JPH0734257Y2 - 空気調和装置の電気品箱取付構造 - Google Patents

空気調和装置の電気品箱取付構造

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JPH0734257Y2
JPH0734257Y2 JP1990402637U JP40263790U JPH0734257Y2 JP H0734257 Y2 JPH0734257 Y2 JP H0734257Y2 JP 1990402637 U JP1990402637 U JP 1990402637U JP 40263790 U JP40263790 U JP 40263790U JP H0734257 Y2 JPH0734257 Y2 JP H0734257Y2
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plate
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牧男 竹内
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空気調和装置の電気品箱
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井埋込型などの空気調和装置
においては、ケ―シング内に空気熱交換器及び送風機を
備えるものがあり、上記ケ―シングの底面板に設けられ
た底面側空気吸入口から送風機により吸入した空気を空
気熱交換器を介して吹出す構成と、上記底面側空気吸入
口を遮蔽部材で閉塞して背面板に開口させた背面側空気
吸入口(52)から送風機(21)により吸入した空気を空気熱
交換器を介して吹出す構成とに変更するようにしてい
る。
【0003】そして、底面側空気吸入口から空気を吸入
する構成とする際、天井面の開口部に設けられた吸込み
ユニットより吸込みダクトを介して空気が吸入されるよ
うにしている。また、背面側空気吸入口から空気を吸入
する構成とする際、吸込みユニットに代えて化粧ユニッ
トにより天井面の開口部を閉塞し、背面側空気吸入口か
ら空気が吸入されるようにしている。
【0004】また、このような空気調和装置には、例え
ば実開平2−34924号公報に開示されるように、電
気品を収納する電気品箱がケ―シングの側面板内面側に
内面側取付ブラケットを介して取付けられている。ま
た、電気品箱がケ―シングの側面板外面側に外面側取付
用ブラケットを介して取付けられているものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
底面側空気吸入口から空気を吸入する構成と、背面側空
気吸入口から空気を吸入する構成とに変更するに当た
り、電気品箱内の電気品のサ―ビス性が高められるよう
にしたいという要求がある。
【0006】しかし、上記従来の電気品箱は、内面側取
付用ブラケットを介してケ―シングの側面板内面側に、
外面側取付用ブラケットを介して側面板外面側にそれぞ
れ専用のブラケットを介して取付けられているため、例
えば天井内におけるダクトなどの配置によって空気調和
装置の据付時に底面側空気吸入口が背面側空気吸入口に
変更された際、電気品箱を、その内部の電気品のサ―ビ
ス性が高められるよう,ケ―シングの側面板内面側又は
側面板外面側に適宜取付け変更させることができない。
【0007】本考案はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、電気品箱がケ―シングの
側面板内面側又は側面板外面側に適宜取付け変更可能と
なるようにブラケットを改良して、電気品箱内の電気品
のサ―ビス性を高めようとするものである。
【0008】また、ケ―シングの側面板内面側から側面
板外面側に電気品箱を取付け変更する際に電気品箱より
ケ―シングに延びる配線が、ケ―シングの側面板に設け
られた配線導通穴に一時的に断線させることなく結線状
態のままで挿通されるようにして、電気品の信頼性を高
めることも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る考案が講じた解決手段は、空気調和
