JPH07312711A - 顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム - Google Patents

顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム

Info

Publication number
JPH07312711A
JPH07312711A JP6125825A JP12582594A JPH07312711A JP H07312711 A JPH07312711 A JP H07312711A JP 6125825 A JP6125825 A JP 6125825A JP 12582594 A JP12582594 A JP 12582594A JP H07312711 A JPH07312711 A JP H07312711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
light
image pickup
target
face image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6125825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3119558B2 (ja
Inventor
Minoru Murai
實 村井
Toru Shimizu
徹 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOOUTEC KK
Original Assignee
HOOUTEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOOUTEC KK filed Critical HOOUTEC KK
Priority to JP06125825A priority Critical patent/JP3119558B2/ja
Publication of JPH07312711A publication Critical patent/JPH07312711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119558B2 publication Critical patent/JP3119558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Collating Specific Patterns (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性の高い顔画像データを得る。 【構成】 撮像対象者12の前方に、対象者12に注視
させる光源26を有する光検出部20を設ける。そし
て、光検出部20の赤外線出射部22から近赤外線を対
象者12に照射し、その対象者12の網膜からの反射光
を赤外線受光素子24によって検出し、検出信号をサン
プリング回路30に入力してサンプリング回路30にテ
レビカメラ14が出力する対象者12の横顔画像データ
を読み込ませる。これにより、対象者12が光源26を
確実に注視しているときの、対象者12の横顔データを
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの取り込み
方法及びその装置に係り、特に人の顔画像データを取り
込むのに好適な顔画像データ取り込み方法および装置並
びにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理技術の著しい発達に伴っ
てその応用範囲が急速に広がっていおり、パターン認識
や画像計測を利用した検査や各種の管理が行われるよう
になっている。特に、テレビカメラによって撮像した人
間の顔を、予め登録してある画像データと比較して本人
を確認したり、本人と他人とを見分けたりして、各種施
設への入出を管理する入出管理への応用が検討されてお
り、特開平1−280873号公報には、撮像した管理
対象者の側貌(横顔)輪郭線を利用して顔貌の特徴を求
め、管理対象者を同定することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、人間は、常
に真正面に顔を向けているとは限らず、左右に顔を向け
ることが多く、常に真横から撮像することが困難であ
る。従って、撮像した画像データから同一性を有する側
貌画像データを得ることが困難なため、対象者の同定を
行う際に誤り率が高くなり、装置の信頼性を低下させ
る。そこで、従来は、同一性を有する側貌画像が得られ
るように、対象者を所定の位置に停止させた上、特定の
マーク等を注視させ、撮像するようにしている。しか
し、対象者が確実に特定のマーク等を注視しているか否
かを確認する方法がなく、取得した側貌画像データの信
頼性が充分でない欠点がある。
【0004】また、撮像対象となる人間は、顔などの特
定部位を撮像する場合、身長が異なるため、撮像対象の
移動を一時的に停止させ、カメラの高さを撮像する特定
部位に対応した位置となるように調節して撮像しなけれ
ばならないため、撮像対象者に停止命令を与える必要が
あり、対象者に心理的な圧迫を与えて緊張を強い、自然
な表情の画像データが得られないばかりでなく、撮像に
時間がかかる欠点がある。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、取得した画像データの信頼性を
向上することを目的としている。また、本発明は、撮像
対象が所定の方向に向いていることを容易に検知できる
ようにすることを目的としている。さらに、本発明は、
同一性のある画像データを容易迅速に得られるようにす
ることを目的としている。そして、本発明は、撮像対象
者に与える心理的な圧迫を小さくすることを目的として
いる。また、本発明は、撮像対象を停止させることな
く、高さの異なる撮像対象の顔画像データを容易に得ら
れるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る顔画像データ取り込み方法は、撮像
対象の頭部を撮像して画像データを取り込む画像データ
取り込み方法において、前記撮像対象に光を照射し、そ
の光の網膜からの反射光を検出したときに、撮像手段が
出力する前記頭部の画像データを取り込むことを特徴と
している。画像データは、撮像対象の側貌画像データま
たは正面顔画像データの少なくともいずれか一方であ
る。また、撮像対象者を前方に向けて漸次低くなる下り
の傾斜面に立たせ、前方上方に配置したマークを注視さ
せるようにするとよい。
【0007】そして、上記取り込み方法を実施するため
の顔画像データ取り込み装置は、撮像対象に光を照射
し、その光の前記撮像対象の網膜からの反射光を検出す
る光検出手段と、前記撮像対象の特定部位を撮像して画
像データを出力する撮像手段と、前記光検出手段の検出
信号に基づいて、前記撮像手段が出力する前記特定部位
の画像データを取り込むサンプリング手段とを有する構
成となっている。
【0008】光検出手段は、赤外線を出射する赤外線出
射部と、網膜から反射した赤外線を検出する赤外線検出
部とから構成することができる。また、光検出手段に
は、撮像対象に注視させる注視マークを設けるとよい。
この注視マークは、略水平方向に配列した複数の光源を
もって構成でき、これらの光源を一側から他側に向けて
順次点滅させる。さらに、赤外線出射部と赤外線検出部
とを、注視マークの構成する複数の光源に対応して設け
るとよい。
【0009】そして、本発明に係る顔画像データ取り込
みシステムは、撮像対象を所定の方向に導く案内部と、
この案内部を移動する前記撮像対象の頭部を実質的に前
方上方から撮像して画像データを出力する撮像手段と、
前記案内部の入側に設けられ、前記撮像対象の高さ情報
を出力する高さ情報出力手段と、前記案内部を移動する
撮像対象の位置を検出する位置検出手段と、前記高さ情
報出力手段が出力した高さ情報に基づいて、前記撮像対
象の撮像位置を求める撮像位置演算手段と、この撮像位
置演算手段が求めた撮像位置と前記位置検出手段の出力
信号とに基づいて、前記撮像手段が出力した画像データ
を取り込む画像データ読み込み手段とを有する構成にし
てある。
【0010】案内部には、撮像対象の進行方向に漸次低
くなる下りの傾斜面を設けることが望ましい。この傾斜
