JPH07327737A - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシInfo
- Publication number
- JPH07327737A JPH07327737A JP12874894A JP12874894A JPH07327737A JP H07327737 A JPH07327737 A JP H07327737A JP 12874894 A JP12874894 A JP 12874894A JP 12874894 A JP12874894 A JP 12874894A JP H07327737 A JPH07327737 A JP H07327737A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- toothbrush
- recess
- base
- slip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B5/00—Brush bodies; Handles integral with brushware
- A46B5/02—Brush bodies; Handles integral with brushware specially shaped for holding by the hand
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B2200/00—Brushes characterized by their functions, uses or applications
- A46B2200/10—For human or animal care
- A46B2200/1066—Toothbrush for cleaning the teeth or dentures
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/42—Brushes
- B29L2031/425—Toothbrush
Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 滑止め効果を十分に確保しつつ歯ブラシの製
作コストを低減するとともに、ハンドル部の曲げに対す
る強度・剛性を高めて、歯ブラシの操作性を向上し得る
歯ブラシを提供する。 【構成】 ハンドル部９を合成樹脂材料製のハンドル基
台２と、合成ゴム材料製のゴム部７とで構成し、ハンド
ル基台２の先端近傍部に表側凹部１１及び裏側凹部１２
を形成するとともに、両凹部１１、１２を連通する表裏
貫通孔１３を形成し、ハンドル基台２の基端近傍部に環
状凹部１４を形成し、ハンドル基台２の途中部に裏側凹
部１２を環状凹部１４に連通する連通路１５を設け、表
側凹部１１と裏側凹部１２と環状凹部１４とに充填され
た合成ゴム材料により表面がハンドル基台２の表面に略
段差なく滑らかに連なる表側滑止部２０と裏側滑止部２
１と環状滑止部２２とを形成した。
作コストを低減するとともに、ハンドル部の曲げに対す
る強度・剛性を高めて、歯ブラシの操作性を向上し得る
歯ブラシを提供する。 【構成】 ハンドル部９を合成樹脂材料製のハンドル基
台２と、合成ゴム材料製のゴム部７とで構成し、ハンド
ル基台２の先端近傍部に表側凹部１１及び裏側凹部１２
を形成するとともに、両凹部１１、１２を連通する表裏
貫通孔１３を形成し、ハンドル基台２の基端近傍部に環
状凹部１４を形成し、ハンドル基台２の途中部に裏側凹
部１２を環状凹部１４に連通する連通路１５を設け、表
側凹部１１と裏側凹部１２と環状凹部１４とに充填され
た合成ゴム材料により表面がハンドル基台２の表面に略
段差なく滑らかに連なる表側滑止部２０と裏側滑止部２
１と環状滑止部２２とを形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドル部が合成樹脂
材料製のハンドル基台と合成ゴム材料製のゴム部とから
構成された歯ブラシに関する。
材料製のハンドル基台と合成ゴム材料製のゴム部とから
構成された歯ブラシに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、歯ブラシのハンドル部の滑り
を防止して、歯ブラシの操作性を向上するため、ハンド
ル部を、合成樹脂材料製のハンドル基台の表側及び裏側
に合成ゴム材料製の滑止部を形成したものが種々提案さ
れ実用化されている。
を防止して、歯ブラシの操作性を向上するため、ハンド
ル部を、合成樹脂材料製のハンドル基台の表側及び裏側
に合成ゴム材料製の滑止部を形成したものが種々提案さ
れ実用化されている。
【０００３】通常、前記歯ブラシは、金型の成形キャビ
ティー内に合成樹脂材料を充填して、植毛部と首部とハ
ンドル基台からなる樹脂基材であって、ハンドル基台の
表面側及び裏面側に凹部が形成されるとともに、両凹部
を連通する表裏貫通孔が形成された樹脂基材を製作し、
この樹脂基材を別の金型にセットして、裏側の凹部へ向
けて合成ゴム材料を加圧注入し、両凹部及び表裏貫通孔
に対して合成ゴム材料を充填して製作している。
ティー内に合成樹脂材料を充填して、植毛部と首部とハ
ンドル基台からなる樹脂基材であって、ハンドル基台の
表面側及び裏面側に凹部が形成されるとともに、両凹部
を連通する表裏貫通孔が形成された樹脂基材を製作し、
この樹脂基材を別の金型にセットして、裏側の凹部へ向
けて合成ゴム材料を加圧注入し、両凹部及び表裏貫通孔
に対して合成ゴム材料を充填して製作している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記歯ブラ
シに用いられる合成ゴム材料は、合成樹脂材料よりも格
段に高価で、しかも、実際に滑止めとして機能する部分
は、滑止部の一部に過ぎないので、前記のようにハンド