装置の電気品箱取付構造として、ケ―シング(1) 内に空
気熱交換器(4) 及び送風機(21)がそれぞれ収納されてい
ると共に、電気品を収納する電気品箱(61)がケ―シング
(1) に付設され、上記ケ―シング(1) の底面板(1f)に設
けられた底面側空気吸入口(25)から送風機により吸入し
た空気を空気熱交換器(4) を介して吹出す構成と、上記
底面側空気吸入口(25)を遮蔽部材(56)で閉塞して背面板
(1b)に開口させた背面側空気吸入口(52)から送風機(21)
により吸入した空気を空気熱交換器(4) を介して吹出す
構成とに変更するようにした空気調和装置を前提とす
る。そして、上記電気品箱(61)に、該電気品箱(61)を上
記ケ―シング(1) の側面板(1d)内面側及び側面板(1d)外
面側に選択的に取付け可能なブラケット(62),(63) を設
ける構成としたものである。
【0010】また、請求項2に係る考案が講じた解決手
段は、電気品箱(61)を、底面側空気吸入口(25)から空気
を吸入する構成とする際、ケ―シング(1) の側面板(1d)
内面側に取付ける構成としたものである。
【0011】また、請求項3に係る考案が講じた解決手
段は、電気品箱(61)を、背面側空気吸入口(52)から空気
を吸入する構成とする際、ケ―シング(1) の側面板(1d)
外面側に取付ける構成としたものである。
【0012】また、請求項4に係る考案が講じた解決手
段は、ケ―シング(1) の側面板(1d)外面側に電気品箱(6
1)を取付ける際、電気品箱(61)よりケ―シング(1) 側に
延びる配線(71)を、ケ―シング(1) の側面板(1d)に設け
られた配線導通穴(72)に挿通せしめるよう,該配線導通
穴(72)に、配線(71)が挿通される切欠穴部(73)を有する
配線挿通板(74)を脱着自在に取付ける構成としたもので
ある。
【0013】また、請求項5に係る考案が講じた解決手
段は、電気品箱(61)を、ケ―シング(1) の側面板(1d)内
面側に取付けられている配置状態と、ケ―シング(1) の
側面板(1d)外面側に取付けられている配置状態とがケ―
シング(1) の側面板(1d)に対して互いに180°反転し
た状態で配置する構成としたものである。
【0014】また、請求項6に係る考案が講じた解決手
段は、電気品箱(61)のブラケット(62)の下端部を、遮蔽
部材(56)の端部に設けられた受部(56a) によって支持す
る構成としたものである。
【0015】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る考案では、
電気品箱(61)は、該電気品箱(61)をケ―シング(1) の側
面板(1d)内面側及び側面板(1d)外面側に選択的に取付け
可能なブラケット(62),(63) を介してケ―シング(1) の
側面板(1d)に取付けられているので、ケ―シングの側面
板内面側又は側面板外面側に電気品箱を取付ける上で必
要な専用のブラケットを不要にして、例えば天井内にお
けるダクトなどの配置によって空気調和装置の据付時に
底面側空気吸入口(25)が背面側空気吸入口(52)に変更さ
れていても、電気品箱(61)が共通のブラケット(62),(6
3) でもってケ―シング(1) の側面板(1d)内面側又は側
面板(1d)外面側に適宜取付け変更できる。
【0016】また、請求項2に係る考案では、電気品箱
(61)は、底面側空気吸入口(25)から空気を吸入する構成
とする際、ケ―シング(1) の側面板(1d)内面側に取付け
られているので、電気品箱(61)内を点検する際には、天
井面の開口部に設けられた吸込みユニットを取外して吸
込みダクトより電気品箱(61)内が容易に点検できる。
【0017】また、請求項3に係る考案では、電気品箱
(61)は、背面側空気吸入口(52)から空気を吸入する構成
とする際、ケ―シング(1) の側面板(1d)外面側に取付け
られているので、電気品箱(61)内を点検する際には、天
井面の開口部に吸込みユニットに代えて設けられた化粧
ユニットを取外し、底面側空気吸入口(25)を閉塞してい