面の角度は、2〜8度がよい。また、位置検出手段は、
前記案内部の側方に、案内部に沿って設けた複数の光セ
ンサによって構成することができる。複数の光センサ
は、撮像手段と撮像対象の頭部とを結ぶ撮像手段の光軸
に沿って配列するとよい。さらに、案内部の前方上方に
は、撮像対象に光を照射し、その光の前記撮像対象の網
膜からの反射光を検出し、画像データ取り込み手段に取
り込み信号を与える光検出手段を設けることができる。
この光検出手段は、赤外線を出射する赤外線出射部と、
網膜から反射した赤外線を検出する赤外線検出部とから
構成することができる。そして、光検出手段には、撮像
対象に注視させる注視マークを設けるとよい。この注視
マークは、略水平方向に配列した複数の光源をもって構
成でき、これらの光源を一側から他側に向けて順次点滅
させる。このとき、赤外線出射部と赤外線検出部とを、
注視マークの構成する複数の光源に対応して設けるとよ
い。なお、案内部の床面は、動く歩道のように移動させ
るようにしてもよい。
【0011】
【作用】上記の如く構成した本発明は、撮像対象者に近
赤外線等の光を照射し、その光の網膜からの反射光を検
出しているので、対象者が所定の方向、すなわち光の出
射方向に目を向けていることを確実に検知でき、そのと
きに画像データを取得すれば、同一性を有する画像デー
タが容易に得られ、取得した画像データの信頼性を高め
ることができる。
【0012】すなわち、撮像対象となる人間の目の瞳孔
から入って網膜により反射された光を検出できる範囲
は、光源、検出部ともに視線を中心として2度程度の極
めて狭い範囲に限定される。従って、網膜からの反射光
を検出することにより、対象者が光源の方向に視線を向
けていたことを知ることができ、このときに側貌画像デ
ータまたは正面顔画像データを取り込めば、取得した画
像データの同一性を確保でき、データの信頼性を高める
ことができる。従って、これらのデータに基づく画像計
測やパターンマッチングの精度が向上し、対象者の同定
や他人との識別における誤り率を小さくすることができ
る。
【0013】なお、網膜からの反射光を検出する際に、
赤外線、特に近赤外線を用いると、対象者に眩しさを感
じさせないばかりでなく、外乱の影響を小さくでき、し
かも網膜からの反射率も高いため、反射光の検出が容易
となる。そして、網膜からの反射光を検出する光検出手
段の赤外線出射部または赤外線検出部の近くに、対象者
に注視させる注視マークを設ければ、対象者を確実に光
検出手段の方向に向けさせることができる。また、注視
マークを複数の光源によって構成し、これら光源を順次
点滅させると、撮像対象者の注意をより引くことがで
き、撮像対象者は目だけでなく、顔を向けて光源を追う
ようになるため、対象者の顔をより確実に光検出手段の
方向に向け指せることが可能となる。
【0014】また、上記の如く構成した本発明の顔画像
データ取り込みシステムは、撮像手段が撮像対象の実質
的に進行方向の前方上方から頭部を撮像するため、撮像
手段の位置や傾きを一定に保持したままでも、案内部を
撮像対象が移動すると、撮像対象の頭部が自動的に撮像
手段の撮像範囲に入る。そこで、高さ情報出力手段の出
力した撮像対象の高さ情報と撮像手段の案内部に対する
傾斜角度とに基づいて、撮像位置演算手段によって撮像
手段の特定部位が撮像手段の撮像範囲に入る案内部の位
置を求め、これを画像データ読み込み手段に与える。画
像データ読み込み手段は、位置検出手段の出力信号によ
って撮像対象の頭部が、撮像位置演算手段の求めた撮像
位置にきたことを検知し、撮像手段から画像データを読
み込む。従って、撮像対象の高さがまちまちであって
も、撮像対象の移動を停止させたり、撮像手段を移動さ
せたりすることなく、撮像対象の頭部の画像データを容
易、確実に得ることができる。しかも、撮像対象を移動
させた状態において画像データを取り込むため、対象者
に与える心理的な圧迫を小さくすることができ、対象者
の緊張を和らげて自然に近い状態の画像データを得るこ
とが可能となる。
【0015】特に、案内部に下りの傾斜面を設けると、
人は下りの傾斜面を進む際、重心の関係から自然に反り
気味となるため、前方上方の撮像手段に顔が向き、顔画
像データの取得が容易となる。なお、傾斜面は、表面を
滑りにくい材質で構成するとともに、その傾斜角度を2
度から8度、特に5度前後にすると、傾斜面を歩く人に
不安感を与えず、顔が前方上方を向きやすくなる。ま
た、位置検出部を、案内部に沿って設けた複数の光セン
サによって構成すると、案内部を移動する撮像対象の位
置を容易、確実に検出できる。しかも、複数の光センサ
を、撮像手段と撮像対象の頭部とを結ぶ光軸に沿って配
列すると、頭部が撮像位置にきたことを容易に知ること
ができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る顔画像データ読み込み方法およ
び装置並びにシステムの好ましい実施例を、添付図面に
従って詳説する。図1は、本発明の第1実施例に係る顔
画像データ読み込み装置のブロック図である。
【0017】図1において、通行許可室10は、図示し
ない入口ドアと出口ドアが設けてあり、床面に入口ドア
から通行許可室10に入った撮像対象者12を所定位置
に立たせる停止位置マーク(図示せず)が設けてある。
また、通行許可室10には、停止位置マークの位置に立
った対象者12の一側に、対象者12の頭部を側方から
撮像する撮像手段であるテレビカメラ14が配置してあ
り、他側に白色板16が設けてある。そして、この白色
板16には、照明装置18から光を照射し、対象者12
の頭部輪郭線(横顔輪郭線)を鮮明に取得できるように
してある。
【0018】一方、対象者12の前方上方の適宜に位置
には、光検出部(光検出手段)20が設けてある(図2
参照)。この光検出部20は、近赤外線等の赤外線を対
象者12に向けて出射する赤外線出射部22と、この赤
外線出射部22が出射した赤外線の対象者12の網膜か
らの反射光を検出する赤外線受光素子(赤外線検出部)
24、および対象者12に注視させるための、例えば青
色の光を放射する注視マークとしての光源26とから構
成してある。また、通行許可室10の床面は、少なくと
も対象者12を立たせる停止位置マークを設けた部分
が、前方に向けて漸次低くなる緩やかな傾斜面28とな
っている。この傾斜面28の傾斜角θは、停止位置マー
クに立った対象者12が顔を光源26に向けやすくなる
程度であって、2〜8度にしてある。この傾斜角θは、
8度を超えて大きくすると対象者12に不安感を与える
ので、8度以下が望ましく、特に5度前後がよい。
【0019】赤外線受光素子24の検出信号は、テレビ
カメラ14に接続してあるサンプリング回路30に入力
するようになっている。そして、サンプリング回路30
には、出力側にアナログ−ディジタル変換回路(A/D
変換器)32を介して画像メモリ34が接続してあり、
テレビカメラ14が出力した画像データを画像メモリ3
4に送り、格納できるようにしてある。また、画像メモ
リ34には、横顔輪郭抽出回路36が接続してあり、画
像メモリ34内の画像データから対象者12の横顔輪郭
線が求められるようになっている。さらに、横顔輪郭抽
出回路36の出力側には、特徴量抽出回路38が接続し
てあって、特徴量抽出回路38が対象者12を特定する
ための横顔輪郭線に関する特徴量、例えば鼻の頂部と顎
の先端部とを結ぶ共通接線の長さ、この共通接線から上
唇の先端までの距離、共通接線から下唇の先端までの距
離等を求めて比較判断回路40に送出する。
【0020】比較判断回路40には、特徴量抽出回路3
8とともに基準データメモリ42が接続してあり、特徴
量抽出回路38が出力したデータと基準データメモリ4
2内のデータとを比較し、対象者12を通過させてよい
か否かを判断する。この基準データメモリ42には、通
行許可室10の入口ドア近辺の通行許可室10の外部ま
たは内部に設置したカードリーダ44が接続してあり、
カードリーダ44から基準データを受け取るようになっ
ている。すなわち、撮像対象者12は、通行許可室10
に入る際に携帯したカードをカードリーダ44に挿入す
るようになっており、このカードにカードを交付された
対象者12の登録番号、通行可否、カードの有効期限、
生年月日等とともに、対象者12の側貌に関する特徴量
が記録してあって、カードリーダ44が通行許可室10
に入る際に対象者12によって挿入されたカードから対
象者12に関する特徴量等のデータを読み取り、そのデ
