JPH0744468Y2 - ワークハンドリング用吸盤 - Google Patents

ワークハンドリング用吸盤

Info

Publication number
JPH0744468Y2
JPH0744468Y2 JP1992021690U JP2169092U JPH0744468Y2 JP H0744468 Y2 JPH0744468 Y2 JP H0744468Y2 JP 1992021690 U JP1992021690 U JP 1992021690U JP 2169092 U JP2169092 U JP 2169092U JP H0744468 Y2 JPH0744468 Y2 JP H0744468Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
work
suction cup
suction
outer lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992021690U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0572384U (ja
Inventor
忠利 小山
Original Assignee
セーラー万年筆株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セーラー万年筆株式会社 filed Critical セーラー万年筆株式会社
Priority to JP1992021690U priority Critical patent/JPH0744468Y2/ja
Publication of JPH0572384U publication Critical patent/JPH0572384U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0744468Y2 publication Critical patent/JPH0744468Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小型で円盤状をしたワ
ークに吸着してハンドリングするための吸盤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば合成樹脂の射出成形品(ワーク)
を金型から取り出したり、組立ラインにおいてワークを
次工程に移送する場合のように、小型で軽量のワークを
ハンドリングするのに、吸盤を取り付けたチャッキング
アタッチメントが利用される。つまり、吸盤は、シリコ
ンゴムのように可撓性に富んだ合成樹脂よりなり、中央
に形成されたバキューム孔の開口が先端に一体に形成さ
れた薄肉のリップ内に臨んでいるが、この吸盤を取付板
に複数個取り付け、この複数個の吸盤をワークの表面に
同時に吸着させてハンドリングする。そして、コンパク
トディスクのように、ワークが円盤状の場合は、複数個
の吸盤を同一円周上に配置したチャッキングアタッチメ
ントを使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで最近は、外径
が2.5インチのミニコンパクトディスクが開発されて
いるが、このミニコンパクトディスクは、外周寄りの信
号エリアは吸盤を吸着させることができないので、信号
エリアから外れた中心部の狭い範囲に吸盤を吸着させて
ハンドリングする必要がある。このため、前記構成のチ
ャッキングアタッチメントでは、小さな吸盤を使用する
必要があり、しかも吸盤の個数が少なくなる。従って、
ワークを保持するのに十分な吸着力が得られず、ハンド
リング中にワークが脱落する不具合があった。また、信
号エリアを外れた部分に円状の段差がある場合は、この
段差部を避けて吸盤を吸着する必要があり、ますます吸
着可能範囲が狭くなってハンドリングが困難になる不具
合がある。
【0004】そこで本考案は、吸盤の吸着可能範囲の狭
い円盤状のワークであって表面に段差があっても確実に
保持できるワークハンドリング用吸盤を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案に係るワークハンドリング用吸盤は、可撓
性に富んだ合成樹脂よりなる円筒形の吸盤本体の先端縁
に、ワークの表面に密着する円環状の内側リップと外側
リップを同心円状に一体に形成し、吸盤本体内に形成さ
れたバキューム孔の開口が内側リップと外側リップの間
に臨むようにするとともに、内側リップと外側リップの
高さレベルを異ならせ、かつ内側リップと外側リップの
中間の仮想円を段差の直径と等しくする。
【0006】
【0007】
【作用】すわわち、吸着部である内側リップと外側リッ
プの間を円環状にしたので、1個の吸盤のみで広い吸着
面積を確保でき、吸盤の吸着可能範囲の狭い円盤状のワ
ークであっても、ワークの狭い中央部を確実に吸着して
保持することができるが、内側リップと外側リップの高
さレベルを異ならせたので、ワークの表面に円状の段差
があっても、内側リップと外側リップの間の吸着部を段
差の部分に合わせ、高さレベルの低い方のリップを低い
方の面に密着させるとともに、高さレベルの高い方のリ
ップを高い方の面に密着させることにより、確実に保持
することができる。
【0008】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。図1において、吸盤本体1は、シリコ
ンゴムのように可撓性に富んだ合成樹脂よりなり、例え
ば外径が25mmφ、内径が14.5mmφ、高さが14mm
の筒状体である。吸盤本体1の外周には円環状の係止溝
11 および同じく円環状の通気溝 41 が形成されてお
り、取付板5の環状突起 51 が係止溝 11 に係合した状
態で取付板5に取り付けられている。そして、取付板5
には減圧装置に接続される通気孔 52 が形成され、この
通気孔 52 が通気溝 41 に連通している。
【0009】吸盤本体1の先端縁には、内側リップ3と
外側リップ2が同心円に一体に形成されている。内側リ
ップ3と外側リップ2は、それぞれ約45゜の角度で斜
めに伸びた薄肉体であり、本実施例では内側リップ3の
方が長くて高さレベルが低くなっている。これは後に説
明するように、表面に凹状の円形段差を有するワークに
吸着させるためであり、もし、凸状の円形段差を有する
ワークに吸着させる場合は、外側リップ2の方を長くし
て高さレベルを低くする。
【0010】吸盤本体1内には、図2に示すように、8
個のバキューム孔4が形成されており、バキューム孔4
の両端の開口が内側リップ3と外側リップ2の間、およ
び通気溝 41 に臨んでいる。つまり、リング状をした内
側リップ3と外側リップ2の間が減圧装置に連通してお
り、内側リップ3と外側リップ2の間がリング状をした
吸盤の吸着部である。従って、この吸着部は、従来の吸
