JPH07332954A - 変位傾斜測定方法および装置 - Google Patents

変位傾斜測定方法および装置

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JPH07332954A
JPH07332954A JP6128879A JP12887994A JPH07332954A JP H07332954 A JPH07332954 A JP H07332954A JP 6128879 A JP6128879 A JP 6128879A JP 12887994 A JP12887994 A JP 12887994A JP H07332954 A JPH07332954 A JP H07332954A
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JP
Japan
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light
displacement
measurement surface
amount
light receiving
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JP6128879A
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Toru Fujii
藤井  透
Hitoshi Kawai
斉 河井
Masatoshi Suzuki
正敏 鈴木
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な構成を必要とすることなく、迅速に測
定対象面の変位と傾斜とを同時に測定できるようにする
ことを目的とする。 【構成】 微動ステージ1上の測定点では、光源2a,
2bの異なる方向からの2つの光が照射される。そし
て、このことによる微動ステージ1から反射する光のそ
れぞれを2つの2次元光センサ3a,3bで検出し、演
算処理部4により微動ステージ1の変位量と傾斜量が同
時測定可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッパーなどの移動ス
テージ等の変位と傾斜とを同時に測定する変位傾斜測定
方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縮小投影露光装置(ステッパー)などの
光学装置では、基板を載置して微小な位置制御を行うウ
エハーステージの変位と傾斜の状態を把握しておくこと
は重要なことである。この、測定対象面の変位と傾斜を
同時に実時間で測定する方法として、従来より干渉計,
静電容量変位計や、差動トランスなどを測定対象の移動
面に対して多軸に配置することによる測定方法が知られ
ている。その他、傾斜を測定する方法としては、オート
コリメーターがある。また、変位もしくは傾斜を測定で
きる分割フォトダイオードによる測定方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来から使われている
干渉計ではストロークが大きいという長所はあるが、各
軸に使用する光学部品やカウンター等の電気系など高価
なものが必要となる。また、静電容量変位計、差動トラ
ンスではセンサー部を被測定部に接近させる必要があ
り、かつ電気系が複雑な同期検波などをしなければなら
ない。またオートコリメーターや従来の分割フォトダイ
オードは、安価に簡単に構成することができるが、変位
と傾斜の分離同時検出ができない等の問題点があった。
【0004】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、複雑な構成を必要とする
ことなく、迅速に測定対象面の変位と傾斜とを同時に測
定できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の変位傾斜測定
方法は、まず、測定面の所定の位置に測定面に対して所
定の角度から第1の光を照射することで得られる測定面
で反射した第1の反射光を、所定の位置より第1の距離
に配置した第1の受光面で受光し、加えて、所定の位置
に測定面に対して所定の角度から第2の光を照射するこ
とで得られる測定面で反射した第2の反射光を、所定の
位置より第2の距離に配置した第2の受光面で受光す
る。そして、第1,第2の距離、第1の光の所定の位置
までの光路を測定面に投影した軌跡と,第2の光の所定
の位置までの光路を測定面に投影した軌跡とがなす投影
角度、そして、第1の受光面の第1の反射光の受光位置
の移動量、第2の受光面の第2の反射光の受光位置の移
動量により、測定面の傾き量と法線方向の変位量とを同
時に算出することを特徴とする。
【0006】また、この発明の変位傾斜測定装置は、測
定面の所定の位置に測定面に対して所定の角度より第1
の光を照射する第1の光源と、所定の位置に第1の光源
とは異なる方向から測定面に対して所定の角度より第2
の光を照射する第2の光源と、第1の光源による測定面
