JPH07312009A - ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構 - Google Patents

ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

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Publication number
JPH07312009A
JPH07312009A JP7153874A JP15387495A JPH07312009A JP H07312009 A JPH07312009 A JP H07312009A JP 7153874 A JP7153874 A JP 7153874A JP 15387495 A JP15387495 A JP 15387495A JP H07312009 A JPH07312009 A JP H07312009A
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JP
Japan
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cartridge
shutter
disc
opening
closing
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Application number
JP7153874A
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English (en)
Inventor
Masayuki Suzuki
正之 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクカートリッジが正しく挿入された場
合に限ってシャッタ部材を開放しディスク装着部への装
着を可能となし、誤挿入された場合には、ディスクカー
トリッジの装置内への装着を禁止する。 【構成】 ディスクカートリッジ1が挿入操作される
と、シャッタ部材9の切欠部38にシャッタ開閉アーム
51,52に設けた係合部57,58が係合する。係合
部57,58が切欠部38に係合した状態からさらにデ
ィスクカートリッジを挿入操作すると、シャッタ開閉ア
ーム51,52が付勢手段60の付勢力に抗して回動さ
れ、シャッタ部材9が移動操作されてカートリッジ本体
5に設けた開口部7,8の開放操作が行われる。挿入方
向を誤ってディスクカートリッジ1の挿入操作が行われ
ると、シャッタ部材9に設けた切欠部38に係合部5
7,58に係合することなくストッパ64に当接してさ
らなる挿入が規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクあるいは光
磁気ディスク等のディスクを収納したカートリッジ本体
の上下両面に形成された信号読み取り若しくは信号書き
込み用の開口部を開閉するように、カートリッジ本体に
移動自在に取付けられるシャッタ部材を開閉操作するデ
ィスクカートリッジのシャッタ開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録及び/又は再生装置の信号記
録媒体として用いられる光ディスクや磁気ディスクは、
信号記録面の保護を図るため、カートリッジ本体に収納
され、このカートリッジ本体に収納されたままの状態で
上記記録及び/又は再生装置に装着される。
【0003】このカートリッジ本体にディスクを収納し
て構成してなるディスクカートリッジには、記録及び/
又は再生装置に装着したとき、情報信号の読み取り若し
くは書き込みを行う光学ピックアップ装置等のピックア
ップ装置が臨む開口部が上下両面に設けられている。ま
た、ディスクカートリッジには、記録及び/又は再生装
置に装着されるとき以外に、不用意に開口部が開放さ
れ、カートリッジ本体に収納したディスクに塵芥が付着
し、あるいはディスクが損傷を受けることを防止するた
め、開口部を閉塞するシャッタ部材が移動自在に設けら
れている。
【0004】そこで、この種のディスクカートリッジを
信号記録媒体に用いるディスクプレーヤ等の記録及び/
又は再生装置には、ディスクカートリッジの装着操作に
よってシャッタ部材を開閉するシャッタ開閉機構が設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上述の如
きディスクカートリッジを信号記録媒体に用いる記録及
び/又は再生装置では、ディスクカートリッジが正しく
装置内に挿入され、シャッタ開閉機構によりシャッタ部
材が操作されて信号読み取り若しくは信号書き込み用の
開口部が開放され、この開口部を介してピックアップ装
置がディスクに対向して臨むことにより初めて情報信号
の読み取り若しくは書き込みが可能となる。従って、デ
ィスクカートリッジが誤挿入され、シャッタ開閉機構に
よりシャッタ部材が開放されることなく記録及び/又は
再生装置内に装着されると、情報信号の読み取り若しく
は書き込みができない。
【0006】また、信号読み取り若しくは信号書き込み
