JPH07309740A - 皮膚の表層と深層とに同時に作用する対老化組成物およびその用途並びに老化処置の方法 - Google Patents

皮膚の表層と深層とに同時に作用する対老化組成物およびその用途並びに老化処置の方法

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JPH07309740A
JPH07309740A JP6326413A JP32641394A JPH07309740A JP H07309740 A JPH07309740 A JP H07309740A JP 6326413 A JP6326413 A JP 6326413A JP 32641394 A JP32641394 A JP 32641394A JP H07309740 A JPH07309740 A JP H07309740A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚の表面層と深層とに同時に作用する、対
老化のための組成物の提供を目的とする。 【構成】 皮膚の表面層と深層とに同時に作用する、対
老化のための組成物であり、皮膚の深層内に浸透するこ
とができ、かつ深層を処置するための、保湿剤、抗−酸
素付加フリーラジカル薬、角質溶解薬、プロチド、抗エ
ラスターゼ薬と抗コラゲナーゼ薬、酵素および脂肪酸誘
導体から選択された少なくとも1つの活性薬を含む脂質
小胞の第1の分散剤と、皮膚の表面層内に浸透すること
ができ、かつ表面層を処置するための、角質溶解薬、緊
張薬、保湿剤、表面再構築薬及び抗フリーラジカル薬か
ら選択された少なくとも1つの活性薬を含む脂質小胞の
第2の分散剤とを備えることを特徴とする組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の主題は、頭皮を含む皮膚
の欠陥または病訴の美容または皮膚科学的な処置のため
の組成物である。より詳細には、脂肪小胞の少なくとも
2つの異ったカテゴリーを経て伝達される少なくとも1
つの活性薬剤を備えた、対老化のための組成物に関す
る。本発明はまた、皮膚の対老化のための該組成物の使
用と、皮膚の老化に対する処置のための方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】脂質小球体(lipid spherules)または小
胞(vesicles)(リポソームとしても知られている)中に
カプセル内包された(encapsulated)、皮膚の処置のため
に好適な1またはそれ以上の活性薬を有する皮膚の処置
をするための美容または皮膚科学的な組成物の実例が知
られている。
【0003】脂質小球体または小胞は、1またはそれ以
上の同心円ラメラよりなる膜の形成された粒子を示すも
のと理解され、これらの同心円ラメラは水性の相にカプ
セル内包された両親媒性の1またはそれ以上の二分子の
層を含んでいる。その水性の相は、水溶性の活性物質を
含んで良く、また両親媒性脂質の2分子層は親油性の活
性物質を含んで良い。これらの小球体は、一般的に10
nmから5000nmの間の平均粒径を有する。
【0004】このことに関する多くの公開された文献の
中で、少なくとも1つの活性物質をカプセル内包するイ
オンまたは非イオン性脂質小球体の水性分散物に基づく
組成物が開示されたフランス追加特許第2,408,387号を
挙げることができる。より正確には、この文献に開示さ
れた組成物は、混合された系を得ることの目的のため
に、すなわち、活性物質の第1のカテゴリーを含んだ小
球体の第1の分散物(dispersions)が、活性物質の別な
カテゴリーを含んだ小球体の第2の分散物に結合されて
おり、処置の時に同時的に作用する物質の2つのカテゴ
リーに機能するように、また連続的かつ分離的に作用す
るように調製された物質のこれら2つのカテゴリーが誘
導されないならば、相乗効果を得ることができる、異な
る活性物質を含む少なくとも2つの分散物を含んでい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願人は、2つの異な
る活性薬を同時的に作用させ、かつさらにこれらの活性
薬を皮膚の異なる領域、すなわち、皮膚の表面において
と、皮膚の深層中に作用させ、それによってこれら組成
物と、補足的にまたは使用される抗老化活性薬の相乗効
果との有効性を非常に顕著に増加させることから、老化
防止のための美容および/または皮膚科学的な組成物を
ここに開発した。
