JPH06249164A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH06249164A
JPH06249164A JP3773793A JP3773793A JPH06249164A JP H06249164 A JPH06249164 A JP H06249164A JP 3773793 A JP3773793 A JP 3773793A JP 3773793 A JP3773793 A JP 3773793A JP H06249164 A JPH06249164 A JP H06249164A
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JP
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valve
temperature
retainer
scroll
communication hole
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JP3773793A
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English (en)
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Masaaki Sugawa
昌晃 須川
Minoru Ishii
稔 石井
Kiyoharu Ikeda
清春 池田
Hiroshi Ogawa
博史 小川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/24Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
    • F04C28/26Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves using bypass channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/28Safety arrangements; Monitoring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04C2270/00Control; Monitoring or safety arrangements
    • F04C2270/70Safety, emergency conditions or requirements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
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    • F05B2270/00Control
    • F05B2270/30Control parameters, e.g. input parameters
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール圧縮機の寝込起動時の液圧縮によ
る大圧力パルスが発生したとしても、確実に高低圧をバ
イパスさせ、圧縮機内の油希釈を防止する。 【構成】 密閉容器内に固定スクロール1、揺動スクロ
ール3からなる圧縮要素を配設し、密閉容器内の吸入圧
力雰囲気15中に圧縮要素を駆動する電動機要素を設
け、圧縮要素で吸入及び圧縮された高圧ガスを収納し、
吸入ガスと隔離する吐出マフラー室14を備え、この吐
出マフラー室14と吸入圧力雰囲気部を連通する連通孔
33と、この連通孔33を閉塞する弁機構を設けたスク
ロール圧縮機において、弁機構は弁押え30及び温度感
応型弁31aと高剛性材料弁31bを組合わせた弁31
から構成され、連通孔側には高剛性材料弁31bを、弁
押え側には温度感応型弁31aを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調機又は冷凍機等
に使用されるスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は特開平3−237286号公報
に示された従来のスクロール圧縮機を示す断面図であ
る。図において、1は渦巻部分を有する固定スクロー
ル、2は固定スクロール1のほぼ中心に形成された吐出
孔、3は渦巻部分を有する揺動スクロール、4は揺動ス
クロール3の自転を防止し揺動運動を与えるオルダムリ
ング、5は揺動スクロール3のスラスト荷重をうけるス
ラストベアリング、6は電動機の駆動力を伝達するクラ
ンク軸、7はクランク軸6に偏心して形成された遠心ポ
ンプ穴、8はオルダムリング4及びスラストベアリング
5を支持する主フレーム、9は副フレーム、10はバラ
ンスウェイトをそれぞれ示している。前述の参照符号1
〜10で示される構成部分はスクロール圧縮機の圧縮要
素である。11はステータ、12はローターをそれぞれ
示し、これらの構成部分は電動機要素である。圧縮要素
における固定スクロール1、主フレーム8及び副フレー
ム9は焼嵌め等により密閉容器13の内壁に気密に接合
され、吐出マフラー14と吸入圧力室即ち吸入圧力雰囲
気部15を上下方向で分割している。さらに、16は吐
出ガス排出のための吐出管、17は吸入ガス導入のため
の吸入管、18は圧縮機軸受等摺動部潤滑のための潤滑
油をそれぞれ示している。
【0003】次に、前述した従来のスクロール圧縮機の
動作について説明する。電動機要素により生じた動力は
クランク軸6により揺動スクロール3に伝達され、オル
ダムリング4により揺動運動を行なうことにより、揺動
スクロール3、固定スクロール1の互いに組み合わされ
た一対の渦巻が形成する圧縮室19の容積を変化させ
て、渦巻の外周部より内周に向かって吸入管17より吸
入された冷媒ガスを吸入通路20を通して吸入、圧縮し
て、高温高圧の吐出ガスとして吐出孔2より吐出マフラ
ー14中へ排出し、次いで吐出管16より圧縮機外へと
排出する。その際、密閉容器13底部の潤滑油18はク
ランク軸6の偏心穴7により遠心力による給油ヘッドを
与えられて偏心穴7内を上昇し軸受部等の摺動部分を潤
滑した後、吸入圧力雰囲気部15内へ排出されて密閉容
器底部へ戻る。
【0004】従来のスクロール圧縮機は、以上のように
構成されているので圧縮機の停止時、特に圧縮機が長時
