JPH07315554A - 部品の高速整送装置 - Google Patents
部品の高速整送装置Info
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- JPH07315554A JPH07315554A JP13495394A JP13495394A JPH07315554A JP H07315554 A JPH07315554 A JP H07315554A JP 13495394 A JP13495394 A JP 13495394A JP 13495394 A JP13495394 A JP 13495394A JP H07315554 A JPH07315554 A JP H07315554A
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- JP
- Japan
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- passage
- passages
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/22—Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors
- B65G47/24—Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors orientating the articles
- B65G47/256—Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors orientating the articles removing incorrectly orientated articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品供給装置から表裏の区別なしに連続的に
供給される部品を全て一定方向に揃えて高速度で給送す
ることができる部品の高速整送装置を提供する。 【構成】 表裏選別分離装置１１と、姿勢変更装置１２
と、合流排出装置１３とが上からこの順序でほぼ垂直方
向に配置されている。表裏選別分離装置１１は、表裏の
ある部品１が自重により落下する導入通路１６と、該導
入通路１６に二股状に分岐して連続し、表向きの部品１
Ａのみを通過させる第１の分岐通路１７と、裏向きの部
品１Ｂのみを通過させる第２の分岐通路１８とを備えて
いる。姿勢変更装置１２は、選別分離された部品１Ａ，
１Ｂが互いに同一方向に向くように姿勢が変えられる。
合流排出装置１３は、同一方向の姿勢に変えられた部品
１が自重により通過する２つの通路４１，４２と、両通
路４１，４２が合流して連通する排出通路４３と、２つ
の通路４１，４２を交互に開閉するストッパピン４５，
４６とを備えている。
供給される部品を全て一定方向に揃えて高速度で給送す
ることができる部品の高速整送装置を提供する。 【構成】 表裏選別分離装置１１と、姿勢変更装置１２
と、合流排出装置１３とが上からこの順序でほぼ垂直方
向に配置されている。表裏選別分離装置１１は、表裏の
ある部品１が自重により落下する導入通路１６と、該導
入通路１６に二股状に分岐して連続し、表向きの部品１
Ａのみを通過させる第１の分岐通路１７と、裏向きの部
品１Ｂのみを通過させる第２の分岐通路１８とを備えて
いる。姿勢変更装置１２は、選別分離された部品１Ａ，
１Ｂが互いに同一方向に向くように姿勢が変えられる。
合流排出装置１３は、同一方向の姿勢に変えられた部品
１が自重により通過する２つの通路４１，４２と、両通
路４１，４２が合流して連通する排出通路４３と、２つ
の通路４１，４２を交互に開閉するストッパピン４５，
４６とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば溶接ナットやピ
アスナットのように表裏のある部品を一定方向に揃えて
給送する部品の高速整送装置に関する。
アスナットのように表裏のある部品を一定方向に揃えて
給送する部品の高速整送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、表裏のある部品を一定方向に揃
えて給送するには、振動フィーダ、回転ホッパーフィー
ダその他の部品供給装置に表裏の区別なしに貯蔵した部
品を連続的に給送しながら、前記部品供給装置に付設し
た選別機構により表向き又は裏向きの部品を選別して給
送する整送装置が使用されている。
えて給送するには、振動フィーダ、回転ホッパーフィー
ダその他の部品供給装置に表裏の区別なしに貯蔵した部
品を連続的に給送しながら、前記部品供給装置に付設し
た選別機構により表向き又は裏向きの部品を選別して給
送する整送装置が使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の整
