JPH07321028A - アライメント装置 - Google Patents

アライメント装置

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JPH07321028A
JPH07321028A JP6136745A JP13674594A JPH07321028A JP H07321028 A JPH07321028 A JP H07321028A JP 6136745 A JP6136745 A JP 6136745A JP 13674594 A JP13674594 A JP 13674594A JP H07321028 A JPH07321028 A JP H07321028A
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JP
Japan
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light
optical system
alignment
condensing
inspected
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Application number
JP6136745A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nagayama
匡 長山
Masahiro Nakagawa
正弘 中川
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で効率のよいアライメントを行い得る
アライメント装置の提供を主目的とする。 【構成】 第1の送光光学系と該送光光学系からの第1
光束を被検物体上の第1アライメントマーク上に集光す
る第1の集光光学系との間の光路中における被検物体と
実質的に共役な位置に、第2送光光学系からの第2光束
を導入する光束導入部材を設け、第1集光光学系が第2
光束を第2アライメントマーク上に集光する第2集光光
学系を兼ねる構成としたアライメント装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば投影露光装置の
オフアキシスウエハアライメントに用いるアライメント
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオフアキシスウエハアライメント
光学系として、ウエハ上に露光用の投影レンズ光軸に対
して互いに異なる方向にそって形成された2つのアライ
メントマークによって各々に対応した2つのアライメン
ト光学系でウエハ上のそれぞれの方向の位置を検出しア
ライメントを行う装置があった。このような従来のアラ
イメント光学系の一例として検出方式に特開昭63−2
29305号公報、特開平5−226222号公報に開
示されているLSA(Laser Step Alignment: レーザー
ステップアライメント)を用いた投影露光装置のウエハ
アライメント用のアライメント装置を図5に示す。
【0003】これは、ステージ上に載置されたウエハ上
に露光用の投影レンズ光軸に対してy方向にそって形成
されたアライメントマークによってウエハ上のx方向に
位置を検出する(走査方向x)第1アライメント光学系
とx方向にそって形成されたアライメントマークによっ
てウエハ上のy方向の位置を検出する(走査方向y)第
2アライメント光学系とを備えたものである。第1アラ
イメント光学系と第2アライメント光学系は、各々x方
向及びy方向用の干渉計の光軸上にアッベ誤差が生じな
いような配置で構成されている。
【0004】図7(a)(b)において、レーザ光源か
らのレーザ光は、ハーフプリズム300を反射及び透過
することによって2光束に分割され、一方は第1アライ
メント光学系へ他方が第2アライメント光学系へ入射す
る。第1アライメント光学系では、ハーフプリズム30
0で反射された第1光束の偏光方向が紙面と平行なP偏
光成分が、レンズL1 および偏光ビームスプリッタ31
1を透過し、レンズL2 および1/4波長板321を透
過して円偏光となり、ハーフプリズム331、対物レン
ズ341、ミラー351を介してステージ上のウエハ
(不図示)面上に集光される。ウエハ面からの戻り光
は、往路と進行方向に向かって同方向の円偏光で対物レ
ンズ341、1/4波長板321を透過し、偏光方向が
紙面に対して直交するS偏光成分となって、レンズL2
を介して偏光ビームスプリッタ311で反射され、レン
ズL3 を介して第1検出光学系361へ導かれる。
【0005】一方、第2アライメント光学系においても
同様に、ハーフプリズム300を透過した第2光束のP
偏光成分がレンズL4 および偏光ビームスプリッタ31
2を透過し、レンズL5 及び1/4波長板322を透過
して円偏光となり、ハーフプリズム332、対物レンズ
342、ミラー352を介してマスク面上に集光され
る。マスク面からの戻り光は、往路と進行方向に向かっ
て同方向の円偏光で対物レンズ342、1/4波長板3
22を透過し、S偏光成分となって偏光ビームスプリッ
タ312で反射され、レンズL6 を介して第2検出光学
系362へ導かれる。
【0006】LSA方式では、各検出光学系のディテク
タにおいて、第1および第2光束が各々アライメントマ