盤の円形の吸着部を連結してリング状にしたものであ
り、従来の1個の吸盤の吸着部に比べてずっと大きくな
っている。
【0011】かかる構成の吸盤でワーク6をハンドリン
グするが、ワーク6は、例えば外径が2.5インチのミ
ニコンパクトディスクであり、これを成形機の金型から
取り出す。そして、ワーク6の信号エリアから離れた中
央部に直径が17mmφの凹状の円形段差 61 が形成され
ており、円形段差 61 の大きさは内側リップ3と外側リ
ップ2の間の仮想円に等しくなっている。また、金型で
成形されたときに、中心部にスプルーランナー 62 が突
出している。
【0012】しかして、吸盤本体1の内部にスプルーラ
ンナー 62 を入れるようにして内側リップ3と外側リッ
プ2の間の吸着部をワーク6の段差 61 に押し当てる。
これによって、内側リップ3がワーク6の低い面に密着
し、外側リップ2が高い面に密着する。そして、図示略
の減圧装置を作動させるとワーク6に吸着し、ハンドリ
ングすることができる。なお、ワーク6の表面に凸状の
段差 61 がある場合にも、前記のとおり、内側リップ3
と外側リップ2の高さレベルを逆に調節することにより
確実に保持することができる。
【0013】このように、内側リップ3と外側リップ2
の間がリング状をした吸着部が従来の1個の吸盤の吸着
部に比べてずっと大きいので、1個の吸盤で強い吸着力
があり、狭い吸着可能範囲に強く吸着して円盤状のワー
ク6を確実に保持することができる。そして、内側リッ
プ3と外側リップ2の高さレベルを異ならせたので、表
面に段差がある場合でも確実に保持することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のワークハ
ンドリング用吸盤は、円筒状の吸盤本体の先端縁に内側
リップと外側リップを形成し、内側リップと外側リップ
の間にリング状をした大きな吸着部を形成するととも
に、内側リップと外側リップの高さレベルを異ならせた
ので、吸盤の吸着可能範囲が狭くて表面に段差がある円
盤状のワークであっても確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の断面図である。
【図2】本考案実施例の底面図である。
【符号の説明】 1 吸盤本体 2 外側リップ 3 内側リップ 4 バキューム孔 41 通気溝 5 取付板 6 ワーク 61 段差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性に富んだ合成樹脂よりなる円筒形
    の吸盤本体の先端縁に、ワークの表面に密着する円環状
    の内側リップと外側リップが同心円上に一体に形成さ
    れ、吸盤本体内に形成されたバキューム孔の開口が内側
    リップと外側リップの間に臨み、かつ該内側リップと外
    側リップの高さレベルが異なり、内側リップと外側リッ
    プの中間の仮想円がワーク表面の円状の段差の直径に等
    しいことを特徴とするワークハンドリング用吸盤。
JP1992021690U 1992-03-12 1992-03-12 ワークハンドリング用吸盤 Expired - Lifetime JPH0744468Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992021690U JPH0744468Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ワークハンドリング用吸盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992021690U JPH0744468Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ワークハンドリング用吸盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0572384U JPH0572384U (ja) 1993-10-05
JPH0744468Y2 true JPH0744468Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=12062067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992021690U Expired - Lifetime JPH0744468Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ワークハンドリング用吸盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744468Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159156A (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 Fujitsu Ltd プログラム実行方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0572384U (ja) 1993-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0744468Y2 (ja) ワークハンドリング用吸盤
JP2001173632A (ja) 吸 盤
CN217394713U (zh) 高精密工业加工真空吸附***
JP2002184835A (ja) 吸着パッド
JPH0572385U (ja) ワークハンドリング用吸盤
JPH0343492B2 (ja)
CN209022092U (zh) 汽车轮毂翻转搬运用抓手吸盘
CN210910066U (zh) 一种防转动的真空吸盘装置
CN220774328U (zh) 载台装置及晶圆减薄机
KR960001241Y1 (ko) 광자기 디스크(mod)제조 공정에 있어서 디스크 흡착치구
JP2562729Y2 (ja) 物品移送用吸着装置
CN220348111U (zh) 一种陶瓷用平面磨削吸盘
JPH0713076Y2 (ja) ディスク芯出し装置
JPH0210097Y2 (ja)
JP2524578Y2 (ja) 吸着用パッド
JPH0537484U (ja) 吸着装置
JP3012989U (ja) ディスククランプ装置
CN117133701A (zh) 载台装置及晶圆减薄机
JPH0142519Y2 (ja)
JP2529796Y2 (ja) 吸着用パッド
JP2582679Y2 (ja) 光ディスク用吸着パッド
JPH0531872U (ja) 吸着パツド
TWM629199U (zh) 吸附式旋轉載台
JPH0677018U (ja) ディスク吸着盤
JPH0213461Y2 (ja)