からの反射光を受光し、その受光位置に対応した第1の
受光位置信号を出力する第1の光センサと、第2の光源
による測定面からの反射光を受光し、その受光位置に対
応した第2の受光位置信号を出力する第2の光センサと
を備える。そして、第1と第2の受光位置信号の変化量
と,第1の光の線と第2の光の線とを測定面に投影した
ときになすそれぞれの投影角度と、により測定面の傾き
量と法線方向の変位量とを同時に算出する演算処理手段
とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】測定面が傾いたり上下すると、この変化量が第
1と第2の反射光の光路の変化となる。そして、この光
路の変化により、測定面の傾斜量や法線方向の変位量を
算出する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の1実施例を図を参照して説
明する。 実施例1 図1は、この発明の第1の実施例である変位傾斜測定装
置の構成を示す構成図であり、1は微小な位置制御が行
われる微動ステージ、2a,2bは光源、3a,3bは
微動ステージ1で反射した光源2a,2bからの光をそ
れぞれ受ける2次元光センサ、4は2次元光センサ3
a,3bより得られた信号より微動ステージ1の変位量
と傾斜量とを算出する演算処理部である。2次元光セン
サ3a,3bは、入射した光の受光面内の位置に対応す
る信号を出力するものであり、たとえばCCDイメージ
センサや、4分割ダイオードなどがある。
【0009】微動ステージ1上の測定点では、光源2
a,2bの異なる方向からの2つの光が照射される。こ
のとき一つの光源を2つに分けても、2つの光源を用い
てもどちらでもよい。微動ステージ1から反射する光の
それぞれを2つの2次元光センサ3a,3bで検出し、
演算処理部4により上記演算を行い微動ステージ1の変
位量と傾斜量が同時測定可能となる。なお、ここでは、
微動ステージ1上の測定点から2次元光センサ3a,3
bまでの距離は両方ともLとする。
【0010】2次元光センサ3a,3bは光線の入射面
との交線方向とその交線に直交する方向の変化を測定で
きるように配置する。この測定は光線の測定点への入射
角(θ)、測定点から2次元光センサ3a,3bの受光
面までの距離(L)、2つの光線間のxy面での角度
(Φ)、反射光の2次元光センサ3a,3bの受光面で
のスポット径によって感度とダイナミックレンジが変わ
る。また微動ステージ1の反射面が光学的に平面である
ほどスポット形状のくずれが小さく、反射強度が大きく
なるため感度がよくなるので、微動ステージ1が粗面の
場合でも反射面に鏡面状のものをつけることにより感度
が上がる。
【0011】以下、この発明の変位傾斜測定方法によ
る、微動ステージ1の変位量と傾斜量の算出について詳
細に説明する。ここでは、計算式を簡単にするために、
図1に示すように、光源2aからの光軸がyz面を入射
面とするように座標を設定し、光源2aからの光軸と光
源2bからの光軸とのxy面においてなす角をΦとす
る。また2つの光線ともxy面とのなす角をθとする。
すなわち、光源2a,2bからの光線と微小ステージ1
とのなす角はθである。
【0012】ここで微小ステージ1がz軸方向にδz微
小変位し、x軸を中心にδθ1 、y軸を中心にδθ2
小回転(傾斜)した場合を考える。微小ステージ1の変
位・傾斜量は微小であり、測定範囲内ではこの変化が線
形的なものととらえることができるので、2つの光の2
次元光センサ3a,3b上での移動量S1、S2は、2次
元ベクトルで表され、以下の式1,式2で示される。
【0013】 S1(ξ1、η1)={2Lδθ2、Aδz−2Lδθ1}・・・(1)
【0014】 S2(ξ2、η2) ={2Lδθ2(sinΦ+cosΦ)、Aδz+2Lθ1(sinΦ−cosΦ)} ・・・(2)
【0015】上式において、S 1は光源2aを出射した
yz面を入射面とする光が2次元光センサ3aの受光面
上に作るスポットの座標で、その座標系は(ξ1、η1
で示される。また、S2は他方の光源2bからの光が、
2次元光センサ3bの受光面上に作るスポットの座標
で、その座標系は(ξ2、η2)で示される。なお、Aは
測定面への光の入射角で決まる定数であり、また、入射
面に対してξは平行、ηは垂直な方向とする。
【0016】ここで、B(Φ)=(sinΦ+cosΦ)、C
(Φ)=(sinΦ−cosΦ)、と定義すれば、以下の式3に
示すように、上式2を整理することができる。
【0017】 S2(ξ2、η2)={2LB(Φ)δθ2、Aδz+2LC(Φ)θ1}・・・(3)
【0018】そして、L、Φはあらかじめ測定でき既知
となるため、上記式1と式3(式2)を解くとそれぞれ
の変化量を別々に求めることが可能となり、ステージの
変位量(δz)、傾斜量(δθ1,δθ2)は以下のようにな
る。
【0019】 δθ1=(η2ーη1)/(2LC(Φ)+2L)・・・(4)
【0020】δθ2=ξ1/(2L)・・・(5)
【0021】δz=η1+2Lδθ1・・・(6)
