JPH0731301A - 掘取機 - Google Patents

掘取機

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JPH0731301A
JPH0731301A JP19778393A JP19778393A JPH0731301A JP H0731301 A JPH0731301 A JP H0731301A JP 19778393 A JP19778393 A JP 19778393A JP 19778393 A JP19778393 A JP 19778393A JP H0731301 A JPH0731301 A JP H0731301A
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digging
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crane
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JP19778393A
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Katsumi Fujiki
勝美 藤木
Minoru Ueda
実 上田
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 前部に掘取装置とクレーン装置とを備えた掘
取機において、クレーン装置を後方に寄せ、掘取装置の
十分なる上昇角度を確保する。 〔構成〕 振動回転するブレード20を有する掘取装置
12を本機10の前部に左右旋回及び俯仰可能に装着す
るとともに、本機10の前部に設けられる垂直取付軸4
6に左右旋回可能に取り付けられる支持台50から起立
させた基柱42で伸縮可能なアーム44を俯仰可能に支
持するクレーン装置14を装設した掘取機において、基
柱42と垂直取付軸46とを側方投影面内でオーバーラ
ップさせたことを特徴とする掘取機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木の根土を半球状に
切り取ることができる掘取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半円形のブレードを有する掘取装置を機
体の前部に俯仰可能に装設し、このブレードを前後に振
動させながら回転させて樹木の根土を半球状に切り取る
掘取機は、例えば、特開昭59−147880号公報等
で知られている。又、切り取った根鉢を持ち上げたりす
るためにこの掘取機にクレーン装置を付設することも提
案されている(実願平4−61428号)。
【0003】図8は従来例におけるクレーン装置の取付
けを示す要部側面図であるが、本機の前部に垂直取付軸
Aを設け、この垂直取付軸Aに支持台Bを左右旋回可能
に取り付けるとともに、支持台Bからクレーン装置のア
ームCを支える基柱Dを起立させていたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、走行等に際
して掘取装置を上昇させたとき、掘取装置やクレーン装
置の左右位置如何によっては両者が干渉して掘取装置が
十分に上昇できないことがあった。掘取装置は本機に比
べて重量が非常に重いため、その上昇が十分でないと、
重心が前残りになり、掘取装置が地面等につかえて走行
が妨げられるようなことがあった。本発明は、このよう
な課題を解決するものであって、クレーン装置をできる
だけ後方に位置させてこの干渉を防ぎ、併せてクレーン
装置を構成する基柱の垂直取付軸に対する旋回性を向上
させたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、振動回転するブレードを有する掘取装置
を本機の前部に左右旋回及び俯仰可能に装着するととも
に、本機の前部に設けられる垂直取付軸に左右旋回可能
に取り付けられる支持台から起立させた基柱で伸縮可能
なアームを俯仰可能に支持するクレーン装置を装設した
掘取機において、基柱と垂直取付軸とを側方投影面内で
オーバーラップさせたことを特徴とする掘取機を提供し
たものである。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、クレーン装置の
基柱は従来よりも後方に位置できて掘取装置との干渉が
防がれる。又、垂直取付軸からの基柱のオーバーハング
量が減じて旋回性が向上する。更に、クレーン装置を含
む全体の重心も後方へシフトでき、走行性、操縦性に優
れたものになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明に係る掘取機の側面図、図3は平面
図であるが、この掘取機は、自走機能を有する本機10
の前部に掘取装置12と、クレーン装置14とが装備さ
れたものである。
【0008】掘取装置12は、本機10の前部にヒッチ
体16を介して取り付けられる機枠18と、機枠18の
