JPH07316181A - 2”,3”,4’−トリス(アセチル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド、その製造法およびその4’−デメチルエピポドフィロトキシン・エチリデン−β−D−グルコピラノシド製造のための使用 - Google Patents

2”,3”,4’−トリス(アセチル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド、その製造法およびその4’−デメチルエピポドフィロトキシン・エチリデン−β−D−グルコピラノシド製造のための使用

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JPH07316181A
JPH07316181A JP3119628A JP11962891A JPH07316181A JP H07316181 A JPH07316181 A JP H07316181A JP 3119628 A JP3119628 A JP 3119628A JP 11962891 A JP11962891 A JP 11962891A JP H07316181 A JPH07316181 A JP H07316181A
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demethylepipodophyllotoxin
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Jean-Pierre Robin
ロベン ジャン−ピエール
Valery Lenain
レネン バレリ
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Pierre Fabre Medicament SA
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上記の式(R、R、Rは、アルコキシアセチ
ル、アリルオキシアセチル、チオアルキルアセチル等の
カルボニル基のα炭素が酸素原子または硫黄原子を有す
るアシル基を表す)で表される化合物。この化合物の製
造法は次の工程からなる。1)グリコシル誘導体のアシ
ル化、2)アグリコンのアシル化、3)アシル化グリコ
シル誘導体とアシル化アグリコンのカップリング。 【効果】この化合物は、抗癌剤として有用な4’−デメ
チルエピポドフィロトキシン・エチリデン−β−D−グ
ルコピラノシドの製造中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として知られる
4’−デメチルエピポドフィロトキシン・エチリデン−
β−D−グルコピラノシドの製造に有用な4’−デメチ
ルエピポドフィロトキシン・2”,3”,4’−トリス
(アセチル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グル
コピラノシド、そのグリコシルエステルとアグリコン誘
導体からの製造法、ならびに使用されるグリコシルエス
テルとアグリコン誘導体に関する。
【0002】
【従来技術・発明が解決しようとする課題】4’−デメ
チルエピポドフィロトキシン・エチリデングルコシド
は、ヒト抗癌療法において大いに関心のもたれる有効成
分として知られている。本化合物は下記の式1’で表さ
れる。
【0003】
【化9】
【0004】本化合物の製造法としては種々の方法が知
られている。これらの方法は、通常、4位と6位の水酸
基が環状アセタールの形でブロックされ、かつ2位と3
位の水酸基が保護されたグリコシル中間体を、4’位の
水酸基が保護されたアグリコンとカップリングさせたの
ち、カップリング反応によって得た化合物の脱保護を行
うことからなる。グリコシル中間体は、式
【0005】
【化10】
【0006】(式中、RおよびRは2位および3位
の水酸基の保護基を表す)で表される。アグリコンは、
【0007】
【化11】
【0008】(式中、Rは4’位の水酸基の保護基を
表す)で表される。化合物を化合物とカップリング
させて得られる化合物は、下記の式で表される。
【0009】
【化12】
【0010】文献に記載された一の合成方法は、グリコ
シル中間体の保護にアセテートを使用し、アグリコンの
保護にベンジルオキシカルボニルを使用している。得ら
れた化合物において、R=R=Ac、R=CO
Bnである[M.Kuhn,A.Von Wartb
urg,Helv.Chim.Acta,52,948
−955(1969)]。この方法には、二つの問題点
がある。a)それぞれのタイプの保護基に対して連続す
る2段階の脱保護工程が必要である。b)酢酸エステル
の安定性が非常に高いため、長時間の反応時間を要し、
脱保護ができない二次生成物が一部生成する(アノマー
化およびエステル交換によるラクトン環の開裂)。
【0011】文献記載の二の方法は、アセテートの代わ
りにホルメートを使用する以外は同様のグリコシル中間
体を使用する。得られた化合物において、R=R
=CHO、R=COBnである[M.Kuhn,
C.Keller−Juslen,J.Renz,A.
Von Wartburg,(Sandoz Ltd)
CH−518927(Cl.C07d),1971年1
2月15日,2845/68,1968年2月27
日]。本方法もまた、4’位のカーボネートの特別な脱
保護が必要であるという問題点を有する。さらに、一の
方法における酢酸エステルと反対に、これらのギ酸エス
テルは非常に不安定なので、グリコシル中間体を維持す
ることができない。これは、工業的規模で使用する際に
問題となる。
【0012】三の方法は、最近開示されたものである
が、グリコシル部分の2位および3位の水酸基の保護に
α−ハロアセテートを、アグリコンの4’位の水酸基の
保護にβ−ハロアルコキシカルボネートを、即ち、R
=CXCHOCO−、R=R=CX
CO−、(但し、m+n=3、Xはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子またはヨウ素原子である)、あるいはこれ
ら3つの水酸基の保護にα−ハロアセテートを、即ち、
=R=R=CXCO−(但し、m+n=
3、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素
原子である)を含む以外は、同様のタイプの化合物を
使用する〔特開昭58−219196号公報、特開昭5
8−225096号公報、ヨーロッパ公開特許第111
058号、特開昭101766号公報、ヨーロッパ公開
特許第196618号、特開昭61−122294号公
報、特開昭61−103883号公報〕。本方法は、水
素化分解による脱保護の際に、1位のアノメリック水酸
基のベンジルオキシカルボニル保護基に対して2位およ
び3位の反応性の違いが非常に小さいグリコシル中間体
を使用するという問題がある。さらに、へミアセタール
水酸基に隣接する水酸基を保護する強有機酸エステルの
存在が、アノマー効果により異性化を引き起こし、この
異性化をコントロールすることはより困難である。その
結果、安定性に乏しいため、グリコシル中間体を所望の
アノマー体(ベータ)の形で長期間保存できない。これ
は、最終生成物を医療用に使用する際に大変不利であ
る。またさらに、グリコシル中間体(式中、R=R
=CXCO−,CXCHOCO−、但
しm+n=3、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子ま
たはヨウ素原子である)のアノマー純度を分析的にコン
トロールすることはより困難である。なぜなら、これら
の中間体は紫外線光を吸収する発色団を含んでいないか
らである。さらに、本方法は、2つのタイプの部位に応
じて使用されるアシル化剤が高反応性であるので、アグ
リコンのフェノール性水酸基を選択的にブロックするた
めに複雑な条件(低温)が要求されるという問題点を有
する。最後に、上記の基の大部分は非常に不安定であり
(ヨウ化アセテート、ブロモアセテート、トリフルオロ
アセテート)、中間体を単離することができない。
【0013】本発明の目的は、これらの問題点を解決
し、即ち、化合物を脱保護して化合物’を得る際の
副成物の生成を最小限にし、グリコシル中間体の安定
性および純度を向上させ、中間体の純度を分析的にコン
トロールすることを容易にし、および化合物の脱保護
を一工程で可能にすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、化合物
の製造法において、グリコシル中間体の2位および3
位の水酸基の保護、およびアグリコンの4’位の水酸
基の保護に特定の試薬を用いることにより達成される。
【0015】本発明は、4’−デメチルエピポドフィロ
トキシン・2”,3”,4’−トリス(アセチル)−
4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド化
