JPH07336656A - テレビジョン多重放送方式 - Google Patents

テレビジョン多重放送方式

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JPH07336656A
JPH07336656A JP12238894A JP12238894A JPH07336656A JP H07336656 A JPH07336656 A JP H07336656A JP 12238894 A JP12238894 A JP 12238894A JP 12238894 A JP12238894 A JP 12238894A JP H07336656 A JPH07336656 A JP H07336656A
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JP
Japan
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multiplex
data
broadcasting
carrier
sub
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Application number
JP12238894A
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English (en)
Inventor
Koji Sasano
耕治 笹野
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ZENKOKU ASAHI HOSO KK
TV Asahi Corp
Original Assignee
ZENKOKU ASAHI HOSO KK
Asahi National Broadcasting Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョンの副音声を利用して2チャンネ
ルの多重放送を行う。 【構成】 中心周波数4.5fHの副搬送波及び中心周
波数7.5fHの副搬送波を用い、この副搬送波を主搬
送波の周波数偏移を±2〜3KHzとした4相PSK方
等の多値ディジタル変調することにより2チャンネル
の多重放送を行う。 この場合、2チャンネルの多重放
送として2チャンネルデータ放送あるいは2チャンネル
のファクシミリ放送の他に各1チャンネルのデータ放送
とファクシミリ放送がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】テレビジョン放送において、これ
までテレビジョン放送に多重して放送されている多重音
声放送及び文字多重放送に加えて、文字画像等のデータ
及びファクシミリデータを放送する多重放送方式に係
る。
【0002】
【従来の技術】情報化時代と言われる今日、放送におい
ても従来から放送されてきた音声あるいは画像だけでな
くディジタルデータを放送するデータ放送あるいは画像
データを放送するファクシミリ放送が注目されている。
これらの放送は放送衛星を利用する等、専用のメディア
を利用して行うことも考えられているが、従来から存在
している音声放送あるいはテレビジョン放送の電波を利
用する多重放送が電波資源の有効活用との観点から積極
的に技術開発が進められている。
【0003】放送電波を利用した多重放送として、ステ
レオ放送、音声多重放送、文字多重放送、ファクシミリ
放送及びデータ放送がある。これらの多重放送中、日本
においてステレオ放送はFM放送電波及びテレビジョン
放送電波を利用したものが実用化されており、音声多重
放送及び文字多重放送はテレビジョン放送電波を利用し
たものが実用化されている。また、ファクシミリ放送は
アメリカにおいてFM放送電波を利用したものが実用化
されようとしており、日本においてはテレビジョン放送
電波を利用したものが検討されている。そして、データ
放送は日本においてFM放送電波を利用したものが実施
されようとしており、テレビジョン放送電波を利用した
ものが今後の検討課題とされている。
【0004】多重放送、特に、テレビジョン放送電波を
利用した多重放送について日本及びアメリカにおいて採
用されているNTSC方式カラーテレビジョン放送の電
波を例に挙げて説明する。図1に示すようにNTSC方
式カラーテレビジョン放送の電波は、映像搬送波の中心
周波数の上方に4.25MHz下方に1.25MHz計
5.5MHzの帯域巾を有する映像搬送波と、この映像
搬送波の上方4.5MHzに中心周波数を有し±0.25
MHz計0.5MHzの帯域巾を有する音声搬送波から
構成され、全体の帯域巾は6MHzである。