間停止状態にあり、圧縮機の温度が低い状態では冷凍又
は空調装置内の冷媒が液化して圧縮機内部に多量に流入
し、圧縮機内部の潤滑油を溶解した飽和液で多量に滞留
した状態(寝込状態)となる場合がある。このような状
態で圧縮機を起動すると、飽和液の滞留した空間は吸入
圧力空間となっているため、起動時の圧力のバランス状
態から急激に減圧されて飽和液の冷媒が急激に気化する
ことにより潤滑油の粘性により発泡状態となり、この冷
媒と潤滑油で形成された泡が吸入通路20を通して圧縮
室内に吸入、圧縮されて吐出マフラー14へ吐出され、
吐出管16を通して冷凍又は空調機の回路へと排出され
る。このために多量の潤滑油が圧縮機外へ排出され、圧
縮機内部の潤滑油が減少し、圧縮機摺動部への潤滑油供
給不良による摺動部の異常摩耗や焼き付きを発生させる
原因となっていた。更に、寝込状態では圧縮機だけでな
く圧縮機の吸入側に取り付けられているアキュムレータ
(図示せず)内にも多量の液冷媒が滞留する場合があ
る。そのような状態で圧縮機を起動させると前述のよう
に圧縮機内の潤滑油が圧縮機外へ持ち出され圧縮機残油
が少なくなったところにアキュムレータに滞留していた
大量の液冷媒が圧縮機内に流入し圧縮機内潤滑油が希釈
され油濃度低下による圧縮機摺動部の異常摩耗や焼き付
きが発生していた。
【0005】図18は寝込起動時、潤滑油の圧縮機外持
ち出し防止を目的とした高低圧バイパス弁機構を備えた
従来のスクロール圧縮機の断面図である。図18に示す
スクロール圧縮機では、密閉容器13に気密に嵌合され
た固定スクロール1、主フレーム8および副フレーム9
の周囲縁部近傍にこれらを貫通して吐出マフラー14と
吸入圧力雰囲気部15とを連通する連通孔33が形成さ
れている。この連通孔33の吐出マフラー14側の開口
が形成された固定スクロール1の上面には該開口を開閉
する弁装置34が設けられている。この弁装置34は、
例えばバイメタル又は形状記憶合金などからなり低温時
には連通孔33の開口を開放し、温度上昇時には連通孔
33の開口を閉塞する弁35がボルト32により固定ス
クロール1の上面に固着されて構成されている。
【0006】上述のように構成されたスクロール圧縮機
によると、圧縮機が長時間停止して圧縮機内部に冷媒が
凝縮している状態では、圧縮機の温度は外部雰囲気とほ
ぼ等しい状態であり、この時弁35は連通孔33を開放
した状態にある。圧縮機が起動すると、吸入圧力雰囲気
部15は圧縮室内への冷媒ガスの吸入により減圧される
が、連通孔33が吐出マフラー14に開放していること
により、吐出ガスが吸入側へバイパスして減圧速度(経
過時間に対する圧力の低下の割合)が低下する。このた
め冷媒と潤滑油の混合液の発泡程度を抑制して、吸入通
路20を通して圧縮室内へ流入する冷媒と潤滑油の混合
した泡の量を抑制できる。また圧縮室内へ流入し、吐出
マフラー14へ吐出された潤滑油は連通孔33を介して
吸入圧力雰囲気部15へ戻されるため、圧縮機外部へ持
ち出される潤滑油量を低減できる。吐出マフラー14に
油溜となる凹部等を設けてその部分に連通孔33を設け
れば、返油が効果的に行われる。圧縮機起動後、一定時
間が経過すると、高温の吐出ガス雰囲気中にある弁35
が温度上昇して連通孔33を閉塞するように変形する。
これにより圧縮機は通常の運転状態になるが、連通孔3
3の断面積、弁35の開閉温度を最適に設定することに
より発泡状態の程度と持続時間を制御して、圧縮機内潤
滑油量を適正な値に保持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の高低圧バイパス
機構を備えたスクロール圧縮機は、以上のように構成さ
れているが、バイメタルや形状記憶合金等の温度感応型
の弁を用いたバイパス弁機構では、これら弁の剛性が一
般的な弁材料であるスウェーデン鋼などと比較して剛性
が低いため弁閉時、固定スクロール台板への衝突速度が
大きい場合に弁先端部の弁割れや弁根元部が破損が生じ
ることがある。そのため、衝突速度を小さくするために
弁のリフト量を小さくしなければならないが、弁リフト
量を小さくすると、わずかな高低圧の差圧により弁が閉
じてしまうため、起動時圧縮機内、アキュムレータ内の
液冷媒の発泡がおさまる前に弁が閉じてしまうことがあ
り、必要なバイパス時間、バイパス効果が得られないと
いう問題点があった。さらに、多量の液冷媒が寝込んだ
状態での起動の場合、冷媒が液の状態で圧縮室に吸入さ
れ、液圧縮により吐出圧力として大圧力パルスが発生す
ることがある。この場合、圧力パルスによる動圧が弁の
背圧と作用して弁を閉じさせてしまい、起動直後数秒で
弁が閉じ、バイパス効果が全く得られないということが
起こる。また、圧力パルスにより弁が閉じた場合、固定
スクロール台板への衝突速度は相当大きく、弁割れ、弁
根元の破損が発生するなどの問題点があった。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので起動時圧縮機内、アキュムレータ内
の液冷媒の発泡がおさまるまでのバイパス必要時間だ
け、たとえ、液圧縮による大圧力パルスが発生したとし
ても、確実に高低圧をバイパスさせ、起動時の吸入圧力
雰囲気部側の急激な圧力低下を緩和して圧縮機内に滞留
した冷媒と潤滑油の混合液の発生を抑制し、圧縮機外へ
の油持ち出しを防止するとともにアキュムレータからの
急激な液バック現象を緩和することで、圧縮機内油希釈
を防止し、必要な油濃度を確保でき、また、弁割れ、弁
根元の破損などが起こらない信頼性の高い高低圧バイパ
ス機構を備えたスクロール圧縮機を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル圧縮機は、密閉容器内に配設され固定スクロール部と
駆動要素によって駆動される揺動スクロール部から成る
圧縮要素と、この圧縮要素の前記固定スクロール部の前
記揺動スクロール部側と反対側に配設され、圧縮要素で
圧縮された高圧冷媒ガスが吐出する高圧部と、密閉容器
内側に設けられ高圧部と区画された吸入圧力雰囲気部
と、この吸入圧力雰囲気部と高圧部を連通する固定スク
ロール部に設けられた連通孔と、この連通孔を覆うよう
に前記高圧部に配設された弁押えと、連通孔を解放する
際は弁押えに密接し、連通孔を閉じる際は固定スクロー
ルの連通孔に密接して連通孔を閉じる連通孔近傍に配設
された温度感応型弁と高剛性材料弁を組合せた弁と、を
備える。
