等により密閉容器13の内壁に気密に接合さ
れ、吐出マフラー14と吸入圧力室即ち吸入圧力雰囲気
部15を上下方向で分割している。さらに、16は吐出
ガス排出のための吐出管、17は吸入ガス導入のための
吸入管、18は圧縮機軸受等摺動部潤滑のための潤滑油
をそれぞれ示している。
【0003】次に、前述した従来のスクロール圧縮機の
動作について説明する。電動機要素により生じた動力は
クランク軸6により揺動スクロール3に伝達され、オル
ダムリング4により揺動運転を行なうことにより、揺動
スクロール3、固定スクロール1の互いに組み合わされ
た一対の渦巻体が形成する圧縮室19の容積を変化させ
て、渦巻体の外周部より内周に向かって吸入管17より
吸入された冷媒ガスを吸入通路20を通して吸入、圧縮
して、高温高圧の吐出ガスとして吐出孔2より吐出マフ
ラー14中へ排出し、次いで吐出管16より圧縮機外へ
と排出する。その際、密閉容器13底部の潤滑油18は
クランク軸6の偏心穴7により遠心力による給油ヘッド
を与えられて偏心穴7内を上昇し軸受部等の揺動部分を
潤滑した後、吸入圧力雰囲気部15内へ排出されて密閉
容器底部へ戻る。
【0004】従来のスクロール圧縮機は、以上のように
構成されているので圧縮機の停止時、特に圧縮機が長時
間停止状態にあり、圧縮機の温度が低い状態では冷凍又
は空調装置内の冷媒が液化して圧縮機内部に多量に流入
し、圧縮機内部の潤滑油を溶解した飽和液で多量に停留
した状態(寝込状態)となる場合がある。このような状
態で圧縮機を起動すると、飽和液の滞留した空間は吸入
圧力空間となっているため、起動児の圧力のバランス状
態から急激に低圧されて飽和液の冷媒が急激に気化する
ことにより潤滑油の粘性により発泡状態となり、この冷
媒と潤滑油で形成された泡が吸入通路20を通して圧縮
室内に吸入、圧縮されて吐出マフラー14へ吐出され、
吐出管16を通して冷凍又は空調機の回路へと排出され
る。このために多量の潤滑油が圧縮機外へ排出され、圧
縮機内部の潤滑油が減少し、圧縮機摺動部への潤滑油供
給不良による摺動部の異常摩耗や焼き付きを発生させる
原因となっていた。更に、寝込状態では圧縮機だけでな
く圧縮機の吸入側に取り付けられているアキュムレータ
(図示せず)内にも多量の液冷媒が滞留する場合があ
る。そのような状態で圧縮機を起動させると前述のよう
に圧縮機内の潤滑油が圧縮機外へ持ち出され圧縮機残油
が少なくなったところにアキュムレータに滞留していた
大量の液冷媒が圧縮機内に流入し圧縮機内潤滑油が希釈
され油濃度低下による圧縮機摺動部の異常摩耗や焼き付
きが発生していた。
【0005】図9は寝込起動時、潤滑油の圧縮機外持ち
出し防止を目的とした高低圧バイパス弁機構を備えた従
来のスクロール圧縮機の断面図である。図9に示すスク
ロール圧縮機では、密閉容器13に気密に嵌合された固
定スクロール1、主フレーム8および副フレーム9の周
囲縁部近傍にこれらを貫通して吐出マフラー14と吸入
圧力雰囲気部15とを連通する連通孔33が形成されて
いる。この連通孔33の吐出マフラー14側の開口が形
成された固定スクロール1の上面には該開口を開閉する
弁装置34が設けられている。この弁装置34は、例え
ばバイメタル又は形状記憶合金などからなり低温時には
連通孔33の開口を開放し、温度上昇時には連通孔33
の開口を閉塞する弁35がボルト32により固定スクロ
ール1の上面に固着されて構成されている。
【0006】上述のように構成されたスクロール圧縮機
によると、圧縮機が長時間停止して圧縮機内部に冷媒が
凝縮している状態では、圧縮機の温度は外部雰囲気とほ
ぼ等しい状態であり、この時弁35は連通孔33を開放
した状態にある。圧縮機が起動すると、吸入圧力雰囲気
部15は圧縮機内への冷媒ガスの吸入により減圧される
が、連通孔33が吐出マフラー14に開放していること
により、吐出ガスが吸入側へバイパスして減圧速度(経
過時間に対する圧力の低下の割合)が低下する。このた
め冷媒と潤滑油の混合液の発泡程度を抑制して、吸入通
路20を通して圧縮室内へ流入する冷媒と潤滑油の混合
した泡の量を抑制できる。また圧縮室内へ流入し、吐出
マフラー14へ吐出された潤滑油は連通孔33を介して
吸入圧力雰囲気部15へ戻されるため、圧縮機外部へ持
ち出される潤滑油量を低減できる。吐出マフラー14に
油溜となる凹部等を設けてその部分に連通孔33を設け
れば、返油が効果的に行われる。圧縮機起動後、一定時
間が経過すると、高温の吐出ガス雰囲気中にある弁35
が温度上昇して連通孔33を閉塞するように変形する。
これにより圧縮機は通常の運転状態になるが、連通孔3
3の断面積、弁35の開閉温度を最適に設定することに