【0022】また設計上の都合で2つ2次元光センサ3
a,3bの配置であるθ,Lをそれぞれ一致させること
が出来ない場合でも、たとえばδθかδzどちらか一方
について双方の受光面の単位ビーム偏向あたりの差動出
力が等しくなるように増幅器ゲインを調整すればよい。
このことにより、2つの2次元光センサ3a,3bより
得られた信号の後処理の線形演算で、微動ステージ1の
変位量と傾斜量の同時算出が可能となる。
【0023】実施例2.なお、上記実施例において、2
次元光センサを用いるようにしたがこれに限るものでは
ない。入射した光の1次元方向の位置に対応した信号を
出力する1次元光センサを4つ用いるようにしても良
い。図2に示すように、測定面21で反射した1つの光
22をビームスプリッター23などで2つに分け、この
2つの光22a,22bを受光するように1次元センサ
24a,24bを配置する。そして、2つに分けた光2
2a,22bを受光する1次元光センサ24a,24b
を、それぞれその受光部が直交するように配置すればよ
く、実施例1と同様の効果を奏するものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、測定面に異なる方向からの第1と第2の光を照射
し、測定面が傾いたり上下したときの第1と第2の反射
光の光路の変化により、測定面の傾斜量や法線方向の変
位量を算出するようにした。このため、複雑な構成を必
要とすることなく、迅速に測定対象面の変位と傾斜とを
同時に測定できるという効果がある。
【0025】例えば、ステッパーの移動ステージが、縮
小投影レンズ系により形成される結像面に対して変位・
傾斜があると、露光時のフォーカスの誤差となる。しか
し、この発明によれば、測定面である移動ステージのス
テッピング動作などによる平行移動に対しては、その面
内移動を検出しないので、移動ステージが平行移動した
ときの、測定点におけるフォーカス位置や傾斜などの誤
差特性を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例である変位傾斜測定
装置の構成を示す斜視図である。
【図2】 この発明の第2の実施例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…微動ステージ、2a,2b…光源、3a,3b…2
次元光センサ、4…演算処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な測定面の法線方向の変位量と前記
    測定面の傾き量とを測定する変位傾斜測定方法であっ
    て、 前記測定面の所定の位置に前記測定面に対して所定の角
    度から第1の光を照射することで得られる前記測定面で
    反射した第1の反射光を、前記所定の位置より第1の距
    離に配置した第1の受光面で受光し、 前記所定の位置に前記測定面に対して所定の角度から第
    2の光を照射することで得られる前記測定面で反射した
    第2の反射光を、前記所定の位置より第2の距離に配置
    した第2の受光面で受光し、 前記第1,第2の距離、 前記第1の光の前記所定の位置までの光路を前記測定面
    に投影した軌跡と,前記第2の光の前記所定の位置まで
    の光路を前記測定面に投影した軌跡とがなす投影角度、 前記第1の受光面の前記第1の反射光の受光位置の移動
    量、前記第2の受光面の前記第2の反射光の受光位置の
    移動量により、 前記測定面の傾き量と法線方向の変位量とを同時に算出
    することを特徴とする変位傾斜測定方法。
  2. 【請求項2】 平坦な測定面の法線方向の変位量と前記
    測定面の傾き量とを測定する変位傾斜測定装置であっ
    て、 前記測定面の所定の位置に前記測定面に対して所定の角
    度より第1の光を照射する第1の光源と、 前記所定の位置に前記第1の光源とは異なる方向から前
    記測定面に対して所定の角度より第2の光を照射する第
    2の光源と、 前記第1の光源による前記測定面からの反射光を受光
    し、その受光位置に対応した第1の受光位置信号を出力
    する第1の光センサと、 前記第2の光源による前記測定面からの反射光を受光
    し、その受光位置に対応した第2の受光位置信号を出力
    する第2の光センサと、 前記第1と第2の受光位置信号の変化量と,前記第1の
    光の線と第2の光の線とを前記測定面に投影したときに
    なすそれぞれの投影角度とにより測定面の傾き量と法線
    方向の変位量とを同時に算出する演算処理手段とを備え
    たことを特徴とする変位傾斜測定装置。
JP6128879A 1994-06-10 1994-06-10 変位傾斜測定方法および装置 Pending JPH07332954A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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