る遮蔽部材(56)を取外すことなくケ―シング(1) の側面
板(1d)外面側の電気品箱(61)内が容易に点検できる。
【0018】また、請求項4に係る考案では、ケ―シン
グ(1) の側面板(1d)外面側に電気品箱(61)を取付ける
際、電気品箱(61)よりケ―シング(1) 側に延びる配線(7
1)が、ケ―シング(1) の側面板(1d)に設けられた配線導
通穴(72)に挿通されるよう,該配線導通穴(72)には、配
線(71)が挿通される切欠穴部(73)を有する配線挿通板(7
4)が脱着自在に取付けられているので、ケ―シング(1)
の側面板(1d)内面側から側面板(1d)外面側に電気品箱(6
1)を取付け変更する際に電気品箱(61)よりケ―シング
(1) 側に延びる配線(71)が、配線挿通板(74)をケ―シン
グ(1) から取外してその切欠穴部(73)に挿通されたのち
この配線挿通板(74)をケ―シング(1) に取付けることに
よって、ケ―シング(1) の側面板(1d)の配線導通穴(72)
に対して一時的に断線させることなく結線状態のままで
挿通されることになる。
【0019】また、請求項5に係る考案では、電気品箱
(61)は、ケ―シング(1) の側面板(1d)内面側に取付けら
れている配置状態と、ケ―シング(1) の側面板(1d)外面
側に取付けられている配置状態とがケ―シング(1) の側
面板(1d)に対して互いに180°反転した状態で配置さ
れているので、電気品箱(61)がケ―シング(1) の側面板
(1d)内面側及びケ―シング(1) の側面板(1d)外面側との
間で取付変更される際の電気品箱(61)よりケ―シング
(1) に延びる配線(71)の長さが可及的に短いものとな
る。
【0020】さらに、請求項6に係る考案では、電気品
箱(61)のブラケット(62)の下端部は、遮蔽部材(56)の端
部に設けられた受部(56a) によって支持されているの
で、電気品箱(61)は、そのブラケット(56)の下端部をケ
―シング(1) の側面板(1d)に支持する上で必要な締結部
材などの支持部材が不要となり、底面側空気吸入口(25)
を閉塞している遮蔽部材(56)の支持部材によって兼用さ
れる。
【0021】
【考案の効果】以上の如く、請求項1の考案における空
気調和装置の電気品箱取付構造によれば、ケ―シング
(1) の側面板(1d)内面側及び側面板(1d)外面側に選択的
に取付け可能なブラケット(62),(63) を介してケ―シン
グ(1) の側面板(1d)に電気品箱(61)を取付けたので、天
井内におけるダクトなどの配置によって底面側空気吸入
口(25)を背面側空気吸入口(52)に変更しても、電気品箱
(61)が専用のブラケットを不要にした共通のブラケット
(62),(63) でもってケ―シング(1) の側面板(1d)内面側
又は側面板(1d)外面側に適宜取付け変更でき、よって電
気品箱(61)内の電気品のサ―ビス性を図ることができ
る。
【0022】また、請求項2の考案における空気調和装
置の電気品箱取付構造によれば、底面側空気吸入口(25)
から空気を吸入する構成とする際にケ―シング(1) の側
面板(1d)内面側に電気品箱(61)を取付けたので、天井面
の開口部に設けられた吸込みユニットを取外して吸込み
ダクトより電気品箱(61)内を容易に点検でき、よってケ
―シング(1) の側面板(1d)内面側における電気品箱(61)
内の電気品のサ―ビス性を図ることができる。
【0023】また、請求項3の考案における空気調和装
置の電気品箱取付構造によれば、背面側空気吸入口(52)
から空気を吸入する構成とする際にケ―シング(1) の側
面板(1d)外面側に電気品箱(61)を取付けたので、天井面
の開口部の化粧ユニットを取外すだけで、遮蔽部材(56)
を取外すことなくケ―シング(1) の側面板(1d)外面側の
電気品箱(61)内を容易に点検でき、よってケ―シング
(1) の側面板(1d)外面側における電気品箱(61)内の電気
品のサ―ビス性を図ることができる。
【0024】また、請求項4の考案における空気調和装
置の電気品箱取付構造によれば、ケ―シング(1) の側面
板(1d)内面側から側面板(1d)外面側に電気品箱(61)を取