合物の製造法およびこれにより得られる化合物に関
する。
【0016】本発明はまた、本発明の方法を実施する際
に合成中間体として得られるグリコシル中間体および
アグリコンに関する。
【0017】最後に本発明は、化合物の4’−デメチ
ルエピポドフィロトキシン・エチリデングルコシド製造
への適用に関する。
【0018】本発明によれば、式
【0019】
【化13】
【0020】(式中、R、RおよびRは、同一ま
たは異なって、カルボニル基のα炭素が酸素原子および
硫黄原子から選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有
するアシル基を表す)で表される化合物の製造法は、次
の各工程からなる。 1)少なくとも1つの酸クロライド、RClおよび/
またはRCl(式中、カルボニル基のα炭素は酸素原
子および硫黄原子から選ばれる少なくとも1つのヘテロ
原子を有する)を式2’
【0021】
【化14】
【0022】で表されるグリコシル誘導体と反応させた
のち、パラジウム−炭素を触媒として水素化分解するこ
とにより、式
【0023】
【化15】
【0024】(式中、RおよびRは前記と同意義で
ある)で表されるグリコシル誘導体を製造する工程。 2)4’−デメチルエピポドフィロトキシン3’
【0025】
【化16】
【0026】を酸クロライドRCl(式中、カルボニ
ル基のα炭素は、酸素原子および硫黄原子から選ばれる
少なくとも1つのヘテロ原子を有する)と中性溶媒中で
反応させることにより、式
【0027】
【化17】
【0028】(式中、Rは前記と同意義である)で表
されるアグリコンを製造する工程。但し、工程1)およ
び2)の実施順序は任意である。 3)塩素原子を有する炭化水素の溶液中でルイス酸の存
在下、グリコシル誘導体とアグリコンとをカップリ
ングする工程。
【0029】工程1)および2)で使用する酸クロライ
ドRCl、RClおよびRClは、同一または異
なっていてもよい。好ましくは、化合物’のアシル化
は1種の酸クロライド(即ち、R=R)で行う。
【0030】好適なアシル基R、RまたはRとし
て、以下の式4aから4hが挙げられる。
【0031】
【化18】
【0032】〔式中、AおよびBは、同一または異なっ
て、それぞれ酸素原子および/または硫黄原子である二
価のヘテロ原子を表す。R、R、R、Rおよび
は、同一または異なって、それぞれ水素原子または
炭素数1から8のアルキル基(当該アルキル基は飽和、
1価不飽和または多価不飽和であり、直鎖状または分技
状である)、または以下の基:Ar−(CH
(式中、nは1または2の整数であり、Arはベンゼン
環、ナフタレン環またはアントラセン環である)、Ar
CH−(式中、Arはベンゼン環またはナフタレン環
である)の中から選ばれるアルキル基、または下記の式
5aから5c
【0033】
【化19】
【0034】(式中、Σは以下の基または原子:メトキ
シ基、エトキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子およびニトロ基から選ばれる1組の1から4
個の同一または異なる置換基を表す)で表される基の中
から選ばれる芳香環を表す。ZおよびQは、同一または
異なって、それぞれ−(CH−、−CH(C
)−CH−、−CH−CH(CH)−、−C
H(CH)−CH(CH)−、−CH(C
−CH−、−CH−CH(C)−、−CH=
CH−、−CH=C(CH)−、−C(CH)=C
H−、−CH=CH−(CHおよび−CH=CH
−CH=CH−(これらの式中、nは1から4までの整
数であり、mは1または2の整数である)から選ばれる
2価の基、1,2−フェニレン、2,3−ナフチレン、
2,3−アントリレン基もしくは2,3−フェナントリ
レン基、または次式 =C(R)−CR10=CR11−CR12= (式中、R、R10、R11およびR12は、1から
6個の炭素原子、または酸素原子、硫黄原子、ハロゲン
原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)
もしくは窒素原子であるヘテロ原子を有するアルキル基
である)で表される4価の基を表す〕
【0035】これらのアシル基は、特にアルコシキアセ
チルR−OCH−CO−を含み、例えば、上記式
中、Rがメチル、エチル、ベンジルまたはメンチルで
あるものが示される。
【0036】アシル基はまた、アリルオキシアセチルR
−OCH−CO−を含み、例えば、上記式中、R
がフェニル、ナフチル、アントリルまたはフェナントリ
ル環であるものが示される。これらの環は、メトキシ
基、エトキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子およびニトロ基から選ばれる1から4個の置換
基を任意に有する。
【0037】アシル基はまた、チオアルキルアセチルR
−SCH−CO−(式中、Rは特にメチルまたは
ベンジルが示される)を含む。
【0038】他のアシル基としては、チオアリルアセチ
ルR−S−CH−CO−(式中、Rは特にフェニ
ル、ナフチル、アントリルまたはフェナントリルが示さ
れる)がある。
【0039】この他に好適なアシル基として、2,2−
ジオキシアセチルアリレン
【0040】
【化20】
【0041】(式中、Zは例えば1,2−フェニレン
基、2,3−ナフチレン基、2,3−アントリレン基ま
たは2,3−フェナントリレン基を表す)を含む。この
他に好適なアシル基として、2−フロイルまたは2−テ
ノイル基を含む。
【0042】本発明によれば、本方法の第一工程では、
化合物2’を適当な酸クロライドとハロアルキル溶媒中
で反応させて、式
【0043】
【化21】
【0044】(式中、RおよびRは前記と同意義で
ある)で表される中間化合物を得る。こののち、化合物
の1−ベンジルオキシカルボニル基の加水分解を、分
子水素の存在下、パラジウム−炭素を触媒として用いて
行う。この水素化分解は、常圧下、温度−10℃〜0
℃、ケトン溶媒中で行う。
【0045】当該ハロアルキル溶媒は、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタンおよびクロロホルムの中から選ばれ
る。当該ケトン溶媒は、アセトン、メチルエチルケトン
またはメチルイソブチルケトンの中から選ばれる。得ら
れた中間化合物は、水素化分解の前に単離、精製しても
よい。また、粗生成物の状態で使用してもよい。水素化
分解後得られた生成物は、式(式中、RおよびR
は前記と同意義である)で表されるグリコシル誘導体で
ある。
【0046】本発明によれば、本方法の第二工程では、
4’−デメチルエピポドフィロトキシン’を前記にて
定義したような酸クロライドと反応させる。反応は、中
性溶媒中で行う。酸クロライドは、酸クロライドと化合
’の4位の水酸基との反応を制限するために、化合
’に対して常に低濃度であるように充分にゆっくり
した速度で添加する。反応の進行を、反応溶媒の温度を
調節することにより、また薄層クロマトグラフィーによ
りモニターする。得られたアグリコンは優れた結晶化
能を有し、精製が容易である。当該アグリコンは、式
(式中、Rは前記と同意義である)にて表される。
【0047】本発明によれば、本方法の第三工程におい
て、好ましくないαアノマーの形成を制限するために、
反応温度は−25℃〜−20℃に保持される。塩素原子
を有する炭化水素は、好適にはジクロロメタンまたはジ
クロロエタンから選ばれる。
【0048】このようにして得られた化合物は、4’
−デメチルエピポドフィロトキシン・4”,6”−エチ
リデン−β−D−グルコピラノシド’の製造に有用で
ある。’の製造方法は、エステル交換触媒の存在下、
化合物と低沸点のアルコールとのエステル交換を行う
ことからなる。本反応は、化合物と該アルコールの共
溶媒(co−solvent)中で、例えばテトラヒド
ロフランの中で行われる。好適なアルコールはメタノー
ルである。反応混合物を1〜2時間かけて溶媒の還流温
度にする。化合物から脱離する基は、用いたアルコー
ルとエステルを形成する。当該エステルは、クロマトグ
ラフィーによる最後の精製操作の際に他の少量の不純物
と共に分離される。
【0049】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、これらの実施例により制限されるものではな
い。実施例1〜20は式で表される種々のグリコシル
誘導体の製造例である。
【0050】実施例1 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース2a) 乾燥ジクロロメタン(25l)とピリジン(1.41
l)の混合物に、1−ベンジルオキシカルボニル−4,
6−エチリデン−β−D−グルコース(2.5kg,
7.35モル)を攪拌しながら添加し、反応混合物を0
℃まで冷却した。2−フェノキシアセチルクロリド
(2.45l,17.64モル)を加え、20℃で1.
