JPH0733761Y2 - 防水型内視鏡 - Google Patents

防水型内視鏡

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JPH0733761Y2
JPH0733761Y2 JP1989116649U JP11664989U JPH0733761Y2 JP H0733761 Y2 JPH0733761 Y2 JP H0733761Y2 JP 1989116649 U JP1989116649 U JP 1989116649U JP 11664989 U JP11664989 U JP 11664989U JP H0733761 Y2 JPH0733761 Y2 JP H0733761Y2
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endoscope
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tube
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和広 坂本
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富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、気密状態を検査するときは通気用コネクター
として使用し得る通気用部材を備えた防水型内視鏡に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に、内視鏡は、主として生体腔等の観察対象部内へ
挿入する挿入部と、該挿入部の湾曲操作等の操作をする
手許操作部と、光源や電源等を内装した制御装置への連
結部とから構成されている。
そして、内視鏡は、その使用の都度、ガスなり消毒液な
りによって消毒しているが、最近では洗浄液、消毒液に
よる洗浄、消毒が一般的に行われている。
ところで、この洗浄液、消毒液による洗浄、消毒を容
易、かつ効果的に行うために、内視鏡それ自体を洗浄、
消毒液中に浸漬して行うところから、内視鏡は気密、液
密状態を保持し得る防水型内視鏡となされている。
というのは、周知の如く、内視鏡の内部にはライトガイ
ド、イメージガイドや送気送水管、リード線、鉗子挿入
チャンネルなどの各種のものが内蔵されているため、内
視鏡の外郭体は、これらの内蔵物を外部からの衝撃など
に対して保護しうるようになされているほか、洗浄、消
毒時に洗浄液、消毒液が内部に浸入して内蔵物を損傷す
ることを防止するために、気密、液密状態が保持される
ようになされているのである。
しかし、内視鏡は、挿入部が生体腔内へ挿入するため、
可能な限り小径であることが望ましく、また手許操作部
や連結部は操作性が良好であることが望ましいところか
ら、内視鏡の外郭体の素材、厚み等には制約があり、使
用あるいは洗浄、消毒時に外郭体に損傷の生ずることが
少なくなかった。
そこで、外郭体の所要個所には通気用コネクターとして
使用可能な通気用部材を配装し、これに気密テスターを
接続し、空気等を圧入して空気等の漏れを検出すること
により、内視鏡の外郭体の損傷の有無を知ることができ
るようになされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように気密性を検査するためには、
内視鏡の外郭体の空間部内に空気は入るが、水等の液体
は入らない構造でなければならない。従って、空気を送
り込む通気用コネクターとして使用可能な通気用部材に
は水密性で、かつ通気性のあるフィルターを入れて内視
鏡の外郭体の内部と外部を遮る必要がある。しかし、こ
のようなフィルターを使用すると、透過する空気の量は
フィルターを使用しないときに比べ、非常に少なくなっ
てしまう。そこで、透過する空気の量を減少させないよ
うにするためには、フィルターの面積をできる限り大き
くするか、あるいは送り込む空気の圧力を高くする必要
がある。しかし、大きなフィルターの使用には制約があ
り、また、ある一定以上の圧力を越えると、通気用コネ
クター等に付着した水分の少量を透過してしまう欠点が
生ずる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、かかる現状に鑑み、内視鏡形成用外郭体に封
鎖部材により外気との遮断可能な各別の通気用部材を設
け、これら通気用部材の内端間を水密性かつ通気性保有
