JPH07322680A - ブラシレス直流モータ - Google Patents

ブラシレス直流モータ

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JPH07322680A
JPH07322680A JP6108352A JP10835294A JPH07322680A JP H07322680 A JPH07322680 A JP H07322680A JP 6108352 A JP6108352 A JP 6108352A JP 10835294 A JP10835294 A JP 10835294A JP H07322680 A JPH07322680 A JP H07322680A
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JP
Japan
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motor
signal
drive coil
motor drive
output
Prior art date
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Application number
JP6108352A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kiyoma
利明 清間
Hiromitsu Nakano
博充 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相誤差検出器等のフィルター回路を必要と
しないブラシレス直流モータを提供することを目的とす
る。 【構成】 モータ駆動コイルに誘起される逆起電圧を逆
起電圧検出手段により検出し、その検出出力信号を第
一,第二の信号処理手段に入力し、第二の信号処理手段
の出力信号をもとに遅延手段で遅延信号を形成し、前記
第一の信号処理手段の出力と前記遅延手段の出力信号を
通電制御手段により信号処理し、駆動手段を介してモー
タ駆動コイルに通電することにより位置検出素子を必要
とせず、モータの速度に関わらず常に効率よく駆動する
ことができるブラシレス直流モータを少ない素子数で実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータマグネットの回転
位置を検出するための位置検出素子を不要としたブラシ
レス直流モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ブラシレス直流モータは長寿命で
高信頼性が要求される産業用機器や映像・音響機器に広
く使用されている。
【0003】従来、この種のブラシレス直流モータは固
定子巻線の通電相の切換のためにブラシに相当する位置
検出素子(例えばホール素子)を使用している。
【0004】近年、機器の小型化に伴い使用されるモー
タも小型かつ薄型化され、ホール素子等の位置検出素子
を取り付ける場所的な余裕がなくなってきている。そこ
で、ホール素子等の位置検出素子の全くないブラシレス
直流モータが従来よりいくつか提案されており、例えば
特開昭63−316691号公報に示されているような
ものがある。
【0005】以下図面を参照しながら、上記した従来の
位置検出素子の全くないブラシレス直流モータの一例に
ついて説明する。
【0006】図11は従来のブラシレス直流モータの回
路構成図である。図11において、駆動トランジスタ1
0〜15の各ベースは電力増幅器43の出力にそれぞれ
接続され、前記電力増幅器43の入力は論理回路42の
出力に接続されている。ここで、前記論理回路42およ
び前記電力増幅器43は通電切換回路44を構成してい
る。前記論理回路42の入力は分周回路41の出力D1
に接続され、前記分周回路41の入力は電圧制御発振器
40の出力に接続されている。前記分周回路41の他の
出力D2と前記論理回路42の出力U1,U2,V1
2,W1,W2は位相差検出パルス発生回路28に入力
され、駆動コイル1,2,3の一端UO,VO,WOはバ
ッファ回路21,22,23に入力されている。前記バ
ッファ回路21,22,23の各出力UB,VB,WB
比較器27に入力されるとともに抵抗24,25,26
を介して共通接続され、この共通接続点NBは前記比較
器27に入力されている。前記比較器27の出力PDは
前記位相差検出パルス発生回路28の出力により制御さ
れる。ここで前記各構成要素21〜28は位相誤差検出
器20を構成し、前記出力PDは前記位相誤差検出器2
0の出力となっている。前記位相誤差検出器20の出力
PDは抵抗32を介して演算増幅器31の反転入力端子
に接続され、前記演算増幅器31の反転入力端子と、出
力端子の間には抵抗33とコンデンサ34の直列回路と
コンデンサ35が挿入されている。前記演算増幅器31
の非反転入力端子は抵抗36,37により一定バイアス
電圧が印加されている。ここで前記各構成要素31〜3
7により誤差増幅器30を構成し、前記誤差増幅器30
