JPH07327929A - 眼科器械 - Google Patents

眼科器械

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JPH07327929A
JPH07327929A JP6148657A JP14865794A JPH07327929A JP H07327929 A JPH07327929 A JP H07327929A JP 6148657 A JP6148657 A JP 6148657A JP 14865794 A JP14865794 A JP 14865794A JP H07327929 A JPH07327929 A JP H07327929A
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JP
Japan
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lens group
eye
lens
light
mirror
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Application number
JP6148657A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Aoki
博 青木
Takashi Masuda
高 増田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズでの反射光が受光光学系に侵入し
ないようにする。 【構成】 左眼EL、右眼ERの眼前の移動可能な第1レン
ズ群1L、1Rの最終面を平面とし、絞り13、18か
らの光束による第1レンズ群1L、1Rの反射像を絞り
13、18で−1倍に結像するようにしているので、第
1レンズ群1L、1Rの最終面での反射光が受光光学系
に侵入しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科診療所等で使用さ
れる例えば眼屈折力測定装置の眼屈折力測定光学系に配
置される眼科器械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼屈折力測定装置においては、被
検眼と対向している対物レンズの後方に配置されている
孔あきミラー等により、投影光束と受光光束とを分離し
ているものが知られている。
【0003】一般に、人眼の反射率は低いので、受光光
学系に入射する対物レンズの背面での反射光は無視でき
ず、眼屈折力測定の精度を劣化する原因の1つになって
いる。この対物レンズの背面での反射光を除去する方法
として、従来から、(1) 黒点を設けたり、(2) 投影光学
系に戻したり、(3) 投影光束に画角を持たせ、測定光学
系の受光センサにこの反射光が入射しないようにする等
の方法が採用されている。
【0004】また、両眼に独立して固視標が提示可能な
眼屈折力測定装置においては、眼屈折力測定光学系を両
眼で共有して1系統にするために、測定光束を導く光路
を切換える切換手段を備え、更に、瞳孔間距離を調節す
るために固視標投影光学系の一部が眼幅方向に移動可能
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような固視標投影
光学系を備えた眼屈折測定装置では、固視標の視野を確
保するために、対物レンズは左右眼の直前にそれぞれ配
置しなければならず、このため、可動部材中に配置され
ている。しかしながら、これらの対物レンズは眼屈折力
測定光学系にも共有されているにも拘わらず、このよう
に可動部材中に配置されているので、従来の対策では背
面での反射光を除去することができない。
【0006】本発明の目的は、測定光投影学系に配置さ
れたレンズを移動しても、このレンズの背面での反射光
が受光光学系に侵入しないようにした眼科器械を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科器械は、被検眼の眼底に光束を投影
する投影光学系と眼底による反射光を受光する受光光学
系との共通の光路内に配置し、被検眼の瞳孔を絞りに結
像する第1レンズ群と、第2レンズ群とを有し、前記絞
りは被検眼から見て前記第2レンズ群の後側焦点面に配
置し、前記絞りからの光束による前記第1レンズ群の少
なくとも1面の反射像を前記絞りで−1倍に結像し、前
