JPH07329654A - モール用キャップの取付構造 - Google Patents

モール用キャップの取付構造

Info

Publication number
JPH07329654A
JPH07329654A JP15046994A JP15046994A JPH07329654A JP H07329654 A JPH07329654 A JP H07329654A JP 15046994 A JP15046994 A JP 15046994A JP 15046994 A JP15046994 A JP 15046994A JP H07329654 A JPH07329654 A JP H07329654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
cap
longitudinal direction
opening
body plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15046994A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiko Iinuma
元彦 飯沼
Kiyohide Baba
清秀 馬場
Isamu Eto
勇 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP15046994A priority Critical patent/JPH07329654A/ja
Publication of JPH07329654A publication Critical patent/JPH07329654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に長手方向における熱収縮を吸収すること
ができ、外観上の不具合を発生することがない、モール
用キャップの取付構造を提案する。 【構成】 モール10の長手方向に形成された開口孔1
1に、前記モール開口孔と連通する窓部23と該窓部を
開閉するスライドプレート22を有するキャップ20が
取り付けられたものにおいて、前記キャップの本体プレ
ート裏面の長手方向の一方の端部には突部31が設けら
れていて該突部は前記モールに形成された孔部12に挿
入されて一体に溶着されているとともに、前記キャップ
の本体プレート裏面の長手方向の他方の端部には断面略
L字状の差込部32が設けられていて該差込部は前記モ
ールの開口孔の縁部裏面に差し込まれて係着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のモール用キャ
ップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図8に示されるように、自動車
50のルーフ(屋根)面51に取り付けられた合成樹脂
モール52に開口孔を設け、該開口孔にスキーキャリア
53などの止め金具54を挿入して固定するものが知ら
れている。このモール52の開口孔は、スキーキャリア
などを使用しないときには適宜のキャップによって覆わ
れる。この種のキャップ構造として、従来、モールの長
手方向に形成された開口孔に、前記モール開口孔と連通
する窓部と該窓部を開閉するスライドプレートを有する
キャップが取り付けられたものが提案されている。
【0003】そして、このキャップをモールに取り付け
る構造としては、例えば、キャップの本体プレート裏面
側にモールの開口孔の縁部に係着する爪部を突設して係
合したり、あるいは、キャップの本体プレート裏面側に
突部(ボス)を突設してモール側の孔部に挿入して熱溶
着して一体に固着するものなどが提案されている。
【0004】しかるに、この種のモールおよびキャップ
は合成樹脂を主体とする材料によって構成されており、
またモールとしての特質上、およびスライドプレートを
設けたキャップの構造上、細長の形状を有し、その結果
として長手方向の収縮が避けられない。
【0005】従って、上のように、爪部によってキャッ
プをモールの開口孔の縁部に係着した構造にあっては、
熱収縮によってキャップがモール開口孔から外れやすく
なる嫌いがある。また、溶着等によって一体に固着した
構造にあっては、該固着部は熱収縮を吸収することがで
きないので、キャップ自体に割れやねじれ、変形が生じ
たり、あるいは突部(ボス)が折れたり、モールの取付
部周辺にねじれや変形など、種々の不具合が発生するお
それがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点に鑑み提案されたものであって、モールおよび
キャップの、特に長手方向における熱収縮を吸収するこ
とができ、キャップやモールに外観上の不具合を発生す
ることがない、モール用キャップの取付構造を提案する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
モールの長手方向に形成された開口孔に、前記モール開
口孔と連通する窓部と該窓部を開閉するスライドプレー
トを有するキャップが取り付けられたものにおいて、前
記キャップの本体プレート裏面の長手方向の一方の端部
には突部が設けられていて該突部は前記モールに形成さ
れた孔部に挿入されて一体に溶着されているとともに、
前記キャップの本体プレート裏面の長手方向の他方の端
部には断面略L字状の差込部が設けられていて該差込部
は前記モールの開口孔の縁部裏面に差し込まれて滑動自
在に係着されていることを特徴とするモール用キャップ
の取付構造に係る。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を実施例を
説明する。図1はこの発明構造の一例を示す斜視図、図
2はその分解斜視図、図3は本体プレートを裏面側から
見た斜視図、図4はその4−4線における断面図、図5
はこの取付構造の要部を示す中間部分を省略した断面
図、図6は図1の6−6線における断面図、図7は図1
の7−7線における断面図である。
【0009】以下の実施例で説明するモール用キャップ
の取付構造は、図8に示したような自動車のルーフモー
ルに関する。図1および図2はその一例であって、符号
10はモール、20はキャップを表す。このモール10
は、合成樹脂の押出成形品等よりなる長尺材で、その長
手方向に開口孔11が形成されている。
【0010】キャップ20は本体プレート21とスライ
ドプレート22とからなり、前記開口孔11を覆って取
り付けられている。本体プレート21は前記開口孔11
の周縁を覆う長板状に形成され、前記開口孔11と連通
する窓部23を有している。この窓部23は、図8で示
したようなスキーキャリアなどを取り付けるための固定
用金具を、前記開口孔11内に挿入するためのもので、
スライドプレート22によって開閉自在に構成されてい
る。前記キャップ20を形成する材質としては、安価で
耐候性および耐光性がありかつ外観性に優れる、例えば
AAS(アクリルゴム・アクリロニトリル・スチレン)
樹脂、AES(アクリロニトリル・EPDM・スチレ
ン)樹脂などが好ましく用いられる。
【0011】スライドプレート22は前記窓部23を塞
ぐ大きさの長板状に形成され、前記本体プレート21の
裏面側に長手方向にスライド可能に取り付けられてい
る。このスライドプレート22は、前記開口孔11を使
用しない場合には前記窓部23を閉じ、前記固定用金具
などを取り付ける際には前記本体プレート21裏面へス
ライドさせて開けることができる。符号25はスライド
プレート22を開閉するためのツマミ部である。
【0012】図3および図4に示されるように、前記本
体プレート21の裏面側には、スライドプレート22の
開閉方向に沿ってガイド部24が適宜間隔で配置されて