【0005】上に述べた多重放送の中で、テレビジョン
放送電波を利用した文字多重放送は映像搬送波に含まれ
るテレビジョン映像信号中の帰線期間を利用してデータ
を多重して送信するが、他のFMステレオ放送、FMデ
ータ放送、FMファクシミリ放送、テレビジョンステレ
オ放送、テレビジョン音声多重放送及びテレビジョンフ
ァクシミリ放送は、音声帯域中の副搬送波によって番組
を放送する。この副搬送波を利用した多重放送をテレビ
ジョン音声多重放送及びテレビジョンファクシミリ放送
について電気通信技術審議会ファクシミリ放送委員会報
告(平成1年2月16日)に基づいて説明する。
【0006】図2に示すのは、NTSC方式におけるテ
レビジョン多重放送ファクシミリ方式の変調スペクトラ
ムである。この図において、横軸は水平走査周波数であ
るfH=525本×59.94Hz/2=15.7342
5KHzを単位とする音声搬送波であり、縦軸はKHz
を単位とした主搬送波に対する偏移量である。この多重
放送変調スペクトラムにおいて主音声搬送波の中心周波
数は0fHであり、ステレオ及び2重音声である副音声
用の音声副搬送波の中心周波数は2fHである。なお、
この場合ステレオ音声の偏移量は20KHz、2重音声
の偏移量は15KHzとされている。また、副音声の制
御を行うための制御信号用の副搬送波の中心周波数は
3.5fHにおかれている。
【0007】このアナログ方式ファクシミリに対して、
ディジタル方式ファクシミリ用の副搬送波の中心周波数
は音声多重放送への妨害の点から4.5fHにおかれ、
使用周波数帯域は4fHから5fHまでの1fH、主搬
送波の周波数偏移は±2KHzとなっており、変調方式
は4相PSK(Phase Shift Keying=位相シフトキーイ
ング)が採用される。
【0008】図3に示すのは、画像とともにステレオ音
声、2重音声及び文字多重データ信号に加えて多重ファ
クシミリデータ信号を受信する従来のテレビジョン受像
機のブロック構成図である。このテレビジョン受像機
は、チューナ部、画像処理部、音声・多重ファクシミリ
データ処理部から構成されている。
【0009】チューナ部はアンテナ1に接続されたチュ
ーナ2から構成されている。画像処理部はチューナ2に
接続された映像検波部3、映像検波部3に接続された信
号分離部4、信号分離部4に各々接続された映像増幅部
5及び文字多重データ復調部7、映像増幅部5あるいは
文字多重データ復調部7に切換接続される陰極線管等の
画像表示装置6から構成されている。
【0010】音声処理部はチューナ2に接続された音声
検波部8、音声検波部8に接続された音声主副分離部
9、音声主副分離部9に接続された副音声復調部10、
音声主副分離部9及び副音声復調部10に接続されたス
テレオマトリクス回路11、副音声復調部10に接続さ
れた2重音声回路12、ステレオマトリクス回路11及
び2重音声増幅部12に接続されたスピーカ13から構
成されている。音声検波部8にはさらに中心周波数が
4.5fHの第1副搬送波を通過させる第1帯域フィル
タ14が接続され、第1帯域フィルタ14には多重ファ
クシミリデータ復調部15が接続され、多重ファクシミ
リデータ復調部15には多重ファクシミリデータプリン
タ16が接続されている。
【0011】アンテナ1で受信されたテレビジョン信号
は、チューナ2で映像信号及び音声信号が同調・選択さ
れる。選択された映像信号は映像検波部3で検波され、
さらに信号分離部4で同期信号と画像信号に分離され、
画像信号は映像増幅部5を経て画像表示装置6に表示さ
れる。同期信号に多重されている文字多重データは、分
離された同期信号から取り出され、文字多重データ復調
部7で復調され、さらにビデオ信号に変換されて画像表
示装置6に表示される。
【0012】一方、音声信号は音声検波部8で検波さ
れ、音声主副分離部9で主音声信号と副音声信号に分離
され、副音声がステレオ音声である場合には副音声復調
部10で復調された副音声信号と主音声信号からステレ
オマトリクス回路11によってステレオ音声が取り出さ
れ、復調された副音声が2重音声である場合には副音声
復調部10で復調された復音声信号が2重音声回路12
を経て取り出され、これらの音声信号がスピーカ13で
音声に変換される。
【0013】音声検波部8にはさらに4.5fHの第1
副搬送波を通過させる第1帯域フィルタ14が接続さ
れ、第1帯域フィルタ14には多重ファクシミリデータ
復調部15が接続され、多重ファクシミリデータ復調部
15には多重ファクシミリデータプリンタ16が接続さ
れている。音声信号に多重されている4.5fHの第1
副搬送波が第1帯域フィルタ14で通過選択され、第1
帯域フィルタ14で通過選択された第1副搬送波が、多