ーク上に集光した場合、アライメントマークからの反射
光のうち正反射された0次回折光を除く回折光を選択的
に受光することによってアライメントマークが検出され
る。
【0007】アライメントの際にはウエハ上に作成され
た所定の、例えばy方向x方向にそって格子状に形成さ
れたそれぞれのアライメントマークを上記第1及び第2
アライメント光学系による検出を行いつつ干渉計および
ステージにてxyそれぞれの方向に移動させてアライメ
ント光学系光軸にウエハを運び、アライメントを行う。
【0008】検出方式としては、上記のLSAの他にL
IA(Laser Interferometric Alignment :レーザーイ
ンターフェロメトリックアライメント)、FIA(Fiel
d Image Alignment :フィールドイメージアライメン
ト)などを用いていた。LIA方式は、例えば特開昭6
2−56818号公報、特開平2−116116号公報
に開示されているように、ヘテロダイン干渉法を利用し
たもので、互いに異なる周波数を持つ2光束がアライメ
ントマークを照射することによって生じる光ビート信号
を検出器にて光電検出し、参照用のビート信号との位相
差が零になるようアライメントを行うものである。また
FIA方式は、例えば特開平4−273246号公報に
開示されているように、ハロゲンランプ等を光源とする
波長帯域幅の広い光で照明したウエハマークの拡大像を
撮像素子(ビジコン管やCCD)で撮像し、得られた撮
像信号を画像処理して位置計測を行なうサンセであり、
アルミニウム層やウエハ表面の非対称なマークの計測に
効果的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の2つのアライメ
ント光学系では、当然ながら、空間的に完全に独立して
いるため、互いに他方のアライメントマークからの反射
光や、集光光学系内の光学部材での表面反射による迷光
が互いに混入して検出光学系のノイズとなることはな
く、よって検出光学系の受光効率の悪化、アライメント
精度の低下といった問題は生じない。
【0010】しかしながら、上記の如き従来のアライメ
ント装置では、x計測用アライメント光学系およびy計
測用アライメント光学系の2つの光学系が離れた位置に
配置された構成であるために、アライメント時のステー
ジ動作量が多く、スループット低下につながる。また、
重複する光学系の分だけスペースが必要で露光用の投影
レンズ周りに場所を取ると共に設計が煩雑でコスト高に
なるという問題があった。
【0011】本発明は、上記問題点を鑑み、効率のよい
アライメントを行い得るアライメント装置の提供を主目
的とする。本発明は、従来より簡便な構成とすることに
よってコスト低減、スループット向上、投影レンズ周り
のスペース確保を可能とするアライメント装置を得るこ
とを目的とする。また、本発明は、互いに各xy計測用
アライメント光学系からのビームの混入を防ぐことによ
って2つの光学系が独立しているときと同等の受光効率
が良く高精度なアライメントを行い得るアライメント装
置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係るアライメント装置で
は、被検物体上に形成された第1アライメントマークに
よって前記被検物体上の第1方向の位置を検出すると共
に、前記被検物体上に形成された第2アライメントマー
クによって前記被検物体上の前記第1方向とは異なる第
2方向の位置を検出するアライメント装置において、所
定の偏光状態の第1光束を送光する第1の送光光学系
と、前記第1光束を前記第1アライメントマーク上に集
光する第1の集光光学系と、前記第1の送光光学系と前
記第1の集光光学系との間の光路中に配置された第1偏
光ビームスプリッタと、該第1偏光ビームスプリッタを
介して前記第1アライメントマークからの光を検出する
第1検出光学系と、前記被検物体と前記第1偏光ビーム
スプリッタとの間の光路中に配置された第1の1/4波
長板と、前記第1の光束とは相対的に位相が180度ず
れた偏光状態の第2光束を送光する第2の送光光学系
と、前記第2光束を前記第2アライメントマーク上に集
光する第2の集光光学系と、前記第2の送光光学系と前
記第2の集光光学系との間の光路中に配置された第2偏
光ビームスプリッタと、該第2偏光ビームスプリッタを
介して前記第2アライメントマークからの光を検出する
第2検出光学系と、前記被検物体と前記第2偏光ビーム
スプリッタとの間の光路中に配置された第2の1/4波
長板と、を有し、前記第1の送光光学系と前記第1の集
光光学系との間の光路中における前記被検物体と実質的
に共役な位置に、前記第2送光光学系からの第2光束を
導入する光束導入部材を設け、前記第1集光光学系が前
記第2集光光学系を兼ねる構成としたものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明に係るアライ
メント装置では、請求項1に記載のアライメント装置に
おいて、前記光束導入部材は、前記第1の集光光学系の
光軸を含む面に対して前記第1の送光光学系の光軸と前
記第2の送光光学系の光軸とが対称となるように、前記
第2の送光光学系の光軸を偏向する偏向部材で構成され
るものである。
【0014】また、請求項3に記載の発明に係るアライ
メント装置では、請求項1または請求項2に記載のアラ
イメント装置において、前記第1及び第2の1/4波長