送装置はいずれも、前記選別機構により選別された部品
のみを給送するため、その給送能力は確率からみて部品
供給装置が持っている給送能力の約５０％に限定され、
給送効率が低いという問題があった。しかも、前記選別
機構の精度あるいは信頼性によっては更に給送効率が低
下するものであった。
送装置はいずれも、前記選別機構により選別された部品
のみを給送するため、その給送能力は確率からみて部品
供給装置が持っている給送能力の約５０％に限定され、
給送効率が低いという問題があった。しかも、前記選別
機構の精度あるいは信頼性によっては更に給送効率が低
下するものであった。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、部品供給装置から表裏の区別なしに連続的に供給
される部品を全て一定方向に揃えて高速度で給送するこ
とができ、前記部品供給装置の給送能力を１００％の確
率で活用することが可能な部品の高速整送装置を提供す
ることを目的とする。
あり、部品供給装置から表裏の区別なしに連続的に供給
される部品を全て一定方向に揃えて高速度で給送するこ
とができ、前記部品供給装置の給送能力を１００％の確
率で活用することが可能な部品の高速整送装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による部品の高速整送装置は、シュートを通
じて連続的に供給される表裏のある部品が自重により落
下する導入通路と、該導入通路に二股状に分岐して連続
し、その横断面形状によって区別された、表向きの部品
のみを通過させる第１の分岐通路と、裏向きの部品のみ
を通過させる第２の分岐通路とを備えている表裏選別分
離手段と、前記第１及び第２の分岐通路の下方に配設さ
れ、選別分離された前記部品が自重により通過する過程
において互いに同一方向に向くように姿勢が変えられる
姿勢変更手段と、前記姿勢変更手段の下方に配設され、
前記姿勢変更手段により同一方向の姿勢に変えられた前
記部品が自重により通過する２つの通路と、該両通路が
合流して連通する排出通路と、前記２つの通路を交互に
開閉する装置とを備えている合流排出手段とにより構成
されている。
に、本発明による部品の高速整送装置は、シュートを通
じて連続的に供給される表裏のある部品が自重により落
下する導入通路と、該導入通路に二股状に分岐して連続
し、その横断面形状によって区別された、表向きの部品
のみを通過させる第１の分岐通路と、裏向きの部品のみ
を通過させる第２の分岐通路とを備えている表裏選別分
離手段と、前記第１及び第２の分岐通路の下方に配設さ
れ、選別分離された前記部品が自重により通過する過程
において互いに同一方向に向くように姿勢が変えられる
姿勢変更手段と、前記姿勢変更手段の下方に配設され、
前記姿勢変更手段により同一方向の姿勢に変えられた前
記部品が自重により通過する２つの通路と、該両通路が
合流して連通する排出通路と、前記２つの通路を交互に
開閉する装置とを備えている合流排出手段とにより構成
されている。
【０００６】
【作用】前記表裏選別分離手段の導入通路に表裏の区別
なしに供給された部品は、自重により落下して行く過程
において、表向きの部品は前記第１の分岐通路を通過
し、裏向きの部品は前記第２の分岐通路を通過して選別
分離される。このように選別して分離された部品はそれ
ぞれ、次の姿勢変更装置に導入されて、互いに同一方向
に向くように姿勢が変えられる。さらに、同一方向に向
くように姿勢が変えられた部品はそれぞれ、前記合流排
出手段の２つの通路に導入され、自重により落下する途
中で、前記開閉装置の開閉動作により、前記通路の一方
が閉じられて部品の落下が停止している間に他方の通路
を通じて落下する部品が前記排出通路に流入し、前記２
つの通路を通じて自重により落下する部品が交互に前記
排出通路に合流して排出される。
なしに供給された部品は、自重により落下して行く過程
において、表向きの部品は前記第１の分岐通路を通過
し、裏向きの部品は前記第２の分岐通路を通過して選別
分離される。このように選別して分離された部品はそれ
ぞれ、次の姿勢変更装置に導入されて、互いに同一方向
に向くように姿勢が変えられる。さらに、同一方向に向
くように姿勢が変えられた部品はそれぞれ、前記合流排
出手段の２つの通路に導入され、自重により落下する途
中で、前記開閉装置の開閉動作により、前記通路の一方
が閉じられて部品の落下が停止している間に他方の通路
を通じて落下する部品が前記排出通路に流入し、前記２
つの通路を通じて自重により落下する部品が交互に前記
排出通路に合流して排出される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【０００８】図１は、裏側（座面側）に打抜き用パイロ
ット部２が突設したピアスナット１を図示しない自動打
込み装置に給送する整送装置１０として本発明を実施し
た例を示しており、ピアスナット１は、図示しない回転
