JPH0733463A - 光ファイバ用石英ガラス母材の製造方法 - Google Patents
光ファイバ用石英ガラス母材の製造方法Info
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- JPH0733463A JPH0733463A JP18035093A JP18035093A JPH0733463A JP H0733463 A JPH0733463 A JP H0733463A JP 18035093 A JP18035093 A JP 18035093A JP 18035093 A JP18035093 A JP 18035093A JP H0733463 A JPH0733463 A JP H0733463A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01466—Means for changing or stabilising the diameter or form of tubes or rods
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- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 本発明は石英ガラス母材インゴットから延伸
炉により光ファイバ用石英ガラス母材を外径制御への悪
影響なしに製造することができる光ファイバ用石英ガラ
ス母材製造方法の提供を目的とするものである。 【構成】 本発明による光ファイバ用石英ガラス母材の
製造方法は、石英ガラス母材インゴット２を延伸炉１を
用いてこれより小径の光ファイバ用石英ガラス母材８を
製造する方法において、石英ガラス母材インゴット２の
細径部４およびダミーロッド部５に対する延伸炉１の発
熱体７からの加熱を、耐熱性遮熱用治具９で遮蔽してな
ることを特徴とするものである。
炉により光ファイバ用石英ガラス母材を外径制御への悪
影響なしに製造することができる光ファイバ用石英ガラ
ス母材製造方法の提供を目的とするものである。 【構成】 本発明による光ファイバ用石英ガラス母材の
製造方法は、石英ガラス母材インゴット２を延伸炉１を
用いてこれより小径の光ファイバ用石英ガラス母材８を
製造する方法において、石英ガラス母材インゴット２の
細径部４およびダミーロッド部５に対する延伸炉１の発
熱体７からの加熱を、耐熱性遮熱用治具９で遮蔽してな
ることを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ用石英ガラス
母材の製造方法、特には石英ガラス母材インゴットから
加熱延伸してより小径の光ファイバ用合成石英ガラス母
材を製造するときの母材インゴットにおける細径部およ
びそれを保持するダミーロッドの保護するようにした光
ファイバ用合成石英ガラス母材の製造方法に関するもの
である。
母材の製造方法、特には石英ガラス母材インゴットから
加熱延伸してより小径の光ファイバ用合成石英ガラス母
材を製造するときの母材インゴットにおける細径部およ
びそれを保持するダミーロッドの保護するようにした光
ファイバ用合成石英ガラス母材の製造方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバ用石英ガラス母材のインゴッ
トをこれより小径の光ファイバ用石英ガラス母材ロッド
とするにはこのインゴットを延伸炉で延伸とするという
方法で行なわれている。これは例えば図３（ａ）に示さ
れているように、中央太径部13、細径部14、保持用ダミ
ーロッド15からなる光ファイバ用石英ガラス母材インゴ
ット12を延伸炉11の中にダミーロッド15を介して吊り下
げ、これを断熱材16中の発熱体17で加熱してインゴット
を軟化させ、これを下側に引下げて延伸して径の小さく
なった光ファイバ用石英ガラス母材18とするという方法
で行なわれている。
トをこれより小径の光ファイバ用石英ガラス母材ロッド
とするにはこのインゴットを延伸炉で延伸とするという
方法で行なわれている。これは例えば図３（ａ）に示さ
れているように、中央太径部13、細径部14、保持用ダミ
ーロッド15からなる光ファイバ用石英ガラス母材インゴ
ット12を延伸炉11の中にダミーロッド15を介して吊り下
げ、これを断熱材16中の発熱体17で加熱してインゴット
を軟化させ、これを下側に引下げて延伸して径の小さく
なった光ファイバ用石英ガラス母材18とするという方法
で行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合には
図３（ｂ）に示したように延伸終了時に母材インゴット
12の細径部14、ダミーロッド部15が発熱体に接近したと
きに軟化され、これらが母材インゴット12の中央太径部
13の延伸終了部より先に延伸されてしまうためにその外
径制御が困難となり、母材ロッドの外径に変動が生じて
しまうという不利がある。
図３（ｂ）に示したように延伸終了時に母材インゴット