用の開口部に連続してディスク回転駆動装置のディスク
テーブル及びこのディスクテーブルにディスクを押圧支
持する押圧部材が臨む挿入孔をシャッタ部材で覆うよう
に構成してなるディスクカートリッジにあっては、シャ
ッタ部材が開放されないとカートリッジ本体に収納した
ディスクをディスク回転駆動装置にチャッキングし回転
駆動させることもできなくなる。
【0007】上述したようなディスクカートリッジを信
号記録媒体に用いるディスクプレーヤ等の記録及び/又
は再生装置にあっては、ディスクカートリッジが正しく
装置内に挿入された場合に限ってシャッタ部材を開放し
ディスク装着部への装着を可能となし、誤挿入された場
合には、ディスクカートリッジの装置内への装着を禁止
することが必要となる。
【0008】そこで、本発明は、カートリッジ本体に設
けられる信号読み取り若しくは信号書き込み用の開口部
を開閉するシャッタ部材の確実な移動操作を実現し、記
録及び/又は再生装置への装着操作によって確実に開口
部の開放操作を可能となし、さらに、記録及び/又は再
生装置側に配設されるシャッタ部材の移動操作機構の簡
素化を実現できるディスクカートリッジのシャッタ開閉
機構を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、シャッタ部材の開放操作
が行われていない状態でディスクカートリッジが挿入さ
れ、あるいは挿入方向を誤って挿入されるなどの誤挿入
を防止し、記録及び/又は再生装置側の機構部の保護を
実現し得るディスクカートリッジのシャッタ開閉機構を
提供することを目的とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明は、ディスクを
回転可能に収納するとともに、上記ディスクの少なくと
も一部を径方向い亘って外方に臨ませる信号読み取り若
しくは書き込み用の開口部を上面及び下面に相対向して
形成したカートリッジ本体に移動可能に取付けられて上
記開口部を開閉するシャッタ部材を備え、上記シャッタ
部材の上記カートリッジ本体の前側面と対向する前面壁
に上記シャッタ部材を開閉操作する切欠部が形成された
ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構であある。
【0011】このディスクカートリッジのシャッタ開閉
機構は、上記ディスクカートリッジの挿入方向に対向し
て設けられ、上記ディスクカートリッジが挿入されたと
きに上記切欠部に係合する係合部を有し、上記挿入操作
されるディスクカートリッジに押圧されて回動操作され
るとともに、上記切欠部に上記係合部が係合する方向に
回動付勢されたシャッタ開閉アームと、挿入操作された
上記ディスクカートリッジに対して、上記切欠部に上記
係合部が係合された状態で上記ディスクカートリッジの
所定挿入位置への挿入を可能となし、上記切欠部に上記
係合部が係合されていない状態では上記係合部が当接し
て上記ディスクカートリッジの所定挿入位置への装着を
規制するストッパとを備えてなる。
【0012】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジのシャッタ
開閉機構は、シャッタ部材を備えたディスクカートリッ
ジが所定の装着位置に装着されるように挿入操作される
と、上記シャッタ部材に設けた切欠部にシャッタ開閉ア
ームに設けた係合部が係合する。このシャッタ開閉アー
ムに設けた係合部がシャッタ部材に設けた切欠部に係合
した状態からさらにディスクカートリッジを挿入操作す
ると、シャッタ開閉アームが付勢手段の付勢力に抗して
回動され、このシャッタ開閉アームによってシャッタ部
材が移動操作されてカートリッジ本体に設けた開口部の
開放操作が行われる。
【0013】また、シャッタ部材を備えたディスクカー
トリッジが挿入方向を誤り、あるいはシャッタ部材に設
けた切欠部にシャッタ開閉アームに設けた係合部が係合
することなくディスクカートリッジの挿入が行われる
と、シャッタ開閉アームに設けた係合部がストッパに当
接してさらなる挿入が規制される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 ディスクカートリッジの構成(図2、図3、図4、図5
及び図6参照) まず、本発明に適用されるディスクカートリッジ1を説
明する。
【0015】このディスクカートリッジ1は図2及び図
3に示すように、合成樹脂を例えばモールド成形して形
成された略平板状の方形状をなす上ハーフ2と下ハーフ
3を互いに突合せ、複数のビス4により係合固定して構
成されるカートリッジ本体5と、このカートリッジ本体
5内に回転自在に収容される両面に信号記録面を設けた
円板状のディスク6、例えば光磁気ディスクと、カート
リッジ本体5を構成する上ハーフ2及び下ハーフ3にそ
れぞれ開設された上記ディスク6に対し情報信号を書き
込み又は書き込まれた情報信号の読出しを行う光学ピッ
クアップが臨む信号読み取り若しくは信号書き込み用の
開口部7,8を開閉操作するカートリッジ本体5に対し
移動自在に取付けられるシャッタ部材9とを主たる構成