より発泡状態の程度と持続時間を制御して、圧縮機内潤
滑油量を適正な値に保持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の高低圧バイパス
機構を備えたスクロール圧縮機は、以上のように構成さ
れているが、バイメタル形状記憶合金等の温度感応型の
弁を用いたバイパス弁機構では、これら弁の剛性が一般
的な弁材料であるスウェーデン鋼などと比較して剛性が
低いため弁閉時、固定スクロール台板への衝突速度が大
きい場合に弁先端部の弁割れや弁根元部が破損が生じる
ことがある。そのため、衝突速度を小さくするために弁
のリフト量を小さくしなければならないが、弁リフト量
を小さくすると、わずかな高低圧の差圧により弁が閉じ
てしまうため、起動時圧縮機内、アキュムレータ内の液
冷媒の発泡がおさまる前に弁が閉じてしまうことがあ
り、必要なバイパス時間、バイパス効果が得られないと
いう問題点があった。さらに、多量の液冷媒が寝込んだ
状態での起動の場合、冷媒が液の状態で圧縮室に吸入さ
れ、液圧縮により吐出圧力として大圧力パルスが発生す
ることがある。この場合、圧力パルスによる動圧が弁の
背圧と作用して弁を閉じさせてしまい、起動直後数秒で
弁が閉じ、バイパス効果が全く得られないということが
起こる。また、圧力パルスにより弁が閉じた場合、固定
スクロール台板への衝突速度は相当大きく、弁割れ、弁
根元の破損が発生するなどの問題点があった。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので起動時圧縮機内、アキュムレータ内
の液冷媒の発泡がおさまるまでのバイパス必要時間だ
け、たとえ、液圧縮による大圧力パルスが発生したとし
ても、確実に高低圧をバイパスさせ、起動時の吸入圧力
雰囲気部側の急激な圧力低下を緩和して圧縮機内に滞留
した冷媒と潤滑油の混合液の発生を抑制し、圧縮機外へ
の油持ち出しを防止するとともにアキュムレータからの
急激な液バック現象を緩和することで、圧縮機内油希釈
を防止し、必要な油濃度を確保でき、また、弁割れ、弁
根元の破損などが起こらない信頼性の高い高低圧バイパ
ス機構を備えたスクロール圧縮機を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるスクロ
ール圧縮機は、インボリュート等の渦巻体を端板面から
突出させた固定スクロールおよび揺動スクロールを互い
に組み合わせ、前記揺動スクロールを旋回させて、上記
両スクロールの渦巻体と端板とで形成される圧縮室を随
時端板外周から内周へ縮小する事により流体を圧縮する
圧縮部と、この圧縮部を駆動するモータ部と、前記圧縮
部に前記モータ部の駆動力を伝達する偏心部を有する主
軸とこの主軸を支持するフレーム部を内包するシェルか
ら構成され、かつ前記圧縮部の高低圧空間をつなぐ回路
として高低圧空間と連通する第1の空間と、前記第1の
空間内に設けられ前記圧縮部の高低圧空間を開閉する第
1の弁機構を設けて構成されるスクロール圧縮機のリリ
ーフ機構において、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の
空間を連通する第2の空間と、前記第2の空間内に設け
られ前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間を開閉する
第2の弁機構とを設け、かつ前記第1の空間と前記第2
の空間とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮
部の低圧空間と前記第2の空間とが前記第2の弁機構に
て遮断されることによる動圧作用により前記圧縮部の高
低圧空間を遮断する弁機構を前記第1の弁機構にて構成
したものである。
【0010】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の空間を連通する
第2の空間と、前記第2の空間内に設けられ前記圧縮部
の低圧空間と前記第2の空間を開閉する第2の弁機構と
を設け、かつ前記第1の空間と前記第2の空間とを開閉
しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮部の低圧空間と
前記第2の空間とが前記第2の弁機構にて遮断されるこ
とによる動圧作用により前記圧縮部の高低圧空間を遮断
する弁機構を前記第1の弁機構にて構成し、前記第1の
弁機構に第1の空間と第2の空間とを連通する連通手段
を設けたものである。
【0011】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の空間を連通する