の出力EAOは前記電圧制御発振器40の入力に接続さ
れている。
【0007】以上のように構成された従来のブラシレス
直流モータについて、以下その動作について説明する。
【0008】図12は従来のブラシレス直流モータの動
作説明図であり、駆動コイル逆起電圧と駆動コイル通電
波形の位相関係を示すものである。図12(a)は前記
逆起電圧(波線部)と前記通電波形(実線部)の位相関
係が最適にある場合であり、図12(b),図12
(c)は位相角ψだけ最適状態からずれた場合を示して
いる。ここで図11において、電圧制御発振器40の出
力は分周回路41、通電切換回路44、駆動トランジス
タ10〜15を通して駆動コイル1〜3に伝達されてい
る。したがって前記電圧制御発振器40の出力と前記駆
動コイル1〜3の通電波形には一定の位相関係が存在す
る。すなわち、電圧制御発振器の発振周波数および位相
を制御することにより、駆動コイル逆起電圧と駆動コイ
ル通電波形の位相を制御することが可能となる。そこ
で、図12(b),図12(c)に示したように、駆動
コイル通電波形との間に位相角ψのずれを生じた場合、
その位相誤差ψを位相誤差検出器20および誤差増幅器
30により検出増幅し、ψが零となるよう電圧制御発振
器40の発振周波数および位相を制御する位相制御ルー
プを設けることにより、図12(a)に示すような最適
通電状態を確保することが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、誤差増幅器30で積分フィルターを構成し
コンデンサや抵抗等の部品が多く、その定数設定がモー
タの特性および使用条件によって複雑となる。例えば、
モータを低速回転数で駆動する場合、前記誤差増幅器3
0の積分フィルターの時定数は大きく設定しなくてはな
らない。すなわち、フィルターを構成するコンデンサや
抵抗の定数を大きくする必要がある。しかし、前記コン
デンサや抵抗の定数を大きくし過ぎるとモータの起動性
や応答性が著しく悪化する。
【0010】また、モータを起動させる際にはモータ駆
動コイルに回転磁界を発生させるべく順次モータ駆動コ
イルに通電するためリングカウンタ等の回路が必要であ
り、素子数を増やす原因となる。また、回転磁界を発生
させるため正規の回転方向とは逆の方向に同期して回転
してしまうということがあった。
【0011】さらに、従来のブラシレス直流モータには
逆転ブレーキ機能がないため、モータを急激に減速する
必要がある場合や、コンパクトディスクのスピンドルモ
ータ等の線速度一定の制御(CLV)が必要な用途では
使えない。
【0012】以上のように、従来のブラシレス直流モー
タは様々な問題点を有していた。本発明は上記従来の問
題点を解決するもので、位相誤差検出器等のフィルター
回路を必要としないブラシレス直流モータを提供するこ
とを目的とする。
【0013】また、モータ起動の際に、逆方向に同期し
て回転する不具合の発生しないブラシレス直流モータを
提供することを目的とする。
【0014】さらに逆転ブレーキの機能を付加し、線速
度一定の制御やモータを急激に停止する必要がある用途
にも使用可能なブラシレス直流モータを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】回路構成が簡単で効率の
良いブラシレス直流モータを提供する目的を達成するた
めに本発明のブラシレス直流モータは、複数相のモータ
駆動コイルと、ロータマグネットと、前記モータ駆動コ
イルの逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、前記逆
起電圧検出手段の出力信号をもとに前記逆起電圧のゼロ
クロスポイントから始まる電気角120度の信号を出力
する第一の信号処理手段と、前記逆起電圧検出手段の出
力信号をもとに前記逆起電圧のゼロクロスポイントから
始まる電気角60度の信号を出力する第二の信号処理手
段と、前記第二の信号処理手段の出力信号をもとにコン
デンサを充電および放電させ、その充電電流と放電電流
の比によって遅延時間を設定する遅延手段と、前記第一
の信号処理手段および前記遅延手段の出力信号をもとに
前記モータ駆動コイルへの通電切換信号を出力する通電
制御手段と、前記通電制御手段の出力信号により前記モ
ータ駆動コイルへ通電を行う駆動手段の構成を有してい
る。
【0016】また、モータ起動の際に逆方向に同期して
回転する不具合の発生しないブラシレス直流モータを提
供する目的を達成するために本発明のブラシレス直流モ
ータは、モータを起動させる際にモータ駆動コイルの全
相数よりも少ない数の指定した相に通電してモータを振
動させ、前記モータ駆動コイルに誘起される逆起電圧を
検出した後定常駆動モードに切換えるモータ起動手段の
構成を有している。
【0017】さらに逆転ブレーキの機能を付加し、線速
度一定の制御やモータを急激に停止する必要がある用途
にも使用可能なブラシレス直流モータを提供する目的を
達成するために本発明のブラシレス直流モータは、モー
タ駆動コイルの逆起電圧と前記モータ駆動コイルの中性
点電位との交点を検出するエッジ検出手段と、前記エッ