ホッパーフィーダなどの部品供給装置により表裏の区別
なしにシュート３を通じて連続的に供給される。
ット部２が突設したピアスナット１を図示しない自動打
込み装置に給送する整送装置１０として本発明を実施し
た例を示しており、ピアスナット１は、図示しない回転
ホッパーフィーダなどの部品供給装置により表裏の区別
なしにシュート３を通じて連続的に供給される。
【０００９】整送装置１０は、表裏選別分離装置１１
と、姿勢変更装置１２と、合流排出装置１３とを上から
この順序でほぼ垂直方向に配置して構成されている。
と、姿勢変更装置１２と、合流排出装置１３とを上から
この順序でほぼ垂直方向に配置して構成されている。
【００１０】表裏選別分離装置１１は、本体プレート１
５に、シュート３を通じて連続的に供給されるピアスナ
ット１が自重により落下する導入通路１６と、該導入通
路１６に二股状に分岐して連続し、その横断面形状によ
って区別された、表向きのピアスナット１Ａのみを通過
させる第１の分岐通路１７と、裏向きのピアスナット１
Ｂのみを通過させる第２の分岐通路１８とを形成する凹
溝が設けられており、該本体プレート１５の前面に、図
２に示すような２枚の蓋板１９，２０を重ね合わせて各
通路１６〜１８が形成される（図４参照）。各通路１６
〜１８を画定する凹溝は円弧状の湾曲溝を連らねて形成
されていて、各通路１６〜１８内をピアスナット１がス
ムーズに通過できるようになっている。導入通路１６か
ら第１の分岐通路１７にはピアスナット１のパイロット
部２を通過させるための案内溝２１が全長に亘って設け
られている。該案内溝２１を画定する両側の段部２２，
２２のうち一方の段部２２は導入通路１６の入口１６ａ
近傍において欠除され、図３に良く示されているよう
に、入口１６ａに向かってゆるく傾斜して延び、案内溝
２１の底面に収斂している傾斜面２３が設けられてい
る。このような構造とすることにより、シュート３を通
じて表裏の区別なしに供給されるピアスナット１が入口
１６ａから導入通路１６にきわめて円滑に導入される。
５に、シュート３を通じて連続的に供給されるピアスナ
ット１が自重により落下する導入通路１６と、該導入通
路１６に二股状に分岐して連続し、その横断面形状によ
って区別された、表向きのピアスナット１Ａのみを通過
させる第１の分岐通路１７と、裏向きのピアスナット１
Ｂのみを通過させる第２の分岐通路１８とを形成する凹
溝が設けられており、該本体プレート１５の前面に、図
２に示すような２枚の蓋板１９，２０を重ね合わせて各
通路１６〜１８が形成される（図４参照）。各通路１６
〜１８を画定する凹溝は円弧状の湾曲溝を連らねて形成
されていて、各通路１６〜１８内をピアスナット１がス
ムーズに通過できるようになっている。導入通路１６か
ら第１の分岐通路１７にはピアスナット１のパイロット
部２を通過させるための案内溝２１が全長に亘って設け
られている。該案内溝２１を画定する両側の段部２２，
２２のうち一方の段部２２は導入通路１６の入口１６ａ
近傍において欠除され、図３に良く示されているよう
に、入口１６ａに向かってゆるく傾斜して延び、案内溝
２１の底面に収斂している傾斜面２３が設けられてい
る。このような構造とすることにより、シュート３を通
じて表裏の区別なしに供給されるピアスナット１が入口
１６ａから導入通路１６にきわめて円滑に導入される。
【００１１】一方、蓋板１９には、導入通路１６に対向
する壁面部分を凹欠して形成した案内壁２４が設けら
れ、該案内壁２４は、導入通路１６に供給された裏向き
のピアスナット１Ｂが両段部２２，２２に載って落下移
動する際、そのパイロット部２が通過する案内溝を形成
している（図４（ａ）参照）。また、蓋板２０には、第
２の分岐通路１８に対向する壁面部分に裏向きのピアス
ナット１Ｂのパイロット部２を通過させるための案内溝
２５が設けられている。なお、２６，２７は確認窓で、
それぞれ分岐通路１７，１８を通過するピアスナット１
Ａ，１Ｂを確認するために設けられている。
する壁面部分を凹欠して形成した案内壁２４が設けら
れ、該案内壁２４は、導入通路１６に供給された裏向き
のピアスナット１Ｂが両段部２２，２２に載って落下移
動する際、そのパイロット部２が通過する案内溝を形成
している（図４（ａ）参照）。また、蓋板２０には、第
２の分岐通路１８に対向する壁面部分に裏向きのピアス
ナット１Ｂのパイロット部２を通過させるための案内溝
２５が設けられている。なお、２６，２７は確認窓で、
それぞれ分岐通路１７，１８を通過するピアスナット１
Ａ，１Ｂを確認するために設けられている。
【００１２】姿勢変更装置１２は、２つの円筒体３１，
３２を含んでいる。両円筒体３１，３２は取付板３０に
保持固定して表裏選別分離装置１１の下方に配設され、
一方の円筒体３１が第１の分岐通路１７の下端開口に連
通し、他方の円筒体３２が第２の分岐通路１８の下端開
口に連通している。そして、円筒体３１の内壁面には軸
線に対し傾斜して延びる一対の案内突条３３，３３が直
