JPH07333451A - 薄膜の形成方法及びその形成装置 - Google Patents

薄膜の形成方法及びその形成装置

Info

Publication number
JPH07333451A
JPH07333451A JP12666994A JP12666994A JPH07333451A JP H07333451 A JPH07333451 A JP H07333451A JP 12666994 A JP12666994 A JP 12666994A JP 12666994 A JP12666994 A JP 12666994A JP H07333451 A JPH07333451 A JP H07333451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
forming
light
light beam
rotary holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12666994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguhiro Korenaga
継博 是永
Shinji Uchida
真司 内田
Akihito Sawada
亮人 沢田
Hiroyuki Sato
博行 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12666994A priority Critical patent/JPH07333451A/ja
Publication of JPH07333451A publication Critical patent/JPH07333451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の被成膜体を同時に高精度で均一な膜厚
で成膜する。 【構成】 基板(被成膜体)9を成膜治具を介して曲面
の回転ドーム(回転型ホルダー)8上に設置して成膜を
行うときに、各基板9の傾きを発光手段14と受光手段
15で光学的に検出してミスセッティングを防ぐととも
に、成膜治具と回転ドーム8を点接触とすることによ
り、成膜中の成膜治具のがたつきを抑え、回転ドーム8
の円周上の各基板9に高精度で均一な膜厚で成膜でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて高い膜厚精度を
要求される光学多層膜などの薄膜の形成方法及びその形
成装置に関する。
【0002】本発明は広汎な用途に適用可能であるが、
以下光学多層膜の例により説明する。
【0003】
【従来の技術】近年、光学デバイスに要求される仕様は
厳しくなってきており、極めて高い波長精度をもつ光学
多層膜を大量に製造する技術が必要となっている。
【0004】光学多層膜などの薄膜の形成方法におい
て、広い面積で均一な膜厚分布を得るように、薄膜が形
成される基板を回転ドームなどの回転型の基板ホルダー
に保持しつつ、これに膜厚補正板を組み合わせることが
よく行われている(例えば、文献:光・薄膜技術マニュ
アル、オプトロニクス社 参照)。また、組成分布を有
する薄膜の形成方法や均一な膜厚や膜質を得る真空蒸着
装置に関する発明もなされている(特公昭60−595
61号公報、特開昭61−14874号公報参照)。
【0005】以下に従来の光学多層膜の形成方法につい
て説明する。図6に示すように、排気ポンプ1によって
高真空状態に保たれた真空槽2内に配設された電子銃3
により矢印Aの方向に出射した電子でハース4内の第1
の蒸着材料5を加熱融解し、蒸発させる。矢印Bのよう
に蒸発した蒸発粒子6は、その一部が膜厚補正板7によ
って進行を妨げられるが、残りは矢印Cの方向に回転す
る回転ドーム8に嵌合する成膜治具を介して、回転ドー
ム8に保持された基板9に到達し、被成膜体である基板
9上に薄膜を形成する。基板9は成膜前に複数の基板加
熱源(図示せず)により、回転ドーム8の全体で均一な
温度に加熱されている。さらに、第2の蒸着材料10や
第3以降の蒸着材料についても上述と同様の過程を繰り
返すことによって基板9上に多層膜を形成できる。各層
の光学的膜厚については、同時成膜されるモニタガラス
11の反射率を測定し膜厚を制御する光学的膜厚制御手
段12により、高精度な制御が可能である。図中のDは
ハース4の回転方向を示す。
【0006】蒸着材料としてSiO2とTiO2の2材料
を用い、上述の薄膜の形成方法により、(表1)に示す
ような膜構成のバンドパスフィルタとなる光学多層膜を
成膜した。
【0007】
【表1】
【0008】上述の膜構成にてガラス製の基板9に成膜
した光学多層膜の代表的な反射特性は、図7に示すよう
であり、回転ドーム8の各位置における基板9の短波長
側と長波長側の半値波長(最大透過率の半分の透過率を
もつ波長)の値は、例えば回転ドーム8の8段目の円周
方向の位置で(表2)に示すようであった。
【0009】
【表2】
【0010】(表2)において、回転ドーム8上の段数
とは、図8に示すように、回転ドーム8の回転軸13か
ら近い順に1段目、2段目…の基板9の配置段数であ
り、また、円周方向の位置とは、同一段数上で90°ず
つ離れた位置においた基板9の位置である。
【0011】形成装置の実寸法はハース4と回転ドーム
8の回転軸13の距離が15cm、回転ドーム8の曲率
半径が38cm、曲率中心の高さが22cm、回転ドー
ム8の最大径が31cmである。
【0012】この(表2)より明らかなように、バンド
パスフィルタには光学特性にばらつきがあり、回転ドー
ム8の円周方向に膜厚のばらつきが生じていることが判
る。上述と同様の薄膜の形成および評価を数回繰り返し