ル基台の表面側及び裏面側の全域に滑止部を形成するこ
とは、経済的とは言えない。
シに用いられる合成ゴム材料は、合成樹脂材料よりも格
段に高価で、しかも、実際に滑止めとして機能する部分
は、滑止部の一部に過ぎないので、前記のようにハンド
ル基台の表面側及び裏面側の全域に滑止部を形成するこ
とは、経済的とは言えない。
【０００５】また、合成ゴム材料を凹部及び表裏貫通孔
に過不足なく充填し、且つ注入圧に起因するバリ等の発
生を防止するため、滑止部の肉厚は比較的厚く設定する
必要があるが、ハンドル部の肉厚は歯ブラシの操作性を
考慮して設定されており、あまり厚く出来ないので、芯
材としてのハンドル基台の厚さを薄くして、それに対応
する必要があり、ハンドル部の強度、剛性が低下し、歯
ブラシの操作性が低下するという問題もある。更に、歯
ブラシの製造工場などにおいては、毛束が上を向くよう
に歯ブラシを側壁を有する移送路等に水平載置で滑送す
ることになるが、このとき、裏面側の滑止部が移送面に
摺接して移送しづらく且つ汚れるという問題もある。
に過不足なく充填し、且つ注入圧に起因するバリ等の発
生を防止するため、滑止部の肉厚は比較的厚く設定する
必要があるが、ハンドル部の肉厚は歯ブラシの操作性を
考慮して設定されており、あまり厚く出来ないので、芯
材としてのハンドル基台の厚さを薄くして、それに対応
する必要があり、ハンドル部の強度、剛性が低下し、歯
ブラシの操作性が低下するという問題もある。更に、歯
ブラシの製造工場などにおいては、毛束が上を向くよう
に歯ブラシを側壁を有する移送路等に水平載置で滑送す
ることになるが、このとき、裏面側の滑止部が移送面に
摺接して移送しづらく且つ汚れるという問題もある。
【０００６】本発明の目的は、滑止め効果を十分に確保
しつつ、合成ゴム材料の使用量を極力少なくして、歯ブ
ラシの製作コストを低減するとともに、ハンドル部の曲
げに対する強度・剛性を高めて、歯ブラシの操作性を向
上し得る歯ブラシを提供することである。
しつつ、合成ゴム材料の使用量を極力少なくして、歯ブ
ラシの製作コストを低減するとともに、ハンドル部の曲
げに対する強度・剛性を高めて、歯ブラシの操作性を向
上し得る歯ブラシを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る歯ブラシ
は、植毛台と首部とハンドル部とを有する歯ブラシであ
って、前記ハンドル部を合成樹脂材料製のハンドル基台
と、合成ゴム材料製のゴム部とで構成し、前記ハンドル
基台の首部側の先端近傍部に表側凹部及び裏側凹部を形
成するとともに、両凹部を連通する表裏貫通孔を形成
し、前記ハンドル基台の首部とは反対側の基端近傍部に
環状凹部を形成し、前記ハンドル基台の途中部に表側凹
部又は裏側凹部の少なくとも一方を環状凹部に連通する
連通路を設け、前記環状凹部と連通路と表裏貫通孔と裏
側凹部と表側凹部とに亙って合成ゴム材料を充填してゴ
ム部を形成し、表側凹部と裏側凹部と環状凹部とに充填
された合成ゴム材料により表面がハンドル基台の表面に
略段差なく滑らかに連なる表側滑止部と裏側滑止部と環
状滑止部とを形成したものである。
は、植毛台と首部とハンドル部とを有する歯ブラシであ
って、前記ハンドル部を合成樹脂材料製のハンドル基台
と、合成ゴム材料製のゴム部とで構成し、前記ハンドル
基台の首部側の先端近傍部に表側凹部及び裏側凹部を形
成するとともに、両凹部を連通する表裏貫通孔を形成
し、前記ハンドル基台の首部とは反対側の基端近傍部に
環状凹部を形成し、前記ハンドル基台の途中部に表側凹
部又は裏側凹部の少なくとも一方を環状凹部に連通する
連通路を設け、前記環状凹部と連通路と表裏貫通孔と裏
側凹部と表側凹部とに亙って合成ゴム材料を充填してゴ
ム部を形成し、表側凹部と裏側凹部と環状凹部とに充填
された合成ゴム材料により表面がハンドル基台の表面に
略段差なく滑らかに連なる表側滑止部と裏側滑止部と環
状滑止部とを形成したものである。
【０００８】請求項２に係る歯ブラシは、植毛台と首部
とハンドル部とを有する歯ブラシであって、前記ハンド
ル部を合成樹脂材料製のハンドル基台と、合成ゴム材料
製のゴム部とで構成し、前記ハンドル基台の首部側の先
端近傍部に先端側環状凹部を形成し、前記ハンドル基台
の首部側とは反対側の基端近傍部に基端側環状凹部を形
成し、前記ハンドル基台の途中部に両環状凹部を連通す
る連通路を設け、前記両環状凹部と連通路とに亙って合
成ゴム材料を充填してゴム部を形成し、両環状凹部に充
填された合成ゴム材料により表面がハンドル基台の表面
に略段差なく滑らかに連なる先端側滑止部と基端側滑止
部とを形成したものである。
とハンドル部とを有する歯ブラシであって、前記ハンド
ル部を合成樹脂材料製のハンドル基台と、合成ゴム材料
製のゴム部とで構成し、前記ハンドル基台の首部側の先
端近傍部に先端側環状凹部を形成し、前記ハンドル基台
の首部側とは反対側の基端近傍部に基端側環状凹部を形
成し、前記ハンドル基台の途中部に両環状凹部を連通す
る連通路を設け、前記両環状凹部と連通路とに亙って合
成ゴム材料を充填してゴム部を形成し、両環状凹部に充
填された合成ゴム材料により表面がハンドル基台の表面
に略段差なく滑らかに連なる先端側滑止部と基端側滑止
部とを形成したものである。
【０００９】ここで、前記歯ブラシを水平なテーブル上
に置いた状態で、滑止部がテーブルの上面に接触しない
ように構成したり、前記連通路をハンドル基台の裏面側
に形成したり、前記ハンドル部の断面を円形又は楕円形
又は小判形に形成すること、前記環状凹部に対応するハ
ンドル基台の部分に環状凹部の表側と裏側とを連通する
表裏貫通孔を形成することが好ましい実施例である。
に置いた状態で、滑止部がテーブルの上面に接触しない
ように構成したり、前記連通路をハンドル基台の裏面側
に形成したり、前記ハンドル部の断面を円形又は楕円形
又は小判形に形成すること、前記環状凹部に対応するハ