ータを基準データメモリ42に記憶させる。
【0021】上記の如く構成した実施例においては、対
象者12が通行許可室10に入る際に、携帯しているカ
ードをカードリーダ44に挿入する。カードリーダ44
は、カードに記録されているデータを読み取り、そのカ
ードを交付された対象者12が通過を許可されている者
であるか否かを判断し、そのカードで通過を許可できな
いない場合、表示や音声、ブザー等によって入室拒否を
対象者12に通知する。一方、カードリーダ44は、挿
入されたカードが通過してよいものである場合、カード
に記録してある対象者12の横顔輪郭線に関する特徴量
データなどを読み取り、基準データメモリ42に書き込
む。
【0022】対象者12は、通行許可室10に入室する
と、音声等により停止位置マークの位置に立ち、注視マ
ークである光源26を注視するように指示される。そし
て、撮像対象者12が停止位置マークの位置に立つと、
テレビカメラ14は対象者12の頭部を側方から撮像し
て画像データを出力する。また、光検出部20の赤外線
出射部22は、所定の周期(例えば0.1秒)毎に対象
者12に向けて近赤外線を照射する。この近赤外線は、
対象者12が光源26を注視すると、瞳孔から眼球内に
入り、一部が網膜において反射され、再び瞳孔から近赤
外線の出射方向に戻っていく。そして、赤外線受光素子
24は、対象者12から戻ってきた近赤外線が検出する
と、検出信号をサンプリング回路30に画像取り込み信
号として出力する。
【0023】サンプリング回路30は、赤外線受光素子
24から検出信号が入力すると、テレビカメラ14が出
力する画像データを取り込み、A/D変換器32に送
る。A/D変換器32は、サンプリング回路30から送
られてきたアナログの画像データをディジタルの画像デ
ータに変換する。このA/D変換器32が出力したディ
ジタルデータは、画像メモリ34に書き込まれる。その
後、横顔輪郭抽出回路36は、通常の画像処理と同様に
2値化等の処理を行い、対象者12の横顔輪郭線を抽出
して特徴量抽出回路38に送り、特徴量抽出回路38が
対象者12の側貌に関する特徴量を抽出して比較判断回
路40に送出する。比較判断回路40は、特徴量抽出回
路38の出力した特徴量データと基準データメモリ42
から読み出した基準の特徴量データとを比較し、対象者
12の通過を許可するか否かの比較結果を出力する。
【0024】すなわち、比較判断回路40は、特徴量抽
出回路38が出力した横顔輪郭線に関する特徴量データ
が基準データメモリ42内のデータと一致した場合、ま
たは両者の差が許容範囲内である場合、対象者12の通
過を許可する信号を出口ドアの駆動装置(図示せず)に
出力し、出口ドアを開放させる。反対に、比較判断回路
40は、両データの差が許容範囲を超えている場合、対
象者12の通過を拒否する信号を警告装置等に出力し、
対象者12を入ってきた入口ドアから退室させる。
【0025】このように、実施例においては、光源26
を注視している対象者12に近赤外線を照射し、その近
赤外線の網膜からの反射光を検出するため、対象者12
が所定の方向を向いていることを確実に検知することが
できるとともに、そのときのテレビカメラ14が出力す
る画像データを取り込むようにしているため、光源26
を注視している対象者12の横顔データが得られ、同一
性のある横顔画像データを得ることができ、対象者12
を同定、他人との区別をする際の誤りを小さくすること
ができる。
【0026】そして、本実施例においては、近赤外線を
用いて対象者12が光源26を注視していることを検出
しているため、対象者12が眩しく感ずることがなく、
また外乱の影響を小さくできるばかりでなく、網膜によ
る反射率も大きいため、反射光の検出を容易に行うこと
ができる。しかも、実施例においては、対象者12の立
つ位置を前方に向けて下がる傾斜面28としているた
め、対象者12は重心の関係から人間の反射的な自然動
作によって反り身になり、光検出部20の光源26の方
に顔を向けやすくなる。
【0027】なお、前記実施例においては、光検出部2
0を対象者12の前方やや上方に配置した場合について
説明したが、対象者12の目の高さの位置に設けてもよ
い。この場合、通行許可室10の床面は傾斜面28にす
る必要がない。また、前記実施例においては、カードリ
ーダ44から基準データメモリ42に側貌の特徴量を転
送する場合について説明したが、基準データメモリ42
を予め特徴量を格納したデータベースとして構成し、カ
ードリーダ44からの対象者12の登録番号等の信号に
よって対応する特徴量データを検索して読み出すように
してもよい。そして、前記実施例においては、光源26
が対象者12の注視しやすい青色の光を放射する場合に
ついて説明したが、赤色や黄色等の他の色であってもよ
い。また前記実施例においては、撮像対象が人である場
合について説明したが、撮像対象は動物であってもよ
い。
【0028】図3は、第2実施例のブロック図である。
図3において、対象者12の前方やや上方には、半透鏡
(ハーフミラー)50が設けてあり(図4参照)、この
半透鏡50の背後に光検出部20が配置してある。光検
出部20は、青色の光を放射する複数の光源26a、2
6b、……を有し、これらの光源が水平方向に適宜の間
隔をもって配置してあるとともに、各光源26a、26
b、……に対応して、前記実施例に記載したと同様の赤
外線出射部と赤外線受光素子とからなる反射光検出器5
2a、52b、……が設けてある。また、光検出部20
に近接した適宜の位置、例えば光検出部20の中央上部
には、赤外線フラッシュ装置54が取りつけてあり、対
象者12に赤外線を照射できるようにしてある。
【0029】各光源26a、26b、……と各反射光検
出器52a、52b、……の赤外線出射部とには、切換
回路56を介して電源回路58が接続してあり、切換回
路56が光源26a、26b、……を順次電源回路58
に接続して点滅させるとともに、これら各光源26a、
26b、……の点灯に同期して、光源26a、26b、
……に対応した反射光検出器52a、52b、……の赤
外線出射部から近赤外線を出射できるようになってい
る。
【0030】一方、所定の停止位置に立った対象者12
の一側、すなわち本図に図示しない白色板16の反対側
には、対象者12の横顔を映す反射鏡60が配置してあ
る。この反射鏡60は、中心部を揺動中心として矢印6
2のように揺動できるようになっており、切換回路56
の切換信号を受ける鏡駆動装置64によって揺動させら
れる。また、対象者12の側貌を撮像するテレビカメラ
14は、反射鏡60に向けて配置してあり、反射鏡60
に映った対象者12の横顔を撮像するようになってい
る。そして、反射鏡60には、反射鏡60の揺動角度を
検出する角度検出器61が設けてあって、検出した揺動
角をカメラ駆動装置63に入力し、カメラ駆動装置63
が角度検出器61の検出信号に基づいて、テレビカメラ
14を矢印65のように図の左右方向に平行移動させ
る。さらに、対象者12の上方には、対象者12の正面
顔画像を撮像するための赤外線テレビカメラ66が設け
てあって、図4に示したように半透鏡50に映った対象
者12の正面顔画像を撮像できるようにしてある。
【0031】テレビカメラ66には、横顔撮像用のテレ
ビカメラ14と同様にサンプリング回路68が接続して
あり、サンプリング回路68の出力側にA/D変換器7
0を介して画像メモリ72が接続してある。さらに、画
像メモリ72には、対象者12の正面顔画像を抽出する
顔画像抽出回路74が接続してあり、この顔画像抽出回
路74の出力側に、顔画像抽出回路74が出力した画像
データを対象者12の向きに応じて回転する画像回転補
正回路76が設けてある。そして、画像回転補正回路7
6の出力側には、正面顔画像に関する特徴量(例えば両
眼の間隔、両耳の端までの距離、耳の上下方向の大きさ
等)を抽出する特徴量抽出回路78が接続してある。こ
の特徴量抽出回路78は、横顔輪郭線の特徴量を抽出す
る特徴量抽出回路38の出力とともに比較判断回路40
に接続してあり、抽出した特徴量データを比較判断回路
40に入力する。
【0032】なお、サンプリング回路68には、サンプ
リング回路30と同様に、反射光検出器52a、52
b、……から検出信号が入力するようになっており、入
力した検出信号に同期して赤外線テレビカメラ66の出
力する画像データを読み込むようにしてある。また、反
射光検出器52a、52b、……の検出信号は、フラッ