いる。このガイド部24は本体プレート21の内側方向
に突出する爪を有しており、スライドプレート22の端
縁を係着して本体プレート21裏面との間で摺動可能に
保持している。26は外れ防止板、27a,27bはス
ライドプレート開閉のロック用突起、28はストッパー
である。
【0013】外れ防止板26は、前記本体プレート21
裏面との間に前記スライドプレート22が挿通可能な空
間26Aを設けて取り付けられており、スライドプレー
ト22の脱落を防止し、摺動を円滑かつ確実にする。
【0014】ロック用突起27a,27bは、前記本体
プレート21の長手方向の両端部に設けられており、ス
ライドプレート22の全閉および全開時には、図2に図
示されるスライドプレート22の両端のロック孔29
a,29bと係合しその位置決めおよび固定をする。す
なわち、スライドプレート22の全閉時には、窓部23
近傍側のロック用突起27aがスライドプレート22の
ツマミ部25近傍のロック孔29aに係合する。また、
スライドプレート22の全開時には、ロック用突起27
bとロック孔29bとが係合する。その際、ストッパー
28が、前記スライドプレート22の端部と当接する。
【0015】前記本体プレート21裏面の長手方向の一
方の端部には、一または複数の突部31が設けられてい
る。この突部31はキャップ20をモール10に固定す
るためのもので、図5に示されるように、前記モール1
0の所定位置に設けられた孔部12に挿入し熱溶着など
で前記モール10に一体に溶着固定されている。
【0016】一方、前記本体プレート21の裏面の他方
の端部には、一または複数の断面略L字状の差込部32
が設けられている。この差込部32は、キャップ20を
モール10の開口孔11に取り付けるに際し、前記開口
孔端部13裏面に差し込まれ、本体プレート21裏面と
の間で前記開口孔端部13を係着保持するようになって
いる。前記差込部32は、前記開口孔端部13に自由な
状態で係着することにより、熱などによるモールならび
にキャップの寸法変化が生じた場合でもその変化量を吸
収することができる。そのため、図5からよりよく理解
されるように、前記差込部32と開口孔端部13との間
には、前記モール10ならびにキャップ20の材質によ
る熱変形量に応じたクリアランスCが設けられているこ
とが好ましい。
【0017】この実施例のキャップ20は、さらに、キ
ャップ20の本体プレート21裏面の長手方向に沿って
係着爪30が設けられていて、該係着爪30はモール1
0の開口孔11の側端縁部裏面に係着されている。この
係着爪30はキャップの長さや開口孔の大きさなどによ
って適宜数が設けられる。このような構造とすることに
よって、モールとキャップとの長手方向側端部の保持を
可能にするとともに、モールならびにキャップの熱によ
る寸法変化が生じた場合にはその変化量を吸収すること
ができる。
【0018】前記キャップ20が取り付けられたモール
10は、図6および図7の鎖線で示されるように、自動
車のルーフパネル14とルーフサイドパネル15とから
なる溝部16内に装着される。前記溝部16内にはスキ
ーキャリアなどの固定用金具(図示は省略)が設けられ
ており、前記キャップ20の窓部23が前記金具と対応
するように装着される。符号17はモール10両端縁の
ひれ部、18は前記モール裏面の金属製芯材である。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
モール用キャップの取付構造によれば、キャップの一方
の端部には突部が設けられてモールと一体に溶着される
とともに、他方の端部は断面L字状の差込部によって開
口部の端部に差し込まれるので、熱収縮などによってキ
ャップの寸法変化などが生じた場合でも、前記差込部と
開口部端部との重なり量が変化して吸収することができ
るので、モールならびにキャップが歪んだり変形したり
することがなく、外観は極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明構造の一例を示す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】本体プレートを裏面側から見た斜視図である。
【図4】その4−4線における断面図である。
【図5】この取付構造の要部を示す中間部分を省略した
断面図である。
【図6】図1の6−6線における断面図である。
【図7】図1の7−7線における断面図である。
【図7】一般的なルーフモールが取り付けられた自動車
の斜視図である。
【符号の説明】
10 モール 11 開口孔 12 孔部 20 キャップ 21 本体プレート 22 スライドプレート 23 窓部 31 突部 32 差込部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明構造の一例を示す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】本体プレートを裏面側から見た斜視図である。
【図4】その4−4線における断面図である。
【図5】この取付構造の要部を示す中間部分を省略した
断面図である。
【図6】図1の6−6線における断面図である。
【図7】図1の7−7線における断面図である。
【図8】 一般的なルーフモールが取り付けられた自動車
の斜視図である。
【符号の説明】 10 モール 11 開口孔 12 孔部 20 キャップ 21 本体プレート 22 スライドプレート 23 窓部 31 突部 32 差込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江藤 勇 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールの長手方向に形成された開口孔
    に、前記モール開口孔と連通する窓部と該窓部を開閉す
    るスライドプレートを有するキャップが取り付けられた
    ものにおいて、 前記キャップの本体プレート裏面の長手方向の一方の端
    部には突部が設けられていて該突部は前記モールに形成
    された孔部に挿入されて一体に溶着されているととも
    に、 前記キャップの本体プレート裏面の長手方向の他方の端
    部には断面略L字状の差込部が設けられていて該差込部
    は前記モールの開口孔の縁部裏面に差し込まれて係着さ
    れていることを特徴とするモール用キャップの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、キャップの本体プレ
    ート裏面の長手方向に沿って係着爪が設けられていて該
    係着爪は前記モールの開口孔の側端縁部裏面に係着され
    ているモール用キャップの取付構造。
JP15046994A 1994-06-07 1994-06-07 モール用キャップの取付構造 Pending JPH07329654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046994A JPH07329654A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 モール用キャップの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046994A JPH07329654A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 モール用キャップの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07329654A true JPH07329654A (ja) 1995-12-19

