JPH07315105A - カップホルダ - Google Patents

カップホルダ

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JPH07315105A
JPH07315105A JP27271894A JP27271894A JPH07315105A JP H07315105 A JPH07315105 A JP H07315105A JP 27271894 A JP27271894 A JP 27271894A JP 27271894 A JP27271894 A JP 27271894A JP H07315105 A JPH07315105 A JP H07315105A
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lid
pin
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housing
cam
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JP27271894A
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Hiromichi Nakayama
博道 中山
Koji Watanabe
康二 渡辺
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作用の把手を不要とし、収納状態で車室内
の内壁と調和するカップホルダを得る。 【構成】 蓋18がハウジング12の開口を遮蔽してい
る状態で、カップ支持板48はハウジング12内に収納
され、ピン104が長孔106の下端部に配設されたカ
ム114に係止される。蓋18を押すと、カム114が
ピン104の係止状態を解除し、ねじりコイルばね10
8の付勢力によって、ピン104が長孔106の上端に
向かって上昇する。これによって、カップ支持板48が
外側へ押し出され蓋18が開放する。このとき、ピン1
04が長孔106の上端に当たって、カップ支持板は水
平状態でロックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の室内等に取りつ
けられ、飲物容器等を一時的に安定して保持するための
カップホルダに関する。
【0002】
【従来技術】自動車の室内には清涼飲料水の容器等を一
時的に保持しておくためのカップホルダが設けられるも
のが多い。このカップホルダは車室内へ固定的に設けた
り、車室内で折畳むものもあるが、自動車の車体内へ収
納しておき、必要に応じて取り出せる構造とするのが便
利である。
【0003】しかし従来のカップホルダはカバーを室内
側へ引き出してカップ支持部を露出させるようになって
いるため、カバーに把手が必要である。このため収納状
態においてもカバーが他の車室内壁と凹凸が生じたり、
調和したデザインにすることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、操作用の把手を不要とし、収納状態では室内の内
壁と調和したデザインが可能となるカップホルダを得る
ことが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るカップホ
ルダは、車体に埋め込まれ車室側が開口するハウジング
と、前記ハウジングの下端へ基端が軸支され前記開口を
開閉する蓋と、一端が前記蓋の自由端側に軸支され中央
に孔が突設されたカップ支持板と、前記ハウジングの側
壁へ上下方向に渡って形成された長孔と、前記カップ支
持板の他端に形成され前記蓋の開閉動作によって前記長
孔を摺動するピンと、前記カップ支持板と前記蓋との軸
支部に設けられ前記ピンを前記長孔の上終端側に付勢す
る付勢手段と、前記長孔の下終端側に配設され前記蓋の
開閉動作による前記ピンの押圧によってピンを係止ある
いは係止状態を解除するカム手段と、を有することを特
徴としている。
【0006】
【作用】本発明では、蓋がハウジングの開口を遮蔽して
いる状態で、カップ支持板がハウジング内へ収納され、
カップ支持板の他端に形成されたピンが長孔の下端部に
配設されたカム手段に係止されている。
【0007】ここで、蓋を押圧すると、ピンがカム手段
を押圧してピンの係止状態が解除される。次に、押圧状
態を解除すると、付勢手段の付勢力によって、ピンが長
孔の上終端に向かって上昇する。これによって、カップ
支持板がハウジングの外側へ押し出され蓋が開放する。