5時間反応させた。薄層クロマトグラフィーでモニター
したのち、水を加え、有機層を炭酸水素ナトリウム溶液
で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥したのち、減圧下で溶
媒留去した。得られた油状物を熱メタノール(7l)と
混合して、1−ベンジルオキシカルボニル−2,3−ビ
ス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エチリデン−
β−D−グルコース中間体(6a)2.7kgを得た
(収率60%)。試料を再結晶した。構造分析の結果を
以下に示す。 融点 128〜130℃ 〔α〕 22=−18°(c=1;CHCl) IR(Nujol)(νmax):1769(C=
O),1600,1377,1198 H−NMR 400 MHz(CDCl)(δ p
pm):7.34(5H,m,芳香環H),7.21
(5H,m,芳香環H),6.92(2H,m,芳香環
H),6.84および6.80(4H,2d,J=7.
9Hz,芳香環H),5.63(1H,d,J
1”−2”=8.1Hz,H−1”(ax)),5.3
5(1H,t,J3”−2”.4”=9Hz,H−
3”),5.18(1H,H−3”),5.17および
5.14(2H,2d,JAB=12.0Hz,CH
−OCO),4.64(1H,q,J7”−8”=5.
0Hz,H−7”),4.59および4.54(H,2
d,JAB=16.5Hz,CH −O),4.52お
よび4.46(2H,2d,JAB=16.5Hz,
−O),4.22(1H,m,H−6”(A)),
3.52(3H,m,H−6”(B),H−4”および
H−5”),1.30(3H,d,J8”−7”=5H
z,H−8”)
【0051】10%パラジウム−炭素(125g)およ
び上記の粗1−ベンジルオキシカルボニル−2,3−ビ
ス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エチリデン−
β−D−グルコース(1.73kg,2.85モル)を
乾燥アセトン(9.5l)に入れた。この混合物を激し
く攪拌して−5℃まで冷却した。溶解後、常圧下で1時
間、水素を吸収させた。次に、反応混合物を濾過し、3
0〜35℃で減圧下溶媒留去した。2,3−ビス(2−
フェノキシアセチル)−4,6−エチリデン−β−D−
グルコース(2a)を、無色油状物として得、−15℃
で保存した。収率48%。試料を再結晶した。分析の結
果を以下に示す。 融点 66〜70℃ 〔α〕 22=−1°(c=1;CHCl) IR(CHCl)(νmax);1776(C=
O),1609,1497cm−1
【0052】実施例2 2,3−ビス(2−ナフトキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース2b) 中間体(6b)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−ナフトキシアセチルクロリドを
使用し、反応時間を8時間にした以外は、実施例1の操
作を繰り返した。この中間体(6b)を粗生成物のまま
直接水素化分解し、生成物(2b)を無色油状物として
得た。総収率29%。生成物(2b)をそのままの状態
で−15℃で保存した。
【0053】実施例3 2,3−ビス[2−(2−メトキシフェノキシ)アセチ
ル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6c)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(2−メトキシフェノキシ)ア
セチルクロリドを使用し、反応時間を3時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6c
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2c)を
無色油状物として得た。総収率49%。生成物(2c
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0054】実施例4 2,3−ビス[2−(4−メトキシフェノキシ)アセチ
ル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6d)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(4−メトキシフェノキシ)ア
セチルクロリドを使用し、反応時間を4時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6d
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2d)を
無色油状物として得た。総収率37%。生成物(2d
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0055】実施例5 2,3−ビス[2−(2−ニトロフェノキシ)アセチ
ル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6e)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(2−ニトロフェノキシ)アセ
チルクロリドを使用し、反応時間を8時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6e
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2e)を
無色油状物として得た。総収率38%。生成物(2e
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0056】実施例6 2,3−ビス[2−(4−ニトロフェノキシ)アセチ
ル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6f)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(4−ニトロフェノキシ)アセ
チルクロリドを使用し、反応時間を8時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6f
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2f)を
無色油状物として得た。総収率40%。生成物(2f
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0057】実施例7 2,3−ビス[2−(4−クロロフェノキシ)アセチ
ル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6g)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(4−クロロフェノキシ)アセ
チルクロリドを使用し、反応時間を8時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6g
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2g)を
無色油状物として得た。総収率31%。生成物(2g
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0058】実施例8 2,3−ビス[2−(2,4−ジクロロフェノキシ)ア
セチル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
2h) 中間体(6h)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(2,4−ジクロロフェノキ
シ)アセチルクロリドを使用し、反応時間を8時間にし
た以外は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体
6h)を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物
2h)を無色油状物として得た。総収率46%。生成
物(2h)をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0059】実施例9 2,3−ビス[2−(2,4,5−トリクロロフェノキ
シ)アセチル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコ
ース2i) 中間体(6i)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(2,4,5−トリクロロフェ
ノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応時間を10時
間にした以外は、実施例1の操作を繰り返した。この中
間体(6i)を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成
物(2i)を無色油状物として得た。総収率18%。生
成物(2i)をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0060】実施例10 2,3−ビス[2−(2,4,6−トリクロロフェノキ
シ)アセチル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコ
ース2j) 中間体(6j)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(2,4,6−トリクロロフェ
ノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応時間を11時
間にした以外は、実施例1の操作を繰り返した。この中
間体(6j)を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成
物(2j)を無色油状物として得た。総収率26%。生
成物(2j)をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0061】実施例11 2,3−ビス[2−(2−フルオロフェノキシ)アセチ
ル]−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6k)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−(2−フルオロフェノキシ)ア
セチルクロリドを使用し、反応時間を5時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6k
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2k)を
無色油状物として得た。総収率32%。生成物(2k
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0062】実施例12 2,3−ビス(2−メトキシアセチル)−4,6−エチ
リデン−β−D−グルコース2l) 中間体(6l)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−メトキシアセチルクロリドを使
用し、反応時間を5時間にした以外は、実施例1の操作
を繰り返した。この中間体(6l)を粗生成物のまま直
接水素化分解し、生成物(2l)を無色油状物として得
た。総収率41%。生成物(2l)をそのままの状態で
−15℃で保存した。
