JP2002186554A - 瞬間給湯装置 - Google Patents

瞬間給湯装置

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JP2002186554A
JP2002186554A JP2000391416A JP2000391416A JP2002186554A JP 2002186554 A JP2002186554 A JP 2002186554A JP 2000391416 A JP2000391416 A JP 2000391416A JP 2000391416 A JP2000391416 A JP 2000391416A JP 2002186554 A JP2002186554 A JP 2002186554A
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JP
Japan
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hot water
water supply
water
heating
hot
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JP2000391416A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Kumagai
康正 熊谷
Toru Noda
徹 野田
Mutsuo Hamaguchi
睦夫 濱口
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KUMAGAI DENKO KK
Original Assignee
KUMAGAI DENKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水を給湯口手前で瞬時に湯にして給湯すること
ができ、湯を無駄にしないので経済的であり、取り扱い
も簡単であり、安全性にも優れ、とくにコーヒーの愛好
者及び独身者並びに小人数の家庭、小さな子供のいる家
庭、ホテルの客室での使用に好適な瞬間給湯ポットとし
て、また給茶機及び給湯を必要とする自動販売機内に搭
載するのに好適な給湯装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】飲料水の投入部と当該投入部から給湯口に
至る小径の水路を有し、当該水路の全体又は一部に所望
の正確な温度に設定することができる加熱路を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は供給した飲料水を小
径の水路内で所望の温度に瞬間的に加熱させて給湯させ
ることができる瞬間給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コーヒーやお茶を入れるとき、カップ麺
やカップ入り味噌汁及びカップ入りスープなどをつくる
ときには、瞬時に湯を取り出せることが望ましく、この
ための従来技術に係る電気器具として各種の湯沸かしポ
ット(電気自動ポット)及び湯沸かし機能と保温機能を備
えたジャーポット(電気ジャーポット)が公知となってお
り、とくに後者は殆どの家庭に普及している。
【0003】前者の湯沸かしポットは、ポット本体の貯
水部内に入れた水を貯水部底面に接して備えた平面ヒー
ターで加熱して湯にする電気器具である。
【0004】後者のジャーポットの代表的な公知例とし
ては、特開平7−213425号公報に記載の「ジャー
ポット」がある。このジャーポットはそのの基本的な構
造として、本体部材内に貯水用の内容器を備え、この内
容器に貯水された水を加熱手段により加熱して貯めてお
き、必要に応じて給湯口から給湯するようになってお
り、時間の経過とともに容器内の湯の温度が下がるとヒ
ーターを加熱して湯を元の温度に保たせる機能を備えて
いる。
【0005】この他、温かいコーヒー、紅茶、お茶、ス
ープをカップに入れて供給する自動販売機及び自動給茶
機、カップ麺にお湯を入れて供給する自動販売機にも、
水タンク内に入れた水を加熱して湯にした状態で貯めて
おくことができるようにヒーターを内蔵した給湯装置が
備えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術による湯沸かしポット及びジャーポット並び
に給湯装置には次のような不便な点がある。
【0007】上述した湯沸かしポットは空焚きしないよ
うに通常、多くの量の湯を沸かして使用するのに適し、
給湯口から湯を連続して細く出すのに不適な形状になっ
ていることから、1杯ないし数杯程度のコーヒーや紅茶