ンドル基台の部分に環状凹部の表側と裏側とを連通する
表裏貫通孔を形成することが好ましい実施例である。
【００１０】
【作用】請求項１に係る歯ブラシにおいては、ハンドル
基台の首部側の先端近傍部に形成された表側凹部及び裏
側凹部と、両凹部を連通する表裏貫通孔と、ハンドル基
台の首部とは反対側の基端近傍部に形成された環状凹部
と、表側凹部又は裏側凹部の少なくとも一方を環状凹部
に連通する連通路とに合成樹脂材料を充填してゴム部が
形成され、表側凹部と裏側凹部と環状凹部とに充填され
た合成ゴム材料により表面がハンドル基台の表面に略段
差なく滑らかに連なる表側滑止部と裏側滑止部と環状滑
止部とが形成される。
基台の首部側の先端近傍部に形成された表側凹部及び裏
側凹部と、両凹部を連通する表裏貫通孔と、ハンドル基
台の首部とは反対側の基端近傍部に形成された環状凹部
と、表側凹部又は裏側凹部の少なくとも一方を環状凹部
に連通する連通路とに合成樹脂材料を充填してゴム部が
形成され、表側凹部と裏側凹部と環状凹部とに充填され
た合成ゴム材料により表面がハンドル基台の表面に略段
差なく滑らかに連なる表側滑止部と裏側滑止部と環状滑
止部とが形成される。
【００１１】このように、滑止部を配置してあるので、
パームグリップでハンドル部を把持すると、親指が表側
滑止部又は裏側滑止部に配置され、人指し指が裏側滑止
部又は表側滑止部に配置され、小指及び薬指が環状滑止
部に配置されることになり、ペングリップでハンドル部
を把持すると、親指と人指し指と中指とが表側滑止部及
び裏側滑止部に配置され、親指と人指し指の付け根の部
分が環状滑止部に配置されることになり、滑止部を極力
小型に構成しつつ、ハンドル部の滑りを効果的に防止す
ることが可能となる。しかも、ハンドル部の途中部は、
連通路が形成されたハンドル基台と、連通路に充填され
たゴム部とから構成されており、合成樹脂部分の割合が
大きくなるので、ハンドル部の強度、剛性を高めること
が可能となる。
パームグリップでハンドル部を把持すると、親指が表側
滑止部又は裏側滑止部に配置され、人指し指が裏側滑止
部又は表側滑止部に配置され、小指及び薬指が環状滑止
部に配置されることになり、ペングリップでハンドル部
を把持すると、親指と人指し指と中指とが表側滑止部及
び裏側滑止部に配置され、親指と人指し指の付け根の部
分が環状滑止部に配置されることになり、滑止部を極力
小型に構成しつつ、ハンドル部の滑りを効果的に防止す
ることが可能となる。しかも、ハンドル部の途中部は、
連通路が形成されたハンドル基台と、連通路に充填され
たゴム部とから構成されており、合成樹脂部分の割合が
大きくなるので、ハンドル部の強度、剛性を高めること
が可能となる。
【００１２】請求項２に係る歯ブラシにおいては、ハン
ドル基台の首部側の先端近傍部に形成された先端側環状
凹部と、ハンドル基台の首部とは反対側の基端近傍部に
形成された基端側環状凹部と、両環状凹部を連通する連
通路とに合成樹脂材料を充填してゴム部が形成され、先
端側環状凹部と基端側環状凹部とに充填された合成ゴム
材料により表面がハンドル基台の表面に略段差なく滑ら
かに連なる先端側滑止部と基端側滑止部とが形成され
る。このため、前記請求項１に係る歯ブラシと同様に、
滑止部を極力小型に構成しつつ、ハンドル部の滑りを効
果的に防止することが可能となるし，ハンドル部の強
度、剛性も高めることが可能となる。加えて、先端側滑
止部が、環状に形成されることから、歯ブラシの持つ向
き（毛束の向き）に影響されないで、ハンドル部を確実
に把持することが可能となる。
ドル基台の首部側の先端近傍部に形成された先端側環状
凹部と、ハンドル基台の首部とは反対側の基端近傍部に
形成された基端側環状凹部と、両環状凹部を連通する連
通路とに合成樹脂材料を充填してゴム部が形成され、先
端側環状凹部と基端側環状凹部とに充填された合成ゴム
材料により表面がハンドル基台の表面に略段差なく滑ら
かに連なる先端側滑止部と基端側滑止部とが形成され
る。このため、前記請求項１に係る歯ブラシと同様に、
滑止部を極力小型に構成しつつ、ハンドル部の滑りを効
果的に防止することが可能となるし，ハンドル部の強
度、剛性も高めることが可能となる。加えて、先端側滑
止部が、環状に形成されることから、歯ブラシの持つ向
き（毛束の向き）に影響されないで、ハンドル部を確実
に把持することが可能となる。
【００１３】ここで、前記歯ブラシを水平なテーブル上
に置いた状態で、滑止部がテーブルの上面に接触しない
ように構成した場合には、歯ブラシを水平姿勢で移送す
るときに、滑止部が移送面に接触することを防止でき
る。また、前記連通路をハンドル基台の裏面側に形成し
た場合には、表面側に連通路を形成する場合と比較し
て、歯ブラシの外観を向上出来る。更に、ハンドル部の
断面を円形又は楕円形又は小判形に形成すると、歯ブラ
シの持つ向き（毛束の向き）に影響されないで、ハンド
ル部を確実に把持することが可能となる。
に置いた状態で、滑止部がテーブルの上面に接触しない
ように構成した場合には、歯ブラシを水平姿勢で移送す
るときに、滑止部が移送面に接触することを防止でき
る。また、前記連通路をハンドル基台の裏面側に形成し
た場合には、表面側に連通路を形成する場合と比較し
て、歯ブラシの外観を向上出来る。更に、ハンドル部の
断面を円形又は楕円形又は小判形に形成すると、歯ブラ
シの持つ向き（毛束の向き）に影響されないで、ハンド
ル部を確実に把持することが可能となる。
【００１４】更にまた、環状凹部に対応するハンドル基
台の部分に環状凹部の表側と裏側とを連通する表裏貫通
孔を形成すると、ハンドル基台に対して合成ゴム材料を
充填するときに、環状凹部の表側及び裏側へのゴム材料
の周り込みが円滑になり、ゴム材料の充填不良などを効
果的に防止出来る。
台の部分に環状凹部の表側と裏側とを連通する表裏貫通
孔を形成すると、ハンドル基台に対して合成ゴム材料を
