JPH07331479A - 電着画像の形成方法 - Google Patents

電着画像の形成方法

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JPH07331479A
JPH07331479A JP6123789A JP12378994A JPH07331479A JP H07331479 A JPH07331479 A JP H07331479A JP 6123789 A JP6123789 A JP 6123789A JP 12378994 A JP12378994 A JP 12378994A JP H07331479 A JPH07331479 A JP H07331479A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】金属板の表面に導電性被膜を形成し、前記導電
性被膜表面に電着画像を形成し、感圧接着剤層を設けた
支持基材の該感圧接着剤層に前記電着画像を前記導電性
被膜とともに金属板から剥離転写し、前記導電性被膜を
前記電着画像から剥離し、電着画像の露出面に固定用接
着剤層を形成し、前記支持基材から前記電着画像を剥離
しつつ、前記固定用接着剤層を介して前記電着画像を被
着物の表面に貼付けることを特徴とする。 【効果】電着画像に内部応力が残留しないため、被着物
に貼付後に電着画像の変形が起こらない。電着画像の剥
離時に電着画像が散乱することもない。また金属板を半
永久的に使用できる。さらに金属板表面を鏡面加工せず
とも、裏面が滑らかでバリ等の欠陥を有しない良質の電
着画像を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば時計用バラ文字
や装飾部品等の画像を電着法によって形成し、この画像
(電着画像)をフィルム等の支持体に転写した後、時計
用表示板等の被着物に貼着する電着画像の形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えば、時計用のバラ文字や装飾
部品等の微細で複雑な形状を有する物品にあっては、金
属板の表面にこれらの画像形成部以外の部分にレジスト
膜を形成することによって、金属板の表面にこれらの画
像の形状に沿った導電部を形成し、この導電部の上に電
着法により金属を析出させて電着画像を形成し、この電
着画像を接着剤を介して一旦フィルム等の支持基材に転
写して保持した後、この電着画像を接着剤を介して支持
基材から剥離しつつ時計用表示板等の被着物に再度転写
することが広く行われている。
【0003】電着画像を支持基材に転写するためには、
電着画像を金属板から剥離しなければならないが、この
際、支持基材を変形するか、金属板を変形するか、ある
いはこの両者を同時に行なう必要がある。何れの方法を
採るにしても、金属板と支持基材とが剥離する際に、電
着画像に応力がかかる。たとえば、図15に示すように
剥離する点において、電着画像は剛直性を保とうとする
が、金属板または支持基材が変形しているため、電着画
像に応力が付加され、一時的に歪む。剥離が終了する
と、電着画像は瞬時に元の形状に戻ろうとするため、電
着画像自体がバネのようになり飛び散ることがある。こ
のため電着画像が支持基材に転写されず、歩留りが低下
してしまうことがあった。
【0004】また、上記にように電着画像に過剰な応力
が付加されると、電着画像内に応力が残留してしまい、
被着物に貼付後に電着画像(バラ文字)が変形すること
があるという問題もあった。
【0005】さらに、従来は金属板上に直接電着画像を
形成していたため、金属板を繰り返し使用することが困
難であった。また金属板の表面粗さが、電着画像裏面の
表面粗さに大きな影響を与えるため、裏面の平滑な電着
画像を得るためには金属板表面を鏡面加工する工程等が
必要であった。同様に、金属板の表面が粗いと、電着画
像を形成するために用いるレジスト膜が金属板に密着し
ないため、得られる電着画像の周囲にバリが発生すると
いう問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電着画像を
容易に、歩留り良く製造できる電着画像の形成方法を提
供することを目的としている。
【0007】また本発明は、電着画像を支持基材に転写
する際に電着画像に付加される応力を低減し、被着物に
貼付後に発生する電着画像の変形を防止することを目的
としている。