重ファクシミリデータ復調部15に送られ、多重ファク
シミリデータ復調部15において送られた第1副搬送波
から多重ファクシミリデータが復調され、復調された多
重ファクシミリデータが多重ファクシミリプリンタ16
で印刷される
【0014】ところで、前に述べたようにデータ放送は
FM放送電波を利用したものが実施されようとしてお
り、テレビジョン放送電波を利用したものが今後の検討
課題とされている。また、実施が予定されているテレビ
ジョン電波を用いた多重ファクシミリ放送は副搬送波の
中心周波数は4.5fHにおかれ、使用周波数帯域は4
fHから5fHまでの1fH、主搬送波の周波数偏移は
±2KHz、変調方式は4相PSK(Phase Shift Keyi
ng=位相シフトキーイング)が採用されることになって
いる。この他に副搬送波の中心周波数を7.5fHにす
ることも考えられたが、この場合には音声多重放送への
妨害は少ないが、映像信号に妨害を生じると考えられて
いた。
【0015】そのため、テレビジョンの副音声を利用す
る多重放送としてこれまでに行われてきたステレオ放送
及び音声多重放送に加えて多重することができる多重放
送番組は1番組が限界であり、2チャンネルのファクシ
ミリ放送、2チャンネルのデータ放送あるいは各1チャ
ンネルのファクシミリ放送及びデータ放送を多重するこ
とはできなかった。
【0016】なお、図2に示すように副搬送波の中心周
波数を6fHにおき、周波数帯域を4fHから8fHま
でとするアナログファクシミリ方式もあるが、このアナ
ログ方式ファクシミリは音声多重放送に妨害を与えるこ
とがあるため、音声多重放送期間中はファクシミリ信号
を多重化することができない。そのため、4fHから5
fHまでの周波数帯域を削除することにより音声多重と
アナログ方式ファクシミリとを両立させることも考えら
れているがこれまでのところ実現していない。
【0017】
【発明の概要】本発明者は、テレビジョンの副音声を利
用する多重放送について種々実験を行った結果、中心周
波数7.5fHの副搬送波を利用した場合でもこの副搬
送波を主搬送波の周波数偏移を±2〜3KHzとした4
相PSK方式等の多値ディジタル変調を行った場合に
は、映像信号に妨害が生じないことを確認した。本出願
においては、この実験から得られた知見に基づき、ファ
クシミリあるいはデータディジタル信号によって7.5
fHの副搬送波を4相PSK方式等の多値ディジタル変
調することを構成とする多重放送方式を提案する。
【0018】この場合、4.5fHの副搬送波を用いた
多重放送も同時に行うことにより、2チャンネルの多重
放送を行うことが可能となる。また、2チャンネルの多
重放送の各チャンネルの放送は、2チャンネルデータ放
送あるいは2チャンネルのファクシミリ放送の他に各1
チャンネルのデータ放送とファクシミリ放送を行うこと
ができる。
【0019】
【実施例】図を用いて、本発明の実施例を説明する。図
4に示すのは、テレビジョン放送電波を利用して2チャ
ンネルの多重データを放送する本発明実施例の放送方式
における変調スペクトラムである。この図において、横
軸は水平走査周波数であるfH=525本×59.94
Hz/2=15.73425KHzを単位とする音声搬
送波であり、縦軸はKHzを単位とした主搬送波に対す
る偏移量である。この多重放送変調スペクトラムにおい
て主音声搬送波の中心周波数は0fHであり、ステレオ
及び2重音声である副音声用の音声副搬送波の中心周波
数は2fHである。なお、この場合ステレオ音声の偏移
量は20KHz、2重音声の偏移量は15KHzとされ
ている。また、副音声の制御を行うための制御信号用の
副搬送波の中心周波数は3.5fHにおかれている。
【0020】多重されるデータの変調はディジタル変調
で行われ、ディジタル変調される第1の副搬送波の中心
周波数は4.5fHにおかれ、ディジタル変調される第
2の副搬送波の中心周波数は7.5fHにおかれてい
る。各信号の使用周波数帯域は4fHから5fHまでの
1fH及び7fHから8fHまでの1fHであり、デー
タの多重は4相PSK等の多値ディジタル変調で行わ
れ、主搬送波の周波数偏移は±2KHzである。
【0021】図5に示すのは、画像とともにステレオ音
声、2重音声及び文字多重データに加えて図4に示され
た中心周波数が4.5fHの第1副搬送波及び中心周波
数が7.5fHの第2副搬送波を用いて2チャンネルの
多重データを放送する方式で用いるテレビジョン受像機
のブロック構成図である。この放送方式において、多重
されるデータは図4に示された本発明の多重放送スペク
トラムにおける副搬送波の中心周波数が4.5fHにお
かれ使用周波数帯域は4fHから5fHまでの1fHと
された第1チャンネル及び副搬送波の中心周波数が7.