【0006】出願人はまた、皮膚の表面と深層において
同時的に作用する同じ活性薬により、苦痛をともなう疾
患をより完全にかつそれによってより有効な処置をする
ような、対老化のための美容または皮膚科学的組成物を
開発している。
【0007】本発明にかかる組成物は、老化の出現に対
し等しく良好に戦うこと、しわのような老化斑と戦うこ
と、および照射光に対して皮膚を保護することに関す
る。
【0008】老化の過程の間、皮膚に現われるこの老化
の極めて特徴的な各種の徴候は、皮膚の構造と機能の加
減に特に影響される。この老化は自然な生理学的なもの
であるが、光誘発的、すなわちそれは皮膚に光が曝され
ることおよび、その結果として皮膚の成分に光が作用し
て酸素が添加されたフリーラジカルが形成されることに
もよる。
【0009】皮膚の老化の主な臨床的な徴候は、殊に次
のようである。年齢が増加することによって現われる深
いしわ。特に、皮膚の"きめ(grain)"の***、すなわ
ち、微小レリーフ(microrelief)が均一でなくなり、か
つ自然に異方性化されることが観察される。
【0010】さらにまた、その皮膚の色艶は一般に変化
し、微小循環の本質的な***により示される、青白化と
黄色化が見られる(毛細血管中のヘモグロビン欠乏)。
皮膚の表面に現われる多数の斑点はメラニン生成の故障
による。刺激の拡散と、時折末梢血管拡張が一定の部位
に起こる。
【0011】老化の別な臨床的徴候は、乾燥化と、より
重要な落屑によるものである皮膚の粗化出現であり、光
線の回折によってこれらの鱗屑も、色艶の灰白化の出現
に対していくらかの原因となる。
【0012】最後に、しわにより観察される皮膚の堅固
さの欠如と皮膚の緊張性は、真皮と表皮の萎縮と、皮膚
表皮構造の外部の平坦化によって少なくとも部分的に解
釈される。
【0013】皮膚の老化の臨床的な徴候は、皮膚中に包
含される主要な生物学的メカニズムの機能不全から本質
的に起因していることが観察される。
【0014】このように、本発明にかかる組成物は、フ
リーラジカルの形成を抑制することによって、既に存在
するしわを処置すること、皮膚の老化を防止することお
よびそれを保護することができる。
【0015】周知のように、皮膚は、表面層(surface l
ayers)、角質層(stratum corneum)、及び深層(deep lay
ers)、生存する表皮(epidermis)及び真皮(dermis)より
なる。現在、表面層の中に活性な薬を、かつ同時的に深
層内に同じ或いは別な活性薬を特異的に搬送すること
は、従来技術から知ることができない。
【0016】本発明にかかる組成物は、皮膚の表面層と
深層とに同時的に作用する対老化のためのものであり、
皮膚の深層内に浸透することが可能であって、保湿剤、
抗フリーラジカル薬、角質溶解薬、タンパク質、酵素、
抗エラスターゼ薬及び抗コラゲナーセ薬のうちから選択
される少なくとも1種の活性薬と、これらの深層を処置
するための脂質酸誘導体とを含む脂質小胞(lipid vesic
les)の第1の分散物と、皮膚の表面層内に浸透すること
が可能であり、角質溶解薬、緊張薬(tentioning agen
t)、保湿剤、表面再構築薬(surface-restructuring age
nts)及び抗フリーラジカル薬のうちから選択される少な
くとも1つの活性薬を含み、これら表面層を処置するた
めの脂質小胞の第2の分散物を備えることを特徴とす
る。
【0017】特有な実施態様では、小胞の第1の分散物
と上記第2の分散物に含まれる上記活性薬は同一であ
る。
【0018】本出願人は、小胞の深部下降作用(deep-do
wn action)として知られる、皮膚の深層に対して活性薬
を運搬でき、および表面で小胞として知られる、皮膚の
表面層に対して活性薬を運搬することのそれらが可能な
脂質小胞を迅速に選択することは、当業者によりなされ
ている小胞の分類化の手段を使用している。
【0019】この分類は、小胞の内部に取り入れられた
プローブの拡散係数Dに基づいてなされる。このプロー
ブはASL[N−(1−オキシル−2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)N,N−ジメチル−N−
ヒドロキシエチルアンモニウム ヨウ化物](次式)で
ある。
【0020】
【化1】
【0021】角質層内のプローブの拡散係数Dが>1.
10-7cm2-1である小胞は、皮膚の深層内に浸透す
ることが可能な小胞である。
【0022】角質層内のプローブの拡散係数Dが<1.