ジ検出手段の出力信号をもとに波形を合成する波形処理
手段と、前記波形処理手段の出力信号をもとに前記モー
タ駆動コイルへの通電切換信号を出力する通電切換手段
と、モータ外部からのブレーキ信号が入力されると前記
通電切換手段の出力信号を電気角180度位相をシフト
する位相シフト手段と、前記位相シフト手段の出力信号
により前記モータ駆動コイルへ通電を行う駆動手段から
なる構成を有している。
【0018】
【作用】上記構成によって、モータ駆動コイルの逆起電
圧を逆起電圧検出手段により検出し、前記逆起電圧検出
手段の出力信号をもとに電気角120度の信号を形成
し、前記逆起電圧のゼロクロスポイントからコンデンサ
の充電電流と放電電流の比によって設定される遅延を設
けて、モータ駆動コイルへの通電切換信号を形成するこ
とにより、モータの速度に関わらず常に効率よく駆動す
ることができる。
【0019】またモータ起動の際には、モータ駆動コイ
ルの全相数よりも少ない数の指定した相に通電してモー
タを振動させモータ駆動コイルに誘起される逆起電圧を
検出した後定常駆動モードに切換えることにより、正規
の回転方向とは逆方向にモータが同期して回転すること
なく安定した起動性を少ない素子数で実現することがで
きる。
【0020】さらに、モータ外部からのブレーキ信号が
入力されると通電切換手段の出力信号の位相を電気角1
80度シフトしモータ駆動コイルに通電することによ
り、線速度一定の制御やモータを急激に停止する必要が
ある用途にも使用可能なブラシレス直流モータを実現で
きる。
【0021】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0022】図1において、駆動トランジスタ10〜1
5の各ベースは通電制御手段60の出力にそれぞれ接続
され、前記通電制御手段60の入力は第一の信号処理手
段350の出力と遅延手段550の出力にそれぞれ接続
されている。コンデンサ51,52の一方の端子はそれ
ぞれ前記遅延手段550に接続され、他方の端子は接地
されている。前記遅延手段550の入力は第二の信号処
理手段450の出力に接続され、前記第一の信号処理手
段350の入力と前記第二の信号処理手段450の入力
はぞれぞれ共通接続されている。コンパレータ210〜
230の出力は前記第一の信号処理手段350と前記第
二の信号処理手段450の共通接続された入力にそれぞ
れ接続され、前記コンパレータ210〜230の反転入
力端子は共通接続されるとともにモータ駆動コイル1〜
3の共通接続端子Nに接続されている。前記コンパレー
タ210〜230の非反転入力端子は前記モータ駆動コ
イル1〜3の一方の端子に接続されるとともにノイズ吸
収用コンデンサ16〜18を介してそれぞれ接地されて
おり、前記コンパレータ210〜230は逆起電圧検出
手段250を構成している。前記駆動トランジスタ10
のエミッタと前記駆動トランジスタ13のコレクタは前
記モータ駆動コイル1の一方の端子に共通接続されてい
る。同様に前記駆動トランジスタ11のエミッタと前記
駆動トランジスタ14のコレクタは前記モータ駆動コイ
ル2の一方の端子に共通接続され、前記駆動トランジス
タ12のエミッタと前記駆動トランジスタ15のコレク
タは前記モータ駆動コイル3の一方の端子に共通接続さ
れている。前記駆動トランジスタ10〜12のコレクタ
は共通接続され電源VSに接続されている。前記駆動ト
ランジスタ13〜15のエミッタは共通接続され接地さ
れており、前記駆動トランジスタ10〜15は駆動手段
70を構成している。
【0023】以上のように構成されたブラシレス直流モ
ータについて、図2を用いてその動作を説明する。ま
ず、図1のモータ駆動コイル1〜3に誘起される逆起電
圧を正弦波と仮定するとそれぞれ図2のUe,Ve,W
eで示す位相関係にあり、前記モータ駆動コイルの共通
接続点の電位は同図Nのように示される。前記Ue,V
e,WeとNを逆起電圧検出手段250の構成要素であ
るコンパレータ210〜230によりそれぞれ波形整形
するとU1,V1,W1に示す位相的に逆起電圧に比例
した電気角180度の信号が得られる。前記U1,V
1,W1を第一の信号処理手段350によりロジック処
理しU2H,U2L,V2H,V2L,W2H,W2L
に示す電気角120度の信号が得られる。また、前記U
1,V1,W1を第二の信号処理手段450によりロジ
ック処理して電気角60度の信号Mが得られる。前記第
二の信号処理手段450の出力信号Mをもとに遅延手段
550によりコンデンサ51,52を充電・放電させる
ことにより得られる信号を波形整形し合成することによ
り、逆起電圧のゼロクロスポイントから始まる電気角3
0度の信号Dが得られる。通電制御手段60により前記
信号Dをもとに前記第一の信号処理手段350の出力信
号U2H,U2L,V2H,V2L,W2H,W2Lを
電気角30度遅延させてU3H,U3L,V3H,V3
L,W3H,W3Lが得られる。前記通電切換手段60
の出力信号U3H,U3L,V3H,V3L,W3H,
W3Lにより駆動手段であるトランジスタ10〜15を
順次ON,OFFさせることによりモータを効率よく駆