のチューブで連接し、その通気用部材の少なくとも一方
を気密テスターとの通気用コネクターとしたことを特徴
とする防水型内視鏡である。
〔作用〕
本考案によれば、気密テスターとの通気用コネクターと
して使用し得る通気用部材を外気と連通させることがで
きるので、ガス滅菌にあって減圧したときでも内視鏡の
外郭体の内部と外部の圧力差をほとんど無くすることが
でき、また一方の通気用部材に気密テスターを接続し、
気密検査に先立って他の通気用部材を外気と連通状態に
して送気すると、通気用部材近辺あるいは通気性チュー
ブに付着していた水滴を他の通気用部材外に吹き飛ばす
ことができ、内視鏡の外郭体の内部に水が入って故障さ
せるようなことを防止できる。さらに、通気用部材の内
端間を接続する水密性かつ通気性保有のチューブは、チ
ューブ状であるため、容積が小さくても表面積が広いの
で、内外圧差を短時間でなくすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
こととする。
第1図において、1は手許操作部2と挿入部3と制御装
置4への連結部5とからなる内視鏡にして、内視鏡1の
連結部5には、ライトガイドや送気送水管、吸引管、リ
ード線などが内蔵されている。
連結部5の一端のコネクター部6には、第2図に示すよ
うに、ライトガイド7、送気管8、リード線9などの接
続端を備えるほか、吸引器への接続端10や送水用コネク
ター11を備えている。送水用コネクター11は送気管8に
連通しており、手許操作部の操作により弁を切り換えて
送水タンク(図示せず)に送気し、その圧力によってタ
ンク内の水の給送用に供するものである。なお、上記コ
ネクター部6内の符号12で示す部品は、パイプ類接続金
具である。この接続金具12には、第3図に示すように、
手許操作部内に配装した弁に接続された送気、送水の各
パイプ13,14と送気管8に接続される各接続口が設けら
れている。コネクター部6の外郭体はいくつかの環状体
の組み合わせからなっており、これらを嵌合し、止めね
じで固定されている。このため、第4図に示すように、
上記の内蔵物が故障した場合には適宜の環状体のネジを
はずすことにより、上記の内蔵物を交換するなどの修理
をすることができる。
さらに、コネクター部6の外郭体形成用の一つの環状体
Aには、第5図に示すように、通気用コネクターとして
使用し得る2個の通気用部材15,15′が対向する壁面に
設置されている。通気用部材15,15′は、いずれも中心
に通気用通路16を備えており、外郭体外への突出部17に
は気密テスターから延設されている可撓管の先端に配装
された接続部23と螺合するための螺子18が設けられてお
り、基部には気密保持用のパッキン19が装着されてい
る。通気用部材15,15′の内面への突出部20の外面には
通気性チューブ21を外嵌したさいの外れ防止のための段
差22が設けられている。
前記通気性チューブ21は水密性で、かつ通気性があるも
ので、例えば多孔性の発砲テフロン製のチューブであ
る。
そして、気密テストに際しては、先ず気密テスターの接
続部23をいずれかの通気用部材15に接続し、他の通気用
部材15′を外気と連通状態にして送気すると、通気用部
材近辺あるいは通気性チューブ21に付着していた水滴等
を他の通気用部材15′外に吹き飛ばすことができる。次
いで、通気用部材15′にキャップ24をして送気すれば、
内視鏡の外郭体内へ水滴のない空気を比較的短時間で送
り込むことができ、気密テストを行うことができる。
また、他の実施例の通気用コネクターとして使用し得る
通気用部材25,25′を示す第6図における外郭体外への
突出部は第5図のものとほぼ同様であるが、外郭体内へ
の突出部26,26′の通気用通路27,27′の端部は2段に大
径となされており、最初の大径部28,28′には筒体29,2
9′が密に嵌挿されており、該筒体29,29′の外部と2段
目の大径部30,30′との間には伸張製のコイルバネ31,3
1′が配装されており、その先端には通路27,27′内を摺
動可能な円板状体32,32′が配装されている。円板状体3
2,32′の周縁部には通気用孔が穿設されており、円板状
体32,32′が筒体29,29′に当接したときには、通路27,2
7′は閉じた状態となり、円板状体32,32′が筒体29,2
9′に当接しないときには、開かれた状態となる。円板
状体32,32′の対向面、すなわち通気用部材25,25′の外
