JPS6346084A - テレビジヨン信号の伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン信号の伝送方式、特に、有意情
報、例えば高精細な画像情報を狭帯域で伝送するに好適
なテレビジョン信号の伝送方式に関する。

〔従来の技術〕

テレビジョン信号を伝送する場合、受信側の再生画像の
画質を高品位、高精細に保って、しかも伝送路の伝送帯
域幅を狭くしようとする試みは古くからなされ、こｎに
関連した多くの伝送方式がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来よりの伝送方式の多くは、例えばベースバンドの現
行テレビジョン信号に、有意情報として新たに高精細な
情報を周波数多重する等の形態のものが多い。しかしな
がら、上記周波数多重によるものでは、既存受像機で受
信した場合に、多重した高精細な情報が妨害となってあ
られれるといった問題があった。

本発明の目的は、テレビ放送電波の周波数帯域を有効に
利用して有意情報、例えば高精細な情報などを多重し、
多重に伴なう既存受像機への妨害をなくすとともに、本
発明による受像機では、高精細、高品質な画像再生を可
能にすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

現行テレビジョン方式においては、テレビ放送電波の周
波数帯域特性は、第２図に示すもので定まっている。す
なわち、送信側においては、帯域４．５ＭＨｚの映像信
号を映倫信号搬送波ｆｃで変調し、いわゆる残留側波帯
方式によって、映像信号１．２５ＭＨｚ以下の帯域は両
側帯波、１．２５ＭＨｚ以上は上側帯波の形態で送出さ
れる。受像機側では、送られた信号を同図の破線で示す
ようにｆｃでゲインが１／２の特性のフィルタにより残
留側帯波信号とし、これを同期検波などで、もとのベー
スバンドの映像信号に復調している。すなわち、同図の
斜線の領域は、受像機側ではすてられて、有効な活用は
図られていない。したがって、現在は受像機側では有効
活用されていない斜線の領域を、有意情報、例えば高精
細な情報などの多重に使用し、既存の受像機への妨害を
与えることなく、高精細化が達成される。

〔作用〕

本発明によるテレビ放送電波の周波数特性の一例を第１
図に示す。この例では、帯域４．５ＭＨｚの映像信号、
音声などは、先に示した第２図と同じであるが、映倫信
号搬送波ｆｃに対し、両側帯波がｆｃ　：ｌ：Ｏ−７５
Ｍ　Ｈｚとなっている点が異なる。そして、ｆ　−０，
７５ＭＨｚからｆｃ−１，２５ＭＨｚには、有意情報と
して例えば高精細情報搬送波ｆＨによシ、高精細情報を
重畳する。

本発明によるテレビ放送電波を既存受像機で受信した場
合には、同図の波線の特性となり、現行テレビジョン信
号と全く同じものが得られる。このため、多重した有意
情報としての高精細情報は全く妨害とならない。

一方、高精細情報も利用する、高精細受像機では、現行
テレビジョン信号に、更に、高精細な情報も併用して画
像再生を行なうことによって、高精細、高画質な画像が
得らｎる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第３図によシ説明する。ここ
では、有意情報として高精細情報の例で説明する。この
図は、送信側の構成例である。ＴＶカメラ等より得られ
たＪ　Ｇ、Ｂ信号は、エンコーダ回路１において、現行
復号カラーテレビジ目ン信号（例えばＮＴ８０信号など
）、ならびに後述する高精細信号をつくる。この高精細
信号は、変調回路２において、ｆｏの搬送波によシ、例
えばＱＡＭ（直交振幅変調）、ＱＰＳＫ（４相位相変調
）などの手法で変調する。そして、変調器３において、
映像信号（ＮＴＳＯ信号）はｆｃ、高精細情報はｆＨ１
音声信舟はｆＡの副搬送波で変調し、バンドパスフィル
タ４によシ所望の帯域に制限した後、ＭＩＸ回路５で重
畳し、第１図に示すようなテレビ放送電波の信号を構成
する。

なお、映像信号、ならびに音声信号は、現行規格に合致
した変調方式を採用するが、高精細情報の変調形態とし
ては、例えば、ＡＭ、ＡＭ−ＶＳＢ、ＰＭなど、種々の
方法が適用可能である。

さらに、高精細信号を、変調回路２を経由せず直接、変
調器３に供給し、ｆＨの副搬送波を使用して、ＱＡＭ、
ＱＡＭ−ＶＳＢ、４るいＵＦＳＸなどの変調を行なうよ
うな構成で実現することもできる。