【0063】実施例13 2,3−ビス(2−エトキシアセチル)−4,6−エチ
リデン−β−D−グルコース2m) 中間体(6m)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−エトキシアセチルクロリドを使
用し、反応時間を7時間にした以外は、実施例1の操作
を繰り返した。この中間体(6m)を粗生成物のまま直
接水素化分解し、生成物(2m)を無色油状物として得
た。総収率35%。生成物(2m)をそのままの状態で
−15℃で保存した。
【0064】実施例14 2,3−ビス(2−ベンゾキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース2n) 中間体(6n)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−ベンゾキシアセチルクロリドを
使用し、反応時間を8時間にした以外は、実施例1の操
作を繰り返した。この中間体(6n)を粗生成物のまま
直接水素化分解し、生成物(2n)を無色油状物として
得た。総収率37%。生成物(2n)をそのままの状態
で−15℃で保存した。
【0065】実施例15 2,3−ビス(2−メントキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース2o) 中間体(6o)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−メントキシアセチルクロリドを
使用し、反応時間を16時間にした以外は、実施例1の
操作を繰り返した。この中間体(6o)を粗生成物のま
ま直接水素化分解し、生成物(2o)を無色油状物とし
て得た。総収率24%。生成物(2o)をそのままの状
態で−15℃で保存した。
【0066】実施例16 2,3−ビス(2,2−フェニリデンジオキシアセチ
ル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6p)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2,2−フェニリデンジオキシアセ
チルクロリドを使用し、反応時間を6時間にした以外
は、実施例1の操作を繰り返した。この中間体(6p
を粗生成物のまま直接水素化分解し、生成物(2p)を
無色油状物として得た。総収率15%。生成物(2p
をそのままの状態で−15℃で保存した。
【0067】実施例17 2,3−ビス(2,2−ナフチリデンジオキシアセチ
ル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
) 中間体(6q)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−ナフチリデンジオキシアセチル
クロリドを使用し、反応時間を9時間にした以外は、実
施例1の操作を繰り返した。この中間体(6q)を粗生
成物のまま直接水素化分解し、生成物(2q)を無色油
状物として得た。総収率21%。生成物(2q)をその
ままの状態で−15℃で保存した。
【0068】実施例18 2,3−ビス(2−ベンジルチオアセチル)−4,6−
エチリデン−β−D−グルコース2r) 中間体(6r)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−ベンジルチオアセチルクロリド
を使用し、反応時間を10時間にした以外は、実施例1
の操作を繰り返した。この中間体(6r)を粗生成物の
まま直接水素化分解し、生成物(2r)を淡黄色樹脂と
して得た。総収率34%。生成物(2r)をそのままの
状態で−15℃で保存した。
【0069】実施例19 2,3−ビス(2−フェニルチオアセチル)−4,6−
エチリデン−β−D−グルコース2s) 中間体(6s)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりに2−フェニルチオアセチルクロリド
を使用し、反応時間を10時間にした以外は、実施例1
の操作を繰り返した。この中間体(6s)を粗生成物の
まま直接水素化分解し、生成物(2s)を黄色油状物と
して得た。総収率37%。生成物(2s)をそのままの
状態で−15℃で保存した。
【0070】実施例20 2,3−ジフロイル−4,6−エチリデン−β−D−グ
ルコース2t) 中間体(6t)を得るために、2−フェノキシアセチル
クロリドの代わりにフロイルクロリドを使用し、反応時
間を4時間にした以外は、実施例1の操作を繰り返し
た。この中間体(6t)を粗生成物のまま直接水素化分
解し、生成物(2t)を無色油状物として得た。総収率
41%。生成物(2t)をそのままの状態で−15℃で
保存した。
【0071】実施例21〜40は式で表されるアグリ
コンの製造例である。実施例21 4’−(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエ
ピポドフィロトキシン3a) 乾燥ジクロロメタン(17l)および無水ピリジン(6
57ml,1.3当量)の混合物に、4’−デメチルエ
ピポドフィロトキシン(2.5kg,6.25モル)を
添加した。反応混合物を0℃まで冷却したのち、2−フ
ェノキシアセチルクロリド(1122ml,1.3当
量)を添加し、20℃で2時間反応を行なった。薄層ク
ロマトグラフィーでモニターしたのち、混合物を食塩水
で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、減圧下濃縮した。得られた油状物を酢酸エチル中で
結晶化させた。3kgの結晶生成物が得られた(収率9
0%)。構造分析の結果を以下に示す。 融点 110〜112℃ 〔α〕 22=−48°(c=1;CHCl) IR(Nujol)(νmax):3550(OH),
1770(C=O),1603,1383,1338 H−NMR 90 MHz(CDCl)(δ pp
m):6.95−7.55(5H,2m,芳香環H),
6.89(1H,s,H−5),6.53(1H,s,
H−8),6.39(2H,s,H−2’,6’),
5.99(2H,s,O−CH−O),4.95(2
H,s,ベンジルH),4.82(1H,d,J4−3
=4Hz,H−4),4.64(1H,d,J1−2
5Hz,H−1),4.33(2H,m,H−11),
3.7(6H,s,OCH ),3.29(1H,d
d,J2−1=5Hz,J2−3=14.5Hz,H−
2),3.76(2H,m,H−3,OH)
【0072】実施例22 4’−(2−ナフトキシアセチル)−4’−デメチルエ
ピポドフィロトキシン3b) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−ナフト
キシアセチルクロリドを使用し、反応時間を10.5時
間にした以外は、実施例21の方法に従い、生成物(
)をアモルファス淡黄色粉末として得た(収率38
%)。
【0073】実施例23 4’−[2−(2−メトキシフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3c) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(2−
メトキシフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応
時間を4.5時間にした以外は、実施例21の方法に従
い、生成物(3c)を半透明ガラス状物として得た(収
率80%)。
【0074】実施例24 4’−[2−(4−メトキシフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3d) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(4−
メトキシフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応
時間を5時間にした以外は、実施例21の方法に従い、
生成物(3d)を白色粉末として得た(収率82%)。
【0075】実施例25 4’−[2−(2−ニトロフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3e) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(2−
ニトロフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応時
間を2時間にした以外は、実施例21の方法に従い、生
成物(3e)を明褐色樹脂として得た(収率79%)。
【0076】実施例26 4’−[2−(4−ニトロフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3f) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(4−
ニトロフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応時
間を2.5時間にした以外は、実施例21の方法に従
い、生成物(3f)をアモルファス暗黄色粉末として得
た(収率73%)。
【0077】実施例27 4’−[2−(4−クロロフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3g) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(4−
クロロフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応時
間を3.5時間にした以外は、実施例21の方法に従
い、生成物(3g)を淡黄色ガラス状物として得た(収
率77%)。
【0078】実施例28 4’−[2−(2,4−ジクロロフェノキシ)アセチ
ル]−4’−デメチルエピポドフィロトキシン3h) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(2,
4−ジクロロフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、
反応時間を5時間にした以外は、実施例21の方法に従
い、生成物(3h)を黄色粉末として得た(収率67
%)。
【0079】実施例29 4’−[2−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)ア
セチル]−4’−デメチルエピポドフィロトキシン
) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(2,
4,5−トリクロロフェノキシ)アセチルクロリドを使
用し、反応時間を8時間にした以外は、実施例21の方
法に従い、生成物(3i)を白色粉末として得た(収率
85%)。
【0080】実施例30 4’−[2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)ア
セチル]−4’−デメチルエピポドフィロトキシン
) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(2,
4,6−トリクロロフェノキシ)アセチルクロリドを使
用し、反応時間を10時間にした以外は、実施例21の
方法に従い、生成物(3j)をアモルファス白色粉末と
して得た(収率81%)。
【0081】実施例31 4’−[2−(2−フルオロフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3k) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−(2−
