JPH07331696A - 固結泥土解砕装置 - Google Patents

固結泥土解砕装置

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JPH07331696A
JPH07331696A JP12278294A JP12278294A JPH07331696A JP H07331696 A JPH07331696 A JP H07331696A JP 12278294 A JP12278294 A JP 12278294A JP 12278294 A JP12278294 A JP 12278294A JP H07331696 A JPH07331696 A JP H07331696A
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JP
Japan
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mud
hopper
foreign matter
receiving hopper
net
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Application number
JP12278294A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kuioka
潔 杭岡
Koji Inaba
浩司 稲葉
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘土塊などの大塊を含有する固結泥土を連続
的かつ自動的に解砕できるとともに、泥土に含有する異
物を選別除去する機能を備えた固結泥土解砕装置を提供
する。 【構成】 泥土を受け入れるホッパ42と、網面からな
る左右一対の垂直面(垂直網面)44a、44aとこれ
をつなぐ網面からなる底面(底網面)44bで囲まれた
空間を有する解砕室44と、泥土槽50とからなり、解
砕室44内を前後進する泥土の押圧手段48と押圧手段
48の前進限に対向して異物受入ホッパ46を備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘土塊を含む泥土を受
け入れて解砕する固結泥土解砕装置に係り、特に固結し
た硬い粘土塊などの泥土を能率よく解砕し、かつ、泥土
中に含まれる異物を除去することに配慮した固結泥土解
砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、港湾や河川から浚渫採取された泥
土は、例えば、図5に示すように、陸地に搬送され埋立
地に廃棄されるか、固結剤などを混入して固化処理をし
たあと道路の路盤材として利用されたりした。すなわ
ち、図5の例では、浚渫船1によって採取された泥土は
運搬船(土運船と称する)2によって港湾に運ばれ陸揚
げされる。この場合、泥土の中に粘土塊が混じることが
多い場合には、バックホー3やシャベルローダ、クラム
シェルなどの積込機械によって泥土スクリーン10へ供
給して篩分けし、所望のサイズに調整してから泥土圧送
設備30によって遠隔地まで搬送されていた。泥土スク
リーン10は、図6に示すように、グリズリ12とホッ
パ14と振動篩16とから構成され、泥土中の異物を除
去したり、大塊の粘土塊を分解したりして後工程の泥土
圧送設備30における輸送に支障が起こらないように前
処理することを目的としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、採取さ
れた泥土の中に混じる粘土塊には非常に硬いものがあ
り、陸揚げ時の積込機械による掻き取りやホッパ内への
自由落下の衝撃では容易に分解することが期待できない
ものがあり、かつ、その大きさが長さ、幅、厚さ(高
さ)ともに1m程度やこれを越える大塊を、泥土スクリ
ーンの頂上に設けたグリズリ上へ落下供給しても容易に
破壊分解されず、グリズリバーを通過できないという不
都合があった。このため、これらの大塊を人為的に破壊
するため、作業員が人手で分解したり、バックホーでグ
リズリ面に押付けたりして粘土塊を圧縮破壊しグリズリ
面を通過させたりしたが、機器を損傷するなどの別のト
ラブルを惹起する惧れがあった。また、採取された泥土
を廃棄せずに、資源として再利用する場合には鉄片や木
片、プラスチック、岩石その他の異物を泥土から分離し
て除去する必要があるが、これらの分離除去作業を機械
的に効率よく実施することは、これまでの泥土スクリー
ンではできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明においては、泥土を受け入れるホッパ
と、該ホッパの下方に配設された解砕室と、該解砕室の
下部に配設された泥土槽とから形成された固結泥土解砕
装置であって、該解砕室は網面で構成された左右一対の
垂直面と該両垂直面の下端を連結する水平な底面とで囲
まれた空間からなり、該空間内を水平に前後進する該空
間内の泥土の押圧手段を備えるとともに、該押圧手段の
前進限に対向して泥土中に混在する異物を貯溜する異物
受入ホッパを配設し、かつ、該異物受入ホッパの下部に
は該異物受入ホッパ内に収納された泥土を網面を介して
排出する排出口を備え、該泥土槽は前記解砕室の底面、
