JPH0732520Y2 - ペーパ類の吸着盤 - Google Patents

ペーパ類の吸着盤

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JPH0732520Y2
JPH0732520Y2 JP1990062843U JP6284390U JPH0732520Y2 JP H0732520 Y2 JPH0732520 Y2 JP H0732520Y2 JP 1990062843 U JP1990062843 U JP 1990062843U JP 6284390 U JP6284390 U JP 6284390U JP H0732520 Y2 JPH0732520 Y2 JP H0732520Y2
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JP
Japan
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trumpet
suction
shaped
tip
partition wall
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Application number
JP1990062843U
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JPH0422440U (ja
Inventor
昭二 筒井
Original Assignee
東洋自動機株式会社
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Publication date
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紙やフィルム等の薄いシート類を真空作用で吸
着させるようになさしめるペーパ類の吸着盤の改良に関
する。
(従来技術) 例えば第4図に示す自動包装機では、貯袋箱Bの中から
袋Aを1枚づつ取上げ、次工程へ供給する第1工程に吸
着盤が使用されているが、従来に於ける吸着盤は第6図
に示す如きもので、即ち管状部1′の端に連設してラッ
パ状吸着部2′を形成し、その内面に半球状の凸部を設
けてある。袋の吸着によりラッパ状部先端は袋吸着面が
前記凸部に当接するまで変形する。ところが、この変形
の反作用が袋側に影響を与え、袋の変形を生じシワの発
生からエアーのリークへと継がる。又、エアーのリーク
が無いとしても、袋の変形は次工程への袋の受け渡しに
悪影響を与え、例えば掴み位置のずれや把持ミスとな
る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は軟度の高い袋材に対してもそれ自身が持つ歪み
等の影響を受けず確実な吸着搬送を可能とし、又新たな
歪み等の発生をさせず、万一吸着面よりのエアーのリー
クが発生してもその影響を極力小となすことが出来る吸
着盤を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案はゴムや軟質プラスチック等からなる筒管部先端
に該部分より大径のラッパ状吸着部を連設させると共
に、内孔出口及びラッパ状吸着部を径方向へ複数に分割
する交叉隔壁と、ラッパ状吸着部内面に同心状をなして
複数の弯弧突起で輪環が形成されるようになし、上記ラ
ッパ状吸着部の端縁部と交叉隔壁の端縁部及び弯弧突起
の端縁部は共にほぼ同一平面となるように一体形成し、
且つラッパ状吸着部の周縁端面は断面L字状の段差に形
成し、その先端外周縁を特に曲げ剛性の弱い薄膜材で比
較的長目の水平環状帯体に構成したことをと特徴とす
る。
これが作用は次の実施例の記載から明らかにされる。
(実施例) 第1図は本考案に係る吸着盤の斜視図、第2図は縦断面
図である。
図に於て1は管状部でその先端に該部分より大径のラッ
パ状吸着部2が連設されている。ここに管状部1の外形
は従来通りであって内孔3には図示しない真空ポンプと
連通するようになされるが、本考案ではラッパ状吸着部
2の周縁端面に断面L字状の段差2aを形成し、その先端
外周縁2bを内周部分に比べて極端に曲げ剛性の弱い薄膜
材で比較的長目の水平環状帯体に形成してなる。
4はラッパ状吸着部2の内側空間及び内孔3の出口を半
径方向に分割する交叉隔壁、5はラッパ状吸着部の内面
に同心状をなして配設される多数の弯弧突起であって、
円周方向へ輪環が形成されるようになされる。この隔壁
と多数の弯弧突起により内周部分に適度の剛性を持たせ
真空時の吸盤の変形を少なくすることにより吸着面の減
耗を少なからしめることが出来る。
しかして、ラッパ状吸着部2の先端外周縁2b及び交叉隔
壁4の端縁部4′a及び弯弧突起5の端縁部5′aは共
にほぼ同一平面となるように一体成型されるのであり、
