JPH0730807A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0730807A
JPH0730807A JP5168914A JP16891493A JPH0730807A JP H0730807 A JPH0730807 A JP H0730807A JP 5168914 A JP5168914 A JP 5168914A JP 16891493 A JP16891493 A JP 16891493A JP H0730807 A JPH0730807 A JP H0730807A
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JP
Japan
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aspect ratio
image pickup
signal
circuit
pickup device
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Application number
JP5168914A
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English (en)
Inventor
Ryoji Asada
良次 浅田
Shoji Nishikawa
彰治 西川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスペクト比変換可能な撮像装置において、
回路の安定性及び規模の削減を図るとともにアスペクト
比変換に伴う諸問題を解決する。 【構成】 ワイド画面対応撮像素子2とアナログ処理さ
れた撮像信号をAD変換するAD変換器4と、AD変換
器4の出力信号に撮像装置の基本処理を施すガンマ処理
回路5,エンハンス処理回路6,マトリックス処理回路
7の各デジタルプロセス回路と、その後にアスペクト比
変換を施すアスペクト比変換回路9を配置する構成にす
ることにより、回路の安定性と規模の削減が図れる。ま
た、マイクロコンピュータ8でアスペクト比切り換えに
応じて各設定値を切り換える構成にすることにより、ア
スペクト比変換に伴いエンハンス処理,オートニー処
理,ブランキング処理等で発生する諸問題、並びにノー
マル画面対応の撮像装置との混在時の問題を解決でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EDTV等対応の次世
代テレビ方式に対応する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、HDTV(走査線1125本)や
第2世代EDTV(走査線525本(625本))等の
テレビ方式のように画面のワイド化が推進されてきてい
る。また、垂直方向の高画質化を追求するため順次走査
系の撮像装置が望まれている。このようにアスペクト比
が従来の4:3から16:9になり、かつ順次走査の撮
像装置になると従来より広帯域の信号を扱う。
【0003】一方、ワイド化推進とともに、移行期間中
には標準テレビ方式から第1世代EDTV方式及び第2
世代EDTV方式が混在すると考えられる。故に、現状
のアスペクト比4:3のテレビモニター対応も考慮が必
要であり、アスペクト比16:9出力,4:3出力を同
時に出力、あるいは切り換えて出力するワイド画面対応
撮像装置が望まれている。
【0004】上記の要望に応じ、高速処理を低速化して
ワイド画面出力(16:9出力),ノーマル画面出力
(4:3出力)を同時あるいは切り換えて出力する手法
が開示された特開平4−002289号公報や、高速処
理のままワイド画面出力(16:9出力),ノーマル画
面出力(4:3出力)を切り換えて出力する手法が開示
された特開平4−316284号公報がある。
【0005】図8は従来のワイド画面,ノーマル画面切
り換え対応の撮像装置の構成を示す構成図である。
【0006】図8で、30はレンズ系、2はワイド画面
対応の撮像素子、3は黒レベル処理、白レベル処理、プ
リニー等の処理が施されるアナログプロセス回路、4は
アナログプロセス回路3の出力信号をデジタル信号に変
換するAD変換器、9はワイド画面(16:9)からノ
ーマル画面(4:3)の信号出力を得るアスペクト比変
換回路、32はワイド画面(16:9)出力とノーマル
画面(4:3)出力を切り換える切り換えスイッチ、3
3はガンマ,オートニー処理、エンハンス処理、マトリ
ックス処理等の撮像装置の基本処理を施すデジタルプロ
セス回路、34は撮像素子2を駆動するためのパルスを
出力するタイミングパルス発生回路、35は標準テレビ
ジョン信号用の同期信号発生回路である。
【0007】以下、図8,図9をもって従来例を説明す
る。レンズ系30を介して入射した光により、ワイド画
面対応撮像素子2に被写体像が結像される。この時アス
ペクト比は16:9で、いわゆるワイドアスペクト比の
撮像信号となっている。このワイド画面対応撮像素子2
は、同期信号発生回路35の同期信号に応じタイミング
パルスを発生するタイミングパルス発生回路34により
駆動され、撮像信号を出力する。
【0008】このワイド画面対応撮像素子2の出力信号
はアナログプロセス回路3に入力され、増幅、黒レベ
ル,白レベル等の調整及びプリニー等の処理が施され
る。この後このアナログの撮像信号は、精度,コントロ