記第1レンズ群を移動可能としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の構成を有する眼科器械は、第1レンズ群
と、第2レンズ群とを有し、絞りが被検眼から見て第2
レンズ群の後側焦点に配置されているため、第1レンズ
群を移動しても、第1レンズ群の少なくとも1面は絞り
で−1倍に結像する関係は変化しないので、レンズでの
反射光は全て投影光学系に戻る。
【0009】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明を眼屈折測定装置に応用した第1の
実施例の構成図であり、左眼EL、右眼ERと対向している
第1レンズ群1L、1Rのそれぞれの背後の光路上に
は、光分割ミラー2L、2R、反射ミラー3L、3Rが
順次に配列されて、眼幅方向に移動可能なミラーユニッ
ト4L、4Rがそれぞれ構成されている。なお、第1レ
ンズ群1L、1Rの最終面はそれぞれ平面とされてい
る。反射ミラー3L、3Rの入射方向の光路上には、そ
れぞれレンズ5L、5R、ミラー6L、6R、液晶シャ
ッタ7L、7R、光路に沿って移動可能な固視標8L、
8Rが順次に配列されている。
【0010】更に、光分割ミラー2L、2Rの間には9
0度回動可能な切換えミラー9が配置され、この切換え
ミラー9の背後の光路上には、光分割ミラー10、第2
レンズ群11、孔あきミラー12、絞り13、投影レン
ズ14、赤外光を発する測定用光源15が順次に配列さ
れている。また、光分割ミラー10の反射方向の光路上
には、レンズ16、撮像素子17が配置され、孔あきミ
ラー12の反射方向の光路には、複数の径線方向に開口
部を有する多孔絞り18、多孔絞り18の開口部に対応
する複数のくさびプリズムから成る分離プリズム19、
レンズ20、撮像素子21が順次に配置されている。
【0011】前眼部観察時には、外光による左眼EL、右
眼ERの前眼部での反射光はミラーユニット4L、4Rに
入射し、それぞれ第1レンズ群1L、1Rにおいて平行
光束され、光分割ミラー2L、2Rで反射されて切換え
ミラー9に至る。左眼ELを観察する場合には切換えミラ
ー9の反射面を光分割ミラー2Lと対向させ、右眼ERを
観察する場合には切換えミラー9の反射面を光分割ミラ
ー2Rと対向させる。光分割ミラー2L又は2Rで反射
した光は、切換えミラー9、光分割ミラー10でそれぞ
れ反射され、レンズ16を経て前眼部像として撮像素子
17に撮像され、図示しないテレビモニタに映出され
る。検者はこのテレビモニタを観察し、切換えミラー9
を回動して被観察眼を切換えながら、ミラーユニット4
L、4Rの間隔を調節し、更に、左眼EL、右眼ERと第1
レンズ群1L、1Rとの間の作動距離を調節する。
【0012】固視を行う際には、視標8R、8Lからの
光はそれぞれレンズ7R、7Lを通って反射ミラー6
R、6Lで反射され、レンズ5R、5Lを通り反射ミラ
ー3R、3Lで反射されて、光分割ミラー2L、2R、
第1レンズ群1L、1Rを経て、左眼EL、右眼ERの眼底
Efにそれぞれ投影され、左眼EL、右眼ERにそれぞれ固視
標8L、8Rが呈示される。検者は視標8R、8Lを光
路に沿って移動して被検者の視度を調整する。
【0013】眼屈折力を測定する際には、先ず切換えミ
ラー9を回動して被検眼を選択する。左眼ELを測定対象
とする場合には、実線で表示するように切換えミラー9
を光分割ミラー2Lと対向し、ミラーユニット4R内の
液晶シャッタ7Lを閉じて左眼ELのみに固視標8Lを呈
示する。一方、右眼ERを測定対象とする場合には、点線
で表示するように切換えミラー9を光分割ミラー2Rと
対向し、ミラーユニット4L内の液晶シャッタを閉じて
右眼ERのみに固視標8Rを呈示する。被検眼を選択した
後に、測定用光源15を点灯して測定を行う。
【0014】測定用光源15からの光束は、投影レンズ
14、絞り13、孔あきミラー12の開口部、第2レン
ズ群11を通って光分割ミラー10を透過し、反射ミラ
ー9で反射され、光分割ミラー2L又は2R、第1レン
ズ群1L又は1Rを経て被検眼の眼底Efを照明する。こ
のとき、絞り13は第1レンズ群1L又は1Rと、第2
レンズ群11とから成る対物レンズにより被検眼Eの瞳
孔Epに結像されている。
【0015】眼底Efでの反射光は同じ光路を戻り、孔あ
きミラー12で反射され、多孔絞り18の開口部を通っ
て、分離プリズム19、レンズ20を経て撮像素子21
に投影される。外部のコンピュータは撮像素子21で得