【0008】ピンが長孔の上終端に当たり係止される
と、カップ支持板が水平状態となり、ロックされる。こ
こで、カップ支持板の孔へコップを挿入すると、コップ
の底面が蓋に当たり、蓋を開放させる方向の力を付与す
るため、蓋が不用意に閉じることがなく、カップ支持板
の水平状態も維持される。
【0009】
【実施例】図1には本発明の実施例に係るカップホルダ
10が示されている。このカップホルダ10はハウジン
グ12の取りつけ部、例えば自動車車体(図示せず)の
室内側から埋め込まれている。
【0010】このハウジング12は室内側に面して開放
されて箱状となっており、両側から突出するブラケツト
(図示せず)が車体へ図示しないビス等によって固定さ
れている。
【0011】図1及び図5に示されるように、この実施
例では蓋18の一端がピン100でハウジング12の下
端部へ軸支されている。この蓋18の上端部付近にはカ
ップ保持板48の一端がピン102で軸支されている。
このカップ保持板48の他の一端部に形成されるピン1
04は側壁12A,12Bに形成される長孔106内へ
挿入し先端が突出されている。
【0012】ピン102にはねじりコイルばね108が
取りつけられ、ピン104が長孔106に沿って上昇す
る方向に付勢され、これによって蓋18及びカップ保持
板48が図2に示される収納状態から図1に示される取
出状態まで回転し、カップ保持板48が水平となるよう
に各部の形状及び配置が決定されている。蓋18の裏面
にはカップ30を載置するための受け突起110が形成
されている。またカップ保持板48にはカップ30を収
容するための丸孔112が設けられている。使用するカ
ップ30のサイズによってはカップ30の底面が受け突
起110へ当らないので、丸孔112によってカップ3
0の外周を支持するようになる。
【0013】ピン104の先端部は長孔106の下端部
付近に配置される保持手段としてのカム114と対応し
ている。このカム114はビス115及び段付スリーブ
116を介してハウジング側壁12Aへ軸支されてい
る。すなわちカム114の軸支孔114Aへは段付スリ
ーブ116の小径部116Aが挿入され、ビス115を
側壁12Aへ締付けてもカム114が小径部116A回
りに回転できるようになっている。さらに、この小径部
116Aの外周と軸支孔114Aとの間には隙間が形成
され、カム114の先端が側壁12Aから離れる方向
(図4矢印E方向)に回転できるようになっている。
【0014】このカム114は段付スリーブ116の大
径部外周へ取り付けられるねじりコイルばね117によ
って、図3に示される如く側壁12Aのストップピン1
18へ当接するまで付勢力を受けている。この状態では
カム114の先端外周が長孔106の長手軸線と傾斜し
た斜面114Bが形成され、ピン104が長孔106内
を降下すると、このカム114が図3の時計方向に回転
されるようになっている。
【0015】カム114の先端は斜面114Bに連続し
たフック114Cとされ、このフック114Cの内側に
形成される凹部114Dはカム114が図3の状態から
若干だけ時計方向に回転して長孔106と整合し、ピン
104の先端を受け入れるようになっている(図2参
照)。
【0016】この凹部114Dに向ってビス115の貫
通部付近からは突起114Eが突出しており、凹部11
4Dと突起114Eの間からフック114Cの反対側へ
凹部114Fが形成されている。この凹部114Fは凹
部114Dへピン104が入り込んだ図2の状態から、
ピン104が長孔106内を若干量だけ降下するとカム
114がねじりコイルばね117の付勢力で図2反時計
方向に回転することによって図3に想像線で示されるよ
うにピン104が入り込むようになっている。
【0017】この凹部114Fの内周からは図4に示す
如くカム114の先端にかけて傾斜溝114Gが形成さ
れ(幅寸法W)、カム114の先端にかけて次第に溝深
さを浅くしている。また図4に示される如く、ピン10
4が凹部114F内へ入ると、ピン104の先端は傾斜
溝114Gの最深部よりも側壁12A寄りに位置し、ピ
ン104がねじりコイルばね108の付勢力で長孔10
6内を上昇すると傾斜溝114Gへ乗り上げ、カム11
4を図4矢印E方向に回転させ、ピン104がそのまま
上昇される配置となっている。
【0018】このようにピン104は図3の状態で長孔
106内を降下すると斜面114Bと当ってカム114
を一時的に時計方向へ回転させ、降下力の解除により上
昇して凹部114Dへ係合し、降下状態が保持され、再