両垂直面ならびに前記受入ホッパの排出口を通過した泥
土を受け入れる構成とした。また、第2の発明では、さ
らに、異物受入ホッパに異物の貯溜程度を検知するセン
サを配設し、この情報に基づいて異物受入ホッパ内に貯
溜した異物を排除する異物の排出手段を備えた。
【0005】
【作用】本発明においては、ホッパに投下された泥土は
自重で解砕室に落下し、網面以下の微細な泥土は両垂直
面や底面を通過して泥土槽へ落下する。網面を通過し得
ない大塊の泥土や硬く固結した粘土塊などの大塊は押圧
手段により押圧されて解砕室内を横移動し、前方の異物
受入ホッパへ移送される。さらに、ホッパから順次供給
される泥土は異物受入ホッパへ押圧され、その圧力によ
って異物受入ホッパに収納された泥土は排出口に取り付
けられた網面の網目以上の異物を除いて押しつぶされ網
目以下となり網面を通過して泥土槽へ落下する。したが
って、異物受入ホッパはやがて異物で満杯となる。第2
の発明では、この異物満杯状態をセンサで検知し、排出
手段の作動により異物を異物受入ホッパより排除する。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
詳細に説明する。図1〜図4は本発明の実施例に係り、
図1は固結泥土解砕装置の概略斜視図、図2は固結泥土
解砕装置の概略側面図、図3は他の実施例を示す固結泥
土解砕装置の概略側面図、図4は別の他の実施例を示す
固結泥土解砕装置の概略側面図である。図1〜図2にお
いて、固結泥土解砕装置40は鋼板製で矩形断面を有す
るホッパ42とホッパ42の直下に配設される解砕室4
4と解砕室44を通過した泥土を貯蔵する鋼板製の泥土
槽50で構成される。解砕室44は、図に示すように、
矩形の型枠の内部を網面で被覆した左右一対の垂直面4
4a、44aと垂直面44aの各々の下端に連結された
同じく矩形の型枠の内部を網面で被覆した底面44bと
で、断面がコの字形状に構成され囲まれた空間で形成さ
れる。そして、この空間を水平方向に進退動しホッパ4
2から該空間に落下し堆積する泥土を移動する押圧手段
48が配設される。押圧手段48は堆積した泥土をトコ
ロテン式に押圧する鋼板製の押圧機48aを油圧シリン
ダ48bのピストンロッドに枢着して押圧機48aを前
後進させるよう構成される。押圧機48aの前進限はホ
ッパ42の出口縁端と異物受入ホッパ46の直前までの
間で任意に設定される。押圧機48aの前進限に対向す
る面には、鋼板製の異物受入ホッパ46が丁番46aを
介して傾動自在に配設され、図2に示すように、ホッパ
42の側壁にピン接合された油圧シリンダ46bの作動
により図示の実線の状態から想像線(2点鎖線)の状態
まで傾動自在とされる。異物受入ホッパ46の解砕室4
4に対向する面は開口とされ、該開口された面のうち底
面44bのレベルより低い部分には網面を貼設した泥土
の排出口(網面)46cが設けられる。一方、泥土槽5
0は底面(底網面)44bや両垂直面(垂直網面)44
a、44aならびに排出口(網面)46cを通過した泥
土を受け入れる平面断面積を有するように大きく形成さ
れ、泥土槽50に隣接する異物受入ホッパ46の直下に
は異物排出ホッパ50Aが設置される。底面(底網面)
44bや両垂直面(垂直網面)44a、44aならびに
排出口(網面)46cの網面の篩目の大きさは異物の通
過を許容する最大限の大きさと、通常50〜120mm
程度の範囲で適宜選定する。このため泥土槽50に貯蔵
した泥土の再利用の用途に応じて、篩目を変えられるよ
う網面を取替可能な構造としておくことが望ましい。ま
た、異物受入ホッパ46の背面には、図1に示すよう
に、圧力センサや光電センサ、超音波センサなどのセン
サ46sを取り付け、異物の収納状況を検知し、異物受
入ホッパ46内がほぼ異物で満杯になった時には異物受
入ホッパ46を傾動して、異物を異物排出ホッパ50A
へ落下させる。以上のように構成された本発明の実施例
における固結泥土解砕装置40の作動について説明す
る。バックホーやその他の積込機械によって採取された
泥土はホッパ42へ投下され、自重により解砕室44へ
落下する。この時、比較的大塊が少なく、かつ、容易に
落下の衝撃によって解砕される軟らかい泥土はそのまま
主として底面(底網面)44bの網面を通過して泥土槽
50へ落下する。一方、粘土塊のような大塊を含む硬い
泥土の場合には、泥土の自由落下のみでは底面(底網
面)44bや垂直面(垂直網面)44aを通過すること
ができないので、そのまま解砕室44の空間内に堆積す
る。この場合には、押圧手段48の押圧機48aを前進
させると解砕室44の空間内の堆積泥土は異物受入ホッ
パ46へ押圧され、さらにホッパ42への供給と押圧機
48aの往復動が繰り返されることにより、異物受入ホ
ッパ46内の泥土はトコロテン式に押し潰されて排出口
(網面)46cの網面を通過して泥土槽50へ落下移送
される。泥土中の網目を通過し得ない異物は次第に異物
受入ホッパ46内に堆積し、やがて満杯状態となるから
これをセンサ46sで検知して、油圧シリンダ46bに
作動指令を発信して異物受入ホッパ46を回転傾動して
異物排出ホッパ50A内へ排出する。このようにして、
大塊の泥土は解砕され、また、異物は泥土より選別され
別途に回収される。
【0007】図3の実施例は、異物受入ホッパ46を傾