第2の空間と、前記第2の空間内に設けられ前記圧縮部
の低圧空間と前記第2の空間を開閉する第2の弁機構と
を設け、かつ前記第1の空間と前記第2の空間とを開閉
しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮部の低圧空間と
前記第2の空間とが前記第2の弁機構にて遮断されるこ
とによる動圧作用により前記圧縮部の高低圧空間を遮断
する弁機構を前記第1の弁機構にて構成し、前記第1の
弁機構を円形弁にて形成し、この円形弁の中央に第1の
空間と第2の空間とを連通する小孔を設けたものであ
る。
【0012】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の空間を連通する
第2の空間と、前記第2の空間内に設けられ前記圧縮部
の低圧空間と前記第2の空間を開閉する第2の弁機構と
を設け、かつ前記第1の空間と前記第2の空間とを開閉
しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮部の低圧空間と
前記第2の空間とが前記第2の弁機構にて遮断されるこ
とによる動圧作用により前記圧縮部の高低圧空間を遮断
する弁機構を前記第1の弁機構にて構成し、前記第1の
弁機構を円形弁またはリード弁にて形成し、前記円形弁
または前記リード弁と当接して前記高低圧空間を遮蔽す
る弁座部の一部に第1の空間と第2の空間とを連通する
溝を形成したものである。
【0013】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、請求項1または請求項2または請求項3または請求
項4に記載のスクロール圧縮機のリリーフ機構におい
て、第2の弁機構の弁を圧縮部の低圧空間と第2の空間
との圧力差により開閉する材料にて形成したものであ
る。
【0014】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、請求項1または請求項2または請求項3または請求
項4に記載のスクロール圧縮機のリリーフ機構におい
て、第2の弁機構を温度感応形弁にて構成したものであ
る。
【0015】
【作用】この発明に係わるスクロール圧縮機は、前記圧
縮部の低圧空間と前記第1の空間を連通する第2の空間
と、前記第2の空間内に設けられ前記圧縮部の低圧空間
と前記第2の空間を開閉する第2の弁機構とを設け、か
つ前記第1の空間と前記第2の空間とを開閉しスクロー
ル圧縮機の運転時に前記圧縮部の低圧空間と前記第2の
空間とが前記第2の弁機構にて遮断されることによる動
圧作用により前記圧縮部の高低圧空間を遮断する弁機構
を前記第1の弁機構にて構成したので、起動前などの常
温時や起動直後の低温度の状態では、第1の弁機構は圧
縮部に発生する大圧力パルスによる動圧で高低圧空間を
遮蔽することがない。逆に、通常運転時などの高温時に
は、第1の空間から第2の空間へわずかに漏れた高温高
圧のガスにより第2の弁機構が第2の空間と低圧空間を
遮蔽し、圧縮部に発生する圧力パルスによる動圧で第1
の弁機構が遮蔽する。
【0016】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、通常運転時に第1の空間から第2の空間へわずかに
漏れる通路により高温高圧のガスが第2の空間に作用し
て第1の弁機構が遮蔽した状態を維持する。
【0017】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、第2の弁機構の弁を圧縮部の低圧空間と第2の空間
との圧力差により開閉する材料を用い、圧縮部に発生す
る大圧力パルスによる動圧で高低圧空間を遮蔽しない第
1の弁機構が、通常運転時には高低圧力差による第2の
弁機構を遮蔽することで第1の弁機構が遮蔽する。
【0018】また、この発明に係わるスクロール圧縮機
は、第2の弁機構を温度感応形弁を用い、圧縮部に発生
する大圧力パルスによる動圧で高低圧空間を遮蔽しない
第1の弁機構が、通常運転時には高温度のガスにより第
2の弁機構を遮蔽することで第1の弁機構が遮蔽する。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1(a)において、基本構造は図8、図9
と同一符号は同一または相当部分を示しその詳細な説明
は省略する。図において30は第1の弁機構であって、
弁30aとコイルばね30bとで構成されている。31
は第1の弁機構30を収納する第1の空間である。32
は第2の弁機構であって、弁32aと弁押さえ32bと