動することができる。なお、前記通電切換手段60の出
力信号U3H,U3L,V3H,V3L,W3H,W3
Lは説明より明らかなように、位相的に逆起電圧と比例
した信号をもとに形成しているため、モータの回転数が
変化した場合でも同様に効率よく駆動することができ
る。
【0024】遅延手段550の具体的な構成としては、
例えば図3に示したようなものが考えられる。図3にお
いて、トランジスタ108〜113のベースと前記トラ
ンジスタ108のコレクタは共通接続されており、前記
トランジスタ108〜113はカレントミラー回路を構
成している。前記トランジスタ108のエミッタは抵抗
102を介して安定化電源Vccに接続されている。同
様に前記トランジスタ109〜113のエミッタは抵抗
103〜107を介してそれぞれ安定化電源Vccに接
続されている。前記トランジスタ108のコレクタはト
ランジスタ116のコレクタに接続され、トランジスタ
116のエミッタは抵抗124を介して接地されてい
る。前記トランジスタ116のベースはトランジスタ1
15のベースとコレクタに共通接続されるとともに定電
流源114を介して前記Vccに接続されており、トラ
ンジスタ115のエミッタは抵抗123を介して接地さ
れている。前記トランジスタ109のコレクタはトラン
ジスタ117のコレクタとベースおよびトランジスタ1
18のベースと共通接続され、トランジスタ117のエ
ミッタは抵抗125を介して接地されている。前記トラ
ンジスタ118のエミッタは抵抗126を介して接地さ
れ、同コレクタはコンデンサ51を介して接地されると
ともに前記トランジスタ110のコレクタと接続される
とともにコンパレータ131の非反転入力端子に接続さ
れている。インバータ101の入力は抵抗127を介し
てトランジスタ121のベースに接続され、遅延手段5
50の入力を構成している。前記トランジスタ121の
エミッタは接地され、同コレクタは前記トランジスタ1
18のベースに接続されている。前記トランジスタ11
1のコレクタはトランジスタ119のコレクタおよびベ
ースとトランジスタ120のベースと共通接続され、ト
ランジスタ119のエミッタは抵抗128を介して接地
されている。前記トランジスタ120のエミッタは抵抗
129を介して接地され、同コレクタはコンデンサ52
を介して接地されるとともに前記トランジスタ112の
コレクタと接続されるとともにコンパレータ132の非
反転入力端子に接続されている。前記インバータ101
の出力は抵抗130を介してトランジスタ122のベー
スに接続され、トランジスタ122のエミッタは接地さ
れ同コレクタは前記トランジスタ120のベースに接続
されている。前記コンパレータ131,132の反転入
力端子は共通接続され、前記トランジスタ113のコレ
クタは前記コンパレータ131,132の反転入力端子
と接続されるとともに抵抗134を介して接地されてい
る。前記コンパレータ131,132の出力はそれぞれ
NAND回路の入力に接続され、NAND回路133の
出力は遅延手段550の出力を構成している。
【0025】以上のように構成された遅延手段につい
て、以下その動作を説明する。図4は遅延手段550の
動作説明図であり、図4に示すMは第二の信号処理手段
の出力である。図4において、トランジスタ115と1
16およびトランジスタ108〜113はカレントミラ
ー回路を構成しており定電流源114の電流Iはトラン
ジスタ117に伝達される。前記第二の信号処理手段の
出力MがHighの場合トランジスタ121はONし、
トランジスタ117,118はOFFし、トランジスタ
110のコレクタ電流IC110(IC110=I)でコンデン
サ51は充電される。次に信号MがLowの場合、前記
トランジスタ121はOFFし、前記トランジスタ11
7と118はONする。ここで、前記トランジスタ11
8は三倍サイズのトランジスタを使用しており、トラン
ジスタ118のエミッタ電流Ie118には電流Iの三倍の
電流(3I)が流れる。したがって、トランジスタ11
8がONの場合Ie118−IC110=2Iの電流でコンデン
サ51は放電される。この時のコンデンサ51の充放電
の様子を図4のT1に示す。同様にコンデンサ52も充
放電されその波形をT2示す。図4より明らかなよう
に、充電時間に対して放電時間は半分になり、コンパレ
ータ131,132の出力P1,P2およびNAND回
路133の出力Dは図4に示すとおりである。ここで前
記NAND回路133の出力Dは遅延手段の出力を構成
しており、電気角60度の入力信号Mに対して電気角3
0度の出力信号Dを得ることができる。前記コンパレー
タ131,132の反転入力端子およびトランジスタ1
13のコレクタに接続されている抵抗134は、前記コ
ンパレータ131,132のオフセットを対策するもの
で前記コンパレータの動作を確実にするために微少のバ
イアス電位を発生しているもので、コンパレータに±電
源を使用する場合は必ずしも必要ではない。
【0026】なお、本実施例では遅延手段のコンデンサ
51,52の充電電流:放電電流の比を1:2として電