5fHにおかれ使用周波数帯域が7fHから8fHまで
の1fHとされた第2チャンネルを用い、主搬送波の周
波数偏移が±2KHzの4相PSK変調方式によって多
重される。
【0022】このテレビジョン受像機は、チューナ部、
画像処理部、音声・多重信号処理部から構成されてい
る。これらの構成要素の中、チューナ部及び画像処理部
の構成及び動作、並びにステレオ音声及び2重音声を処
理するための構成及び動作は図3に示された従来のテレ
ビジョン受像機の構成及び動作と同一であるから、ここ
で再度説明することは省略する。
【0023】声検波部8にはさらに4.5fHの第1副
搬送波を通過させる第1帯域フィルタ14及び7.5f
Hの第2副搬送波を通過させる第2帯域フィルタ17が
接続され、第1帯域フィルタ14には第1多重データ復
調部18が接続され、第2帯域フィルタ17には第2多
重データ復調部19が接続され、第1多重データ復調部
18には多重データ表示装置20が接続され、第2多重
データ復調部19には多重データ表示装置21が接続さ
れている。なお、2個の多重データ表示装置20及び2
1に代えて1個の多重データ表示装置を用い、この1個
の多重データ表示装置を第1の多重データ復調部20と
第2の多重データ復調部21とに切換接続して切換表示
するかあるいは同時に接続して同時に表示をすることも
できる。また、多重データ表示装置20あるいは21に
代えてまたは多重データ表示装置20あるいは21とと
もに、多重データを印刷するプリンタを用いることもで
きる。
【0024】音声信号に多重されている4.5fHの第
1副搬送波が第1帯域フィルタ14で通過選択され、第
1帯域フィルタ14で通過選択された第1副搬送波が第
1多重データ復調部18に送られ、第1多重データ復調
部18において送られた第1副搬送波から多重データが
復調され、復調された多重データが多重データ表示装置
20に表示される。また、音声信号に多重されている
7.5fHの第2副搬送波が第2帯域フィルタ17で通
過選択され、第2帯域フィルタ17で通過選択された第
2副搬送波が第2多重データ復調部19に送られ、第2
多重データ復調部19において送られた第2副搬送波か
ら多重データが復調され、復調された多重データが多重
データ表示装置21に表示される。
【0025】図6に示すのは、画像とともにステレオ音
声、2重音声及び文字多重データに加えて図4に示され
た4.5fHの第1副搬送波及び7.5fHの第2副搬送
波を用いて2チャンネルの多重ファクシミリデータを受
信するテレビジョン受像機のブロック構成図である。こ
の放送方式において、多重されるファクシミリデータは
図4に示された本発明の多重放送スペクトラムにおける
副搬送波の中心周波数が4.5fHにおかれ使用周波数
帯域は4fHから5fHまでの1fHとされた第1チャ
ンネル及び副搬送波の中心周波数が7.5fHにおかれ
使用周波数帯域が7fHから8fHまでの1fHとされ
た第2チャンネルを用い、主搬送波の周波数偏移が±2
KHzの4相PSK変調方式によって多重される。
【0026】このテレビジョン受像機は、図5に示され
た4.5fHの第1副搬送波及び7.5fHの第2副搬送
波を用いて2チャンネルの多重データを復調・表示する
機能に代えて4.5fHの第1副搬送波及び7.5fHの
第2副搬送波を用いて2チャンネルの多重ファクシミリ
データを復調・表示する機能が付加されている。
【0027】このテレビジョン受像機は、チューナ部、