ール,特性上優れるデジタル処理を行うために後段のA
D変換器4によりデジタル信号に変換される。このAD
変換器4の出力信号はスイッチ32のa端子と、アスペ
クト比変換回路9に入力される。
【0009】アスペクト比変換回路9はワイドアスペク
ト比(16:9)の撮像信号を現行のテレビジョン方式
のアスペクト比(4:3)の撮像信号変換する処理を行
い、その出力をスイッチ32のb端子に出力する。
【0010】スイッチ32はワイドアスペクト比(1
6:9)の撮像信号と現行のテレビジョン方式のアスペ
クト比(ノーマルアスペクト比)(4:3)の撮像信号
を選択的に切り換えて後段のデジタルプロセス回路33
に出力する。
【0011】このデジタルプロセス回路33は、例えば
撮像装置の基本処理となるガンマ補正,エンハンス処
理,マトリックス処理等の機能を有する回路である。こ
こで、上記ワイドアスペクト比(16:9)の撮像信号
と、ノーマルアスペクト比(4:3)の撮像信号が切り
換えられて入力されるので、このデジタルプロセス回路
33では2種類のクロックによる撮像信号データを扱
う。故に、全ての回路系のクロックを切り換えることは
もちろん、例えばエンハンス処理の垂直輪郭補正に必要
な1H(1水平走査期間)遅延処理のシフト段数等も、
アスペクト比切り換え信号に応じて、切り換えている。
【0012】ここで、上記アスペクト比変換の原理を図
9を用いて簡単に説明する。図9で、(a)はワイドア
スペクト比(16:9)のテレビモニター画面で点線内
がノーマルアスペクト比(4:3)に相当する画面領
域、(b)はノーマルアスペクト比(4:3)のテレビ
モニターにワイドアスペクト比の撮像信号を映した時の
画面である。
【0013】ワイドアスペク比(16:9)の撮像信号
も現行の標準テレビジョン方式の撮像信号と垂直同期信
号や水平同期信号の各周波数は同じである。故に、ノー
マルアスペクト比(4:3)のテレビモニターにワイド
アスペクト比の撮像信号を映した場合は、図9の(b)
に示すように水平方向が3/4(12/16)に圧縮さ
れたいわゆるスクイーズモードの映像画面となる。そこ
で、ワイドアスペクト比(16:9)の撮像信号からノ
ーマルアスペクト比(4:3)の撮像信号を得る場合
は、図9の(a)に示すようにワイドアスペクト比(1
6:9)の撮像領域から点線内のノーマルアスペクト比
(4:3)に相当する撮像領域を抜取り、時間を4/3
倍に引き延ばす処理を行えばよい。故に、デジタル処理
でのクロックはワイドアスペクト比(16:9)用をf
wとすると、ノーマルアスペクト比(4:3)のクロッ
クは3fw/4となる。
【0014】このような処理は前述した2つの特許公開
公報に示されているように、メモリやシフトレジスタ等
を用いて、抜き出し及び時間軸(周波数)変換を行うこ
とにより簡単に実現される。
【0015】なお、以上説明したアナログプロセス回路
3、A/D変換器4、アスペクト比変換回路9、デジタ
ルプロセス回路33及びタイミングパルス発生回路34
には同期信号発生回路35から標準テレビジョン信号用
同期信号が供給されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成の撮像装置では、アスペクト比を切り換
えることによりデジタルプロセス回路で2種類のクロッ
クを必要とし、全てのデジタル処理回路で2種類のクロ
ックに対してデータのタイミングを調整,確保しなくて
はならず、特に高画質化、高解像度化の要望が強い場合
は撮像素子の高画素化にともない比例して周波数が上昇
するクロックのタイミング調整がむずかしくなり、安定
性を確保するのが困難である。
【0017】また、撮像装置出力をデジタル伝送する場
合を考えると、アスペクト比が切り換わった信号が撮像
装置の基本処理のデジタルプロセス回路で処理されるた
め、伝送系等も各々のクロックレートに合ったものを必
要とし、回路規模が増大するとともに全体システムの安
定性確保が困難になるという問題点を有していた。
【0018】また、ワイドアスペクト比(16:9)か
らノーマルアスペト比(4:3)に切り換えることによ
り撮像装置の周波数特性は所定比率(3/4)で低い方
へ推移するが、この場合見かけ上の解像度感を上げるア
パーチャ信号の周波数特性も3/4低い方へ推移するの
で解像感が低下する問題点がある。
【0019】また、ワイドアスペクト比(16:9)か
らノーマルアスペト比(4:3)に切り換えてノーマル
アスペクト比(4:3)画面を出力した場合、画面を切
り出して伸長する分撮像領域の同じサイズのノーマル画
面撮像装置と比較して拡大された画面となり、例えばス
タジオ等でワイド画面撮像装置、ノーマル画面撮像装置
の2種類の撮像装置が混在して同じ被写体を撮像して番
組制作等を行うような場合、上記2種類の撮像装置間で
ズーム比が異なり番組制作上支障をきたす問題点があ
る。
【0020】本発明は以上の点に鑑み、撮像装置の基本
処理のデジタルプロセス部は1系統のクロックで処理で
きるようにするとともに伝送系も1系統で対処可能な、
アスペクト比切り換え回路を有するワイド画面対応撮像
装置を提供することを目的としている。
【0021】また、ワイドアスペクト比(16:9)か
らノーマルアスペト比(4:3)に切り換えた場合でも
見かけ上の解像感の劣化を防ぐ等、切り換えることによ
り生じる諸問題を解決できるワイド画面対応撮像装置を
提供することを目的としている。
【0022】また、スタジオ等の番組制作上、従来のノ