径方向に相対向して対称に設けられ、また、円筒体３２
の内壁面にも同様の案内突条３４，３４が設けられてい
る。
３２を含んでいる。両円筒体３１，３２は取付板３０に
保持固定して表裏選別分離装置１１の下方に配設され、
一方の円筒体３１が第１の分岐通路１７の下端開口に連
通し、他方の円筒体３２が第２の分岐通路１８の下端開
口に連通している。そして、円筒体３１の内壁面には軸
線に対し傾斜して延びる一対の案内突条３３，３３が直
径方向に相対向して対称に設けられ、また、円筒体３２
の内壁面にも同様の案内突条３４，３４が設けられてい
る。
【００１３】図示の例においては、案内突条３３，３４
は金属線材を曲げ加工して形成されており、該案内突条
３３，３４を両円筒体３１，３２の内壁面に沿って配設
するために、図５ないし図７に示すように、両円筒体３
１，３２の上端部に直径方向に相対向する一対の係合溝
３５，３５が設けられると共に、下端部には係合溝３
５，３５に対して位相を９０度ずらせた位置に直径方向
に相対向する一対の係合孔３６，３６が設けられてい
る。
は金属線材を曲げ加工して形成されており、該案内突条
３３，３４を両円筒体３１，３２の内壁面に沿って配設
するために、図５ないし図７に示すように、両円筒体３
１，３２の上端部に直径方向に相対向する一対の係合溝
３５，３５が設けられると共に、下端部には係合溝３
５，３５に対して位相を９０度ずらせた位置に直径方向
に相対向する一対の係合孔３６，３６が設けられてい
る。
【００１４】案内突条３３は、図５及び図６に示すよう
に、上端屈曲部３３ａを係合溝３５に係合すると共に、
下端屈曲部３３ｂを係合孔３６に挿着することにより、
円筒体３１の内壁面に沿って軸線に対し上端から下端に
向けて左方向へ傾斜して延びるように配設される。この
ように配設された相対向する案内突条３３，３３によっ
て、第１の分岐通路１７を通過して落下する表向きのピ
アスナット１Ａは、円筒体３１内を通過する間に、図５
に示すように、矢印Ｅの方向へ９０度回転変位し、仮想
線で示すようにパイロット部２が図５の左方向に向いた
姿勢に変更せしめられる。
に、上端屈曲部３３ａを係合溝３５に係合すると共に、
下端屈曲部３３ｂを係合孔３６に挿着することにより、
円筒体３１の内壁面に沿って軸線に対し上端から下端に
向けて左方向へ傾斜して延びるように配設される。この
ように配設された相対向する案内突条３３，３３によっ
て、第１の分岐通路１７を通過して落下する表向きのピ
アスナット１Ａは、円筒体３１内を通過する間に、図５
に示すように、矢印Ｅの方向へ９０度回転変位し、仮想
線で示すようにパイロット部２が図５の左方向に向いた
姿勢に変更せしめられる。
【００１５】一方、案内突条３４は、図５及び図７に示
すように、上端屈曲部３４ａを係合溝３５に係合すると
共に、下端屈曲部３４ｂを係合孔３６に挿通することは
案内突条３３と同様であるが、円筒体３２の内壁面に沿
って軸線に対し上端から下端に向けて右方向へ傾斜して
延びるように配設される点が異なっている。このように
配設された相対向する案内突条３４，３４によって、第
２の分岐通路１８を通過して落下する裏向きのピアスナ
ット１Ｂは、円筒体３２内を通過する間に、図５に示す
ように矢印Ｆの方向へ９０度変位し、仮想線で示すよう
にパイロット部２が図５の左方向に向いた姿勢に変更せ
しめられる。その結果、第１の分岐通路１７を通過して
落下する表向きのピアスナット１Ａと第２の分岐通路１
８を通過して落下する裏向きのピアスナット１Ｂは互い
に同一方向に向いた姿勢で両円筒体３１，３２から排出
されることになる。
すように、上端屈曲部３４ａを係合溝３５に係合すると
共に、下端屈曲部３４ｂを係合孔３６に挿通することは
案内突条３３と同様であるが、円筒体３２の内壁面に沿
って軸線に対し上端から下端に向けて右方向へ傾斜して
延びるように配設される点が異なっている。このように
配設された相対向する案内突条３４，３４によって、第
２の分岐通路１８を通過して落下する裏向きのピアスナ
ット１Ｂは、円筒体３２内を通過する間に、図５に示す
ように矢印Ｆの方向へ９０度変位し、仮想線で示すよう
にパイロット部２が図５の左方向に向いた姿勢に変更せ
しめられる。その結果、第１の分岐通路１７を通過して
落下する表向きのピアスナット１Ａと第２の分岐通路１
８を通過して落下する裏向きのピアスナット１Ｂは互い
に同一方向に向いた姿勢で両円筒体３１，３２から排出
されることになる。
【００１６】合流排出装置１３は、円筒体３１を通過し
て落下するピアスナット１が自重により通過する第１通
路４１と、円筒体３２を通過して落下するピアスナット
１が自重により通過する第２通路４２の２つの通路を備
えている。両通路４１，４２は本体プレート４０にＶ字
状に設けられ、その合流点においてほぼ垂直下方に延び
る排出通路４３に連通している。本体プレート４０の前
面は、図８に示すように蓋板４４で覆われている。ま
た、排出通路４３の下端開口は、図示しない自動打込み
