JPH07320685A - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
- Publication number
- JPH07320685A JPH07320685A JP11267294A JP11267294A JPH07320685A JP H07320685 A JPH07320685 A JP H07320685A JP 11267294 A JP11267294 A JP 11267294A JP 11267294 A JP11267294 A JP 11267294A JP H07320685 A JPH07320685 A JP H07320685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- glass
- outer tube
- metal halide
- light emitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発光管より放射される光の拡散率を向上させ
て、配光特性を向上させる。 【構成】 発光管１は両端に電極を有し、内部にアルゴ
ン、水銀および金属ハロゲン化物が封入されている。発
光管１は、その周囲を円筒状の石英ガラス筒３，４で２
重に囲繞されている。円盤状金属板５はその周縁に３カ
所において弾性力を有する舌片５ａを備えている。金属
板５はガラス筒３，４の両端開口部を閉塞している。ガ
ラス筒３，４および発光管１は、金属板５の舌片５ａが
硬質ガラス製の外管２の内表面に当接することによって
外管２内に固定されている。外管２の内表面はフッ酸に
よりフロスト加工が、ガラス筒３の外表面はサンドブラ
ストによりフロスト加工がそれぞれ施されている。
て、配光特性を向上させる。 【構成】 発光管１は両端に電極を有し、内部にアルゴ
ン、水銀および金属ハロゲン化物が封入されている。発
光管１は、その周囲を円筒状の石英ガラス筒３，４で２
重に囲繞されている。円盤状金属板５はその周縁に３カ
所において弾性力を有する舌片５ａを備えている。金属
板５はガラス筒３，４の両端開口部を閉塞している。ガ
ラス筒３，４および発光管１は、金属板５の舌片５ａが
硬質ガラス製の外管２の内表面に当接することによって
外管２内に固定されている。外管２の内表面はフッ酸に
よりフロスト加工が、ガラス筒３の外表面はサンドブラ
ストによりフロスト加工がそれぞれ施されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はメタルハライドランプに
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】メタルハライドランプは従来屋外照明分
野で使用されてきたが、近年店舗等の屋内照明分野で使
用される機会が増えてきている。屋内照明分野で使用さ
れるランプはコンパクトな形状で低ワットのものが使用
されている。一般に、メタルハライドランプでは低ワッ
トで小型のランプになるほど点灯中の発光管内の圧力が
高くなる。また、ランプ点灯中、発光管内に封入されて
いる金属と発光管の構成材料である石英とが反応するこ
とにより発光管の耐圧が低下する。この原因により発光
管が破損し、その破片により外管が破損し飛散して、周
囲の商品等に損傷を与えることがある。このような外管
破損を防止するために、発光管をガラス筒で囲繞する方
法が知られている（特開平２−２３０６５５号公報）。
また、メタルハライドランプでは、外管の内表面をフッ
酸処理等でフロスト加工することにより、発光管から放
射される光を拡散させ、配光特性を向上させることが行
われている。
野で使用されてきたが、近年店舗等の屋内照明分野で使
用される機会が増えてきている。屋内照明分野で使用さ
れるランプはコンパクトな形状で低ワットのものが使用
されている。一般に、メタルハライドランプでは低ワッ
トで小型のランプになるほど点灯中の発光管内の圧力が
高くなる。また、ランプ点灯中、発光管内に封入されて
いる金属と発光管の構成材料である石英とが反応するこ
とにより発光管の耐圧が低下する。この原因により発光
管が破損し、その破片により外管が破損し飛散して、周
囲の商品等に損傷を与えることがある。このような外管
破損を防止するために、発光管をガラス筒で囲繞する方
法が知られている（特開平２−２３０６５５号公報）。
また、メタルハライドランプでは、外管の内表面をフッ
酸処理等でフロスト加工することにより、発光管から放
射される光を拡散させ、配光特性を向上させることが行
われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】広角のダウンライトの
場合、均一な配光をもたせるためにはランプでの拡散率
が重要であり、器具設計の自由度を増す目的でランプ拡
散率の向上が望まれている。しかしながら、従来の外管
内表面を、拡散率を向上させるためにフッ酸処理でフロ
スト加工する場合には、高濃度のフッ酸を使用するか、
またはフッ酸処理時間を延長しなければならず、したが
って、作業条件を変更しなければならず、また、その作
業性にも問題があった。さらに、このようなフッ酸処理
により外管におけるフロストの度合いを向上させ拡散率
を向上させた外管は強度が低下してしまうという問題が
ある。
場合、均一な配光をもたせるためにはランプでの拡散率
が重要であり、器具設計の自由度を増す目的でランプ拡
散率の向上が望まれている。しかしながら、従来の外管
内表面を、拡散率を向上させるためにフッ酸処理でフロ
スト加工する場合には、高濃度のフッ酸を使用するか、
またはフッ酸処理時間を延長しなければならず、したが
って、作業条件を変更しなければならず、また、その作
業性にも問題があった。さらに、このようなフッ酸処理
により外管におけるフロストの度合いを向上させ拡散率
を向上させた外管は強度が低下してしまうという問題が
ある。
【０００４】発明者らは、先に、ガラス筒にフロスト加
工を施す特許出願をしたが（特開平５−２３４５６９号
公報）、この方法においては、ランプ直下の光は拡散さ
れないため、直下照度が低く、特に広角の照明器具にお
いてはその拡散率が不十分であるという問題があった。
工を施す特許出願をしたが（特開平５−２３４５６９号
公報）、この方法においては、ランプ直下の光は拡散さ
れないため、直下照度が低く、特に広角の照明器具にお