要素として構成され、両面使用タイプのものとして形成
される。
【0016】カートリッジ本体5を構成する上ハーフ2
と下ハーフ3は、互いに突合せ係合されたとき、ディス
ク6への書き込みを禁止する書込み保護部材10が互い
に逆位置になって取付けられるように、この書込み保護
部材10を同一位置に設ける点を除いて対称に形成され
る。そして、上記上ハーフ2と下ハーフ3は、互いに突
合せ結合されたとき、ディスク6を回転自在に収容する
に足る空間を構成するように形成されるものであって、
これら上ハーフ2及び下ハーフ3の周縁には、図3にそ
れぞれ示すように突合せ結合されることによりカートリ
ッジ本体5の左右側面壁11,11、前側面壁12、後
側面壁13を構成する立上り壁11a,11b,12
a,12b,13a,13bが形成されている。
【0017】また、上ハーフ2及び下ハーフ3の中央部
には、カートリッジ本体5内に収納されるディスク6を
回転操作する記録及び/又は再生装置側に設けられるデ
ィスク回転駆動装置のディスクテーブルが臨むディスク
テーブル挿入孔14,15が穿設され、このディスクテ
ーブル挿入孔14,15に連続してディスク6の一部を
半径方向に亘ってカートリッジ本体5の外方に臨まさせ
る信号読み取り若しくは信号書き込み用の開口部7,8
が穿設されている。すなわち、これら開口部7,8は、
上ハーフ2およびした3の中央部からシャッタ部材9が
取付けられる前側面壁12に亘って略長方形状に穿設さ
れるものである。そして、上ハーフ2及び下ハーフ3の
内面には、ディスクテーブル挿入孔14,15を中心と
したディスク6の外径より稍々大きな円周上には、互い
に突合せられて上記ディスク6の水平方向の位置を規制
する位置規制壁を構成するとともにディスク収納部を構
成する複数の円弧状リブ16がそれぞれ突設されてい
る。
【0018】また、上ハーフ2及び下ハーフ3のシャッ
タ部材9が取付けられる前側面側と対向する後側面側の
両側コーナ部には、このディスクカートリッジ1を記録
及び/又は再生装置に装着したとき、この装置に設けた
位置決めピンが嵌合し、これら位置決めピンが植立され
た所定位置に対し位置決めをする装着位置決め用の基準
穴17,17及び18,18の2箇所ずつ設けられてい
る。
【0019】そして、上ハーフ2及び下ハーフ3に設け
た基準穴17,17及び18,18の近傍の背面側位置
及びシャッタ部材9が取付けられる前面側の両側コーナ
部の立上り壁11a,11b,12a,12b,13
a,13bと円弧状リブ16で囲まれた領域内には、上
ハーフ2及び下ハーフ3を結合固定するビス4が螺合す
るビス止め部19,19及び19,19がそれぞれ一対
ずつ設けられている。
【0020】上述のようにビス止め部19,19及び1
9,19を設けた上ハーフ2と下ハーフ3は、ディスク
6を収納し、ビス止め部19,19及び19,19にビ
ス4を螺合することにより結合固定されたディスク6を
回転自在に収納したカートリッジ本体5を構成する。
【0021】また、上ハーフ2及び下ハーフ3の開口部
7,8が設けられた前側面に沿う外面には、開口部7,
8を開閉操作するシャッタ部材9をスライドガイドする
スライドガイド溝20が設けられている。
【0022】そして、カートリッジ本体5の上下両面に
相対向して設けられることになるスライドガイド溝20
を介して摺動自在に取付けられるシャッタ部材9は、ス
テンレス板等の金属板を略コ字状に折曲げて形成されて
いる。すなわち、このシャッタ部材9は、連結片となる
前面壁21の上下両側に開口部7,8及びディスクテー
ブル挿入孔14,15を同時にそれぞれ覆うに足る上面
板である上部シャッタ板22及び下面板である下部シャ
ッタ板23を相対向して折曲形成して構成されている。
また、このシャッタ部材9は、上部シャッタ板22及び
下部シャッタ板23を連設する前面壁21への連設部側
とこの前面壁21をもって、カートリッジ本体5に対す
るスライドガイド部24となしている。このスライドガ
イド部24は、上部シャッタ板22及び下部シャッタ板
23の一端からさらにスライドガイド溝20方向に延在
させられている。従って、シャッタ部材9は平面形状を
略L字状に形成されている。
【0023】そして、シャッタ部材9のスライドガイド
部24の一部を内方側へ切起して形成したスライドガイ
ド溝20に係合してガイドされるガイド片25,25が
上下両面にそれぞれ相対向して設けられている。また、
ガイド片25,25間には、絞り加工により形成された
突条部26が形成され、スライドガイド部24を上部及
び下部シャッタ板22,23の幅に比し長尺に形成した
ことから生ずる厚み方向の折曲を防止するようになして
いる。
【0024】また、シャッタ部材9の前面壁21の一端
側には、このシャッタ部材9が開口部7,8を閉蓋した
第1の位置にあるとき、カートリッジ本体5に設けられ
るロック部材27に係合する被ロック用の折曲部28が
切起し形成されている。さらに、シャッタ部材9には、
記録及び/又は再生装置側に設けられる後述する一対の
シャッタ開閉アームの先端にそれぞれ植立する如く設け
られた突起であるシャッタ開閉ピンが選択的に係合する