ーマル画面撮像装置の出力と、ワイド画面撮像装置のノ
ーマル画面出力を混在させても支障をきたすことのなく
マッチングのとれるワイド画面対応撮像装置を提供する
ことを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の撮像装置は、所定の周波数によって撮像信号
を読み出すワイド画面対応撮像素子と、前記撮像素子の
出力信号を前記撮像素子の読み出し周波数と同一周波数
のクロックでデジタル信号に変換するAD変換器と、撮
像装置の基本処理としてガンマ,オートニー処理、エン
ハンス処理、ブランキング処理、マトリックス処理等を
施すデジタルプロセス回路と、前記デジタルプロセス回
路の出力信号が入力され、アスペクト比切り換え信号に
よりアスペクト比16:9のワイド画面の出力信号と、
前記ワイド画面の出力信号の内アスペクト比が4:3と
なる部分を抜取り伸長したノーマル画面の出力信号を切
り換えて出力するアスペクト比変換回路とを備え撮像装
置の基本処理の最後にアスペクト比変換を行うようにし
た撮像装置である。
【0024】また、所定の周波数によって撮像信号を読
み出すワイド画面対応撮像素子と、前記撮像素子の出力
信号を前記撮像素子の読み出し周波数と同一周波数のク
ロックでデジタル信号に変換するAD変換器と、前記A
D変換器の出力信号が入力され、画像の平均値やピーク
値等を検出する画像データ検出部によりオートニー処理
を施すガンマ処理回路と、前記ガンマ処理回路の出力信
号が入力され、水平,垂直のアパーチャ信号作成部によ
り得られるアパーチャ信号によりエンハンス処理を施す
エンハンス処理回路と、前記エンハンス処理回路の出力
信号が入力され、ブランキング処理部によりブランキン
グ処理や輝度信号及び色差信号を作成するマトリックス
処理を施すマトリックス処理回路と、前記各処理回路の
特性を設定するマイクロコンピュータと、前記マトリッ
クス処理回路の出力信号が入力され、アスペクト比切り
換え信号によりアスペクト比16:9のワイド画面の出
力信号と、前記ワイド画面の出力信号の内アスペクト比
が4:3となる部分を抜取り伸長したノーマル画面の出
力信号を切り換えて出力するアスペクト比変換回路より
構成され、前記アスペクト比変換回路のアスペクト比切
り換え信号により、前記マイクロコンピュータの各設定
値を切り換えるようにした撮像装置である。
【0025】また、光学系のレンズのズーム値をコント
ロールするズーム値コントロール回路と、所定の周波数
によって撮像信号を読み出すワイド画面対応撮像素子
と、前記撮像素子の出力信号を前記撮像素子の読み出し
周波数と同一周波数のクロックでデジタル信号に変換す
るAD変換器と、撮像装置の基本処理としてガンマ,オ
ートニー処理、エンハンス処理、ブランキング処理、マ
トリックス処理等を施すデジタルプロセス回路と、前記
デジタルプロセス回路の出力信号が入力され、アスペク
ト比切り換え信号によりアスペクト比16:9のワイド
画面の出力信号と、前記ワイド画面の出力信号の内アス
ペクト比が4:3となる部分を抜取り伸長したノーマル
画面の出力信号を切り換えて出力するアスペクト比変換
回路とを備えアスペクト比切り換え信号により、前記ズ
ーム値コントロール回路のズーム値をアスペクト比1
6:9と4:3で切り換えるようにして、アスペクト比
16:9の場合に比べアスペクト比4:3の場合にズー
ム値が小さくなるようにした撮像装置である。
【0026】
【作用】本発明は上記構成により、ワイド画面対応撮像
素子の出力信号を所定のクロックでAD変換し、撮像装
置の基本処理を施すデジタルプロセス回路でガンマ,オ
ートニー処理、アパーチャ補正をするエンハンス処理、
ブランキング補正,Y,色差マトリックスを行うマトリ
ックス処理を施す。この撮像装置の基本処理が施された
信号を次段のアスペクト比切り換え回路でアスペクト比
4:3の出力を得るとともにアスペクト比切り換え信号
によりアスペクト比16:9と4:3出力を切り換えて
出力する。これにより、デジタルプロセスは出力がアス
ペクト比16:9、4:3のどちらの場合でも16:9
のクロック処理となる。
【0027】また、マイクロコンピュータにより、デジ
タルプロセス回路の各処理をコントロールするようにし
て、アスペクト比切り換え信号によりアスッペクト比1
6:9と4:3出力時で各処理の設定値を切り換える。
これにより、アスペクト比16:9、4:3の各々場合
に対応した最適な特性の出力信号が得られる。
【0028】また、アスペクト比切り換え信号によりズ
ーム値コントロール回路をアスペクト比16:9と4:
3出力時で切り換え、ズーム値が切り換えられる。これ
により、アスペクト比16:9,4:3の各々場合に対
応した最適なズーム値が得られる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施例における撮像
装置の構成を示すブロック図である。図1で、1はレン
ズ等の光学系、2はワイド画面対応の撮像素子、3は黒
レベル補正,白レベル補正,プリニー等の処理を施すア
ナログプロセス回路、4はアナログプロセス回路3の出
力信号をデジタル信号に変換するAD変換器、5はガン
マ処理,オートニー処理等を施すガンマ処理回路、6は
水平,垂直のアパーチャ信号を生成するエンハンス処理
回路、7はブランキング処理,マトリックス処理等を施
すマトリックス処理回路、8は各処理回路の特性等をコ
ントロールするマイクロコンピュータ、9はワイド画面