充填するときに、環状凹部の表側及び裏側へのゴム材料
の周り込みが円滑になり、ゴム材料の充填不良などを効
果的に防止出来る。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図１、図２に示すように、歯ブラシ１
は、合成樹脂材料で一体成形されたハンドル基台２と首
部３と植毛台４とからなる樹脂基材５と、ハンドル基台
２に一体的に形成された合成ゴム材料製のゴム部７とか
らなる歯ブラシ本体６と、歯ブラシ本体６の植毛台４に
植設された毛束８とから構成され、歯ブラシ１のハンド
ル部９はハンドル基台２とゴム部７とで構成されてい
る。
ながら説明する。図１、図２に示すように、歯ブラシ１
は、合成樹脂材料で一体成形されたハンドル基台２と首
部３と植毛台４とからなる樹脂基材５と、ハンドル基台
２に一体的に形成された合成ゴム材料製のゴム部７とか
らなる歯ブラシ本体６と、歯ブラシ本体６の植毛台４に
植設された毛束８とから構成され、歯ブラシ１のハンド
ル部９はハンドル基台２とゴム部７とで構成されてい
る。
【００１６】前記樹脂基材５としては、例えば、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリオキシメチレン、スチレン・アクリロニトリル樹
脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、セ
ルロースプロピオネート、ポリアミド、ポリメチルメタ
クリレート、ポリアリレート等の硬質の合成樹脂材料を
用いることが可能である。
ロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリオキシメチレン、スチレン・アクリロニトリル樹
脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、セ
ルロースプロピオネート、ポリアミド、ポリメチルメタ
クリレート、ポリアリレート等の硬質の合成樹脂材料を
用いることが可能である。
【００１７】また、前記ゴム部７としては、ポリスチレ
ン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、
ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱
可塑性エラストマー、１，２−ポリブタジエン系熱可塑
性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラ
ストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天
然ゴム系熱可塑性エラストマー、ふっ素ゴム系熱可塑性
エラストマー、トランス−ポリイソプレン系熱可塑性エ
ラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマ
ー等のゴム材料を用いることが可能である。尚、樹脂基
材５とゴム部７との密着性を考慮すると、相溶性に優れ
た、ポリプロピレンとポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーを用いることが好ましい。更に、ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマーとしては、軟質相がＥＰＤＭ
（エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体）、硬質
相が、ポリプロピンよりなるものが最も望ましい。
ン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、
ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱
可塑性エラストマー、１，２−ポリブタジエン系熱可塑
性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラ
ストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天
然ゴム系熱可塑性エラストマー、ふっ素ゴム系熱可塑性
エラストマー、トランス−ポリイソプレン系熱可塑性エ
ラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマ
ー等のゴム材料を用いることが可能である。尚、樹脂基
材５とゴム部７との密着性を考慮すると、相溶性に優れ
た、ポリプロピレンとポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーを用いることが好ましい。更に、ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマーとしては、軟質相がＥＰＤＭ
（エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体）、硬質
相が、ポリプロピンよりなるものが最も望ましい。
【００１８】前記歯ブラシ１の植毛台４は、平板状で且
つ先細りの卵型に形成され、植毛台４の前半部には所定
の配列で複数の植毛穴１０が形成され、先端側の３つの
植毛穴１０Ａは他の植毛穴１０よりも大径に構成されて
いる。そして、このように、植毛台４を先細りに構成す
ることで、奥歯の裏側などのブラッシングが容易にな
る。また、先端側の３つの植毛穴１０Ａを大径に構成す
ることで、植毛台４の割れ等を防止しつつ、植設するフ
ィラメントの本数を増やして、ブラッシング圧を高くし
てある。但し、前記植毛台４に代えて、一般的な略長方
形状の植毛台を設けてもよい。
つ先細りの卵型に形成され、植毛台４の前半部には所定
の配列で複数の植毛穴１０が形成され、先端側の３つの
植毛穴１０Ａは他の植毛穴１０よりも大径に構成されて
いる。そして、このように、植毛台４を先細りに構成す