【0010】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、高圧部が固定スクロールの吐出部近傍に配設され、
固定スクロール部の前記揺動スクロール部側と反対側に
高圧部から高圧冷媒ガスの一部を導入するチャンバーを
設け、連通孔はこのチャンバー内側の高圧冷媒ガスと吸
入圧力雰囲気部を連通させている。
【0011】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えをチャンバーに配設している。
【0012】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えに弁が密接した際、弁の側面を覆うカバーを
前記弁押えに配設している。
【0013】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁の前記弁押え側の面の曲率半径を弁押えの弁側の
面の曲率半径より小さくしている。
【0014】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えの弁と密接する面を弁の幅と同等あるいはわ
ずかに大きくし、かつ弁と密接する面と反対側の面の幅
を弁と密接する面の幅より大きくして弁押えをテーパ形
状としている。
【0015】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えの弁に密接する面又は前記弁の弁押えに密接
する面のいずれか一方に、浸油性の弾性体を固着してい
る。
【0016】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えの組合わせた弁と密接する面に、温度感応型
弁が収納される凹部を設け、連通孔を組合わせた弁が開
放した際に、凹部底面に温度感応型弁が密接し、弁押え
の組合わせた弁と密接する面の凸部には高剛性材料弁が
温度感応型弁と所定の間隙を有して密接している。
【0017】
【作用】この発明に係るスクロール圧縮機は、吸入圧力
雰囲気部と高圧部を連通する前記固定スクロール部に設
けられた連通孔と、この連通孔を覆うように高圧部に配
設された弁押えと、連通孔を開放する際は弁押えに密接
し、連通孔を閉じる際は固定スクロールの連通孔に密接
して連通孔を閉じる連通孔近傍に配設された温度感応型
弁と高剛性材料弁を組合わせた弁とを備えたので、起動
前等の常温時や起動直後の低温度の状態では、弁が弁押
えに密接し大圧力パルスが発生しても、そのパルスによ
る動圧が弁の背圧として作用せず、弁が閉じない。逆に
通常運転時等の高温時は、温度感応型弁が高圧部の冷媒
ガスの温度により変形し、高剛性材料弁と密接した状態
で弁押えから離れ、差圧により連通孔を閉じることによ
り、必要な時間だけ高圧部と低圧の吸入圧力雰囲気部を
バイパスさせる。
【0018】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、高圧部が固定スクロールの吐出部近傍に配設され、
固定スクロール部の前記揺動スクロール部側と反対側に
前記高圧部から高圧冷媒ガスの一部を導入するチャンバ
ーを設け、前記連通孔はこのチャンバー内側の高圧冷媒
ガスと前記吸入圧力雰囲気部を連通させたので、起動直
後の低温度の状態では、弁が弁押えに密接し連通孔は解
放し、通常運転時等の高温時は、温度感応型弁が高圧部
の冷媒ガスの温度により変形し、高剛性材料弁と密接し
た状態で弁押えから離れ、差圧により連通孔を閉じるこ
とにより、必要な時間だけ高圧部と低圧の吸入圧力雰囲
気部をバイパスさせる。
【0019】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、チャンバーのヒートマスによりチャンバーの温度上
昇は、高圧部の温度上昇に対し時間遅れを生じ、かつ、
弁押えがチャンバーに配設されているので弁押えと弁押
えに密接している温度感応型弁の温度も時間遅れが生
じ、弁閉設定温度に対する時間遅れが生じることにより
チャンバーのヒートマス調整により必要な時間だけ高圧
部と低圧の吸入圧力雰囲気部をバイパスさせる。
【0020】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、前記弁押えに前記弁が密接した際、前記弁の側面を
覆うカバーを前記弁押えに配設したので、起動時には弁
が弁押えに密着して、カバー内に収納され、定常運転時
には弁が変形し、カバー外に出るようにすることにより
大圧力パルスが発生しても弁がカバー内に入っているこ
とで、圧力パルスはカバーにより干渉減圧されるため弁
が閉じない。
【0021】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁の弁押え側の面の曲率半径を弁押えの弁側の曲率
半径より小さくしたので、起動前は弁と弁押え間の密着
性が良く間隙がなくなり、大圧力パルスが発生しても弁
背面に動圧が回り込まず、弁が閉じない。
【0022】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えの弁と密接する面を弁の幅と同等あるいはわ
ずかに大きくし、かつ弁と密接する面と反対側の面の幅
を弁と密接する面の幅より大きくして弁押えをテーパ形
状としたので、大圧力パルスが発生しても、弁押えから
連通孔に至る流体の流れがスムーズになり動圧が低下
し、弁背面に回り込んで背圧として作用する圧力が小さ
くなるので弁が閉じない。
【0023】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えの弁に密接する面又は弁の弁押えに密接する
面のいずれか一方に、浸油性の弾性体を固着したので、
起動前には弁と弁押えが密着性が良く、大圧力パルスが
発生しても弁背面に動圧が回り込まず、弁が閉まらな
い。
【0024】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、弁押えの弁と密接する面に、温度感応型弁が収納さ
れる凹部を設け、連通孔を弁が開放した際に、凹部底面
に温度感応型弁が密接し、弁押えの弁と密接する面の凸
部には高剛性材料弁が温度感応型弁と所定の間隙を有し
て密接するようにしたので、起動前や起動直後等の比較
的低温時には温度感応型弁だけが変形するが、高剛性材
料弁とは接触はせず、高剛性材料弁と弁押えは密接して