【0008】さらに本発明は、金属板を半永久的に使用
できる電着画像の形成方法を提供することを目的として
いる。さらにまた、金属板表面を鏡面加工せずとも、裏
面が滑らかでバリ等の欠陥を有しない良質な電着画像を
形成する方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電着画像の形成方法は、金属板の表面
に導電性被膜を形成し、前記導電性被膜表面に電着画像
を形成し、感圧接着剤層を設けた支持基材の該感圧接着
剤層に前記電着画像を前記導電性被膜とともに金属板か
ら剥離転写し、前記導電性被膜を前記電着画像から剥離
し、電着画像の露出面に固定用接着剤層を形成し、前記
支持基材から前記電着画像を剥離しつつ、前記固定用接
着剤層を介して前記電着画像を被着物の表面に貼付ける
ことを特徴としている。
【0010】導電性被膜の形成に先立ち、金属板表面に
離型処理を施しておくことが好ましく、また電着画像の
形成前に、導電性被膜表面の電着画像対応部に離型処理
を施しておくことが好ましい。
【0011】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、電着画
像を支持基材の感圧接着剤層に転写する際に、金属板と
導電性被膜との間を剥離させ、この導電性被膜上に形成
されている電着画像を支持基材の感圧接着剤層上に転写
している。この導電性被膜の金属板からの剥離は比較的
小さな力で可能なので、電着画像に過剰な応力が付加さ
れることはない。したがって、電着画像に内部応力が残
留しないため、被着物に貼付後に電着画像の変形が起こ
らない。また、電着画像が支持基材と導電性被膜とに挟
まれた形で剥離されているため、剥離時に応力が付加さ
れたとしても、電着画像が散乱することもない。
【0012】さらにこの方法によれば、金属板は変形し
にくため半永久的に使用することができる。また金属板
表面を鏡面加工せずとも、裏面が滑らかでバリ等の欠陥
を有しない良質の電着画像を製造することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。この実施例では、時計用のバラ文字を電着画像と
して、これを時計用表示板(被着物)の表面に被着する
ようにした例を示すが、本発明は時計用バラ文字に限ら
ず、種々の装飾文字、記号等の製造に適用することがで
きる。
【0014】まず、図1に示すように、ステンレス鋼等
の金属板1の表面に導電性被膜2を形成する。導電性被
膜2は、導電性を有する可撓性の薄膜である。このよう
な導電性被膜2としては、電解メッキ(電着)または無
電解メッキによって形成される導電性金属薄膜、導電性
塗料被膜、導電性高分子薄膜等が用いられ、好ましくは
電着による導電性金属薄膜が用いられる。導電性被膜2
の膜厚は特に限定はされないが、通常は10〜50μ
m、好ましくは20〜30μm程度である。
【0015】導電性被膜2は、後の工程において、金属
板1の表面から剥離される。したがって、導電性被膜2
の剥離を容易にするために、導電性被膜2の形成に先立
って、金属板1の表面に離型処理を施しておくことが好
ましい。離型処理は、たとえば陽極電解による表面酸
化、界面活性剤等で金属板1の表面を処理することによ
り行なわれる。
【0016】次いで常法にしたがって導電性被膜2の表
面に電着画像を形成する。この具体的手法は、特開昭5
9−16989号公報、特開平3−107496号公報
等に記載されている。何ら限定されるものではないが、
以下に電着画像の一般的な形成方法について説明する。
【0017】この例は、時計用のバラ文字を電着画像と
して、これを時計用表示板(被着物)の表面に被着する
ようにしたもので、先ず、図2に示すように、必要とす
るネガまたはポジの電着画像用フォトマスクフィルム3
を写真や印刷等によって作成する。
【0018】同図に示すものは、ポジフィルムであり、
このフィルム3には、時計用バラ文字の3,6,9及び
12を構成する目標画像図4と、この目標画像図4の周
囲を囲撓する矩形枠状のガイド用画像図5(同図におい
て斜線で示す)とが黒インク等で描かれているととも
に、このガイド用画像図5の内部の所定の位置にガイド
マーク6が白抜きで描かれている。
【0019】一方、図3に示すように、導電性被膜2の
上面に、液レジスト、ドライフィルムレジストまたは印
刷用レジストインク等のフォトレジスト7を塗布し、焼
き付けを行ったものを用意しておく。