ることで、奥歯の裏側などのブラッシングが容易にな
る。また、先端側の３つの植毛穴１０Ａを大径に構成す
ることで、植毛台４の割れ等を防止しつつ、植設するフ
ィラメントの本数を増やして、ブラッシング圧を高くし
てある。但し、前記植毛台４に代えて、一般的な略長方
形状の植毛台を設けてもよい。
【００１９】前記ハンドル基台２について説明すると、
図３〜図７に示すように、ハンドル基台２の先端近傍部
の表側（毛束８の植設側）には表側凹部１１が形成さ
れ、裏側には裏側凹部１２が形成され、両凹部１１、１
２は基端側へ向けて先細りの水滴状に形成されるととも
に細長い表裏貫通孔１３で連通され、ハンドル基台２の
基端近傍部の外周部には環状凹部１４が形成され、環状
凹部１４には表側と裏側とを連通する表裏貫通孔１６が
形成され、環状凹部１４の表面側には表裏貫通孔１６の
一部を塞いで商品名などを表す文字（図面では「Ｄ
ｏ」）１７が突出状に形成され、ハンドル基台２の裏側
には裏側凹部１２と環状凹部１４とを連通する連通路１
５が形成されている。尚、符号１８は歯ブラシ１をフッ
クなどに引っ掛けるための貫通孔である。
図３〜図７に示すように、ハンドル基台２の先端近傍部
の表側（毛束８の植設側）には表側凹部１１が形成さ
れ、裏側には裏側凹部１２が形成され、両凹部１１、１
２は基端側へ向けて先細りの水滴状に形成されるととも
に細長い表裏貫通孔１３で連通され、ハンドル基台２の
基端近傍部の外周部には環状凹部１４が形成され、環状
凹部１４には表側と裏側とを連通する表裏貫通孔１６が
形成され、環状凹部１４の表面側には表裏貫通孔１６の
一部を塞いで商品名などを表す文字（図面では「Ｄ
ｏ」）１７が突出状に形成され、ハンドル基台２の裏側
には裏側凹部１２と環状凹部１４とを連通する連通路１
５が形成されている。尚、符号１８は歯ブラシ１をフッ
クなどに引っ掛けるための貫通孔である。
【００２０】前記ゴム部７は、ハンドル基台２を図示外
の金型にセットした状態で、裏側から環状凹部１４へ溶
融ゴム材料を加圧注入して、環状凹部１４と表裏貫通孔
１６と連通路１５と表側凹部１１と表裏貫通孔１３と裏
側凹部１２とにゴム材料を充填して固化させることで、
ハンドル基台２に対して一体的に設けたもので、図１〜
図６に示すように、表側凹部１１と裏側凹部１２と環状
凹部１４とに充填された合成ゴム材料により、表面がハ
ンドル基台２の表面に略段差なく滑らかに連なる表側滑
止部２０と裏側滑止部２１と環状滑止部２２とが形成さ
れる。尚、符号２３は、表側滑止部２０と裏側滑止部２
１と環状滑止部２２とに突出状に形成された滑止め用の
突部である。
の金型にセットした状態で、裏側から環状凹部１４へ溶
融ゴム材料を加圧注入して、環状凹部１４と表裏貫通孔
１６と連通路１５と表側凹部１１と表裏貫通孔１３と裏
側凹部１２とにゴム材料を充填して固化させることで、
ハンドル基台２に対して一体的に設けたもので、図１〜
図６に示すように、表側凹部１１と裏側凹部１２と環状
凹部１４とに充填された合成ゴム材料により、表面がハ
ンドル基台２の表面に略段差なく滑らかに連なる表側滑
止部２０と裏側滑止部２１と環状滑止部２２とが形成さ
れる。尚、符号２３は、表側滑止部２０と裏側滑止部２
１と環状滑止部２２とに突出状に形成された滑止め用の
突部である。
【００２１】前記表側滑止部２０と裏側滑止部２１の表
裏貫通孔１３以外の部分と、環状滑止部２２の表裏貫通
孔１６以外の部分と、連通路１５に対応するゴム部７の
厚さは、１〜２．５ｍｍの範囲内、好ましくは１．５〜
２．２ｍｍ程度に設定され、合成ゴム材料の使用量を極
力少なくしつつ、溶融ゴム材料の充填不良を防止するよ
うに構成されている。
裏貫通孔１３以外の部分と、環状滑止部２２の表裏貫通
孔１６以外の部分と、連通路１５に対応するゴム部７の
厚さは、１〜２．５ｍｍの範囲内、好ましくは１．５〜
２．２ｍｍ程度に設定され、合成ゴム材料の使用量を極
力少なくしつつ、溶融ゴム材料の充填不良を防止するよ
うに構成されている。
【００２２】前記ハンドル基台２とゴム部７とで構成さ
れるハンドル部９は、その途中部が表側へ突出した緩や
かな湾曲状に形成され、ハンドル基台２の先端部の裏側
には三角形状の突出部３０が形成され、歯ブラシ１を水
平なテーブル上に置いた状態で、裏側滑止部２１及び環
状滑止部２２がテーブルの上面に接触しないように構成
されている。
れるハンドル部９は、その途中部が表側へ突出した緩や
かな湾曲状に形成され、ハンドル基台２の先端部の裏側
には三角形状の突出部３０が形成され、歯ブラシ１を水
平なテーブル上に置いた状態で、裏側滑止部２１及び環
状滑止部２２がテーブルの上面に接触しないように構成
されている。
【００２３】次に、前記歯ブラシ１の作用について説明
する。この歯ブラシ１も従来の歯ブラシ１と同様に、パ
ームグリップやペングリックなどの持ち方でハンドル部
９を把持して、ブラッシングすることになるが、パーム
グリップでハンドル部９を把持した場合には、図８に示
すように、親指が表側滑止部２０又は裏側滑止部２１に
配置され、人指し指７途中部が裏側滑止部２１又は表側
滑止部２０に配置され、小指及び薬指が環状滑止部２２
に配置されることになり、ペングリップでハンドル部９
を把持した場合には、図９に示すように、親指と人指し
指と中指とが表側滑止部２０及び裏側滑止部２１に配置
され、親指と人指し指の付け根の部分が環状滑止部２２
に配置されることになり、滑止部２０、２１、２２を極
力小面積に構成しつつ、ハンドル部９の滑りを効果的に
防止することが可能となる。
する。この歯ブラシ１も従来の歯ブラシ１と同様に、パ
ームグリップやペングリックなどの持ち方でハンドル部
９を把持して、ブラッシングすることになるが、パーム
グリップでハンドル部９を把持した場合には、図８に示
すように、親指が表側滑止部２０又は裏側滑止部２１に
配置され、人指し指７途中部が裏側滑止部２１又は表側