フルオロフェノキシ)アセチルクロリドを使用し、反応
時間を1.5時間にした以外は、実施例21の方法に従
い、生成物(3k)をアモルファス白色粉末として得た
(収率63%)。
【0082】実施例32 4’−(2−メトキシアセチル)−4’−デメチルエピ
ポドフィロトキシン3l) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−メトキ
シアセチルクロリドを使用し、反応時間を2時間にした
以外は、実施例21の方法に従い、生成物(3l)を単
離すると結晶化する化合物として得た(収率84%)。 融点 200〜203℃ 〔α〕 22=−59°(c=1;CHCl) IR(Nujol)(νmax):3527(OH),
1769(C=O),1600,1484,1132
【0083】実施例33 4’−(2−エトキシアセチル)−4’−デメチルエピ
ポドフィロトキシン3m) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−エトキ
シアセチルクロリドを使用し、反応時間を2時間にした
以外は、実施例21の方法に従い、生成物(3)を白
色粉末として得た(収率74%)。
【0084】実施例34 4’−(2−ベンゾキシアセチル)−4’−デメチルエ
ピポドフィロトキシン3n) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−ベンゾ
キシアセチルクロリドを使用し、反応時間を4時間にし
た以外は、実施例21の方法に従い、生成物(3n)を
白色微結晶として得た(収率82%)。 融点 209〜211℃ 〔α〕 22=−48°(c=1;CHCl) IR(Nujol)(νmax);3550(OH),
1769(C=O),1600,1484,1132
【0085】実施例35 4’−(2−メントキシアセチル)−4’−デメチルエ
ピポドフィロトキシン3o) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−メント
キシアセチルクロリドを使用し、反応時間を16時間に
した以外は、実施例21の方法に従い、生成物(3o
を白色粉末として得た。(収率33%)。
【0086】実施例36 4’−(2,2−フェニリデンジオキシアセチル)−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3p) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2,2−フ
ェニリデンジオキシアセチルクロリドを使用し、反応時
間を4時間にした以外は、実施例21の方法に従い、生
成物(3p)をアモルファス黄色粉末として得た(収率
36%)。
【0087】実施例37 4’−(2,2−ナフチリデンジオキシアセチル)−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン3q) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2,2−ナ
フチリデンジオキシアセチルクロリドを使用し、反応時
間を4時間にした以外は、実施例21の方法に従い、生
成物(3q)をアモルファス黄色粉末として得た(収率
30%)。
【0088】実施例38 4’−(2−ベンジルチオアセチル)−4’−デメチル
エピポドフィロトキシン3r) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−ベンジ
ルチオアセチルクロリドを使用し、反応時間を4時間に
した以外は、実施例21の方法に従い、生成物(3r
をアモルファス白色粉末として得た(収率69%)。
【0089】実施例39 4’−(2−フェニルチオアセチル)−4’−デメチル
エピポドフィロトキシン3s) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりに2−フェニ
ルチオアセチルクロリドを使用し、反応時間を4.5時
間にした以外は、実施例21の方法に従い、生成物(
)をアモルファス白色粉末として得た(収率77
%)。
【0090】実施例40 4’−フロイル−4’−デメチルエピポドフィロトキシ
3t) 2−フェノキシアセチルクロリドの代わりにフロイルク
ロリドを使用し、反応時間を2時間にした以外は、実施
例21の方法に従い、生成物(3t)をアモルファス白
色粉末として得た(収率83%)。
【0091】実施例41〜60はグリコシル誘導体
アグリコンを反応することによる化合物の製造例で
ある。実施例41 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド1a) 実施例21で得た4’−(2−フェノキシアセチル)−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3a)(3k
g,5.62モル)および実施例1で得た2,3−ビス
(2−フェノキシアセチル)−4,6−エチリデン−β
−D−グルコース(2a)(3.2kg,6.74モ
ル,1.2当量)を、乾燥ジクロロメタン(18l)に
入れた。温度が−18℃に安定したのち、三フッ化ホウ
素(1.73l,14.05モル,2.5当量)を徐々
に添加した。−18℃で2時間反応を行い、薄層クロマ
トグラフィーでモニターしたのち、ピリジン(910m
l,2当量)を添加した。溶液を水で洗浄したのち、硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を
シリカゲル〔70−200ν;MeOH(2%)/CH
Cl〕上で濾過し、溶媒留去後4.73kgのアモ
ルファス白色粉末を得た。分析の目的で試料を再結晶し
た。結果を以下に示す。 実験式 : C535019 分子量 : 990 収率 : 85% 融点 : 132〜134℃ 〔α〕 22=−67°(c=1;CHCl
【0092】実施例42 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−ナフトキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド1b) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例2
および実施例22で得た2,3−ビス(2−ナフトキシ
アセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
2b)および4’−(2−ナフトキシアセチル)−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3b)を使用
する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成
物を得た。 実験式 : C655619 分子量 : 1140 収率 : 58% 融点 : 136〜139℃ 〔α〕 22=−60°(c=1;CHCl
【0093】実施例43 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2−メトキシフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド1c) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例3
および実施例23で得た2,3−ビス[2−(2−メト
キシフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン−β
−D−グルコース(2c)および4’−[2−(2−メ
トキシフェノキシ)アセチル]−4’−デメチルエピポ
ドフィロトキシン(3c)を使用する以外は、実施例4
1の操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C565622 分子量 : 1080 収率 : 75% 融点 : 113〜115℃ 〔α〕 22=−52°(c=1;CHCl
【0094】実施例44 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’,−トリス[2−(4−メトキシフェノキシ)アセ
チル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラ
ノシド1d) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例4
および実施例24で得た2,3−ビス[2−(4−メト
キシフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン−β
−D−グルコース(2d)および4’−[2−(4−メ
トキシフェノキシ)アセチル]−4’−デメチルエピポ
ドフィロトキシン(3d)を使用する以外は、実施例4
1の操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C565622 分子量 : 1080 収率 : 73% 融点 : 107〜109℃ 〔α〕 22=−61°(c=1;CHCl
【0095】実施例45 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2−ニトロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド1e) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例5
および実施例25で得た2,3−ビス[2−(2−ニト
ロフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン−β−
D−グルコース(2e)および4’−[2−(2−ニト
ロフェノキシ)アセチル]−4’−デメチルエピポドフ
ィロトキシン(3e)を使用する以外は、実施例41の
操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C534725 分子量 : 1125 収率 : 79% 融点 : 135〜137℃ 〔α〕 22=−53°(c=1;CHCl
【0096】実施例46 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(4−ニトロフェノキシ)アセチ
ル]−4’6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシ
1f) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例6
および実施例26で得た2,3−ビス[2−(4−ニト
ロフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン−β−
D−グルコース(2f)および4’−[2−(4−ニト
ロフェノキシ)アセチル]−4’−デメチルエピポドフ
ィロトキシン(3f)を使用する以外は、実施例41の
操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C534725 分子量 : 1125 収率 : 82% 融点 : 143〜145℃ 〔α〕 22=−72°(c=1;CHCl
【0097】実施例47 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(4−クロロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド1g) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例7