られた信号を読み込み、撮像素子21の受光位置を解析
して眼屈折力を求める。
【0016】ここで、絞り13及び多孔絞り18は第2
レンズ群11の焦点位置に配置され、第1レンズ群1
L、1Rは最終面を平面に形成されているので、絞り1
3を出射した測定光による第1レンズ群1L、1Rの最
終面での反射光は全て絞り13に戻り、撮像素子21に
入射することはない。
【0017】このときの第1レンズ群1L、1R、第2
レンズ群11、絞り13の作用を図2に示す模式図を用
いて説明する。図2において、レンズA、レンズB、絞
りCは、図1の第1レンズ群1L又は1R、第2レンズ
群11、絞り13にそれぞれ相当し、レンズAは前面が
曲率半径rの曲面Rで形成され、背面は黒点bを有する
平面Pで形成された平凸レンズであり、絞りCはレンズ
Bの焦点位置に配置されている。
【0018】測定光束は絞りCの開口部を出射し、レン
ズBにおいて平行光とされてレンズAに至る。レンズA
の平面Pでの反射光はレンズBにより絞りCの位置に−
1倍の倒像を形成し、このような結像関係は、レンズA
を光路に沿って移動しても保持される。このため、レン
ズAを光路に沿って移動して絞りCまでの距離が変化し
ても、レンズAの平面Pでの反射光は全て絞りCの開口
に戻る。一方で、レンズAの曲面Rでの反射光は平面P
の光軸上の黒点bで吸収される。
【0019】従って、図1において第1レンズ群1L、
1Rを眼幅方向に移動しても、絞り13までの距離が変
化して、第1レンズ群1L、1Rの前面及び背面での反
射光は受光光学系内に入射しないようにすることが可能
である。なお、第1レンズ群1L、1Rの他の面での反
射光は、光源15を光軸に対して角度を持つように配置
することにより、このような反射光が受光光学系内に入
射しないようにすることができる。
【0020】更に、図2においてレンズBの曲面での反
射光は、投影系側の焦点fと共役な位置に黒点b’を形
成することにより除去できる。従って、図1において同
様に黒点b’を設けることにより、第2レンズ群11で
の反射光を除去することが可能である。
【0021】図3は第2の実施例の構成図であり、右眼
ERと対向している第1レンズ群31の背後の光路上には
それぞれ光分割ミラー32、液晶シャッタ33、ミラー
34が順次に配置されて、一体的に眼幅方向に移動可能
とされている。光分割ミラー32の入射方向の光路上に
は、レンズ35、ミラー36、レンズ37、光路に沿っ
て移動自在な固視標38が順次に配列されている。
【0022】一方、左眼ELと対向している第1レンズ群
39の背後の光路上には、光分割ミラー40、液晶シャ
ッタ41、ハーフミラー42、光分割ミラー43、第2
レンズ群44、孔あきミラー45、絞り46、投影レン
ズ47、リング絞り48、レンズ49、赤外光を発する
測定用光源50が順次に配列され、光分割ミラー40の
入射方向の光路上には、レンズ51、ミラー52、レン
ズ53、光路に沿って移動自在な固視標54が順次に配
列されている。なお、ハーフミラー42の反射面と、ミ
ラー34の反射面とは対向している。
【0023】また、光分割ミラー43の反射方向には、
レンズ55、撮像素子56が配置され、孔あきミラー4
5の反射方向には、複数の径線方向に開口を持つ多孔絞
り57、絞り57の開口に対応する複数のくさびプリズ
ムから成る分離プリズム58、光軸方向に移動可能なレ
ンズ59、撮像素子60が順次に配列されている。
【0024】前眼部観察時には、外光による右眼ER、左
眼ELの瞳孔Epでの反射光は、それぞれ第1レンズ群3
1、39により平行光とされて液晶シャッタ33、41
に達する。右眼ERを観察する場合は、液晶シャッタ41
を閉じて液晶シャッタ33を開けると、右眼ERでの反射
光束は液晶シャッタ33を通り、ミラー34、ハーフミ
ラー42でそれぞれ反射されて光分割ミラー43に至
る。左眼ELを観察する場合には、液晶シャッタ33を閉
じて液晶シャッタ33を開けると、左眼ELでの反射光束
はハーフミラー42を経て光分割ミラー43に至る。光
分割ミラー43に達した光は、ここで反射されてレンズ
55を通り、前眼部像として撮像素子56で撮像され
る。
【0025】被検眼Eの視度誘導時には、視標38から
の光束はレンズ37、ミラー36で反射されて、レンズ
35を経て光分割ミラー32で反射されて、第1レンズ
群31を通り右眼ERの眼底Efに投影され、右眼ERに固視
標38が呈示される。他方、固視標53からの光束はレ