いてはその拡散率が不十分であるという問題があった。
【０００５】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、作業条件を変更することなく、充分
な外管強度を保持したまま、発光管から放射される光の
拡散率を向上して配光特性を向上させたメタルハライド
ランプを提供することを目的とするものである。
になされたもので、作業条件を変更することなく、充分
な外管強度を保持したまま、発光管から放射される光の
拡散率を向上して配光特性を向上させたメタルハライド
ランプを提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のメタルハライド
ランプは、発光管と、前記発光管を囲繞したガラス筒
と、前記発光管および前記ガラス筒とを内蔵した外管と
を具備し、前記外管と前記ガラス筒とがフロスト加工さ
れている。
ランプは、発光管と、前記発光管を囲繞したガラス筒
と、前記発光管および前記ガラス筒とを内蔵した外管と
を具備し、前記外管と前記ガラス筒とがフロスト加工さ
れている。
【０００７】
【作用】この構成により、発光管から放射される光の拡
散率を向上できる。
散率を向上できる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の一実施例である７０Ｗメタル
ハライドランプを示す。
ハライドランプを示す。
【０００９】図１において、内径９ｍｍの石英製発光管
１は両端に電極（図示せず）を有し、内部に始動用ガス
として２００トールのアルゴンと１３ｍｇの水銀の他
に、ＮａＩ １．１ｍｇ，ＴｌＩ ０．３ｍｇ，ＴｍＩ3
０．７ｍｇ，ＤｙＩ3 ０．７ｍｇ，ＨｏＩ3 ０．７ｍｇ
の金属ハロゲン化物が封入されている。発光管１は、そ
の周囲を円筒状の石英ガラス筒３，４で２重に囲繞され
ている。円盤状金属板５はその周縁に３カ所において弾
性力を有する舌片５ａを備えている。金属板５はガラス
筒３，４の両端開口部を閉塞している。ガラス筒３，４
および発光管１は、金属板５の舌片５ａが硬質ガラス製
の外管２の内表面に当接することによって外管２内に固
定されている。外管２の内表面はフッ酸によりフロスト
加工が施されている。ガラス筒３の外表面はサンドブラ
ストによりフロスト加工が施されている。外管２の端部
には口金６が固着されている。
１は両端に電極（図示せず）を有し、内部に始動用ガス
として２００トールのアルゴンと１３ｍｇの水銀の他
に、ＮａＩ １．１ｍｇ，ＴｌＩ ０．３ｍｇ，ＴｍＩ3
０．７ｍｇ，ＤｙＩ3 ０．７ｍｇ，ＨｏＩ3 ０．７ｍｇ
の金属ハロゲン化物が封入されている。発光管１は、そ
の周囲を円筒状の石英ガラス筒３，４で２重に囲繞され
ている。円盤状金属板５はその周縁に３カ所において弾
性力を有する舌片５ａを備えている。金属板５はガラス
筒３，４の両端開口部を閉塞している。ガラス筒３，４
および発光管１は、金属板５の舌片５ａが硬質ガラス製
の外管２の内表面に当接することによって外管２内に固
定されている。外管２の内表面はフッ酸によりフロスト
加工が施されている。ガラス筒３の外表面はサンドブラ
ストによりフロスト加工が施されている。外管２の端部
には口金６が固着されている。
【００１０】図２は口金を上向きで垂直点灯したときの
ランプ配光を示す図であり、曲線Ａは本発明ランプの配
光特性を示し、曲線Ｂは外管内表面のみをフロスト加工
した従来ランプの配光特性を示す。
ランプ配光を示す図であり、曲線Ａは本発明ランプの配
光特性を示し、曲線Ｂは外管内表面のみをフロスト加工
した従来ランプの配光特性を示す。
【００１１】図２から明らかなように、本発明実施例の
メタルハライドランプは外管内表面とガラス筒とにフロ
スト加工を施しているため、作業条件を変更することな
く、充分な外管強度を保持したまま、発光管から放射さ
れる光の拡散率を向上して配光特性を向上でき、なめら
かで均一な配光特性を得ることができる。
メタルハライドランプは外管内表面とガラス筒とにフロ
スト加工を施しているため、作業条件を変更することな
く、充分な外管強度を保持したまま、発光管から放射さ
れる光の拡散率を向上して配光特性を向上でき、なめら
かで均一な配光特性を得ることができる。
【００１２】なお、上記実施例では外管のフロスト加工
にはフッ酸を用い、ガラス筒はサンドブラストによりフ
ロスト加工を施したが、外管をサンドブラスト、ガラス
筒をフッ酸処理、あるいは、外管、ガラス筒の両方とも
フッ酸処理またはサンドブラストによるフロスト加工で
も同様の効果が得られる。また、ガラス筒３の内表面、
または内表面および外表面の両面をフロスト加工しても
同様の効果が得られる。
にはフッ酸を用い、ガラス筒はサンドブラストによりフ
ロスト加工を施したが、外管をサンドブラスト、ガラス
筒をフッ酸処理、あるいは、外管、ガラス筒の両方とも
フッ酸処理またはサンドブラストによるフロスト加工で
も同様の効果が得られる。また、ガラス筒３の内表面、
または内表面および外表面の両面をフロスト加工しても
同様の効果が得られる。
【００１３】ガラス筒３に加えてガラス筒４にもフロス
ト加工を行うことによってさらに向上した拡散率を有す
るメタルハライドランプを得ることができる。
ト加工を行うことによってさらに向上した拡散率を有す
るメタルハライドランプを得ることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、外管と
ガラス筒にそれぞれフロスト加工を施しているので、作
業条件を変更することなく、発光管から放射される光の
拡散率を向上させ、配光特性を向上することのできるメ
タルハライドランプを提供することができるものであ
る。
ガラス筒にそれぞれフロスト加工を施しているので、作
業条件を変更することなく、発光管から放射される光の
拡散率を向上させ、配光特性を向上することのできるメ
タルハライドランプを提供することができるものであ
る。
【図１】本発明の一実施例であるメタルハライドランプ
の一部切欠正面図
の一部切欠正面図
【図２】同じく配光特性を示す特性図
１ 発光管 ２ 外管 ３，４ ガラス筒 ５ 金属板 ５ａ 舌片 ６ 口金
Claims (1)
- 【請求項１】 発光管と、前記発光管を囲繞したガラス
筒と、前記発光管および前記ガラス筒とを内蔵した外管
とを具備し、前記外管と前記ガラス筒とがフロスト加工