板は、前記被検物体と前記光束導入部材との光路中にお
いて一体的に構成されるものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の本発明によるアライメント装
置は、第1の送光光学系から送光された第1光束を第1
の集光光学系によってウエハ等の被検面上に形成された
第1アライメントマーク上に集光し、この第1アライメ
ントマークからの光を第1検出光学系で検出すると共
に、第2の送光光学系から送光された第2光束を第2の
集光光学系によって被検面上に形成された第2アライメ
ントマーク上に集光し、該第2アライメントマークから
の光を第2検出光学系で検出することによって被検物体
のアライメントを行う装置であり、第1の集光光学系が
第2の集光光学系を兼ね、第1の送光光学系と第1の集
光光学系との間の光路中における被検物体と実質的に共
役な位置に光束導入部材を設け、これによって第1の送
光光学系からの第1光束だけでなく第2の送光光学系か
らの第2光束をも第1の集光光学系へ導入するものであ
る。
【0016】従って、従来の第1アライメント光学系と
第2アライメント光学系の各々に集光光学系を設ける場
合に比べ、一つの集光光学系を共用させる本発明の構成
によれば、従来の独立した2つのアライメント光学系が
あった時と同様の性能で2方向での被検物体上の位置検
出を行いながらも被検物体上では一つの光学系とするこ
とが可能である。これにより、アライメント時のステー
ジ動作量が少なくてすみ、スループットも向上する。ま
た、重複していた光学系の分だけアライメント光学系に
よる占有空間が減り、露光用投影レンズ周りのスペース
を確保することが可能であると共に、光学系の設計が簡
便ででコスト低減が実現できる。さらに、このような構
成であれば、2方向用の各アライメントマークも近接し
て設けることができる。
【0017】また、第2の集光光学系を兼ねる第1の集
光光学系に、第1の送光光学系からの光束だけでなく第
2の送光光学系からの光束も導入するため光束導入部材
は、第1の送光光学系と第1の集光光学系との間の光路
中における被検物体と実質的に共役な位置に設けられて
おり、第1光束と第2光束とは第1集光光学系内を同一
方向で通ることになるが、これは、被検物体と共役な位
置にて空間的に離れた状態で光路が合成される視野合成
である。従って、送光時と同一光路を戻ってくる各アラ
イメントマークからの光は、再び光束導入部材によって
別の光路に分離され、各々第1の送光光学系および第2
の送光光学系側へ導かれるが、この光束導入部材におい
て、即ち被検物体と共役な位置において、空間的に離れ
た点に各々のアライメントマーク像を結像されているの
で容易に分離でき、ここで互いの戻り光が混入すること
がない。
【0018】なお、本発明は、第1の送光光学系と第1
の集光光学系との間の光路中に第1偏光ビームスプリッ
タを配置し、該第1偏光ビームスプリッタと被検物体と
の間の光路中に第1の1/4波長板を配置し、第2の送
光光学系と第2の集光光学系との間の光路中に第2偏向
ビームスプリッタを配置し、該第2偏光ビームスプリッ
タと被検物体との間の光路中に第2の1/4波長板を配
置するものである。
【0019】このような構成において、各偏光ビームス
プリッタは、それぞれ送光とアライメントマークからの
戻り光との分岐手段として、戻り光を各々の検出光学系
へ導くが、このような偏光ビームスプリッタを配置する
にあたっては、送光光学系から偏光ビームスプリッタを
透過する送光光量が最大となるようにその偏光を最適化
すると共に、この送光に対して戻り光の偏光方向を90
°回転させるよう設定するればよい。これによって、戻
り光の偏光ビームスプリッタで反射されて検出光学系へ
導かれる受光光量の送光光量に対する損失を理論上なく
すことができる。
【0020】第1の1/4波長板および第2の1/4波
長板の配置の際には、第1アライメントマーク上に集光
される第1光束と第2アライメントマーク上に集光され
る第2光束とが相対的に位相が180度ずれた状態とな
るよう各1/4波長板の角度が設定される。例えば、各
第1および第2の送光光学系からの第1光束及び第2光
束の完全直線偏光は、1/4波長板を透過することによ
ってそれぞれ円偏光に変換されるが、これら円偏光の回
転方向は1/4波長板の角度によりどちら方向にも調節
できる。そこで、両円偏光の偏光方向が互い逆方向とな
るように設定できる。
【0021】また、請求項2に記載の本発明では、被検
物体と実質的に共役ない位置に設けられた偏向部材から
なる光束導入部材によって第2の送光光学系の光軸を偏
向し、第1の集光光学系の光軸を含む面に対して第1の
送光光学系の光軸と第2の送光光学系の光軸とを対称と
するものである。この光束導入部材による第2の送光光
学系光軸の偏向で第1光束と第2光束とは第1集光光学
系内を同一方向で通ることになるが、これは、前述した
ように被検物体と共役な位置にて空間的に離れた状態で
光路が合成される視野合成である。
【0022】上記の如き構成においては、光束導入部材
と被検物体との間の光路中で第1光束に対して第2光束
が空間的に離れているだけでなく、第1の送光光学系に
対して第2の送光光学系を空間的に離れた状態で構成で
きる。したがって、第1光束と第2光束が視野合成され
た後の光学系内で対物レンズ等の光学部材のガラス表面