滑止部２０に配置され、小指及び薬指が環状滑止部２２
に配置されることになり、ペングリップでハンドル部９
を把持した場合には、図９に示すように、親指と人指し
指と中指とが表側滑止部２０及び裏側滑止部２１に配置
され、親指と人指し指の付け根の部分が環状滑止部２２
に配置されることになり、滑止部２０、２１、２２を極
力小面積に構成しつつ、ハンドル部９の滑りを効果的に
防止することが可能となる。
【００２４】そして、このように、滑止部２０、２１、
２２を必要な部分のみに形成してあることから、１本の
歯ブラシ本体６に使用する合成ゴム材料の割合を低くし
て、歯ブラシ１の製作コストを低減出来るとともに、図
５に示すように、ハンドル部９の途中部におけるゴム部
７の割合を少なくして、ハンドル部９の強度、剛性を高
め、歯ブラシ１の操作性を向上出来る。
２２を必要な部分のみに形成してあることから、１本の
歯ブラシ本体６に使用する合成ゴム材料の割合を低くし
て、歯ブラシ１の製作コストを低減出来るとともに、図
５に示すように、ハンドル部９の途中部におけるゴム部
７の割合を少なくして、ハンドル部９の強度、剛性を高
め、歯ブラシ１の操作性を向上出来る。
【００２５】また、温度低下が緩やかな合成ゴム材料が
少なくて済むことから、歯ブラシ本体６の成形時間を短
縮することが可能となる。しかも、ハンドル基台２の環
状凹部１４に対応する部分に、環状凹部１４の表側と裏
側とを連通する表裏貫通孔１６を形成してあるので、樹
脂基材５に対して合成ゴム材料を充填してゴム部７を形
成するときに、環状凹部１４の表側へのゴム材料の周り
込みが円滑になり、ゴム材料の充填不良などが効果的に
防止される。
少なくて済むことから、歯ブラシ本体６の成形時間を短
縮することが可能となる。しかも、ハンドル基台２の環
状凹部１４に対応する部分に、環状凹部１４の表側と裏
側とを連通する表裏貫通孔１６を形成してあるので、樹
脂基材５に対して合成ゴム材料を充填してゴム部７を形
成するときに、環状凹部１４の表側へのゴム材料の周り
込みが円滑になり、ゴム材料の充填不良などが効果的に
防止される。
【００２６】更に、ハンドル部９を湾曲させるととも
に、ハンドル部９の先端近傍部の裏側に突出部３０を形
成してあり、歯ブラシ１を水平なテーブル上に置いた状
態で、裏側滑止部２１及び環状滑止部２２がテーブルの
上面に接触しないので、歯ブラシ１の製造ラインにおい
て、歯ブラシ１を水平姿勢で移送するときに、滑止部２
１、２２が移送面に接触することを防止して、移送困難
となることや滑止部２１、２２が汚れることを防止出来
る。
に、ハンドル部９の先端近傍部の裏側に突出部３０を形
成してあり、歯ブラシ１を水平なテーブル上に置いた状
態で、裏側滑止部２１及び環状滑止部２２がテーブルの
上面に接触しないので、歯ブラシ１の製造ラインにおい
て、歯ブラシ１を水平姿勢で移送するときに、滑止部２
１、２２が移送面に接触することを防止して、移送困難
となることや滑止部２１、２２が汚れることを防止出来
る。
【００２７】更にまた、連通路１５をハンドル基台２の
裏面側に形成してあるので、表面側に連通路１５を形成
する場合と比較して、歯ブラシ１の外観を向上出来る。
加えて、ハンドル部９の断面を小判型に形成してあるの
で、歯ブラシ１の持つ向き（毛束８の向き）に影響され
ないで、ハンドル部９を確実に把持することが可能とな
る。
裏面側に形成してあるので、表面側に連通路１５を形成
する場合と比較して、歯ブラシ１の外観を向上出来る。
加えて、ハンドル部９の断面を小判型に形成してあるの
で、歯ブラシ１の持つ向き（毛束８の向き）に影響され
ないで、ハンドル部９を確実に把持することが可能とな
る。
【００２８】次に、前記歯ブラシ１に対して行ったパネ
ラー試験について説明する。比較品として、本案品と同
形状、同サイズの歯ブラシであって、ハンドル基台の表
側及び裏側の全域に同厚の滑止部を形成したものを用い
た。また、歯ブラシ本体に対する本案品の合成ゴム材料
の割合は２２重量％で、比較品の合成ゴム材料の割合は
３６重量％に設定した。本案品と比較品をパームグリッ
プとペングリップにより夫々把持して使用し、ハンドル
部の持ちやすさ、ハンドル部の滑止め効果、ブラッシン
グのしやすさについて、１００人のパネラー試験を行
い、表１、表２のような結果を得た。
ラー試験について説明する。比較品として、本案品と同
形状、同サイズの歯ブラシであって、ハンドル基台の表
側及び裏側の全域に同厚の滑止部を形成したものを用い
た。また、歯ブラシ本体に対する本案品の合成ゴム材料
の割合は２２重量％で、比較品の合成ゴム材料の割合は
３６重量％に設定した。本案品と比較品をパームグリッ
プとペングリップにより夫々把持して使用し、ハンドル
部の持ちやすさ、ハンドル部の滑止め効果、ブラッシン
グのしやすさについて、１００人のパネラー試験を行
い、表１、表２のような結果を得た。
【００２９】
【表１】
【００３０】
【表２】
【００３１】表１、表２に示す試験結果から、本案品は
ハンドル部の滑止め効果において、比較品よりも多少悪
くなるものの、ゴム部分が少なくなったことからハンド
ル部の持ちやすさにおいては、比較品よりも優れてお
り、しかも、ハンドル部の強度、剛性が高くなった分、
ブラッシングがしやすくなり、総合的には本案品の方が
優れていることが判る。加えて、本案品は、合成ゴム材
料の割合を少なくしてあるので、比較品よりも製作コス
トを格段に低減することが可能となるのである。
ハンドル部の滑止め効果において、比較品よりも多少悪
くなるものの、ゴム部分が少なくなったことからハンド
ル部の持ちやすさにおいては、比較品よりも優れてお
り、しかも、ハンドル部の強度、剛性が高くなった分、
ブラッシングがしやすくなり、総合的には本案品の方が
優れていることが判る。加えて、本案品は、合成ゴム材
料の割合を少なくしてあるので、比較品よりも製作コス
トを格段に低減することが可能となるのである。