いるので、大圧力パルスが作用しても弁は閉じない。時
間の経過につれて通常運転状態に近づくと温度が上昇
し、ある設定した温度になると温度感応型弁と高剛性材
料弁が接触し、更に温度上昇すると温度感応型弁の変形
により高剛性材料弁も変形し、弁押えから離れ差圧によ
り弁が閉じる。
【0025】
【実施例】
実施例1.実施例1を図1により説明する。図1はスク
ロール圧縮機要部の縦断面図、図2は弁の動作を示す弁
部分の縦断面図である。図3は吐出マフラー温度、吐出
圧力と吸入圧力の差の経時変化を示す説明図である。図
1において、図17,18と同一符号は同一又は相当部
分を示しその詳細な説明を省略する。図において30は
寝込起動時の高低圧バイパス弁機構の弁押え、31aは
温度感応型リード弁、31bは高剛性材料リード弁、3
2は弁押え30、温度感応型リード弁31a、高剛性材
料リード弁31bを常温状態で密着するように固定スク
ロール台板1に一体固定するボルト、31は温度感応型
リード弁31aと高剛性材料リード弁31bを組合わせ
た弁、33は吐出マフラー14と吸入圧力雰囲気部15
とを連通させる連通孔である。
【0026】次に動作について説明する。図2(a)に
示すように常温状態で弁押え30、温度感応型リード弁
31a、高剛性材料リード弁31bが密着するように固
定スクロール背面に一体固定する。従ってこの状態で起
動させて液圧縮による大圧力パルスが生じても弁押え3
0と組合わせた弁31が密着しているので組合わせた弁
31と弁押え間に背圧が回り込まず、従って組合わせた
弁31が閉じない。起動後時間経過につれて図3に示す
ように通常運転に近づくにつれ吐出マフラー14の温度
が上昇する。組合わせた弁31、弁押え30の温度は吐
出マフラー14の温度に追従するため、図2(b)の示
すように温度感応型リード弁31aの反固定端側が変形
し、そのため高剛性材料リード弁31bも変形する。変
形することにより弁押え30と組合わせた弁31の間に
隙間34が生じその隙間34へ高低圧の差圧が作用する
ため図2(c)に示すように差圧により組合わせた弁3
1が閉じ通常運転を行なう。また、連通孔33側のリー
ド弁に高剛性材料の弁を用いることにより高剛性材料弁
31bの強度は大きく弁閉時の衝突による応力および根
元応力を充分なリフト量を確保したうえで弁の許容値以
下に設定することができる。
【0027】以上のように、温度感応型リード弁31a
と高剛性材料リード弁31bを併用し、かつ起動前、起
動直後の低温時に組合わせた弁31と弁押え30を密着
させておくことにより、液圧縮による大圧力パルスが発
生しても設定した温度になるまで組合わせた弁31は閉
じない。そのため起動時に吐出マフラー14と吸入圧力
雰囲気部15が連通することにより必要な時間だけバイ
パスることで起動時の吸入圧力雰囲気部15側の急激な
圧力低下を緩和して圧縮機内に滞留した冷媒と潤滑油の
混合液の発泡を抑制し、圧縮機外への油持ち出しを防止
するとともに、アキュムレータ(図示せず)からの液の
急激な液バックを緩和することで圧縮機内油希釈を防止
することができる。更に連通孔33側に高剛性材料の弁
を用いているため、弁閉時の衝突による弁の応力、およ
び弁根元部応力を充分なリフト量を確保したうえで弁の
許容値以下に設定できるので弁閉時の衝撃による弁の破
損が防止でき、信頼性の高い圧縮機を得ることができ
る。なお、本実施例では、温度感応型リード弁31a、
高剛性材料リード弁31b各1枚づつの場合を示した
が、変形量、弁材料等の関係で各々が複数枚になってっ
も同様の効果がある。
【0028】実施例2.実施例1では組合わせた弁3
1、弁押え30の間に寸法のバラツキ、固定方法のバラ
ツキ等でわずかな隙間が形成されることがあり、液圧縮
による大圧力パルスがその隙間に回り込み、背圧として
弁に作用し、弁が閉じてしまうことがある。本実施例
は、この弁が閉じてしまうのを防止するようにしたもの
で図4,5,6により説明する。図4は、本実施例を示
す高低圧バイパス弁機構の要部の斜視図、図5は本実施
例の作動状態を表す説明図、図6は液圧縮時の大圧力パ
ルスと起動からの時間の関係を示す説明図である。図4
において、31は温度感応型弁31aと高剛性材料弁3
1bを実施例1と同様に組合わせた弁、30は弁押え、
35は弁31側面と微小隙間37を介して弁押え30と
一体形成されたカバー、36は弁31前面と微小隙間を
介して弁押え30と一体形成されたカバーである。図4
に示すように、組合わせた弁31は起動前、起動直後の
低温状態で弁押え30に密着するように固定する。この
際組合わせた弁31と弁押え30の間にわずかな隙間が
形成されていても構わない。
【0029】次に動作について説明する。図5に示すよ
うに起動前、起動直後の低温状態では、組合せた弁31
は弁押え30とカバー35,36で形成される空間内に
入っている。通常運転時には組合わせた弁31の温度が
設定温度以上になれば組合わせた弁31が変形して弁側
面カバー35、弁前面カバー36より外に出、高低圧の
差圧によって連通孔33を閉じる。図6に示すように寝
込満液起動等で液圧縮による大圧力パルスが発生した場
合、寸法のバラツキ、固定方法のバラツキ等で組合わせ
た弁31と弁押え30の間にわずかな隙間があっても弁
温度が設定温度以下でカバー内にあれば組合わせた弁3
1、側面カバー35、弁前面カバー36によって干渉、
減圧され、大圧力パルスによる組合わせた弁31のバラ
ツキ、背圧作用による弁閉を防ぐことができる。従って
起動直後の液圧縮発生による大圧力パルスが発生して
も、弁温度が設定温度に達していなければ弁は閉じな
い。
【0030】以上のように、弁および弁押えの寸法のバ
ラツキ、固定方法のバラツキにより弁と弁押えの間に隙
間が生じても弁がカバー内に入っていれば、液圧縮によ
る大圧力パルスはカバーにより干渉減圧されるため弁は
設定した弁閉温度に上昇して変形し、カバー外へでるま
で閉じないので起動時確実に必要な時間だけ高低圧をバ
イパスさせることができる。
【0031】実施例3.実施例3を図7により説明す
る。図において30は弁押え、31は弁押え30の曲率
半径R2 よりも小さい曲率半径R1 (R1 <R2 )をも
ち、温度感応型弁31aと高剛性材料弁31bを実施例
1と同様に組み合わせたものである。この組合わせた弁
31と弁押え30を固定スクロール1の背面に固定する
ことにより組合わせた弁31は弁押え30に押しつけら
れた形、すなわちプレロード状態で固定される。従っ