動自在でなく固定設備とし、傾斜した底面に開口を設け
て常時はスライドゲート46Aを閉状態とし、異物排除
時には電動機により異物受入ホッパ46の開口部に配設
したラックとピニオン機構(歯車46dとスライドゲー
ト46Aに配設したラック)によりスライドゲート46
Aを開いて異物排出ホッパ50Aへ異物を排出する。
【0008】一方、図4の実施例では、異物受入ホッパ
46を解砕室44の前進側近くの部分そのものとし、解
砕室44の前進限の突き当りの面を鋼板製の開閉扉(開
閉ドア46B)とし、丁番46aにより開閉自在とした
ものであり、排出口(網面)46cと底面(底網面)4
4bとが同一のものとした。この場合には、開閉ドア4
6Bの背面に取り付けたセンサ46sの検知により、図
示しない油圧シリンダで開閉ドア46Bを開き、異物を
異物排出ホッパ50Aへ排出する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固結泥土
解砕装置40によれば、圧縮強度が大きく、かつ、粘性
の高い解砕しにくい大塊の泥土を自動的に細かく解砕す
ることができるばかりでなく、泥土中に混在する鉄片、
木片、プラスチック、岩石などの異物を泥土から選別分
離することができる。したがって、泥土の有効回収が可
能で省資源効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る固結泥土解砕装置の概略
斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る固結泥土解砕装置の概略
側面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る固結泥土解砕装置の
概略側面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る固結泥土解砕装置の
概略側面図である。
【図5】従来の泥土圧送設備の概略側面図である。
【図6】従来の泥土スクリーンの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 浚渫船 2 運搬船 3 バックホー 10 泥土スクリーン 12 グリズリ 12a グリズリバー 14 ホッパ 16 振動篩 16a 篩網 40 固結泥土解砕装置 42 ホッパ 44 解砕室 44a 垂直面(垂直網面) 44b 底面(底網面) 46 異物受入ホッパ 46a 丁番 46b 油圧シリンダ 46c 排出口(網面) 46d 歯車(ピニオン) 46s センサ 46A スライドゲート 46B 開閉ドア 48 押圧手段 48a 押圧機 48b 油圧シリンダ 50 泥土槽 50A 異物排出ホッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泥土を受け入れるホッパと、該ホッパの
    下方に配設された解砕室と、該解砕室の下部に配設され
    た泥土槽とから形成された固結泥土解砕装置であって、
    該解砕室は網面で構成された左右一対の垂直面と該両垂
    直面の下端を連結する水平な底面とで囲まれた空間から
    なり、該空間内を水平に前後進する該空間内の泥土の押
    圧手段を備えるとともに、該押圧手段の前進限に対向し
    て泥土中に混在する異物を貯溜する異物受入ホッパを配
    設し、かつ、該異物受入ホッパの下部には該異物受入ホ
    ッパ内に収納された泥土を網面を介して排出する排出口
    を備え、該泥土槽は前記解砕室の底面、両垂直面ならび
    に前記受入ホッパの排出口を通過した泥土を受け入れる
    構成とした固結泥土解砕装置。
  2. 【請求項2】 異物受入ホッパは異物の貯溜程度を検知
    するセンサと異物の排出手段を備えた請求項1記載の固
    結泥土解砕装置。
JP12278294A 1994-06-03 1994-06-03 固結泥土解砕装置 Pending JPH07331696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997025485A1 (fr) * 1996-01-12 1997-07-17 Komatsu Ltd. Machine de type rampant destinee a l'amelioration du sol
GB2478150A (en) * 2010-02-26 2011-08-31 Yorkshire Water Services Ltd A material recycling apparatus for processing trench arisings

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997025485A1 (fr) * 1996-01-12 1997-07-17 Komatsu Ltd. Machine de type rampant destinee a l'amelioration du sol
US5988937A (en) * 1996-01-12 1999-11-23 Komatsu Ltd. Crawler type soil improving machine
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