画像処理部、音声・多重信号処理部から構成されてい
る。これらの構成要素の中、チューナ部及び画像処理部
の構成及び動作、並びにステレオ音声及び2重音声を処
理するための構成及び動作は図3に示された従来のテレ
ビジョン受像機の構成及び動作と同一であるから、ここ
で再度説明することは省略する。
【0028】音声検波部8にはさらに4.5fHの第1
副搬送波を通過させる第1帯域フィルタ14及び7.5
fHの第2副搬送波を通過させる第2帯域フィルタ17
が接続され、第1帯域フィルタ14には第1多重ファク
シミリデータ復調部22が接続され、第2帯域フィルタ
17には第2多重ファクシミリデータ復調部23が接続
され、第1多重ファクシミリデータ復調部23には多重
ファクシミリデータプリンタ24が接続され、第2多重
データ復調部23には多重データ表示装置25が接続さ
れている。なお、2個の多重ファクシミリデータプリン
タ24及び25に代えて1個の多重ファクシミリデータ
プリンタを用い、この1個の多重ファクシミリデータプ
リンタを第1の多重ファクシミリデータ復調部24と第
2の多重ファクシミリデータ復調部25とに切換接続す
ることもできる。また、多重ファクシミリプリンタ24
あるいは25に代えてまたは多重ファクシミリプリンタ
24あるいは25とともに、多重ファクシミリデータを
表示する表示装置を用いることもできる。
【0029】音声信号に多重されている4.5fHの第
1副搬送波が第1帯域フィルタ14で通過選択され、第
1帯域フィルタ14で通過選択された第1副搬送波が第
1多重ファクシミリデータ復調部22に送られ、第1多
重ファクシミリデータ復調部22において送られた第1
副搬送波から多重ファクシミリデータが復調され、復調
された多重ファクシミリデータが多重ファクシミリデー
タプリンタ24で印刷される。また、音声信号に多重さ
れている7.5fHの第2副搬送波が第2帯域フィルタ
17で通過選択され、第2帯域フィルタ17で通過選択
された第2副搬送波が第2多重ファクシミリデータ復調
部25に送られ、第2多重ファクシミリデータ復調部2
5において送られた第2副搬送波から多重ファクシミリ
データが復調され、復調された多重ファクシミリデータ
が多重ファクシミリデータプリンタ25で印刷される。
【0030】図7に示すのは、画像とともにステレオ音
声、2重音声及び文字多重データに加えて図7に示され
た4.5fHの第1副搬送波及び7.5fHの第2副搬送
波を用いて1チャンネルの多重ファクシミリデータ及び
1チャンネルの多重データを受信するテレビジョン受像
機のブロック構成図である。この放送方式において、多
重されるデータは図4に示された本発明の多重放送スペ
クトラムにおける副搬送波の中心周波数が4.5fHに
おかれ使用周波数帯域は4fHから5fHまでの1fH
とされた第1チャンネルを用い、主搬送波の周波数偏移
が±2KHzの4相PSK変調方式によって多重され
る。また、多重されるファクシミリデータは副搬送波の
中心周波数が7.5fHにおかれ使用周波数帯域が7f
Hから8fHまでの1fHとされた第2チャンネルを用
い、主搬送波の周波数偏移が±2KHzの4相PSK変
調方式によって多重される。
【0031】このテレビジョン受像機は、図5に示され
た4.5fHの第1副搬送波及び7.5fHの第2副搬送
波を用いて2チャンネルの多重データを復調・表示する
機能に代えて4.5fHの第1副搬送波を用いて1チャ
ンネルの多重ファクシミリデータを復調・印刷し、7.
