JPH07313367A - 薬草煎じ器 - Google Patents

薬草煎じ器

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Publication number
JPH07313367A
JPH07313367A JP6108250A JP10825094A JPH07313367A JP H07313367 A JPH07313367 A JP H07313367A JP 6108250 A JP6108250 A JP 6108250A JP 10825094 A JP10825094 A JP 10825094A JP H07313367 A JPH07313367 A JP H07313367A
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JP
Japan
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decoction
container
heater
heat
electric
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Application number
JP6108250A
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English (en)
Inventor
Toru Matsuda
徹 松田
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Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬草と水とを投入すれば、自動的に煎じるこ
とができて、さらに、煎じた煎じ薬を所定の貯溜容器に
保温しておくことができ、高齢者でも簡単に煎じ薬を飲
用することができる薬草煎じ器を提供すること。 【構成】 薬草Gと水Wとの混合液Cを加熱して煎じ薬
Mを作る煎じ部2と、煎じ薬Mを保温して貯溜する保温
部26と、制御装置32と、を備える。煎じ部2は、煎
じ容器8と、混合液Cを加熱するシーズヒータ10と、
煎じ容器8の重量を検知する圧力センサ16と、煎じ薬
Mを保温部26に送給する送給流路18と、ポンプ22
と、を備える。保温部26が、煎じ薬Mを貯溜するサー
バー28と、電気保温ヒータ30と、を備える。制御装
置32は、センサ16からの信号を入力して、煎じ容器
8の重量が所定以下の場合に、ヒータ10の加熱を停止
させてポンプ22の作動・停止を制御し、ヒータ30を
作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬草と水とを投入して
おくことにより、薬草と水との混合液を加熱して、薬草
を煎じることができ、また、煎じた煎じ薬を保温して貯
溜しておくことができる薬草煎じ器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬草を煎じる場合には、急須、土
瓶、ホーロー製やかん等を煎じ容器として、その煎じ容
器内に薬草と適当量の水とを入れ、煎じ容器をガスコン
ロや電気コンロ等の加熱装置によって2〜3時間加熱し
て、容器内の水が1/2〜1/3となるまで、煎じてい
た。
【0003】そして、その後、この煎じ薬を、直ちに飲
用するか、あるいは、ポット等の保温容器に入れ、所望
時、ポットから煎じ薬を注ぎ出して飲用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の煎じ方法では、
煎じた後に直ちに飲用しない場合には、煎じ容器からい
ちいち保温容器に移し変える必要があり、手間がかかっ
ていた。また、その移し変える作業は、煎じ薬が熱いこ
とから、注意が必要となり、高齢者では、負担となって
しまう。
【0005】また、このような煎じ方法の場合には、煎
じ中に、煎じ容器から沸騰した水が吹きこぼれる心配が
あるため、容器内の水が所定量となるまで、監視する必
要があり、手間がかかる面倒な作業となっていた。その
ため、容器内の水が1/2となるまで煎じる必要があっ
ても、途中で止め、それを飲用してしまう場合もあっ