て、寸法のバラツキ、固定方法のバラツキがあっても
[弁の曲率半径R1]<[弁押えの曲率半径R2 ]で固
定すれば弁押え30と組合わせた弁31の剛性の違いに
より組合わせた弁31はプレロードがかかった状態では
弁押え30になじむように変形して固定されるため組合
わせた弁31と弁押え30は確実に密着する。組合わせ
た弁31が弁押え30に密着している状態では、組合わ
せた弁31背面に動圧が回り込まないため液圧縮による
大圧力パルスが発生しても組合わせた弁31は閉じない
ので、確実に必要な時間だけ高低圧をバイパスさせるこ
とができる。
【0032】実施例4.実施例4を図8、図9により説
明する。図8は本実施例4を示す斜視図、図9は作動状
態を示す。図8において30は弁側端面より反弁側端面
を広くテーパ状にした弁押えであり、固定スクロール1
(図示せず)に組合わせた弁31と一体固定される。な
お、弁31は温度感応型弁31aと高剛性材料弁31b
を実施例1と同様に組み合わせたものである。動作につ
いては図9に示すように、弁押え30をテーパ形状にす
ることにより、弁押え周辺から連通孔に流入する流体の
流れは曲がり等による損失が低減されスムースになる。
従って、弁押え30と組合わせた弁31付近に発生する
動圧が緩和され、従って組合わせた弁31と弁押え30
の間に背圧として回り込んでも動圧自体が小さいため閉
じにくくなる。よって寸法のバラツキ、固定方法のバラ
ツキにより組合わせた弁31と弁押え30の間に隙間が
生じても、液圧縮による大圧力パルスにより背圧となっ
て隙間に生ずる動圧が低減されるので組み合わされた弁
31は閉じない。従って、起動時、確実に必要な時間だ
け高低圧をバイパスさせることができる。
【0033】実施例5.実施例5を図10により説明す
る。図10は本実施例5を示す高低圧バイパス弁要部を
示す斜視図である。図において、30は弁押え、31は
弁押えの曲率半径Rと同じ又は小さい曲率半径をもち、
温度感応型弁31aと高剛性材料弁31bを実施例1と
同様に組合わせた弁である。38は弁押え30に固定し
た浸油性弾性体である。この弁31と浸油性弾性体38
が固着された弁押え30を固定スクロール1の背面に固
定することにより、組合わせた弁31が弁押え30に固
着された浸油性弾性体38に密着する。従って、寸法の
バラツキ、固定方法のバラツキがあっても、浸油性弾性
体38を介することにより、弁31が密着し、液圧縮に
よる大圧力パルスが発生しても弁31背面に差圧が回り
込まず、組合わせた弁31は閉じないので、起動時に確
実に必要な時間だけ高低圧をバイパスさせることができ
る。
【0034】実施例6.実施例6を図11、図12、図
13により説明する。図11は高低圧バイパス弁機構要
部を示す斜視図、図12は本実施例の作動状態を示す縦
断面図、図13は本実施例の効果を示すもので、温度感
応型リード弁31a温度と起動からの時間の関係を示す
説明図である。図11において、30は弁押え、31a
は温度感応型リード弁、31bは高剛性材料リード弁、
35は高剛性材料リード弁31b側面と微小隙間を介
し、弁押え30と一体形成された側面カバー、36は高
剛性材料リード弁31b前面と微小隙間を介して弁押え
30と一体形成された前面カバー、39は弁押え30の
弁側の面に設けた凹部と高剛性材料リード弁31bで構
成された閉空間であり、この閉空間39内に温度感応型
リード弁31aが収納され、弁押え30、高剛性材料リ
ード弁31bとともに固定されている。また、起動前、
起動直後の低温時は、温度感応型リード弁31aは弁押
え30の凹部の底面に高剛性材料リード弁31bは弁押
え30に密着し、温度感応型リード弁31aと高剛性材
料弁31bは所定の間隙をもって固定される。
【0035】次に動作について図12、図13により説
明する。図12(a)に示すように起動前、起動直後の
低温状態では、温度感応型リード弁31a、高剛性材料
リード弁31bは弁押え30と側面カバー35、前面カ
バー36で形成される空間内に入っている。寝込満液起
動等で液圧縮による大圧力パルスが発生した場合、寸法
のバラツキ、固定方法のバラツキ等で高剛性材料リード
弁31bと弁押え30の間にわずかな隙間があってもカ
バー内にあれば側面カバー35および前面カバー36に
よって干渉、減圧され、大圧力パルスによる背圧作用に
よる弁閉を防ぐことができる。従って起動直後の液圧縮
による大圧力パルスが発生しても側面カバー35、前面
カバー36内に高剛性材料リード弁31bがあれば弁は
閉じない。起動後、吐出マフラー14の温度が上昇する
につれて閉空間39内の温度感応型リード弁31aの温
度も上昇し、変形する。図12(b)に示すように弁温
度上昇につれて高剛性材料リード弁31bに接触し、通
常運転に近づき更に温度が上昇すると温度感応型リード
弁31aの変形が更に大きくなり高剛性材料リード弁3
1bを押してともに変形し、図12(c)に示すように
側面カバー35、前面カバー36から外へ出る。側面カ
バー35、前面カバー36から外に出ることにより高低
圧の差圧が組合わせた弁31背面へ回り込み組合わせた
弁31が閉じ、連通孔33は閉塞される。また、温度感
応型リード弁31aを弁押え30と高剛性材料リード弁
31bで構成される閉空間39内に収納することにより
吐出ガスが直接温度感応型リード弁31aに当たらない
ため、吐出マフラー14の温度上昇に対して弁温度上昇
に時間遅れが生じる。図13に示すように、弁閉設定温
度Tshを設定した場合、吐出マフラー14の温度がTsh
に達する時間がt1 に対し閉空間39内温度がTshに達
する時間t2 であるので、t2 −t1 の時間遅延が可能
になる。これは、弁押え30の容積と温度感応型リード
弁31aと高剛性材料リード弁31bの間隙を調整する
ことにより弁閉設定温度Tshに達する時間を任意に調整
することができる。
【0036】以上のように、弁押え30の容積と温度感
応型リード弁31aと高剛性材料リード弁31bの間隙
を調節することにより弁が弁閉設定温度に達する時間を
自由に調節することができるので、起動時、確実に必要
な時間だけ高低圧をバイパスさせることができる。
【0037】実施例7.実施例7を図14により説明す
る。本実施例は図14に示すように、密閉容器13内に
吐出マフラー14を内蔵しておらず、圧縮要素が吸入圧
力雰囲気部15に設けられているようなスクロール圧縮
機に設けた高低圧バイバス機構である。図において、4