係合孔29が前面壁21から下部シャッタ板23に亘っ
て図5に示すように設けられている。すなわち、この係
合孔29は、前面壁21から下部シャッタ板23に亘っ
てL字状に切欠きを形成して設けられ、シャッタ開閉ア
ームに設けたシャッタ開閉ピンがディスクカートリッジ
1の厚さ方向に対し直交して係合するように形成されて
いる。そして、この係合孔29は、シャッタ部材9が開
口部7,8及びディスクテーブル挿入孔14,15を閉
蓋した第1の位置に位置するとき、カートリッジ本体5
の左右方向の中心からずれた位置であって、カートリッ
ジ本体5の前面側の一方のコーナ部に設けられるロック
部材27の自由端側の突起被押圧部27cに臨む位置に
設けられている。また、シャッタ部材9の上記係合孔2
9が形成される側と対向する前面壁21の他端部には、
ディスクカートリッジ1が挿入操作されたときシャッタ
部材9の開閉に用いられない係合孔29に係合しないシ
ャッタ開閉ピンが容易に前面壁21上に乗り上げて逃げ
得るようになすため、内方側へ折曲された傾斜ガイド部
30が設けられている。
【0025】上述のように形成されたシャッタ部材9
は、カートリッジ本体5の上下ハーフ2,3の各上面か
ら前側面を覆うように取付けられ、ガイド片25,25
が係合するカートリッジ本体5のスライドガイド溝24
にガイドされてスライド自在に取付けられる。このよう
にシャッタ部材9がスライド自在に取付けられるカート
リッジ本体5の前側面側には、前側面壁12の一部をカ
ートリッジ本体5の内方へ位置させて形成されたシャッ
タ開閉アームの突起及び被ロック用の折曲部28がスラ
イドするスライド溝31が設けられている。そして、こ
のスライド溝31の下ハーフ3側部分は、シャッタ開閉
アームに植立する如く設けられる突起が進入してスライ
ド可能となるようにシャッタ開閉ピン逃げ用の切欠き凹
部32となされている。この切欠き凹部32は、シャッ
タ開閉ピンが埋設する如く入り込むに足る深さをもって
形成され、この切欠き凹部32にシャッタ開閉ピンが係
合孔29を通じて入り込んだときにシャッタ部材9の前
面壁21からその一部が突出しないようになされてい
る。
【0026】また、カートリッジ本体5の上下両面に形
成された開口部7,8及びディスクテーブル挿入孔1
4,15の周縁を含んで、これら開口部7,8及び挿入
孔14,15の一側側、すなわちシャッタ部材9のスラ
イドガイド部24が突出しない側に亘ってシャッタ部材
9のスライド範囲を規制する凹状部33が形成されてい
る。そして、シャッタ部材9は、凹状部33の範囲にお
いて、開口部7,8及びディスクテーブル挿入孔14,
15を閉塞した第1の位置と、これら開口部7,8及び
挿入孔14,15を開放した第2の位置との間で移動操
作される。
【0027】さらにまた、このディスクカートリッジ1
の上ハーフ2の前面側の一方の内面コーナ部材には、図
4に示すようにシャッタ部材9が開口部7,8及びディ
スクテーブル挿入孔14,15を閉塞した第1の位置に
あるときに被ロック用の折曲部材28が係合し、シャッ
タ部材9をロックするロック凹部35を有する合成樹脂
を成形して形成されたロック部材27が取付けられてい
る。このロック部材27は、上ハーフ3への取付け基部
27aの一側から半円状に湾曲形成した弾性変位部27
bを介して突起被押圧部27cの一側面の中途部に形成
したシャッタ部材9の折曲部28が係合するロック凹部
35より自由端側に位置する一側面には、シャッタ部材
9の移動操作時に上記折曲部28が挿通する凹状の切欠
き逃げ部37が穿設されている。
【0028】そして、カートリッジ本体5の前側面側に
は、シャッタ部材9の係合孔29にシャッタ開閉ピンが
係合しない他方のシャッタ開閉アームに設けた係合部を
構成するシャッタ開閉ピンが係合する切欠部38が設け
られている。この切欠部38は、ディスクカートリッジ
1が正常に挿入され、このディスクカートリッジ1によ
って回動操作される一対のシャッタ開閉アームのうちの
一方によってシャッタ開閉アーム9が開放されたとき
に、このシャッタ部材9の操作に寄与しない他方のシャ
ッタ開閉アームに植立したシャッタ開閉ピンが入り込む
位置に設けられる。すなわち、切欠部38は、図6に示
すように、シャッタ部材9が一方のシャッタ開閉アーム
によって操作され、開口部7,8及びディスクテーブル
挿入孔14.15を開放した第2の位置に至ったとき外
方に臨む位置に設けられ、上ハーフ2の前側面壁12側
の一部を切欠いて形成されてシャッタ開閉アームのシャ
ッタ開閉ピンがディスクカートリッジ1の厚さ方向に直
交して入り込むように設けられ、また、シャッタ開閉ピ
ンが入り込んだときカートリッジ本体5から突出しない
深さに形成されている。
【0029】記録及び/又は再生装置側の構成(図1、
図7及び図8参照) 次に上述のように構成されたディスクカートリッジ1が
挿入装着される記録及び/又は再生装置側の構成を説明
する。
【0030】この記録及び/又は再生装置内には、図示
しないが、ディスクカートリッジ1に設けた基準穴1
7,17又は18,18に係合し上記ディスクカートリ
ッジ1の装着位置を位置決めする高さ位置決めピン及び