且つこの際薄膜部を形成する先端外周縁2bの長さ寸法は
凡そ3mm〜7mm程度の長めのものとなされる。尚、交叉隔
壁4の端縁部4′aには部分的に浅い切欠4′bが形成
されてなる。尚、吸着盤の構成材料はゴム又は軟質ゴム
又は軟質プラスチック等が好適である。
又、弯弧突起5の数は特に限定するものではなく、且つ
交叉隔壁4の形状は十字型を示したが、3脚型その他の
形状でも構わない。
第3図は上記吸着盤を自動包装機械の給袋装置に利用し
た例を示したもので、貯袋箱B内の袋Aに対して吸着装
置Cに装備させた吸着盤を接触させた後、図示しない真
空ポンプで矢印方向に吸引すると袋Aは該図に示すよう
に吸着されて持ち上げられ、次工程へ供給されるものと
なる。
(作用) 上記に於て本考案に係る吸着盤ではラッパ状吸着部2の
外周先端付近に断面L字状の段差2aを形成し、且つ該部
分は比較的に長目の水平環状帯体が形成されていること
から、吸着される袋Aの外面が例え平面状態でなく波打
っていても、接触した時に先端外周縁が自由に変形して
袋の表面に良くなじむので吸着部全周が接触容易とな
る。更に、万一エアーのリークがあっても縁面距離が充
分にあるので、リークエアーの粘性抵抗により吸盤内の
真空度は充分に確保され、吸着ミスを生じさせたりする
ことのないものとなる。
又、ラッパ状吸着部2内には内孔3及び該びラッパ状吸
着部を径方向に複数に分割する如く交叉隔壁4が設けて
あることから、吸盤内に於ける空気の流れ方向を規制し
て攪乱されるものとならない。即ち、万一エアーのリー
クが先端外周縁の一部で発生し区切られた複数の通路の
うち1箇所が不安定となったとしても、他の通路への影
響を極めて小となすことが出来る。
又、交叉隔壁4の中央部分に隔壁空間内を相互に連通す
る浅い切欠4′bが形成されていることから分割間で微
小な空気の移動が行われ、エアーのリーク量が次第に減
少した時に上記移動がアンバランスであった吸着を改善
することとなり、且つ該切欠の部分だけ吸着面が広くな
っているので吸着が大となり、加えて吸着された袋が吸
引力によって内孔3内に吸込まれようとしても、弯弧突
起5及び交叉隔壁4によって阻止されて袋が弯曲状にな
ることなく支持されるものとなるのである。
(考案の効果) 本考案は以上の如く構成するものであって、吸着盤全体
が袋面と良く馴染み、例えシート類側に歪みがあっても
完全吸着され、万一シート類に外力やシワ類によってエ
アーのリークがあっても、真空度が充分確保され、且つ
交叉隔壁により吸い込まれたエアーの流路は分割されて
いるので、他の流路への影響を小となすことが出来、吸
着ミスや吸着後のずれ、更にはシート類の変形が無いこ
とから次工程に悪影響を与えることの無い優れた吸着盤
を提供出来、生産性向上に著しく寄与せしめるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案品の斜視図、第2図は第1図X−X線縦
断断面図、第3図は使用状態図、第4図は回転式充填包
装装置の模式説明図、第5図は応用例でAは平面図、B
は同X−X線縦断断面図、第6図は従来品を示すもので
Aは平面図、Bは断面図である。 1……筒管部、2……ラッパ状吸着部 2a……断面L字状の段差、2b……先端外周縁 3……内孔、4……交叉隔壁 5……弯弧突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムや軟質プラスチック等からなる筒管部
    先端に該部分より大径のラッパ状吸着部を連設させると
    共に、内孔出口及びラッパ状吸着部を径方向へ複数に分
    割する交叉隔壁と、ラッパ状吸着部内面に同心状をなし
    て複数の弯弧突起で輪環が形成されるようになし、上記
    ラッパ状吸着部の端縁部と交叉隔壁の端縁部及び弯弧突
    起の端縁部は共に同一平面となるように一体形成し、且
    つラッパ状吸着部の周縁端面は断面L字状の段差に形成
    するほか、且つその先端外周縁を特に曲げ剛性の弱い薄
    膜材で比較的長目の水平環状帯体が形成される構成とな
    したことを特徴とするペーパ類の吸着盤。
  2. 【請求項2】交叉隔壁の中央部分に隔壁空間内を相互に
    連通する浅い切欠を部分的に形成したことを特徴とする
    請求項1記載のペーパ類の吸着盤。
JP1990062843U 1990-06-13 1990-06-13 ペーパ類の吸着盤 Expired - Lifetime JPH0732520Y2 (ja)

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JPH0422440U JPH0422440U (ja) 1992-02-25
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