0は固定スクロール1の背面に固定したチャンバー、3
1はチャンバー40内に固定され、温度感応型弁31a
と高剛性材料弁31bを実施例1と同様に組合わせた弁
である。41は吐出ガスが通過する吐出室、42はチャ
ンバー40と固定スクロール1の背面に囲まれたチャン
バー内空間で、チャンバー40の外の吸入圧力雰囲気部
15とはパッキン等によりシールされている。43は吐
出室41とチャンバー内空間42を連通し、吐出室14
を通過する吐出ガスの一部をチャンバー内空間42に導
入する導入孔である。33はチャンバー内空間42と吸
入圧力雰囲気部15を連通する連通孔であり、前記組合
わせた弁31が連通の開閉を支配する。このように構成
された本実施例のスクロール圧縮機では、吸入圧力雰囲
気部15とシールされたチャンバー内空間42が実施例
1〜6に示した吐出マフラー14と同じ雰囲気となるた
め実施例1〜6と同様な高低圧バイパス機構となる。
【0038】次に動作について説明する。圧縮機が長時
間停止して圧縮機内部に冷媒が凝縮している状態では、
圧縮機の温度は外部雰囲気とほぼ等しい状態であり、こ
の時リード弁31は連通孔33を開放した状態にある。
圧縮機が起動すると、吸入圧力雰囲気部15は圧縮室内
45への冷媒ガスの吸入により減圧されるが、連通孔3
3がチャンバー内空間42、導入孔43を通って吐出室
41に開放していることにより、吐出ガスが吸入側へバ
イパスして減圧速度(経過時間に対する圧力の低下の割
合)が低下する。このため冷媒と潤滑油の混合液の発泡
程度を抑制して、圧縮室内へ流入する冷媒と潤滑油の混
合した泡の量を抑制できる。圧縮機起動後、一定時間が
経過すると、チャンバー内空間42の高温の吐出ガス雰
囲気中にあるリード弁31が温度上昇して連通孔33を
閉じるように変形する。これにより圧縮機は通常の運転
状態になるが、連通孔33の断面積、組合わせた弁31
の開閉温度を最適に設定することにより発泡状態の程度
と持続時間を制御して、圧縮機内潤滑油量を適正な値に
保持することができる。
【0039】以上のように吐出室41から吐出ガスの一
部をチャンバー内空間42に導入し、そのチャンバー内
空間42と吸入圧力雰囲気部15とを連通する連通孔3
3を設け、圧縮機起動時にこの連通孔33を開放し、定
常運転時に連通孔33を閉じる弁機構を設けたので吐出
マフラーを密閉容器内に内蔵していなくても、吐出ガス
温度を利用できるので、寝込起動時等に確実に必要なだ
け高低圧をバイパスさせることができ、吸入圧力雰囲気
部15側の急激な圧力低下を緩和して圧縮機内に滞留し
た冷媒と潤滑油の混合液の発泡を抑制し、圧縮機外への
油持ち出しを防止するとともにアキュムレータからの急
激な液バックを緩和することで圧縮機内油希釈を防止す
ることができる。
【0040】実施例8.実施例8を図15、図16によ
り説明する。本実施例は実施例7と同じ型のスクロール
圧縮機であり、図15はスクロール圧縮機要部の断面
図、図16は弁閉の作動時間を表す説明図である。図1
5において図14と同一符号は同一または相当部分を示
し、その詳細な説明を省略する。図において、40は固
定スクロール1の背面に固定したチャンバー、42はチ
ャンバー40と固定スクロール1の背面に囲まれたチャ
ンバー内の空間であり、チャンバー内空間42内に高低
圧バイパス弁機構が配設されている。この弁機構は弁押
え30と組合せた弁31から構成されるが、31は実施
例1と同様に温度感応型リード弁31aと高剛性材料リ
ード弁31bを組み合わせた弁で、弁押え30は前記チ
ャンバー40と一体成形されたものである。したがっ
て、チャンバー40を固定スクロール1に固定するボル
ト44によって組合せた弁31もチャンバー40ととも
に固定されるが、この際組合わせた弁31と弁押え30
が密着するよう固定される。
【0041】次に作用について説明する。組合わせた弁
31は起動前、起動直後の低温時には弁押え30(チャ
ンバー40)に密着し、弁閉設定温度に弁温度が達する
まで、弁押え30(チャンバー40)に密着しており、
通常運転状態に近づき設定温度以上の温度になると、組
合わせた弁31と弁押え30間に隙間が生じ、そこに高
低圧の差圧が回り込んで組合わせた弁31が閉じる。図
16はチャンバー内空間42の温度、組合わせた弁31
の温度、チャンバー40の温度、すなわち弁押え30の
温度の起動からの経時変化を示したものである。チャン
バー40は吸入圧力雰囲気部15にさらされているた
め、チャンバー内空間42の温度上昇に比べ、弁閉設定
温度に達するまで時間遅れが生じる。組合わせた弁31
は弁押え30、すなわちチャンバー40に接触している
ため、組合わせた弁31の温度はチャンバー40の温度
に追従し組合わせた弁の温度上昇度合いもチャンバー内
空間42の温度に対し時間遅れが生じる。したがって組
合わせた弁31の温度が弁閉設定温度に到達する時間が
チャンバー内空間42の温度より遅延される。チャンバ
ー40の温度はチャンバー40のヒートマスの影響が大
きく、チャンバー40のヒートマスを変えることにより
組合わせた弁31の温度が弁閉設定温度に達する時間を
任意に調整することができる。
【0042】以上のように吐出マフラーを密閉容器内に
内蔵していなくても、吐出ガス温度を利用でき、チャン
バーのヒートマスを調節することにより、弁が、弁閉設
定温度に達する時間を自由に調節することができるの
で、起動時、確実に必要な時間だけ高低圧をバイパスさ
せることができる。なお、本実施例は弁押え30がチャ
ンバー40と一体形成されたものを示したが、弁押え3
0がチャンバー40に熱伝導が良い状態で取付けられた
ものでもよい。
【0043】実施例9.実施例8の図15に示したチャ
ンバー40と一体形成された弁押え30に実施例2に示
した図4の側面カバー35と前面カバー36を設けるこ
とにより、組合せた弁31および弁押え30の寸法のバ
ラツキ、固定方法のバラツキにより組合わせた弁31お
よび弁押え30の間に隙間が生じても組合わせた弁31
が側面カバー35と前面カバー36内に入っていれば液
圧縮による大圧力パルスは側面カバー35と前面カバー
36により干渉、減圧されるため弁31は設定した弁閉
温度まで上昇して変形し、側面カバー35と前面カバー
36の外へ出るまで閉じないとともに、吐出マフラーを
密閉容器内に内蔵していなくても、吐出ガス温度を利用
でき、チャンバーのヒートマスを調節することにより、
弁が、弁閉設定温度に達する時間を自由に調節すること