シュ装置54と顔向き演算回路80とに入力するように
なっている。そして、フラッシュ装置54は、反射光検
出器の検出信号に同期して対象者12に赤外線をフラッ
シングし、顔向き演算回路80は反射光検出器の検出信
号に基づいて、対象者12が向けている顔の方向を演算
して画像回転補正回路76に送出する。
【0033】上記の如く構成した第2実施例の作用は、
次の通りである。基準データメモリ42には、前記実施
例と同様にカードリーダによって対象者12の横顔に関
する特徴量と正面顔画像に関する特徴量との基準データ
が書き込まれる。切換回路56は、対象者12が通行許
可室10に入室すると、光検出部20の光源26a、2
6b、……を所定の周期で順次電源回路58に接続し、
光源26a、26b、……を発光させる。また、切換回
路56は、光源26a、26b、……の点灯に同期し
て、各光源26a、26b、……に対応した反射光検出
器52a、52b、……の赤外線出射部から近赤外線を
対象者12に向けて出射させるとともに、鏡駆動装置6
4にどの光源26を点灯させたのかの信号を送る。そし
て、対象者12は、音声等の指示に従って所定の停止位
置に立ち、半透鏡50を介して前方の順次点滅する光源
26a、26b、……を注視する。
【0034】鏡駆動装置64は、切換回路56から切換
信号が入力すると、反射鏡60を矢印62のように揺動
させる。すなわち、鏡駆動装置64は、各光源26a、
26b、……の位置に対応させた対象者12に対する角
度が内部メモリに格納してあり、例えば光源26a、2
6b、……が図3の左から右に順次点滅していく場合、
光源26a、26b、……の点灯位置に合わせて反射鏡
60を時計方向に揺動させる。つまり、鏡駆動装置64
は、対象者12が光源26a、26b、……の点滅を追
って顔を時計方向に振るに従って反射鏡60を時計方向
に揺動させ、常に対象者12の横顔が反射鏡60に映る
ようにする。そして、カメラ駆動装置63は、角度検出
器61が検出した反射鏡60の揺動角度に従ってテレビ
カメラ14を矢印65のように移動させ、対象者12の
側貌が確実に撮像できるようにする。なお、光源26
a、26b、……の点滅は、例えば常に図の左から右方
向のように一方向に行ってもよいし、左から右方向に点
滅させ、右端まで点灯させたなら逆に右から左方向に順
次点滅させるように、双方向に行ってもよい。
【0035】一方、反射光検出器52a、52b、……
の受光部は、対象者12の網膜からの反射光が入射して
くると、フラッシュ装置54にトリガ信号を与えて赤外
線によるフラッシングを行わせるとともに、サンプリン
グ回路30、68と顔向き演算回路80とに検出信号を
送出する。サンプリング回路30、68は、反射光検出
器52a、52b、……の検出信号に同期してそれぞれ
対応するテレビカメラ14、66の出力する画像データ
を読み込み、A/D変換器32、70を送る。そして、
横顔用テレビカメラ14が出力した画像データは前記し
たように処理され、特徴量抽出回路38が横顔輪郭線に
関する特徴量を求めて比較判断回路40に入力する。
【0036】また、正面顔画像用の赤外線テレビカメラ
66の画像データは、A/D変換器70がディジタル画
像データに変換して画像メモリ72に格納し、顔画像抽
出回路74が画像メモリ72からそのデータを読み出し
て対象者12の正面顔画像を抽出し、画像回転補正回路
76に送る。この画像回転補正回路76は、顔向き演算
回路80から入力する対象者12の顔の向きに関する情
報に基づいて、顔画像抽出回路74が出力した正面顔画
像の補正を行う。
【0037】すなわち、顔向き演算回路80は、反射光
検出器52a、52b、……から検出信号が入力してく
ると、どの検出器が出力した信号であるかを判別し(切
換回路56の切換信号に基づいてもよい)、対象者12
が注視した光源26a、26b、……の位置を求め、対
象者12の顔が図3の一点鎖線に示した真正面に対し
て、どちら側にどれだけ首を振り向けているかを演算す
る。そして、画像回転補正回路76は、顔画像抽出回路
74が求めた対象者12の正面顔画像を、顔向き演算回
路80が求めた首の振り向け角度だけ反対側に回転さ
せ、真正面から見た顔画像に補正して特徴量抽出回路7
8に出力する。
【0038】特徴量抽出回路78は、画像回転補正回路
76が補正した対象者12の正面顔画像から、両眼の中
心距離等の正面顔画像に関する特徴量を抽出し、比較判
断回路40に送る。比較判断回路40は、前記実施例と
同様に、基準データメモリ42から対象者12の横顔輪
郭線と正面顔画像とに関する特徴量の基準データを読み
出し、特徴量抽出回路38、78が出力したデータと比
較して、対象者12を通過させてよいか否かの比較結果
を出力する。
【0039】このように、第2実施例においては、対象
者12に注視させる光源26を複数設けて順次点滅させ
るようにしたことにより、対象者12が目だけを発光ラ
ンプに向けるようなことを防止できる。そして、本実施
例においては、光源26a、26b、……の点滅に従っ
て反射鏡60を揺動さ、反射鏡60に対象者12の横顔
が常に映るようにしてあるため、対象者12が光源26
a、26b、……の点滅に追随して首を振っても、テレ
ビカメラ14から正確な対象者12の横顔画像データを
出力させることができる。
【0040】また、本実施例においては、光源26a、
26b、……に対応して設けた反射光検出器52a、5
2b、……の検出信号を顔向き演算回路80に入力し、
顔向き演算回路80によって対象者12の顔の向きを求
めて赤外線テレビカメラ66の撮像した顔画像を補正す
るため、対象者12の正確な正面顔画像が得られ、正面
顔画像に関する正確な特徴量データを求めることができ
る。そして、本実施例は、フラッシュ装置54によるフ
ラッシングを赤外線によって行うため、対象者12に眩
しさを感じさせず、また可視光線による撮像を行うテレ
ビカメラ14の画像データに影響を与えることがない。
【0041】なお、フラッシュ装置54によるフラッシ
ングは、半透鏡50の背後から行ってもよいし、テレビ
カメラ66を半透鏡50の背後に配置してもよい。ま
た、正面顔画像用のカメラを水平方向に複数台(例えば
3台)配置し、これらのカメラによって同時に撮像した
正面顔画像の中から、最も真正面に近い画像を用いて補
正を行うことにより、より精度の高い正面顔画像が得ら
れ、より正確な特徴量データを抽出することができる。
【0042】図5は、本発明の第3実施例の顔画像デー
タ取り込みシステムの説明図であって、通行管理に適用
した場合の説明図である。図5において、撮像対象であ
る通行管理の対象者12(12a、12b)が通過する
案内部90は、対象者12の進行方向に漸次低くなる下
りの傾斜面92が形成してある。また、傾斜面92の両
側には、対象者12が確実に傾斜面92を歩くように誘
導するためのガイド94が設けてある。そして、この案
内部90の入側となる通行許可室10の入口部(図示せ
ず)には、入口ドア(第1扉)が設けてあり、このドア
の外側に高さ情報出力手段となるカードリーダ44が設
置してあって、対象者12が持参したカード96に記録
してあるデータを読み取らせるようになっている。そし
て、傾斜面92の前方には、図示しない出口ドア(第2
扉)によって構成した出口部が設けてある。なお、傾斜
面92の勾配は、後述するように対象者12が顔をやや
上げた状態で通過するような角度であって、2度〜8度
程度、望ましくは5度前後がよい。
【0043】カード96には、所定のデータ、例えばカ
ード96を交付された対象者12の登録番号、通行許可
の有無、カードの有効期限、生年月日、所属等ととも
に、そのカード96を交付された者の身長が記録してあ
る。そして、カードリーダ44は、カード96から対象
者12の身長を読み取り、撮像位置演算器98に出力す
るとともに、カード96に記録してある登録番号を読み
出し、画像データ取り込み手段を構成している詳細を後
述する画像処理装置100に送る。
【0044】一方、案内部90の傾斜面92の側部上方
には、複数の光センサによって構成した位置検出部10
2が設けてある。すなわち、位置検出部102は、赤外
線等の光を出力する複数の発光器104と、この発光器
104に対応して設けた受光器106とからなり、傾斜
面92の一側上部に発光器104、他側上部に受光器1
06が直線的に配置してある。そして、発光器104と
受光器106とは、対象者12の進行方向に沿って順次
高くなるように適宜の間隔をもって配列してあって、後
