JPH07313010A - 動物の***物処理用材料 - Google Patents

動物の***物処理用材料

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JPH07313010A
JPH07313010A JP11242594A JP11242594A JPH07313010A JP H07313010 A JPH07313010 A JP H07313010A JP 11242594 A JP11242594 A JP 11242594A JP 11242594 A JP11242594 A JP 11242594A JP H07313010 A JPH07313010 A JP H07313010A
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JP
Japan
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pulp
polymer
water
added
base material
Prior art date
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Application number
JP11242594A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
浩 大野
Takayuki Shiomi
剛之 塩見
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Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パルプ系材料を基材とした処理用材料であり、
その中でも、特に水分散性及び吸水性に優れる。 【構成】パルプおよび製紙スラッジを混合して形成した
混合物を基材とし、造粒し、乾燥して形成されている。
好ましくは、ポリマーや無機充填剤が添加される。この
とき好ましくはポリマーの粒径が100μm以下とさ
れ、パール重合によって生成される。より好ましくは、
ポリマーとともに水溶性無機塩類が添加されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネコ、イヌなどの愛玩
動物やブタなどの家畜の***物処理用などとして主に使
用される動物の***物処理用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる猫砂と称される動物の排
泄物処理用材料(以下、単に処理用材料という)の基材
として使用されているものとしては、ベントナイト、ゼ
オライト、またはパルプ系、たとえばパルプ、製紙スラ
ッジまたはそれらの混合物の粒状物などが挙げられる。
この処理用材料は吸水性を有しており、その使用方法を
説明すると、動物が***をする場所に処理用材料を大量
に敷きつめておき、動物の***後、その***物を吸収さ
せる。そして、***物を吸収した処理用材料は使用済と
して除去・廃棄される一方、未使用の処理用材料はその
ままにして再利用し、除去した処理用材料の分だけあら
たな処理用材料を補充することによって、再び処理用材
料を敷きつめて使用する。
【0003】かかる処理用材料のうち、ベントナイト、
ゼオライトを基材とする処理用材料は、水分散性に劣る
ため、水洗トイレなどに流して廃棄することができず、
あるいは焼却しようとしても完全に燃えつきるものでは
ないため、一般のゴミとともに廃棄する他、適当な廃棄
方法がないものであった。あるいは輸送・使用中に粉化
し易いなどの欠点を有し、さらには、これらの処理用材
料は微粒状であるため、ネコなどの動物が***時にかき
まわし、飛散させて室内を汚すという問題もある。
【0004】一方、パルプ系の材料を基材とする処理用
材料は、上記したベントナイト、ゼオライトを基材とす
る処理用材料にある欠点はない。すなわち輸送・使用中
に粉化することは少なく、また水分散性に優れるため、
水洗トイレなどに流すことによって容易に廃棄可能であ
る。さらに、その径は比較的大きく、たとえば0.3〜
1.8cm程度とされているため、室内に飛散すること
が少なく、また飛散した場合であっても除去することは
容易である。
【0005】パルプ系の材料を基材とする処理用材料の
例としては、たとえば特公平3−8738号公報に記載され
たものがある。これは、ケミカルパルプ、機械パルプ、
セミケミカルパルプといったパルプを基材とし、この基
材に無機充填剤を添加し、造粒・乾燥してなる処理用材
料である。
【0006】また、特公平3−6767号公報に記載された
ものもある。これは、製紙カスを基材とし、この基材に
高吸水性樹脂(ポリマー)を添加し、好ましくは水溶性