た結果、同一円周方向におけるバンドパスフィルタ間の
半値波長のばらつきは形成操作間によって異なり、半値
波長のばらつきは、小さいもので±1.5nm、大きい
もので±5nmである。
【0013】この程度の光学特性のばらつきは従来の光
学デバイスにとっては問題とならなかったが、最近、光
学デバイスには極めて高い色再現性が必要とされてお
り、それに伴い、このようなデバイスの核となる光学多
層膜に対し、厳しい仕様が要求されており、光学特性の
ばらつきは無視できないものとなっている。
【0014】上述のように従来の標準的な薄膜の形成装
置にて、蒸着材料がTiO2,SiO2よりなるバンドパ
スフィルタを作成したところ、従来全く考えられていな
かった回転ドーム8の円周方向の半値波長のばらつき
が、最大±5nm程度も存在することを見いだした。こ
の円周方向のばらつきは回転ドーム8の外周部に位置し
て成膜された基板9のほうが大きかった。
【0015】回転ドーム8の円周方向の半値波長のばら
つきが最大±5nm程度も存在することを検討した結
果、その主たる原因は回転ドーム8上にセッティングし
たときに、個々の基板9において、回転ドーム8に対す
る傾きがばらついているためであることが判明した。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の薄
膜の形成方法及びその形成装置では、回転ドーム8に載
置された基板9に形成される膜厚が、均一でなくばらつ
きが生じるという問題点を有していた。
【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回転ドームの広い範囲で高精度に均一な膜厚が形成
できる薄膜の形成方法及びその形成装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の薄膜の形成方法は、複数の基板を回転型ホル
ダーに保持した後、回転型ホルダーを回転させながら同
一円周上にある各基板に光ビームを照射し、各基板から
反射した光ビームが予め設定した位置にあることを確認
した後に成膜する方法としたものである。
【0019】そして、その方法を実現する薄膜の形成装
置は、真空槽と、蒸着源と、複数の基板を保持する回転
型ホルダーを備え、基板に対する光ビームを照射する発
光手段と、基板から反射した光ビームを位置検出する受
光手段を設けたものである。
【0020】
【作用】この方法において、回転型ホルダーの同一円周
上にある各基板からの反射した光ビームの軌跡を検知し
て、同一円周上の各基板の傾きのばらつきを知ることと
なり、かつ、これらの反射した光ビームが同一の軌跡を
描くように基板をセッティングしなおすこととなる。
【0021】また、上記方法を前記する形成装置は実現
することが容易にできるものである。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について説明す
る。
【0023】本発明の一実施例において、前述の従来例
について説明した構成部分と同じ部分については同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0024】図1に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述従来の構成に半導体レーザの発光手段1
4と、CCDセンサの受光手段15を付加したことにあ
る。
【0025】以上のように構成された薄膜の形成装置に
ついて、以下その動作を説明する。基板9に発光手段1
4から矢印Eの方向に出射させた光ビームを当て、回転
ドーム8を少し回転させると、受光手段15にはその基
板9から矢印Fの方向に反射した光ビームの軌跡が得ら
れる。回転ドーム8を一回転させると、同一円周上の各
基板9から反射した光ビームの軌跡が得られる。これら
の軌跡が重なるほど各基板9の傾きにばらつきがないこ
とになる。基板9がどのような方向に傾いているかによ
って軌跡が異なるが、図1で説明した形成装置にて検討
した結果、基板9が図2に示すような回転ドーム8の法
線16に対する基板9の垂直(y軸)方向の傾きα、β
がともに±30分以下の傾きであれば、半値波長のばら
つきが±1nm程度のばらつきに抑えられることがわか
った。
【0026】したがって、本実施例において、複数の基
板9に発光手段14から出射した光ビームを当て、受光
手段15により、その基板9からの反射した光ビームを
検知することにより、ミスセッティングを事前に確認
し、微少な傾きのばらつきを修正できるので、高い精度
要求を満足する光学特性のばらつきの少ない光学多層膜
を広い面積で製造できる。
【0027】なお、本実施例では、発光手段14に半導
体レーザを用いたが基板9に光ビームを照射できれば手
段は問わない。また反射した光ビームの受光手段15も
CCDセンサでなくてもよく、位置検出ができれば手段
は問わない。さらに発光手段14と受光手段15はその
設置位置も問わない。
【0028】本実施例における膜厚制御は光学的膜厚制
御手段12にて行ったが、特にこれに固執しない。ま
た、蒸着材料としてTiO2とSiO2を用いたが、これ
ら以外の蒸着材料に対しても本実施例が適用できること
は言うまでもない。
【0029】また、本実施例で説明した膜構成にも制限
はなく、あらゆる光学多層膜に有効であることはいうま
でもなく、光学多層膜以外の高い膜厚精度を要求される
薄膜の形成においても有効である。
【0030】また、本実施例では成膜手段に電子ビーム
蒸着を用いたが、スパッタ等の他の成膜手段を用いても
同様の効果が得られる。
【0031】また、基板9の形状には制限なく、回転ド
ーム8以外の回転型ホルダーであってもさしつかえな