気への突出部側の面には気密テスターの接続部の中心杆
33との当接部34,34′が設けられている。円板状体32,3
2′の対向面にはこれらを連結する連結杆35が設けられ
ており、その途中には長さが調整し得るようにコイルバ
ネ36を内蔵する長さ調整部材37が配装されている。
円板状体32,32′は通常状態ではコイルバネ31,31′の付
勢により筒体29,29′から離れており、内視鏡の内部は
外気と連通状態になっている。
通気用部材15に気密テスターを接続するさいには、気密
テスターのコネクターの中心杆33が円板状体32を押送す
ることにより他方の円板状体32′はコイルバネ31′に抗
して筒体29′に押接され、外界に対して閉じた状態とな
り、気密テスターからの空気は前記通気性チューブ21と
同様に配装して通気性チューブを通して内視鏡内に送り
込まれることとなる。
なお、上記通気性チューブに水滴等があったり、入った
りすると、そのまま加圧した場合に、通気性チューブ内
の微細な孔内に水が押し込まれ、目詰まりの原因とな
る。そこで、気密テストに先立って通気性チューブ内の
水滴等を除くときには、第7図に示すように小径の水抜
用ピン38を挿入して円板状体32′を筒体29′から離間さ
せ、通気用部材25′側に通気性チューブ内の水滴を含む
空気を放出することによって行う。
第8図は、さらに他の実施例を示すもので、気密テスタ
ーを取着しない側の通気用部材39には、内端に通気用部
材39の通気孔を封鎖部材40を備えた杆体41が挿通されて
おり、該杆体41の外端のボタン状板42を押すと、通気状
態となり、通気性チューブ内の水滴等を除去することが
できる。
以上の説明においては、コネクター部6に通気用部材を
設けることについて述べたが、他の個所、例えば手許操
作部本体に設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係る防水型内
視鏡は、各別の通気用部材を備えているので、一方の通
気用部材に気密テスターを接続し、気密検査に先立って
他の通気用部材を外気と連通状態にして送気すると、通
気用部材近辺あるいは通気性チューブに付着していた水
滴を他の通気用部材外に吹き飛ばすことができ、内視鏡
の外郭体内へ水滴を浸入させることなく、しかも表面積
が大きい筒状の水密性かつ通気性保有のチューブの使用
により内外の圧力差を短時間に無くすることができるな
どの実用上における優れた作用効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は制御装置に取りつけた状態の内視鏡を示す平面
図、第2図は本考案に係る複数の通気用部材を備えたコ
ネクター部の拡大断面図、第3図は第2図のX−X断面
図、第4図はコネクター部の分解拡大図、第5図は通気
用部材の第1実施例の拡大断面図、第6図、第7図は通
気用部材の第2実施例の拡大断面図、第8図は通気用部
材の第3実施例の拡大断面図である。 1:内視鏡、2:手許操作部 3:挿入部、4:制御装置 5:連結部、6:コネクター部 7:ライトガイド、8:送気管 9:リード線、10:吸引器へ接続端 11:送水用コネクター、12:パイプ類接続金具 13:送気用パイプ、14:送水用パイプ 15,15′,25,25′,39:通気用部材 16,27:27′:通気用通路、17,20,26,26′:突出部 18:螺子、19:パッキン 21:通気性チューブ、22:段差 23:接続部、24:キャップ 28,28′,30,30′:大径部 29,29′:筒体、31,31′:コイルバネ 32,32′:円板状体、33:中心杆 34,34′:当接部、35:連結杆 36:コイルバネ、37:長さ調整部材 38:水抜用ピン、40:封鎖部材 41:杆体、42:ボタン状板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡形成用外郭体に封鎖部材により外気
    との遮断可能な各別の通気用部材を設け、これら通気用
    部材の内端間を水密性かつ通気性保有のチューブで連接
    し、その通気用部材の少なくとも一方を気密テスターと
    の通気用コネクターとしたことを特徴とする防水型内視
    鏡。
JP1989116649U 1989-10-05 1989-10-05 防水型内視鏡 Expired - Fee Related JPH0733761Y2 (ja)

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