た。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、薬草と水とを投入すれば、自動的に煎じることがで
きて、さらに、煎じた煎じ薬を所定の貯溜容器に保温し
ておくことができ、高齢者でも簡単に煎じ薬を飲用する
ことができる薬草煎じ器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1番目の
薬草煎じ器は、薬草と水との混合液を加熱して煎じ薬を
作る煎じ部と、該煎じ部の近傍に配置されて前記煎じ薬
を保温して貯溜する保温部と、制御装置と、を備えて構
成され、前記煎じ部が、前記薬草と水とを貯溜する煎じ
容器と、前記煎じ容器内の前記混合液を加熱する電気加
熱ヒータと、前記煎じ容器の下方に配置されて前記煎じ
容器の重量を検知する圧力センサと、前記煎じ容器内の
煎じ薬を前記保温部に送給する送給流路と、該送給流路
に配設されるポンプと、を備えて構成され、前記保温部
が、前記送給流路の端部を配置させて前記煎じ薬を貯溜
する貯溜容器と、該貯溜容器を保温する電気保温ヒータ
と、を備えて構成され、前記制御装置が、前記圧力セン
サからの信号を入力して、前記煎じ容器の重量が所定以
下の場合に、前記電気加熱ヒータの加熱を停止させて前
記ポンプの作動・停止を制御するとともに、前記電気保
温ヒータを作動させることを特徴とする。
【0008】本発明に係る第2番目の薬草煎じ器は、第
1番目の圧力センサを無くして、制御装置に内蔵したタ
イマーにより、所定時間、電気加熱ヒータで薬草と水と
を投入した煎じ容器を加熱した後、前記電気加熱ヒータ
の加熱を停止させて前記ポンプの作動・停止を制御する
とともに、前記電気保温ヒータを作動させることを特徴
とするものである。
【0009】さらに、上記第1番目・第2番目の薬草煎
じ器において、前記煎じ容器を、通気孔を有した蓋体付
きの断熱容器内に取出可能に収納させ、前記電気加熱ヒ
ータを、シーズヒータから形成して、前記送給流路の煎
じ部側端部とともに、前記蓋体の閉鎖時に前記煎じ容器
内に挿入可能に、前記蓋体の裏面側に配設させても良
い。
【0010】
【発明の作用・効果】本発明に係る第1番目の薬草煎じ
器では、煎じ容器の7分目程度を限度として、薬草と水
とを煎じ容器内に投入し、電気加熱ヒータをオンさせ
る。
【0011】すると、薬草と水との混合液が加熱され、
薬草の煎じ薬が作られることとなる。この煎じ中には、
混合液が煎じ容器の7分目程度しか注入されていないた
め、煎じ容器からの吹きこぼれが防止される。
【0012】その後、薬草が煎じられて、水が所定量ま
で減少すれば、まず、圧力センサからの検出信号を入力
していた制御装置が、薬草と水とを含んだ煎じ容器の重
量が所定以下となって煎じ終了となったことを検知し
て、電気加熱ヒータの加熱を停止させる。また、制御装
置は、ポンプを作動させて、送給流路を経て煎じ薬を煎
じ容器から保温部の貯溜容器内に送給させるとともに、
電気保温ヒータを作動させて貯溜容器を一定温度に保温
する。そしてさらに、制御装置が、一定時間経過後に、
ポンプの作動を停止させる。
【0013】そして、必要時、貯溜容器から煎じ薬を取
り出せば、所定温度に保温された煎じ薬を簡単に飲用す
ることができる。
【0014】したがって、この薬草煎じ器では、薬草と
水とを投入して、電気加熱ヒータをオンすれば、自動的
に、薬草を煎じることができて、さらに、煎じた煎じ薬
を所定の貯溜容器に保温しておくことができ、高齢者で
も必要時に簡便に煎じ薬を飲用することができる。
【0015】本発明の第2番目の薬草煎じ器では、煎じ
容器の7分目程度を限度として、薬草と水とを煎じ容器
内に投入し、電気加熱ヒータをオンさせる。
【0016】すると、薬草と水との混合液が加熱され、
薬草の煎じ薬が作られることとなる。この煎じ中には、
混合液が煎じ容器の7分目程度しか注入されていないた
め、煎じ容器からの吹きこぼれが防止される。
【0017】その後、薬草が煎じられて、所定時間経過
すれば、制御装置が、電気加熱ヒータの加熱を停止さ
せ、また、ポンプを作動させて、送給流路を経て煎じ薬
を煎じ容器から保温部の貯溜容器内に送給させるととも
に、電気保温ヒータを作動させて貯溜容器を一定温度に
保温する。そしてさらに、制御装置は、一定時間経過後
に、ポンプの作動を停止させる。