装置にピアスナット１を給送する可撓性のシュートホー
ス４がクランプ５を介して接続されている。
て落下するピアスナット１が自重により通過する第１通
路４１と、円筒体３２を通過して落下するピアスナット
１が自重により通過する第２通路４２の２つの通路を備
えている。両通路４１，４２は本体プレート４０にＶ字
状に設けられ、その合流点においてほぼ垂直下方に延び
る排出通路４３に連通している。本体プレート４０の前
面は、図８に示すように蓋板４４で覆われている。ま
た、排出通路４３の下端開口は、図示しない自動打込み
装置にピアスナット１を給送する可撓性のシュートホー
ス４がクランプ５を介して接続されている。
【００１７】第１通路４１と第２通路４２を交互に開閉
するストッパピン４５，４６が本体プレート４０に相対
向して取り付けられている。両ストッパピン４５，４６
は中間部分に鍔部４７を有し、本体プレート４０の両側
面から両通路４１，４２まで貫通する段付きの取付孔４
８，４９に摺動自在に挿通され、かつ、取付孔４８，４
９に嵌挿した押しばね５０により鍔部４７が取付孔４８
又は４９の肩部５１に当接するよう付勢されている。こ
の付勢状態において、ピン先端部４５ａ又は４６ａが第
１通路４１又は第２通路４２に突出し、第１通路４１又
は第２通路４２を自重により落下して通過するピアスナ
ット１が停止せしめられるようになっている。
するストッパピン４５，４６が本体プレート４０に相対
向して取り付けられている。両ストッパピン４５，４６
は中間部分に鍔部４７を有し、本体プレート４０の両側
面から両通路４１，４２まで貫通する段付きの取付孔４
８，４９に摺動自在に挿通され、かつ、取付孔４８，４
９に嵌挿した押しばね５０により鍔部４７が取付孔４８
又は４９の肩部５１に当接するよう付勢されている。こ
の付勢状態において、ピン先端部４５ａ又は４６ａが第
１通路４１又は第２通路４２に突出し、第１通路４１又
は第２通路４２を自重により落下して通過するピアスナ
ット１が停止せしめられるようになっている。
【００１８】ストッパピン４５，４６の本体プレート４
０から突出する部分には、それぞれ作動アーム５２，５
３が摺動自在に嵌合している。作動アーム５２，５３は
それぞれ、ストッパピン４５，４６の外端部に嵌着した
止めナット５４に当接して係止されるようになってお
り、かつ、押しばね５０のばね受けを兼ねている。一
方、図８に示すように、本体プレート４０にはストッパ
ピン４５，４６と平行で、かつ摺動自在の連結杆５５が
横方向に貫通して設けられていて、該連結杆５５の両端
に作動アーム５２，５３が固定ボルト５６により固定さ
れている。すなわち、両作動アーム５２，５３は連結杆
５５を介して連結されている。さらに、一方の作動アー
ム５３は、本体プレート４０の後面側に固装したエアシ
リンダ５７のピストンロッド５８に連結されており、エ
アシリンダ５７により作動アーム５３及び連結杆５５を
介して作動アーム５２を往復運動させると、これに連動
してストッパピン４５，４６が交互に第１通路４１、第
２通路４２に対し突出後退するようになっている。な
お、作動アーム５２，５３はストッパピン４５，４６を
後退移動させるときのみ作用し、ストッパピン４５，４
６の突出移動は押しばね５０による付勢作用に依存して
いる。したがって、図８に示す状態から、作動アーム５
２が後退側へ移動を開始しても止めナット５４に当接す
るまでは、押しばね５０の付勢によりストッパピン４５
は、ピン先端部４５ａが第１通路４１に突出してピアス
ナット１の落下を停止させる図示の状態を維持してい
る。一方、作動アーム５２と連動する作動アーム５３が
突出側（図８の右方向）へ移動を開始すると同時に、押
しばね５０の作用でストッパピン４６のピン先端部４６
ａが第２通路４２内に突出し、該第２通路４２内を自重
により落下するピアスナット１を停止させる。しかるの
ち、作動アーム５２が止めナット５４に当接し、ストッ
パピン４５を押しばね５０に抗して後退移動させる。す
なわち、ストッパピン４５，４６による第１通路４１及
び第２通路４２の開閉動作には一定のタイムラグがあ
り、一方の通路が閉じられ、該通路内を通過中のピアス
ナット１が完全に排出通路４３に排出されたのち、他方
の通路が開くので、両通路４１，４２内を通過するピア
スナット１が排出通路４３に連通する合流点で衝突して
デッドロックを生じることはない。
０から突出する部分には、それぞれ作動アーム５２，５
３が摺動自在に嵌合している。作動アーム５２，５３は
それぞれ、ストッパピン４５，４６の外端部に嵌着した
止めナット５４に当接して係止されるようになってお
り、かつ、押しばね５０のばね受けを兼ねている。一
方、図８に示すように、本体プレート４０にはストッパ
ピン４５，４６と平行で、かつ摺動自在の連結杆５５が
横方向に貫通して設けられていて、該連結杆５５の両端
に作動アーム５２，５３が固定ボルト５６により固定さ
れている。すなわち、両作動アーム５２，５３は連結杆