を飲むとき、急須に1杯程度のお茶を飲むとき、1,2
個のカップ麺を食べるときに適量の湯を供給するのが難
しかった。また多量の湯を沸かすのに適したヒーターで
少量の湯を沸かすのは不経済であり、少量の湯を沸かす
と湯切れが生じる場合がある。
【0008】また、これらのポットでは、給湯口から出
る湯の流量を細く絞るのが難しいことから、ペーパード
リップ方式によりコーヒーカップに1杯ないし数杯程度
のコーヒーを抽出するときに、湯をドリップの浸透する
速度に合わせて注ぐのが難しかった。
【0009】これに対して従来技術に係るジャーポット
は、その内部に前もって多くの量の湯を貯めることがで
き、また湯の使用量に応じて水を足してこれを湯にする
ことができる点において優れるが、貯めておいた湯の多
くは不純物の濃度が高くなりまた酸化が進んで味が不味
くなることに加えて無駄な電気代を節約するために就寝
前に捨てられることから不経済であった。またジャーポ
ットの場合も、湯切れが生じたときには新たに水を沸か
してこれを湯にするまでには時間も要し、途中まで湯を
入れていたコーヒーなどを無駄にすることが多かった。
【0010】また、ジャーポットに多くの湯を溜めてお
くと、不用意にポットを倒してやけどをする危険性があ
り、とくに小さな子供が居る家庭ではその取り扱いと保
管に注意する必要があった。
【0011】この他、自動販売機に備えられている給湯
装置及び給茶機内に備えられている給湯装置は、タンク
内に投入してあるヒーターでタンク内の湯を沸かしこれ
を適温に維持させたまま貯めておく構造であることから
維持コストが高くつき、長時間湯を沸かしていると湯中
に含まれる不純物の割合が増え、また湯が酸化が進行す
ることにより味が不味くなるという問題があった。
【0012】本発明者は、従来技術による湯沸かしポッ
ト及びジャーポット及び飲食物を供給する自動販売機に
はこのような問題があることに鑑み、これらの課題を解
決する新しい給湯装置の開発に着手した。そしてその後
における鋭意・検討の結果、ついに本発明に係る新規な
瞬間給湯装置を発明するに至った。
【0013】このような経緯を経て完成するに至った本
発明は、投入した水を給湯口手前で瞬時的に湯にしてこ
れを細い流量で給湯することができるようにすることに
よって、湯を無駄にしないので経済的であり、取り扱い
も簡単であり、安全性にも優れ、とくにコーヒーの愛好
者及び独身者並びに小人数の家庭、小さな子供のいる家
庭、ホテルの客室などにおいて使用にするのに好適であ
り、また出湯を要する給茶機及び飲食物の自動販売機等
に搭載するのに好適な瞬間給湯装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに提案される本発明に係る瞬間給湯ポットは、飲料水
の投入部と当該投入部から給湯口に至る小径の水路を有
し、当該水路の全体又は一部が所望の正確な温度に設定
することができる加熱路で構成されていることを特徴と
する。
【0015】本発明に係る瞬間給湯ポットの作用・効果
からみた最大の特徴は、ポット内に貯めておいた水を給
湯口内で瞬間的に加熱して給湯できるようにした点にあ
る。
【0016】ここにいう投入部は、飲料水を貯める容器
の他、漏斗状の供給部、ペットボトルを逆さにして受け
その中の水を受け流す供給部などが挙げられる。給湯口
は湯の排出口であり、給湯部は投入部から給湯口に至る
までのケース部分をいい、この給湯部内に水や湯が流れ
る水路が形成されている。
【0017】この水路の全体又は一部は加熱路で構成さ
れており、この加熱路は、温度上昇を瞬時に行なうこと
ができ、しかも加熱温度を所望の温度に設定することが
出来るように、例えば、セラミックブロック内に細い水
路が形成され且つ当該水路内に流通する水を所望の温度
に加熱させるヒーター本体が埋設され前記水路の両端に
パイプを接続させたセラミックヒーターが挙げられる。
なお、セラミックヒーターと同等ないしそれ以上の加熱
効果を有する他の種類の公知ヒーターを用いても構わな
い。
【0018】加熱路は、加熱効果を高めるとともに流量
を細くするために小径にて形成されており、ここにいう
小径はその断面が円形状のものに限らず角形状のもので
あっても構わない。また加熱路は蛇行水路の他、直線又
は曲線、スパイラル形状のものが適用される。この加熱
路は上述したようにセラミックブロックに成形したもの
であっても構わなく、またパイプをセラミックブロック
内に埋設したものであっても構わない。
【0019】水路の一部を加熱路で構成した場合には、
この加熱路の両端と残りの水路とを連通させて、この水
路の先端部が給湯口になる。水路の全体を加熱路で構成