【0018】そして、必要時、貯溜容器から煎じ薬を取
り出せば、所定温度に保温された煎じ薬を簡単に飲用す
ることができ、既述の第1番目の薬草煎じ器と同様な効
果を得ることができる。
【0019】さらに、第1・2番目の薬草煎じ器におい
て、煎じ容器が、通気孔を有した蓋体付きの断熱容器内
に取出可能に収納されて、電気加熱ヒータが、シーズヒ
ータから形成されて、送給流路の煎じ部側端部ととも
に、蓋体の閉鎖時に煎じ容器内に挿入可能に、蓋体の裏
面側に配設されている場合には、つぎの作用・効果を奏
する。
【0020】すなわち、断熱容器内に収納された煎じ容
器内に、シーズヒータを直接挿入することができて、シ
ーズヒータにより直接水を加熱することができる。その
ため、煎じ容器が断熱容器内に収納されていることとあ
いまって、熱効率が良好となり、小さな発熱量のシーズ
ヒータの使用でも煎じ薬を作ることができる。
【0021】そして、煎じる時間帯を深夜とするように
して、安価な深夜電力を使用すれば、煎じる時間が5〜
7時間かかっても、ランニングコストを低減することが
できる。
【0022】また、前夜に薬草と水とを煎じ容器内に投
入し、その煎じ容器を断熱容器内に収納してセットして
おけば、翌日には、必要量の煎じ薬を自動的に準備して
おくことができることから、高齢者を含めた煎じ薬の飲
用者にとって大変便利となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】実施例の薬草煎じ器1は、図1に示すよう
に、薬草Gと水Wとの混合液Cを加熱して煎じ薬Mを作
る煎じ部2と、煎じ部2の近傍に配置されて煎じ薬Mを
保温して貯溜する保温部26と、制御装置32と、を備
えて構成されている。
【0025】煎じ部2は、断熱容器3内に配設される煎
じ容器8・電気加熱ヒータ10・圧力センサ16・ポン
プ22・温度センサ24を備えて構成されている。
【0026】断熱容器3は、本体4と、ヒンジ6を介在
させて本体4に連結される蓋体5と、から構成されてい
る。本体4・蓋体5は、内部に配設されるグラスウール
等の保温材4b・5bをステンレス等の外板4a・5a
で覆って構成され、本体4には、煎じ容器8を収納させ
る収納凹部4cが形成されている。蓋体5は、中央に上
下方向に貫通する通気孔5cが形成されるとともに、図
2に示すように、ヒンジ6から離れた端部には、取手5
dが形成されている。
【0027】なお、蓋体5は、煎じ容器8の収納・取り
出しが容易のように、開いた際、ヒンジ6により、18
0°回転するように構成されている。
【0028】煎じ容器8は、図1・3に示すように、有
底円筒形の陶器製の本体8aと、容器8の持ち運びが便
利なように、本体8aの上端に回動可能に軸支される取
手8bと、から構成されている。なお、本体8aの内容
量は、実施例の場合、4リットルとしている。
【0029】電気加熱ヒータ10は、実施例の場合、ふ
っ素樹脂でコーティングされたシーズヒータであり、こ
のシーズヒータ10は、消費電力を300W程度と小出
力のものとしている。そして、シーズヒータ10は、蓋
体5の下面から突設された支持杆5eの先端に配置され
て、リード線11・12を介して接続される制御装置3
2によって制御される。シーズヒータ10に結線された
リード線11は、図1・4〜6に示すように、支持杆5
eを貫通して蓋体5の縁に配置された雄型プラグ13に
接続されている。雄型プラグ13は、断熱容器3の本体
4の縁に配置された雌型プラグ14と接続され、雌型プ
ラグ14は、本体4内を貫通するリード線12により制
御装置32と接続されている。そして、雄型プラグ13
と雌型プラグ14とは、水蒸気の凝縮水が侵入して絶縁
不良とならないように、両者の接合面13a・14a
を、蓋体5が閉じた際の蓋体5と本体4との接合面3a
より上方位置に配置されるように構成されている。
【0030】また、支持杆5eには、煎じ薬Mを保温部
26へ送給するための送給流路18を構成する送給管1
8aが配設されており、送給管18aの先端は、支持杆
18aから突出してフィルタ18bを配設させている。
このフィルタ18bは、メンテナンスが容易なように、
ねじ込み式として、送給管18aに取り付けられてい
る。
【0031】なお、支持杆5eに支持されたシーズヒー