Family

ID=15497598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15046994A Pending JPH07329654A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 モール用キャップの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07329654A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1498318A2 (en) 2003-07-14 2005-01-19 Hashimoto Forming Industry Co., Ltd. Vehicle roof molding
KR100598855B1 (ko) * 2005-01-20 2006-07-11 기아자동차주식회사 루프랙 장착장치
KR100793992B1 (ko) * 2005-12-08 2008-01-10 현대자동차주식회사 차량의 루프 가니쉬 구조
KR101135526B1 (ko) * 2005-01-20 2012-04-09 기아자동차주식회사 자동차용 랙 고정장치
JP2015085740A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社ファルテック 車両用ルーフレール

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1498318A2 (en) 2003-07-14 2005-01-19 Hashimoto Forming Industry Co., Ltd. Vehicle roof molding
US6974181B2 (en) 2003-07-14 2005-12-13 Hashimoto Forming Industry Company Limited Vehicle roof molding
KR100598855B1 (ko) * 2005-01-20 2006-07-11 기아자동차주식회사 루프랙 장착장치
KR101135526B1 (ko) * 2005-01-20 2012-04-09 기아자동차주식회사 자동차용 랙 고정장치
KR100793992B1 (ko) * 2005-12-08 2008-01-10 현대자동차주식회사 차량의 루프 가니쉬 구조
JP2015085740A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社ファルテック 車両用ルーフレール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4091188B2 (ja) グロメットおよびグロメットの固定構造
JP3186551B2 (ja) ドアガラスランアウター
JPH08140234A (ja) ハーネスプロテクタ
US4334700A (en) Door edge guard
JP3525692B2 (ja) 自動車用ドアベルトモールアウタ
JPH07329654A (ja) モール用キャップの取付構造
CA2023873C (en) Belt weatherstrip for automotive vehicle
US5111617A (en) End structure of weather-strip
JP3318046B2 (ja) モール用カバー
JP2612787B2 (ja) 車両用ストライカ
JP3422379B2 (ja) 車両用ドアハーネス配索構造
JPS6310997Y2 (ja)
JP3585740B2 (ja) 自動車におけるテールゲート用ストッパの取付構造
US6070930A (en) Structure for positioning window shield panel for vehicle and method of mounting window shield panel
JPH0532394Y2 (ja)
EP0249420A1 (en) Guard attachment for vehicle door
JPS5826173Y2 (ja) 自動車用ドアガラスガイド装置
KR0152616B1 (ko) 톱니 형상을 갖은 자동차 테일 게이트 힌지 구조
JP4545578B2 (ja) ハンドル
JPS5917685Y2 (ja) 自動車用ウエザストリツプ
JPH0527290Y2 (ja)
JPH063927Y2 (ja) ウインドガラスロック装置
JPH0966764A (ja) 車両用アシストグリップ
KR100227357B1 (ko) 차량의 테일 게이트 가이드 구조
JPS58178004A (ja) 自動車用カバ−類の取付装置