した場合には、加熱路の先端又加熱路の先端に延出させ
たパイプが給湯口になる。
【0020】このように構成すると、加熱路内に流れて
きた水はこの加熱路内で瞬時に加熱されて湯になり、給
湯口から給湯される。
【0021】加熱路は、水を所望の正確な温度に設定で
きるようにヒーターの温度調整が自在であり、この温度
調整は利用者が指先で温度設定ボタンを操作することに
より行なわれ、このボタンは制御回路を通じてヒーター
の加熱温度を変化させて行なう。
【0022】ところで、加熱路が貯水容器の水面位置よ
りも低く位置していると、容器内に水を入れたときに加
熱路を越えて水が貯まる。このようになると、給湯し始
めたときにこの部分に貯まっている水が流れ出て、給湯
した湯の温度を下げる原因になる。
【0023】このため、本発明では、この加熱路の手前
の水路又はこの水路の入口近傍箇所にバルブを設けて、
給湯時以外のときには加熱器に至る水路を遮断させるよ
うにした。
【0024】このバルブは、貯水部から加熱路に至る水
路又は当該水路の入口周辺箇所に設けてあり、スイッチ
操作又はスイッチ作動或いは傾きの変化により開閉し、
加熱路を加熱させるヒーターもこの開閉に同期してON
/OFFする。
【0025】なお、ヒーターの空炊きを防ぐことが出来
るように、このヒーター近傍箇所に、温度センサ、温度
スイッチ、タイマースイッチなどのうちのいずれかの温
度制御部品を備えることが望ましい。
【0026】ところで、加熱路を含めた水路が水を貯め
ておく容器の水面より高く位置する場合を含めて水路内
に水を強制的に供給しなければ水路内に水が供給されな
い場合もある。
【0027】このような場合に対処させさる構造とし
て、本発明では、飲料水の投入部から加熱路に至る水路
部分の適所に当該水路に投入部内の水を水路内に送出す
るポンプを備え、当該ポンプの駆動・駆動停止と前記加
熱路の加熱・加熱停止とが同期して行われるようにも構
成した。
【0028】このような構成を有する本発明に係る瞬間
給湯装置は、例えば、従来の給湯ポットに代わる瞬間給
湯ポット、給湯を必要とする飲食物の自動販売機、給茶
機など各種の給湯用品並びに装置に適用できる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は以上の通
りであり、続いて添付図面に示した実施例に対応して本
発明に係る瞬間給湯装置について詳述する。
【0030】図1は本発明に係る瞬間給湯装置の1実施
例である瞬間給湯ポットを示した斜視図、図2は同じく
側面図、図3は同じく正面図、図4は同じく側面断面
図、図5はセラミックヒーターを一部破断して示した斜
視図である。これら各図により本実施例に係る瞬間給湯
ポットAは、ポット本体1の前端部を構成している給湯
部2内に加熱路4を備えたものからなる。
【0031】図1〜図4に示すように、このポット本体
1は、前面に凹部5aが形成された略筒形状を有する樹
脂製ケース部5の中に金属製の貯水用の容器6を嵌め込
んだ二層構造式を有し、この樹脂製ケース部5の後部に
把手7を備え、前記容器6の上方に蓋8を備え、前記凹
部5a内から斜上前方に向けて前記給湯部2を突出させ
ており、前記樹脂製ケース部5の下部開口を底板9で閉
じたもので構成されている。
【0032】前記給湯部2は、湯を流通させて排出させ
る部分であり、この給湯部2の外形を形成している給湯
ケース部3には、小径の筒部で形成されている給湯口3
aの後端から後下方に向けて上下方向に拡張させその後
端を開口させた基部3bが形成されており、この基部3
bの後端近傍の左右面に円形の段部3c,3cが形成さ
れたものからなる。
【0033】この給湯部3は、前記樹脂製ケース部5前
面の凹5aの左右壁に形成されている略C形状の段部5
b,5b内に前記段部3c,3cを嵌め込んで、当該左
右の段部3c,3cを支点として上下回動自在に前記樹
脂製ケース部5の前部に支持されている。そしてこの給
湯部3の基部3b内から操作部を後方に突出させるよう
にして当該給湯部3の回動を検知するリミットスイッチ
Sが備え付けられており、このリミットスイッチSによ
る検知信号はポット本体1内の下部空間に備えられてい
るコントローラ30の制御回路に送られる。
【0034】この給湯部3内には、ストローの径程度な
いしその2倍程度の太さを有する金属製のパイプ11が
挿通されており、このパイプ11の後端とポット本体1
内の前記容器6の下端部に形成されている排出口6aと
がセラミックヒーター12から突出しているヒートパイ
プ13の両端部分を介して接続されている。なお、この
ヒートパイプ13の一端と前記排出口6aとは柔軟性の
高いチューブ16で連結させてある。