タ10と送給管18aの先端側とは、蓋体5の開閉時、
本体4の収納凹部4c内に収納した煎じ容器8と干渉せ
ず、蓋体5の閉鎖時、煎じ容器8の内部に挿入されるよ
うに配置されている。
【0032】送給流路18は、3本の送給管18a・1
8b・18cで構成され、送給管18aの元部側は、蓋
体5内で逆U字形に反転し、断熱容器3の本体4の縁付
近における蓋体5の下面に開口している。そして、その
開口部位に送給管18cの上端が開口され、送給管18
a・18cの接合部位周縁では、図7に示すように、環
状のパッキン19・20がそれぞれの管18a・18c
の端部に外嵌され、蓋体5を閉めた際に、管18a・1
8cが気密性を有して接合されるように構成されてい
る。送給管18cは、下部を本体4内に埋設させてポン
プ22に連結され、送給管18dは、ポンプ22から下
方へ伸びて、下端を保温部26の上部で下向きに突出さ
せている。ポンプ22は、電動機と電動機の駆動で給水
する小型のうず巻ポンプとからなり、その作動は制御装
置32に制御されるように構成されている。
【0033】断熱容器3の本体4における収納凹部4c
の底面には、圧電素子からなる圧力センサ16が配設さ
れ、この圧力センサ16は、混合液Cを入れた煎じ容器
8の重量を検知して、その検知信号を制御装置32に出
力するものである。
【0034】また、収納凹部4cの側面には、シーズヒ
ータ10による過昇温を防止するための温度センサ24
が配設され、この温度センサ24は、温度信号を制御装
置32に出力し、制御装置32が、所定以上の温度と判
断した場合に、シーズヒータ10の加熱を停止させるこ
ととなる。
【0035】保温部26は、断熱容器3の下方に配置さ
れ、開口部27aを備えた枠体27と、煎じ薬Mを貯溜
する貯溜容器28と、貯溜容器28を保温する電気保温
ヒータ30と、を備えて構成されている。
【0036】枠体27は、貯溜容器28を出し入れする
開口部27aを備え、側面に制御装置32を取り付けて
いる。
【0037】貯溜容器28は、実施例の場合、ガラス製
の本体28aと本体28aに取り付けられた取手28b
とからなるサーバーとしている。
【0038】電気保温ヒータ30は、表面に絶縁材が被
覆されて、通電時に、60℃前後で発熱する抵抗発熱体
から構成されている。
【0039】制御装置32は、図示しない操作盤やタイ
マーを備えたマイクロコンピュータから構成され、圧力
センサ16・温度センサ24からの信号を入力してシー
ズヒータ10・ポンプ22・電気保温ヒータ30の作動
を制御するものである。この制御装置32は、予め、煎
じ容器8内に薬草Gとともに投入する水Wがどれ程減る
ように煎じるかを設定すれば、自動的にシーズヒータ1
0・ポンプ22・電気保温ヒータ30の作動を制御する
ように構成されている。すなわち、制御装置32は、ま
ず、操作盤の始動スイッチを介してシーズヒータ10が
オンされた後、圧力センサ16からの信号を入力して、
当初の検出値を初期値とし、煎じ中は、水Wの減少とな
ることから、測定値と初期値との差が、水Wの減少量と
なり、その差が設定値と等しくなれば、シーズヒータ1
0の加熱停止やポンプ22・電気保温ヒータ30の作動
を制御することとなる。また、ポンプ22の作動は、制
御装置32に内蔵されたタイマーを利用し、煎じ容器8
内の煎じ薬Mを3リットル程度送給できる時間を作動時
間として、時間制御される。
【0040】なお、34は、制御装置32に接続される
電源コードである。
【0041】この薬草煎じ器1の使用時には、煎じ容器
8の7分目程度を限度として、薬草Gと水Wとを煎じ容
器8内に投入し、その煎じ容器8を、蓋体5を180°
開かせた本体4の収納凹部4c内に収納し、蓋体5を閉
める。
【0042】そして、制御装置32の操作盤で、煎じて
減少させる水Wの量を入力して、始動スイッチをオンさ
せる。
【0043】すると、シーズヒータ10に通電されて薬
草Gと水Wとの混合液Cが加熱され、薬草Gの煎じ薬M
が作られることとなる。この煎じ中には、混合液Cが煎
じ容器の7分目程度未満しか注入されていないため、煎
じ容器8から通気孔5cを経て、沸騰した水Wが吹きこ
ぼれることを防止できる。
【0044】その後、薬草Gが煎じられて、水Wが所定
量まで減少すれば、まず、圧力センサ16からの検出信