付け変更する際に配線挿通板(74)をケ―シング(1) から
取外してその切欠穴部(73)に配線(71)を挿通したのちこ
の配線挿通板(74)をケ―シング(1) に取付けることによ
って、電気品箱(61)よりケ―シング(1) 側に延びる配線
(71)をケ―シング(1)の側面板(1d)の配線導通穴(72)に
一時的に断線させることなく結線状態のままで挿通でき
るので、電気品の信頼性を図ることができる。
【0025】また、請求項5の考案における空気調和装
置の電気品箱取付構造によれば、ケ―シング(1) の側面
板(1d)内面側の配置状態と、ケ―シング(1) の側面板(1
d)外面側の配置状態とがケ―シング(1) の側面板(1d)に
対して互いに180°反転した状態で電気品箱(61)を配
置したので、電気品箱(61)がケ―シング(1) の側面板(1
d)内面側及びケ―シング(1) の側面板(1d)外面側との間
で取付変更される際の電気品箱(61)よりケ―シング(1)
に延びる配線(71)の長さを可及的に短いものにして、電
気品箱(61)を取付変更する際に配線(71)の長さに煩わさ
れることを防止しつつ、配線(71)及び電気品の信頼性を
効果的に図ることができる。
【0026】さらに、請求項6の考案における空気調和
装置の電気品箱取付構造によれば、遮蔽部材(56)端部の
受部(56a) によって電気品箱(61)のブラケット(62)の下
端部を締結部材などの支持部材を用いずに支持したの
で、遮蔽部材(56)の支持部材によってブラケット(62)下
端部の支持部材が兼用されて、部品点数の削減によるコ
ストの低減化を図ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】図5及び図7は本考案の一実施例に係る電
気品箱取付構造を適用した空気調和装置を示し、(A) は
空気調和装置の天井埋込み型の室内機であって、この室
内機(A) のケ―シング(1) は、横長長方形状の正面板(1
a)と、該正面板(1a)と略一致する形状の背面板(1b)と、
同様に横長長方形状となる左右の側面板(1c),(1d) と、
略正方形状の上面板(1e)及び底面板(1f)とからなる高さ
の低い薄箱型に形成されている。上記ケ―シング(1) に
は、該ケ―シング(1) 内を前後に仕切る仕切板(2) が設
けられている。上記仕切板(2) よりも正面板側に位置す
るケ―シング(1) 内には、正面板(1a)に設けられた空気
吹出口(3) に吹出面(4a)を対向させてなる空気熱交換器
としての室内熱交換器(4) が傾斜配置されている。
【0029】上記室内熱交換器(4) は、冷房運転時には
蒸発器として作用する一方、暖房運転時には凝縮器とし
て作用するようになっている。また、上記室内熱交換器
(4)は、図示しない室外機内に収納された圧縮機、及び
冷房運転時に凝縮器として作用する室外熱交換器と、室
内機(A) 内の膨脹弁(図示せず)との間が冷媒配管(11)
によって冷媒循環可能に接続されている。そして、上記
冷媒配管(11)は、冷房運転時に圧縮機により圧縮したガ
ス状の冷媒が室外熱交換器を経て液化されたのち膨脹弁
により膨脹した膨脹液化冷媒として室内熱交換器(4) に
導かれるように接続されているとともに、この室内熱交
換器(4) によりガス化した冷媒が再び圧縮機に戻される
ように接続されている。
【0030】また、上記仕切板(2) よりも背面板側に位
置するケ―シング(1) 内には、送風量可変な送風機(21)
が配置されている。該送風機(21)は、ケ―シング(1) の
左右の側面板(1c),(1d) と直交する方向へ延びる軸を有
するモ―タ(22)と、該モ―タ(22)の軸に取付けられたシ
ロッコファン(23)とからなる。また、上記シロッコファ
ン(23)はファンケ―シング(24)内に収納されており、こ
のファンケ―シング(24)には、ケ―シング(1) の左右の
側面板(1c),(1d) にそれぞれ対抗する吸引口(24a) が開
口して設けられているとともに、仕切板(2) を貫通して
室内熱交換器(4) の吸入面(4b)に対向するよう開口する