反射などによって戻ってきた迷光が、空間的に離れた相
手の光学系、即ち第1光束の迷光が第2の送光光学系側
へまた第2光束の迷光が第1の送光光学系側へ入り込む
確率が低くなる。これを光束導入部材としてミラーを用
いた場合を例に図6(a)を用いて以下に説明する。
【0023】ここでは、第2送光光学系からの第2光束
bに関してみると、第2光束bは視野合成用ミラーMで
反射されることによって第1送光光学系からの第1光束
aと共に第1集光光学系Aへ導入される。この集光光学
系A内にて第2光束bが対物レンズLへ入射した際に、
対物レンズLのガラス表面反射により迷光cが生じた場
合、光路を戻ってきた第2光束bの迷光cは視野合成用
ミラーMで反射されるため、第1送光光学系側へ混入す
ることはない。
【0024】また、例え迷光が相手の送光光学系側へ入
り込んだとしても、第1光束と第2光束の偏光状態が異
なっていると共に、送光と分離してアライメントマーク
からの戻り光を検出光学系へ導く為に各送光光学系と光
束導入部材との間にはそれぞれ偏光ビームスプリッタが
配置されているため、入り込んだ迷光は殆ど相手側の検
出光学系に到達することはない。
【0025】例えば図6(b)に示すように、第2の送
光光学系から送光され第2偏光ビームスプリッタPBS2
透過したP偏光成分が、さらに第2の1/4波長板λ2
を透過して進行方向に対し右回りの円偏光となった第2
光束bは、視野合成用ミラーMで反射されることによっ
て、第1の送光光学系から送光され第1偏光ビームスプ
リッタPBS1を透過したP偏光成分が第1の1/4波長板
λ1 を透過して第2光束とは偏光方向が逆の進行方向に
対し左回りの円偏光となった第1光束aと共に第1の集
光光学系Aへ導入される。第1光束aがウエハ上に形成
された第1アライメントマーク上に集光され、このアラ
イメントマークから戻ってきた第1戻り光は、送光され
る第1光束と円偏光の偏光方向が同じで、進行方向に対
し左回りで送光光路を逆行し、再び第1の1/4波長板
λ1 を透過してS偏光成分となり、第1偏光ビームスプ
リッタPBS1で反射されて第1の検出光学系へ導かれる。
【0026】しかし、第1の集光光学系Aにおいて対物
レンズLへの入射時に表面反射によって戻ってきた第2
光束の迷光cが、視野合成用ミラーで反射されないで第
1の送光光学系側へ入り込んでしまった場合、迷光cの
円偏光の偏光方向は第1光束aと逆で、進行方向に対し
右回りであり、第1の1/4波長板λ1 を透過するとP
偏光成分となり、第1偏光ビームスプリッタPBS1では反
射されないまま透過されて第1の送光光学系側へ行って
しまうので、第1検出光学系へ混入することはない。以
上のように、本発明によれば、集光光学系内で対物レン
ズ等での表面反射による迷光が他方の検出光学系へ混入
することがないので、ノイズがなくそれぞれのアライメ
ントマークが精度良く検出でき、従ってアライメントの
精度も向上する。
【0027】また、請求項3に記載の本発明は、第1及
び第2の1/4波長板は、前記被検物体と前記光束導入
部材との光路中において一体的に構成されるものであ
る。このような構成において、1/4波長板への入射時
に第1光束と第2光束とが互いに直交する完全直線偏光
となるよう第1,第2の送光光学系及び第1,第2の偏
光ビームスプリッタを設定すれば、光束導入部材による
視野合成後の第1光束及び第2光束を同時に有効系内に
納めることができると共に、視野合成され、1/4波長
板を通過した後の第1光束と第2光束とでは例えば円偏
光では回転方向が逆になるように相対的に位相を180
度ずれた状態とすることが可能である。このうな構成に
よれば、アライメント光学系全体で1/4波長板は一つ
ですみ、より光学系が簡便でコスト低減に寄与する。
【0028】なお、以上のような構成における1/4波
長板の配置する際には、1/4波長板を通過した後の第
1光束と第2光束とでは相対的に位相を180度ずれた
状態とすると共に、どちらか一方、例えば第1光束につ
いて、送光光量に対して第1アライメントマークからの
戻り光の第1の偏光ビームスプリッタによって第1検出
光学系で受光される光量割合が最大となる時に、第2光
束についてもその受光光量が最大とになるよう1/4波
長板の角度を調整して配置することによって検出光学系
全体の受光効率を高くし光量損失を最低限に抑えること
ができる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明を実施例をもって説明する。 (実施例1)まず、本発明の第1の実施例として、検出
方式にLSA系を用いた投影露光装置のウエハアライメ
ント用のアライメント装置を図1及び図2に示す。本実
施例のアライメント装置は、図1に示す如く、空間的に
離れて構成された第1の送光光学系1と第2の送光光学
系2と、これら2つの送光光学系からの2光束を各々ス
テージ上に載置されたウエハW面上に集光する1つの集
光光学系3を備え、各送光光学系の光源部Sを共通化し
たものである。ここでは、第2送光光学系2からの第2
光束を偏向させて集光光学系3へ導くための光束導入部
材として(視野合成用)ミラー104をウエハ面と共役
な位置に配置した。
【0030】図2は図1のアライメント系を拡大した時
の様子を示している。図2において、レーザ光源100
からのレーザ光束は、ビームエキスパンダ101によっ