12の細径部14、ダミーロッド部15が発熱体に接近したと
きに軟化され、これらが母材インゴット12の中央太径部
13の延伸終了部より先に延伸されてしまうためにその外
径制御が困難となり、母材ロッドの外径に変動が生じて
しまうという不利がある。
【０００４】しかるに、近年の光ファイバ線引き速度の
高速化に伴なって線引前の光ファイバ用石英ガラス母材
の径変動を小さくする必要があることから、上記のよう
な延伸終了部における外径変動にはより外径収率が低下
してしまうという問題が生じている。
高速化に伴なって線引前の光ファイバ用石英ガラス母材
の径変動を小さくする必要があることから、上記のよう
な延伸終了部における外径変動にはより外径収率が低下
してしまうという問題が生じている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、問題点を解決した光ファイバ用石英ガラス母材の製
造方法に関するものであり、これは石英ガラス母材イン
ゴットを延伸炉を用いてこれより小径の光ファイバ用石
英ガラス母材を製造する方法において、石英ガラス母材
インゴットの細径部および石英ガラス母材インゴット保
持用のダミーロッド部に対する延伸炉の発熱体からの加
熱を耐熱性遮熱用治具で遮蔽してなることを特徴とする
ものである。
利、問題点を解決した光ファイバ用石英ガラス母材の製
造方法に関するものであり、これは石英ガラス母材イン
ゴットを延伸炉を用いてこれより小径の光ファイバ用石
英ガラス母材を製造する方法において、石英ガラス母材
インゴットの細径部および石英ガラス母材インゴット保
持用のダミーロッド部に対する延伸炉の発熱体からの加
熱を耐熱性遮熱用治具で遮蔽してなることを特徴とする
ものである。
【０００６】すなわち、本発明者らは光ファイバ用石英
ガラス母材インゴットの延伸炉による延伸加工時におけ
る母材インゴットの細径部、ダミーロッド部が延伸炉の
発熱体からの加熱で延伸され、外径制御上に問題点の生
じていることを解決すべく種々検討した結果、この細径
部およびダミーロッド部の周囲に耐熱性遮熱用治具を設
置して、これらの部材に対する延伸炉の発熱体からの輻
射熱の照射を遮断したところ、延伸炉による該インゴッ
トの中央大径部の延伸中でもこれらの細径部、ダミーロ
ッド部が延伸されなくなるので、外径制御上の問題点を
解決できることを見出し、この耐熱性遮熱用治具の構造
材料などについての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
ガラス母材インゴットの延伸炉による延伸加工時におけ
る母材インゴットの細径部、ダミーロッド部が延伸炉の
発熱体からの加熱で延伸され、外径制御上に問題点の生
じていることを解決すべく種々検討した結果、この細径
部およびダミーロッド部の周囲に耐熱性遮熱用治具を設
置して、これらの部材に対する延伸炉の発熱体からの輻
射熱の照射を遮断したところ、延伸炉による該インゴッ
トの中央大径部の延伸中でもこれらの細径部、ダミーロ
ッド部が延伸されなくなるので、外径制御上の問題点を
解決できることを見出し、この耐熱性遮熱用治具の構造
材料などについての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
【０００７】
【作用】本発明は、石英ガラス母材インゴットを延伸炉
を用いてより小径の光ファイバ用石英ガラス母材を製造
する方法に関するものであり、これは該インゴットの細
径部および該インゴット保持用のダミーロッド部に対す
る延伸炉の発熱体からの輻射熱を、これらの周囲に設け
た耐熱性遮熱用治具で遮蔽するというものであり、これ
によれば該インゴットの中央太径部の延伸炉発熱体から
の加熱による延伸中でもこれらの細径部、ダミーロッド
部は延伸されないので、外径制御上の問題点が解消され
るという有利性が与えられる。
を用いてより小径の光ファイバ用石英ガラス母材を製造
する方法に関するものであり、これは該インゴットの細
径部および該インゴット保持用のダミーロッド部に対す
る延伸炉の発熱体からの輻射熱を、これらの周囲に設け
た耐熱性遮熱用治具で遮蔽するというものであり、これ
によれば該インゴットの中央太径部の延伸炉発熱体から
の加熱による延伸中でもこれらの細径部、ダミーロッド
部は延伸されないので、外径制御上の問題点が解消され
るという有利性が与えられる。
【０００８】本発明による光ファイバ用石英ガラス母材
の製造方法は、石英ガラス母材インゴットの細径部およ
びダミーロッド部を延伸炉の発熱体からの加熱から保護
するために、これらを耐熱性遮熱用治具で遮蔽するもの
であるが、これは例えば図１に示したものとされる。図
１は本発明による光ファイバ用石英ガラス母材製造装置
の縦断面図を示したもので、石英ガラス母材インゴット
２を延伸炉１の中で延伸するものであるが、これは延伸
炉１の中に中央太径部３、細径部４、ダミーロッド部５
からなる石英ガラス母材インゴット２が入れられてお
り、この石英ガラス母材インゴット２は断熱材６で覆わ
れている発熱体７で加熱されて軟化し、下に引き下げる