無機塩類を添加してなる処理用材料である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】パルプ系の材料は、ベ
ントナイトやゼオライトと比較すると水分散性に優れる
ものであるが、上記した特公平3−8738号公報に開示さ
れているパルプは、パルプ系の材料の中では水分散性に
若干劣るものである。したがって、この処理用材料を水
洗トイレに大量に流すと、処理用材料が排水管などに残
留し、排水管などが詰まる原因となることがあるもので
あった。
【0008】一方製紙カスは、パルプ系の材料の中では
水分散性には優れているものの吸水性に若干劣るため、
***物を処理するために大量の処理用材料を必要とする
ものであった。
【0009】さらには、上記した特公平3−6767号公報
に開示されているように、吸水性を増大させるために処
理用材料にポリマーを添加することが従来より行われて
いるが、かかる処理用材料は、吸水すると、添加されて
いるポリマーが膨張し、処理用材料の形状が崩壊してし
まう。この崩壊した処理用材料がネコの体などに付着
し、室内に運ばれてしまうという問題もあった。
【0010】そこで、本発明の課題は、パルプ系材料を
基材とした処理用材料の中でも、特に水分散性に優れ、
大量に水洗トイレなどに流した場合であっても排水管な
どを詰まらせることがなく、しかも吸水性に優れ、かつ
ネコの尿はネコ砂の表面を流れるスポット吸収するの
で、表面の尿で膨潤した部分が少なく、この膨潤したポ
リマーがネコの爪や毛につきにくくすることにより、部
屋の畳やじゅうたんを汚さないという特性をもった処理
用材料を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る動物の***物処理用材料はパルプおよ
び製紙スラッジを混合して形成した混合パルプを基材と
し、この基材を造粒し、乾燥することによって形成され
ていることを特徴とするものである。このとき好ましく
は、基材にポリマーが添加されている。さらに好ましく
は、ポリマーの粒径が100μm以下である。また、パ
ール重合によって生成されていることも望ましい。さら
に好ましくは、ここに水溶性無機塩類が添加されてい
る。
【0012】
【作用】本発明においては、基材として、パルプと製紙
スラッジとを混合して製造される混合パルプを使用して
いる。製紙スラッジは、パルプ系材料の中でも特に水分
散性に優れるものであるため、大量に水洗トイレに流し
た場合であっても、排水管などを詰まらせることはほと
んどない。したがって、パルプを基材とした処理用材料
と比較して、水分散性が高いものとなり、水洗トイレな
どに流した場合であっても、排水管などを詰まらせるこ
とがない。また、一方のパルプはパルプ系材料の中でも
吸水性に特に優れるため、製紙スラッジのみの基材と比
較して高い吸水性を得ることができる。これらの性質を
有効に発揮させるためには、混合パルプにおける製紙ス
ラッジの混合割合を10〜90%、さらに好ましくは3
0〜70とされる。
【0013】また、さらに吸水力を向上させるために、
処理用材料にポリマーを添加するのが望ましい。ポリマ
ーは高分子性であり、吸水性に優れるため、処理用材料
にポリマーを添加することによって吸水性をさらに向上
させることができる。ポリマーは基材とともに練り込む
ことによって添加できる。本発明に用いられるポリマー
の例としては、ポリアクリル酸の架橋物、ビニルエステ
ルとエチレン系不飽和カルボン酸またはその誘導体との
共重合体ケン化物、ポリアクリロニトリルの部分加水分
解物、澱粉とアクリル酸のグラフト重合体、カルボキシ
ルメチルセルロースの架橋物、ビニルアルコールとアク
リル酸の共重合体、ポリエチレングリコールの架橋物、
キトサンの塩、ブルランのゲルなどを挙げることができ
る。
【0014】このとき、さらに望ましくは、ポリマーの
粒径が100μm以下とされる。ポリマーの粒径が小さ
いと、水分の吸収が早くなるとともに、吸収量を増大さ
せることができるからである。そして、ポリマーは、パ
ール重合によって生成されるのがさらに好ましい。パー
ル重合で生成されたポリマーは、水性懸濁重合によって
生成されたポリマーよりも粒径が一定であるため、性能
が一定となり、安定した性能を付与することができるた
めである。
【0015】また、パルプと製紙スラッジのみで処理用
材料を製造したのでは、軽すぎるために、排尿後の動物
がその処理用材料を体につけて歩き回り、その処理用材
料をまき散らすという問題があるため、本発明において
は、パルプと製紙スラッジを基材とし、その基材に無機
充填剤を添加し、重量を増大させることが好適である。
無機充填剤の具体的な例としては、長石、滑石、炭酸カ
ルシウムを挙げることができる。
【0016】本発明においてポリマーを添加する場合に
は、無機充填剤を添加する代わりに水溶性無機塩類を添
加するのが好ましい。ポリマーは、混合時に水分を吸収
しすぎると流動性を失うが、水溶性無機塩類にはそれを