および実施例27で得た2,3−ビス[2−(4−クロ
ロフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン−β−
D−グルコース(2g)および4’−[2−(4−クロ
ロフェノキシ)アセチル]−4’−デメチルエピポドフ
ィロトキシン(3g)を使用する以外は、実施例41の
操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C534719Cl 分子量 : 1093.5 収率 : 79% 融点 : 120〜123℃ 〔α〕 22=−63°(c=1;CHCl
【0098】実施例48 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2,4−ジクロロフェノキシ)ア
セチル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピ
ラノシド1h) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例8
および実施例28で得た2,3−ビス[2−(2,4−
ジクロロフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン
−β−D−グルコース(2h)および4’−[2−
(2,4−ジクロロフェノキシ)アセチル]−4’−デ
メチルエピポドフィロトキシン(3h)を使用する以外
は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成物を得
た。 実験式 : C534419Cl 分子量 : 1197 収率 : 85% 融点 : 115〜117℃ 〔α〕 22=−51°(c=1;CHCl
【0099】実施例49 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2,4,5−トリクロロフェノキ
シ)アセチル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グ
ルコピラノシド1i) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例9
および実施例29で得た2,3−ビス[2−(2,4,
5−トリクロロフェノキシ)アセチル]−4,6−エチ
リデン−β−D−グルコース(2i)および4’−[2
−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)アセチル]−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3i)を使用
する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成
物を得た。 実験式 : C534119Cl 分子量 : 1300.5 収率 : 75% 融点 : 126〜128℃ 〔α〕 22=−43°(c=1;CHCl
【0100】実施例50 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2,4,6−トリクロロフェノキ
シ)アセチル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グ
ルコピラノシド(1j) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
0および実施例30で得た2,3−ビス[2−(2,
4,6−トリクロロフェノキシ)アセチル]−4,6−
エチリデン−β−D−グルコース(2j)および4’−
[2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)アセチ
ル]−4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3j
を使用する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望
の生成物を得た。 実験式 : C534119Cl 分子量 : 1300.5 収率 : 80% 融点 : 120〜122℃ 〔α〕 22=−10°(c=1;CHCl
【0101】実施例51 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2−フルオロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド1k) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
1および実施例31で得た2,3−ビス[2−(2−フ
ルオロフェノキシ)アセチル]−4,6−エチリデン−
β−D−グルコース(2k)および4’−[2−(2−
フルオロフェノキシ)アセチル]−4’−デメチルエピ
ポドフィロトキシン(3k)を使用する以外は、実施例
41の操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C534719 分子量 : 1140 収率 : 57% 融点 : アモルファス 〔α〕 22=−58°(c=1;CHCl
【0102】実施例52 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−メトキシアセチル)−4”6”−エ
チリデン−β−D−グルコピラノシド1l) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
2および実施例32で得た2,3−ビス(2−メトキシ
アセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
2l)および4’−(2−メトキシアセチル)−4’
−デメチルエピポドフィロトキシン(3l)を使用する
以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成物を
得た。 実験式 : C384419 分子量 : 804 収率 : 82% 融点 : 158〜160℃ 〔α〕 22=−67°(c=1;CHCl
【0103】実施例53 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−エトキシアセチル)−4”,6”−
エチリデン−β−D−グルコピラノシド1m) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
3および実施例33で得た2,3−ビス(2−エトキシ
アセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコース
2m)および4’−(2−エトキシアセチル)−4’
−デメチルエピポドフィロトキシン(3m)を使用する
以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成物を
得た。 実験式 : C415019 分子量 : 846 収率 : 71% 融点 : 195〜198℃ 〔α〕 22=−64°(c=1;CHCl
【0104】実施例54 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−ベンゾキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド1n) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
4および実施例34で得た2,3−ビス(2−ベンゾキ
シアセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコー
ス(2n)および4’−(2−ベンゾキシアセチル)−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3n)を使用
する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成
物を得た。 実験式 : C565619 分子量 : 1032 収率 : 85% 融点 : アモルファス 〔α〕 22=−46°(c=1;CHCl
【0105】実施例55 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−メントキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド1o) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
5および実施例35で得た2,3−ビス(2−メントキ
シアセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコー
ス(2o)および4′−(2−メントキシアセチル)−
4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3o)を使用
する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望の生成
物を得た。 実験式 : C659219 分子量 : 1300.5 収率 : 68% 融点 : アモルファス 〔α〕 22=−97°(c=1;CHCl
【0106】実施例56 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2,2−フェニリデンアセチル)−
4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド
1P) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
6および実施例36で得た2,3−ビス(2,2−フェ
ニリデンアセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グ
ルコース(2p)および4’−(2,2−フェニリデン
アセチル)−4’−デメチルエピポドフィロトキシン
3p)を使用する以外は、実施例41の操作を繰り返
し、所望の生成物を得た。 実験式 : C534422 分子量 : 1032 収率 : 58% 融点 : アモルファス 〔α〕 22=−35°(c=1;CHCl
【0107】実施例57 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2,2−ナフチリデンジオキシアセチ
ル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド1q) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
7および実施例37で得た2,3−ビス(2,2−ナフ
チリデンジオキシアセチル)−4,6−エチリデン−β
−D−グルコース(2q)および4’−(2,2−ナフ
チリデンジオキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3q)を使用する以外は、実施例41
の操作を繰り返し、所望の生成物を得た。 実験式 : C655022 分子量 : 1182 収率 : 64% 融点 : 157〜159℃ 〔α〕 22=−40°(c=1;CHCl
【0108】実施例58 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−ベンジルチオアセチル)−4”,