出力とノーマル画面出力を切り換えて出力するアスペク
ト比変換回路である。
【0031】以下、本発明の第1の実施例の動作につい
て説明する。光学系1のレンズ等を通過した被写体像は
ワイド画面対応撮像素子2にアスペクト比16:9の映
像として結像される。さらに、ワイド画面対応撮像素子
2の出力信号はアナログプロセス回路3で黒レベル補
正,白レベル補正,プリニー等の処理が施される。アナ
ログプロセス回路3の出力信号は精度,コントロール,
特性上優れるデジタル処理を行うために後段のAD変換
器4によりデジタル信号に変換される。AD変換器4の
出力信号は、デジタルプロセス部の各回路で撮像装置の
基本処理のガンマ処理、エンハンス処理、マトリックス
処理等が施される。
【0032】ガンマ処理回路5は、例えばRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)テーブルによるデータ変換により
ガンマ補正を施す。また、画像データを任意のブロック
に分割し画面の平均値,ピーク値を検出する画像データ
検出部を有し、このデータによりマイクロコンピュータ
8が適切なテーブルデータを選択し置き換えることによ
りハイライト時の諧調再現を行ういわゆるオートニー処
理を実現している。このガンマ処理回路5の出力信号は
エンハンス処理回路6に入力される。
【0033】エンハンス処理回路6は水平,垂直のアパ
ーチャ信号作成回路を主な構成要素とし、水平,垂直の
アパーチャ信号をもとの映像信号に加算することにより
アパーチャ補正を行っている。また、水平アパーチャ信
号のブースト周波数はマイクロコンピュータ8により選
択可変できるようになっている。このエンハンス処理回
路6の出力信号はマトリックス処理回路7に入力され
る。
【0034】マトリックス処理回路7は映像信号期間と
ブランキング期間を急峻に切り換えないように斜めのブ
ランキングを施すブランキング処理回路と、輝度信号Y
と色差信号を作成するY,色差マトリックス回路等より
構成され、Y,色差のコンポーネント信号を出力する。
また、斜めブランキングの斜め期間の幅等はマイクロコ
ンピュータ8により可変される。
【0035】以上のデジタルプロセス部の処理により、
撮像装置の基本処理が施されて出力信号が得られる。ま
た、マトリックス処理回路7の出力信号は次段のアスペ
クト比変換回路9に入力され、アスペクト比切り換え信
号によりワイド画面出力信号とノーマル画面出力が切り
換えられて出力される。
【0036】このアスペクト比変換回路9の動作を以下
図2の(a),(b),(c),(d)を用いて説明す
る。
【0037】図2の(a)はアスペクト比変換回路9の
内部構成の1例を示すブロック図、(b)はそのタイミ
ングチャート、(c)はメモリ動作のアドレスの説明
図、(d)はアスペクト比変換回路9の内部構成の他の
例を示すブロック図である。図2の(a),(d)で、
10,11はメモリ、12,13はスイッチ、14はセ
レクタである。
【0038】アスペクト比変換回路9の動作は図2の
(a)に示すように、2つのメモリを用いて1H(1水
平走査期間)毎にSW1(12),SW2(13)を切
り換え、メモリA10に書き込んでいる時はメモリB1
1の信号を読み出し、メモリB11に書き込んでいる時
はメモリA10の信号を読み出すような動作をする。そ
のタイミングチャートは同図(b)に示すようになり、
HD信号(水平同期信号)を分周したパルスの正転と反
転のパルスで、各々のメモリA10,メモリB11は書
き込みと読み出しが互いに逆になるようにコントロール
される。また、その時同図(c)に示すように、ワイド
アスペクト比(16:9)の撮像信号を1H期間書き込
んで次の1H期間に読み出す場合、書き込みのスタート
アドレスASからエンドアドレスAEまで書き込みと同
じクロック周波数で読み出せばワイドアスペクト比(1
6:9)の撮像信号がそのまま(但し、1Hディレイし
て)出力され、ノーマルアスペクト比(4:3)のアド
レスに対応するAXからAYまでを読み出しクロック周
波数をワイドアスペクト比(16:9)のクロック周波
数の3/4にして読み出せばノーマルアスペクト比
(4:3)の撮像信号が出力される(但し、1Hディレ
イしている。)。このように、読み出すクロックの周波
数と読み出すアドレスの位置を切り換えることによりワ
イド,ノーマルの両出力を切り換えて出力できる。
【0039】また、メモリA10,メモリB11の動作
を書き込みはワイド用のクロック周波数、読み出しはノ
ーマル用のクロック周波数に限定した場合は同図(d)
のような構成にすれば実現できる。但し、この場合はワ
イド撮像出力とノーマル撮像出力で1Hのディレイ差が
生じる。このようにアスペクト比変換回路9の動作は、
従来例と同様に簡単に行える。
【0040】以上説明したように本発明の撮像装置は、
従来例と同様ワイドアスペクト比(16:9)とノーマ
ルアスペクト比(4:3)の撮像信号を切り換えて出力
できる。ここで、従来例と大きく違う点は、撮像装置の
基本処理の最後にアスペクト比変換回路9を備えている
点である。この構成により、撮像装置の基本処理のクロ
ック周波数は常にワイド用のクロック周波数でよく、従
来例のようにワイド用,ノーマル用の2種類のクロック
周波数に対してその動作を保証しなくてよく、デジタル
プロセス部の安定動作が確保できる。また、撮像信号の
出力信号をデジタル伝送する場合等を考えると、従来例