ことによって直径がＤ1 である中央太径部３よりも直径
の細い直径がＤ2 の石英ガラス母材８とされる。
の製造方法は、石英ガラス母材インゴットの細径部およ
びダミーロッド部を延伸炉の発熱体からの加熱から保護
するために、これらを耐熱性遮熱用治具で遮蔽するもの
であるが、これは例えば図１に示したものとされる。図
１は本発明による光ファイバ用石英ガラス母材製造装置
の縦断面図を示したもので、石英ガラス母材インゴット
２を延伸炉１の中で延伸するものであるが、これは延伸
炉１の中に中央太径部３、細径部４、ダミーロッド部５
からなる石英ガラス母材インゴット２が入れられてお
り、この石英ガラス母材インゴット２は断熱材６で覆わ
れている発熱体７で加熱されて軟化し、下に引き下げる
ことによって直径がＤ1 である中央太径部３よりも直径
の細い直径がＤ2 の石英ガラス母材８とされる。
【０００９】この装置では細径部４、ダミーロッド部５
が発熱体７から加熱されないように細径部４に耐熱性遮
熱用治具９が設けられているので、中央太径部３が発熱
体７からの加熱で軟化しても、この耐熱性遮熱用治具９
が発熱体７からの輻射熱を遮断するので、この細径部
４、ダミーロッド部は軟化せず、したがって延伸される
こともないので、中央太径部の延伸が終了してもこの細
径部、ダミーロッド部は延伸されず、外径変動により外
径収率が低下することはないという有利性が与えられ
る。
が発熱体７から加熱されないように細径部４に耐熱性遮
熱用治具９が設けられているので、中央太径部３が発熱
体７からの加熱で軟化しても、この耐熱性遮熱用治具９
が発熱体７からの輻射熱を遮断するので、この細径部
４、ダミーロッド部は軟化せず、したがって延伸される
こともないので、中央太径部の延伸が終了してもこの細
径部、ダミーロッド部は延伸されず、外径変動により外
径収率が低下することはないという有利性が与えられ
る。
【００１０】ここに使用される耐熱性遮熱用治具９は発
熱体からの輻射熱によって細径部およびダミーロッド部
が加熱されるのを防止するものであるので、それ自体が
耐熱性のすぐれたものとすることが必要とされる。した
がって、これはカーボン積層体や窒化けい素、窒化アル
ミニウム、ＳｉＣ、アルミナ、窒化ほう素などのセラミ
ックスなどで作られたものとすればよく、発熱体からの
輻射熱を効果的に遮蔽できるものであれば形状は特に規
定しないが、例えばドーナツ状円筒のものとすることが
でき、この外径は遮熱効果から石英ガラス母材インゴッ
トの外径Ｄ1 の70％以上とすることがよい。
熱体からの輻射熱によって細径部およびダミーロッド部
が加熱されるのを防止するものであるので、それ自体が
耐熱性のすぐれたものとすることが必要とされる。した
がって、これはカーボン積層体や窒化けい素、窒化アル
ミニウム、ＳｉＣ、アルミナ、窒化ほう素などのセラミ
ックスなどで作られたものとすればよく、発熱体からの
輻射熱を効果的に遮蔽できるものであれば形状は特に規
定しないが、例えばドーナツ状円筒のものとすることが
でき、この外径は遮熱効果から石英ガラス母材インゴッ
トの外径Ｄ1 の70％以上とすることがよい。
【００１１】また、この耐熱性遮熱用治具９はこの石英
ガラス母材インゴット２が延伸炉中において延伸の進行
に伴なって下降していくと、延伸終了時にはこの遮熱用
治具９が細径部にかかるようになるので、これは図２
（ａ）に示したように炉内断熱部材６の上部の半径方向
にスライドできるように斜めに設けて自重で移動するよ
うにし、中央太径部の延伸が終了する時点では図２
（ｃ）に示したようにこれが細径部４を遮断するように
してもよい。なお、図２（ｂ）は図２（ａ）の平面図を
示したものであるが、図にはこの耐熱性遮熱用治具９は
４枚のカーボン積層体を用いたものが示されている。
ガラス母材インゴット２が延伸炉中において延伸の進行
に伴なって下降していくと、延伸終了時にはこの遮熱用
治具９が細径部にかかるようになるので、これは図２
（ａ）に示したように炉内断熱部材６の上部の半径方向
にスライドできるように斜めに設けて自重で移動するよ
うにし、中央太径部の延伸が終了する時点では図２
（ｃ）に示したようにこれが細径部４を遮断するように
してもよい。なお、図２（ｂ）は図２（ａ）の平面図を
示したものであるが、図にはこの耐熱性遮熱用治具９は
４枚のカーボン積層体を用いたものが示されている。
【００１２】
【実施例】つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例１ 図１に示した装置を用いて石英ガラス母材延伸炉１の中
に中央太径部３が直径90mm、細径部が直径30mm、ダミー
ロッド部が直径20mmである石英ガラス母材インゴット２
を置き、断熱材６で覆われたカーボン製の発熱体７から
の加熱でこのインゴットを 1,700℃に加熱して軟化さ
せ、これを炉の下方に 100mm／分の速度で引張ったとこ
ろ、直径が40mmの光ファイバ用石英ガラス母材８が得ら
れた。
に中央太径部３が直径90mm、細径部が直径30mm、ダミー