【0020】そして、図4に示すように、前記導電性被
膜2の上にフォトレジスト7を挟んで前記フィルム3を
乗せ、この状態で露光機等による露光を行う(なお、同
図において、フィルム3中の斜線で示す部分は、前記目
標画像図4及びガイド用画像図5に相当して光を遮断す
る部分である)。
【0021】この露光後に現像を行って、露光されなか
ったフォトレジスト7a(図4参照)を除去し、これに
よって、図5に示すように、導電性被膜2の表面に前記
目標画像図4及びガイド用画像図5の形状に沿った形状
の導電部8(電着画像対応面とも言う)を形成する。次
いで、必要に応じて導電部8の表面(電着画像対応面)
に離型処理を施す。離型処理を施しておくと、後に形成
される電着画像を、導電性被膜2から容易に剥離できる
ようになる。この離型処理は前記と同様の手法によって
行なわれる。
【0022】次に、図6に示すように、前記導電部8の
上に電着法(電着画像法)によって金属を析出させて、
前記目標画像図4の形状に沿った形状の電着画像9と、
ガイド用画像図5の形状に沿った電着画像10とを形成
する。
【0023】なお、前記電着画像9は、平面から見ると
3,6,9または12の数字となっているが、図面で
は、これらの幅を持ったものとして描いている。また、
前記電着画像10の内部には、前記ガイドマーク6の形
状に沿って貫通するガイド孔(図示せず)が形成され
る。
【0024】ここに、前記電着画像9,10を形成する
金属として、例えばニッケルを使用した場合には、ワッ
ト液として硫酸ニッケル液を使用することにより、導電
部8の上にニッケルを電着させるのであり、この時の電
着条件としては、例えば150mm×150mmの電着
有効面積に対して、3A/dm2 の電流を流すことによ
り、3時間で100μm±10μmの電着画像を得るこ
とができる。
【0025】なお、前記ニッケルの他に、金、銀、銅、
鉄または合金等の任意の金属を導電部8上に析出させ
て、電着画像を形成しても良いことは勿論であり、また
電着条件を変えることにより、例えば20〜300μm
位の範囲で、任意の肉厚の電着画像を得ることができ
る。
【0026】次に、図7に示すように、溶液に浸漬させ
て導電性被膜2上のフォトレジスト7を除去した後に、
前記電着画像9,10の表面に、必要に応じて、表面処
理としての金属メッキや、電着塗装、スプレー塗装、印
刷、静電塗装或いは真空蒸着等の装飾(着色)を施すこ
とができる。
【0027】このようにして、電着法によって導電性被
膜2の表面に所望の形状に沿った電着画像9,10を形
成した後、図8に示すように、この電着画像9,10を
フィルム等の支持基材11の感圧接着剤層12上に転写
するのであるが、この時、導電性被膜2を同時に剥離す
る。すなわち、導電性被膜2と金属板1との界面で剥離
を行い、電着画像9,10を導電性被膜2と支持基材1
1とで挟み込みながら剥離する。この結果、電着画像
9,10の散乱が防止されるため、電着画像を歩留り良
く製造することができる。また、電着画像および金属板
を殆ど変形することなく剥離することができるため、電
着画像内に応力が残留せず、被着物に貼付後も変形が起
こることはない。さらに金属板を繰り返し使用できると
いう利点もある。また、導電性被膜2として表面平滑性
の高い膜、たとえば電解メッキ膜(電着膜)等を使用す
ると、電着画像の裏面が平滑になり、被着物への貼付が
確実に行なえるようになる。しかも表面平滑性の高い導
電性被膜2にはフォトレジストも密着するため、バリの
発生を防止することができ、良質の電着画像が得られ
る。
【0028】前記感圧接着剤層12は、例えば紫外線硬
化型、加熱硬化型、更には経時硬化型の感圧接着剤によ
って形成することができる。ここに、紫外線硬化型の感
圧接着剤の代表例としては、不飽和結合を2以上有する
付加重合性化合物やエポキシ基を有するアルコキシシラ
ンの如き光重合性化合物と、カルボニル化合物や有機硫
黄化合物、過酸化物、アミン、オニウム塩系化合物の如
き光重合開始剤を配合したゴム系感圧接着剤や、アクリ
ル系感圧接着剤等が挙げられる(特開昭60−1969
56号公報参照)。光重合性化合物、光重合開始剤の配
合量は、それぞれベースポリマ100重量部当り10〜
500重量部、0.1〜20重量部が一般的である。
【0029】なお、アクリル系ポリマには、通例のもの
(特公昭57−54068号公報、特公昭58−339