10-7cm2-1である小胞は、皮膚の表面層内に活性
薬を運搬することが可能な小胞である。
【0023】第1のカテゴリー、いわゆる小胞の深部下
降作用の小胞は、一般に室温(ほぼ20℃)での流動状
態であり、表面で活性な小胞と称される第2のカテゴリ
ーのそれらは一般的に室温でゲル状態である。小胞の状
態を認識するための手段は、示差熱分析(DTA)によ
って、膜を構成する主な脂質の相(ラメラの流動体−ゲ
ル)転移温度を測定することよりなる。
【0024】これら小胞の他の特徴は、皮膚中のより大
きな又はより小さな深さに活性薬を搬送することのそれ
らの能力に関係がある。これは特にカプセル内包度(deg
reeof encapsulation)度のための事例である。
【0025】グルコースは、この種の測定のために通常
的に使用される標識薬である(特にLiposomes a practi
cal approach by R.R.C. New, IRL Press (1990), P.12
5-136 を参照)。
【0026】カプセル内包度は、小胞中にカプセル内包
されたグルコース溶液の量として表現され、その膜を構
成している脂質の単位重量(mg)に相対するμlとし
て計測される。このカプセル内包度は、遊離グルコース
とカプセル内包グルコースの分離の工程(T0)の後、
同じようにこの分離の24時間後(T24hours)で直接
測定される。
【0027】これら2つの連続した測定の間の相違は、
カプセル内包されたグルコースについては小胞の透過性
を示し、それらの潜在的なカプセル内包性として参照し
て良い。
【0028】小胞の第1のカテゴリー(皮膚の深層内に
活性薬を搬送すること)は、グルコースによって通常的
にモデルとされる小さな水溶性分子のために高いカプセ
ル内包潜在性を有し、このカプセル内包潜在性は少なく
とも24時間は維持される。小胞の第2のカテゴリー
(皮膚の表面層内に活性薬を搬送すること)は、カプセ
ル内包された状態において同じだけの時間グルコースが
残存することはない。
【0029】第1のカテゴリー(活性薬の深部搬送)の
小胞を構成する主要な脂質は、水素添加されたリン脂質
(植物又は卵に由来)のような、線状でかつ炭素原子1
6から30の長さの範囲の飽和脂肪鎖、ジパルミトイル
ホスファチジルコリンのような飽和された合成のリン脂
質と、分子当り1、2または3つの脂肪鎖を含むポリオ
ールアルキルエーテル或いはポリオールアルキルエステ
ルの少なくとも1つから構成される。これらの脂質は単
独でまたは混合物として使用される。
【0030】第2のカテゴリー(表面への活性薬の搬
送)の小胞を構成する主な脂質は、イオン性脂質、殊に
自然の植物または卵に基づいたリン脂質のようなもの、
それは16から30の炭素原子を有する不飽和脂肪鎖を
含む;非イオン性脂質、分子当り1つまたはそれ以上の
脂肪鎖で構成されたポリオールアルキルエーテルまたは
ポリオールアルキルエステルのようなもの、炭素原子1
6より少ない長さの少なくとも1つを含む、ロレアル社
により出願されたフランス特許出願 FR 92-09603号に詳
細が開示されている、ラウリルポリグリセリル−6−セ
テアリルグリコールエーテルのようなもの、よりなる群
から個々に選択される。
【0031】周知の手段において、ステロール(フィト
ステロール、コレステロールまたはポリオキシエチレン
化されたフィトステロール);長鎖のアルコール、ジオ
ールとトリオール(フィタントリオール)、長鎖のアミ
ンとそれらの第四級アンモニウム誘導体;脂肪アルコー
ルのリン酸エステルとそれらのアルカリ金属(Naまた
はK)塩、リン酸ジセチル、リン酸ジセチルナトリウ
ム、アルキル硫酸(セチル硫酸ナトリウム)、コレステ
ロール硫酸またはコレステロールリン酸のアルカリ金属
塩、ホスファチジン酸のナトリウム塩、及びアシルグル
タミン酸のようなリポアミノ酸とそれらの塩類、より構
成された群から少なくとも1つを付加的に選択し、小胞
の脂質膜を構成する脂質層内に合併することが可能であ
る。
【0032】言及して良い第1のカテゴリー(皮膚の深
層内に活性薬を搬送すること)の小胞の実施例は、次の
脂質(CTFA名)から得られた小胞である。 − A/コレステロール/カゼインリポアミノ酸、殊
に、45/45/10の重量比において(ここでAは C
himex社によってChimexane NLの名称で市販されている
トリグリセリルセチルエーテルである); − B/コレステロール/リン酸ジセチル、殊に60/
35/5の重量比において(ここでBは Chimex社によ
ってChimexane NTの商品名で市販されているトリグリセ
リルモノ−、ジ−及びトリセチルエーテルの混合物であ
る); − スパン40(ICI社製、ソルビタンパルミテー
ト)/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム
(味の素社によって HS11の商品名で市販)、殊に4
7.5/47.5/5の重量比において; − PEG8ステアレート/コレステロール/アシルグ
ルタミン酸ナトリウム、殊に47.5/47.5/5の