気角30度の出力信号Dを得たが、充電電流と放電電流
の比を換えることにより電気角60度以下の任意の信号
を得ることができる。
【0027】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0028】図5は本発明の第2の実施例におけるブラ
シレス直流モータの構成図である。本発明の第1の実施
例のブラシレス直流モータと同一機能を有する部分は同
一記号を付し、その説明を省略する。図5において、駆
動トランジスタ10〜15の各ベースは通電切換手段9
0に接続されるとともに前記駆動トランジスタ10,1
1,13,14のベースはそれぞれ起動手段80に接続
されている。前記通電切換手段90の出力Rは前記起動
手段80に接続され、前記通電切換手段90の入力は波
形整形手段150に接続されている。前記波形整形手段
150の入力はコンパレータ210〜230の出力に接
続され、前記コンパレータ210〜230の反転入力端
子は共通接続されるとともにモータ駆動コイル1〜3の
共通接続点に接続され、前記コンパレータ210〜23
0の非反転入力端子はモータ駆動コイル1〜3の一方の
端子に接続されるとともにノイズ吸収用コンデンサ16
〜18を介してそれぞれ接地されており、前記コンパレ
ータ210〜230は逆起電圧検出手段250を構成し
ている。前記駆動トランジスタ10のエミッタと前記駆
動トランジスタ13のコレクタは前記モータ駆動コイル
1の一方の端子に共通接続されている。同様に前記駆動
トランジスタ11のエミッタと前記駆動トランジスタ1
4のコレクタは前記モータ駆動コイル2の一方の端子に
共通接続され、前記駆動トランジスタ12のエミッタと
前記駆動トランジスタ15のコレクタは前記モータ駆動
コイル3の一方の端子に共通接続されている。前記駆動
トランジスタ10〜12のコレクタは共通接続され電源
VSに接続されている。前記駆動トランジスタ13〜1
5のエミッタは共通接続され接地されており、前記駆動
トランジスタ10〜15は駆動手段70を構成してい
る。
【0029】図5において、逆起電圧検出手段250と
駆動手段70は図1の構成と同様なものである。
【0030】上記のように構成されたブラシレス直流モ
ータについて、以下その動作を説明する。まず、モータ
定常駆動時はモータ駆動コイルに誘起される逆起電圧を
逆起電圧検出手段250により検出し、前記逆起電圧検
出手段の出力を波形整形手段150により波形処理して
通電切換手段90に入力し、前記通電切換手段90の出
力信号U3H,U3L,V3H,V3L,W3H,W3
Lにより駆動手段70の構成要素である駆動トランジス
タ10〜15をスイッチングさせることによりモータを
駆動する。
【0031】次に、モータ起動時について説明する。モ
ータ起動時には逆起電圧が発生していないため前記通電
切換手段90の出力はない状態にある。この状態におい
て、起動手段80の出力信号ST1〜ST4によりあら
かじめ指定した二通りの通電経路を交互に選択する。す
なわち、駆動トランジスタ11と13をONすることで
駆動コイル2〜1へ通電を行い、次に駆動トランジスタ
10と14をONし駆動コイル1〜2へ通電を行う。こ
の様に前記駆動トランジスタ11と13および前記駆動
トランジスタ10と14を交互にONさせることにより
モータを振動させる。前記モータの振動により逆起電圧
が発生し、逆起電圧検出手段250により前記逆起電圧
が検出されると通電切換手段90の出力信号Rが出力さ
れ、起動手段80をOFFさせ、モータは前記定常時と
同様に駆動される。
【0032】起動手段80の具体的な構成としては、例
えば図6に示したようなものが考えられる。図6におい
て、コンデンサ402は発振回路401に接続され、前
記発振回路402の出力TMはトランジスタ404,4
05のベースおよびトランジスタ406のコレクタと共
通接続され、前記トランジスタ406,407のベース
は共通接続されるとともにリセット回路403に接続さ
れている。前記リセット回路403の入力は通電切換手
段90の出力Rが接続され、前記リセット回路403の
入力は起動手段80の入力を構成している。前記トラン
ジスタ404〜407のエミッタは接地され、前記トラ
ンジスタ407のコレクタは前記トランジスタ404の
コレクタおよびトランジスタ409のベースと共通接続
され、抵抗408を介して電源Vccに接続されてい
る。前記トランジスタ409のエミッタは接地され、同
コレクタは抵抗417,420を介してそれぞれトラン
ジスタ418,421のベースに接続されている。前記
トランジスタ405のコレクタは抵抗410を介して電
源Vccに接続されるとともに、抵抗411,414を
介してそれぞれトランジスタ421,415のベースに
接続されている。前記トランジスタ412,415,4
18,421のエミッタは電源Vccに接続され、同ト
ランジスタ412,415,418,421は抵抗41
3,416,419,422を介してそれぞれ出力ST
1〜ST4を構成している。前記ST1〜ST4は起動
手段80の出力を構成している。
【0033】以上のように構成された起動手段につい