09号公報等参照)の他、側鎖にラジカル反応性不飽和
基を有するもの(特公昭61−56264号公報参照)
や、分子中にエポキシ基を有するものも用いることがで
きる。
【0030】また、不飽和結合を2個以上有する付加重
合性化合物としては、例えばアクリル酸やメタクリル酸
の多価アルコール系エステルやオリゴエステル、エポキ
シ系やウレタン系化合物等が挙げられる。
【0031】更に、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテルの如き分子中にエポキシ基を1個または2個以上
有するエポキシ基官能性架橋剤を追加配合して架橋効果
を上げることもできる。
【0032】紫外線硬化型の接着剤を用いて感圧接着剤
層12を形成した場合には、紫外線照射処理を可能とす
るために、支持基材11として透明なフィルム等を用い
る必要がある。
【0033】また、加熱硬化型の感圧接着剤の代表例と
しては、ポリイソシアネート、メラミン樹脂、アミン−
エポキシ樹脂、過酸化物、金属キレート化合物の如き架
橋剤や、必要に応じてジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジアクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレートの如き多官能性化合物からなる架橋調節剤
等を配合したゴム系感圧接着剤やアクリル系感圧接着剤
等が挙げられる。
【0034】更に、経時硬化型の感圧接着剤としては、
配合した溶剤が経時的に蒸発することによって接着力が
低下するようにしたものが挙げられる。次に、必要に応
じ前記感圧接着剤層12の接着力を低下させた後、図9
に示すように、マスク13等を介して電着画像の露出面
(後に被着物に貼付される面)に固定用接着剤層14を
形成する。次いでマスク13を除去し、図10に示すよ
うに、被着物15に電着画像を貼付する。なお、直ちに
用いない場合には、図11に示すように固定用接着剤層
側に離型紙16を貼り付けておいて使用時、離型紙16
を剥がして用いる。
【0035】また、本発明においては、前記感圧接着剤
層12の接着力を低下させた後、図12に示すように、
前記支持基材11の電着画像保持側の全面に、前記感圧
接着剤層12の接着力よりも強い接着力を有する固着用
接着剤14を塗布することもできる。しかる後、この固
着用接着剤14の塗布面に、必要に応じて離型紙16を
貼付ける。
【0036】ここに、前記感圧接着剤層12を紫外線硬
化型の感圧接着剤で形成した場合には、支持基材11に
電着画像9,10の表面側から、即ち電着画像9,10
の保持側と反対側から、同図に示すように、紫外線を照
射することにより、感圧接着剤層12の接着力を極めて
弱い接着力に変化させる。
【0037】また、感圧接着剤層12を加熱硬化型の感
圧接着剤で形成した場合には、支持基材11に加熱を施
すことにより、更に経時硬化型の感圧接着剤に形成した
場合には、経時変化を与えることにより、感圧接着剤層
12の接着力を極めて弱い接着力に変化させる。
【0038】なお、支持基材11の電着画像9,10の
保持側に固着用接着剤14を塗布した後、前述と同様に
して、感圧接着剤層12の接着力を低下させるようにし
ても良い。
【0039】次に、図13に示すように、被着物15と
しての時計用表示板15’の表面に、支持基材11の電
着画像保持側に塗布した固着用接着剤14を介して前記
電着画像9,10を前記支持基材11から剥離しつつ貼
付け固定する。
【0040】ここに、図14に示すように、時計用表示
板15’を保持している保持板16にガイドピン17を
突設しておき、このガイドピン17と前記電着画像10
に設けたガイド穴(図示せず)とを介して、電着画像9
の時計用表示板15’に対する位置決めを行うことがで
きる。
【0041】この時、前述のように、前記感圧接着剤層
12の接着力が低下しているため、弱い接着剤で電着画
像9,10を保持しているのと同じ状態となり、支持基
材11の電着画像保持側に塗布した固着用接着剤14を
介して前記電着画像9を前記支持基材11から剥離しつ
つ時計用表示板(被着物)15’の表面に貼付けること
ができる。
【0042】そして、この感圧接着剤層12と前記固着
用接着剤14との界面の接着力の方が、時計用表示板1
5’と固着用接着剤14との界面における接合力よりも
大きくなるように両接着剤12、14を選択することに
より、固着用接着剤14が時計用表示板15’に付着し