ロッド部が直径20mmである石英ガラス母材インゴット２
を置き、断熱材６で覆われたカーボン製の発熱体７から
の加熱でこのインゴットを 1,700℃に加熱して軟化さ
せ、これを炉の下方に 100mm／分の速度で引張ったとこ
ろ、直径が40mmの光ファイバ用石英ガラス母材８が得ら
れた。
【００１３】しかし、この場合このインゴット２の細径
部４およびダミーロッド５の前にカーボン積層体からな
るドーナツ状円筒形の耐熱性遮熱用治具９を設けたとこ
ろ、インゴット２の延伸作業進行で細径部４およびダミ
ーロッド部５が発熱体７に近接してもこの細径部４およ
びダミーロッド部５は軟化せず、延伸されなかったので
その直径、形状に変化はなく、したがってこの石英ガラ
ス母材については外径収率が低下するということはなか
った。
部４およびダミーロッド５の前にカーボン積層体からな
るドーナツ状円筒形の耐熱性遮熱用治具９を設けたとこ
ろ、インゴット２の延伸作業進行で細径部４およびダミ
ーロッド部５が発熱体７に近接してもこの細径部４およ
びダミーロッド部５は軟化せず、延伸されなかったので
その直径、形状に変化はなく、したがってこの石英ガラ
ス母材については外径収率が低下するということはなか
った。
【００１４】実施例２ 図２（ａ）に示したように、石英ガラス母材延伸炉１の
中に実施例１と同一寸法の石英ガラス母材インゴット２
を置いたが、この場合には炉内断熱部材の上部の半径方
向にスライドできるようにカーボン積層体からなる耐熱
性遮熱用治具９を斜めに設け、このインゴット２を炉内
のカーボン製発熱体７からの加熱で加熱して軟化させ、
下に引き下げてここに直径が40mmの光ファイバ用石英ガ
ラス母材を作った。
中に実施例１と同一寸法の石英ガラス母材インゴット２
を置いたが、この場合には炉内断熱部材の上部の半径方
向にスライドできるようにカーボン積層体からなる耐熱
性遮熱用治具９を斜めに設け、このインゴット２を炉内
のカーボン製発熱体７からの加熱で加熱して軟化させ、
下に引き下げてここに直径が40mmの光ファイバ用石英ガ
ラス母材を作った。
【００１５】しかし、この場合にはインゴット２の延伸
作業進行で細径部４およびダミーロット部５が発熱体７
に近接したときには上記した耐熱性遮熱用治具９が図２
（ｃ）に示したように断熱部材の傾斜に沿って下方にス
ライドされており、発熱体７からの加熱がこの遮熱用治
具９の存在で遮断されているので、細径部４およびダミ
ーロッド部５は加熱されず、したがってこれは軟化せ
ず、延伸もされなかったので、その直径、形状に変化は
なく、それ故にこの石英ガラス母材については外径収率
が低下するということもなかった。
作業進行で細径部４およびダミーロット部５が発熱体７
に近接したときには上記した耐熱性遮熱用治具９が図２
（ｃ）に示したように断熱部材の傾斜に沿って下方にス
ライドされており、発熱体７からの加熱がこの遮熱用治
具９の存在で遮断されているので、細径部４およびダミ
ーロッド部５は加熱されず、したがってこれは軟化せ
ず、延伸もされなかったので、その直径、形状に変化は
なく、それ故にこの石英ガラス母材については外径収率
が低下するということもなかった。
【００１６】
【発明の効果】本発明は光ファイバ用石英ガラス母材の
製造方法に関するものであり、これは前記したように石
英ガラス母材インゴットを延伸炉を用いてこれより小径
の光ファイバ用石英ガラス母材を製造する方法におい
て、石英ガラス母材インゴットの細径部および石英ガラ
ス母材インゴット保持用のダミーロッド部に対する延伸
炉の発熱体からの加熱を、耐熱性遮熱用治具で遮蔽して
なることを特徴とするものであるが、これによれば母材
インゴットの細径部およびダミーロッド部への熱負荷が
低減されるので、このインゴットの延伸終了時でも細径
部やダミーロッド部が延伸されることがなく、したがっ
て外径制御上への悪影響を解消することができ、石英ガ
ラス母材の外径制御を高精度に行なうことができるとい
う有利性が与えられる。
製造方法に関するものであり、これは前記したように石
英ガラス母材インゴットを延伸炉を用いてこれより小径
の光ファイバ用石英ガラス母材を製造する方法におい
て、石英ガラス母材インゴットの細径部および石英ガラ
ス母材インゴット保持用のダミーロッド部に対する延伸
炉の発熱体からの加熱を、耐熱性遮熱用治具で遮蔽して
なることを特徴とするものであるが、これによれば母材
インゴットの細径部およびダミーロッド部への熱負荷が
低減されるので、このインゴットの延伸終了時でも細径
部やダミーロッド部が延伸されることがなく、したがっ
て外径制御上への悪影響を解消することができ、石英ガ
ラス母材の外径制御を高精度に行なうことができるとい
う有利性が与えられる。
【図１】本発明による光ファイバ用石英ガラス母材の石
英ガラス母材の延伸炉による製造装置の縦断面図を示し
たものである。
英ガラス母材の延伸炉による製造装置の縦断面図を示し
たものである。
【図２】（ａ）は本発明よる光ファイバ用石英ガラス母
材製造装置の他の例の縦断面図、（ｂ）はその平面図、