吹出口(24b) が設けられている。さらに、上記仕切板
(2) よりも背面板側に位置するケ―シング(1) の底面板
(1f)には、底面側空気吸入口(25)が設けられている。上
記底面側空気吸入口(25)に対向する天井パネル(26)に設
けられた開口部(26a) には、空気の流通可能な吸込みユ
ニット(27)が取付けられている。この吸込みユニット(2
7)と上記底面側空気吸入口(25)との間は、キャンバス地
をジャバラ状に形成した吸入ダクト(28)によって連結さ
れている。さらに、上記仕切板(2) よりも正面板側に位
置するケ―シング(1)内における底面板(1f)の上方に
は、ドレンパン(29)が設けられており、このドレンパン
(29)には室内熱交換器(4) により冷却された空気中の水
分がドレン水として貯溜される。上記仕切板(2) と室内
熱交換器(4) との間には、ドレンパン(29)に貯溜された
ドレン水をその上方に位置するドレン排出口(30)までド
レン通路(31)を介して汲み上げるドレンポンプ(32)が設
けられている。尚、(33)は、天井パネル(26)内に設けら
れた吹出側通路(34)にケ―シング(1) の空気吹出口(3)
を取付けるための空気吹出口合フランジである。
【0031】そして、空気調和装置の冷房運転時、上記
シロッコファン(23)により吸込みユニット(27),吸入ダ
クト(28)及び底面側空気吸入口(25)を順に介してファン
ケ―シング(24)の吸引口(24a) から吸引された空気は、
吹出口(24b) より吹出されて室内熱交換器(4) を介して
冷却された後、空気吹出口(3) より吹出側通路(34)内に
空調風として吹出される構成となる。この場合、吸入ダ
クト(28)と底面側空気吸入口(25)との間には、電気集塵
機あるいは底面側フィルタチャンバ室(42)内に設けられ
た高性能フィルタ(43)、及び交換用フィルタ(44)が順次
上流側より配置されている。また、送風機(21)と室内熱
交換器(4) との間に電気ヒ―タ及び超音波式の加湿器
や、室内熱交換器(4) の下流側に自然蒸発式の加湿器等
が配置されることもある。
【0032】また、図6に示すように、上記室内機(A)
のケ―シング(1) の背面板(1b)に対向する天井パネル(2
6)内に、吸入側通路(51)が設けられていることがある。
この場合には、ケ―シング(1) の背面板(1b)に設けられ
た背面側空気吸入口(52)が開口されて、吸入側通路(51)
に空気吸入口合フランジ(54)を介してケ―シング(1)の
背面側空気吸入口(52)が取付けられる。また、上記の如
くケ―シング(1) の背面板(1b)に背面側空気吸入口(52)
が開口する際には、底面板(1f)に対してボルト(55)(図
2及び図4参照)締結により上記底面側空気吸入口(25)
を閉塞するパネル状の遮蔽部材(56)が設けられることに
なり、空気調和装置の冷房運転時、上記シロッコファン
(23)により吸入側通路(53)及び背面側空気吸入口(52)を
順に介してファンケ―シング(24)の吸引口(24a) から吸
引された空気は、吹出口(24b) より吹出されて室内熱交
換器(4) を介して冷却された後、空気吹出口(3) より吹
出側通路(34)内に空調風として吹出される構成となる。
あるいは、吸入側通路(53)と背面側空気吸入口(52)との
間には、背面側フィルタチャンバ室内に設けられた高性
能フィルタが配置されることもある。これらの場合、上
述の高性能フィルタ(43)(電気集塵機)及び交換用フィ
ルタ(44)が全て廃止される。また、その場合、天井パネ
ル(26)の開口部(26a) には、空気の流通可能な吸込みユ
ニット(27)に代えてその開口部(26a) を閉塞する化粧ユ
ニット(59)が設けられている。
【0033】そして、図1及び図3にも示すように、上
記の如くケ―シング(1) の底面板(1f)に底面側空気吸入
口(25)が開口する際の室内機(A) のケ―シング(1) の右
側側面板(1d)内面側には、室内機(A) 内の各機器、例え
ば送風機(21)を制御する電気品(図示せず)を収納して
なる薄箱形状の電気品箱(61)が設けられている。上記電