重量比において(ここでPEG8ステアレートはUniche
ma社によってPEG 400 ステアレートの商品名で市
販され、エチレンオキシドの8単位を含むポリエチレン
グリコールである); − PEG8ステアレート/コレステロール/フィタン
トリオール/アシルグルタミン酸ナトリウム、殊に4
7.5/20/27.5/5の重量比において; − 水素添加レシチン/エチレンオキシド5単位を含む
ポリオキシエチレン化フィトステロール、殊に60/4
0の重量比; − エチレンオキシド20単位を含むポリオキシエチレ
ン化メチルグルコースジステアレート/コレステロール
/アシルグルタミン酸ナトリウム、殊に45/45/1
0重量比において(そのジステアレートは例えば、Amer
chol社によってGlucam E 20 distearateの商品名で販売
されている); − A/コレステロール/リン酸ジセチル、好ましくは
47.5/47.5/5の重量比; − ジグリセリルジステアレート(例えば Nihon 社に
よって Emalex DS G2の商品名で販売されている)/コ
レステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム、45/
45/10の重量比において; − ショ糖モノ−及びジステアレート(例えば Grillo
社によってGrilloten PSE141 Gの商品名で販売されてい
る)/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウ
ム、殊に45/45/10の重量比において、; − テトラグリセリルトリステアレート(例えば Nikko
l社によって Tetraglyn3Sの商品名で販売されている)
/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム、殊
に45/45/10重量比において;
【0033】言及して良い第2のカテゴリー(皮膚の表
面層内に活性薬を搬送すること)の小胞の実施例は、次
の脂質から得られた小胞である。 − ヒマワリレシチン; − Nacipide II(大豆レシチン/エタノール/水を6
0/20/20の重量比、Nattermann社により市販され
ている); − C(大豆レシチン/コレステロール/プロピレング
リコールを40/30/30の重量比、Nattermann社に
よってNAT 50 PGの商品名で市販のされている);−
D/リン酸ジミリスチル、殊に95/5の重量比におい
て(ここでDはChimex社によってChimexane NSの名称で
市販されているラウリルポリグリセリル−6−セテアリ
ルグリコールエーテルである)。
【0034】以下の表1は、上述の脂質の使用により得
られた小胞の幾つかについて、角質層中及び表皮/真皮
中のASLによる拡散係数D、同様にグルコースのカプ
セル内包度と膜を構成する主要な脂質の相転移温度を示
す。拡散係数は、組成物の全量に対する相対重量によっ
て0.35%の濃度のカプセル内包されたASLにより
測定した。
【0035】
【表1】
【0036】拡散係数Dの測定は、ASL、常磁性プロ
ーブを用いる2つの方法、1次元と周期的な電子常磁性
共鳴(EPR)についての一方と、EPR動態イメージ
ングについての他方、を結合させることによって実行し
た。これら2つの方法は、V. Gabrijelcic らによる"Ev
aluation of liposomes as drug carriers intothe ski
n by one-dimensional EPR imaging",international J
ournal ofPharmaceutics, 62 (1990) p.75-79, Elsevie
r、及び V. Gabrijelcic らによる"Liposome entrapped
molecules penetration into the skin measured byni
troxide reduction kinetic imaging",Periodicum Bio
logorum vol.93, No,2, P.245-246,(1991)の記事におい
て各々開示されている。
【0037】カプセル内包度の測定は、上記引用された
R.R.C New の文献中に開示されているようにして実行
され、また相転移温度の測定は先に記載されたように実
行される。
【0038】効果的には、幾つかの活性薬が小胞の各々
のカテゴリーにおいて同時的に使用され、これらの活性
薬は、皮膚に対してその表面と同一の機能および/また
は伝達性、同一の効果を有し、表面で活性な薬と深部下
降作用をもつ薬とはこれによって補足的である。
【0039】本発明において使用して良い深部下降作用
をもつ活性薬と表面で活性な薬は、美容または皮膚科学
の分野において通常的に使用されるものである。
【0040】深部下降作用をもつ活性薬は、保湿剤、抗
フリーラジカル薬、角質溶解薬、プロチド、脂肪酸誘導
体、酵素、抗エラスターゼ薬と抗コラゲナーゼ薬から選
択されたものである。
【0041】言及して良い保湿剤の実例は、乳酸ナトリ