述するように傾斜面92を進む対象者12a、12bの
頭部を検出できるようにしてある。
【0045】位置検出部102の検出信号、すなわち受
光器106の出力信号は、撮像位置演算器98の出力信
号とともに、フラッシュ制御装置108に入力するよう
になっている。そして、フラッシュ制御装置108の出
力側には、赤外線を出射するフラッシュライト110と
画像処理装置100とが接続してあり、撮像位置演算器
98が求めた対象者12の撮像位置に対応した受光器1
06の出力信号に基づいて、フラッシュライト110を
発光させるとともに、画像処理装置100に画像データ
の取り込みタイミング信号を出力する。また、画像処理
装置100には、フラッシュ制御装置108とともに、
撮像手段としてのテレビカメラ66と、テレビカメラ6
6から得た画像データと比較する基準の画像データが格
納してある画像データ記憶装置112とが接続してあ
る。
【0046】テレビカメラ66は、傾斜面92を進む対
象者12を実質的に前方上方から撮像するようになって
いる。すなわち、テレビカメラ66は、傾斜面92の上
方に設けられており、対象者12が進行する前方上方に
配置した半透鏡50に映った対象者12の正面顔画像を
撮像できるようになっている。このテレビカメラ66
は、ズームレンズを有する自動焦点機構を備えており、
撮像位置演算器98からの撮像位置信号を受けてズーミ
ングがなされ、撮像位置にきた各対象者12の半透鏡5
0に映った正面顔画像を、ほぼ同じ大きさに撮像できる
ようにしてある。そして、テレビカメラ66の半透鏡5
0に対する傾き角、すなわちカメラレンズの光軸114
と半透鏡50の法線116とのなす角αは、位置検出部
102を構成している光センサを配列した線118と半
透鏡50の法線116とのなす角βと同じであり、背の
高さの異なる対象者12a、12bがそれぞれの撮像位
置にきたときに、その頭部を撮像できるようになってい
る。すなわち、位置検出部102を構成している複数の
光センサは、テレビカメラ66の半透鏡50を介して撮
像位置の対象者12の頭部に至る光軸に沿って配列して
ある。
【0047】なお、半透鏡50の後方には、前記の第2
実施例と同様に複数の光源26a、26b、……とこれ
らの光源26a、26b、……に対応して設けた反射光
検出部52a、52b、……とから構成した光検出部2
0が配設してあり、対象者12の顔を半透鏡50に確実
に向けさせ、それを検知できるようにしてある。
【0048】上記の如く構成した第3実施例の作用は、
次のとおりである。画像データ記憶装置112には、例
えば案内部90の通行を許可した各対象者12の正面顔
画像データが登録番号に対応して記憶させてある。そし
て、各対象者12には、必要なデータを記録したカード
96が予め交付してあり、各対象者12は案内部90を
通過する際に、カード96をカードリーダ44に挿入す
るようにしてある。
【0049】案内部90を通過しようとする対象者12
が、図6のステップ120のようにカードリーダ44に
カード96を挿入すると、カードリーダ44はカード9
6に記録してあるデータを読み取り、そのカード96で
通過ができるか否かを判断する(ステップ121)。そ
して、カードリーダ44は、挿入されたカードによって
通過できない場合、すなわちカード96を交付された者
が案内部90を通過することを許されていない者である
場合、ステップ122のように音声や表示によって通過
できない旨をカード96の所持者に通知する。
【0050】他方、カードリーダ44は、挿入されたカ
ード96が通過を許可できるものである場合、案内部9
0に通じる図示しない第1扉を開け(ステップ12
3)、カード96からカード96を交付された者の身長
を読み取り、撮像位置演算器98に送るとともに、登録
番号を読み取って画像処理装置100に入力する(ステ
ップ124)。撮像位置演算器98は、カードリーダ4
4から身長データが入力してくると、対象者12の撮像
位置を求めてフラッシュ制御装置108に入力する(ス
テップ125)。すなわち、撮像位置演算器98は、対
象者12の背の高さと、案内部90の傾斜面92の勾配
および位置検出部102を構成している光センサの高
さ、配列の傾きとから、何番目の光センサが作動したと
きに、テレビカメラ66の撮像した画像データを取り込
めば、対象者12の頭部の画像データを得ることができ
るかを演算し、その算出した光センサの番号をフラッシ
ュ制御装置108に撮像位置情報として入力する。ま
た、画像処理装置100は、カードリーダ44から送ら
れてきた登録番号に基づいて、画像データ記憶装置11
2内を検索し、その登録番号に対応した基準の画像デー
タを読み出す(ステップ126)。
【0051】対象者12は、案内部90の傾斜面92を
下っていくと、第1扉に近い図5の右側から順に発光器
104の出射している光を遮り、受光器106が対象者
12の来たことを検出して検出信号をフラッシュ制御装
置108に送る。そして、フラッシュ制御装置108
は、受光器106から検出信号が入力すると、撮像位置
演算器98の求めた撮像位置の受光器106からの信号
であるか否かを判断し(ステップ127)、所定の受光
器106の検出信号が入力すると、フラッシュライト1
10を発光させるとともに(ステップ128)、画像処
理装置100に画像データの読み込み命令を与える。す
なわち、フラッシュ制御装置108は、カード96に記
録してある身長が対象者12aのように低い場合、第1
の受光器106が対象者12aを検出するとフラッシュ
ライト110を発光させ、身長が対象者12aのように
高い場合には、最後の方の受光器106が作動したとき
にフラッシュライト110を発光させ、この発光に同期
して画像処理装置100に画像データを取り込ませる。
【0052】フラッシュライト110から発した光は、
一部が対象者12から反射して半透鏡50に対象者12
の顔を映し出し、テレビカメラ66がこの像を撮像して
画像データを出力する。そして、画像処理装置100
は、フラッシュ制御装置108が出力した読み込み命令
に同期してテレビカメラ66から画像データを読み込む
(ステップ129)。その後、画像処理装置100は、
前記したと同様に対象者12の顔画像の抽出や顔画像の
大きさの補正、正面顔画像に関する特徴量の抽出等の所
定の処理を行い、このテレビカメラ66から得た画像デ
ータを画像データ記憶装置112から読み出した基準の
画像のデータと比較し、カード96をカードリーダ44
に挿入した対象者12がカード96を交付された本人で
あるか否かを判断する(ステップ130、131)。
【0053】その後、画像処理装置100は、画像デー
タの比較の結果、対象者12がカード96の正当な所持
者であると判断すると、対象者12の前方に設けてある
第2扉(図示せず)を開けて対象者12の通行を許可す
る(ステップ132)。一方、画像処理装置100は、
案内部90に入った対象者12がカード96の正当な所
有者でないと判断すると、すなわちテレビカメラ66か
ら得た画像データと画像データ記憶装置112から読み
出した画像データとが一致しない場合には、ステップ1
33に進んで音声や表示によって通行を許可しない旨を
対象者12に知らせ、必要があればブザー等によって警
告し、第1扉である入口ドアから退室させる。
【0054】このように、実施例においては、テレビカ
メラ66を実質的に対象者12の前方上方から撮像する
ようにしたことにより、身長の異なる対象者12a、1
2bの顔を撮像する場合、対象者12a、12bの進行
を停止させてテレビカメラ66を背の高さに合わせて上
下動させたり、またはテレビカメラ66を上下方向に首
を振らせる必要がなく、対象者12を進行させたまま必
要とする特定部位の画像データを容易に取得することが
できる。
【0055】また、前記実施例においては、案内部90
に下りの傾斜面92を設け、この傾斜面92を対象者1
2が進むようにしているため、テレビカメラ66によっ
て対象者12の正面顔画像が得やすくなる。すなわち、
人間は、下りのスロープを歩く場合、重心が平地のとき
より前側となるため、やや反り身となって顔を上げて歩
くのが普通であり、実質的に対象者12の前方斜め上方
に位置するテレビカメラ66によって対象者12の正面
顔画像のデータを容易に得ることができる。しかも、取
得された画像データは、対象者12が歩いている状態を
であるため、対象者12を拘束する程度が弱いために対