ディスクカートリッジ1の平面を支持する支持ピンを備
え、ディスクカートリッジ1が水平方向及び高さ方向の
位置決めがなされて装着されるディスク装着部41が構
成されている。また、このディスク装着部41には、図
1に示すように、ディスクカートリッジ1内のディスク
6を回転駆動させるディスクテーブル42を備えたディ
スク回転駆動装置43、ディスク6がディスクテーブル
42と同期して一体に回転駆動され得るようにディスク
6をディスクテーブル42に挟着させる図示しないチャ
ッキング装置等が設けられる。さらに、ディスク装着部
41に装着されたディスクカートリッジ1の下面側に対
向して配置されるとともに、ディスク6の径方向内外周
に亘って移動操作され、ディスク6の信号記録面に情報
信号の書き込みを行ない、また書き込まれた情報信号の
読み取りを行う光学ピックアップ装置44が設けられ
る。
【0031】そして、装置内に構成されたディスク装着
部41には、装置本体を構成する外筺に設けられるディ
スク挿脱口を介して挿入されるディスクカートリッジ1
を支持するカートリッジ支持フレーム45が配設され
る。このカートリッジ支持フレーム45は、ディスク回
転駆動装置43、ピックアップ装置44等の機構部が設
けられるシャーシ上に上下動可能に支持されている。こ
のように配設されるカートリッジ支持フレーム45は、
ディスクカートリッジ1と略同幅の平板状に形成され、
両側にディスクカートリッジ1の両側部がそれぞれ挿入
支持される断面コ字状をなすカートリッジ支持部46,
47が相対向して設けられている。また、カートリッジ
支持フレーム45の前面側は、ディスクカートリッジ1
受入れ用の開口部48となされている。そして、カート
リッジ支持フレーム45は、ディスクカートリッジ1の
挿脱時には開口部48をディスク挿脱口に対向させて支
持され、ディスクカートリッジ1の装着時にはこのディ
スクカートリッジ1を位置決めピン及び支持ピン上に移
動させた降下位置に支持されるようにシャーシ上に上下
動可能に取付けられる。
【0032】そして、カートリッジ支持フレーム45の
ディスクカートリッジ1の受入れ用開口部48と対向す
る内方側である、ディスクカートリッジ1の挿入方向に
対向して一対の第1及び第2のシャッタ開閉アーム5
1,52が設けられている。これら第1及び第2のシャ
ッタ開閉アーム51,52は、基端部にカートリッジ支
持フレーム45の内方側両側にそれぞれ植立された支軸
53,54に挿通される筒状の軸挿通部55,56を設
け、先端部に前記ディスクカートリッジ1のシャッタ部
材9に設けた係合孔29に選択的に係合する第1及び第
2のシャッタ開閉ピン57,58をそれぞれ植立し、軸
挿通部55,56から第1及び第2の開閉ピン57,5
8に至る長さを同一にして形成されている。
【0033】上記支軸53,54は、ディスクカートリ
ッジ1の挿入中心であるディスク回転駆動装置43の回
転中心を中心にして左右対称の位置に植立されている。
そして、第1及び第2のシャッタ開閉アーム51、52
は、第1及び第2のシャッタ開閉ピン57,58を相対
向する方向に突出させて軸挿通部55,56を支軸5
3,54に挿通させて回動自在に取付けられる。このよ
うにディスクカートリッジ1の挿入中心を中心に対称な
支軸53,54を介して取付けられる長さを同一にする
一対の第1及び第2のシャッタ開閉アーム51,52
は、ディスクカートリッジ1の挿入中心を中心にして対
称に取付けられることになる。
【0034】そして、第1及び第2のシャッタ開閉アー
ム51,52は、各支軸53,54を中心にして相対向
する側へ回動されたとき、その回動途中において先端部
に植立した第1及び第2のシャッタ開閉ピン57,58
の回動軌跡が重なり合う長さに形成されている。
【0035】また、第1及び第2のシャッタ開閉アーム
51,52は、ディスクカートリッジ1が挿入されたと
き開閉アーム51,52がディスクカートリッジ1に当
接することなく第1及び第2のシャッタ開閉ピン57,
58がシャッタ部材9の係合孔29に係合するようにな
すため、高さ方向にディスクカートリッジ1の厚さより
大きな間隔をもって支軸53,54に取付けられてい
る。
【0036】さらに、第1及び第2ののシャッタ開閉ピ
ン57,58は、挿入されるディスクカートリッジ1の
シャッタ部材9に設けた係合孔29に係合するに足る長
さをもって形成されている。そして、これら第1及び第
2のシャッタ開閉ピン57,58は、図8に示すように
第1及び第2のシャッタ開閉アーム51,52がディス
クカートリッジ1の同一平面で同時に回動操作される
と、第1及び第2のシャッタ開閉ピン57,58は、回
動軌跡の重なり合う位置で衝合し得ない高さをもって形
成されている。
【0037】上述の如く取付けられた第1及び第2のシ
ャッタ開閉アーム51,52は、軸挿通部55,56か
ら各シャッタ開閉アーム51,52に略直交するように
突設されたバネ係止軸59,59間に張設された引張り
バネ60により互いに離間する方向であるカートリッジ
支持フレーム45の両側外方向に回動付勢されている。
そして、第1のシャッタ開閉アーム51は、ディスクカ