【００３２】尚、前記表側凹部１１及び裏側凹部１２を
省略し、ハンドル基台２の先端近傍部の外周部に基端近
傍部と同様に環状凹部を形成し、この環状凹部に対応す
るハンドル基台の部分に、環状凹部の表側と裏側とを連
通する表裏貫通孔を形成し、この環状凹部とハンドル基
台２の基端側の環状凹部１４とを連通路１５で連通して
もよい。また、本実施例では、連通路１５を１本設けた
が、２本以上設けてもよい。
省略し、ハンドル基台２の先端近傍部の外周部に基端近
傍部と同様に環状凹部を形成し、この環状凹部に対応す
るハンドル基台の部分に、環状凹部の表側と裏側とを連
通する表裏貫通孔を形成し、この環状凹部とハンドル基
台２の基端側の環状凹部１４とを連通路１５で連通して
もよい。また、本実施例では、連通路１５を１本設けた
が、２本以上設けてもよい。
【００３３】
【発明の効果】請求項１に係る歯ブラシによれば、ハン
ドル部の先端近傍部と基端近傍部の必要部分にのみ滑止
部を形成してあるので、ハンドル部の滑りを確実に防止
しつつ、合成ゴム材料の使用量を極力少なくして、歯ブ
ラシの製造コストを低減出来る。また、ハンドル部の途
中部におけるハンドル基台部分の割合を大きくすること
で、ハンドル部の強度、剛性を高めて、歯ブラシの操作
性を向上出来る。
ドル部の先端近傍部と基端近傍部の必要部分にのみ滑止
部を形成してあるので、ハンドル部の滑りを確実に防止
しつつ、合成ゴム材料の使用量を極力少なくして、歯ブ
ラシの製造コストを低減出来る。また、ハンドル部の途
中部におけるハンドル基台部分の割合を大きくすること
で、ハンドル部の強度、剛性を高めて、歯ブラシの操作
性を向上出来る。
【００３４】請求項２に係る歯ブラシによれば、請求項
１と同様に、ハンドル部の滑りを確実に防止しつつ、合
成ゴム材料の使用量を極力少なくして、歯ブラシの製造
コストを低減出来ること、ハンドル部の途中部における
ハンドル基台部分の割合を大きくすることで、ハンドル
部の強度、剛性を高めて、歯ブラシの操作性を向上出来
ることなどの効果が得られるとともに、先端側滑止部を
環状に形成してあるので、歯ブラシの持つ向き（毛束の
向き）に影響されないで、ハンドル部を確実に把持する
ことが可能となり、歯ブラシの操作性を向上出来る。
１と同様に、ハンドル部の滑りを確実に防止しつつ、合
成ゴム材料の使用量を極力少なくして、歯ブラシの製造
コストを低減出来ること、ハンドル部の途中部における
ハンドル基台部分の割合を大きくすることで、ハンドル
部の強度、剛性を高めて、歯ブラシの操作性を向上出来
ることなどの効果が得られるとともに、先端側滑止部を
環状に形成してあるので、歯ブラシの持つ向き（毛束の
向き）に影響されないで、ハンドル部を確実に把持する
ことが可能となり、歯ブラシの操作性を向上出来る。
【００３５】請求項３に係る歯ブラシによれば、歯ブラ
シを水平姿勢で移送するときに、滑止部が移送面に接触
することを防止できるので、移送をスムーズに行うこと
ができ、また滑止部の汚れも未然に防止出来る。請求項
４に係る歯ブラシによれば、連通路をハンドル基台の裏
面側に形成してるので、表面側に形成する場合と比較し
て、歯ブラシの外観を向上出来る。
シを水平姿勢で移送するときに、滑止部が移送面に接触
することを防止できるので、移送をスムーズに行うこと
ができ、また滑止部の汚れも未然に防止出来る。請求項
４に係る歯ブラシによれば、連通路をハンドル基台の裏
面側に形成してるので、表面側に形成する場合と比較し
て、歯ブラシの外観を向上出来る。
【００３６】請求項５に係る歯ブラシによれば、ハンド
ル部の断面を円形又は楕円形又は小判形に形成してある
ので、歯ブラシの持つ向き（毛束の向き）に影響されな
いで、ハンドル部を確実に把持することが可能となり、
歯ブラシの操作性を一層向上出来る。請求項６に係る歯
ブラシによれば、環状凹部に対応するハンドル基台の部
分に環状凹部の表側と裏側とを連通する表裏貫通孔を形
成することで、環状凹部の表側及び裏側へのゴム材料の
周り込みを円滑にし、ゴム材料の充填不良などを効果的
に防止出来る。
ル部の断面を円形又は楕円形又は小判形に形成してある
ので、歯ブラシの持つ向き（毛束の向き）に影響されな
いで、ハンドル部を確実に把持することが可能となり、
歯ブラシの操作性を一層向上出来る。請求項６に係る歯
ブラシによれば、環状凹部に対応するハンドル基台の部
分に環状凹部の表側と裏側とを連通する表裏貫通孔を形
成することで、環状凹部の表側及び裏側へのゴム材料の
周り込みを円滑にし、ゴム材料の充填不良などを効果的
に防止出来る。
【図１】 （ａ）は歯ブラシの正面図、（ｂ）は同側面
図
図
【図２】 歯ブラシの背面図
【図３】 歯ブラシの縦断面図
【図４】 図１（ａ）のIV−IV線断面図
【図５】 図１（ａ）のＶ−Ｖ線断面図
【図６】 図１（ａ）のVI−VI線断面図
【図７】 （ａ）は樹脂基材の正面図、（ｂ）は同背面
図
図
【図８】 パームグリップの説明図
【図９】 ペングリップの説明図
１ 歯ブラシ ２ ハンドル基台 ３ 首部 ４ 植毛台 ５ 樹脂基材 ６ 歯ブラシ本体 ７ ゴム部 ８ 毛束 ９ ハンドル部 １０ 植毛穴 １０Ａ 植毛穴 １１ 表側凹部 １２ 裏側凹部 １３ 表裏貫通孔 １４ 環状凹部 １５ 連通路 １６ 表裏貫通孔 １７ 文字 １８ 貫通孔 ２０ 表側滑止部 ２１ 裏側滑止部 ２２ 環状滑止部 ２３ 突部 ３０ 突出部
Claims (6)
- 【請求項１】 植毛台と首部とハンドル部とを有する歯
ブラシであって、 前記ハンドル部を合成樹脂材料製のハンドル基台と、合
成ゴム材料製のゴム部とで構成し、 前記ハンドル基台の首部側の先端近傍部に表側凹部及び
裏側凹部を形成するとともに、両凹部を連通する表裏貫
通孔を形成し、 前記ハンドル基台の首部とは反対側の基端近傍部に環状
凹部を形成し、 前記ハンドル基台の途中部に表側凹部又は裏側凹部の少