ウム、ポリオール特にグリセリン、マンニトールおよび
アミノ酸である。
【0042】言及して良い抗フリーラジカル薬に包含さ
れた薬は、リン酸誘導体、エチレンジアミン四酢酸とナ
トリウム塩のようなその塩類、グアノシン、スーパーオ
キシドジスムターゼ、トコフェロール(ビタミンE)と
その誘導体(アセテート)、エトキシキン、ラクトフェ
リン、ラクトペルオキシダーゼとニトロキシド誘導体で
ある。
【0043】言及して良い深部下降作用をもつ角質溶解
薬は、グリコール酸、乳酸、クエン酸、マンデル酸とそ
れらの混合物のような果実から得られたアルファヒドロ
キシ酸;5−n−オクタノイルサリチル酸または5−n
−ドデカノイルサリチル酸のようなサリチル酸誘導体;
レチノール(ビタミンA)とその誘導体である。
【0044】言及して良いプロチドは、ペプチド誘導体
と蛋白質(小麦由来または大豆由来)とそれらの加水分
解物である。言及して良い脂肪酸誘導体は、タコ(蛸)
由来の必須脂肪酸リン脂質を含んだ、ポリ不飽和リン脂
質である。
【0045】言及して良い抗エラスターゼ薬は、Parela
stylの表示のもとに、LaboratoiresSeriobiologiques,
Nancy により市販されるもののような、豆類種子からの
ペプチドである。言及して良い抗コラゲナーゼ薬は、エ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)とシステインのよう
なメタロプロテイン阻害剤である。
【0046】深部下降をもつ活性薬として使用して良い
酵素は、特に、DNA修復酵素である。
【0047】表面で作用する活性薬は、角質溶解薬、緊
張薬、保湿剤、表面再構築薬および抗フリーラジカル薬
から選択される。
【0048】言及して良い表面で活性な角質溶解薬は、
乳酸のようなアルファヒドロキシ酸、サリチル酸と5−
n−オクタノイルサリチル酸である。
【0049】言及して良い緊張薬は、Silab社によってT
ensineの表示のもとに市販されるもののような蛋白加水
分解物(例えば大豆蛋白質)である。
【0050】言及して良い表面再構築薬は、Coletica社
によってNeptigene II の表示のもとに販売されるもの
のような大豆またはコラーゲンからの蛋白質抽出物であ
る。
【0051】表面で活性な保湿剤としては、上述した深
部下降作用を持つそれらと同じ活性薬を使用することが
可能である。
【0052】言及して良い抗フリーラジカル薬は、トコ
フェロール(ビタミンE)とそれの誘導体(アセテー
ト)、スーパージスムターゼ、エトキシキン、グアノシ
ン、ラクトペルオキシド、Silab社によって detoxiline
の表示のもとに市販される麦芽の水性抽出物のような
抗フリーラジカル活性を有する植物抽出物である。
【0053】表面で活性な薬と深部下降作用をもつ薬
は、組成物の全重量の0.02%から10%存在させて
良い。加えて、小胞の2つのカテゴリーは、微量要素、
糖などのような別の美容作用薬を含んで良い。
【0054】本発明による組成物は、水溶性ゲル、エマ
ルジョン、ローション、軟膏、血清のような局部適用の
ために通常的に使用される全ての調剤上の形態、より特
別にはフランス特許FR-A-2,485,921とFR-A-2,490,504中
に開示されたような小胞分散された油滴(oil droplets)
に供される。
【0055】周知のように、小胞に添加される、植物
油、鉱油、ケイ素含有油脂または水性の相中に分散され
る合成油脂と、ゲル化剤のような水性のアジュバント、
酸化防止剤、保存剤、不透明化剤、必須油脂のような脂
溶性アジュバントと香料、色素と充填剤は、上記のフラ
ンス特許中に開示されているように、本発明の組成物中
に供しても良い。例えば、ポリエチレンビーズは洗浄作
用(スクラブ)付与のために加えて良い。その分散され
た油脂は組成物の全重量に対する重量で2%から40%
を存在させて良く、そのアジュバントは重量で全体の
0.1%から10%を存在させて良い。
【0056】本発明はまた、老化と戦うことを意図する
軟膏の調製のための上述した組成物を使用することと、
皮膚にこの組成物を適用することよりなる、対老化のた
めの方法とに関する。
【0057】本発明の他の特徴と有効性は、実例として
与えられた詳細な説明によってより明瞭に表されるであ
ろうが本発明は以下の記載内容に限定されるものではな
い。
【0058】
【実施例】
A)ASLを含んだ脂質小胞の製造 小胞の壁の構成脂質は秤量し、10mlのメタノール中
に溶かした。そのアルコール溶液は次いで擦面接合部を
もつ50ml容丸底フラスコ内に移し、続いて内容物が
30℃の温度で温度制御されるようなロータリーエバポ
レーターに配置した。そのエバポレーションは、フラス
コの内壁面に脂質が乾燥したフィルム状に析出するまで
続けた。
【0059】次いでフラスコ内にASLの0.01モル
水溶液3mlを加え、続いて、表1中の参照番号7から
10の小胞のために室温(20℃))で、または表1中
の参照番号1から6の小胞のために50℃のいずれかの