てビーム径が調整された後、シリンドリカルレンズ10
2を通って偏光ビームスプリッタ103へ入射し、ここ
でy方向に直線偏光する反射光束とz方向に直線偏光す
る透過光束の2光束に分割されて各送光光学系(1,
2)へ導かれる。反射光束は視野絞り111上でスリッ
ト状となり、この光束の長手方向のみの長さを規定する
円形開口を有する視野絞り111を通過して第1の送光
光学系1へ、透過光束は視野絞り121上でスリット上
となり、この光束の長手方向のみの長さを規定する円形
開口を有する視野絞り121を通過して第2の送光光学
系2へ入射する。各々の光束は、ウエハW上に集光する
際に所定のスポット形状となるようシリンドリカルレン
ズ102と各視野絞り(111、121)によって調整
される。ここでは、ウエハW面上において、第1の送光
光学系1からの第1光束ではその長手方向がy方向とな
るスリット形状のビームスポットBS1 、第2の送光光
学系2からの第2光束では長手方向がx方向となるスリ
ット形状のビームスポットBS2 となるように調整され
るものとする。
【0031】まず、偏光ビームスプリッタ103、視野
絞り111を介して第1の送光光学系1を進む第1光束
は、図2に示す如くミラーM1 を反射した後、z方向
(鉛直方向)に偏光方向をもつ直線偏光の光となり、レ
ンズ112を透過し、ミラー113で反射されて偏光ビ
ームスプリッタ114へ入射し、透過する。さらに、第
1偏光ビームスプリッタ114を透過した第1光束は、
リレーレンズ115を透過した後、第1の1/4波長板
116を透過することによって進行方向に対し右回りの
円偏光となり、ハーフプリズム105で反射されて集光
光学系3へ入射する。
【0032】一方、偏光ビームスプリッタ103、視野
絞り121を介して第2の送光光学系2を進む第2光束
は、図2に示す如く2つのミラーM2 ,M3 を反射した
後、z方向(鉛直方向)に偏光方向をもつ直線偏光の光
となり、レンズ122を透過し、ミラー123で反射さ
れて偏光ビームスプリッタ124へ入射し、透過する。
さらに、第2偏光ビームスプリッタ124を透過した第
2光束は、リレーレンズ125を透過した後、第2の1
/4波長板126を透過することによって進行方向に対
し左回りの円偏光となり、視野合成用ミラー104で反
射されて第1光束と平行な光路を進み、ハーフプリズム
105で反射されて集光光学系3へ入射する。
【0033】集光光学系3内へ送光された第1及び第2
光束は、対物レンズ106によって、ミラー107を介
してウエハW面上にそれぞれ長手方向がy方向とx方向
のスリット状のスポット(BS1 ,BS2 )として集光
される。ウエハW面上には、y方向に沿って所定のピッ
チを持つ回折格子の第1アライメントマークWM1 とx
方向に沿って所定のピッチを持つ回折格子の第2アライ
メントマークWM2 が近接して形成されている。
【0034】ここで、図2から明らかなように、ウエハ
W上の第1アライメントマークWM1 は、第1送光光学
系1及び集光光学系3を介して形成されスリット状のビ
ームスポットBS1 によって照射され、ウエハW上の第
2アライメントマークWM2は、第2送光光学系2及び
集光光学系3を介して形成されたスリット上のビームス
ポットBS2 によって照射される。この時のウエハW上
に形成される各ビームスポット(BS1 ,BS2 )は、
図3の(a)に示す如く、集光光学系3の光軸AX3
ウエハWとの交わる点に関して、これらの各中心が点対
称となる位置関係で形成される。これを換言すると、集
光光学系3の光軸AX3 を含むある面に対して各送光光
学系のそれぞれの光軸(AX1 ,AX2 )が互いに対称
となるように配置されている。
【0035】なお、各アライメントマーク(WM1 ,W
2 )の配置は集光光学系3の視野の様子を示す図3の
(a)に示す如き場合に限ることなく、図3の(b)ま
たは(c)に示す如き配置としても良く、これらの場合
にも、集光光学系3の光軸AX3 を含むある面に対して
各送光光学系のそれぞれの光軸(AX1 ,AX2 )が互
いに対称となるように配置されていることが理解でき
る。
【0036】図1に戻って、ウエハWが載置されている
ステージは、y方向干渉計とx方向干渉計からなる駆動
装置によってxy方向に移動可能であり、このxyステ
ージの移動に伴ってウエハWがxy方向に移動する。こ
のアライメント装置においては、ウエハWが投影露光光
学系(投影レンズ)に対して所定の位置にきた時、ウエ
ハW面上の第1アライメントマークWM1 及び第2アラ
イメントマークWM2上にそれぞれ第1光束および第2
光束が集光されるよう設定されている。さらに、各検出
光学系ではアライメントマークからの反射光のうち、正
反射の0次光を除く回折光のみが選択的に検出されるよ
う構成されている。従って、各検出光学系でアライメン
トマークからの回折光が検出されるよう駆動装置を制御
し、各々の第1光束および第2光束が各対応するアライ
メントマーク上に集光するようステージを移動させるこ
とによってウエハWのアライメントが行われる。
【0037】図2に戻って、第1アライメントマークW
1 からの戻り光(第1戻り光)は、再び集光光学系3
を逆行し、ハーフプリズム105で反射され、第1の1
/4波長板116へ入射する。第1の戻り光は、送光の
第1光束のとは偏光方向が進行方向に対し右回りの同じ