【0035】このようにして、前記容器6から前記給湯
部2内の先端に至る箇所に、前記チューブ16と前記セ
ラミックヒーター12と前記パイプ11とを連結させた
水路17が形成されており、この水路17のうち前記セ
ラミックヒーター12内の通路に相当する部分が加熱路
4になる。
【0036】前記容器6の排水口6aの入口には、当該
排水口6aを開閉するバルブ18が備えられており、こ
のバルブ18は前記コントローラ30の制御回路から送
られてくる電気信号を受けて開閉する。
【0037】図4及び図5に示すように、本実施例にお
いて使用されるヒーターは、セラミックブロック14内
に並列方向に複数箇所折り返して形成した小径の蛇行し
たパイプ13の主要部とジュール熱により加熱するシー
ト状のヒーター本体15とを鋳込み、セラミックブロッ
ク14の端面から前記ヒートパイプ13の両端部分13
a,13bを突出させたセラミックヒーター12が使用
されている。なお、セラミックブロック14の端面には
ヒーター本体15の端子15a,14bが突出してお
り、この端子15a,15bは図4に示す前記コントロ
ーラ30に電気線で接続されている。
【0038】また、図1及び図2に示すように、ポット
本体1の側面下部には操作パネル31が備え付けられて
おり、この操作パネル31には、前記ヒーター本体15
をON/OFFさせる電源ボタンスイッチ32と、この
ON/OFF状態を点灯表示する表示ランプ33と、前
記ヒーター本体15に流れる電流の電圧制御を複数段階
で指定する温度指定ボタンスイッチ35,36,37と
を設けてある。これら各温度指定ボタンスイッチ35,
36,37は図示しない可変式サーモスタットに接続さ
れており、この可変式サーモスタットと前記電源ボタン
スイッチ32と前記表示ランプ33は図4に示す前記コ
ントローラ30の制御回路に接続されている。
【0039】そして図1に示すように、このコントロー
ラ30に、前記樹脂製ケース部5の側面下部から外方向
に向けて家庭電源を取り入れるプラグ40を先端部に接
続した電気線Lの基部端を接続させてある。
【0040】次に、図1及び図2に示す操作パネル31
の各スイッチ操作による作動を図4及び図5を参照しつ
つ説明する。前記電源ボタンスイッチ32の指先による
押操作によりONさせると、前記表示ランプ33が点灯
する。この状態において、前記給湯部2を手で下方に回
動操作させると、前記マイクロスイッチSの作動による
検知信号を受けて前記バルブ18が開き、前記ヒーター
本体15(セラミックヒーター12)に電流が流れ、当
該ヒーター本体15(セラミックヒーター12)は所定
温度に加熱する。
【0041】前述した状態において、前記給湯部2を再
び元の上方位置に回動させると、前記マイクロスイッチ
SがOFFになり、前記ヒーター本体15(セラミック
ヒーター12)の加熱が停止する。
【0042】これら状態において、温度下設定入力部3
8を構成する前記温度選択スイッチ35,36,37の
いずれかを指先で押して選択入力すると、前記可変式サ
ーモスタットが作動して、前記ヒーター本体15(セラ
ミックヒーター12)の加熱温度が選択入力した温度に
設定される。
【0043】選択指定する温度は、その1つとしてコー
ヒーの抽出に最適な93℃が挙げられる。その他の温度し
ては必ずしも限定されるものではないが、例えば、100
℃に略近い温度、また玉露などのお茶を抽出するのに適
した比較的低い温度の設定、例えば70℃前後などの設定
が可能である。特に本実施例では加熱手段に±0.5℃
程度の範囲の温度設定が可能なセラミックヒーター12
を用いたことにより細かな温度設定が実現できる。
【0044】このような構成を有する本実施例に係る瞬
間給湯ポット1は、当該瞬間給湯ポット1の貯水部6内
に水を入れて、電源がONであることを確認した上、前
記給湯部2を指先で押し下げると、前記バルブ18が開
いて貯水部6内の水がセラミックヒーター12のヒート
パイプ13内に流れ込み、このヒートパイプ13内を流
通する過程で設定した温度まで瞬間加熱されてその前方
のパイプ11を通じてその先端から流出する。つまり給
湯が連続して行われる。給湯を停止させるには前記給湯
口2を指先で元の位置に押し上げればよい。
【0045】なお、前記マイクロスイッチSによる制御
に代えて前記給湯部2内に傾斜センサを設けて制御する
ようにしてよい。
【0046】また、図示しないが、給湯部を前記樹脂製
ケースと一体形成させて、当該樹脂製ケースと前記貯水
部と間の空間内に傾斜センサを備えて、この傾斜センサ
の検知信号に基づきバルブが開き、同時にセラミックヒ
ーターが加熱するような構成にしても構わない。
【0047】続いて図6により本発明に係る瞬間給湯装