ートリッジ1の上面を上方に向けディスク6の第1の信
号記録面を光学ピックアップ装置44に対向させて挿入
させたとき、先端部に植立した第1のシャッタ開閉ピン
57がシャッタ9の係合孔29に対向する位置に位置す
るように第1のアーム規制片61により回動付勢位置が
規制されている。また、第2のシャッタ開閉アーム52
は、ディスクカートリッジ1の下面を上方に向けディス
ク6の第2の信号記録面を光学ピックアップ装置に対向
させて挿入させたとき、先端部に植立した第2のシャッ
タ開閉ピン58がシャッタ部材9の係合孔29に対向す
る位置に位置するように第2のアーム規制片62により
回動付勢位置が規制されている。
【0038】また、カートリッジ支持フレーム45の内
方側両側位置であって、第1及び第2のアーム規制片6
1,62に近接する位置には、ディスクカートリッジ1
の挿入位置を規制する一対のディスクカートリッジ挿入
規制突起63,63が植立されている。そして、ディス
クカートリッジ1は、挿入規制突起63,63に当接す
るまで挿入されることにより第1又は第2のシャッタ開
閉アーム51,52でシャッタ部材9が第1の位置から
第2の位置に移動され信号読み取り若しくは信号書き込
み用の開口部7,8が完全に開放された状態となる。
【0039】さらに、ディスクカートリッジ1の挿入方
向と対向するディスク装着部41の内方側には、挿入さ
れるディスクカートリッジ1によって押圧されて回動さ
れる一対の第1及び第2のシャッタ開閉アーム51,5
2のうちシャッタ部材9の開閉に寄与しない他方のシャ
ッタ開閉アーム52又は51に設けた係合部としての第
2又は第1のシャッタ開閉ピン58又は57が、カート
リッジ本体5の切欠部38に係合することなくカートリ
ッジ本体5の前側面壁12あるいは後側面壁13上に突
出したまま回動されたとき、第2又は第1のシャッタ開
閉ピン58又は57が衝合し、第1及び第2のシャッタ
開閉アーム51,52の回動を阻止し、ディスクカート
リッジ1の所定挿入位置への装着を規制するストッパ6
4が設けられている。
【0040】ディスクカートリッジ1のシャッタ部材9
の開放操作 次に上述のように構成された一対の第1及び第2のシャ
ッタ開閉アーム51,52を有するシャッタ開閉機構に
よるシャッタ部材9の開放操作を説明する。
【0041】ディスク6の第1の面を光学ピックアップ
装置に対向させてディスクカートリッジ1を挿入したと
きの開放動作(図1、図7、図9及び図10参照) まず、図1に示すようにディスクカートリッジ1の上面
を上方に向けてディスク6の第1の信号記録面に光学ピ
ックアップ装置を対向させてディスク挿脱口からディス
クカートリッジ1を挿入していくと、図7及び図8に示
すように、第1のシャッタ開閉アーム51先端の第1の
シャッタ開閉ピン57がシャッタ部材9の係合孔29に
係合する。このとき、第1のシャッタ開閉ピン57は、
カートリッジ本体5内に設けたロック部材27の被押圧
部27cを押圧して該ロック部材27を変位させること
により被ロック用の折曲部28がロック部材27のロッ
ク凹部35から外れ、シャッタ部材9はスライド可能な
状態となる。
【0042】一方、第2のシャッタ開閉アーム52先端
の第2のシャッタ開閉ピン58は、シャッタ部材9の他
端に形成した傾斜ガイド部30に乗り上げて行き、第2
のシャッタ開閉アーム52は、第1のシャッタ開閉アー
ム51に先行して引張りバネ60の付勢力に抗して図7
中矢印A方向に回動される。すなわち、第2のシャッタ
開閉アーム52は、第1のシャッタ開閉アーム51側の
第1のシャッタ開閉ピン57が係合孔29に係合する分
だけ先行して回動される。この状態でさらにディスクカ
ートリッジ1を挿入していくと、このディスクカートリ
ッジ1に押圧されて第1のシャッタ開閉アーム51も引
張りバネ60の付勢力に抗して図7中矢印B方向に回動
を開始する。このとき、シャッタ部材9の係合孔29に
第1のシャッタ開閉ピン57が係合された状態であっ
て、シャッタ部材9のロックが解除されているので、第
1のシャッタ開閉アーム51が回動されることによりシ
ャッタ部材9は、ディスクカートリッジ1の開口部7,
8及びディスクテーブル挿入孔14,15を開蓋した第
1の位置からこれら開口部7,8及びディスクテーブル
挿入孔14,15を開放する第2の位置側へ回動され
る。そして、さらにディスクカートリッジ1を挿入して
挿入規制突起63,63に当接するまで挿入するとシャ
ッタ部材9は、第1のシャッタ開閉アーム51により第
2の位置まで完全に移動され、図10に示すように上記
開口部7,8及びディスクテーブル挿入孔14,15を
開放する。
【0043】一方、第1のシャッタ開閉アーム51に先
行して回動された第2のシャッタ開閉アーム52は、シ
ャッタ部材9の傾斜ガイド部30から前面壁21上をシ
ャッタ開閉ピン58をスライドさせながら回動されて行
き、シャッタ部材9が上記開口部7,8及びディスクテ
ーブル挿入孔14,15を開放した第2の位置に移動さ
れると、シャッタ部材9によって覆われていたカートリ
ッジ本体5の切欠部38に係合する。
【0044】すなわち、ディスクカートリッジ1が正常
挿入され、シャッタ部材9が完全に開口部7,8及びデ
ィスクテーブル挿入孔14,15を開放したときには、
シャッタ部材9の操作に寄与しない第2のシャッタ開閉
アーム52のシャッタ開閉ピン58は、ストッパ64に
衝合することなく切欠部38に係合し、ディスクカート
リッジ1は、挿入規制突起63,63に当接する位置ま
で挿入され且つ第1及び第2のシャッタ開閉アーム5
1,52を回動させて所定の挿入装着位置まで装着され
る。
【0045】そして、ディスクカートリッジ1が所定の
装着位置にまで装着されると、このディスクカートリッ
ジ1を支持するカートリッジ支持フレーム45が、ディ
スク回転駆動装置43、ピックアップ装置44側へ下降
され、ディスク6をディスクテーブル42上に挟着支持
せしめ該ディスク6の回転操作を可能な状態となす。
【0046】ディスク6の第2の面を光学ピックアップ
装置に対向させてディスクカートリッジ1を挿入したと
きの開放操作 また、ディスクカートリッジ1の下面を上方に向けてデ
ィスク6の第2の面を光学ピックアップ装置に対向させ
てディスクカートリッジ1を挿入していくと、前述した
ディスク6の第1の面を光学ピックアップ装置に対向さ
せた場合と逆になって、第2のシャッタ開閉アーム52
先端の第2のシャッタ開閉ピックアップ58がシャッタ
部材9の係合孔29に係合し、第1のシャッタ開閉アー
ム51先端の第1のシャッタ開閉ピン57が、シャッタ
部材9の他端に形成した傾斜ガイド部30に乗り上げて
行く状態となる。そして、第1のシャッタ開閉アーム5
1が、第2のシャッタ開閉アーム52に先行して引張り
バネ60の付勢力に抗して回動される。
【0047】そして、ディスクカートリッジ1を挿入規
制突起63,63に当接するまで挿入すると、シャッタ
部材9は第2のシャッタ開閉アーム52により第2の位
置まで移動され、開口部7,8及びディスクテーブル挿
入孔14,15を完全に開放し、第1のシャッタ開閉ア
ーム51は、シャッタ部材9の傾斜ガイド部30から前
面壁21上をシャッタ開閉ピン59をスライドさせなが
ら回動されて行き、シャッタ部材9によって覆われてい
たカートリッジ本体5の切欠部38に係合する。
【0048】なお、他の動作は前記したディスク6の第
1の面を光学ピックアップ装置に対向させて挿入した場
合と第1のシャッタ開閉アーム51と第2のシャッタ開
閉アーム52の動作を逆にするだけであるので詳細な説
明は省略する。
【0049】ディスクカートリッジのシャッタ未開放状
態(図11参照) また、ディスク6の第1の面若しくは第2の面をピック
アップ装置に対向させシャッタ部材9側から挿入する
も、第1のシャッタ開閉アーム51の先端に突設した第
1のシャッタ開閉ピン57若しくは第2のシャッタ開閉
アーム52の先端に突設した第2のシャッタ開閉ピン5
8がシャッタ部材9の係合孔29に係合することなくデ
ィスク装着部41の内方に挿入されていくと、シャッタ
開閉アーム51及び52は、いずれもシャッタ開閉ピン
57及び58をシャッタ部材9の前面壁21上に乗り上
げさせたままの状態で回動されていく。そして、シャッ
タ部材9の開閉に寄与しない他方のシャッタ開閉アーム
51若しくは52のシャッタ開閉ピン57若しくは58
も、シャッタ部材9が開放されないため切欠部38に入
り込み係合することができず、ディスクカートリッジ1
が挿入規制突起63,63に当接するより先にシャッタ
開閉ピン57及び58がストッパ64に当接し、ディス
クカートリッジ1の所定の挿入装着位置への装着が禁止
され、ディスク回転駆動装置44側への落とし込みが阻
止され、ディスク6のディスクテーブル42への挟着支
持が禁止される。
【0050】さらに、ディスクカートリッジ1がシャッ
タ部材9側から挿入され、第1のシャッタ開閉アーム5
1の先端の第1のシャッタ開閉ピン57若しくは第2の
シャッタ開閉アーム52の先端の第2のシャッタ開閉ピ
ン58がシャッタ部材9の係合孔29に係合してディス
ク装着部41の内方に挿入されて行き、シャッタ部材9
がディスクカートリッジ1の開口部7,8及びディスク
テーブル挿入孔14,15を開放する第2の位置方向に
移動されるも、図11に示すように、係合孔29からシ
ャッタ開閉ピン57又は58が外れるなどしてシャッタ
部材9が完全に第2の位置に移動されないと、カートリ
ッジ本体5の前面側に設けた切欠部38はシャッタ部材
9の一部で覆われたままの状態にあり、シャッタ部材9
の開閉に寄与しない他方のシャッタ開閉アーム51若し
くは52のシャッタ開閉ピン57若しくは58は、切欠
部38に係合することができず、ディスクカートリッジ
1が挿入規制突起63,63に当接するより先にシャッ
タ開閉ピン57及び58がストッパ64に当接し、ディ
スクカートリッジ1の所定の挿入装着位置への装着が禁
止され、ディスク回転駆動装置44側への落とし込みが
阻止され、ディスク6のディスクテーブル42への挟着
支持が禁止される。
【0051】ディスクカートリッジの誤挿入状態(図1
2参照) さらにまた、ディスクカートリッジ1をシャッタ部材9
側から挿入することなく、このシャッタ部材9の取付け