条件で10分間程度手で振り混ぜた。その媒質は次いで
室温で2時間平静に放置し、次いでその分散物を透析袋
に配し、500mlの蒸留水と接触させた。透析は一夜
実行した。翌日、その水を交換し、透析をさらに4時間
継続した。
【0060】次に、太さ0.3mmの綿糸を小胞分散物
に浸漬し、次いで、食肉供給用として屠殺場にて新鮮に
回収していたブタの耳から切り取った皮膚の一部に接触
させて配した。
【0061】採取したその耳のサンプルは水ですすぎ、
厚さ1mm、幅5mm、長さ10mmの切片に切断し、
維持細胞中に配した。その皮膚中のASLの拡散の測定
は、その皮膚サンプルの採取後24時間に行った。
【0062】B)美容組成物の製造 1− 第1のカテゴリー(深部下降拡散)の小胞の製造 小胞(深部下降作用を持つ)は選択した各種の膜構成物
(表1を参照)の共融合のための通常の方法によって調
製した。すなわち、最も低い融点Tmを有する膜構成物
は溶融される。それに添加される活性薬を含む他方の膜
構成物および混合物は、温和な攪拌によってホモジナイ
ズし、上述した溶融温度Tmに維持している間に、最終
的に部分的に水和させた。
【0063】深部下降処置のための少なくとも1つの第
1の活性薬の水溶液を、先のように得られた糊状物に加
えた。その混合物は、溶融温度Tmに維持している間
に、完全に水和されるように1時間半程度、タービンで
攪拌した。深部下降処置のための1つまたはそれ以上の
他の活性薬は、反応媒質を加え、その媒質の温度を室温
(20℃)まで低下させてホモジナイズを実行した。
【0064】2− 第2のカテゴリー(表面での拡散)
の小胞の製造 表面処置のための第2の活性薬(1つまたは幾つか)の
水溶液を、室温(20℃)で簡単に攪拌しつつ、表面で
活性な小胞(表1を参照)の膜を形成する構成物の選択
された混合物中に導入した。表面で活性な第2の活性薬
をカプセル内包した表面で活性な小胞がかくて得られ
た。
【0065】3− "二重リポソーム"組成物の製造 組成物の脂肪相(油脂)を、深部下降作用をもつ小胞を
含んだ媒質に加え、攪拌しつつそれを分散(室温で)さ
せた。得られた反応媒質は次いで、表面で活性な小胞を
含めて混合した。保存剤、もし必要であれば塩基(トリ
エタノールアミンまたは水酸化ナトリウム)により中性
化を行って良いゲル化剤のようなアジュバント、および
香料などが付属的に添加される。
【0066】得られた生産物は、選択した活性薬(表面
で作用しかつ深部下降作用をもつ)の種類に応じて美容
および/または皮膚科学の分野において使用して良い、
軟らかく滑らかな白色クリーム状である。
【0067】本発明に従う美容用組成物の明確な実施例
を以下に示す。 実施例1:抗しわ用二重リポソームクリーム − 製剤A:深部下降作用をもつリポソーム: PEG8ステアレート/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム を47.5/47.5/5の重量比 11.26g 酢酸トコフェロール 1.00g グリセリン 5.63g 大豆蛋白加水分解物(活性薬) 0.37g エチレンジアミン四酢酸の2ナトリウム塩 (隔離薬(sequestering agent)) 0.19g 脱塩水 適量 100g
【0068】 − 製剤B:表面で作用するリポソーム: Nattermann社により市販の Natipide II 33.33g グリセリン(活性薬) 33.33g 天然の海産のコラーゲン(活性薬) 8.33g 脱塩水 適量 100g
【0069】 − 二重リポソーム組成物: 製剤A 26.65g 製剤B 9.00g 植物油脂 16.40g 揮発性シリコーン油 4.00g レチニルパルミテート 0.6g 香料 0.4g クエン酸 0.02g 保存剤 1.18g カルボキシビニル重合体(ゲル化剤) 0.50g 水酸化ナトリウム 0.15g 脱塩水 適量 100g
【0070】実施例2: 抗フリーラジカル二重リポソ
ームクリーム − 製剤A:深部下降作用をもつリポソーム: PEG8ステアレート/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム を47.5/47.5/5の重量比 10.33g アルファトコフェロール 1.00g グリセリン 13.77g グアノシン 0.30g エチレンジアミン四酢酸の2ナトリウム塩 (活性薬) 0.17g 脱塩水 適量 100g
【0071】 − 製剤B:表面で活性なリポソーム: Nattermann社により市販の Natipide II 35.29g Silab社によりDetoxilineの表示のもとで市販の 麦芽の水性抽出物(活性薬) 5.88g グリセリン 35.30g 脱塩水 適量 100g
【0072】 − 二重リポソーム組成物: 製剤A 29.05g 製剤B 8.50g 植物油脂 20.50g 揮発性シリコーン油 3.50g 香料 0.40g クエン酸 0.02g 保存剤 1.18g カルボキシビニル重合体(ゲル化剤) 0.50g 水酸化ナトリウム 0.15g 脱塩水 適量 100g