号を入力していた制御装置32が、薬草Gや水Wを含ん
だ煎じ容器8の重量が所定以下であることを検知して、
シーズヒータ10の加熱を停止させる。また、制御装置
32は、ポンプ22を作動させて、送給流路18を経て
煎じ薬Mを煎じ容器8から保温部26のサーバー28内
に送給させるとともに、電気保温ヒータ30を作動させ
てサーバー28を一定温度に保温する。そしてさらに、
一定時間経過後には、制御装置32が、ポンプ22の作
動を停止させることとなる。
【0045】そして、必要時、サーバー28から煎じ薬
Mを取り出せば、所定温度に保温された煎じ薬Mを簡単
に飲用することができる。
【0046】したがって、この薬草煎じ器1では、薬草
Gと水Wとを煎じ容器8に投入し、その容器8を断熱容
器3内に収納し、制御装置32の始動スイッチを介して
シーズヒータ10をオンさせれば、自動的に、薬草Gを
煎じることができて、さらに、煎じた煎じ薬Mを所定の
サーバー28に保温しておくことができ、高齢者でも必
要時に簡便に煎じ薬Mを飲用することができる。
【0047】さらに、煎じ容器8が陶器製であり、サー
バー28がガラス製であることから、金属製と相違し
て、薬草Gの成分を化学変化させることがなく、また、
容易に洗浄することができ、茶渋等の汚れを容易に落と
すことができる。
【0048】また、実施例の薬草煎じ器1では、煎じ容
器8が、通気孔5cを有した蓋体5付きの断熱容器3内
に取出可能に収納されて、電気加熱ヒータが、シーズヒ
ータ10から形成されて、送給流路18の煎じ部側端部
18aとともに、蓋体5の閉鎖時に煎じ容器8内に挿入
可能に、蓋体5の裏面側に配設されているため、つぎの
作用・効果を奏する。
【0049】すなわち、断熱容器3内に収納された煎じ
容器8内に、シーズヒータ10を直接挿入することがで
きて、シーズヒータ10により直接水Wを加熱すること
ができる。そのため、煎じ容器8が断熱容器3内に収納
されていることとあいまって、熱効率が良好となり、小
さな発熱量のシーズヒータ10の使用でも煎じ薬Mを作
ることができる。
【0050】そして、煎じる時間帯を深夜とするように
して、安価な深夜電力を使用すれば、煎じる時間が5〜
7時間かかっても、ランニングコストを低減することが
できる。
【0051】また、前夜に薬草Gと水Wとを煎じ容器8
内に投入し、その煎じ容器8を断熱容器3内に収納して
セットしておけば、翌日には、必要量の煎じ薬を自動的
に準備しておくことができることから、高齢者を含めた
煎じ薬の飲用者にとって大変便利となる。
【0052】なお、実施例の薬草煎じ器1では、シーズ
ヒータ10の作動を、圧力センサ16を利用した煎じ容
器8の重量変化で制御する場合を示したが、圧力センサ
16を利用することなく、制御装置32に内蔵されてい
るタイマーを利用した時間制御により、制御しても良
い。
【0053】この場合の使用時について説明すれば、煎
じ容器8の7分目程度を限度として、薬草Gと水Wとを
煎じ容器8内に投入し、その煎じ容器8を、断熱容器3
内に収納する。
【0054】そして、制御装置32の操作盤で、煎じる
時間をセットして、始動スイッチをオンさせれば、シー
ズヒータ10に通電されて薬草Gと水Wとの混合液Cが
加熱され、薬草Gの煎じ薬Mが作られることとなる。
【0055】その後、薬草Gが煎じられて、所定時間経
過すれば、制御装置32が、シーズヒータ10の加熱を
停止させ、また、ポンプ22を作動させて、送給流路1
8を経て煎じ薬Mを煎じ容器8から保温部26のサーバ
ー28内に送給させるとともに、電気保温ヒータ30を
作動させてサーバー28を一定温度に保温する。そして
さらに、制御装置32は、一定時間経過後に、ポンプ2
2の作動を停止させる。
【0056】そして、必要時、サーバー28から煎じ薬
Mを取り出せば、所定温度に保温された煎じ薬Mを簡単
に飲用することができ、既述の効果と同様な効果を得る
ことができる。
【0057】なお、シーズヒータ10の加熱を時間制御
する場合には、煎じ容器8が空焚きされても、温度セン
サ24が過昇温を検知し、制御装置32によりヒータ1
0の加熱が停止されるため、安全に薬草Gを煎じること
ができる。
【0058】また、シーズヒータ10の加熱を時間制御
する場合には、煎じ容器8の重量制御に比べ、周囲の気
温や水温によって、水Wを沸騰させる時間、すなわち、