て、以下その動作を説明する。図7は起動手段80の動
作説明図であり、同図に示すRは通電切換手段90の出
力である。図7において、TMは発振回路401の出力
信号であり、コンデンサ402を自励発振させその発振
信号を波形整形することにより得ることができる。ま
ず、前記信号TMがHighの場合、トランジスタ40
4,405はONする。前記トランジスタ405がON
するとトランジスタ412,415もONしST1およ
びST2はHighになる。一方トランジスタ404が
ONするとトランジスタ409はOFFしトランジスタ
418,421もOFFし、出力ST3およびST4は
ハイ・インピーダンスとなる。次に、前記発振回路40
1の出力TMがLowの場合、トランジスタ404,4
05はOFFする。前記トランジスタ405がOFFす
るとトランジスタ412,415もOFFしST1およ
びST2はハイ・インピーダンスとなる。一方トランジ
スタ404がOFFするとトランジスタ409はONし
トランジスタ418,421もONし、出力ST3およ
びST4はHighとなる。このように、前記発振回路
401の出力TMに同期して起動手段80の出力ST
1,ST2およびST3,ST4は交互にON/OFF
する。次に、通電切換手段90の出力信号Rがリセット
回路403に入力されると、前記リセット回路403の
出力はHighにラッチされ、トランジスタ406、4
07および409はONし、トランジスタ412,41
5,418,421はOFFし、出力ST1〜ST4は
全てハイ・インピーダンスとなる。
【0034】以上のように起動手段80を設けることに
より、モータ起動の際にモータ駆動コイルに回転磁界を
発生させるべく順次モータ駆動コイルに通電するためリ
ングカウンタ等の回路は必要なく、少ない素子数でモー
タを起動できる。また、回転磁界を発生させないため正
規の回転方向とは逆の方向に同期して回転してしまうと
いうような不具合は発生しない。
【0035】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0036】図8は本発明の第3の実施例におけるブラ
シレス直流モータの構成図である。本発明の第1および
第2の実施例におけるブラシレス直流モータと同一機能
を有する部分は同一記号を付し、その説明を省略する。
図8において、駆動トランジスタ10〜15の各ベース
は位相シフト手段100に接続されている。ブレーキ信
号BRおよび通電切換手段90の出力U3H,V3H,
W3H,U3L,V3L,W3Lはそれぞれ前記位相シ
フト手段100に接続され、前記通電切換手段90の入
力は波形処理手段200の出力U2H,V2H,W2
H,U2L,V2L,W2Lが接続されている。エッジ
検出手段300の出力は前記波形処理手段200に接続
され、前記波形処理手段200の出力の一部は前記エッ
ジ検出手段300にフィードバックされている。前記エ
ッジ検出手段300の入力の一つはモータ駆動コイル1
〜3の共通接続された端子Nに接続され、他の入力は前
記モータ駆動コイル1〜3の他方の端子に接続されると
ともにノイズ吸収用コンデンサ16〜18を介してそれ
ぞれ接地されており、前記駆動トランジスタ10のエミ
ッタと前記駆動トランジスタ13のコレクタは前記モー
タ駆動コイル1の一方の端子に共通接続されている。同
様に前記駆動トランジスタ11のエミッタと前記駆動ト
ランジスタ14のコレクタは前記モータ駆動コイル2の
一方の端子に共通接続され、前記駆動トランジスタ12
のエミッタと前記駆動トランジスタ15のコレクタは前
記モータ駆動コイル3の一方の端子に共通接続されてい
る。前記駆動トランジスタ10〜12のコレクタは共通
接続され電源VSに接続されている。前記駆動トランジ
スタ13〜15のエミッタは共通接続され接地されてお
り、前記駆動トランジスタ10〜15は駆動手段70を
構成している。
【0037】図9において、通電切換手段90と駆動手
段70は図5の構成と同様なものである。
【0038】以上のように構成されたブラシレス直流モ
ータについて、図9を用いてその動作を説明する。ま
ず、エッジ検出手段300はモータ駆動コイル1〜3に
誘起される逆起電圧Ue,Ve,Weと前記モータ駆動
コイルの共通接続点の電位Nとの交点を検出し波形処理
してU1,V1,W1を出力する。波形処理手段200
は前記U1,V1,W1を波形処理してU2H,U2
L,V2H,V2L,W2H,W2Lを出力する。通電
切換手段90は前記U2H,U2L,V2H,V2L,
W2H,W2Lをもとに波形処理してU3H,U3L,
V3H,V3L,W3H,W3Lを出力する。位相シフ
ト手段100はブレーキ信号BRがLowの場合、U3
H,V3H,W3Hを駆動トランジスタ10〜12にそ
れぞれ出力し、同様にU3L,V3L,W3Lを駆動ト
ランジスタ13〜15にそれぞれ出力することによりモ
ータは定常駆動される。また、ブレーキ信号BRがHi
ghの場合、位相シフト手段100は前記U3L,V3
L,W3Lを駆動トランジスタ10〜12にそれぞれ出
力し、前記U3H,V3H,W3Hを駆動トランジスタ