6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド1r) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
8および実施例38で得た2,3−ビス(2−ベンジル
チオアセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコ
ース(2r)および4’−(2−ベンジルチオアセチ
ル)−4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3r
を使用する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望
の生成物を得た。 実験式 : C565616 分子量 : 1080 収率 : 49% 融点 : アモルファス 〔α〕 22=−48°(c=1;CHCl
【0109】実施例59 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェニルチオアセチル)−4”,
6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド1s) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例1
9および実施例39で得た2,3−ビス(2−フェニル
チオアセチル)−4,6−エチリデン−β−D−グルコ
ース(2s)および4’−(2−フェニルチオアセチ
ル)−4’−デメチルエピポドフィロトキシン(3s
を使用する以外は、実施例41の操作を繰り返し、所望
の生成物を得た。 実験式 : C535016 分子量 : 1038 収率 : 82% 融点 : アモルファス 〔α〕 22=−60°(c=1;CHCl
【0110】実施例60 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリフロイル−4”,6”−エチリデン−β−D
−グルコピラノシド1t) 2,3−ビス(2−フェノキシアセチル)−4,6−エ
チリデン−β−D−グルコース(2a)および4’−
(2−フェノキシアセチル)−4’−デメチルエピポド
フィロトキシン(3a)の代わりに、それぞれ実施例2
0および実施例40で得た2,3−ジフロイル−4,6
−エチリデン−β−D−グルコース(2t)および4’
−フロイル−4’−デメチルエピポドフィロトキシン
3t)を使用する以外は、実施例41の操作を繰り返
し、所望の生成物を得た。 実験式 : C443819 分子量 : 870 収率 : 89% 融点 : 278〜280℃ 〔α〕 22=−15°(c=1;CHCl
【0111】以下の実施例は、4’−デメチルエピポド
フィロトキシン・4,6−エチリデン−β−D−グルコ
ピラノシド1’の製造における化合物の使用例であ
る。実施例61 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)から
(1’)の調製 実施例41で得た4’−デメチルエピポドフィロトキシ
ン・2”,3”,4’−トリス(2−フェノキシアセチ
ル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1a)(2.2kg,2.22モル)を、テトラ
ヒドロフラン(2.5l)を添加含有したメタノール
(25l)に懸濁した。酢酸亜鉛(1.1kg)を加え
た後、反応混合物を5時間加熱還流した。薄層クロマト
グラフィーによってモニター後、溶液を濃縮し、得られ
た濃縮物をメタノールの6%酢酸添加混合物(3.5
l)を含有するジクロロメタン(25l)に加えた。溶
液を水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃油状
物を得るまで減圧下で溶媒留去した。この油状物をその
ままの状態でシリカゲルクロマトグラフィー〔20〜4
5μm;MeOH(2〜5%)/CHCl〕に供し
た。 分子量 : 979 収率 : 75% 融点 : 257〜266℃(CHCl/Et
O;交差双晶) 〔α〕 22=−103°(c=0.6;CHCl
【0112】実施例62 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−ナフトキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1b)から
(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”−
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。6時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は70%であ
った。
【0113】実施例63 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2−メトキシフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1c)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。5時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は78%であ
った。
【0114】実施例64 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(4−メトキシフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1d)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。5時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は85%であ
った。
【0115】実施例65 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2−ニトロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1e)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時後、薄層クロマトグラフ
ィーにより反応が終了したことを確認した。得られた化
合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と全
ての点で同一であり、結晶生成物の収率は80%であっ
た。
【0116】実施例66 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(4−ニトロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1f)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は87%であ
った。
【0117】実施例67 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(4−クロロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1g)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は82%であ
った。
【0118】実施例68 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2,4−ジクロロフェノキシ)ア
セチル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピ
ラノシド(1h)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は82%であ
った。
【0119】実施例69 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2,4,5−トリクロロフェノキ
シ)アセチル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グ
ルコピラノシド(1i)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は85%であ
った。
【0120】実施例70 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2,4,6−トリクロロフェノキ
シ)アセチル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グ
ルコピラノシド(1j)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶成物の収率は82%であっ
た。
【0121】実施例71 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス[2−(2−フルオロフェノキシ)アセチ
ル]−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1k)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は91%であ
った。
【0122】実施例72 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−メトキシアセチル)−4”,6”−
エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1l)から
(1’)の調整 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は70%であ
った。
【0123】実施例73 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−エトキシアセチル)−4”,6”−
エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1m)から
(1’)の調整 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は61%であ
った。
【0124】実施例74 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−ベンゾキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1n)から
(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は86%であ
った。
【0125】実施例75 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−メントキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1o)から
(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。4時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は15%であ
った。
【0126】実施例76 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2,2−フェニリデンジオキシアセチ