５５を介して連結されている。さらに、一方の作動アー
ム５３は、本体プレート４０の後面側に固装したエアシ
リンダ５７のピストンロッド５８に連結されており、エ
アシリンダ５７により作動アーム５３及び連結杆５５を
介して作動アーム５２を往復運動させると、これに連動
してストッパピン４５，４６が交互に第１通路４１、第
２通路４２に対し突出後退するようになっている。な
お、作動アーム５２，５３はストッパピン４５，４６を
後退移動させるときのみ作用し、ストッパピン４５，４
６の突出移動は押しばね５０による付勢作用に依存して
いる。したがって、図８に示す状態から、作動アーム５
２が後退側へ移動を開始しても止めナット５４に当接す
るまでは、押しばね５０の付勢によりストッパピン４５
は、ピン先端部４５ａが第１通路４１に突出してピアス
ナット１の落下を停止させる図示の状態を維持してい
る。一方、作動アーム５２と連動する作動アーム５３が
突出側（図８の右方向）へ移動を開始すると同時に、押
しばね５０の作用でストッパピン４６のピン先端部４６
ａが第２通路４２内に突出し、該第２通路４２内を自重
により落下するピアスナット１を停止させる。しかるの
ち、作動アーム５２が止めナット５４に当接し、ストッ
パピン４５を押しばね５０に抗して後退移動させる。す
なわち、ストッパピン４５，４６による第１通路４１及
び第２通路４２の開閉動作には一定のタイムラグがあ
り、一方の通路が閉じられ、該通路内を通過中のピアス
ナット１が完全に排出通路４３に排出されたのち、他方
の通路が開くので、両通路４１，４２内を通過するピア
スナット１が排出通路４３に連通する合流点で衝突して
デッドロックを生じることはない。
【００１９】上記構成において、表裏の区別なしにシュ
ート３を通じて連続的に供給されるピアスナット１は、
表裏選別分離装置１１の導入通路１６を自重により落下
して行く過程において、表向きのピアスナット１Ａは、
そのパイロット部２が案内溝２１に係合して誘導され第
１の分岐通路１７を通過し、一方、裏向きのピアスナッ
ト１Ｂは、導入通路１６では両段部２２，２２に載って
落下移動し、そのパイロット部２が案内溝２５に係合し
て誘導され第２の分岐通路１８を通過する。このように
表向きと裏向きに選別して分離されたピアスナット１Ａ
と１Ｂはそれぞれ、姿勢変更装置１２の円筒体３１と円
筒体３２に導入され、両円筒体３１，３２を通過する間
に、前述したように案内突条３３，３３及び案内突条３
４，３４に誘導されて、図５に仮想線で示すように、パ
イロット部２が図５の左方向に向いた同一姿勢に変更せ
しめられる。このように、同一方向に姿勢が変えられた
ピアスナット１はそれぞれ、合流排出装置１３の２つの
通路４１，４２に導入され、自重により落下して通過す
るが、前述したように、２つの通路４１，４２はストッ
パピン４５，４６によって交互に開閉されているので、
一方の通路が閉じられている間に他方の通路を通過する
ピアスナット１が排出通路４３に流入し、両通路４１，
４２を通じて自重により落下するピアスナット１が交互
に排出通路４３に合流して排出される。
ート３を通じて連続的に供給されるピアスナット１は、
表裏選別分離装置１１の導入通路１６を自重により落下
して行く過程において、表向きのピアスナット１Ａは、
そのパイロット部２が案内溝２１に係合して誘導され第
１の分岐通路１７を通過し、一方、裏向きのピアスナッ
ト１Ｂは、導入通路１６では両段部２２，２２に載って
落下移動し、そのパイロット部２が案内溝２５に係合し
て誘導され第２の分岐通路１８を通過する。このように
表向きと裏向きに選別して分離されたピアスナット１Ａ
と１Ｂはそれぞれ、姿勢変更装置１２の円筒体３１と円
筒体３２に導入され、両円筒体３１，３２を通過する間
に、前述したように案内突条３３，３３及び案内突条３
４，３４に誘導されて、図５に仮想線で示すように、パ
イロット部２が図５の左方向に向いた同一姿勢に変更せ
しめられる。このように、同一方向に姿勢が変えられた
ピアスナット１はそれぞれ、合流排出装置１３の２つの
通路４１，４２に導入され、自重により落下して通過す
るが、前述したように、２つの通路４１，４２はストッ
パピン４５，４６によって交互に開閉されているので、
一方の通路が閉じられている間に他方の通路を通過する
ピアスナット１が排出通路４３に流入し、両通路４１，
４２を通じて自重により落下するピアスナット１が交互
に排出通路４３に合流して排出される。
【００２０】上記の実施例では、ピアスナット１の整送
装置について説明したが、該整送装置は溶接ナットを自
動溶接機に給送するのにも採用できるものである。
装置について説明したが、該整送装置は溶接ナットを自
動溶接機に給送するのにも採用できるものである。
【００２１】また、実施例の姿勢変更装置１２では、表
向きのピアスナット１Ａと裏向きのピアスナット１Ｂが
円筒体３１，３２を通過する過程でそれぞれ反対方向へ
９０度ずつ向きを変更するようにしたが、一方の姿勢は