気品箱(61)には、基端部(62a) が電気品箱(61)の背面一
側(図では背面上側)に取付けられて水平方向へ延びた
のちケ―シング(1) の上面板(1e)側に向って延びる断面
略L字状のL字状部(62b) を有する第1ブラケット(62)
と、基端部(63a) が電気品箱(61)の背面他側(図では背
面下側)及び他側面(下面)に取付けられてケ―シング
(1) の底面板(1f)側に向って延びたのち水平方向へ延び
てさらにケ―シング(1) の上面板(1e)側に向って延びる
断面略コ字状のコ字状部(63b) を有する第2ブラケット
(63)とが設けられている。また、上記室内機(A) のケ―
シング(1) の右側面板(1d)には、上記第1ブラケット(6
2)のL字状部(62b) の先端を挟み込んで係止する係止部
材(64)がボルト(65)締結により取付けられており、上記
第2ブラケット(63)のコ字状部(63b) は右側面板(1d)の
下端部に回り込ませた状態で右側面板(1d)側からのボル
ト(65)締結により取付けられている。
【0034】また、図2及び図4に示すように、上記の
如くケ―シング(1) の背面板(1b)に背面側空気吸入口(5
2)が開口する際の室内機(A) のケ―シング(1) の右側側
面板(1d)外面側には、電気品箱(61)が設けられている。
該電気品箱(61)は、ケ―シング(1) の右側側面板(1d)内
面側に取付けられた配置状態と、ケ―シング(1) の右側
側面板(1d)外面側に取付けられた配置状態とがケ―シン
グ(1) の右側側面板(1d)に対して互いに180°反転し
た状態で配置されている。また、ケ―シング(1) の右側
側面板(1d)には、電気品箱(61)と室内機(A) とを繋ぐ配
線(71)を挿通させるための略長方形状の配線導通穴(72)
が設けられている。上記配線導通穴(72)には、配線(71)
が挿通可能な切欠穴部(73),(73) を上下に有する配線挿
通板(74)が脱着自在に取付けられており、右側側面板(1
d)外面側に電気品箱(61)を取付ける際、電気品箱(61)よ
りケ―シング(1) 側に延びる配線(71)が配線導通穴(72)
(切欠穴部(73),(73) )に挿通されるようにしている。
そして、上記電気品箱(61)は、第2ブラケット(63)のコ
字状部(63b) 先端の左右端部がボルト(65),(65) 締結に
よりケ―シング(1) の右側面板(1d)の上部に取付けられ
ていると共に、第1ブラケット(62)のL字状部(62b) の
先端が、遮蔽部材(56)の右側側面側端部に設けられた受
部(56a) によって支持されている。
【0035】したがって、上記実施例では、電気品箱(6
1)は、室内機(A) のケ―シング(1)の右側面板(1d)内面
側に取付けられた係止部材(64)にL字状部(62b) の先端
が挟み込まれて係止され且つ遮蔽部材(56)の右側側面側
端部に設けた受部(56a) によってL字状部(62b) の先端
が右側面板(1d)外面側に支持される,電気品箱(61)の背
面一側に基端部(62a) が取付けられた第1ブラケット(6
2)と、右側面板(1d)内面側の下端部にコ字状部(63b) を
回り込ませた状態で右側面板(1d)側からのボルト(65)締
結により取付けられ且つコ字状部(63b) 先端の左右端部
がボルト(65),(65) 締結によりケ―シング(1) の右側面
板(1d)外面側の上部に取付けられる,電気品箱(61)の背
面他側及び他側面に基端部(63a) が取付けられた第2ブ
ラケット(63)とによって、室内機(A) のケ―シング(1)
の右側面板(1d)内面側又は右側面板(1d)外面側に選択的
に取付けられている。これにより、ケ―シング(1) の側
面板(1d)内面側又は側面板(1d)外面側に電気品箱(61)を
取付ける上で必要な専用のブラケットを不要にして、天
井パネル(26)内における吸入側通路(51)などの配置によ
って室内機(A) の据付時に底面側空気吸入口(25)が背面
側空気吸入口(52)に変更されていても、電気品箱(61)が
共通のブラケット(62),(63) でもってケ―シング(1) の
右側側面板(1d)内面側又は右側側面板(1d)外面側に適宜