前方に設けられる半円形のブレード20とからなる。ヒ
ッチ体16は、本機10に設けられる垂直支持軸22の
回りを本機10との間に介設される油圧シリンダ24の
伸縮によって左右旋回可能に取り付けられ、機枠18
は、ヒッチ体16に設けられる水平支持軸26の回りを
ヒッチ体16から後延するブラケット28との間に介設
される油圧シリンダ30の伸縮によって俯仰可能に取り
付けられる。
【0009】機枠18の一側からは先端にブラケット3
2を装設したフック形をしたホルダー34が前延してお
り、このブラケット32と機枠18の前端に突出してい
る駆動軸36とでブレード20の前後端をそれぞれ支持
する。このブレード20は、回転方向前後に振動しなが
ら回転させられ、それによって樹木の根土を半球状に切
り取ることができるのである。ブレード20の振動回転
は、機枠18内に設けられる振動発生器38と回転駆動
器40とによって付与されるが、その詳細は本出願人に
係る先の特開平5−103630号で詳しく説明してい
るから、ここでの説明は省略する。
【0010】クレーン装置14は、基柱42と、基柱4
2で支えられるアーム44とからなる。基柱42は、本
機10の前部、掘取装置12の側方に設けられる垂直取
付軸46の回りを本機10との間に介設される油圧シリ
ンダ48の伸縮によって左右旋回可能に取り付けられる
支持台50から起立させられる。アーム44は、基柱4
2の上部に設けられる水平取付軸52に枢着されてお
り、アーム44と基柱42との間には油圧シリンダ54
が介設されているから、この油圧シリンダ54の伸縮に
よってアーム44は俯仰できる。一方、アーム54の中
には副アーム56が摺動可能に収容されており、両者の
間には油圧シリンダ58が介設されているから、この油
圧シリンダ58の伸縮によって副アーム56はアーム5
4に対して伸縮できる。
【0011】図1は垂直取付軸46と支持台50との関
係を示す一部断面側面図であるが、この両者は側方投影
面内でオーバーラップするよう構成されている。即ち、
垂直取付軸46が支持台50の中に入り込むまで支持台
50を後方に寄せ、その上から基柱42を起立させてい
るのである。これにより、クレーン装置14と掘取装置
12との間隔が広くなり、掘取装置12がクレーン装置
14に干渉する平面位置であっても、その上昇角度が大
きくとれる。
【0012】これに関連して、ヒッチ体16を後方に寄
せ、ヒッチ体16とクレーン装置14の支持台50とを
側方投影面内でオーバーラップさせることもある(図2
参照)。こうすると、掘取装置12とクレーン装置14
との間隔は変わらないが、掘取装置12及びクレーン装
置14が共に本機10側に接近し、その重心が後方にシ
フトするとともに、機体の前後長が短くなる利点があ
る。又、クレーン装置14を左右旋回させる油圧シリン
ダ48をヒッチ体16の上を横切って斜設する。こうす
ると、油圧シリンダ48を本機10側に接近させ(他部
材に干渉する事態が少なくなる)、且つ、もっとも効率
の良い方向に向けて取り付けることができる。
【0013】図4はアーム44の一部平面図であるが、
副アーム46の側壁に連着して油圧シリンダ48を連結
するシリンダステー60の外面を幅広の帯状カバー62
で被覆するとともに、これを側面視屈曲させておく(図
2参照)。部品点数を削減して副アーム46の補強を図
ったものである。尚、帯状カバー62の傾斜部の上面に
はロープ等を引っ掛けることができるフック64を取り
付け、先端面と傾斜部の下面には物が当たってもこれを
傷つけないためのゴム等からなる緩衝材66を取り付け
ておく。
【0014】ところで、このクレーン装置14は、掘取
装置12でその根土を半球状に切り取った樹木を吊り上
げるときに使用されるのであるが、このとき、樹木の重
量で掘取装置12が下に落ちてうまく吊り上げられない
ことがある。このような場合、掘取装置12のブレード
20を下に回してこれを地面に立てておくことで、掘取
装置12が下がるのを防止できる。一方、掘取作業のと
き、土からの抵抗で掘取装置12が浮き上がってブレー
ド20が地面に食い込まないことがある。このような場
合、クレーン装置14で樹木を吊っておくと、掘取装置
12を下に押す力が働き、その浮き上がりが防止でき
る。
【0015】以上の各操作は油圧モータ及び油圧シリン
ダを用いて行うが、これを制御する方向切換弁(図示省
略)の切換えは本機10の座席68付近に集中配置され
る操縦設備を操作して行う。即ち、掘取装置12の旋回
及び俯仰は掘取り旋回俯仰レバー70の左右動と前後動
で、又、クレーン装置14の旋回及び俯仰はクレーン旋
回俯仰レバー72の左右動と前後動で、伸縮はクレーン
伸縮ペダル74の左右の踏分けでそれぞれ行う。
【0016】更に、ブレード20の振動はブレード振動
ペダル76の踏込みで、回転はブレード回転レバー78
の押込みでそれぞれ行う。図7はブレード振動ペダル7
6の側面図であるが、このブレード振動ペダル76をそ
の取付杆80に対してピン82で回動可能に接続してお