5fHの第2副搬送波を用いて1チャンネルの多重デー
タを復調・表示する機能が付加されている。
【0032】このテレビジョン受像機は、TVチューナ
部、TV画像処理部、TV音声・多重信号処理部から構
成されている。これらの構成要素の中、TVチューナ部
及びTV画像処理部の構成及び動作、並びにTVステレ
オ音声及びTV2重音声を処理するための構成及び動作
は図3に示された従来のテレビジョン受像機の構成及び
動作と同一であるから、ここで再度説明することは省略
する。
【0033】音声検波部8にはさらに4.5fHの第1
副搬送波を通過させる第1帯域フィルタ14及び7.5
fHの第2副搬送波を通過させる第2帯域フィルタ17
が接続され、第1帯域フィルタ14には多重ファクシミ
リデータ復調部26が接続され、第2帯域フィルタ17
には多重データ復調部27が接続され、多重ファクシミ
リデータ復調部27には多重ファクシミリデータプリン
タ28が接続され、多重データ復調部27には多重デー
タ表示装置29が接続されている。なお、多重ファクシ
ミリデータプリンタ28に代えてまたは多重ファクシミ
リデータプリンタ28とともに、多重ファクシミリデー
タを表示する表示装置を用いることもできる。また、多
重データ表示装置29に代えてまたは多重データ表示装
置29とともに、多重データを印刷するプリンタを用い
ることもできる。
【0034】音声信号に多重されている4.5fHの第
1副搬送波が第1帯域フィルタ14で通過選択され、第
1帯域フィルタ14で通過選択された第1副搬送波が多
重ファクシミリデータ復調部26に送られ、多重ファク
シミリデータ復調部26において送られた第1副搬送波
から多重ファクシミリデータが復調され、復調された多
重ファクシミリデータが多重ファクシミリデータプリン
タ22で印刷される。また、音声信号に多重されている
7.5fHの第2副搬送波が第2帯域フィルタ17で通
過選択され、第2帯域フィルタ17で通過選択された第
2副搬送波が多重データ復調部27に送られ、多重デー
タ復調部27において送られた第2副搬送波から多重デ
ータが復調され、復調された多重データが多重データ表
示装置29に表示される。
【0035】以上説明した実施例においては、多重放送
で放送される2チャンネルの信号の組み合わせとしてデ
ータ及びファクシミリデータを放送する方式について説
明したが、放送するデータとしてはディジタル変調を行
うことができる信号ならば特に制限はなく、文字デー
タ、ファクシミリデータの他にコンピュータプログラム
等のバイナリデータ、ファクシミリデータ以外の画像デ
ータ、あるいはディジタル音声データも扱うことができ
る。
【0036】また、多重放送を行うことが可能な他のテ
レビジョン方式、例えばPAL方式、等においても本発
明の数値的要件を夫々の方式に適合したものに修正する
ことにより、本発明を適用することが可能となることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】NTSC方式カラーテレビジョン放送の電波規
格図。
【図2】NTSC方式におけるテレビジョン多重放送フ
ァクシミリ方式の変調スペクトラム図。
【図3】従来のテレビジョン受像機のブロック構成図。
【図4】本発明実施例のNTSC放送方式における変調
スペクトラム図。
【図5】2チャンネルの多重データを受信するテレビジ
ョン受像機のブロック構成図。
【図6】2チャンネルの多重ファクシミリデータを受信
するテレビジョン受像機のブロック構成図。
【図7】1チャンネルの多重データ及び1チャンネルの
多重ファクシミリデータを受信するテレビジョン受像機
のブロック構成図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナ 3 映像検波部 4 信号分離部 5 映像増幅部 6 画像表示装置 7 文字多重データ復調部 8 音声検波部 9 音声主副分離部 10 副音声復調部 11 ステレオマトリクス回路 12 2重音声回路 13 スピーカ 14,17 帯域通過フィルタ 15,22,23,26 多重ファクシミリデータ復調
部 16,24,25,28 多重ファクシミリデータプリ
ンタ 16,17,24 多重データ復調部 17 多重データ復調部 18,19,27 多重データ表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送電波の音声放送帯域に
    主音声以外の情報を多重して放送するテレビジョン多重
    放送方式であって、前記音声放送帯域において中心周波
    数4.5fHの第1の副搬送波及び中心周波数7.5fH
    の第2の副搬送波を用い、前記第1の副搬送波及び前記
    第2の副搬送波を主搬送波の周波数偏移量を±2〜3K
    Hzとする多値ディジタル方式で変調する、テレビジョ
    ン多重放送方式。
  2. 【請求項2】 2チャンネルの多重放送が2チャンネル
    のデータ放送である、請求項1記載のテレビジョン多重
    放送方式。
  3. 【請求項3】 2チャンネルの多重放送が2チャンネル
    のファクシミリデータ放送である、請求項1記載のテレ
    ビジョン多重放送方式。
  4. 【請求項4】 2チャンネルの多重放送が1チャンネル
    のデータ放送及び1チャンネルのファクシミリデータ放
    送である、請求項1記載のテレビジョン多重放送方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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