ンズ52を通ってミラー52で反射され、レンズ51を
経て光分割ミラー40で反射されて第1レンズ群39を
通り、左眼ELの眼底Efに投影され、左眼ELに固視標54
が呈示される。検者は固視標38、53を光路に沿って
移動し、左眼EL、右眼ERの視度を調整する。
【0026】眼屈折力測定時には、測定用光源50から
の光束はレンズ49、リング絞り48、投影レンズ4
7、絞り46、孔あきミラー45の開口部、第2レンズ
群44、光分割ミラー43を経てハーフミラー42で2
方向に分割される。ハーフミラー42を反射した光束は
ミラー34で反射され液晶シャッタ33に至り、ハーフ
ミラー42を透過した光束は液晶シャッタ41に至る。
【0027】右眼ERを測定対象とする際には、液晶シャ
ッタ33を開いて液晶シャッタ41を閉じる。これによ
り、ハーフミラー42での透過光は液晶シャッタ41で
遮光され、ハーフミラー42の反射光のみが液晶シャッ
タ33、光分割ミラー32、第1レンズ群31を経て右
眼Erの眼底Efを照明する。一方、左眼ELを測定対象とす
る際には、液晶シャッタ33を閉じてハーフミラー42
での反射光束を遮断し、液晶シャッタ7Lを開く。これ
により、ハーフミラー42を透過した光束は光分割ミラ
ー40、第1レンズ群39を経て、左眼ELの眼底Efを照
明する。このとき、絞り46は第1レンズ群31又は3
9と第2レンズ群44とから成る対物レンズによって被
検眼の瞳孔Epに結像されている。
【0028】被検眼の眼底Efでの反射光は同じ光路を戻
り、孔あきミラー45で反射して、多孔絞り57の開
口、分離プリズム58、レンズ59を経て撮像素子60
上に投影される。図示しないコンピュータにおいて、撮
像素子60からの信号を取り込み、撮像素子60上の受
光光束の位置を解析して眼屈折力を求める。測定を繰り
返す場合には、前回の測定値を基に、被検眼の眼底Efと
撮像素子60が共役になるようにレンズ59を移動する
ことにより、測定値の精度を向上することができる。
【0029】ここで、絞り46は第2レンズ群44の焦
点位置に配置され、第1レンズ群31は背面が平面とさ
れている。これにより第1の実施例と同様に、絞り46
を出射した測定光のうち、第1レンズ群31の背面で反
射したものは全て絞り46に戻り、第1レンズ群31が
移動してもこの関係は保存される。更に、第1レンズ群
31の他の面での反射光は、測定用光源50を光軸に対
して角度を持たせることにより、受光光学系に入射しな
いようにできる。なお、左眼EL用の第1レンズ群39は
移動しないので、一般的なレンズ形状でよい。
【0030】また、第1レンズ群31の背面は平面に限
るものではなく、例えば図4に示すように、第1レンズ
群31として右眼ERの瞳孔Epを中心とする曲率半径rを
持つ曲面Dを有するレンズを組み合わせて使用すること
もでき、この場合には絞り46において、この第1レン
ズ群31の像が−1倍の倒像になるようにすればよい。
【0031】本実施例では、ハーフミラー42で測定光
束を分割し、液晶シャッタ33、41を開閉することに
より測定対象となる被検眼を切換えるようにしたが、液
晶シャッタ33、41を省略することもできる。これは
ハーフミラー42の代りに跳ね上げミラーを設け、跳ね
上げミラーを光路に挿脱することにより、測定対象とす
る被検眼を切換えるようにすることで可能になる。これ
により、光量の損失を抑え、被検眼に測定光束を投影す
ることができる。また、投影光学系内に偏光板を配置
し、ハーフミラー42の代りに偏光ビームスプリッタを
配置することもできる。
【0032】図5は第3の実施例の構成図であり、測定
用光源61の出射方向の光路上には投影リレーレンズ6
2、被検眼Eの瞳孔Epに共役な絞り63、孔あきミラー
64、第2レンズ群65、光路に沿って移動自在な第1
レンズ群66が順次に配列され、第1レンズ群66は被
検眼Eと対向している。更に、孔あきミラー64の反射
方向の光路上には、多孔絞り67、リレーレンズ68、
絞り67の開口部に対応する複数のくさびプリズムから
成る分離プリズム69、撮像素子70が順次に配列され
ている。
【0033】測定用光源61からの光束はリレーレンズ
62、絞り63、孔あきミラー64、第2対物レンズ群
65、第1レンズ群66を経て被検眼Eの眼底Efを照明
する。このとき、絞り63は第1レンズ群66と第2レ
ンズ群65とから成る対物レンズによって被検眼Eの瞳
孔Epに結像されている。