くのである。そして、使用しないときにはこれを上方へ
回動させておく。こうすると、踏み誤りが防止できると
ともに、この部分のスペースを開放する。
【0017】この他、本機10に設けられる左右の駆動
輪84も油圧モータ(図示省略)で駆動されるようにな
っており、その始動は左右の走行用レバー86、88の
押引で行い、このときの流量調整(機体の速度)は走行
用レバー90、92の動き量とアクセルレバー94の押
引で行う。
【0018】図5はヒッチ体16廻りの側面図、図6は
正面図であるが、ヒッチ体16の側壁の後端は中央を前
に凹ませた凹形96にしておくとともに、垂直壁98に
は孔100をあけておき(本例では二個)、ここから油
圧ホース102を通すのである。掘取装置12の回転駆
動器40や俯仰用の油圧シリンダ30には本機10側か
ら油圧ホース102を延ばさなければならないが、これ
らは左右旋回するから、側方から延ばしたのでは、反対
側に旋回するときを考慮して長さの長いものが必要であ
るし、擦れて切れたりすることがある。しかし、ヒッチ
体16の凹形96から孔100を通して延ばせば、機体
の中心を通すことができ、この事態を解決する。
【0019】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、次のような効果が期待できる。即ち、クレーン装置
におけるアームを支える基柱と、この基柱を左右旋回可
能に支持する垂直取付軸とを側方投影面内でオーバーラ
ップさせたものであるから、クレーン装置を後方に位置
させることができ、掘取装置との間隔を広げてその上昇
角度を大きくとれ、走行性及び操縦性に好影響を与え
る。又、支持台の回転中心からのオーバーハング量が少
なくなり、旋回性も良くなる。更に、掘取装置も後方に
寄せることが可能になるから、前後長を押さえ、走行性
及び操縦性を共に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーン装置の取付けを示す要部の一部断面側
面図である。
【図2】掘取機の側面図である。
【図3】掘取機の平面図である。
【図4】クレーン装置の一部平面図である。
【図5】ヒッチ体を示す要部の側面図である。
【図6】ヒッチ体を示す要部の正面図である。
【図7】ブレード振動ペダルの要部の側面図である。
【図8】従来例のクレーン装置の取付けを示す要部の一
部断面側面図である。
【符号の説明】
10 本機 12 掘取装置 14 クレーン装置 16 ヒッチ体 20 ブレード 22 垂直支持軸 26 水平支持軸 42 基柱 44 アーム 46 垂直取付軸 48 油圧シリンダ 50 支持台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動回転するブレードを有する掘取装置
    を本機の前部に左右旋回及び俯仰可能に装着するととも
    に、本機の前部に設けられる垂直取付軸に左右旋回可能
    に取り付けられる支持台から起立させた基柱で伸縮可能
    なアームを俯仰可能に支持するクレーン装置を装設した
    掘取機において、基柱と垂直取付軸とを側方投影面内で
    オーバーラップさせたことを特徴とする掘取機。
  2. 【請求項2】 本機に対する掘取装置の装着を、本機の
    前部に設けられる垂直支持軸に水平支持軸を有するヒッ
    チ体を左右旋回可能に取り付け、水平支持軸に掘取装置
    を俯仰可能に取り付けた構成にするとともに、ヒッチ体
    とクレーン装置の支持台とを側方投影面内でオーバーラ
    ップさせたことを特徴とする請求項1の掘取機。
  3. 【請求項3】 支持台を左右旋回させる油圧シリンダ
    を、下方投影面内でヒッチ体とオーバーラップさせて支
    持台と本機の前部との間に斜設したことを特徴とする請
    求項2の掘取機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5634274A (en) * 1995-04-14 1997-06-03 Makita Corporation Ventilating device in power driven tool
US5701676A (en) * 1995-05-09 1997-12-30 Makita Corporation Portable rotary saw
CN104982303A (zh) * 2015-07-01 2015-10-21 大连鹏达起重机制造有限公司 一种树木挖掘器及挖树机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104982303A (zh) * 2015-07-01 2015-10-21 大连鹏达起重机制造有限公司 一种树木挖掘器及挖树机
CN104982303B (zh) * 2015-07-01 2018-04-10 大连鹏达起重机制造有限公司 一种树木挖掘器及挖树机

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