度の降下によって凹部114F内へと入り傾斜溝114
Gによってカム114を矢印E方向に回転させながら係
合が解除されて上昇するようになっている。
【0019】なお蓋18にはピン100を中心にしてラ
ツク122が形成されており、ダンパ124のピニオン
126とかみ合っている。このダンパ124は側壁12
Aへ取りつけられ、ピニオン126がケース128ヘ軸
支されており、ピニオン126が回転時に抵抗力を受け
るようにケース128内にオイルが封入されている。
【0020】次に、本実施例に係るカップホルダの作用
を説明する。図2は蓋18の閉止状態を示しており、蓋
18はその室内側表面が車体の室内側表面と同一面を形
成し、調和した室内壁を形成している。
【0021】この状態では蓋18のピン104はカム1
14の凹部114Dに係合され、長孔106の下終端に
固定された状態が維持されている。このため蓋18が不
用意に開放されることはない。
【0022】蓋18を開放する場合には、蓋18を若干
量だけ押込めばよい。これによってカップ保持板48の
ピン104は一旦降下力を得て凹部114Fに入り、こ
こで、蓋18の押し込みを解除すれば、ピン104はね
じりコイルばね108の付勢力で長孔106内を上昇し
ようとする。このとき、ピン104の先端は傾斜溝11
4Gに乗り上げてカム114を図4に示す矢印E方向に
回転させるので、カム114によって移動を阻止される
ことなく、ピン104は長孔の上終端へ向かって上昇す
る。
【0023】これによって蓋18の自由端がカップ保持
板48に押し出され、蓋18が開放する。ここで、ピン
104が長孔106の上終端に当たると上昇が止まり、
カップ保持板48を水平状態とする。
【0024】この状態において、カップ30を丸孔11
2を通じて蓋18に載置すると、カップの重量は蓋18
を開放させる方向、換言すればピン104を長孔106
の上終端へ押圧する方向へ作用するので、蓋18が不用
意に閉じたりしない。
【0025】使用後は、蓋18をハウジング12へ押込
んで再び図2の状態とすればよい。これによってピン1
04はカム114によって保持され、押込状態が維持さ
れる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るカップホ
ルダは、開閉する蓋の押込によって蓋を閉止状態に保持
し、次の押込によって蓋を開放状態とするので操作用の
把手を不要とし収納状態では室内の内壁と調和したデザ
インができる優れた効果を有する。
【0027】また、蓋に載置されたカップの重量を利用
してカップ保持板の水平状態を維持しているので、ハウ
ジング側壁の長孔に係止部を設ける必要がない。このた
め、蓋を閉止する際に、一旦蓋を引き出すような操作を
必要とせず、そのまま蓋を押し込むだけのスムーズな閉
止動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るカップホルダを示す開放状態の斜
視図である。
【図2】実施例に係るカップホルダを示す閉止状態の斜
視図である。
【図3】図1の状態のカムを示す正面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】実施例に係るカップホルダの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 カップホルダ 12 ハウジング 18 蓋 30 カップ 104 ピン 114 カム 114D 凹部 114G 傾斜溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に埋め込まれ車室側が開口するハウ
    ジングと、前記ハウジングの下端へ基端が軸支され前記
    開口を開閉する蓋と、一端が前記蓋の自由端側に軸支さ
    れ中央に孔が突設されたカップ支持板と、前記ハウジン
    グの側壁へ上下方向に渡って形成された長孔と、前記カ
    ップ支持板の他端に形成され前記蓋の開閉動作によって
    前記長孔を摺動するピンと、前記カップ支持板と前記蓋
    との軸支部に設けられ前記ピンを前記長孔の上終端側に
    付勢する付勢手段と、前記長孔の下終端側に配設され前
    記蓋の開閉動作による前記ピンの押圧によってピンを係
    止あるいは係止状態を解除するカム手段と、を有するこ
    とを特徴とするカップホルダ。
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