の場合はアスペクト比変換を撮像装置の基本処理の前に
行っているので伝送系が必ず2系統必要となり、回路規
模の増大とシステム全体の安定性を確保するのが困難に
なる。これに対し、本発明の撮像装置はワイドアスペク
ト比(16:9)対応のままでデジタル伝送し、受信側
でアスペクト比の変換を行えば伝送系の回路1系統のみ
でよく、回路規模の削減とシステム全体の安定性が保て
る。
【0041】次に、本発明におけるアスペクト比変換に
伴う諸問題を解決するための回路動作について、図1及
び図3,図4,図5を用いて説明する。
【0042】図3の(a)はガンマ処理回路5の内部構
成の1例を示すブロック図で、15はメモリ等を用いた
ガンマ,ニーテーブル、16は撮像画面の平均値,ピー
ク値等を検出する画像データ検出回路である。また、同
図(b)は画像データ検出回路16の画像分割及び検出
領域の説明図である。
【0043】図4の(a)はエンハンス処理回路6の内
部構成の1例を示すブロック図で、17,18は垂直ア
パーチャ信号,水平アパーチャ信号を生成する垂直アパ
ーチャ回路,水平アパーチャ回路、19は加算器であ
る。また、同図(b)は水平アパーチャ信号の周波数特
性図、同図(c)はアパーチャ補正の例を示す信号波形
図である。
【0044】図5はマトリックス処理回路7の内部構成
の1例を示すブロック図で、20はブランキング処理回
路、21はブランキング処理回路20に必要なパルスを
発生するブランキングパルス発生回路、22は輝度信号
(Y)及び色差信号を生成するY,色差マトリックス回
路である。また、同図(b)〜(i)はワイドアスペク
ト比(16:9)対応及びノーマルアスペクト比(4:
3)対応の場合のブランキング処理回路20の動作説明
図である。
【0045】図3のガンマ処理回路5では画像データ検
出回路16の情報によりオートニー処理を行う。オート
ニー処理は画面(被写体)がハイライト(高輝度)状態
になった時に高輝度部を圧縮し、所定ダイナミックレン
ジ内での諧調性を持たせる動作である。画像データ検出
回路16は画面を細かいブロックに分割した各ブロック
の平均値等を算出する。そのデータはマイクロコンピュ
ータ8に送られ、マイクロコンピュータ8で画面のハイ
ライト状態等の判断をする。この判断に基づいて、ガン
マ,ニーテブル15のデータが書き換えられてオートニ
ー動作が成される。ここで、図3の(b)に示すよう
に、撮像画面のデータとしては領域(A),(B),
(C)を含めたワイドアスペクト比(16:9)のデー
タが画像データ検出回路16に入力され、アスペクト比
変換回路9でノーマルアスペクト比(4:3)出力を選
択した場合、撮像領域としては(B)の領域が切り取ら
れ出力される。故に、例えば領域(A)または(C)に
高輝度の被写体が存在した場合、その高輝度データの影
響により画面全体が圧縮される動作が作用したり、逆に
領域(A)または(C)が極端に暗い場合はそのデータ
の影響により領域(B)に高輝度のデータが存在しても
圧縮動作が作用しない等の問題が生じる。
【0046】以上のような問題はオートニーだけでな
く、オートアイリス(画面の明暗状態によりレンズの絞
りをコントロールする動作)等についても生じる。故
に、本発明では、画像データ検出回路16で検出する領
域を、アスペクト比切り換え信号に応じて同図(b)に
示すようにワイドアスペクト比(16:9)用と、ノー
マルアスペクト比(4:3)用でゲートパルスを切り換
え、ノーマルアスペクト比(4:3)の場合は余分なデ
ータ領域(A),(C)をカットするようにして上記問
題を解決している。前記ゲートパルスは必ずしもアスペ
クト比が丁度4:3になる領域をゲートするのではな
く、各動作が適切に行えるような位置に設定される。
【0047】なお、従来例のような構成においては画像
データ検出回路16に入力されるデータ自体がアスペク
ト比切り換え操作により切り換わって入力されるので、
上記のような問題点は生じにくいが、例えばシェーディ
ング補正等はアスペクト比変換する前のアナログ系に補
正データをフィードバックするので、どうしてもワイド
アスペクト比(16:9)の画像データをとる必要があ
り、それ故本発明と同様な作用の切り換え動作(ノーマ
ルアスペクト比(4:3)の状態でシェーディング補正
を行う場合はワイドアスペクト比(16:9)の画像デ
ータに切り換えなくてはならない)を必要とする。
【0048】その他の問題点としてエンハンス処理回路
6のアパーチャ周波数の問題点がある。
【0049】エンハンス処理回路6は図4の(a)のよ
うな概略構成であるが、例えば水平アパーチャ信号を作
成する水平アパーチャ回路18のアパーチャ信号のブー
スト周波数をワイドアスペクト比(16:9)の場合f
wとすると、アスペクト比変換回路9の動作によりノー
マルアスペクト比(4:3)のブースト周波数fnは、
同図(b)に示すように fn=3fw/4 となる。故に、信号波形的には同図(c)のように、ノ
ーマルアスペクト比(4:3)の場合はアパーチャ信号
がワイドアスペクト比(16:9)に比べ太くなり、見
かけ上の解像感がなくなる。つまり、ブーストしたい周
波数が低周波へ移る。
【0050】そこで本発明では、アスペクト比切り換え
信号に応じノーマルアスペクト比(4:3)を選択する
場合は、マイクロコンピュータ8により水平アパーチャ
回路18のアパーチャ信号のもともとのブーストしたい
周波数fwを、幾分高い周波数f’wに設定する(同図
(b)のf’w)。これにより、ノーマルアスペクト比