なくとも一方を環状凹部に連通する連通路を設け、 前記環状凹部と連通路と表裏貫通孔と裏側凹部と表側凹
部とに亙って合成ゴム材料を充填してゴム部を形成し、
表側凹部と裏側凹部と環状凹部とに充填された合成ゴム
材料により表面がハンドル基台の表面に略段差なく滑ら
かに連なる表側滑止部と裏側滑止部と環状滑止部とを形
成した、 ことを特徴とする歯ブラシ。 - 【請求項２】 植毛台と首部とハンドル部とを有する歯
ブラシであって、 前記ハンドル部を合成樹脂材料製のハンドル基台と、合
成ゴム材料製のゴム部とで構成し、 前記ハンドル基台の首部側の先端近傍部に先端側環状凹
部を形成し、 前記ハンドル基台の首部側とは反対側の基端近傍部に基
端側環状凹部を形成し、 前記ハンドル基台の途中部に両環状凹部を連通する連通
路を設け、 前記両環状凹部と連通路とに亙って合成ゴム材料を充填
してゴム部を形成し、両環状凹部に充填された合成ゴム
材料により表面がハンドル基台の表面に略段差なく滑ら
かに連なる先端側滑止部と基端側滑止部とを形成した、 ことを特徴とする歯ブラシ。 - 【請求項３】 前記歯ブラシを水平なテーブル上に置い
た状態で、滑止部がテーブルの上面に接触しないように
構成したことを特徴とする請求項１又は２に記載の歯ブ
ラシ。 - 【請求項４】 前記連通路をハンドル基台の裏面側に形
成したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に
記載の歯ブラシ。 - 【請求項５】 前記ハンドル部の断面を円形又は楕円形
又は小判形に形成したことを特徴とする請求項１〜４の
いずれか１項に記載の歯ブラシ。 - 【請求項６】 前記環状凹部に対応するハンドル基台の
部分に環状凹部の表側と裏側とを連通する表裏貫通孔を
形成したことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項
に記載の歯ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12874894A JP3162573B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12874894A JP3162573B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 歯ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07327737A true JPH07327737A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3162573B2 JP3162573B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=14992493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12874894A Expired - Fee Related JP3162573B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3162573B2 (ja) |
Cited By (20)
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|---|---|---|---|---|
| WO1998035809A1 (en) * | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Smithkline Beecham Consumer Healthcare Gmbh | Injection moulding process and apparatus for making articles from two components |
| JP2002034662A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-02-05 | Bamed Ag | 歯ブラシ |
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| US7039984B1 (en) | 1999-11-25 | 2006-05-09 | Johnson And Johnson | Handle for tooth cleaning member |
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| KR101253594B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2013-04-11 | 이희돈 | 칫솔대 |
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| CN110520010A (zh) * | 2017-04-10 | 2019-11-29 | 吉列有限责任公司 | 口腔护理工具以及用于制造此类口腔护理工具的方法 |
| CN110545692A (zh) * | 2017-04-10 | 2019-12-06 | 吉列有限责任公司 | 口腔护理工具以及用于制造此类口腔护理工具的方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JP6512703B2 (ja) * | 2015-06-10 | 2019-05-15 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12874894A patent/JP3162573B2/ja not_active Expired - Fee Related
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