い。さらに、基板9を保持する治具の形状、あるいは、
回転型ホルダーの孔も円形に限るものでなく、いかなる
形状でもよい。
【0032】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0033】図3に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述従来の構成に、光学的膜厚制御手段12
を真空槽2内で着脱可能としたミラー17と光量センサ
18の前にスリット19を付加した構成としたものであ
る。なお、ミラー17は真空槽2を真空引きするときは
取り外す。図中の20は光源、21は反射面である。
【0034】以上のように構成された薄膜の形成装置に
ついて、以下その動作を説明する。回転ドーム8上に成
膜治具を介してセッティングされた基板9に対し、光学
的膜厚制御手段12の光源20からの矢印Gの方向に出
射した光束を反射面21とミラー17で反射させて基板
9に照射する。このとき基板9から反射した光束が光量
センサ18に到達するようにミラー17を配置する。回
転ドーム8を少し回転させると光量センサ18上を基板
9からの反射光の軌跡が通過する。回転ドーム8を一回
転させると、同一円周上の各基板9から反射光の軌跡が
通過する。ここで、光量センサ18の前に代表的な反射
光の軌跡にくりぬいたスリット19を設けているので、
各基板9からの全反射光量をチェックすることにより、
複数の基板9のミスセッティングを事前に検知できると
ともに、微少な傾きのばらつきを修正できる。
【0035】以上のように本実施例では、前述実施例1
と同様の効果が得られ、さらにミスセッティングの検知
用の光源に光学的膜厚制御手段12の光源20を用いて
いるのでコストアップにならず、また、通常の光学的膜
厚制御手段12には光量センサ18の前に単色フィルタ
が必要で、複数の単色フィルタを交換できる機構が備わ
っているので、単色フィルタの代わりに一カ所だけスリ
ット19を設ければよく、大きな改造を全く必要としな
い利点もある。
【0036】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて説明する。
【0037】図4に示すように、回転ドーム上にセッテ
ィングする基板を載置する成膜治具22は、従来の平板
状の成膜治具と異なり、中心に対して互いに120度ず
つの角度に位置させて立設した3個のピン(突起部)2
3を設け、このピン23を回転ドームに接触させて、成
膜治具22を嵌合させる構成としている。図中の24は
回転ドームの孔と嵌合する外周部、25は基板を載置す
る孔を示す。
【0038】従来は曲面の回転型ホルダーに形設した孔
に平板状の成膜治具を嵌合すると治具の座りが悪くて、
成膜中に回転型ホルダーの回転による振動によって個々
の成膜治具がいろいろな方向にがたついてしまってい
た。したがって各基板の傾きのばらつきを修正した後
に、例えば耐熱テープなどで成膜治具を回転型ホルダー
に固定させる必要があった。
【0039】本実施例の成膜治具22を用いて基板を調
整してセッティングした後、各基板の傾きのばらつきを
測定すると、前述図2で示したα、βの傾きについて、
α、βの傾きとも±30分以下であり、このまま、成膜
治具22を固定せずに多層膜を成膜したときの半値波長
のばらつきも±1nm程度に抑えられることがわかっ
た。また、各ピン23の高さに対する寸法公差は直径3
0mmの成膜治具22に対し、±0.1mm程度で半値
波長±1nmが実現できた。この程度の寸法公差では加
工コストはさほど高くならない。
【0040】以上のように本実施例によれば、3個のピ
ン23を立設した成膜治具22を用いることにより、多
数の基板を安定に保持し、高精度で光学特性のばらつき
の少ない光学多層膜を広い面積で製造できる。
【0041】なお、本実施例では、成膜治具22に3個
のピン23を立設したが、4個あるいはそれ以上でもな
んら問題はない。さらにピン23に限るものでなく、例
えばマイクロねじなどの突起部としてもよく、マイクロ
ねじであれば高さ調整ができて、回転型ホルダーに局部
的な変形があっても対応できるので効果はさらに高くな
る。
【0042】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて説明する。
【0043】図5に示すように、回転型ホルダー26の
各孔27の周辺に、孔27の中心に対して互いに120
度ずつの角度に位置させて形設したねじ穴にマイクロね
じなどを装着した突起体28を設け、従来の平板状の成
膜治具を突起体28に接触させて、回転型ホルダー26
に嵌合させる構成としている。
【0044】この構成により、前述実施例3と同様に、
多数の基板を安定に保持し、高精度で光学特性のばらつ
きの少ない光学多層膜を広い面積で製造できる。また、
回転型ホルダー26に局部的な変形があってもマイクロ
ねじの調整で対応でき、かつ、成膜治具と各孔との組み
合わせを考える必要がなく、成膜治具の取付けの作業性
が高くなる。
【0045】なお、前述実施例3と同様に、突起体28
は3個に限るものでなく4個あるいはそれ以上でもなん
ら問題はなく、さらに回転型ホルダー26に変形がなけ
れば突起体28がピンでもよい。
【0046】さらに、前述実施例3および実施例4にお
いて、成膜治具22や回転型ホルダー26の孔の形状も
円形に限るものでなく、例えば四角形でもよい。また回
転型ホルダー26の形状も半球状に限らず、例えば円錐
状でもよい。
【0047】さらに、あらゆる光学多層膜に有効であ
り、光学多層膜以外の高い膜厚精度を要求される薄膜の
形成にも適用できることはいうまでもない。
【0048】また、前述実施例1または2において、実