(4:3)を選択してもワイドアスペクト比(16:
9)と同等のブースト周波数のアパーチャ信号が得られ
る(同図(c)のf’n)。
【0051】なお、ブースト周波数の切り換え動作はデ
ジタル回路であれば切り換え回路等により簡単に行え
る。
【0052】また、その他の問題としては、マトリック
ス処理回路7の中のブランキング処理回路20の斜めブ
ランキング処理動作の問題点がある。
【0053】マトリックス処理回路7は図5の(a)に
示すように概略構成されるが、ブランキング処理回路2
0は、ブランキングパルス発生回路21より発生される
斜めブランキングパルスでブランキング処理される。ま
た、ブランキングパルス発生回路21には図示していな
い同期信号発生回路からブランキングパルスが入力され
ている。
【0054】本発明においての斜めブランキング動作に
ついて、同図(b)〜(i)を用いて説明する。
【0055】同図(b)はブランキングパルスを示し、
ワイドアスペクト比(16:9)において1H期間のブ
ランキング期間、有効期間を示している。さらに、ワイ
ドアスペクト比(16:9)よりノーマルアスペクト比
(4:3)を抜き取る場合の4:3領域も示している。
ここで、同図(c)に示す信号が入力されたとする。ブ
ランキングパルスによりブランキングパルス発生回路2
1で同図(d)のような斜めブランキングパルスが生成
される。このパルスがブランキング処理回路20で入力
信号(同図(c))に作用し、同図(e)に示すように
ブランキング期間がクリアされ斜めのブランキングがか
かる(斜めブランキングの動作はブランキングパルスと
信号の小さい方を取るような動作で行える)。この斜め
ブランキングのかかったワイドアスペクト比(16:
9)信号をそのままアスペクト比変換回路9でノーマル
アスペクト比(4:3)に切り換えると、同図(f)の
ように斜めブランキング期間がなくなったストレートの
ブランキング処理をした波形となる。これはアスペクト
比変換回路9の動作がメモリ等を使用し、メモリの読み
出し動作がブランキングパルス等のロー(Low)また
はハイ(High)の2値の値により読み出し動作を行
うためである。故に、本発明ではノーマルアスペクト比
(4:3)を出力する場合は、ブランキングパルス発生
回路21で用いられるブランキングパルスを同図(g)
のようにノーマルアスペクト比(4:3)の領域に合う
ように幅を広げる。これにより斜めブランキング動作は
同図(h)のようになり、さらにこの信号がアスペクト
比変換回路9でノーマルアスペクト比(4:3)に変換
され同図(i)のようになり斜めブランキングのかかっ
た信号が得られる。アスペクト比変換より斜めブランキ
ングが伸長するが階段の幅(斜め部分)を小さく設定す
ることによりワイドアスペクト比(16:9)と同等の
斜め状態が保てる。
【0056】また、以上説明した問題点の他に、カラー
バーの幅等デジタルプロセスのマイコン設定で行ってい
る場合、アスペクト比切り換えに応じて選択したアスペ
クト画面に対応するようにその設定値を切り換えること
は言うまでもない。
【0057】なお、各設定値の切り換え動作をマイクロ
コンピュータ8で行うようにしたが、全て回路のハード
動作で行うようにしてもいいことは言うまでもない。
【0058】次に、ワイド画面対応撮像素子を用いて、
その撮像領域のノーマルアスペクト比(4:3)に相当
する領域を抜き出してノーマルアスペクト比(4:3)
出力を得る場合に、そのノーマルアスペクト比(4:
3)出力自体に生じる他の問題点として上記手法によっ
て得られる出力と、ノーマル画面対応撮像素子出力より
得られる出力でズーム比(画角)が異なるという点があ
る。
【0059】以下その問題点と本発明の解決手法を図
6,図7を用いて説明する。図6の(a)は同一撮像領
域寸法(2/3インチ)におけるワイド画面(16:
9)とノーマル画面(4:3)の撮像領域を示してい
る。すなわち、ワイド画面(16:9)は 9.6mm(H)×5.4mm(V) ノーマル画面は 8.8mm(H)×6.6mm(V) である。いずれも対角線は11mmとなっている。ここ
で、同図(b)のようにワイド画面領域の垂直方向一杯
に円形の被写体23を撮像した場合を考える。同図
(b)中の各寸法の比率は、 a:b=9:16 c:d=3:4 a:c=5.4:6.6 となる。
【0060】この撮像信号をモニター出力した場合、ワ
イドアスペクト比(16:9)出力は同図(c)のよう
になり、このワイドアスペクト比(16:9)出力より
ノーマルアスペクト比(4:3)領域を切り出し伸長し
て得た出力は同図(d)のようにノーマルアスペクト比
(4:3)モニターに映し出される。ここで、同図
(c)及び(d)中の各寸法比率は、 e:f=9:16 g:h=3:4 となっている。一方、ノーマル画面対応撮像素子で同図
(b)の被写体23を撮像した場合、同図(e)のよう
に出力される。故に、ワイド画面出力よりノーマルアス
ペクト比(4:3)領域を抜き出して得たノーマル画面
出力は、同図(d)及び(e)より分かるように、ノー
マル画面対応撮像素子より得た出力に比べ、 g/i≒1.2 だけズームされた被写体像が出力されることになる(モ
ニターサイズは同一とする)。
【0061】これは今後EDTV2が普及していくな
か、ワイド画面撮像装置とノーマル画面撮像装置が混在
し、例えばスタジオ等で複数台のワイド撮像装置とノー
マル撮像装置の混在で番組制作する場合にワイド撮像装
