JPH0731033A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JPH0731033A
JPH0731033A JP5172930A JP17293093A JPH0731033A JP H0731033 A JPH0731033 A JP H0731033A JP 5172930 A JP5172930 A JP 5172930A JP 17293093 A JP17293093 A JP 17293093A JP H0731033 A JPH0731033 A JP H0731033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
face
inclining
recess
slope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5172930A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ota
宏明 太田
Hiroaki Yoneyama
博章 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5172930A priority Critical patent/JPH0731033A/ja
Publication of JPH0731033A publication Critical patent/JPH0731033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴムパッキンを使用せずに、簡単な構造でシ
ール性の向上を図る。 【構成】 側壁1aを有する箱本体1と、該箱本体1の
側壁1aと先端同士が合わせられる側壁3aを有し箱本
体1の開口を塞ぐカバー3とを備え、カバー3の側壁3
aに、箱本体1の側壁1aの先端が挿入される凹部10
が形成された電気接続箱において、箱本体1の側壁1a
の先端に、該側壁1aの面方向に対して先端側に下り傾
斜した斜面22を有する突部20を設けると共に、凹部
10の対向壁10a,10bの一方を可撓壁とし、その
内側面に突部20の斜面22に当接する斜面24を設
け、凹部10の斜面24よりも突部20の斜面22を急
勾配に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に搭載される
電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、実開昭62−51917号公報
に記載された従来の電気接続箱を示す。この電気接続箱
は、側壁1aを有する箱本体1と、該箱本体1の側壁1
aと先端同士が合わせられる側壁3aを有し前記箱本体
1の開口を塞ぐカバー3と、該カバー3を前記箱本体1
に閉止状態でロックするロック機構5とを備えている。
【0003】カバー3側の側壁3aの先端(図中下端)
には、図5に示すように、箱本体1の側壁1aの先端が
挿入される凹部10が形成されている。この凹部10を
構成する対向壁10a、10bのうち、外側の壁10b
の内側面には、側壁1aの面方向と直交する突当壁12
aを有した段部12が形成されている。また、凹部10
の奥には、箱本体1側の側壁1aの先端を受け入れる幅
一定の溝14が形成され、この溝14の最奥部にはゴム
パッキン16が挿入されている。
【0004】一方、この凹部10に挿入される箱本体1
の側壁1aの先端には、前記突当壁12aに当接する外
向きの鍔部18が形成されている。鍔部18の位置と、
箱本体1の側壁1aの先端の位置は、カバー3の閉止時
に、鍔部18の上面が突当壁12aに当接し、かつ側壁
1aの先端が前記ゴムパッキン16に押圧するように設
定されている。また、側壁1aの先端と溝14との間に
は、側壁1aの先端を溝14内に容易に挿入できるよう
クリアランスが確保され、鍔部18の外周端と凹部10
の内側面との間にも、クリアランスが確保されている。
【0005】このような電気接続箱においては、カバー
3の閉止時に、主としてゴムパッキン16が、カバー3
と箱本体1との隙間をシールしている。
【0006】上述した図5の例では、シールのためにゴ
ムパッキン16を使用したが、ゴムパッキン16を使用
しないことも可能である。この場合は、そのままでは図
6に示すように、側壁1aの先端と溝14との間に大き
な空間があいてしまうので、側壁1aの先端を、図6中
二点鎖線で示すように溝14の奥壁に当たるまで延ばす
のがよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
たものは、ゴムパッキン16を用いているので、防水性
は良いが、コスト高である。
【0008】一方、図6に示したものはゴムパッキン1
6を用いないので、その分コスト面では有利であるが、
その代わりに図中A,B,Cで示すような複数箇所のク
リアランスを精度良く管理しなくてはならないので、製
作コストの面で不利である。特に、図7に示すように、
鍔部18と突当壁12aとの間は、ロック機構の戻り作
用のために隙間Pがあきやすく、クリアランスが大き過
ぎると、この部分でがたつきが生じる。結局、クリアラ
ンスの精度如何ではがたつきが大きくなり、シール性能
も十分発揮できないという問題がある。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、ゴムパッキ
ンを使用することなく、簡単な構造でシール性の向上を
図ることのできる電気接続箱を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、側壁を有する
箱本体と、該箱本体の側壁と先端同士が合わせられる側
壁を有し前記箱本体の開口を塞ぐカバーとを備え、前記
箱本体とカバーの各側壁の一方に、他方の側壁の先端が
挿入される凹部が形成された電気接続箱において、前記
他方の側壁の先端に、該側壁の面方向に対して先端側に
下り傾斜した斜面を有する突部を設けると共に、前記凹
部の対向壁の一方を可撓壁とし、その内側面に前記突部
の斜面に当接する斜面を設け、前記凹部の斜面よりも前
記突部の斜面を急勾配に形成したことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】上記構成の電気接続箱においては、凹部の斜面
よりも突部の斜面の方が急勾配になっているので、凹部
に突部が挿入された際に、突部の斜面に押されて凹部の
壁面が拡げられる。そして、突部が挿入されるに従い、
両斜面が密着した状態になり、この密着面によりシール
性が確保される。このとき、斜面同士は互いに力を及ぼ
しながら密着しているので、挿入方向及びそれと直交す
る方向のがたが生じなくなる。また、挿入当初は両斜面
の当たり面が小さいので、挿入がスムーズに行われる。
さらに、斜面同士の擦り合わせで両斜面が密着するの
で、精度を厳しく管理しなくても、十分なシール性を確
保することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】この実施例の電気接続箱の外観は図4に示
したものと同様であり、その要部は図1に示すように構
成されている。図において、1aは箱本体1の側壁、3
aはカバー3の側壁である。カバーの側壁3aの先端に
は凹部10が形成され、この凹部10に挿入される箱本
体の側壁1aの先端部外側面には、突部20が形成され
ている。
【0014】側壁1aの先端面は、凹部10の奥壁10
cに当接するよう、その幅や長さ等が設定されている。
また、突部20の端面には斜面22が形成されている。
この斜面22は、側壁1aの面方向に対して先端側に下
り傾斜している。ここで、斜面22の側壁1aの内面に