防止する効果があり、しかも混合物の増量材としての機
能をも与えるからである。また水溶性であるため、水洗
トイレなどに流す際に支障となることはない。水溶性無
機塩類の具体例としては、硫酸マグネシウム、硫酸ナト
リウム、硫酸バンド、メタケイ酸ソーダなどが挙げられ
る。
【0017】なお、本発明は、主として愛玩動物や家畜
などのトイレ用として使用されるが、その用途は特に限
定されるものではなく、たとえば、渋滞時における車の
中など、トイレが使用できる状況にない場合における人
間用の簡易トイレとして使用することも可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の効果を、実施例を参照しなが
ら具体的に説明する。パルプと製紙スラッジとの混合物
からなる基材に、無機充填剤、ポリマー、水溶性無機塩
類などを添加して中心材を形成した後、乾燥し、蒸留し
て処理用材料を製造した。表1に、製造した処理用材料
における添加剤の種類、ポリマーを添加する場合には、
その粒径と重合方法を示す。本実施例においては、無機
充填剤として炭酸カルシウムを用い、水溶性無機塩類と
して硫酸マグネシウムを用いた。また、処理用材料に添
加するポリマーとしてはアクリル酸の共重合体を用い
た。
【0019】また、比較例として、パルプまたは製紙ス
ラッジを基材としてこの基材に表1に示す添加物などを
添加して処理用材料を製造した。そして、生成した各処
理用材料それぞれについて、その吸水性、水分散性、非
飛散性、中心材におけるポリマーの流動性を測定した。
その結果を表2に示す。なお、ここで非飛散性とは、個
々の処理用材料の散らばりにくさを示すものである。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表2より、本発明例である試験番号1〜7
においては、基材としてパルプと製紙スラッジの混合物
を用いているため、水分散性に大変優れているのに対
し、パルプのみを基材として使用している試験番号8〜
11においては、水分散性にやや劣り、製紙スラッジの
みを基材として使用している試験番号12〜15は、水
分散性に劣ることが判る。
【0023】次に本発明例について、その内容を具体的
に見てみると、基材にポリマーが添加されている試験番
号1、3〜5などは、吸水性に特に優れることが判る。
また、無機充填剤が添加されている試験番号2、3など
は、非飛散性に優れており、ポリマーとともに水溶性無
機塩類が添加されている試験番号4などにおいては、非
飛散性が優れるとともに、ポリマーの流動性にも優れて
いる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よれば、パルプ系材料を基材とした処理用材料の中で
も、特に水分散性に優れ、大量に水洗トイレなどに流し
た場合であっても排水管などを詰まらせることがなく、
しかも吸水性に優れるため、ネコの尿はネコ砂の表面を
流れるスポット吸収するので、表面の尿で膨潤した部分
が少なく、この膨潤したポリマーがネコの爪や毛につき
にくくすることにより、部屋の畳やじゅうたんを汚さな
いという特性をもった処理用材料を提供することが可能
となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプおよび製紙スラッジを混合して製造
    された混合パルプを基材とし、この基材を造粒し、乾燥
    することによって形成されていることを特徴とする動物
    の***物処理用材料。
  2. 【請求項2】基材に、ポリマーが添加されている請求項
    1記載の動物の***物処理用材料。
  3. 【請求項3】添加されるポリマーの粒径が、100μm
    以下とされている請求項2記載の動物の***物処理用材
    料。
  4. 【請求項4】添加されるポリマーが、パール重合によっ
    て生成されている請求項2または請求項3記載の動物の
    ***物処理用材料。
  5. 【請求項5】基材に、無機充填剤が添加されている請求
    項1〜請求項4記載のうちのいずれかに記載の動物の排
    泄物処理用材料。
  6. 【請求項6】基材に、水溶性無機塩類が添加されている
    請求項2、請求項3または請求項4記載の動物の***物
    処理用材料。
JP11242594A 1994-05-26 1994-05-26 動物の***物処理用材料 Pending JPH07313010A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010083766A (ko) * 2000-02-21 2001-09-01 고호영 제지슬러지를 이용한 축사용깔짚 제조방법

Cited By (1)

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