取付け変更でき、よって電気品箱(61)内の電気品のサ―
ビス性の向上を図ることができる。
【0036】また、電気品箱(61)は、底面側空気吸入口
(25)から空気を吸入する構成とする際、ケ―シング(1)
の右側側面板(1d)内面側に取付けられているので、電気
品箱(61)内を点検する際には、天井パネル(26)の開口部
(26a) に設けられた吸込みユニット(27)、底面側フィル
タチャンバ室(42)(高性能フィルタ(43))、及び交換用
フィルタ(44)を取外して吸入ダクト(28)より電気品箱(6
1)内が容易に点検でき、よってケ―シング(1) の右側側
面板(1d)内面側における電気品箱(61)内の電気品のサ―
ビス性を図ることができる。
【0037】さらに、電気品箱(61)は、背面側空気吸入
口(52)から空気を吸入する構成とする際、ケ―シング
(1) の右側側面板(1d)外面側に取付けられているので、
電気品箱(61)内を点検する際には、天井パネル(26)の開
口部(26a) に吸込みユニット(27)に代えて設けられた化
粧ユニット(59)を取外し、底面側空気吸入口(25)を閉塞
している遮蔽部材(56)を取外すことなくケ―シング(1)
の右側側面板(1d)外面側の電気品箱(61)内が容易に点検
でき、よってケ―シング(1) の右側側面板(1d)外面側に
おける電気品箱(61)内の電気品のサ―ビス性を図ること
ができる。
【0038】しかも、ケ―シング(1) の右側側面板(1d)
外面側に電気品箱(61)を取付ける際、電気品箱(61)より
ケ―シング(1) 側に延びる配線(71)が、ケ―シング(1)
の右側側面板(1d)の配線導通穴(72)に脱着自在に取付け
られた配線挿通板(74)の切欠穴部(73),(73) に挿通され
ているので、ケ―シング(1) の右側側面板(1d)内面側か
ら右側側面板(1d)外面側に電気品箱(61)を取付け変更す
る際の配線(71)が、配線挿通板(74)をケ―シング(1) か
ら取外してその切欠穴部(73)に挿通されたのちこの配線
挿通板(74)をケ―シング(1) に取付けることによってケ
―シング(1) の側面板(1d)の配線導通穴(72)に対して一
時的に断線することなく結線状態のままで挿通されるこ
とになり、電気品の信頼性を図ることができる。
【0039】また、電気品箱(61)は、ケ―シング(1) の
側面板(1d)内面側に取付けられている配置状態と、ケ―
シング(1) の側面板(1d)外面側に取付けられている配置
状態とがケ―シング(1) の右側側面板(1d)に対して互い
に180°反転した状態で配置されているので、電気品
箱(61)がケ―シング(1) の右側側面板(1d)内面側及びケ
―シング(1) の右側側面板(1d)外面側との間で取付変更
される際の電気品箱(61)よりケ―シング(1) 側に延びる
配線(71)の長さが可及的に短いものとなり、電気品箱(6
1)を取付変更する際に配線(71)の長さに煩わされること
を防止しつつ、配線(71)及び電気品の信頼性を効果的に
図ることができる。
【0040】さらにまた、電気品箱(61)の第1ブラケッ
ト(62)のL字状部(62b) の先端は、遮蔽部材(56)の右側
面側端部に設けられた受部(56a) によって支持されてい
るので、電気品箱(61)は、その第2ブラケット(56)のL
字状部(62b) 先端をケ―シング(1) の右側側面板(1d)に
支持する上で必要なボルトなどの支持部材が不要とな
り、底面側空気吸入口(25)を閉塞している遮蔽部材(56)
のボルト(55)によって兼用されて、部品点数の削減によ
るコストの低減化を図ることができる。
【0041】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、底面側空気吸入口(25)から空
気を吸入する際にケ―シング(1) の右側側面板(1d)内面
側に電気品箱(61)を取付けたが、底面側空気吸入口から
空気を吸入する際にケ―シングの右側側面板外面側に電
気品箱が取付けられるようにしても良い。また、背面側
空気吸入口(52)から空気を吸入する際にケ―シング(1)