円偏光であり、第1の1/4波長板116を透過するこ
とによって送光の偏光方向と直交して、図面上ではy方
向に直線偏光する光となる。この第1戻り光は、再びリ
レーレンズ115を透過し、第1偏光ビームスプリッタ
114へ入射し反射され、レンズ117を介して第1検
出器118へ導かれる。
【0038】また、第2アライメントマークWM2 から
の戻り光(第2戻り光)は、再び集光光学系3を逆行
し、ハーフプリズム105で反射され、さらに視野合成
用ミラー104で反射され、第1の1/4波長板126
へ入射する。第2の戻り光は、送光の第2光束のと進行
方向に対し左回りの同じ円偏光であり、第2の1/4波
長板126を透過することによって送光の偏光方向と直
交して、図面上ではx方向に直線偏光する光となる。こ
の第2戻り光は、再びリレーレンズ125を透過し、第
2偏光ビームスプリッタ124へ入射し反射され、レン
ズ127を介して第2検出器128へ導かれる。
【0039】なお、上記各戻り光が、ハーフプリズム1
05を透過する方向には従来技術において述べた如く、
FIA系が配置されておりさらにハロゲンランプ108
からの光をコンデンサレンズLc、ハーフミラーHM、
ハーフプリズム105および集光光学系3を介してウエ
ハW上に照射し、CCD撮像光学系でアライメントマー
ク像を得る構成としている。このような本実施例のアラ
イメント装置では、視野合成用ミラー104および空間
的に離れた2光学系の構成によって、対物レンズ106
の表面反射によって生じる迷光が、互いに他方の検出光
学系へ混入することはない。
【0040】偏光ビームスプリッタ103を用いない場
合には、ハーフプリズムに1/2波長板を組み合わせた
ものを用いても良い。さらに、第1及び第2アライメン
トマークからの第1および第2戻り光の第1及び第2偏
光ビームスプリッタによる反射方向に応じて第1及び第
2検出器の配置位置も設定する。
【0041】次に、上記第1の実施例の変形例を図4に
示す。第1の実施例では、第1偏光ビームスプリッタ1
14及び第2偏光ビームスプリッタ124と視野合成用
ミラー104との間に各々第1の1/4波長板116及
び第2の1/4波長板126を配置したが、ここでは、
これら2つの1/4波長板の代わりに、視野合成用ミラ
ー104と集光光学系3との間に1つの1/4波長板1
30を配置し、視野合成後の第1光束と第2光束をとも
に透過させる構成としたものである。
【0042】このような構成とする場合、1/4波長板
130透過後の円偏光となった第1光束と第2光束とが
互いに逆回転となるようするには、図4中に示すよう
に、1/4波長板130入射時に、互いに偏光方向が直
交する直線偏光とする必要がある。ここでは、レーザ光
源を2光束に分割するプリズムをハーフプリズム110
とし、第1偏光ビームスプリッタ114の配置角度を調
整した。
【0043】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
として、検出方式にLIA系を用いた投影露光装置のウ
エハアライメント用のアライメント装置を図5に示す。
本実施例のアライメント装置は、第1の実施例と同様
に、空間的に離れて構成された第1の送光光学系10と
第2の送光光学系20と、これら2つの送光光学系から
の2光束を各々ステージ上に載置されたウエハ面上に集
光する1つの集光光学系30を備え各送光光学系の光源
部S’を共通化したものである。ここでは、第2送光光
学系20からの第2光束を偏向させて集光光学系30へ
導くための光束導入部材として(視野合成用)ミラー2
04をウエハ面と共役な位置に配置した。
【0044】図5において、レーザ光源200からのレ
ーザ光束は、レンズ系201を介して、2光束周波数シ
フタ202に入射し、互いに周波数がΔfだけ異なる周
波数f1 と周波数f2 のヘテロダインビームが偏光ビー
ムスプリッタ203へ入射する。ここでy方向に直線偏
光する反射ビームとz方向に直線偏光する透過ビーム光
束の2つのヘテロダインビームにそれぞれ分割される。
2つの反射ビームは円形開口を有する視野絞り211の
開口上で交差し、これを通過して第1の送光光学系10
へ、2つの透過ビームは円形開口を有する視野絞り22
1の開口上を交差し、これを通過して第2の送光光学系
20へ入射する。
【0045】まず、第1の送光光学系10を進む2つの
第1ヘテロダインビームは、図中に示す如く、ミラーM
1 を反射した後、z方向(鉛直方向)に偏光方向を持つ
直線偏光の光となり、レンズ212を透過し、ミラー2
13で反射されて偏光ビームスプリッタ214へ入射
し、透過する。さらに、第1偏光ビームスプリッタ21
4を透過した2つの第1ヘテロダインビームは、リレー
レンズ215を透過した後、第1の1/4波長板216
を透過することによって進行方向に対しそれぞれ右回り
の円偏光となり、ハーフプリズム205で反射されて集
光光学系30へ入射する。
【0046】一方、第2の送光光学系20を進む2つの
第2ヘテロダインビームは、図中に示す如く、2つのミ
ラー(M2 ,M3 )を反射した後、z方向(鉛直方向)
に偏光方向を持つ直線偏光の光となり、レンズ222を
透過し、ミラー223で反射されて偏光ビームスプリッ
タ224へ入射し、透過する。さらに、第2偏光ビーム
スプリッタ224を透過した2つの第2ヘテロダインビ