置のノーマル出力とノーマル撮像装置の出力でズーム比
が合わず、番組制作上支障をきたす問題点を生じる。
【0062】そこで、本発明では図7に示す本発明の第
2の実施例によりその問題点を解決している。図7で、
1はレンズ等の光学系、2はワイド画面対応の撮像素
子、3は黒レベル補正,白レベル補正,プリニー等の処
理を施すアナログプロセス回路、4はアナログプロセス
回路3の出力信号をデジタル信号に変換するAD変換
器、5はガンマ処理,オートニー処理等を施すガンマ処
理回路、6は水平,垂直のアパーチャ信号を生成するエ
ンハンス処理回路、7はブランキング処理,マトリック
ス処理等を施すマトリックス処理回路、8は各処理回路
の特性等をコントロールするマイクロコンピュータ、9
はワイド画面出力とノーマル画面出力を切り換えて出力
するアスペクト比変換回路、24は光学系1のレンズの
ズーム比をコントロールするズーム比コントロール回路
である。
【0063】第1の実施例と異なるところはズーム比コ
ントロール回路24を備えた点である。その他の回路は
図1の本発明の第1の実施例とまったく同様なものであ
り、その動作、作用の説明は省略する。
【0064】図7において、アスペクト比切り換え信号
によりズーム比コントロール回路24のコントロール信
号は、ワイドアスペクト比(16:9)出力の場合のズ
ーム値FZwと、ノーマルアスペクト比(4:3)出力
の場合のズーム値FZnが FZw:FZn≒1/1.2:1 となるようにして、ノーマルアスペクト比(4:3)出
力の場合にワイドアスペクト比(16:9)出力に比較
してズーム値が小さくなるようにコントロールする。こ
れにより前述した問題点が解決でき、ワイド画面対応撮
像装置とノーマル画面対応撮像装置が混在した場合でも
番組制作等に支障をきたさない。
【0065】なお、本発明の第1,第2の実施例におい
て、アスペクト比切り換え信号は図示していない外部の
スイッチ等より入力される。また、このアスペクト比切
り換え信号は、アスペクト比変換回路9を経由して、他
のデジタルプロセス回路等に供給するようにしてもいい
ことは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
イド対応の撮像装置において、ワイドアスペクト比(1
6:9)出力とノーマルアスペクト比(4:3)出力を
切り換えるアスペクト比変換回路を撮像装置の基本処理
のデジタルプロセスの最後に配置し処理することによ
り、ワイドアスペクト比(16:9)出力、ノーマルア
スペクト比(4:3)出力にかかわらず、デジタルプロ
セス処理は常にワイドアスペクト比(16:9)のクロ
ックレート処理を行えばよく安定性が確保できる。
【0067】また、デジタル伝送等を行う場合も伝送系
を1系統で構成することが可能である。
【0068】また本発明によれば、マイクロコンピュー
タにより回路設定を適切に切り換えてワイドアスペクト
比(16:9)からノーマルアスペクト比(4:3)へ
変換した時にアパーチャ周波数,オートニー処理,ブラ
ンキング処理等で生じる問題点を解決できる。
【0069】また本発明によれば、ワイドアスペクト比
(16:9)からノーマルアスペクト比(4:3)へ変
換した時にズーム値コントロール回路で適切にズーム値
を切り換えることにより、他のノーマル画面撮像装置と
のズーム比をほぼ合わせることができ、ワイド画面対応
撮像装置,ノーマル画面対応撮像装置が混在する複数台
の撮像装置運用による番組制作等においても支障なく運
用でき、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における撮像装置の全体
の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例におけるアスペクト比変換回路
9の動作説明図
【図3】同第1の実施例におけるガンマ処理回路5の内
部構成の1例を示す構成図及び画像データ検出回路16
の画像分割並びに検出領域の説明図
【図4】同第1の実施例におけるエンハンス処理回路6
の内部構成の1例を示す構成図及び周波数特性を説明す
る説明図
【図5】同第1の実施例におけるマトリックス処理回路
7の内部構成の1例を示す構成図及びブランキング処理
回路20の動作説明図
【図6】ワイド画面、ノーマル画面に於いての撮像領域
及び撮像画面のズーム状態を説明する説明図
【図7】本発明の第2の実施例における撮像装置の全体
の構成を示すブロック図
【図8】従来の撮像装置の構成を示すブロック図
【図9】ワイドアスペクト比(16:9)の撮像信号を
ワイド画面,ノーマル画面モニターに出力した場合の画
面状況の説明図
【符号の説明】
1 光学系 2 ワイド画面対応撮像素子 3 アナログプロセス回路 4 AD変換器 5 ガンマ処理回路 6 エンハンス処理回路 7 マトリックス処理回路 8 マイクロコンピュータ 9 アスペクト比変換回路 24 ズーム比コントロール回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数によって撮像信号を読み出
    すワイド画面対応撮像素子と、 前記撮像素子の出力信号を前記撮像素子の読み出し周波
    数と同一周波数のクロックでデジタル信号に変換するA
    D変換器と、 撮像装置の基本処理としてガンマ,オートニー処理、エ
    ンハンス処理、ブランキング処理、マトリックス処理等