で構成されている。33は第2の弁機構32を収納する
第2の空間であり、34は吐出マフラー14と第1の空
間31とを連通する通路であり、35は第1の空間31
から第2の空間33へ流体を導くための通路である。ま
た、36は第1の空間31と吸入雰囲気部15とを連通
する通路であり、37は第2の空間33と吸入雰囲気部
15とを連通する通路である。なお、図1(b)は他の
スクロール圧縮機を示す断面図を示しており、図1
(a)のスクロール圧縮機と同様に、弁機構30、第1
の弁機構30を収納する第1の空間31、第2の弁機構
32、第2の弁機構32を収納する第2の空間33、吐
出マフラー14と第1の空間31とをつなぐ通路34、
第1の空間31から第2の空間33へ流体を導く通路3
5、第1の空間31と吸入雰囲気部15とをつなぐ通路
36、第2の空間33と吸入雰囲気部15とをつなぐ通
路37を備えている。
【0020】次に動作について説明する。図2は、起動
前、起動後の低温度の状態を示している。図から明らか
なように通路34と通路36は第1の空間31を介して
連通しているので、この状態で起動させた後、圧縮機内
に液冷媒が封入されていると、液圧縮による大圧力パル
スが生じても弁30aは通路34と通路36を遮蔽する
ことがない。これは弁座30cと弁30aとの間の微小
な隙間から通路35を通って流体の一部が第2の空間3
3、吸入雰囲気部15へと流れ、通路34から通路36
へ流体が流れるときに生ずる動圧を抑制しているからで
ある。起動後、時間が経過するにつれて図3に示すよう
に弁32aが閉じ始める。これは第2の空間33と吸入
雰囲気部15との圧力差を利用しようとした場合には、
弁32aとして高剛性材料弁を用いればよく、第2の空
間33内の温度上昇を利用しようとした場合には、弁3
2aとして温度感応弁を用いればよい。そして、弁32
aが閉じると図4に示すように第2の空間33内の圧力
が上昇して今度は通路34から通路36へ流体が流れる
ときに生ずる動圧の作用で弁30aが閉じて通路34と
通路36が遮蔽され、所謂リリーフしない通常の運転状
態になる。図5は第2の空間33内と吸入雰囲気部15
の圧力差と温度差が圧縮機を起動してからどのように変
化するのかを示した図である。実験によれば、図5
(a)のようにリリーフ機構がないと点線のような大圧
力パルスが発生する。一方、弁32aに高剛性材料弁を
用いた場合、圧力パルスが低減され時間T1で圧力差が
ΔPとなり弁32aが閉じる。また弁32aに温度感応
形弁を用いた場合、時間T2で温度差がΔTとなり弁3
2aが閉じる(図5(b)参照)。このときの時間T2
を比べると一般的にT1<T2であり、液冷媒の気化を
抑制する効果が温度感応形弁を用いた場合、一層はっき
りする。(図5(c)参照)。但し、高剛性材料弁は温
度感応弁に比べて安価であり、必要に応じて選択すれば
よい。なお、本実施例では、高剛性材料弁・温度感応形
弁を1枚のリード弁で示したが、枚数や弁形式は特に規
定されるものではなく、必要に応じて選択すればよい。
【0021】以上のように圧縮部の低圧空間と第1の空
間31を連通する第2の空間33と、第2の空間33内
に設けられ圧縮部の低圧空間と第2の空間33を開閉す
る第2の弁機構32とを設け、かつ第1の空間31と第
2の空間33とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に圧
縮部の低圧空間と第2の空間33とが第2の弁機構32
にて遮断されることによる動圧作用により圧縮部の高低
圧空間を遮断する弁機構を第1の弁機構30にて構成し
たので、必要な時間だけリリーフ(バイパス)でき、起
動時の吸入雰囲気部15側の急激な圧力低下を緩和して
圧縮機内に滞留した冷媒と潤滑油の混合液の発泡を抑制
し、圧縮機外への油持ち出しを防止すると共に、アキュ
ムレータ(図示せず)からの液の急激な液バックを緩和
することで圧縮機内油希釈を防止することができる。
【0022】実施例2.実施例1では、弁30aにより
通路34と通路36が遮蔽されて通常の運転状態になる
事を述べたが閉状態の弁32aと弁座32cとの隙間か
ら高圧流体が漏れ、第1の空間31と第2の空間33内
圧力が吐出マフラー14内圧力より低くなり弁30aに
よる通路34と通路36との遮蔽が不完全になることが
ある。本実施例は弁30aによる通路34と通路36と
の遮蔽が完全になるようにしたもので図6、図7により
説明する。図6は、本実施例を示すスクロール圧縮機の
断面図である。30dは、弁30aのほぼ中央に開けら
れた小孔である。また、図7は、本実施例を示す他のス
クロール圧縮機の圧縮部の断面図である。30eは通路