対する勾配(傾斜角度)をYで表す。
【0015】カバー3の凹部10の対向壁10a、10
bの内、外側の壁10bの内側面には、前記斜面22に
当接する斜面24が設けられている。これ以外に、段部
等は設けられていず、形状が単純化されている。そし
て、この斜面24の対向壁10aの内面に対する勾配
(傾斜角度)をXで表すと、上述した突部20の斜面2
2の傾斜角度Yとの間に、Y>Xの関係が設定されてい
る。つまり、突部20の斜面22よりも凹部10の斜面
24の方が急勾配に形成されている。
【0016】このような凹部10を有するカバー3を、
突部20を有する箱本体1に嵌合する場合、凹部10に
箱本体1の側壁1aの先端を挿入する。そうすると、突
部20の斜面22よりも凹部10側の斜面24の方が急
勾配になっているので、挿入に伴い、図2に示すように
突部20の斜面22の下端がまず凹部10側の斜面24
に当たる。さらに挿入すると、図3に示すように、突部
20の斜面22が凹部10側の斜面24を外側に矢印A
で示すように押し出し、凹部10の壁10bが外側に開
いて、両斜面22、24が相互に密着した状態になる。
また、このとき箱本体1の側壁1aの先端面が凹部10
の奥壁に密着する。そして、これらの密着面によりシー
ル性が確保される。
【0017】この状態において、斜面22、24は互い
に力を及ぼしながら密着しているので、挿入方向及びそ
れと直交する方向のがたが生じなくなり、確実なシール
性能が保持される。また、挿入当初は図2に示すように
斜面22の下端が相手側の斜面24に当たるだけで、当
たり面が小さいので、挿入がスムーズに行われる。さら
に、斜面22、24同士の擦り合わせで両斜面22、2
4が密着するので、精度を厳しく管理しなくても、良好
な密着性を保持することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カバーと箱本体の隙間を斜面の擦り合せで無くすので、
がたつきの発生を押さえることができ、確実なシール性
を保つことができる。また、斜面の案内で挿入がスムー
ズに行われるため、カバーを締めやすいという利点も得
られる。さらに、構造が簡単で精度も緩やかに設定でき
るので、製作コストも安価に済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例において、カバーを箱本体に
嵌合している途中の状態を示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施例において、カバーを箱本体に
嵌合した後の状態を示す要部断面図である。
【図4】従来の電気接続箱の一例を示す外観斜視図であ
る。
【図5】従来の電気接続箱の要部断面図である。
【図6】従来の電気接続箱の要部を示すもので、図5に
示す例からゴムパッキンを取り除いた状態を示す断面図
である。
【図7】従来の電気接続箱の問題点を説明するために示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 箱本体 1a 側壁 3 カバー 3a 側壁 10 凹部 10a,10b 対向壁 20 突部 22 斜面 24 斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁を有する箱本体と、該箱本体の側壁
    と先端同士が合わせられる側壁を有し前記箱本体の開口
    を塞ぐカバーとを備え、前記箱本体とカバーの各側壁の
    一方に、他方の側壁の先端が挿入される凹部が形成され
    た電気接続箱において、前記他方の側壁の先端に、該側
    壁の面方向に対して先端側に下り傾斜した斜面を有する
    突部を設けると共に、前記凹部の対向壁の一方を可撓壁
    とし、その内側面に前記突部の斜面に当接する斜面を設
    け、前記凹部の斜面よりも前記突部の斜面を急勾配に形
    成したことを特徴とする電気接続箱。
JP5172930A 1993-07-13 1993-07-13 電気接続箱 Pending JPH0731033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5172930A JPH0731033A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5172930A JPH0731033A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0731033A true JPH0731033A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15950993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5172930A Pending JPH0731033A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0731033A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041778A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用電気機器のハウジング
JP2013005675A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Yazaki Corp 箱体
JP2020127262A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041778A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用電気機器のハウジング
JP2013005675A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Yazaki Corp 箱体
JP2020127262A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004273135A (ja) コネクタ
JP2503322B2 (ja) 防水コネクタ
JP2563310Y2 (ja) 箱体のヒンジ構造
US6536161B2 (en) Weather strip for hinged double doors
JP4046018B2 (ja) コネクタ
JP3742046B2 (ja) 汚れ防止された差込み接続装置のためのソケット及び差込み接続装置
JP3283787B2 (ja) コネクタキャップの保持構造
JPH0727238U (ja) 電気接続箱
JPH0731033A (ja) 電気接続箱
JPH10208806A (ja) 防水コネクタ
JP2002151197A (ja) コネクタのパネル取付構造
JP3861653B2 (ja) 樹脂インナー付きグロメット
JP2571616Y2 (ja) ケースのシール構造
JPH0235178Y2 (ja)
JPH0794234A (ja) 防水コネクタ
JPH0731573Y2 (ja) 電気機器収納箱
JPH09134753A (ja) コンセント
JP2536883Y2 (ja) コネクタシール係止構造
JP2000323229A (ja) 防水ゴム栓及び防水コネクタ
JP2862389B2 (ja) 自動車用フードシール
JP3574942B2 (ja) グロメット
JPS583702Y2 (ja) 自動車用灯具
JPH0527290Y2 (ja)
JP2579786Y2 (ja) 観音開き式ドアのシール部材
JP2916578B2 (ja) 電気接続箱