変更させずに、他方のみ姿勢を１８０度変更させるよう
にしてもよい。
向きのピアスナット１Ａと裏向きのピアスナット１Ｂが
円筒体３１，３２を通過する過程でそれぞれ反対方向へ
９０度ずつ向きを変更するようにしたが、一方の姿勢は
変更させずに、他方のみ姿勢を１８０度変更させるよう
にしてもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表裏の区別なしに連続的に供給される表裏のある部品を
全て同一方向に揃えて高速度で給送できる。したがっ
て、従来の選別機構を備えた整送装置に比べて無駄がな
く、部品供給装置の給送能力を１００％の確率で活用す
ることが可能ある。
表裏の区別なしに連続的に供給される表裏のある部品を
全て同一方向に揃えて高速度で給送できる。したがっ
て、従来の選別機構を備えた整送装置に比べて無駄がな
く、部品供給装置の給送能力を１００％の確率で活用す
ることが可能ある。
【００２３】また、整送するのに部品の自重による落下
のみを利用しているので、装置が簡単で、故障も少な
く、信頼性の高い高速整送装置を提供することができ
る。
のみを利用しているので、装置が簡単で、故障も少な
く、信頼性の高い高速整送装置を提供することができ
る。
【図１】本発明に係る部品の高速整送装置の要部縦断正
面図である。
面図である。
【図２】同表裏選別分離装置の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】図１の３−３線に沿う矢視拡大図である。
【図４】（ａ）は図１のａ−ａ線に沿う矢視図、（ｂ）
は図１のｂ−ｂ線に沿う断面図、（ｃ）は図１のｃ−ｃ
線に沿う断面図である。
は図１のｂ−ｂ線に沿う断面図、（ｃ）は図１のｃ−ｃ
線に沿う断面図である。
【図５】同姿勢変更装置の平面図である。
【図６】図５の６−６線に沿う断面図である。
【図７】図５の７−７線に沿う断面図である。
【図８】同合流排出装置の通路開閉装置を示す要部横断
平面図である。
平面図である。
１ ピアスナット １Ａ 表向きのピアスナット １Ｂ 裏向きのピアスナット ２ パイロット部 ３ シュート １０ 整送装置 １１ 表裏選別分離装置 １２ 姿勢変更装置 １３ 合流排出装置 １６ 導入通路 １７ 第１の分岐通路 １８ 第２の分岐通路 ２１，２５ パイロット部の案内溝 ３１，３２ 円筒体 ３３，３４ 案内突条 ４１ 第１通路 ４２ 第２通路 ４３ 排出通路 ４５，４６ ストッパピン ５０ 押しばね
Claims (4)
- 【請求項１】 シュートを通じて連続的に供給される表
裏のある部品が自重により落下する導入通路と、該導入
通路に二股状に分岐して連続し、その横断面形状によっ
て区別された、表向きの部品のみを通過させる第１の分
岐通路と、裏向きの部品のみを通過させる第２の分岐通
路とを備えている表裏選別分離手段と、 前記第１及び第２の分岐通路の下方に配設され、選別分
離された前記部品が自重により通過する過程において互
いに同一方向に向くように姿勢が変えられる姿勢変更手
段と、 前記姿勢変更手段の下方に配設され、前記姿勢変更手段
により同一方向の姿勢に変えられた前記部品が自重によ
り通過する２つの通路と、該両通路が合流して連通する
排出通路と、前記２つの通路を交互に開閉する装置とを
備えている合流排出手段とにより構成されている部品の
高速整送装置。 - 【請求項２】 前記表裏選別分離手段の前記導入通路と
前記両分岐通路が、本体プレートに設けられた連続する
円弧状の湾曲溝と、該湾曲溝を覆う蓋板とにより形成さ
れている請求項１記載の部品の高速整送装置。 - 【請求項３】 前記姿勢変更手段が、２つの筒状体の内
壁面に、軸線に対し傾斜して延びる一対の案内突条を直
径方向に相対向して配設した構造を有し、前記部品が前
記２つの筒状体を通過する過程で前記案内突条により互
いに反対方向へ約９０度だけ回転変位せしめられて、互
いに同一方向に向くように構成されている請求項１又は
２記載の部品の高速整送装置。 - 【請求項４】 前記合流排出手段における前記開閉装置
が、前記２つの通路に対して交互に突出後退する一対の
ストッパピンである請求項１，２又は３記載の部品の高
速整送装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13495394A JPH07315554A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 部品の高速整送装置 |
| EP19950303418 EP0684194B1 (en) | 1994-05-24 | 1995-05-23 | High-speed positioning parts feeder |