ないようにすることができる。
【0043】例えば、前記感圧接着剤層12を形成する
感圧接着剤として、光重合性化合物及び光重合開始剤を
配合したアクリル系感圧接着剤を使用した場合、固着用
接着剤14として、感圧接着剤層12を形成する感圧接
着剤と同種の接着剤、即ち光重合性化合物及び光重合開
始剤を配合していないベースポリマのみアクリル系感圧
接着剤を使用し、これを塗布した後、40℃の雰囲気で
9時間熟成させることにより、感圧接着剤層12と前記
固着用接着剤14との界面の接着力の方が、時計用表示
板15’と固着用接着剤14との界面における接合力よ
りも大きくなるようにすることができる。そして固着部
以外の接着剤を残さず剥離除去できる。このように、前
記接着力が低下した後の感圧接着剤層12と固着用接着
剤14との界面における接合力の方が、被着物15と固
着用接着剤14との界面における接合力よりも大きくな
るように両接着剤を選択することにより、支持基材11
の電着画像保持側の全面に固着用接着剤14を塗布する
ようにして、電着画像の裏面のみに接着剤を塗布すると
いった面倒な作業をなくして工程の簡素化を図ることも
できる。
【0044】
【発明の効果】本発明では、電着画像を支持基材の感圧
接着剤層に転写する際に、金属板と導電性被膜との間で
剥離し、電着画像とともに導電性被膜をも転写してい
る。この剥離は比較的小さな力で可能なので、電着画像
に過剰な応力が付加されることはない。したがって、電
着画像に内部応力が残留しないため、被着物に貼付後に
変形が起こらない。また、電着画像が支持基材と導電性
被膜とに挟まれた形で剥離されているため、剥離時に過
剰な応力が付加されたとしても、電着画像が散乱するこ
ともない。さらにこの方法によれば、金属板を半永久的
に使用できる。また金属板表面を鏡面加工せずとも、表
面が滑らかでバリ等の欠陥を有しない良質の電着画像を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属板の上に導電性被膜を形成した常態の断面
図。
【図2】電着画像用フォトマスクフィルムの一例を示す
平面図。
【図3】導電性被膜の上にフォトレジストを積層した状
態の断面図。
【図4】露光時の状態を示す断面図。
【図5】露光後、現像した状態を示す断面図。
【図6】現像後、電着を施した状態を示す断面図。
【図7】電着後、フォトレジストを除去した状態を示す
断面図。
【図8】電着画像を導電性被膜とともに、支持基材に転
写保持した状態を示す断面図。
【図9】電着画像の露出面にマスクを介して固定用接着
剤を形成した状態を示す断面図。
【図10】電着画像を被着物に被着する状態を示す断面
図。
【図11】固定用接着剤層に離型紙を貼付けた状態を示
す断面図。
【図12】感圧接着剤層の接着力を低下させ、支持基材
の電着画像保持面側に固着用接着剤を塗布した後、この
塗布面に離型紙を貼付けた状態を示す断面図。
【図13】電着画像を被着物に被着する状態を示す断面
図。
【図14】電着画像を被着した被着物を示す斜視図。
【図15】従来の電着画像の剥離方法を示す断面図。
【符号の説明】
1 金属板 2 導電性被膜 9、10 電着画像 11 支持基材 12 感圧接着剤層 14 固着用接着剤 15、15’ 被着物(時計用表示板)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の表面に導電性被膜を形成し、 前記導電性被膜表面に電着画像を形成し、 感圧接着剤層を設けた支持基材の該感圧接着剤層に前記
    電着画像を前記導電性被膜とともに金属板から剥離転写
    し、 前記導電性被膜を前記電着画像から剥離し、 電着画像の露出面に固定用接着剤層を形成し、 前記支持基材から前記電着画像を剥離しつつ、前記固定
    用接着剤層を介して前記電着画像を被着物の表面に貼付
    けることを特徴とする電着画像の形成方法。
  2. 【請求項2】前記金属板の表面に離型処理を施した後
    に、電着によって導電性被膜を形成することを特徴とす
    る請求項1記載の電着画像の形成方法。
  3. 【請求項3】前記導電性被膜表面の電着画像対応面に離
    型処理を施した後に、電着画像を形成することを特徴と
    する請求項1または2記載の電着画像の形成方法。
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