【0073】実施例3:抗老化二重リポソームクリーム − 製剤A:深部下降作用をもつリポソーム: PEG8ステアレート/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム を47.5/47.5/5の重量比 11.52g グリセリン 5.76g エチレンジアミン四酢酸の2ナトリウム塩 (隔離薬) 0.19g 果実からのアルファヒドロキシ酸の混合物(乳酸/ グリコール酸/クエン酸:35/15/8) (活性薬) 1.92g 脱塩水 適量 100g
【0074】 − 製剤B:表面で活性なリポソーム: Nattermann社により市販の Natipide II 35.29g 乳酸(活性薬) 5.88g 脱塩水 適量 100g
【0075】 − 二重リポソーム組成物: 製剤A 26.05g 製剤B 8.50g 植物油脂 17.00g 揮発性シリコーン油 4.00g 香料 0.40g 保存剤 1.18g カルボキシビニル重合体(ゲル化剤) 0.50g 水酸化ナトリウム 0.15g 脱塩水 適量 100g
【0076】実施例4:抗老化二重リポソームクリーム − 製剤A:深部下降作用をもつリポソーム: PEG8ステアレート/コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム を47.5/47.5/5の重量比 11.26g 酢酸トコフェロール 0.37g 5−n−オクタノイルサリチル酸(活性薬) 0.37g グリセリン 5.63g エチレンジアミン四酢酸の2ナトリウム塩 0.19g 脱塩水 適量 100g
【0077】 − 製剤B:表面で活性なリポソーム: Nattermann社により市販の Natipide II 36.58g サリチル酸(活性薬) 5.88g グリセリン 36.60g 脱塩水 適量 100g
【0078】 − 二重リポソーム組成物: 製剤A 26.65g 製剤B 8.20g 植物油脂 17.50g 揮発性シリコーン油 4.00g 香料 0.40g クエン酸 0.02g 保存剤 1.70g カルボキシビニル重合体(ゲル化剤) 0.50g 水酸化ナトリウム 0.15g 脱塩水 適量 100g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 D E 31/575 45/00 47/24 E (72)発明者 フローランス・ジレール フランス・75020・パリ・リュ・ドゥ・メ ニルモンタン・61 (72)発明者 フランソワーズ・ガヌビアン−カバンヌ フランス・92320・シャティヨン・アベニ ュー・ドゥ・ラ・ディビジョン・ルクレー ル・42

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚の表面層と深層とに同時に作用す
    る、対老化のための組成物であり、皮膚の深層内に浸透
    することができ、かつ深層を処置するための、保湿剤、
    抗フリーラジカル薬、角質溶解薬、プロチド、抗エラス
    ターゼ薬と抗コラゲナーゼ薬、酵素および脂肪酸誘導体
    から選択された少なくとも1つの活性薬を含む脂質小胞
    の第1の分散物と、皮膚の表面層内に浸透することがで
    き、かつ表面層を処置するための、角質溶解薬、緊張
    薬、保湿剤、表面再構築薬及び抗フリーラジカル薬から
    選択された少なくとも1つの活性薬を含む脂質小胞の第
    2の分散物とを備えることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 第1の分散物の小胞は1.10-7cm2
    ー1を越える角質層中のASL[N−(1−オキシル−
    2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−
    N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチルアンモニウム
    ヨウ化物]の拡散を可能にし、かつ第2の分散物の小胞
    は1.10-7cm2ー1未満の角質層中のASLの拡散
    を可能にするものであることを特徴とする請求項1の組
    成物。
  3. 【請求項3】 第1の分散物の小胞が室温で流動状態
    であり、かつ第2の分散物の小胞が室温でゲル状態であ
    ることを特徴とする請求項1または2の組成物。
  4. 【請求項4】 第1の分散物の小胞が少なくとも24時
    間のグルコースのカプセル内包性を備え、かつ第2の分
    散物の小胞が24時間以内のグルコースのカプセル内包
    性を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    の組成物。
  5. 【請求項5】 第1の分散物の小胞が少なくとも1つの
    線状かつ飽和した16から30の炭素原子を有する脂肪
    鎖よりなる脂質で形成されたことを特徴とする請求項1
    から4のいずれかの組成物。
  6. 【請求項6】 第1の分散物の小胞が、天然の水素添加
    されたリン脂質、飽和した合成リン脂質、少なくとも1