| DE1995603969 DE69503969T2 (de) | 1994-05-24 | 1995-05-23 | Hochgeschwindigkeits-Zufuhrvorrichtung zum Positionieren von Gegenständen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13495394A JPH07315554A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 部品の高速整送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315554A true JPH07315554A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15140436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13495394A Pending JPH07315554A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 部品の高速整送装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0684194B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07315554A (ja) |
| DE (1) | DE69503969T2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19840448A1 (de) * | 1998-09-04 | 2000-03-16 | Crown Simplimatic Maschinentec | Vereinzelungsvorrichtung mit Trennrollen und bewegbarem Anschlagelement |
| CN101885389A (zh) * | 2010-07-29 | 2010-11-17 | 天津市津维电子仪表有限公司 | 半导体光电器件装盒器件位置朝向纠错装置 |
| JP2019093364A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 選別装置 |
| WO2019198643A1 (ja) | 2018-04-11 | 2019-10-17 | セキ工業株式会社 | 部品整送装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JPH09118421A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-06 | Shinjiyou Seisakusho:Kk | 部品の整送装置 |
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| BR112013010457B1 (pt) * | 2010-10-28 | 2021-02-09 | Ykk Corporation | aparelho de alimentação de botão e processo de alimentação de botão |
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| GB201405341D0 (en) | 2014-03-25 | 2014-05-07 | British American Tobacco Co | Feed unit |
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1995
- 1995-05-23 EP EP19950303418 patent/EP0684194B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-23 DE DE1995603969 patent/DE69503969T2/de not_active Expired - Fee Related
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| US11117753B2 (en) | 2018-04-11 | 2021-09-14 | Seki Kogyo Co., Ltd. | Part alignment and transport device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69503969T2 (de) | 1998-12-10 |
| EP0684194B1 (en) | 1998-08-12 |
| DE69503969D1 (de) | 1998-09-17 |
| EP0684194A1 (en) | 1995-11-29 |
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