ームは、リレーレンズ225を透過した後、第2の1/
4波長板226を透過することによって進行方向に対し
それぞれ左回りの円偏光となり、視野合成用ミラー20
4で反射されて2つの第1ヘテロダインビームと平行な
光路を進み、ハーフプリズム205で反射されて集光光
学系30へ入射する。
【0047】集光光学系30内へ送光された2つの第1
及び第2ヘテロダインビームは、対物レンズ206によ
って、ミラー207を介してウエハ面上のアライメント
マーク(WM1 ,WM2 )にそれぞれ交差するように集
光される。ウエハ面上には、アライメントマークとして
y方向に沿った所定ピッチを有する第1回折格子状のマ
ークWM1 とx方向に沿って所定ピッチを有する第2回
折格子状のマークWM2 が、近接して形成されている。
【0048】ウエハが載置されているステージは、y方
向干渉計とx方向干渉計からなる駆動装置によってxy
方向に移動可能であり、このステージの移動に伴ってウ
エハがxy方向に移動する。このアライメント装置にお
いては、ハーフプリズム231によって分割された参照
用ヘテロダインビームが、参照用回折格子232上に集
光し、回折格子232上にそのピッチ方向に沿って流れ
る干渉縞が形成され、回折格子232を介した回折光が
参照用の光ビート信号として参照用検出器233にて光
電検出される。
【0049】さらに、、ウエハ面上の第1回折格子マー
クWM1 及び第2回折格子マークWM2 上にそれぞれ第
1および第2ヘテロダインビームが2方向から交差する
ように集光されると、各々の回折格子マーク(WM1
WM2 )上にピッチ方向に沿って流れる干渉縞が形成さ
れ、各回折格子マークから発生する回折反射光のうち、
各送光光学系の光軸(AX1 ,AX2 )を進行する±1
次回折光が最終的に各々第1及び第2検出器(218,
228)で受光され、第1及び第2光ビート信号が光電
検出される。
【0050】ここでは、ウエハが投影露光光学系に対し
て所定の位置にきた時に検出される第1および第2の光
ビート信号と、参照用検出器233で検出された参照用
光ビーチ信号との位相差が零になるよう設定されてい
る。従って、各検出器(218,228)で検出される
光ビート信号と参照用検出器233で検出される参照用
光ビート信号との位相差が零になるように、駆動装置を
制御し、各々の第1ヘテロダインビームおよび第2ヘテ
ロダインビームが各対応する回折格子マーク上に集光す
るようステージを移動させることによってウエハのアラ
イメントが行われる。
【0051】第1回折格子マークからの回折光としての
戻り光(第1戻り光)は、再び集光光学系30を逆行
し、ハーフプリズム205で反射され、第1の1/4波
長板216へ入射する。第1の戻り光は、送光の第1ヘ
テロダインビームと同じく、進行方向に対しそれぞれ右
回りの円偏光となり、第1の1/4波長板216を透過
することによって送光の偏光方向と直交して、y方向に
直線偏光する光となる。この第1戻り光は、再びリレー
レンズ215を透過し、第1偏光ビームスプリッタ21
4へ入射し反射され、レンズ217を介して第1検出器
218へ導かれる。
【0052】また、第2回折格子マークからの回折光と
しての戻り光(第2戻り光)は、再び集光光学系30を
逆行し、ハーフプリズム205で反射され、さらに視野
合成用ミラー204で反射され、第1の1/4波長板2
26へ入射する。第2の戻り光は、送光の第2ヘテロダ
インビームと偏光方向が同じ、進行方向に対して左回り
の円偏光となり、第2の1/4波長板226を透過する
ことによって偏光方向が送光の偏光方向と直交して、x
方向に直線偏光する光となる。この第2戻り光は、再び
リレーレンズ225を透過し、第2偏光ビームスプリッ
タ224へ入射し反射され、レンズ227を介して第2
検出器228へ導かれる。
【0053】このような本実施例のアライメント装置で
は、視野合成用ミラー204および空間的に離れた2光
学系の構成によって、対物レンズ206の表面反射によ
って生じる迷光が、互いに他方の検出光学系へ混入する
ことはない。
【0054】なお、上記第1および第2の実施例におい
ては、光束導入部材としてミラーを用いたが、本発明は
これに限定するものではなく、プリズム部材を用いるな
ど、第1および第2光束の視野合成ができるものであれ
ば広く使用可能である。また、上記実施例においては、
アライメント光学系用の光源を一つとしたが、第1の送
光光学系用および第2の送光光学系用に各々別個の光源
を設けても良い。この時、互いに異なる波長の光源でも
かまわない。また、本発明に用いられる検出方式は、上
記のLSA、LIAに限定されるものではない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
一つの集光光学系を共用させる構成とすることによっ
て、従来の独立した2つのアライメント光学系があった
時と同様の性能で2方向での被検物体上の位置検出を行
いながらも被検物体上では一つの光学系とすることがで
き、アライメント時のステージ動作量が少なくてすみ、
スループットも向上する。また、重複していた光学系の
分だけアライメント光学系による占有空間が減り、露光
用投影レンズ周りのスペースを確保することが可能であ
ると共に、光学系の設計が簡便ででコスト低減が実現で
きる。さらに、このような構成であれば、2方向用の各
アライメントマークも近接して設けることができるので