されていることを特徴とするメタルハライドランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11267294A JPH07320685A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11267294A JPH07320685A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | メタルハライドランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320685A true JPH07320685A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14592597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11267294A Pending JPH07320685A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07320685A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005001923A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Shinetsu Quartz Prod Co Ltd | ランプ用石英ガラス管及びレーザー励起・増幅ユニット |
| WO2007074803A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 照明装置及び金属蒸気放電ランプ |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP11267294A patent/JPH07320685A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005001923A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Shinetsu Quartz Prod Co Ltd | ランプ用石英ガラス管及びレーザー励起・増幅ユニット |
| WO2007074803A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 照明装置及び金属蒸気放電ランプ |
| JP2007179959A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 照明装置及び金属蒸気放電ランプ |
| JP4547331B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2010-09-22 | パナソニック株式会社 | 照明装置及び金属蒸気放電ランプ |
| US8063566B2 (en) | 2005-12-28 | 2011-11-22 | Panasonic Corporation | Illumination apparatus and metal vapor discharge lamp |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3216877B2 (ja) | 高圧放電ランプ、この高圧放電ランプを光源とした照明光学装置、およびこの照明光学装置を用いた画像表示装置 | |
| US7339314B2 (en) | Multi-ringed fluorescent lamp and lighting apparatus utilizing same | |
| CA2214660A1 (en) | Starting flag structure for tubular low pressure discharge lamps | |
| JPH09509279A (ja) | 投影目的用のメタルハライド放電ランプ | |
| JPH07320685A (ja) | メタルハライドランプ | |
| WO2005062342A3 (en) | Metal halide lamp and luminaire using the same | |
| EP0570024A3 (en) | Low pressure rare gas discharge lamp | |
| CA2201591A1 (en) | Metal-halide discharge lamp for photo-optical purposes | |
| CA2280556A1 (en) | High-pressure discharge lamp and associated illuminating system | |
| JP2006310084A (ja) | 蛍光ランプ及び照明器具 | |
| JPH05234569A (ja) | 高圧放電ランプ | |
| JPH07320687A (ja) | メタルハライドランプ | |
| JPH05251055A (ja) | メタルハライドランプ | |
| JP3410048B2 (ja) | 円板形蛍光ランプ | |
| JPH07142033A (ja) | メタルハライドランプ | |
| JP3307378B2 (ja) | 高圧放電ランプ、この高圧放電ランプを用いた照明光学装置、およびこの照明光学装置を用いた画像表示装置 | |
| EP1324372A3 (en) | Ultra-high pressure mercury lamp | |
| JP2644821B2 (ja) | 蛍光ランプの製造方法 | |
| JPH05217554A (ja) | メタルハライドランプ | |
| JPS6177247A (ja) | 低圧水銀蒸気放電灯 | |
| JPH07192699A (ja) | メタルハライドランプ | |
| JPH08162067A (ja) | メタルハライドランプ | |
| JPH07296782A (ja) | 液晶プロジェクタ用ショートアークメタルハライドランプ及びその製造方法 | |
| JPS58152366A (ja) | 角形けい光ランプ | |
| JP2000348675A (ja) | 蛍光ランプおよび照明装置 |