13〜15にそれぞれ出力することによりモータには逆
転方向のトルクが発生しブレーキが掛かる。
【0039】エッジ検出手段300の具体的な構成とし
ては、例えば図10に示したようなものが考えられる。
図10において、比較回路301の非反転入力端子と、
比較回路302の反転入力端子は共通接続されるととも
にモータ駆動コイル1の一端に接続されている。同様に
比較回路303の非反転入力端子と、比較回路304の
反転入力端子は共通接続されるとともにモータ駆動コイ
ル2の一端に接続され、比較回路305の非反転入力端
子と、比較回路306の反転入力端子は共通接続される
とともにモータ駆動コイル3の一端に接続されている。
前記比較回路301,303,305の反転入力端子と
前記比較回路302,304,306の非反転入力端子
は全て共通接続されるとともに、前記モータ駆動コイル
1〜3の共通接続端子に接続されている。前記比較回路
301〜306には波形処理手段200からのフィード
バック信号V2L,V2H,W2L,W2H,U2L,
U2Hがそれぞれ入力されている。前記比較回路30
1,303,305の出力Uu,Vu,Wuはセット・
リセットフリップフロップ(以下RSFFと称する)3
07,308,309のセット入力端子に接続され、前
記比較回路302,304,306の出力Ud,Vd,
Wdは前記RSFFのリセット入力端子に接続されてい
る。前記RSFF307〜309の出力端子はエッジ検
出手段300の出力を構成している。
【0040】エッジ検出手段について、以下その動作を
説明する。まず、比較回路301の非反転入力端子と比
較回路302の反転入力端子にはモータ駆動コイル1に
誘起される逆起電圧Ueが入力され、前記比較回路30
1の反転入力端子と前記比較回路302の非反転入力端
子にはモータ駆動コイルの中性点電位Nが入力されてお
り、前記UeとNの関係は図10に示されるようになっ
ている。前記比較回路301はV2L信号がHighの
時にのみ前記UeとNの比較を行うことによって出力U
uが得られる。同様に比較回路302〜306の出力U
d,Vu,Vd,Wu,Wdを得ることができる。次
に、RSFF307は前記Uuの立ち上がりエッジで出
力をHighにセットし、前記Udの立ち上がりエッジ
で出力をLowにリセットして前記RSFF307の出
力信号U1を得ることができる。同様にRSFF30
8,309の出力V1,W1を得ることができる。
【0041】以上のように、エッジ検出手段によりモー
タ駆動コイルに誘起される逆起電圧と前記モータ駆動コ
イルの中性点電位との交点を検出し、その検出出力信号
をもとにモータ駆動コイルへの通電切換信号を形成しモ
ータに通電を行うようにすることで、ブレーキ信号BR
がHighになり逆転ブレーキを掛けるように通電して
もモータへの通電切換信号を確保でき、位相シフト手段
100は前記U3L,V3L,W3Lを駆動トランジス
タ10〜12にそれぞれ出力し、前記U3H,V3H,
W3Hを駆動トランジスタ13〜15にそれぞれ出力す
ることにより逆転方向のトルクが発生しモータにブレー
キを掛けることができる。
【0042】なお、上記実施例においてモータ駆動コイ
ルに誘起される逆起電圧と前記モータ駆動コイルの中性
点電位を比較するために、逆起電圧検出手段250また
はエッジ検出手段300に前記モータ駆動コイル1〜3
の共通接続点と前記モータ駆動コイル1〜3の他端を接
続したが、前記モータ駆動コイルの共通接続点は前記モ
ータ駆動コイルの共通接続点と等価な信号を用いても構
わない。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、モータ駆動コイ
ルに誘起される逆起電圧を逆起電圧検出手段により検出
し、その検出出力信号を第一,第二の信号処理手段に入
力し、第二の信号処理手段の出力信号をもとに遅延手段
で遅延信号を形成し、前記第一の信号処理手段の出力と
前記遅延手段の出力信号を通電制御手段により信号処理
し、駆動手段を介してモータ駆動コイルに通電すること
により位置検出素子を必要とせず、モータの速度に関わ
らず常に効率よく駆動することができるブラシレス直流
モータを少ない素子数で実現することができる。
【0044】また、モータを起動させる際にモータ駆動
コイルの全相数よりも少ない数の指定した相に通電して
モータを振動させ、前記モータ駆動コイルに誘起される
逆起電圧を検出した後定常駆動モードに切換えるモータ
起動手段を設けることにより、モータ起動の際に逆方向
に同期して回転する不具合の発生しないブラシレス直流
モータを少ない素子数で実現することができる。
【0045】また、モータ駆動コイルの逆起電圧と前記
モータ駆動コイルの中性点電位との交点を検出するエッ
ジ検出手段と、前記エッジ検出手段の出力信号をもとに
波形を合成する波形処理手段と、前記波形処理手段の出
力信号をもとに前記モータ駆動コイルへの通電切換信号
を出力する通電切換手段と、モータ外部からのブレーキ
信号が入力されると前記通電切換手段の出力信号を電気
角180度位相をシフトする位相シフト手段と、前記位