象者12に与える心理的な圧迫感が小さく、比較的自然
に近い状態の対象者12の顔画像を得ることができ、デ
ータの比較をする場合の誤りを小さくすることができ
る。
【0056】しかも、実施例においては、撮像位置演算
器98が対象者12の身長の高さに基づいて求めた撮像
位置に応じてテレビカメラ66のズーミングを行うた
め、常にほぼ同じ大きさの顔画像を得ることができ、画
像処理装置100における画像データの比較のための画
像処理が容易となる。さらに、テレビカメラ66は、半
透鏡50に映った像を撮像するため、光路長が長くな
り、実質的に遠くの対象者12を撮像することになっ
て、対象者12の履物の高さなどによる撮像位置のずれ
による影響を小さくすることができる。
【0057】なお、前記実施例においては、テレビカメ
ラ66のズーミングを撮像位置演算器98が出力した撮
像位置情報によって行う場合を説明したが、位置検出部
102の各受光器106の検出信号に同期してズーミン
グを行うようにしてもよい。このように受光器106の
検出信号に同期させてズーミングを行うと、画像処理装
置100の取り込んだ顔画像の大きさをより一定にする
ことができる。また、前記実施例においては、画像処理
装置100の画像データの取り込みをフラッシュ制御装
置108からの出力信号によって行う場合について説明
したが、画像処理装置100に撮像位置演算器98の演
算結果と位置検出部102の検出信号とを入力し、位置
検出部102の検出信号に基づいて画像データの取り込
みを行ってもよい。
【0058】また、前記実施例においては、位置検出部
102として光センサを用いた場合について説明した
が、超音波センサ等を用いてもよい。さらに、前記実施
例においては、位置検出部102の各光センサを、撮像
位置にきた対象者12の顔の部分に対応する位置に配置
した場合について説明したが、位置検出部102の位置
は実施例に限定されない。そして、前記実施例において
は、撮像位置演算器98が求めた撮像位置の受光器10
6に入射する光を対象者12が遮った場合に、画像デー
タの取り込みをする場合について説明したが、受光器1
06が一度遮られた発光器104からの光を再度検出し
たときに画像データを取り込むようにしてもよい。
【0059】さらに、前記実施例においては、テレビカ
メラ66がズームレンズを備えている場合について説明
したが、ズームレンズを備えないテレビカメラを用い、
撮像した画像の大きさの調整をソフト的に処理をしても
よい。また、対象者12が撮像位置にきたときに、例え
ば0.1〜0.3秒間隔で複数回フラッシングして複数
回画像の取り込みを行い、それらのうちの最適な画像デ
ータを利用するようにしてもよい。そして、このように
複数回フラッシングすると、撮像位置にきた対象者12
がまばたきをしたために、瞳孔からの反射光が検出でき
ないような事態を防ぐことができる。
【0060】なお、注視マークである光源は、1つの光
源によって構成してもよいことは勿論である。そして、
テレビカメラ66は、半透鏡50の後方に配置してもよ
い。また、前記実施例においては、画像データ記憶装置
112に基準データを格納してある場合について説明し
たが、カード96に基準データを記録しておき、カード
リーダ44で読み取って画像処理装置100に入力する
ようにしてもよい。さらに、前記実施例においては、対
象者12を案内部90の傾斜面92を歩かせる場合につ
いて説明したが、傾斜面92をいわゆる動く歩道のよう
に移動させるようにしてもよい。このように傾斜面92
を移動させるようにすると、撮像対象が動物などである
場合も、その特定部位の画像データを比較的容易に得る
ことができる。また、前記実施例においては、テレビカ
メラ66の向きを傾けるとともに、案内部90が傾斜面
92を有する場合について説明したが、対象者12の歩
く面を水平にしてもよいし、テレビカメラ66を水平方
向に向け、案内部90に傾斜面92を形成するようにし
てもよい。
【0061】図7は、高さ情報出力手段の他の実施例を
示したものである。本実施例の高さ情報出力手段である
高さ情報出力部140は、高さ方向に適宜の間隔をもっ
て配列した複数の発光素子142と、この発光素子14
2に対応して設けた受光素子144とを主構成要素とし
ており、発光素子142と受光素子144との間に対象
者12の通る通路が形成してあって、入射光の遮られた
受光素子144の高さ位置によって対象者12の身長を
検出できるようになっている。
【0062】このように構成した高さ情報出力部140
によれば、対象者12の履いている履物の高さを含めた
高さが求められ、履物の高さを考慮した撮像位置を求め
ることができるため、対象者12の特定部位を撮像する
場合に、履物の高さによって特定部位がテレビカメラ6
6の視野から外れるなどの不都合を避けることができ
る。
【0063】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る顔
画像データ取り込み方法によれば、撮像対象者に近赤外
線等の光を照射し、その光の網膜からの反射光を検出す
るため、対象者が光の出射方向に目を向けていることを
確実に知ることができ、同一性のある画像データが容易
に得られ、取得した画像データの信頼性を高めることが
できる。
【0064】なお、網膜からの反射光を検出する際に、
赤外線、特に近赤外光を用いると、撮像対象が眩しく感
ずるようなことがないばかりでなく、外乱の影響を小さ
くすることができ、また網膜からの反射率も高いため、
反射光の検出が容易となる。そして、網膜からの反射光
を検出する検出手段の赤外線出射部の近くに、撮像対象
に注視させる注視マークを設ければ、撮像対象を確実に
光検出手段の方向に向けさせることができ、同一性を有
する画像データの取り込みがより容易となる。また、注
視マークを複数の光源によって構成し、これら光源を順
次点滅させると、撮像対象の顔をより確実に光検出手段
の方向に向けさせることが可能となる。
【0065】また、本発明の顔画像データ取り込みシス
テムは、撮像手段が撮像対象の実質的に進行方向の前方
上方から頭部を撮像するため、撮像手段の位置や傾きを
一定に保持したままでも、案内部を撮像対象が移動する
と、撮像したい頭部が自動的に撮像手段の撮像範囲に入
るため、撮像対象の高さがまちまちであっても、撮像対
象の移動を停止させたり、撮像手段を移動させたりする
ことなく、撮像対象の頭部の画像データを容易、確実に
得ることができる。しかも、撮像対象を移動させた状態
において画像データを取り込むため、撮像対象が人であ
る場合、対象者に与える心理的な圧迫を小さくすること
ができ、対象者の緊張を和らげて自然に近い状態の画像
データを得ることが可能となる。特に、案内部に下りの
傾斜面を設けると、人は下りの傾斜面を進む際、重心の
関係から自然に反り気味となるため、前方上方の撮像手
段に顔が向き、顔画像データの取得が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】第1実施例の撮像対象と光検出部との関係を示
す図である。
【図3】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図4】第2実施例の撮像対象と半透鏡と正面顔画像用
テレビカメラとの関係を示す説明図である。
【図5】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図6】第3実施例の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図7】第3実施例の高さ情報出力手段の他の実施例の
説明図である。
【符号の説明】
12 撮像対象(対象者) 14、66 撮像手段(テレビカメラ) 20 光検出部 22 赤外線出射部 24 赤外線受光素子 26、26a、26b 光源 28、92 傾斜面 30、68 サンプリング回路 44 高さ情報出力手段(カードリ
ーダ) 50 半透鏡 52a、52b、 反射光検出器 80 顔向き演算回路 90 案内部 98 撮像位置演算手段 100 画像データ読み込み手段(画
像処理装置) 102 位置検出手段(位置検出部) 140 高さ情報出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 E

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像対象の頭部を撮像して画像データを