（ｃ）はその延伸終了時の縦断面図を示したものであ
る。
材製造装置の他の例の縦断面図、（ｂ）はその平面図、
（ｃ）はその延伸終了時の縦断面図を示したものであ
る。
【図３】（ａ）は従来公知の光ファイバ用石英ガラス母
材の延伸炉による製造装置の縦断面図、（ｂ）はこの装
置で作られた石英ガラス母材の縦断面図を示したもので
ある。
材の延伸炉による製造装置の縦断面図、（ｂ）はこの装
置で作られた石英ガラス母材の縦断面図を示したもので
ある。
【符号の説明】１ ，11…延伸炉、 ２，12…石英ガラス母材
インゴット、３，13…中央太径部、 ４，14…細
径部、５，15…ダミーロッド部、 ６，16…断熱部
材、７，17…発熱体、 ８，18…光ファイバ
用石英ガラス母材、９…耐熱性遮熱用治具。
インゴット、３，13…中央太径部、 ４，14…細
径部、５，15…ダミーロッド部、 ６，16…断熱部
材、７，17…発熱体、 ８，18…光ファイバ
用石英ガラス母材、９…耐熱性遮熱用治具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平沢 秀夫 群馬県安中市磯部２丁目13番１号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】石英ガラス母材インゴットを延伸炉を用い
てこれより小径の光ファイバ用石英ガラス母材を製造す
る方法において、石英ガラス母材インゴットの細径部お
よび石英ガラス母材インゴット保持用のダミーロッド部
に対する延伸炉の発熱体からの加熱を、耐熱性遮熱用治
具で遮蔽してなることを特徴とする光ファイバ用石英ガ
ラス母材の製造方法。 - 【請求項２】耐熱性遮熱用治具を半径方向に移動させて
遮熱効果を調節するようにした請求項１に記載した光フ
ァイバ用石英ガラス母材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18035093A JP2925436B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 光ファイバ用石英ガラス母材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18035093A JP2925436B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 光ファイバ用石英ガラス母材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733463A true JPH0733463A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2925436B2 JP2925436B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16081701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18035093A Expired - Fee Related JP2925436B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 光ファイバ用石英ガラス母材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2925436B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010026769A1 (ja) | 2008-09-05 | 2010-03-11 | 信越化学工業株式会社 | 光ファイバ用プリフォームの製造方法 |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP18035093A patent/JP2925436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010026769A1 (ja) | 2008-09-05 | 2010-03-11 | 信越化学工業株式会社 | 光ファイバ用プリフォームの製造方法 |
| JP2010059033A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 光ファイバ用プリフォームの製造方法 |
| US8661857B2 (en) | 2008-09-05 | 2014-03-04 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method of manufacturing optical fiber preform |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2925436B2 (ja) | 1999-07-28 |
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