【0034】被検眼Eの眼底Efでの反射光束は同じ光路
を戻り、第1レンズ群66、第2レンズ群65によって
屈折されて孔あきミラー64の周辺部で反射され、多孔
絞り67、リレーレンズ68を通り、分離プリズム69
により分離されて撮影素子70上に投影される。図示し
ないコンピュータにおいて、撮像素子70からの信号を
取り込み、撮像素子70上の受光光束の位置を解析して
眼屈折力を求める。
【0035】ここで、絞り63は第2レンズ群65の焦
点位置に配置され、第2対物レンズ群65の前面は平面
で構成されている。これにより、絞り63を出射した測
定光のうち、第2レンズ群65の前面での反射光は、全
て絞り63の開口部に戻って等倍に結像する。更に、第
1レンズ群66の背面も平面とされているため、第1、
第2の実施例と同様に、絞り63を出射した測定光のう
ち、第1レンズ群66の背面で反射したものは全て絞り
63に戻り、第1レンズ群66が移動してもこの関係は
保存される。
【0036】従って、通常のように摺動機構によって測
定光学系全体を三次元方向に移動して被検眼Eと装置の
位置合わせを行うのではなく、本実施例は第1レンズ群
66のみを移動して位置合わせを行うことが可能であ
る。例えば、破線で示すように被検眼Eが適正な作動距
離よりも後方にずれている場合には、第1レンズ群66
を破線で示す位置まで前方に移動すればよい。このよう
に第1レンズ群66を移動して被検眼Eと装置の位置合
わせを行っても、第1レンズ群66の背面での全ての反
射光は受光光学系に混入することがないので、高精度の
測定が可能になる。
【0037】上述の各実施例では、眼屈折力測定装置に
ついて説明したが、眼底カメラ等の眼底観察装置に応用
することも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科器
械は、被検眼から見て第2レンズ群の後側焦点に絞りを
配置し、測定光束による第1レンズ群の少なくとも1面
での反射光を絞りで−1倍に結像させることにより、第
1レンズ群を移動しても、第1レンズ群の背面での反射
光が受光光学系内に侵入することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】第1レンズ群、第2レンズ群、絞りの配列関係
の模式図である。
【図3】第2の実施例の構成図である。
【図4】第1群レンズの変形例の構成図である。
【図5】第3の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1L、1R、31、39、66 第1レンズ群 33、41 液晶シャッタ 8L、8R、38、54 固視標 9 切換えミラー 11、44、65 第2レンズ群 13、46、63 絞り 15、50、61 測定用光源 17、21、56、60、70 撮像素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底に光束を投影する投影光学
    系と眼底による反射光を受光する受光光学系との共通の
    光路内に配置し、被検眼の瞳孔を絞りに結像する第1レ
    ンズ群と、第2レンズ群とを有し、前記絞りは被検眼か
    ら見て前記第2レンズ群の後側焦点面に配置し、前記絞
    りからの光束による前記第1レンズ群の少なくとも1面
    の反射像を前記絞りで−1倍に結像し、前記第1レンズ
    群を移動可能としたことを特徴とする眼科器械。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ群の被検眼から見た最終
    面を平面とした請求項1に記載の眼科器械。
JP6148657A 1994-06-07 1994-06-07 眼科器械 Pending JPH07327929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194271A (ja) * 2001-07-27 2011-10-06 Tracey Technologies Llc 人の眼の屈折特性の測定
EP3369365A4 (en) * 2015-12-30 2019-06-19 Shenzhen Moptim Imaging Technique Co., Ltd. BINOCULAR OPTOMETRY DEVICE AND OPTOMETRY METHOD

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