    つの線状脂肪鎖を含んだポリオールアルキルエーテル、
    少なくとも1つの脂肪鎖を含んだポリオールアルキルエ
    ステルとそれらの混合物、から選択された少なくとも1
    つの脂質で形成されたことを特徴とする請求項1から5
    のいずれかの組成物。
  7. 【請求項7】 第1の分散物の小胞が、トリグリセリル
    セチルエーテル/コレステロール/カゼインリポアミノ
    酸;トリグリセリルモノ-、ジ-およびトリセチルエーテ
    ル混合物/コレステロール/リン酸ジセチル;トリグリ
    セリルセチルエーテル/コレステロール/リン酸ジセチ
    ル;ソルビタンパルミテート/コレステロール/アシル
    グルタミン酸ナトリウム;PEG8ステアレート/コレ
    ステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム;ジグリセ
    リルジステアレート/コレステロール/アシルグルタミ
    ン酸ナトリウム;ショ糖モノ-およびジステアレート/
    コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム;PE
    G8ステアレート/コレステロール/フィタントリオー
    ル/アシルグルタミン酸ナトリウム;エチレンオキシド
    20モルを含むポリオキシエチレン化メチルグルコース
    ジステアレート/コレステロール/アシルグルタミン酸
    ナトリウム;水素添加レシチン/ポリオキシエチレン化
    フィトステロール;テトラグリセリルトリステアレート
    /コレステロール/アシルグルタミン酸ナトリウム;か
    ら選択された少なくとも1つの脂質で形成されたことを
    特徴とする請求項1から6のいずれかの組成物。
  8. 【請求項8】 第2の分散物の小胞が、16から30の
    炭素原子を有する不飽和脂肪鎖を含んだ天然イオン性リ
    ン脂質、16炭素原子より少ない長さの少なくとも1つ
    の脂肪鎖を含んだ、分子当り1またはそれ以上の脂肪鎖
    からなるポリオールアルキルエーテルまたはポリオール
    アルキルエステル、およびそれらの混合物から選択され
    た脂質で形成されたことを特徴とする請求項1から7の
    いずれかの組成物。
  9. 【請求項9】 第2の分散物の小胞が、ヒマワリレシチ
    ン;大豆レシチン/エタノール/水;大豆レシチン/コ
    レステロール/プロピレングリコール;ラウリルポリグ
    リセリル−6−セテアリルグリコールエーテル/リン酸
    ジミリスチル;から選択された少なくとも1つの脂肪で
    形成されたことを特徴とする請求項1から8のいずれか
    の組成物。
  10. 【請求項10】 第1の分散物の活性薬と第2の分散物
    の活性薬が、同じ機能および/または同種の効果を備え
    たことを特徴とする請求項1から9のいずれかの組成
    物。
  11. 【請求項11】 第1と第2の分散物の活性薬が同一で
    あることを特徴とする請求項1から10のいずれかの組
    成物。
  12. 【請求項12】 第1の分散物中に含まれる活性薬が、
    グリセリン、リン酸誘導体、エチレンジアミン四酢酸と
    その塩類、アルファヒドロキシ酸とその塩類、サリチル
    酸誘導体、ペプチド誘導体、蛋白加水分解物、ポリ不飽
    和リン脂質、5−n−オクタノイルサリチル酸、トコフ
    ェロールとその誘導体、レチノールとその誘導体、スー
    パーオキシドジスムターゼ、グアノシン、ラクトペルオ
    キシダーゼとラクトフェリンから選択されたことを特徴
    とする請求項1から11のいずれかの組成物。
  13. 【請求項13】 第2の分散物中に含まれる活性薬が、
    サリチル酸とその誘導体、5−n−オクタノイルサリチ
    ル酸、アルファヒドロキシ酸、蛋白加水分解物、コラー
    ゲン誘導体、グリセリン、トコフェロールとその誘導
    体、スーパーオキシドジスムターゼ、エトキシキン、グ
    アノシンおよびラクトペルオキシダーゼから選択された
    ことを特徴とする請求項1から12の組成物。
  14. 【請求項14】 水性相中に分散された油相を更に含む
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれかの組成
    物。
  15. 【請求項15】 水溶性または脂溶性のアジュバントを
    更に含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか
    の組成物。
  16. 【請求項16】 老化の処置を意図する軟膏の調製のた
    めの請求項1から15のいずれかの組成物の用途。
  17. 【請求項17】 請求項1から15のいずれかの組成物
    を皮膚に適用することよりなる老化処置の方法。
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