    を施すデジタルプロセス回路と、 前記デジタルプロセス回路の出力信号が入力され、アス
    ペクト比切り換え信号によりアスペクト比16:9のワ
    イド画面の出力信号と、前記ワイド画面の出力信号の内
    アスペクト比が4:3となる部分を抜取り伸長したノー
    マル画面の出力信号を切り換えて出力するアスペクト比
    変換回路とを備え、 撮像装置の基本処理の最後にアスペクト比変換を行うよ
    うにしたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 所定の周波数によって撮像信号を読み出
    すワイド画面対応撮像素子と、 前記撮像素子の出力信号を前記撮像素子の読み出し周波
    数と同一周波数のクロックでデジタル信号に変換するA
    D変換器と、 前記AD変換器の出力信号が入力され、画像の平均値や
    ピーク値等を検出する画像データ検出部によりオートニ
    ー処理を施すガンマ処理回路と、 前記ガンマ処理回路の出力信号が入力され、水平,垂直
    のアパーチャ信号作成部により得られるアパーチャ信号
    によりエンハンス処理を施すエンハンス処理回路と、 前記エンハンス処理回路の出力信号が入力され、ブラン
    キング処理部によりブランキング処理や輝度信号及び色
    差信号を作成するマトリックス処理を施すマトリックス
    処理回路と、 前記各処理回路の特性を設定するマイクロコンピュータ
    と、 前記マトリックス処理回路の出力信号が入力されアスペ
    クト比切り換え信号によりアスペクト比16:9のワイ
    ド画面の出力信号と、前記ワイド画面の出力信号の内ア
    スペクト比が4:3となる部分を抜取り伸長したノーマ
    ル画面の出力信号を切り換えて出力するアスペクト比変
    換回路とを備え、 前記アスペクト比変換回路のアスペクト比切り換え信号
    により、前記マイクロコンピュータの各設定値を切り換
    えるようにしたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 アスペクト比切り換え信号により、エン
    ハンス処理回路のアパーチャ信号作成部で得られる水平
    アパーチャ信号を、アスペクト比16:9と4:3で切
    り換えるようにして、アスペクト比16:9の場合に比
    べ、アスペクト比4:3の場合に高周波寄りの周波数特
    性を選択するようにした請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 アスペクト比切り換え信号により、ガン
    マ処理回路の画像データ検出部で得られる画像の平均
    値、ピーク値データの検出領域を、アスペクト比16:
    9と4:3で切り換えるようにして、アスペクト比1
    6:9の場合に比べ、アスペクト比4:3の場合に撮像
    画面の両端部を排除し狭めるようにした請求項2に記載
    の撮像装置。
  5. 【請求項5】 アスペクト比切り換え信号により、マト
    リックス処理回路のブランキング処理部でブランキング
    処理のためのブランキングパルスを、アスペクト比1
    6:9と4:3で切り換えるようにして、アスペクト比
    16:9の場合に比べ、アスペクト比4:3の場合にブ
    ランキング期間が広くなるようにした請求項2に記載の
    撮像装置。
  6. 【請求項6】 光学系のレンズのズーム値をコントロー
    ルするズーム値コントロール回路と、 所定の周波数によって撮像信号を読み出すワイド画面対
    応撮像素子と、 前記撮像素子の出力信号を前記撮像素子の読み出し周波
    数と同一周波数のクロックでデジタル信号に変換するA
    D変換器と、 撮像装置の基本処理としてガンマ,オートニー処理、エ
    ンハンス処理、ブランキング処理、マトリックス処理等
    を施すデジタルプロセス回路と、 前記デジタルプロセス回路の出力信号が入力され、アス
    ペクト比切り換え信号によりアスペクト比16:9のワ
    イド画面の出力信号と、前記ワイド画面の出力信号の内
    アスペクト比が4:3となる部分を抜取り伸長したノー
    マル画面の出力信号を切り換えて出力するアスペクト比
    変換回路とを備え、 アスペクト比切り換え信号により、前記ズーム値コント
    ロール回路のズーム値をアスペクト比16:9と4:3
    で切り換えるようにして、アスペクト比16:9の場合
    に比べアスペクト比4:3の場合にズーム値が小さくな
    るようにしたことを特徴とする撮像装置。
JP5168914A 1993-07-08 1993-07-08 撮像装置 Pending JPH0730807A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039573A1 (fr) * 1996-04-12 1997-10-23 Sony Corporation Processeur de signaux d'images numeriques et capteur d'images
JP2006109050A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Olympus Corp 撮像装置

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