の右側側面板(1d)外面側に電気品箱(61)を取付けたが、
背面側空気吸入口から空気を吸入する際にケ―シングの
右側側面板内面側に電気品箱が取付けられるようにして
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケ―シングの右側側面板内面側に取付けた電気
品箱の側面図である。
【図2】ケ―シングの右側側面板外面側に取付けた電気
品箱の側面図である。
【図3】図1に係るケ―シングの右側側面板側の斜視図
である。
【図4】図2に係るケ―シングの右側側面板側の斜視図
である。
【図5】底面側空気吸入口から空気を吸入する際の室内
機内を示す平面図である。
【図6】背面側空気吸入口から空気を吸入する際の室内
機内を示す平面図である。
【図7】図5に係る斜視図である。
【符号の説明】
1 ケ―シング 1b 背面板 1d 右側側面板 1f 底面板 4 室内熱交換器(空気熱交換器) 21 送風機 25 底面側空気吸入口 52 背面側空気吸入口 56 遮蔽部材 56a 受部 61 電気品箱 62 第1ブラケット 63 第2ブラケット 71 配線 72 配線導通穴 73 切欠穴部 74 配線挿通板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ―シング(1) 内に空気熱交換器(4) 及
    び送風機(21)がそれぞれ収納されていると共に、電気品
    を収納する電気品箱(61)がケ―シング(1) に付設され、
    上記ケ―シング(1) の底面板(1f)に設けられた底面側空
    気吸入口(25)から送風機により吸入した空気を空気熱交
    換器(4) を介して吹出す構成と、上記底面側空気吸入口
    (25)を遮蔽部材(56)で閉塞して背面板(1b)に開口させた
    背面側空気吸入口(52)から送風機(21)により吸入した空
    気を空気熱交換器(4) を介して吹出す構成とに変更する
    ようにした空気調和装置において、上記電気品箱(61)に
    は、該電気品箱(61)を上記ケ―シング(1) の側面板(1d)
    内面側及び側面板(1d)外面側に選択的に取付け可能なブ
    ラケット(62),(63) が設けられていることを特徴とする
    空気調和装置の電気品箱取付構造。
  2. 【請求項2】 電気品箱(61)は、底面側空気吸入口(25)
    から空気を吸入する構成とする際、ケ―シング(1) の側
    面板(1d)内面側に取付けられている請求項1記載の空気
    調和装置の電気品箱取付構造。
  3. 【請求項3】 電気品箱(61)は、背面側空気吸入口(52)
    から空気を吸入する構成とする際、ケ―シング(1) の側
    面板(1d)外面側に取付けられている請求項1記載の空気
    調和装置の電気品箱取付構造。
  4. 【請求項4】 ケ―シング(1) の側面板(1d)外面側に電
    気品箱(61)を取付ける際、電気品箱(61)よりケ―シング
    (1) 側に延びる配線(71)が、ケ―シング(1) の側面板(1
    d)に設けられた配線導通穴(72)に挿通されるよう,該配
    線導通穴(72)には、配線(71)が挿通される切欠穴部(73)
    を有する配線挿通板(74)が脱着自在に取付けられている
    請求項1記載の空気調和装置の電気品箱取付構造。
  5. 【請求項5】 電気品箱(61)は、ケ―シング(1) の側面
    板(1d)内面側に取付けられている配置状態と、ケ―シン
    グ(1) の側面板(1d)外面側に取付けられている配置状態
    とがケ―シング(1) の側面板(1d)に対して互いに180
    °反転した状態で配置されている請求項1記載の空気調
    和装置の電気品箱取付構造。
  6. 【請求項6】 電気品箱(61)のブラケット(62)の下端部
    が、遮蔽部材(56)の端部に設けられた受部(56a) によっ
    て支持されている請求項3記載の空気調和装置の電気品
    箱取付構造。
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