置よりなる据え置き型の給湯ポット40について説明す
る。
【0048】図6に示すように、本実施例に係る給湯ポ
ット40は、ケース41内に貯水用の容器44を備え、
この容器44の底部とその下方のポンプ46の入水口と
を小径のパイプ45で連通させ、さらにこのポンプ46
の排水口から前記ケース41の上前方に突出させて形成
した給湯部43の先端に至りパイプ47にて形成した水
路を配設させ、当該パイプ47の前端近傍部分にセラミ
ックヒーター12を接続させて構成したものからなる。
【0049】そして前記ケース41の上部に開閉を自在
とする蓋42を備え、前記給湯部43の上部に給湯用つ
まみ48を備え、このつまみ48を操作させることによ
り前記ポンプ46が駆動し且つ前記セラミックヒーター
12が加熱するようにした。49はコントローラであ
り、前記つまみ48、前記ポンプ46、前記セラミック
ヒーター12がこのコントローラ49に電気接続してお
り、前記ポンプ46及びセラミックヒーター12のON
/OFFを同期させている。
【0050】このため、前記容器44内に水を貯めてお
き、電源をONさせて、前記つまみ48を指先でON操
作すると、ポンプ46が始動し、同時に前記セラミック
ヒーター12の加熱が始まる。そしてこのポンプ46の
始動により容器44内の水Wはパイプ46を通じてポン
プ46内に吸引され、さらにパイプ47を通じてその前
方のセラミックヒーター12内に流れ込み、このセラミ
ックヒーター12内の加熱回路内で所望の温度に加熱さ
れてパイプ13aを通じて給湯される。
【0051】続いて、図7により本発明に係る給湯装置
を搭載した給茶機50に付いて説明する。
【0052】図7に示す給茶機50は、前下部を開放さ
せた箱形ケース51内において、水Wを貯めておく容器
52を備え、この容器52の前下部から前方に向けて前
記容器52内の水Wを流通させる水路となるパイプ53
を備え、このパイプ53の途中箇所に水路を開閉するバ
ルブ54とセラミックヒーター12を接続し、このパイ
プ53の上方に多量の茶葉57を入れ且つ定量づつ前方
のシューター59内に送り出す送出装置57aを下部に
構成したキャニスター58を備え、前記シューター59
の下方に茶葉交換装置61により基部を支持させた茶漉
し60を備えたもので構成されている。
【0053】このため、給茶機50の前下部の開放部内
に備えられている排水皿63の上に湯飲み64を置き、
図示しない押しボタンスイッチを押すと、前記キャニス
ター58下部の送出装置57aが駆動してキャニスター
58内の茶葉57が前方に送り出されて、シューター5
9からその下方の茶漉し60内に定量が投入される。こ
の一連の動きに続いて前記バルブ54が開放し、同時に
前記セラミックヒーター12の加熱が始まり、これによ
り容器52内の水Wが水路であるパイプ53を通じてセ
ラミックヒーター12内に流れ込み、このセラミックヒ
ーター12内で所望の温度に瞬間的に加熱されて湯にな
ってその前方の給湯口54aから下方の茶漉し60内に
向けて給湯されて、下方の湯飲み64内に温かいお茶が
供給される。なお、この一連の動作が終了すると、茶葉
交換装置61が作動して茶漉し60を後方に反転させ
て、茶漉し60内の茶ガラを下方の排茶タンク62内に
捨てる動作が行われる。これら一連の動作は、給茶機5
0内に備えられているコントローラ66によりマイコン
制御される。
【0054】
【発明の効果】以上において説明した本発明に係る瞬間
給湯装置によれば、前以って湯を貯めておく必要がな
く、給湯を必要とするときに、極めて簡単且つ瞬時に湯
を給湯することが出来るようになったのである。しかも
加熱路を小径に形成したことによって、高い加熱効果を
得ることが出来るようになったのである。
【0055】また、この加熱路を含めた通路全体を小径
にて形成したことによって、給湯口から流れ出る湯を細
くすることが出来、これにより、例えばペーパードリッ
プ方式により1杯ないし数杯程度のコーヒー入れるとき
に、ペーパードリップから溢れ出ない程度の量の湯を給
湯させることが出来るようになったのである。
【0056】また、加熱路を構成するヒーターとして、
温度上昇が早く、高い温度設定が可能なセラミックヒー
ターを用いたことにより、低い温度から熱湯に近い熱い
湯に至る範囲の湯を、所望の正確な温度で給湯させるこ
とが出来るようになったのである。
【0057】また、水の流通を制御するバルブと加熱と
を連動させて非給湯時に加熱路内に水が流れ込まないよ
うにしたことによって、危険な突沸を防ぐことが出来、
また給湯開始時にゆるい湯を供給するといったことも無
くすことが出来るようになったのである。