施例3もしくは実施例4の成膜治具22もしくは回転型
ホルダー26を用いて、成膜前のミスセッティングを防
止することにより、さらに有効な効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、複数の基板を回転型ホルダーに保持した後、回転型
ホルダーを回転させながら同一円周上にある各基板に光
ビームを照射し、各基板から反射した光ビームを予め設
定した位置にあることを確認した後に成膜する方法で、
回転型ホルダーの広い範囲で高精度に均一な膜厚が形成
できる優れた薄膜の形成方法を実現できるものである。
【0050】そして請求項2ないし5に記載する薄膜の
形成装置は、上記する請求項1に記載する形成方法を簡
単容易に実現できる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の薄膜の形成装置の概略構成
【図2】(a)は同薄膜の形成装置の回転ドームに被成
膜体を載置した状態を示す概略断面図 (b)は同被成膜体の回転ドーム面の垂直方向の傾きを
示す説明図 (c)は同被成膜体の回転ドーム面の水平方向の傾きを
示す説明図
【図3】本発明の実施例2の薄膜の形成装置の概略構成
【図4】(a)は本発明の実施例3の薄膜の形成装置の
成膜治具の正面図 (b)は(a)の側面略図
【図5】本発明の実施例4の薄膜の形成装置の回転型ホ
ルダーの要部斜面図
【図6】従来の薄膜の形成装置の概略構成図
【図7】光学多層膜の反射特性図
【図8】従来の薄膜の形成装置の回転ドームの概略正面
【符号の説明】
2 真空槽 5 第1の蒸着材料(蒸着源) 8 回転ドーム(回転型ホルダー) 9 基板(被成膜体) 10 第2の蒸着材料(蒸着源) 12 光学的膜厚制御手段 14 発光手段 15 受光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空槽内の所定位置に複数の被成膜体を
    成膜治具を介して回転型ホルダーに保持した後、前記回
    転型ホルダーを回転させながら同一円周上にある前記各
    被成膜体に発光手段による光ビームを照射し、前記各被
    成膜体から反射した前記光ビームが予め設定した位置に
    あることを受光手段により確認した後、所定の蒸着材料
    で前記被成膜体に成膜することを特徴とする薄膜の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 真空槽と、蒸着源と、嵌合する成膜治具
    を介して複数の被成膜体を保持する回転型ホルダーと、
    光源からの光ビームを前記被成膜体と同時成膜されるモ
    ニタガラスに照射し、その反射した前記光ビームの光量
    を光量センサにて検知して膜厚を制御する光学的膜厚制
    御手段を設け、前記被成膜体に光ビームを照射する発光
    手段と、前記被成膜体から反射した前記光ビームの位置
    検出をする受光手段を備えたことを特徴とする薄膜の形
    成装置。
  3. 【請求項3】 真空槽と、蒸着源と、嵌合する成膜治具
    を介して複数の被成膜体を保持する回転型ホルダーと、
    光源からの光ビームを前記被成膜体と同時成膜されるモ
    ニタガラスに照射し、その反射した前記光ビームの光量
    を光量センサにて検知して膜厚を制御する光学的膜厚制
    御手段を設け、前記光源からの前記光ビームを前記複数
    の被成膜体のうちの任意の被成膜体に照射し、前記任意
    の被成膜体からの反射した前記光ビームをスリットを通
    過させて前記光量センサに導く光学的検知手段を備えた
    ことを特徴とする薄膜の形成装置。
  4. 【請求項4】 成膜治具の周辺部に3個以上の突起部を
    立設し、前記突起部を回転型ホルダーに接触させて、前
    記成膜治具を、嵌合させる構成としたことを特徴とする
    請求項2または3記載の薄膜の形成装置。
  5. 【請求項5】 回転型ホルダーに形設した各孔の周辺部
    に3個以上の突起体を設け、成膜治具を前記突起体に接
    触させて、前記回転型ホルダーに嵌合させる構成とした
    ことを特徴とする請求項2または3記載の薄膜の形成装
    置。
JP12666994A 1994-06-09 1994-06-09 薄膜の形成方法及びその形成装置 Pending JPH07333451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12666994A JPH07333451A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 薄膜の形成方法及びその形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12666994A JPH07333451A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 薄膜の形成方法及びその形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07333451A true JPH07333451A (ja) 1995-12-22

Family

ID=14940939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12666994A Pending JPH07333451A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 薄膜の形成方法及びその形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07333451A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11246968A (ja) * 1998-03-05 1999-09-14 Olympus Optical Co Ltd 光学薄膜の製造方法