    取り込む顔画像データ取り込み方法において、前記撮像
    対象に光を照射し、その光の網膜からの反射光を検出し
    たときに、撮像手段が出力する前記頭部の画像データを
    取り込むことを特徴とする顔画像データ取り込み方法。
  2. 【請求項2】 前記画像データは、前記撮像対象の側貌
    画像データまたは正面顔画像データの少なくともいずれ
    か一方であることを特徴とする請求項1に記載の顔画像
    データ取り込み方法。
  3. 【請求項3】 前記撮像対象を前方に向けて漸次低くな
    る下りの傾斜面に位置させ、前記撮像対象の前方上方に
    配置したマークを注視させることを特徴とする請求項1
    または2に記載の顔画像データ取り込み方法。
  4. 【請求項4】 撮像対象に光を照射し、その光の前記撮
    像対象の網膜からの反射光を検出する光検出手段と、前
    記撮像対象の頭部を撮像して画像データを出力する撮像
    手段と、前記光検出手段の検出信号に基づいて、前記撮
    像手段が出力する前記頭部の画像データを取り込むサン
    プリング手段とを有することを特徴とする顔画像データ
    取り込み装置。
  5. 【請求項5】 前記光検出手段は、赤外線を出射する赤
    外線出射部と、前記網膜から反射した赤外線を検出する
    赤外線検出部とを有することを特徴とする請求項4に記
    載の顔画像データ取り込み装置。
  6. 【請求項6】 前記光検出手段は、前記撮像対象に注視
    させる注視マークを有していることを特徴とする請求項
    4または5に記載の顔画像データ取り込み装置。
  7. 【請求項7】 前記注視マークは、略水平方向に配列さ
    れ、一側から他側に順次点滅する複数の光源からなり、
    前記赤外線出射部と前記赤外線検出部とは、前記各光源
    のそれぞれに対応して設けてあることを特徴とする請求
    項6に記載の顔画像データ取り込み装置。
  8. 【請求項8】 撮像対象を所定の方向に導く案内部と、
    この案内部を移動する前記撮像対象の頭部を実質的に前
    方上方から撮像して画像データを出力する撮像手段と、
    前記案内部の入側に設けられ、前記撮像対象の高さ情報
    を出力する高さ情報出力手段と、前記案内部を移動する
    撮像対象の位置を検出する位置検出手段と、前記高さ情
    報出力手段が出力した高さ情報に基づいて、前記撮像対
    象の撮像位置を求める撮像位置演算手段と、この撮像位
    置演算手段が求めた撮像位置と前記位置検出手段の出力
    信号とに基づいて、前記撮像手段が出力した画像データ
    を取り込む画像データ読み込み手段とを有することを特
    徴とする顔画像データ取り込みスシテム。
  9. 【請求項9】 前記案内部は、前記撮像対象の進行方向
    に漸次低くなる下りの傾斜面を有していることを特徴と
    する請求項8に記載の顔画像データ取り込みスシテム。
  10. 【請求項10】 前記傾斜面の傾斜角度は、2〜8度で
    あることを特徴とする請求項9に記載の画像データ取り
    込みスシテム。
  11. 【請求項11】 前記位置検出手段は、前記案内部の側
    方に、案内部に沿って設けた複数の光センサからなるこ
    とを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1に記載
    の画像データ取り込みスシテム。
  12. 【請求項12】 前記複数の光センサは、前記撮像手段
    と前記撮像対象の頭部とを結ぶ撮像手段の光軸に沿って
    配列してあることを特徴とする請求項11に記載の顔画
    像データ取り込みスシテム。
  13. 【請求項13】 前記案内部の前方上方には、撮像対象
    に光を照射し、その光の前記撮像対象の網膜からの反射
    光を検出する光検出手段が設けてあることを特徴とする
    請求項8ないし12のいずれか1に記載の顔画像データ
    取り込みシステム。
  14. 【請求項14】 前記光検出手段は、赤外線を出射する
    赤外線出射部と、前記網膜から反射した赤外線を検出す
    る赤外線検出部とを有することを特徴とする請求項13
    に記載の顔画像データ取り込みシステム。
  15. 【請求項15】 前記光検出手段は、略水平方向に配列
    され、一側から他側に順次点滅する複数の光源を有する
    注視マークと、この注視マークの前記各光源に対応して
    配置した前記赤外線出射部と、前記赤外線検出部とを備
    えていることを特徴とする請求項14に記載の顔画像デ
    ータ取り込みシステム。
JP06125825A 1994-05-16 1994-05-16 顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム Expired - Fee Related JP3119558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06125825A JP3119558B2 (ja) 1994-05-16 1994-05-16 顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06125825A JP3119558B2 (ja) 1994-05-16 1994-05-16 顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07312711A true JPH07312711A (ja) 1995-11-28
JP3119558B2 JP3119558B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=14919880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06125825A Expired - Fee Related JP3119558B2 (ja) 1994-05-16 1994-05-16 顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3119558B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000293627A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 画像入力装置、画像入力方法、及び記憶媒体
KR20010006976A (ko) * 1999-04-09 2001-01-26 김대훈 홍채인식시스템
JP2001195594A (ja) * 1999-04-09 2001-07-19 Iritech Inc 虹彩同定システム及び虹彩認識によって人を同定する方法
JP2002056389A (ja) * 1999-04-09 2002-02-20 Iritech Inc 虹彩同定システム及び虹彩認識によって人を同定する方法
JP2004118627A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Toshiba Corp 人物認証装置および人物認証方法
US6882741B2 (en) 2000-03-22 2005-04-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Facial image recognition apparatus
JP2006099615A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toshiba Corp 顔認証装置および入退場管理装置
US7050608B2 (en) 2001-03-09 2006-05-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image recognition apparatus
US7120278B2 (en) 2001-08-24 2006-10-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Person recognition apparatus