相シフト手段の出力信号を駆動手段を介して前記モータ
駆動コイルへ通電を行うことにより逆転ブレーキの機能
を付加し、線速度一定の制御やモータを急激に停止する
必要がある用途にも使用可能なブラシレス直流モータを
実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるブラシレス直流
モータの回路構成図
【図2】同ブラシレス直流モータにおける動作説明のた
めのタイミング図
【図3】同ブラシレス直流モータにおける遅延手段の回
路構成図
【図4】同ブラシレス直流モータにおける遅延手段の動
作説明のためのタイミング図
【図5】本発明の第2の実施例におけるブラシレス直流
モータの回路構成図
【図6】同ブラシレス直流モータにおける起動手段の回
路構成図
【図7】同ブラシレス直流モータにおける起動手段の動
作説明のためのタイミング図
【図8】本発明の第3の実施例におけるブラシレス直流
モータの回路構成図
【図9】同ブラシレス直流モータにおける動作説明のた
めのタイミング図
【図10】同ブラシレス直流モータにおけるエッジ検出
手段の回路構成図
【図11】従来のブラシレス直流モータの回路構成図
【図12】従来のブラシレス直流モータの動作説明図
【符号の説明】
1,2,3 駆動コイル 60 通電制御手段 70 駆動手段 80 起動手段 90 通電切換手段 100 位相シフト手段 150 波形整形手段 200 波形処理手段 250 逆起電圧検出手段 300 エッジ検出手段 350 第一の信号処理手段 450 第二の信号処理手段 550 遅延手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数相のモータ駆動コイルと、ロータマグ
    ネットと、前記モータ駆動コイルの逆起電圧を検出する
    逆起電圧検出手段と、前記逆起電圧検出手段の出力信号
    をもとに前記逆起電圧のゼロクロスポイントから始まる
    電気角120度の信号を出力する第一の信号処理手段
    と、前記逆起電圧検出手段の出力信号をもとに前記逆起
    電圧のゼロクロスポイントから始まる電気角60度の信
    号を出力する第二の信号処理手段と、前記第二の信号処
    理手段の出力信号をもとにコンデンサを充電および放電
    させその充電電流と放電電流の比によって遅延時間を設
    定する遅延手段と、前記第一の信号処理手段および前記
    遅延手段の出力信号をもとに前記モータ駆動コイルへの
    通電切換信号を出力する通電制御手段と、前記通電制御
    手段の出力信号により前記モータ駆動コイルへ通電を行
    う駆動手段より構成されたブラシレス直流モータ。
  2. 【請求項2】複数相のモータ駆動コイルと、ロータマグ
    ネットと、前記モータ駆動コイルの逆起電圧を検出する
    逆起電圧検出手段と、前記逆起電圧検出手段の出力信号
    をもとに前記モータ駆動コイルへの通電切換信号を出力
    する通電切換手段と、前記通電切換手段の出力信号によ
    り前記モータ駆動コイルへ通電を行う駆動手段と、モー
    タを起動させる際に前記モータ駆動コイルの全相数より
    も少ない数の指定した相に通電してモータを振動させ、
    前記モータ駆動コイルに誘起される逆起電圧を検出した
    後定常駆動モードに切換えるモータ起動手段より構成さ
    れたブラシレス直流モータ。
  3. 【請求項3】複数相のモータ駆動コイルと、ロータマグ
    ネットと、前記モータ駆動コイルの逆起電圧と前記モー
    タ駆動コイルの中性点電位との交点を検出するエッジ検
    出手段と、前記エッジ検出手段の出力信号をもとに波形
    を合成する波形処理手段と、前記波形処理手段の出力信
    号をもとに前記モータ駆動コイルへの通電切換信号を出
    力する通電切換手段と、モータ外部からのブレーキ信号
    が入力されると前記通電切換手段の出力信号を電気角1
    80度位相をシフトする位相シフト手段と、前記位相シ
    フト手段の出力信号により前記モータ駆動コイルへ通電
    を行う駆動手段より構成されたブラシレス直流モータ。
  4. 【請求項4】波形処理手段は、エッジ検出手段へのフィ
    ードバック信号と通電切換手段への信号を出力するよう
    にして構成された請求項3記載のブラシレス直流モー
    タ。
JP6108352A 1994-05-23 1994-05-23 ブラシレス直流モータ Pending JPH07322680A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118694A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Panasonic Corp モータ制御装置およびモータ制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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