WO2002069000A1 (fr) * 2001-02-27 2002-09-06 Seiko Epson Corporation Filtre a film multicouche et procede de production de celui-ci, filtre eliminateur d'uv, verre etanche aux poussieres, panneau d'affichage et unite d'affichage du type a projection

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11246968A (ja) * 1998-03-05 1999-09-14 Olympus Optical Co Ltd 光学薄膜の製造方法
WO2002069000A1 (fr) * 2001-02-27 2002-09-06 Seiko Epson Corporation Filtre a film multicouche et procede de production de celui-ci, filtre eliminateur d'uv, verre etanche aux poussieres, panneau d'affichage et unite d'affichage du type a projection
US7172294B2 (en) 2001-02-27 2007-02-06 Seiko Epson Corporation Multi-layer film cut filter and production method therefor, UV cut filter, dustproof glass, display panel and projection type display unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4474109B2 (ja) スパッタ装置
US4940881A (en) Method and apparatus for effecting selective ablation of a coating from a substrate, and controlling the wall angle of coating edge portions
US7772527B2 (en) Heat reflector and substrate processing apparatus comprising the same
US6063436A (en) Use of multiple masks to control uniformity in coating deposition
JPH11200017A (ja) 光学薄膜成膜装置およびこの光学薄膜成膜装置により成膜された光学素子
FR2732362A1 (fr) Poste pour l'application de revetement sur des substrats courbes, notamment des lentilles optiques ou ophtalmiques
JPH07333451A (ja) 薄膜の形成方法及びその形成装置
JPH09292495A (ja) X線反射装置
AU7238898A (en) Mechanism for imparting water repellency to both sides simultaneously
JP4555638B2 (ja) 薄膜蒸着装置
US6210540B1 (en) Method and apparatus for depositing thin films on vertical surfaces
JP3306394B2 (ja) 膜厚測定装置および膜厚測定方法
JP2007100123A (ja) 真空蒸着装置
JP2005336535A5 (ja)
JPH06337310A (ja) 光学多層膜並びにその成膜方法及びその成膜装置
JP2727540B2 (ja) 光学的膜厚制御装置
JPH0819517B2 (ja) レ−ザ蒸着方法
US6402900B1 (en) System and method for performing sputter deposition using ion sources, targets and a substrate arranged about the faces of a cube
EP0354195A2 (en) Method for producing laser mirrors with radially variable reflectance
JPH1171671A (ja) 真空蒸着装置
JP5654255B2 (ja) 蒸着装置
US20240167145A1 (en) Method for depositing a layer optical element, and optical assembly for the duv wavelength range
JPS62224669A (ja) レ−ザセラミツクスコ−テイング方法
JP2825822B2 (ja) 蒸着膜形成装置、蒸着膜形成方法及びこれらにより形成された基板
JP2024049687A (ja) 光学装置、加工装置、及び物品の製造方法