煎じる時間にバラツキが生ずるものの、安価な深夜電力
の供給時に限定して煎じ時間を設定できるため、一層ラ
ンニングコストの低減に寄与できる。
【0059】さらに、実施例では、主に家庭用として使
用できる構成としたが、勿論、業務用に設計変更しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す薬草煎じ器の断面図で
ある。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例に使用する煎じ容器の斜視図である。
【図4】同実施例の部分拡大断面図である。
【図5】同実施例の部分分解側面図であり、図2のV−
V部位に対応する。
【図6】同実施例の部分分解正面図である。
【図7】同実施例の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…薬草煎じ器、 2…煎じ部、 3…断熱容器、 5…蓋体、 5c…通気孔、 8…煎じ容器、 10…(電気加熱ヒータ)シーズヒータ、 16…圧力センサ、 18…送給流路、 22…ポンプ、 26…保温部、 28…サーバー、 30…電気保温ヒータ、 32…制御装置、 G…薬草、 W…水、 C…混合液、 M…煎じ薬。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬草と水との混合液を加熱して煎じ薬を
    作る煎じ部と、該煎じ部の近傍に配置されて前記煎じ薬
    を保温して貯溜する保温部と、制御装置と、を備えて構
    成され、 前記煎じ部が、前記薬草と水とを貯溜する煎じ容器と、
    前記煎じ容器内の前記混合液を加熱する電気加熱ヒータ
    と、前記煎じ容器の下方に配置されて前記煎じ容器の重
    量を検知する圧力センサと、前記煎じ容器内の煎じ薬を
    前記保温部に送給する送給流路と、該送給流路に配設さ
    れるポンプと、を備えて構成され、 前記保温部が、前記送給流路の端部を配置させて前記煎
    じ薬を貯溜する貯溜容器と、該貯溜容器を保温する電気
    保温ヒータと、を備えて構成され、 前記制御装置が、前記圧力センサからの信号を入力し
    て、前記煎じ容器の重量が所定以下の場合に、前記電気
    加熱ヒータの加熱を停止させて前記ポンプの作動・停止
    を制御するとともに、前記電気保温ヒータを作動させる
    ことを特徴とする薬草煎じ器。
  2. 【請求項2】 薬草と水との混合液を加熱して煎じ薬を
    作る煎じ部と、該煎じ部の近傍に配置されて前記煎じ薬
    を保温して貯溜する保温部と、制御装置と、を備えて構
    成され、 前記煎じ部が、前記薬草と水とを貯溜する煎じ容器と、
    前記煎じ容器内の前記混合液を加熱する電気加熱ヒータ
    と、前記煎じ容器内の煎じ薬を前記保温部に送給する送
    給流路と、該送給流路に配設されるポンプと、を備えて
    構成され、 前記保温部が、前記送給流路の端部を配置させて前記煎
    じ薬を貯溜する貯溜容器と、該貯溜容器を保温する電気
    保温ヒータと、を備えて構成され、 前記制御装置が、所定時間経過後に、前記電気加熱ヒー
    タの加熱を停止させて前記ポンプの作動・停止を制御す
    るとともに、前記電気保温ヒータを作動させることを特
    徴とする薬草煎じ器。
  3. 【請求項3】 前記煎じ容器が、通気孔を有した蓋体付
    きの断熱容器内に取出可能に収納され、 前記電気加熱ヒータが、シーズヒータから形成されて、
    前記送給流路の煎じ部側端部とともに、前記蓋体の閉鎖
    時に前記煎じ容器内に挿入可能に、前記蓋体の裏面側に
    配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の薬草煎じ器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN112331292A (zh) * 2020-10-22 2021-02-05 中日友好医院(中日友好临床医学研究所) 中药古方煎煮水量估算方法、存储介质及智能煎煮设备

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