US7158657B2 (en) 2001-05-25 2007-01-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image recording system
US7239725B2 (en) 2001-07-27 2007-07-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image recognition apparatus
KR100888554B1 (ko) * 2007-04-26 2009-03-11 벽산건설 주식회사 인식 시스템
CN102509291A (zh) * 2011-10-31 2012-06-20 东南大学 基于无线网络视频传感器的公路路面病害检测及识别方法
JP2013200565A (ja) * 2005-04-11 2013-10-03 Sarnoff Corp ストロボ式画像キャプチャを提供するための方法および装置
JP2017021812A (ja) * 2011-06-10 2017-01-26 アマゾン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド ビデオにおける改良型の顔面認識

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201416A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 三菱電機株式会社 ワーク搬送装置およびワーク搬送システム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000293627A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 画像入力装置、画像入力方法、及び記憶媒体
KR20010006976A (ko) * 1999-04-09 2001-01-26 김대훈 홍채인식시스템
JP2001195594A (ja) * 1999-04-09 2001-07-19 Iritech Inc 虹彩同定システム及び虹彩認識によって人を同定する方法
JP2002056389A (ja) * 1999-04-09 2002-02-20 Iritech Inc 虹彩同定システム及び虹彩認識によって人を同定する方法
US6882741B2 (en) 2000-03-22 2005-04-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Facial image recognition apparatus
US7050608B2 (en) 2001-03-09 2006-05-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image recognition apparatus
US7158657B2 (en) 2001-05-25 2007-01-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image recording system
US7239725B2 (en) 2001-07-27 2007-07-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image recognition apparatus
US7454041B2 (en) 2001-08-24 2008-11-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Person recognition apparatus
US7120278B2 (en) 2001-08-24 2006-10-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Person recognition apparatus
JP2004118627A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Toshiba Corp 人物認証装置および人物認証方法
JP2006099615A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toshiba Corp 顔認証装置および入退場管理装置
JP2013200565A (ja) * 2005-04-11 2013-10-03 Sarnoff Corp ストロボ式画像キャプチャを提供するための方法および装置
KR100888554B1 (ko) * 2007-04-26 2009-03-11 벽산건설 주식회사 인식 시스템
JP2017021812A (ja) * 2011-06-10 2017-01-26 アマゾン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド ビデオにおける改良型の顔面認識
CN102509291A (zh) * 2011-10-31 2012-06-20 东南大学 基于无线网络视频传感器的公路路面病害检测及识别方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3119558B2 (ja) 2000-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3119558B2 (ja) 顔画像データ取り込み方法および装置並びにシステム
US7271839B2 (en) Display device of focal angle and focal distance in iris recognition system
EP1241614B1 (en) Apparatus and method for adjusting focus position in iris recognition system
JP3312303B2 (ja) 虹彩認識システムの偽造判別方法
US20090016574A1 (en) Biometric discrimination device, authentication device, and biometric discrimination method
JP2002514098A (ja) 虹彩取得用イメージのための装置
US20050084137A1 (en) System and method for iris identification using stereoscopic face recognition
EP1588663A1 (en) Iris recognition apparatus with different states of illumination
JPH11203452A (ja) 個人特徴パターン検出装置及びそれを用いた個人識別装置
CN105431076B (zh) 视线引导装置
EP1805691A1 (en) Method and system for generating a combined retina/iris pattern biometric
KR20120057033A (ko) Iptv 제어를 위한 원거리 시선 추적 장치 및 방법
JP2003030659A (ja) 虹彩認証装置及び虹彩撮像装置
CN101185101A (zh) 眼睛图像拍摄装置及使用此眼睛图像拍摄装置的认证装置
JP3874778B2 (ja) 撮影装置
US20220417420A1 (en) System for Acquisiting Iris Image for Enlarging Iris Acquisition Range
KR101870959B1 (ko) 눈이 진짜인지 가짜인지를 결정하기 위한 결정 장치
JP6777334B2 (ja) 手動操作式シリンジの監視
KR100293468B1 (ko) 광학이미저
JP2018190213A (ja) 顔認識装置及び視線検出装置
JP3342810B2 (ja) 虹彩画像取得装置
JP2001266153A (ja) 顔画像認識装置および通行制御装置
JP4258865B2 (ja) アイリスデータ取得装置
KR20010007923A (ko) 고정초점 카메라를 이용한 홍채이미지 획득방법 및 획득장치
JP3286168B2 (ja) 物体検出装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees