JPH07311505A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH07311505A
JPH07311505A JP12714894A JP12714894A JPH07311505A JP H07311505 A JPH07311505 A JP H07311505A JP 12714894 A JP12714894 A JP 12714894A JP 12714894 A JP12714894 A JP 12714894A JP H07311505 A JPH07311505 A JP H07311505A
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JP
Japan
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fixing
roller
fixing roller
transfer material
downstream
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JP12714894A
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English (en)
Inventor
Yuji Kamiya
裕二 神谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本出願に係る第1の発明は、光沢性の増加と
画像劣化を防止して、画質品位の高い画像を出力可能な
定着装置を提供することを目的としている。 【構成】 ハロゲンヒータ22を内包した定着ローラ2
0と、該定着ローラ20に圧接するように配設された加
圧ローラ21との定着ローラ対よりも、転写材の進行方
向下流側に、ハロゲンヒータ42を内包した下流側定着
ローラ40と、バックアップのための下流側加圧ローラ
41とを配設する。そして、上流側の定着ローラ20の
表層のフッ素樹脂表面は、トナーが付着しにくいよう
に、表面粗さを十点平均粗さRzで1μm以下の滑らか
な表面とし、下流側の定着ローラ40の表面は、光沢性
を減少させることを目的として、十点平均粗さRzで1
〜50μm程度の比較的粗れた表面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法、磁気写真法等により、普通紙や感光紙等の転写材上
に可視形成されたトナー像を、加熱または加圧して固着
するための定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、電子写真複写機等において転写
材上にトナーを固着させる従来の定着装置の構成を説明
する概略図である。図8に示す装置においては、転写材
にトナーを固着させる定着ローラ20と、バックアップ
により転写材及びトナーに圧力を加える加圧ローラ21
が定着ローラ対を構成している。定着ローラ20は、鉄
やアルミニウム合金を構造体の基礎、即ち芯金とし、そ
の表面を、四フッ化エチレン樹脂(以下、PTFEとす
る)や四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル
共重合体(以下、PFAとする)に代表されるフッ素樹
脂を、単独または複合した高離型性層を被覆する場合が
多い。また、加圧ローラ21は、芯金上にシリコーンゴ
ムやフッ素ゴム等の弾性層を有し、フッ素樹脂等の高離
型性層を被覆して構成される。さらに、上記定着ローラ
20は、熱源としてハロゲンヒータ22を備えており、
定着ローラ20の表面温度は、温度調節用サーミスタ2
3により検知しながら、CPU等の温度制御手段により
100℃〜200℃程度に維持されている。
【0003】また、定着ローラ20には、該定着ローラ
20への転写材の巻き付きを防止するために、分離爪2
4が設けられており、さらに、定着ローラ20に付着し
た残留トナーをクリーニングする目的で、または、トナ
ーと定着ローラ20との離型性向上のためにオイルを塗
布することを目的として、オイルを含浸した不繊布等で
構成されたウェブ30が上記定着ローラ20に摺擦する
ように配設されている。
【0004】このウェブ30は、押圧ローラ31によっ
て定着ローラ20に押圧されており、送りローラ32に
予め巻き付けられたウェブ30を、徐々に巻き取りロー
ラ33に巻き取るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例の定着装置には、以下の問題が発生する。即
ち、定着ローラは、上述の如くフッ素樹脂で被覆されて
おり、かつ、その表面は十点平均粗さRzで約1μm以
下の平滑な表面を有している。これは、いかにフッ素樹
脂とはいえ、表面に凹凸のある定着ローラでは、その機
械的摩擦力によりトナーが付着し易くなるからである。
トナーが付着し易くなると、転写材上のトナーを剥ぎ取
って画像を乱したり、クリーニングしにくい等の問題が
生じ、次回の出力画像の画像品質を劣化させるという不
具合が生じる。従って、定着ローラは自ずと表面の平滑
性が必要となるが、一方、表面の平滑性は、出力画像の
光沢を増大させるという問題がある。しかも、比較的平
滑な転写材を使用した場合には、トナー表面の平滑性は
一層増加し、光沢の増大の結果、目視濃度が低下してし
まうという問題がある。画像出力装置のユーザーにとっ
て、目視濃度の低下は不快な現象として、好まれるもの
ではない。また、分離爪によりトナー面が擦られる画像
劣化も従来技術による定着装置では、基本的に解決する
手段がない。
【0006】本出願に係る第1の発明は、上記問題点を
解決し、光沢性の増加と画像劣化を防止して、画質品位
の高い画像を出力可能な定着装置を提供することを目的
としている。
【0007】また、本出願に係る第2の発明は、上記目
的の他、特に、トナーの定着ローラへの付着を防止しつ
つ、トナー表面を粗すことのできる定着装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】さらに、本出願に係る第3の発明は、上記
目的の他、特に、一旦転写材上に定着されたトナーの表
面を、粗面化のために一時的に溶融することのできる定
着装置を提供することを目的としている。
【0009】また、本出願に係る第4の発明は、上記目
的の他、特に、一旦転写材上に定着されたトナーの定着
性自体に悪影響を与えることなく、トナーの表面を、粗
面化のために一時的に溶融することのできる定着装置を
提供することを目的としている。
【0010】さらに、本出願に係る第5の発明は、上記
目的の他、特に、温度条件に関して一旦転写材上に定着
されたトナーの定着性に悪影響を与えることなく、トナ
ー表面を、粗面化のために一時的に溶融することのでき
る定着装置を提供することを目的としている。
【0011】また、本出願に係る第6の発明は、上記目
的の他、特に、一旦転写材上に定着されたトナーの定着
性に悪影響を与えることなく、トナー表面を、粗面化の
ために一時的に溶融した場合に、トナー面を擦ることな
く転写材を容易に分離することのできる定着装置を提供
することを目的としている。
【0012】さらに、本出願に係る第7の発明は、上記
目的の他、特に、一旦転写材上にトナーを定着し、その
トナー表面を粗面化する場合でも、この二つの工程間に
おける紙詰まりを発生させることのない定着装置を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、回転自在に配設された定着ロー
ラまたは定着フィルムと、該定着ローラまたは定着フィ
ルムに内包された熱源と、該定着ローラに直接に、また
は該定着フィルムを介して該熱源に圧接するように配設
された加圧ローラとを備え、該圧接部にて転写材を挟持
搬送することにより、該転写材上の可視トナー像を熱ま
たは圧力により定着させる定着装置において、上記圧接
部よりも転写材の進行方向下流側には、上記加圧ローラ
と、または上記加圧ローラとは別に新たに設けた加圧ロ
ーラと圧接するように配設された下流側定着ローラを有
しており、該下流側定着ローラの表面は、十点平均粗さ
Rzで1〜50μmの粗さを有していることにより達成
される。
【0014】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、下流側定着ローラの表面の十点平均粗さR
zで表した粗さは、転写材の進行方向上流側の定着ロー
ラまたは定着フィルムの表面の十点平均粗さRzで表し
た粗さよりも大きいことにより達成される。
【0015】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、下流側の定着ローラが転写材及び可視
トナー像に加える熱量は、転写材の進行方向上流側の定
着ローラよりも少なくなるように制御されていることに
より達成される。
【0016】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、下流側定着ローラと加圧ローラの圧接部の
幅は、転写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定着
フィルムと加圧ローラの圧接部の幅よりも小さいことに
より達成される。
【0017】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、下流側定着ローラの表面温度は、転写
材の進行方向上流側の定着ローラまたは定着フィルムの
表面温度と比較して、同温度ないしは低い温度となるよ
うに温度制御されていることにより達成される。
【0018】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、下流側定着ローラの外径は、転写材の進行
方向上流側の定着ローラの外径よりも小さいことにより
達成される。
【0019】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、下流側の定着ローラと加圧ローラの回
転速度は、転写材の進行方向上流側の定着ローラまたは
定着フィルムと加圧ローラの回転速度に比較して、同速
度ないしは速い速度となるように制御されていることに
より達成される。
【0020】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、回転自在に
配設された定着ローラまたは定着フィルムと、該定着ロ
ーラに直接に、または該定着フィルムを介して熱源に圧
接するように配設された加圧ローラとの間に形成される
圧接部にて、加熱及び加圧を受けることにより、転写材
上の可視トナー像は一旦転写上に定着されるが、上記圧
接部よりも転写材の進行方向下流側に配設され、上記加
圧ローラ、または上記加圧ローラとは別に新たに設けた
加圧ローラと、該加圧ローラに圧接するように配設され
た下流側定着ローラとの圧接部にて、再び加熱及び加圧
される。そして、このとき、下流側定着ローラの表面
が、十点平均粗さRzで1〜50μmの粗さを有してい
るので、トナー表面は適度に粗され、平滑性が減少し、
光沢が減少する。
【0021】また、本出願に係る第2の発明によれば、
下流側定着ローラの表面の十点平均粗さRzで表した粗
さは、転写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定着
フィルムの表面の十点平均粗さRzで表した粗さよりも
大きいので、上流側の定着ローラまたは定着フィルムで
は、トナーの付着が抑えられ、画像劣化が防止され、下
流側の定着ローラでは、適切な粗面化が行われて、光沢
性の増加が防止される。
【0022】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、下流側の定着ローラが転写材及び可視トナー像に加
える熱量は、転写材の進行方向上流側の定着ローラより
も少なくなるように制御されているので、トナー表面だ
けが溶融し、そのトナー表面の粗面化が行われる。
【0023】また、本出願に係る第4の発明によれば、
下流側定着ローラと加圧ローラの圧接部の幅は、転写材
の進行方向上流側の定着ローラまたは定着フィルムと加
圧ローラの圧接部の幅よりも小さいので、下流側の定着
ローラ対から受ける加熱及び加圧の程度は、上流側より
も少なく、上流側にて定着されたトナーの定着性に悪影
響を与えることなく、トナー表面だけの溶融・粗面化が
行われる。
【0024】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、下流側定着ローラの表面温度は、転写材の進行方向
上流側の定着ローラまたは定着フィルムの表面温度と比
較して、同温度ないしは低い温度となるように温度制御
されているので、一旦定着されたトナーに必要以上の熱
を与えることなく、トナー表面だけの溶融・粗面化が行
われる。
【0025】また、本出願に係る第6の発明によれば、
下流側定着ローラの外径は、転写材の進行方向上流側の
定着ローラの外径よりも小さいので、トナー表面の粗面
化を行った後に、分離爪でトナー表面を擦ることなく、
容易に転写材のローラからの分離を行わしめる。
【0026】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、下流側の定着ローラと加圧ローラの回転速度は、転
写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定着フィルム
と加圧ローラの回転速度に比較して、同速度ないしは速
い速度となるように制御されているので、下流側の定着
ローラ対と上流側の定着ローラ対の間にある転写材に適
度な張力を与え、上流側と下流側の定着ローラ対間で紙
詰まり現象を防ぐ。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0028】(第1の実施例)先ず、本発明の第1の実
施例を、図1ないし図10に基づいて説明する。図2は
本実施例における電子写真技術を搭載した複写機の概略
図である。
【0029】図2において、原稿台カバー1とプラテン
ガラス2の間には、原稿が載置されており、この原稿を
原稿照明ランプ3で照明し、その反射光を各反射ミラー
4、5、6とレンズ7及び反射ミラー8を使って感光体
9に投影させることにより、この感光体9上に原稿の画
像に対応した像を形成する。つまり、この感光体9は、
予め帯電器10により電荷付与されており、上述のよう
な露光を行うことにより、静電潜像が形成されるのであ
る。そして、この静電潜像に、現像装置11を用いてト
ナーを付着させることによりトナー像として顕像化を行
い、給紙デッキ12から搬送した転写材100に転写分
離帯電器13を用いてこのトナー像を転写させる。この
ようにしてトナー像が転写された転写材100は、搬送
ベルト14を通過して定着装置15に至り、該定着装置
15にてそのトナー像を転写材100上へ固着させた
後、排紙トレイ16に出力する。
【0030】図1は本発明による定着装置15の構成を
最も良く示す断面図である。図において、定着ローラ2
0は、鉄やアルミニウム合金を構造体の基礎、即ち芯金
とし、その表面をPTFEやPFAに代表されるフッ素
樹脂を単独または複合した高離型性層を被覆されてい
る。加圧ローラ21は芯金上に、シリコーンゴムやフッ
素ゴム等の弾性層やフッ素樹脂等の高離型性層を被覆し
て構成される。定着ローラ20及び加圧ローラ21の外
径は共に60mmで、ニップ幅は約10mmとし、転写
材上のトナーに充分な熱と圧力を加え、トナーの固着力
を付与させる。熱源としては、1000Wのハロゲンヒ
ータ22を定着ローラ20の内部に配設しており、該定
着ローラ20に当接するように配設した温度検出手段た
る温度調節用サーミスタ23で検知した温度に基づい
て、温度制御手段により上記ハロゲンヒータに2への通
電を制御して、定着ローラ20の表面温度を180℃程
度に温度調節している。また、定着ローラ20の表面に
は、分離爪24が当接するように配設されており、該定
着ローラ20への転写材の巻き付きを防いでいる。そし
て、定着ローラ20の上部には、該定着ローラ20に付
着した残留トナーのクリーニングを行い、かつ、トナー
に対する離型性向上のためオイルを塗布することを目的
として、シリコーンオイルを含浸したウェブ30と、こ
のウェブ30を定着ローラ20に当接させる押圧ローラ
31が設置されている。ウェブ30は、送りローラ32
に予め巻き付けられており、徐々に巻き取りローラ33
に巻き取られるものである。
【0031】さらに、上述の定着ローラ対の下流側に
は、もう一組の定着ローラ対を設けている。即ち、トナ
ー面と接触する定着ローラ40とバックアップのための
加圧ローラ41が配置されている。この下流側定着ロー
ラ40は、芯金上にPTFEを25μm被覆した構成と
なっており、加圧ローラ41にはシリコーンゴムを5m
m被覆した上に100μm厚のPFAを被覆した構成と
なっている。この下流側定着ローラ40及び加圧ローラ
41の外径は共に30mmで、ニップ幅は約4mmとし
ている。そして、熱源として300Wのハロゲンヒータ
42を備え、また温度調整用サーミスタ43を備えるこ
とにより、上記上流側の定着ローラ対と同様の手法によ
り、下流側定着ローラ40の表面温度は120℃程度に
温度調節される。また、下流側定着ローラ40の上部に
も、該下流側定着ローラ40に付着したトナーをクリー
ニングすることを目的として、フェルト状の耐熱不繊材
料をローラ形状に巻き付けたクリーニングローラ44が
設けられている。
【0032】ここで、上記上流側定着ローラ20の表層
であるフッ素樹脂表面は、未定着トナーを転写材上に充
分な熱及び圧力で固着させることを目的としているた
め、トナーが付着しにくいように、表面粗さを十点平均
粗さRzで1μm以下の滑らかな表面を有している。一
方、下流側の定着ローラ40の表面は、トナーと転写材
の固着力を上げる目的ではなく、光沢性を変更すること
を目的として、十点平均粗さRzで1〜50μm、好ま
しくは2〜10μm程度の比較的粗れた表面を持ってい
る。表面の粗面化は、定着ローラ40の芯金をサンドブ
ラストまたはホーニング加工または旋盤加工の後、フッ
素樹脂を含んだプライマーを塗布し、焼き付け、さら
に、フッ素樹脂を塗布して再度焼き付けることにより行
っている。なお、焼き付け後のフッ素樹脂表面を上記の
粗面技術により実施しても良い。トナーは上流側の定着
ローラ対により、充分な熱及び圧力を受けて強固に転写
材へ固着しているため、転写材上トナー表面に粗れた表
面を持つ下流側の定着ローラが接触しても、トナーを剥
ぎ取ってしまうような弊害は極めて少ない。
【0033】従って、下流側の定着ローラ対において
は、転写材上のトナー表面を一時的に溶融するのに最適
な能力が必要となる。このため、下流側の定着ローラ対
は、上流側に比べ、外径及びニップ幅は小さくすること
と、定着ローラの表面温度を低くすること、または、転
写材及びトナーへ付与する熱量を少なくすることが重要
となる。つまり、上流側で充分な定着を行い、下流側で
画像品質の最適調整を行うことに本発明の意義がある。
【0034】図3は定着段階におけるトナーの断面を説
明する概念図である。図において、未定着段階のトナー
Aは、トナー粒子を転写させただけの状態である。個々
のトナー粒子は熱及び圧力を受けていないため、空隙を
多く含み、かつ、表面の凹凸が激しい。しかし、上流側
の定着の手段である定着ローラ20を通過させた後の、
転写材に固着したトナーBは、定着ローラ20の平滑性
が高いために、表面の凹凸は極めて少なくなる。そし
て、本発明により下流側の定着手段である定着ローラ4
0を通過させた後の出力画像Cでは、下流側定着ローラ
40の表面性のために、トナーBにおけるトナー表面の
みを粗すことが可能となる。
【0035】本発明の効果を、表1に示す。表は、黒ト
ナーを坪量128g/m2の転写材に最大濃度で転写し
た場合の、光沢度を示す。測定機器は、入射角60°・
反射角60°の光沢計(HORIBA製ハンディ光沢
計)を使用した。
【0036】
【表1】
【0037】表から、単一の定着ローラ対では、表面の
十点平均粗さRzを高くすると、光沢度は低下するが、
トナーの離型性が悪化することが分かる。従って、光沢
度とトナーの離型性を両立することが可能な定着装置
は、本発明のみである。
【0038】図4は、図3における定着段階のトナー表
面の光沢性について、説明する模式図である。トナーは
個々のトナーが熱及び圧力により連結することと、転写
材へも絡み付くことで固着力が得られるが、その表面
は、黒色トナーといえども僅かな光線の反射率を有して
いる。そのため、図における上流側の定着ローラ20を
通過させたトナーBは、定着ローラ20の表面が平滑な
ため、トナー表面も平滑となる。そして、光線の入射角
に対して、等しい反射角を持つようないわゆる鏡面反射
の効果を増大させる。一方、出力画像Cの段階では、下
流側定着ローラ40の表面と同程度の表面性を有するた
め、乱反射を生じ、鏡面反射の効果は少なくなる。この
結果、不快な光沢を生じない画像を出力することが可能
となる。
【0039】加えて、本発明による下流側定着ローラは
外径を多く必要としないため、分離爪を設けることなく
スムーズに定着ローラから転写材が分離することが可能
となっている。このため、上流側で受けた分離爪による
擦れ傷を下流側定着ローラ対で再溶融するため、傷跡が
もみ消され減少するメリットもある。
【0040】なお、下流側の定着ローラ対を上流側の定
着ローラ対に比べ、数%高速回転させると、下流側の定
着ローラ対の適度な張力を転写材に加えることができ
る。
【0041】この結果、分離爪24により画像品質劣化
をさらに少なくすることが可能となる他、上流側と下流
側の定着ローラ対間で紙詰まり現象を引き起こしにくく
なる。
【0042】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を図5に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0043】第1の実施例では、定着ローラ対を2段階
に設けたが、本実施例では、図5に示すように、バック
アップのための加圧ローラを1本のみ備えた構成となっ
ており、第1の実施例に比べてコスト的に有利となる。
【0044】図において、上流側定着ローラ20と小径
の下流側定着ローラ40が、共に加圧ローラ21に接し
ている。下流側定着ローラ40は0.7mm厚の鉄ロー
ラで、表面に20μmのPTFE層を有し、薄肉ローラ
のため熱容量が少ない。本実施例による下流側定着ロー
ラ40は、表面の十点平均粗さRzで5μm程度の表面
を有している。この下流側定着ローラ40内には、第1
の実施例で用いたヒータではなく、加圧ローラ21を経
て熱を受ける構成となっている。従って、第1の実施例
に比べ加圧ローラ及びヒータの分だけ構成部品が少な
く、コスト的に優れる。しかも、下流側にヒータがない
分だけ、消費電力の面でも有利である。また、2本の定
着ローラの物理的距離が近いことにより、図に示すよう
にクリーニング手段も1系統とすることも可能となる。
つまり、上流側の定着ローラ20にウェブ30を当接さ
せる押圧ローラ31と、下流側の定着ローラ40にウェ
ブ30の裏面を当接させる押圧ローラ45とにより、効
率的にクリーニング及びオイル塗布が実施可能となる。
【0045】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を図6に基づいて説明する。なお、上記実施例との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0046】第2の実施例では、上流側のヒータからの
熱を下流側に導く方法として、加圧ローラを1つとして
熱伝導の媒体としたが、本実施例では、図6に示すよう
な構成により熱を受け取っている。
【0047】図において、50は、薄肉の金属製の熱伝
達ローラであり、この熱容量の少ない熱伝達ローラ50
は、下流側加圧ローラ41に接している。また、熱伝達
ローラ50は支持体により移動自在に支持されており、
レシプロ運動手段(図示せず)により上流側加圧ローラ
21に対して接離自在となっている。そして、この熱伝
達ローラ50の接離動作は、下流側定着ローラ対の温度
調節用サーミスタ43の検知温度に基づいて行われ、こ
の熱伝達ローラを加圧ローラ21に当接・離間させるこ
とにより、下流側定着ローラ対は所定の温度に調節され
る。本実施例では、下流側の定着ローラ温度を100℃
としている。なお、上流側加圧ローラ21と下流側加圧
ローラ41は、互いに同程度の速度で回転しているた
め、熱伝達ローラ50はこの二つのローラ21、41に
従動するものの、それぞれに滑りを起こしながら回転す
ることとなる。そして、下流側加圧ローラ41は、芯金
を3mm厚の中空鉄芯とし、シリコーンゴムを2mm被
覆した上に50μm厚のPFAを被覆しており、熱容量
を少なくして、できるだけ温度変動を抑制する構成とな
っている。
【0048】このように、本実施例では、上流側のヒー
タのみで下流側定着ローラの最適な温度調節を行うこと
が可能となり、かつ、消費電力も抑制することができ
る。
【0049】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例を図7に基づいて説明する。なお、上記実施例との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0050】本実施例では、所望の光沢度を得るよう、
下流側定着ローラ対の加圧力を付与または解除すること
が可能となっており、これを図7に示す。図において上
流側の定着手段は、上記の実施例による定着ローラ対で
はなく、継ぎ目のない円筒フィルム60を通して接触式
ヒータから熱を付与する、フィルム定着装置からなって
いる。上記円筒フィルム60は、ポリイミド樹脂とPT
FEからなる薄層体で、その内面より断熱体61に包囲
された抵抗発熱体62と温度調節用サーミスタ(図示せ
ず)により温度調節されて、トナーを載せた転写材に熱
を付与する。この円筒フィルム60は駆動ローラ63に
より転写材進行速度と同程度の速度で移送され、テンシ
ョンローラ64により適度な張力を受けている。
【0051】また、円筒フィルム60を挟んで抵抗発熱
体62の反対位置には、トナーを載せた転写材をバック
アップするために加圧ローラ21が円筒フィルム60を
介して抵抗発熱体62に当接されている。なお、上記の
フィルム定着装置においても、円筒フィルム60の外表
面を粗すことは、トナーに対する離型性を得る上で好ま
しくなく、十点平均粗さRzで1μm以下の表面性を必
要とする。結果として、ベタ画像の光沢が上昇し、視覚
的に濃度の低い印象をユーザーに与えてしまう。
【0052】そこで、本実施例でも、下流側に光沢を減
少させる定着ローラ対を設置することで、上記問題を解
決している。さらに、本実施例の意義は、下流側定着ロ
ーラ40を下流側加圧ローラ41に対して、加圧力を付
与または解除することが可能であり、望ましい光沢を選
択できるようになっていることである。加圧力の付与ま
たは解除方法は、定着ローラ40の支持体70を電磁ソ
レノイド71で移動または回転させることにより実行し
ている。加圧力の付与または解除信号は、ユーザー操作
部(図示せず)にスイッチとして具備されており、この
信号により、下流側定着ローラ40が加圧された場合
は、光沢を減少することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、回転自在に配設された定着ローラまた
は定着フィルムと、該定着ローラに直接に、または該定
着フィルムを介して熱源に圧接するように配設された加
圧ローラと、上記定着ローラまたは定着フィルムに内包
された熱源とにより、転写材上の可視トナー像を一旦転
写上に定着した後、上記圧接部よりも転写材の進行方向
下流側に、上記加圧ローラ、または上記加圧ローラとは
別に新たに設けた加圧ローラと、該加圧ローラに圧接す
るように配設された下流側定着ローラとを設け、このロ
ーラ対の圧接部にて再び加熱及び加圧し、下流側定着ロ
ーラの表面を、十点平均粗さRzで1〜50μmの粗さ
としたことにより、トナー表面を適度に粗すことがで
き、トナーと定着ローラとの離型性を維持しながら、平
滑性を減少させ、光沢性を望ましい値とすることができ
る。
【0054】また、本出願に係る第2の発明によれば、
下流側定着ローラの表面の十点平均粗さRzで表した粗
さは、転写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定着
フィルムの表面の十点平均粗さRzで表した粗さよりも
大きいので、トナーに対する離型性を維持しながら、適
切な粗面化を行うことができ、光沢性を望ましい値とす
ることができる。
【0055】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、下流側の定着ローラが転写材及び可視トナー像に加
える熱量は、転写材の進行方向上流側の定着ローラより
も少なくなるように制御されているので、トナー表面だ
けを溶融することができ、そのトナー表面の粗面化を適
切に行うことができる。
【0056】また、本出願に係る第4の発明によれば、
下流側定着ローラと加圧ローラの圧接部の幅は、転写材
の進行方向上流側の定着ローラまたは定着フィルムと加
圧ローラの圧接部の幅よりも小さいので、下流側の定着
ローラ対から受ける加熱及び加圧の程度は、上流側より
も少なく、上流側にて定着されたトナーの定着性に悪影
響を与えることなく、トナー表面だけの適切な溶融・粗
面化を行うことができる。
【0057】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、下流側定着ローラの表面温度は、転写材の進行方向
上流側の定着ローラまたは定着フィルムの表面温度と比
較して、同温度ないしは低い温度となるように温度制御
されているので、一旦定着されたトナーに必要以上の熱
を与えることなく、トナー表面だけの溶融・粗面化を行
うことができる。
【0058】また、本出願に係る第6の発明によれば、
下流側定着ローラの外径は、転写材の進行方向上流側の
定着ローラの外径よりも小さいので、トナー表面の粗面
化を行った後に、分離爪でトナー表面を擦ることなく、
転写材を容易にローラから分離させることができ、画質
を劣化させない。
【0059】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、下流側の定着ローラと加圧ローラの回転速度は、転
写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定着フィルム
と加圧ローラの回転速度に比較して、同速度ないしは速
い速度となるように制御されているので、下流側の定着
ローラ対と上流側の定着ローラ対の間にある転写材に適
度な張力を与えることができ、画像品質の劣化、紙詰ま
りの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における定着装置の構成
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における電子写真複写機
の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるトナー表面の光
沢性について説明する模式図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるトナー表面の光
沢性について説明する模式図である。
【図5】本発明の第2の実施例における定着装置の構成
を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例における定着装置の構成
を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例における定着装置の構成
を示す断面図である。
【図8】従来技術における定着装置の断面図である。
【符号の説明】
20 上流側定着ローラ 21 上流側加圧ローラ 22 上流側ハロゲンヒータ(熱源) 40 下流側定着ローラ 41 下流側加圧ローラ 60 円筒フィルム(定着フィルム) 62 抵抗発熱体(熱源) 100 転写材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に配設された定着ローラまたは
    定着フィルムと、該定着ローラまたは定着フィルムに内
    包された熱源と、該定着ローラに直接に、または該定着
    フィルムを介して該熱源に圧接するように配設された加
    圧ローラとを備え、該圧接部にて転写材を挟持搬送する
    ことにより、該転写材上の可視トナー像を熱または圧力
    により定着させる定着装置において、上記圧接部よりも
    転写材の進行方向下流側には、上記加圧ローラと、また
    は上記加圧ローラとは別に新たに設けた加圧ローラと圧
    接するように配設された下流側定着ローラを有してお
    り、該下流側定着ローラの表面は、十点平均粗さRzで
    1〜50μmの粗さを有していることを特徴とする定着
    装置。
  2. 【請求項2】 下流側定着ローラの表面の十点平均粗さ
    Rzで表した粗さは、転写材の進行方向上流側の定着ロ
    ーラまたは定着フィルムの表面の十点平均粗さRzで表
    した粗さよりも大きいこととする請求項1に記載の定着
    装置。
  3. 【請求項3】 下流側の定着ローラが転写材及び可視ト
    ナー像に加える熱量は、転写材の進行方向上流側の定着
    ローラよりも少なくなるように制御されていることとす
    る請求項1に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 下流側定着ローラと加圧ローラの圧接部
    の幅は、転写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定
    着フィルムと加圧ローラの圧接部の幅よりも小さいこと
    とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 下流側定着ローラの表面温度は、転写材
    の進行方向上流側の定着ローラまたは定着フィルムの表
    面温度と比較して、同温度ないしは低い温度となるよう
    に温度制御されていることとする請求項1に記載の定着
    装置。
  6. 【請求項6】 下流側定着ローラの外径は、転写材の進
    行方向上流側の定着ローラの外径よりも小さいこととす
    る請求項1に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 下流側の定着ローラと加圧ローラの回転
    速度は、転写材の進行方向上流側の定着ローラまたは定
    着フィルムと加圧ローラの回転速度に比較して、同速度
    ないしは速い速度となるように制御されていることとす
    る請求項1に記載の定着装置。
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