ができるので、起動時、確実に必要な時間だけ高低圧を
バイパスさせることができる。
【0044】実施例10.実施例8の図15に示したチ
ャンバー40と一体形成された弁押え30の曲率半径を
実施例3の図7に示すように組合せた弁31の曲率半径
より大きく形成し、組合わせた弁31にプレロードをか
けた状態で弁押え30になじむように変形させ固定すれ
ば組合わせた弁31と弁押え30の寸法のバラツキ、固
定方法のバラツキがあっても組合わせた弁31と弁押え
30は確実に密着し、組合わせた弁31の背面に動圧が
回り込まないため、液圧縮による大圧力パルスが発生し
ても組合わせた弁31は設定した弁閉温度に上昇するま
で閉じないとともに、吐出マフラーを密閉容器内に内蔵
していなくても、吐出ガス温度を利用でき、チャンバー
のヒートマスを調節することにより、弁が、弁閉設定温
度に達する時間を自由に調節することができるので、起
動時、確実に必要な時間だけ高低圧をバイパスさせるこ
とができる。
【0045】実施例11.実施例8の図15に示したチ
ャンバー40と一体成形された弁押え30を実施例4の
図8に示すようなテーパ形状に形成すれば、弁押え30
周辺から連通孔33に流入する流体の流れは曲がり等に
よる損失が低減されるので、スムースになり組合わせた
弁31および弁押え30付近に発生する動圧は緩和され
る。よって組合わせた弁31および弁押え30の寸法の
バラツキ、固定方法のバラツキにより組合わせた弁31
と弁押え30の間に隙間が生じても、液圧縮による圧力
パルスは動圧が低減されるので、大圧力パルスが発生し
ても組合わせた弁31は設定した弁閉温度になるまで閉
じないとともに、吐出マフラーを密閉容器内に内蔵して
いなくても、吐出ガス温度を利用でき、チャンバーのヒ
ートマスを調節することにより、弁が、弁閉設定温度に
達する時間を自由に調節することができるので、起動
時、確実に必要な時間だけ高低圧をバイパスさせること
ができる。
【0046】実施例12.実施例8の図15に示したチ
ャンバー40と一体成形された弁押え30に実施例5の
図10に示したような浸油性弾性体38を固着し圧縮機
の起動前には組合わせた弁31と浸油性弾性体38が密
着するようにすれば、弁31および弁押え30の寸法の
バラツキ、固定方法のバラツキがあっても組合わせた弁
31は確実に浸油性弾性体に密着し、組合わせた弁31
の背面に動圧が回り込まないため、液圧縮による大圧力
パルスが発生しても組合わせた弁31は設定した弁閉温
度になるまで閉じないとともに、吐出マフラーを密閉容
器内に内蔵していなくても、吐出ガス温度を利用でき、
チャンバーのヒートマスを調節することにより、弁が、
弁閉設定温度に達する時間を自由に調節することができ
るので、起動時、確実に必要な時間だけ高低圧をバイパ
スさせることができる。
【0047】実施例13.実施例8に示した高低圧をバ
イパスする弁押え30と組合わせた弁31を実施例6の
図11に示すように構成すれば、組合わせた弁31およ
び弁押え30の寸法のバラツキ、固定方法のバラツキに
より組合わせた弁31と弁押え30の間に隙間が生じて
も組合わせた弁31がカバー内に入っていれば、液圧縮
による大圧力パルスはカバーにより干渉、減圧されるた
め、組合わせた弁31は設定した弁閉温度に上昇して組
合わせた弁31が変形し、カバー外へ出るまで閉まらな
い。更に弁押え容積およびチャンバー40のヒートマス
を調整することにより組合わせた弁31が弁閉設定温度
に達する時間を自由に調整することができるとともに、
吐出マフラーを密閉容器内に内蔵していなくても、吐出
ガス温度を利用でき、チャンバーのヒートマスを調節す
ることにより、弁が、弁閉設定温度に達する時間を自由
に調節することができるので、起動時、確実に必要な時
間だけ高低圧をバイパスさせることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明におけるスクロール圧縮機は、
吸入圧力雰囲気部と高圧部を連通する固定スクロール部
に設けられた連通孔と、この連通孔を覆うように高圧部
に配設された弁押えと、連通孔を開放する際は弁押えに
密接し、連通孔を閉じる際は固定スクロールの連通孔に
密接して連通孔を閉じる連通孔近傍に配設された温度感
応型弁と高剛性材料弁を組合わせた弁とを備えたので、
起動前等の常温時や起動直後の低温度の状態では、弁が
弁押えに密接し大圧力パルスが発生しても、そのパルス
による動圧が弁の背圧として作用しないので弁が閉じな
いとともに通常運転時等の高温時は、温度感応型弁が高
圧部の冷媒ガスの温度により変形し、高剛性材料弁と密
接した状態で弁押えから離れ、差圧により連通孔を閉じ
ることにより、必要な時間だけ高圧部と低圧の吸入圧力
雰囲気部をバイパスさせることができ、起動時の吸入圧
力雰囲気部側の急激な圧力低下を緩和して圧縮機内に滞
留した冷媒と潤滑油の混合液の発泡を抑制し圧縮機外へ
の油持ち出しを防止するとともにアキュムレータからの
急激な液バックを緩和することで圧縮機内の油希釈を防
止することができる。更に、高剛性材料弁を温度感応型
弁を組み合わせているので、弁閉時の衝撃による弁の破
損が防止でき、信頼性の高いスクロール圧縮機を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
要部断面図である。
【図2】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
高低圧バイパス弁の作動状態を表す要部断面図である。
【図3】スクロール圧縮機の吐出マフラー温度と吐出圧
力と吸入圧力の差の関係を示す説明図である。
【図4】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の高低圧バイパス弁を示す斜視図である。
【図5】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の高低圧バイパス弁の作動状態を表す要部断面図であ
る。
【図6】スクロール圧縮機の液圧縮時の大圧力パルスの
状態を示す説明図である。
【図7】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の高低圧バイパス弁を表す要部断面図である。
【図8】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の要部斜視図である。