34と通路35をつなぐ微小な溝である。
【0023】次に動作について説明する。図6によれば
弁30aのほぼ中央に小孔30dをあけて第1の空間3
1および第2の空間33と通路34とが連通するように
してある。かかる構成を採用することにより、弁30a
による通路34と通路36との遮蔽が行われていると
き、第1の空間31と第2の空間33内圧力が吐出マフ
ラー14内圧力と等しくなり遮蔽が安定して維持され
る。また、実施例1で述べたように弁30aによる通路
34と通路36との遮蔽が行われていないとき、弁座3
0cと弁30aとの間の微小な隙間が、通路35を通っ
て第2の空間33、吸入雰囲気部15へと流れ、通路3
4から通路36へ流れるときに生ずる動圧を抑制する機
能を小孔30dで行える。同様に、図7のように小孔3
0dの代わりに溝30eを用いて第1の空間31および
第2の空間33と通路34とが連通するようにしてもよ
い。
【0024】以上のように第1の空間内に設けられ高低
圧空間を開閉する第1の弁機構が第1の空間と第2の空
間とをつなぐ微小な通路を有しているようにしたので起
動時には第1の空間内に発生する動圧を抑制することが
でき、通常の運転状態では通路34と通路36との遮蔽
が確実に行われる。
【0025】
【発明の効果】第1の発明によれば、前記圧縮部の低圧
空間と前記第1の空間を連通する第2の空間と、前記第
2の空間内に設けられ前記圧縮部の低圧空間と前記第2
の空間を開閉する第2の弁機構とを設け、かつ前記第1
の空間と前記第2の空間とを開閉しスクロール圧縮機の
運転時に前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間とが前
記第2の弁機構にて遮断されることによる動圧作用によ
り前記圧縮部の高低圧空間を遮断する弁機構を前記第1
の弁機構にて構成したので、起動前などの常温時や起動
直後の低温時の状態では、第1の弁機構が、圧縮部に発
生する大圧力パルスによる動圧で高低圧空間を遮蔽する
ことがない。逆に通常運転時などの高温時は、第1の空
間から第2の空間へわずかに漏れた高温高圧のガスによ
り第2の弁機構が第2の空間と低圧空間を遮蔽し、圧縮
部に発生する圧力パルスによる動圧で第1の弁機構が圧
縮部の高低圧空間を遮蔽することができる。
【0026】また、第2の発明によれば、前記圧縮部の
低圧空間と前記第1の空間を連通する第2の空間と、前
記第2の空間内に設けられ前記圧縮部の低圧空間と前記
第2の空間を開閉する第2の弁機構とを設け、かつ前記
第1の空間と前記第2の空間とを開閉しスクロール圧縮
機の運転時に前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間と
が前記第2の弁機構にて遮断されることによる動圧作用
により前記圧縮部の高低圧空間を遮断する弁機構を前記
第1の弁機構にて構成し、前記第1の弁機構に第1の空
間と第2の空間とをつなぐ連通手段を設けたので、通常
運転時に前記連通手段を通って第1の空間から第2の空
間へわずかに漏れる高温高圧のガスが第2の空間に作用
して第1の弁機構が遮蔽した状態を維持することができ
る。
【0027】また、第3の発明によれば、前記第1の弁
機構を円形弁にて構成し、この円形弁の中央に第1の空
間と第2の空間とを連通する小孔を設けたので、通常運
転時に前記小孔を通って第1の空間から第2の空間へわ
ずかに漏れる高温高圧のガスが第2の空間に作用して第
1の弁機構が遮蔽した状態を維持することができる。
【0028】また、第4の発明によれば、前記第1の弁
機構を円形弁またはリード弁にて構成し、前記円形弁ま
たは前記リード弁と当接して前記高低圧空間を遮蔽する
弁座部の一部に第1の空間と第2の空間とを連通する溝
を形成したので、通常運転時に前記溝を通って第1の空
間から第2の空間へわずかに漏れる高温高圧のガスが第
2の空間に作用して第1の弁機構が遮蔽した状態を維持
することができる。
【0029】また、第5の発明によれば、前記第2の弁
機構の弁を前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間との
圧力差により開閉する材料にて形成したので、前記第2
の空間と吸入雰囲気部との圧力差を利用して前記第2の
弁機構を動作させることができる。
【0030】また、第6の発明によれば、前記第2の弁
機構を温度感応形弁にて構成したので、前記第2の空間
内の温度上昇を利用して前記第2の弁機構を動作させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aおよびbはそれぞれこの発明の一実施例を示