【0058】また、水をポンプで強制的に水路内に吸引
してこれを加熱路で加熱して給湯等することが出来るよ
うにしたことによって、給湯口の位置及び向きに関係な
く安定して湯を供給することが出来るようになったので
ある。
【0059】このような構成を有する本発明に係る瞬間
給湯装置は、構造が簡易なことから従来構造の湯沸かし
ポット及びジャーポットに代わる或いはこれらを補完す
る瞬間給湯ポットに適用出来、またコーヒーなどを抽出
するときに手で持って使用する簡易給湯装置にも適用出
来、さらに所望の正確な温度に設定して給湯することが
出来るようになったので、給茶機及び給湯を必要とする
自動販売機に搭載して、これらの性能を向上させること
が出来るようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る瞬間給湯ポットを示し
た斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく側面断面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】セラミックヒーターの一部を破断して示した斜
視図である。
【図6】本発明の1実施例に係る据え置き型の給湯ポッ
トを示した側面断面図である。
【図7】本発明に係る瞬間給湯装置を搭載した給茶機の
内部構造を示した側面断面図である。
【符号の説明】
A 瞬間給湯ポット L 電気線 1 ポット本体 2 給湯部 3 給湯ケース部 4 加熱路 5 樹脂製ケース部 6 貯水部 11 パイプ 12 セラミックヒーター 13 パイプ 17 通路 18 バルブ 38 温度設定入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 徹 大阪市東成区東小橋2丁目8番8号 株式 会社クリエイティブトー・スター内 (72)発明者 濱口 睦夫 大阪府岸和田市土生町1036 Fターム(参考) 4B004 AA12 BA02 BA06 BA09 BA12 BA22 BA29 BA31 BA39 BA40 BA46 CA30 4B055 AA32 AA34 BA03 BA22 BA31 CA11 CC17 CC66 CD33 DA07 DB02 FA16 FB23 GA01 GB44 GC14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料水の投入部と当該投入部から給湯口
    に至る小径の水路を有し、当該水路の全体又は一部が所
    望の正確な温度に設定することができる加熱路で構成さ
    れていることを特徴とする瞬間給湯装置。
  2. 【請求項2】 投入部が飲料水を貯める容器で構成され
    ている請求項1に記載の瞬間給湯装置。
  3. 【請求項3】 加熱路が小径のパイプの両端部分を除く
    主要部分と電熱ヒーターをセラミックブロック内に封止
    したセラミックヒーターで構成されている請求項1又は
    2に記載の瞬間給湯装置。
  4. 【請求項4】 投入部から加熱路に至る水路部分の適所
    に当該水路を開閉させるバルブが備えられており、当該
    バルブの開・閉と前記加熱路の加熱・加熱停止とが同期
    して行われるように構成されている請求項1乃至3のい
    ずれかの項に記載の瞬間給湯装置。
  5. 【請求項5】 投入部から加熱路に至る水路部分の適所
    に当該水路に投入部内の水を水路内に送出するポンプが
    備えられており、当該ポンプの駆動・駆動停止と前記加
    熱路の加熱・加熱停止とが同期して行われるように構成
    されている請求項1乃至3のいずれかの項に記載の瞬間
    給湯装置。
  6. 【請求項6】 飲料水を貯める容器の前方に湯口を設け
    た給湯ポットに構成されている請求項1乃至5のいずれ
    かの項に記載の瞬間給湯装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061127A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Marin Trading Co 湯沸かし装置
JP2012179389A (ja) * 2012-05-21 2012-09-20 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 水加熱容器
CN105217171A (zh) * 2014-06-20 2016-01-06 杨洪文 白酒加热器

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