また、副搬送波ｆＨは、その周波数が現行テレビジョン
信号の水平周波数ｆｈとインタリーブ、あるいはオフセ
ットの関係、例えばｆＨ＝−２ｆｈ（ｍｉ。

奇数）のような設定を行なうと、包絡線検波を行なうよ
うな既存受像機に対しても高精細情報の重畳に伴なう妨
害を低減できる。

つぎに、第４図により、受像機側の一実施例を説明する
。

テレビ放送電波はチー−す６によシ所望の中間周波の信
号に変換される。この信号の一方は、■ＳＢフィルタ７
により、現行復号カラーテレビジョン信号と同様な残留
側帯波の信号とし、ＩＰ増幅回路９で増幅した後、同期
検波回路１０により、ベースバンドの映像信号に変換す
る。

一方、バンドパスフィルタ８によシ抽出された中間周波
の高精細情報は、ＬＰ増幅回路９、および、同期検波回
路１０によυ、もとのベースバンド）の高精細情報にも
どす。そして、復調器１１により、もとの高精細信号に
復調する。

デコーダ回路１２では、ＮＴＳＯ信号、および、高精細
信号をもとに、高精細な画像信号Ｒ，Ｇ、Ｂに変換する
。

つぎに、高精細信号の生成の一実施例を第５図に示す。

この実施例では、輝度信号高域成分（４，２ＭＨｚ以上
）を高精細信号として取扱う。輝度信号に対して、バイ
パスフィルタ１３により、輝度信号高域成分を抽出する
。この高域成分は、パターン情報発生回路１４で、用意
された高域成分パターン信号あるいは高域成分を低域変
換し、これに対応したパターン信号との対応をとり、該
当するパターンのコード情報、およびパターンの発生位
置のアドレス情報をディジタル信号で高精細信号として
発生する。

一方、受像機側では、高精細信号にもとづいて、所定の
位置に、もとの輝度信号高域成分として再生する。

なお、高精細信号に関しては、符号誤りが発生子ると、
画質劣化などが発生するため、例えば、誤シ訂正符号な
どを付加することが望ましい。

また、高精細信号としては、色差信号の高域成分なども
適用可能である。

さらに、本実施例において、現行複合カラーテレビジョ
ン信号を受信した場合には、高精細信号の再生を中止す
ることによって、既存受像機と同等の画像再生が可能な
ことは明らかである。

以上、述べた実施例では、テレビ放送電波の信号として
は第１図に示した周波数特性のものについて行なったが
、映像信号が同図の点線で示した特性のようにｆｃでゲ
インが１／２のＡＭ−Ｖ８Ｂ特性で与えられるものに対
しても適用可能なことは明らかである。

また、有意情報としては輝度信号の高域成分の信号を例
に説明したが、この他に、色信号、例えば、色差信号■
信号、Ｑ信号、ならびにこの組合せの信号の高域成分を
有意情報として使用可能なことも明らかである。さらに
、実施例では高精細信号がディジタル信号の場合につい
て説明したが、アナログ信号であっても可能なことは明
らかである。

〔発明の効果〕

本発明によ九ば、既存受像機への妨害がなく、かつ、有
意情報として例えば高精細画像の送受信が可能となり、
受信画像の高精細化、高画質化に極めて大きな効果があ
る。

なお、本発明では有意情報の例として高精細情報に対応
する輝度あるいは色差信号の高域成分を適用したもので
説明したが、これ以外の情報も有意情報として適用する
ことが可能なことは有りまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるテレビジョン信号のスペクトル
図、第２図は、現行複合カラーテレビジョン信号のスペ
クトル図、第３図〜第５図は本発明の実施例の構成図で
ある。 トエンコーダ回路、２・変調回路、３・・変調器、４・
バンドパスフィルタ、５・・・ＭＩＸ回路、６・チー−
す、７・ＶＳＢフィルタ、８・バンドパスフィルタ、９
・・ＩＦ増幅回路、１０・同期検波回路、１１・・・復
調器、１２・・デコーダ回路、１３ノ・イパスフィルタ
、１４・・パターン情報発生回路、１５・パターン発生
回路。 第　１回 等　ｚ　■ 垢、３　菌 順　４　凹

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テレビ放送電波における映像信号搬送波ｆ＿ｃの下
   側帯ｆ＿ｃ−０．７５ＭＨｚからｆ＿ｃ−１．２５ＭＨ
   ｚの周波数領域に有意情報を変調して多重することを特
   徴とするテレビジョン信号の伝送方式 ２、有意情報とは輝度信号高域成分、あるいは色差信号
   高域成分であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のテレビジョン信号の伝送方式 ３、上記テレビ放送電波における映像信号下側帯波を上
   記映像信号搬送波ｆ＿ｃからｆｃ−０．７５ＭＨｚとし
   、ｆｃ−０．７５ＭＨｚからｆ＿ｃ−１．２５ＭＨｚ帯
   に有意情報を多重することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のテレビジョン信号の伝送方式