【図9】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮機
の効果を示す説明図である。
【図10】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の要部斜視図である。
【図11】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の高低圧バイパス弁の要部斜視図である。
【図12】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の効果を示す説明図である。
【図13】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の高低圧バイパス弁の作動状態を表す要部断面図であ
る。
【図14】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の要部断面図である。
【図15】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の要部断面図である。
【図16】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮
機の効果を示す説明図である。
【図17】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
【図18】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1 スクロール圧縮機 2 揺動スクロール 14 吐出マフラー 15 吸入圧力雰囲気部 30 弁押え 31 組合せた弁 31a 温度感応型弁 31b 高剛性材料弁 33 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/10 321 A 6907−3H (72)発明者 小川 博史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に配設され固定スクロール部
    と駆動要素によって駆動される揺動スクロール部から成
    る圧縮要素と、この圧縮要素の前記固定スクロール部の
    前記揺動スクロール部側と反対側に配設され、前記圧縮
    要素で圧縮された高圧冷媒ガスが吐出する高圧部と、前
    記密閉容器内側に設けられ前記高圧部と区画された吸入
    圧力雰囲気部と、この吸入圧力雰囲気部と前記高圧部を
    連通する前記固定スクロール部に設けられた連通孔と、
    この連通孔を覆うように前記高圧部に配設された弁押え
    と、前記連通孔を開放する際は前記弁押えに密接し、前
    記連通孔を閉じる際は前記固定スクロールの連通孔に密
    接して連通孔を閉じる前記連通孔近傍に配設された温度
    感応型弁と高剛性材料弁を組合せた弁と、を備えたこと
    を特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】前記高圧部が前記固定スクロールの吐出部
    近傍に配設され、前記固定スクロール部の前記揺動スク
    ロール部側と反対側に前記高圧部から高圧冷媒ガスの一
    部を導入するチャンバーを設け、前記連通孔はこのチャ
    ンバー内側の高圧冷媒ガスと前記吸入圧力雰囲気部を連
    通させたことを特徴とする請求項1記載のスクロール圧
    縮機。
  3. 【請求項3】 前記弁押えを前記チャンバーに配設する
    ことを特徴とする請求項2記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記弁押えに前記弁が密接した際、前記
    弁の側面を覆うカバーを前記弁押えに配設したことを特
    徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記弁の前記弁押え側の面の曲率半径を
    前記弁押えの弁側の面の曲率半径より小さくしたことを
    特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記弁押えの前記弁と密接する面を前記
    弁の幅と同等あるいはわずかに大きくし、かつ前記弁と
    密接する面と反対側の面の幅を前記弁と密接する面の幅
    より大きくして弁押えをテーパ形状としたことを特徴と
    する請求項1記載のスクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記弁押えの前記弁に密接する面又は前
    記弁の前記弁押えに密接する面のいずれか一方に、浸油
    性の弾性体を固着したことを特徴とする請求項1記載の
    スクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記弁押えの前記組合わせた弁と密接す
    る面に、温度感応型弁が収納される凹部を設け、前記連
    通孔を前記組合わせた弁が開放した際に、前記凹部底面
    に前記温度感応型弁が密接し、前記弁押えの前記組合わ
    せた弁と密接する面の凸部には前記高剛性材料弁が前記
    温度感応型弁と所定の間隙を有して密接することを特徴
    とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170226A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Sanden Corp スクロール型流体機械
JP2010043556A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Mitsubishi Electric Corp 膨張機ユニット及びそれを備えた冷凍サイクル装置
JP2013221465A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Panasonic Corp 圧縮機
JP2014129792A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Daikin Ind Ltd 圧縮機および冷凍装置

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