すスクロール圧縮機の圧縮部断面図である。
【図2】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
リリーフ時の要部断面図である。
【図3】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
第1の弁機構が遮蔽される途中の要部断面図である。
【図4】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
通常運転時の要部断面図である。
【図5】a、b及びcはそれぞれこの発明の一実施例を
示すスクロール圧縮機の圧力、温度等の変化量を示す説
明図である。
【図6】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の通常運転時の要部断面図である。
【図7】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の通常運転時の要部断面図である。
【図8】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
【図9】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 揺動スクロール 14 吐出マフラー(高圧空間) 15 吸入圧力雰囲気部 30 第1の弁機構 31 第1の空間 32 第2の弁機構 33 第2の空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インボリュート等の渦巻体を端板面から
    突出させた固定スクロールおよび揺動スクロールを互い
    に組み合わせ、前記揺動スクロールを旋回させて、上記
    両スクロールの渦巻体と端板とで形成される圧縮室を随
    時端板外周から内周へ縮小する事により流体を圧縮する
    圧縮部と、この圧縮部を駆動するモータ部と、前記圧縮
    部に前記モータ部の駆動力を伝達する偏心部を有する主
    軸とこの主軸を支持するフレーム部を内包するシェルか
    ら構成され、かつ前記圧縮部の高低圧空間をつなぐ回路
    として高低圧空間と連通する第1の空間と、前記第1の
    空間内に設けられ前記圧縮部の高低圧空間を開閉する第
    1の弁機構を設けて構成されるスクロール圧縮機のリリ
    ーフ機構において、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の
    空間を連通する第2の空間と、前記第2の空間内に設け
    られ前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間を開閉する
    第2の弁機構とを設け、かつ前記第1の空間と前記第2
    の空間とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮
    部の低圧空間と前記第2の空間とが前記第2の弁機構に
    て遮断されることによる動圧作用により前記圧縮部の高
    低圧空間を遮断する弁機構を前記第1の弁機構にて構成
    したことを特徴とするスクロール圧縮機のリリーフ機
    構。
  2. 【請求項2】 インボリュート等の渦巻体を端板面から
    突出させた固定スクロールおよび揺動スクロールを互い
    に組み合わせ、前記揺動スクロールを旋回させて、上記
    両スクロールの渦巻体と端板とで形成される圧縮室を随
    時端板外周から内周へ縮小する事により流体を圧縮する
    圧縮部と、この圧縮部を駆動するモータ部と、前記圧縮
    部に前記モータ部の駆動力を伝達する偏心部を有する主
    軸とこの主軸を支持するフレーム部を内包するシェルか
    ら構成され、かつ前記圧縮部の高低圧空間をつなぐ回路
    として高低圧空間と連通する第1の空間と、前記第1の
    空間内に設けられ前記圧縮部の高低圧空間を開閉する第
    1の弁機構を設けて構成されるスクロール圧縮機のリリ
    ーフ機構において、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の
    空間を連通する第2の空間と、前記第2の空間内に設け
    られ前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間を開閉する
    第2の弁機構とを設け、かつ前記第1の空間と前記第2
    の空間とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮
    部の低圧空間と前記第2の空間とが前記第2の弁機構に
    て遮断されることによる動圧作用により前記圧縮部の高
    低圧空間を遮断する弁機構を前記第1の弁機構にて構成
    し、前記第1の弁機構に第1の空間と第2の空間とを連
    通する連通手段を設けたことを特徴とするスクロール圧
    縮機のリリーフ機構。
  3. 【請求項3】 インボリュート等の渦巻体を端板面から
    突出させた固定スクロールおよび揺動スクロールを互い
    に組み合わせ、前記揺動スクロールを旋回させて、上記
    両スクロールの渦巻体と端板とで形成される圧縮室を随
    時端板外周から内周へ縮小する事により流体を圧縮する
    圧縮部と、この圧縮部を駆動するモータ部と、前記圧縮
    部に前記モータ部の駆動力を伝達する偏心部を有する主
    軸とこの主軸を支持するフレーム部を内包するシェルか
    ら構成され、かつ前記圧縮部の高低圧空間をつなぐ回路
    として高低圧空間と連通する第1の空間と、前記第1の
    空間内に設けられ前記圧縮部の高低圧空間を開閉する第
    1の弁機構を設けて構成されるスクロール圧縮機のリリ
    ーフ機構において、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の
    空間を連通する第2の空間と、前記第2の空間内に設け
    られ前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間を開閉する
    第2の弁機構とを設け、かつ前記第1の空間と前記第2
    の空間とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮
    部の低圧空間と前記第2の空間とが前記第2の弁機構に
    て遮断されることによる動圧作用により前記圧縮部の高
    低圧空間を遮断する弁機構を前記第1の弁機構にて構成
    し、前記第1の弁機構を円形弁にて形成し、この円形弁
    の中央に第1の空間と第2の空間とを連通する小孔を設
    けたことを特徴とするスクロール圧縮機のリリーフ機
    構。
  4. 【請求項4】 インボリュート等の渦巻体を端板面から
    突出させた固定スクロールおよび揺動スクロールを互い
    に組み合わせ、前記揺動スクロールを旋回させて、上記
    両スクロールの渦巻体と端板とで形成される圧縮室を随
    時端板外周から内周へ縮小する事により流体を圧縮する
    圧縮部と、この圧縮部を駆動するモータ部と、前記圧縮
    部に前記モータ部の駆動力を伝達する偏心部を有する主
    軸とこの主軸を支持するフレーム部を内包するシェルか
    ら構成され、かつ前記圧縮部の高低圧空間をつなぐ回路
    として高低圧空間と連通する第1の空間と、前記第1の
    空間内に設けられ前記圧縮部の高低圧空間を開閉する第
    1の弁機構を設けて構成されるスクロール圧縮機のリリ
    ーフ機構において、前記圧縮部の低圧空間と前記第1の
    空間を連通する第2の空間と、前記第2の空間内に設け
    られ前記圧縮部の低圧空間と前記第2の空間を開閉する
    第2の弁機構とを設け、かつ前記第1の空間と前記第2
    の空間とを開閉しスクロール圧縮機の運転時に前記圧縮
    部の低圧空間と前記第2の空間とが前記第2の弁機構に
    て遮断されることによる動圧作用により前記圧縮部の高
    低圧空間を遮断する弁機構を前記第1の弁機構にて構成
    し、前記第1の弁機構を円形弁またはリード弁にて形成
    し、前記円形弁または前記リード弁と当接して前記高低
    圧空間を遮蔽する弁座部の一部に第1の空間と第2の空
    間とを連通する溝を形成したことを特徴とする請求項2
    記載のスクロール圧縮機のリリーフ機構。
  5. 【請求項5】 第2の弁機構の弁を圧縮部の低圧空間と
    第2の空間との圧力差により開閉する材料にて形成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4に記載のスクロール圧縮機のリリーフ
    機構。
  6. 【請求項6】 第2の弁機構を温度感応形弁にて構成し
    たことを特徴とする請求項1または請求項2または請求
    項3または請求項4に記載のスクロール圧縮機のリリー
    フ機構。
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