側と対向する後側面側から挿入する誤挿入を行うと、シ
ャッタ部材9は全く移動操作されることなく挿入されて
行くため、第1及び第2のシャッタ開閉アーム51,5
2は各先端の第1及び第2のシャッタ開閉ピン57,5
8をディスクカートリッジ1の平坦な後側面壁13に乗
り上げ当接させたままの状態で回動されていく。そし
て、いずれのシャッタ開閉アーム51及び52のシャッ
タ開閉ピン57及び58も、カートリッジ本体5内に入
り込むことができず、ディスクカートリッジ1の平坦な
後側面壁13に乗り上げ突出したままの状態となり、図
12に示すように、ディスクカートリッジ1が挿入規制
突起63,63に当接するより先にシャッタ開閉ピン5
7及び58がストッパ64に当接し、ディスクカートリ
ッジ1の所定の挿入装着位置への装着が禁止される。
【0052】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジのシャッタ開閉機構は、シャッタ部材を備
えたディスクカートリッジが挿入方向を誤り、あるいは
シャッタ部材に設けた切欠部にシャッタ開閉アームに設
けた係合部が係合部に係合することなくディスクカート
リッジの挿入が行われると、シャッタ開閉アームに設け
た係合部がストッパに当接してさらなる挿入が規制され
てなるので、カートリッジ本体の開口部が開放されない
ままの状態でディスクカートリッジの装着が行われるこ
とが確実に防止できる。
【0053】その結果、記録及び/又は再生装置側に配
設されるディスクカートリッジのローディング機構や情
報信号の記録及び/又は再生手段を構成するピックアッ
プ装置、ディスク回転駆動機構等の保護を達成できる。
さらに、シャッタ開閉アームを設けるだけで、シャッタ
開閉機構を構成できるので、構成が極めて簡素化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジのシャッタ
開閉機構を示す斜視図である。
【図2】本発明に適用されるディスクカートリッジの上
面側からの斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図4】上記ディスクカートリッジの上ハーフの内面側
を示す平面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジの下面側からの斜視
図である。
【図6】ディスクカートリッジのシャッタ部材を開放し
た状態の斜視図である。
【図7】本発明に係るシャッタ開閉機構にディスクカー
トリッジを挿入させた状態を示す平面図である。
【図8】第1及び第2のシャッタ開閉アームを示す正面
図である。
【図9】ディスクカートリッジを第1及び第2のシャッ
タ開閉アームに当接係合させた状態を示す斜視図であ
る。
【図10】ディスクカートリッジのシャッタ部材を開放
した状態の平面図である。
【図11】ディスクカートリッジのシャッタ部材の未開
放状態の平面図である。
【図12】ディスクカートリッジを後側面側より挿入し
た状態の平面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 5 カートリッジ本体 6 ディスク 7,8 開口部 9 シャッタ部材 12 前側面壁 13 後側面壁 14,15 ディスクテーブル挿入孔 22 上部シャッタ板 23 下部シャッタ板 38 シャッタ開閉ピンが係合する切欠部 51 第1のシャッタ開閉アーム 52 第2のシャッタ開閉アーム 57 第1のシャッタ開閉ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転可能に収納するととも
    に、上記ディスクの少なくとも一部を径方向い亘って外
    方に臨ませる信号読み取り若しくは書き込み用の開口部
    を上面及び下面に相対向して形成したカートリッジ本体
    に移動可能に取付けられて上記開口部を開閉するシャッ
    タ部材を備え、上記シャッタ部材の上記カートリッジ本
    体の前側面と対向する前面壁に上記シャッタ部材を開閉
    操作する切欠部が形成されたディスクカートリッジのシ
    ャッタ開閉機構であって、 上記ディスクカートリッジの挿入方向に対向して設けら
    れ、上記ディスクカートリッジが挿入されたときに上記
    切欠部に係合する係合部を有し、上記挿入操作されるデ
    ィスクカートリッジに押圧されて回動操作されるととも
    に、上記切欠部に上記係合部が係合する方向に回動付勢
    されたシャッタ開閉アームと、 挿入操作された上記ディスクカートリッジに対して、上
    記切欠部に上記係合部が係合された状態で上記ディスク
    カートリッジの所定挿入位置への挿入を可能となし、上
    記切欠部に上記係合部が係合されていない状態では上記
    係合部が当接して上記ディスクカートリッジの所定挿入
    位置への装着を規制するストッパとを備えてなるディス
    クカートリッジのシャッタ開閉機構。
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Effective date: 19970415