ウエハ等の被検物体上へのアライメントマークの形成が
同時に行い得るのでより簡便となる。
【0056】また、本発明によれば、第1光束と第2光
束が視野合成された後の光学系内で対物レンズ等の光学
部材のガラス表面反射などによって戻ってきた迷光が、
空間的に離れた相手の光学系、即ち第1光束の迷光が第
2の送光光学系側へまた第2光束の迷光が第1の送光光
学系側へ入り込む確率が低くなる。もし視野合成用ミラ
ーで反射されないであいての送光光学系側へ入り込んで
しまった場合も、迷光は他方の検出光学系まで到達する
ことがなく、迷光が他方の検出器へ混入することがない
ので、それぞれのアライメントマークが精度良く検出で
き、従ってアライメントの精度も向上する。という効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるアライメント装置
の概略構成図である。
【図2】図1のアライメント装置の部分を拡大した時の
様子を示す図である。
【図3】(a)〜(c)は集光光学系の視野内での各ア
ライメントマークの配置関係を示す模式図である。
【図4】図1に示した第1の実施例の変形例を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例によるアライメント装置
の概略構成図である。
【図6】本発明の作用を説明するための図である。
【図7】従来技術によるアライメント装置の概略構成図
であり、(a)は装置全体の様子を示す平面図、(b)
はアライメント装置の光路の様子を示す図である。
【符号の説明】
1,10:第1の送光光学系 2,20:第2の送光光学系 3,30:集光光学系 100,200:レーザ光源 102:シリンドリカルレンズ 202:2光束周波数シフタ 105,205,217,227,231:ハーフプリ
ズム 111,121,211,221:視野絞り 114,214:第1の偏光ビームスプリッタ 124,224:第2の偏光ビームスプリッタ 116,216:第1の1/4波長板 126,226:第2の1/4波長板 103,203,110:偏光ビームスプリッタ 130:1/4波長板 104,204:視野合成用ミラー 106,206:対物レンズ 113,123,213,223,107,207:ミ
ラー 118,218:第1検出器 128,228:第2検出器 232:参照用回折格子 233:参照用検出器 WM1 ,WM2 :アライメントマーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検物体上に形成された第1アライメン
    トマークによって前記被検物体上の第1方向の位置を検
    出すると共に、前記被検物体上に形成された第2アライ
    メントマークによって前記被検物体上の前記第1方向と
    は異なる第2方向の位置を検出するアライメント装置に
    おいて、 所定の偏光状態の第1光束を送光する第1の送光光学系
    と、前記第1光束を前記第1アライメントマーク上に集
    光する第1の集光光学系と、前記第1の送光光学系と前
    記第1の集光光学系との間の光路中に配置された第1偏
    光ビームスプリッタと、該第1偏光ビームスプリッタを
    介して前記第1アライメントマークからの光を検出する
    第1検出光学系と、前記被検物体と前記第1偏光ビーム
    スプリッタとの間の光路中に配置された第1の1/4波
    長板と、 前記第1の光束とは相対的に位相が180度ずれた偏光
    状態の第2光束を送光する第2の送光光学系と、前記第
    2光束を前記第2アライメントマーク上に集光する第2
    の集光光学系と、前記第2の送光光学系と前記第2の集
    光光学系との間の光路中に配置された第2偏光ビームス
    プリッタと、該第2偏光ビームスプリッタを介して前記
    第2アライメントマークからの光を検出する第2検出光
    学系と、前記被検物体と前記第2偏光ビームスプリッタ
    との間の光路中に配置された第2の1/4波長板と、を
    有し、 前記第1の送光光学系と前記第1の集光光学系との間の
    光路中における前記被検物体と実質的に共役な位置に、
    前記第2送光光学系からの第2光束を導入する光束導入
    部材を設け、前記第1集光光学系が前記第2集光光学系
    を兼ねる構成としたことを特徴とするアライメント装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光束導入部材は、前記第1の集光光
    学系の光軸を含む面に対して前記第1の送光光学系の光
    軸と前記第2の送光光学系の光軸とが対称となるよう
    に、前記第2の送光光学系の光軸を偏向する偏向部材で
    構成されることを特徴とする請求項1に記載のアライメ
    ント装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の1/4波長板は、前
    記被検物体と前記光束導入部材との光路中において一体
    的に構成されることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のアライメント装置。
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