ル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1p)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。1時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は79%であ
った。
【0127】実施例77 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2,2−ナフチリデンジオキシアセチ
ル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノ
シド(1q)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。1時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は90%であ
った。
【0128】実施例78 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−ベンジルチオアセチル)−4”,
6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1r)
から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。6時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は64%であ
った。
【0129】実施例79 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェニルチオアセチル)−4”,
6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1s)
から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。7時間後、薄層クロマトグラ
フィーにより反応が終了したことを確認した。得られた
化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料と
全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は55%であ
った。
【0130】実施例80 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリフロイル−4”,6”−エチリデン−β−D
−グルコピラノシド(1t)から(1’)の調製 4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
4’−トリス(2−フェノキシアセチル)−4”,6”
−エチリデン−β−D−グルコピラノシド(1a)の代
わりに、標記のトリエステルを使用する以外は、実施例
61の操作を繰り返した。24時間後、薄層クロマトグ
ラフィーにより反応が終了したことを確認した。得られ
た化合物は、実施例61で得られた化合物及び参考試料
と全ての点で同一であり、結晶生成物の収率は22%で
あった。
フロントページの続き (54)【発明の名称】 2”,3”,4’−トリス(アセチル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシ ド、その製造法およびその4’−デメチルエピポドフィロトキシン・エチリデン−β−D−グル コピラノシド製造のための使用

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の各工程からなる式 【化1】 (式中、R、RおよびRは、同一または異なっ
    て、カルボニル基のα炭素が酸素原子および硫黄原子か
    ら選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有するアシル
    基を表す)で表される化合物の製造法。 1)少なくとも1つの酸クロリド、RClおよび/ま
    たはRCl(式中、カルボニル基のα炭素は酸素原子
    および硫黄原子から選ばれる少なくとも1つのヘテロ原
    子を有する)を式’ 【化2】 で表されるグリコシル誘導体と反応させたのち、得られ
    た中間体化合物 【化3】 を、パラジウム−炭素を触媒として水素化分解すること
    により、式 【化4】 (式中、RおよびRは前記と同意義である)で表さ
    れるグリコシル誘導体を製造する工程、 2)4’−デメチルエピポドフィロトキシンを酸クロリ
    ドRCl(式中、カルボニル基のα炭素は、酸素原子
    および硫黄原子から選ばれる少なくとも1つのヘテロ原
    子を有する)と中性溶媒中で反応させることにより、式
    【化5】 (式中、Rは前記と同意義である)で表されるアグリ
    コンを製造する工程(但し、工程1)および2)の実施
    順序は任意である)、 3)塩素原子を有する炭化水素の溶液中でルイス酸の存
    在下、グリコシル誘導体とアグリコンとをカップリ
    ングする工程。
  2. 【請求項2】 使用する酸クロリドが、同一または異な
    って、そのアシル基R、RまたはRが下記の式
    から4h 【化6】 〔式中、AおよびBは、同一または異なって、それぞれ
    酸素原子および/または硫黄原子である二価のヘテロ原
    子を表す。R、R、R、RおよびRは、同一
    または異なって、それぞれ水素原子または炭素数1から
    8のアルキル基(当該アルキル基は飽和、1価不飽和ま
    たは多価不飽和であり、直鎖状または分枝状である)、
    または以下の基:Ar−(CH−(式中、nは1
    または2の整数であり、Arはベンゼン環、ナフタレン
    環またはアントラセン環である)、ArCH−(式
    中、Arはベンゼン環またはナフタレン環である)から
    選ばれるアルキル基、または下記の式5aから5c 【化7】 (式中、Σは以下の基または原子:メトキシ基、エトキ
    シ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子お
    よびニトロ基から選ばれる1組の1から4個の同一また
    は異なる置換基を表す)で表される基から選ばれる芳香
    環を表す。ZおよびQは、同一または異なって、それぞ
    れ−(CH−、−CH(CH)−CH−、−
    CH−CH(CH)−、−CH(CH)−CH
    (CH)−、−CH(C)−CH−、−CH
    −CH(C)−、−CH=CH−、−CH=C
    (CH)−、−C(CH)=CH−、−CH=CH
    −(CHおよび−CH=CH−CH=CH−(こ
    れらの式中、nは1から4までの整数であり、mは1ま
    たは2の整数である)から選ばれる2価の基、1,2−
    フェニレン、2,3−ナフチレンもしくは2,3−アン
    トリレン基、または次式 =C(R)−CR10=CR11−CR12= (式中、R、R10、R11およびR12は、1から
    6個の炭素原子、または酸素原子、硫黄原子、ハロゲン
    原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)
    もしくは窒素原子であるへテロ原子を有するアルキル基
    である)で表される4価の基を表す〕で表される基であ
    る酸クロリドから選ばれる請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 アシル基の少なくとも1つがアリルオキ
    シアセチル基R−O−CH−CO−(式中、R
    フェニル環、ナフチル環、アントリル環およびフェナン
    トリル環から選ばれる基であり、これらの環は、メトキ
    シ基、エトキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
    ヨウ素原子およびニトロ基から選ばれる1から4個の置
    換基を任意に有する)である請求項1または2記載の製
    造法。
  4. 【請求項4】 アシル基の少なくとも1つがアルコキシ
    アセチル基R−OCH−CO−(式中、Rはメチ
    ル基、エチル基、ベンジル基またはメンチル基から選ば
    れる基である)から選ばれる請求項1から3のいずれか
    1項に記載の製造法。
  5. 【請求項5】 アシル基の少なくとも1つがアリリデン
    ジオキシアンチル基 【化8】 (式中、Zはフェニレン、ナフチレン、アントリレンま
    たはフェナントリレンを表す)から選ばれる請求項1か
    ら4のいずれか1項に記載の製造法。
  6. 【請求項6】 アシル基の少なくとも1つがアルキルチ
    オアセチル基R−S−CH−CO−(式中、R
    メチル基、エチル基およびベンジル基から選ばれる基で
    ある)から選ばれる請求項1から5のいずれか1項に記
    載の製造法。
  7. 【請求項7】 アシル基の少なくとも1つがアリルチオ
    アセチル基R−S−CH−CO−(式中、Rはフ
    ェニル基、ナフチル基およびアントラセニル基から選ば
    れる基である)から選ばれる請求項1から6のいずれか
    1項に記載の製造法。
  8. 【請求項8】 アシル基の少なくとも1つが2−フロイ
    ル基または2−テノイル基から選ばれる請求項1から7
    のいずれか1項に記載の製造法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    製造法により得られる4’−デメチルエピポドフィロト
    キシン・2”,3”,4’−トリス(アセチル)−β−
    D−グルコピラノシド。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の式(式中、R、R
    およびRは、同一または異なって、カルボニル基の
    α炭素が酸素原子および硫黄原子から選ばれる少なくと
    も1つのヘテロ原子を有するアシル基を表す)で表され
    る4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,
    3”,4’−トリス(アセチル)−β−D−グルコピラ
    ノシド。
  11. 【請求項11】 式(式中、R、RおよびR
    は、請求項2から9におけると同意義)で表される
    4’−デメチルエピポドフィロトキシン・2”,3”,
    4’−トリス(アセチル)−β−D−グルコピラノシ
    ド。
  12. 【請求項12】 式1’で表される4’−デメチルエピ
    ポドフィロトキシン・β−D−グルコピラノシドの製造
    のための、請求項9、10または11記載の化合物
    使用。
  13. 【請求項13】 式(式中、RおよびRは、同一
    または異なって、請求項1から9におけると同意義のア
    シル基である)で表されるグリコシル誘導体。
  14. 【請求項14】 式(式中、Rは、請求項1から9
    におけると同意義のアシル基である)で表される化合
    物。
JP3119628A 1990-02-27 1991-02-27 2”,3”,4’−トリス(アセチル)−4”,6”−エチリデン−β−D−グルコピラノシド、その製造法およびその4’−デメチルエピポドフィロトキシン・エチリデン−β−D−グルコピラノシド製造のための使用 Pending JPH07316181A (ja)

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