JPH07307646A - 自動選局受信装置 - Google Patents

自動選局受信装置

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JPH07307646A
JPH07307646A JP7006042A JP604295A JPH07307646A JP H07307646 A JPH07307646 A JP H07307646A JP 7006042 A JP7006042 A JP 7006042A JP 604295 A JP604295 A JP 604295A JP H07307646 A JPH07307646 A JP H07307646A
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broadcasting
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JP7006042A
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Toshiyuki Kimura
俊之 木村
Yutaro Ishikawa
雄太郎 石川
Shinichi Abe
信一 安部
Kazuhiro Kamiya
一弘 紙谷
Takashi Miyake
孝 三宅
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J1/00Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general
    • H03J1/0008Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動選局受信機における現在位置更新の操作
性の向上を図る。 【構成】 複数の放送局に係る放送局情報を利用して、
放送局から一定の条件を満たす放送局を選択的に受信す
る自動選局受信機において、分割された複数の地域ブロ
ック毎に、内部の放送局の放送局情報を記憶回路8が記
憶する。受信可能判定手段2、6、12は、一の放送局
に係る放送電波を選択的に受信し、放送局の受信状態を
示す判定信号を出力する。選局制御手段7は、分割され
たブロック毎に判定信号を入力しパラメータを計算す
る。そして、一定数のブロック内で最も受信状態の良好
なブロックを現在位置のブロックとして認識する。よっ
て、スキャン動作等でスキャンを行うべきブロックを確
実に把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる自動選局受信
機に係り、特に、予め記憶された放送局に関する諸情報
(例えば、周波数情報、放送ジャンル、放送局名等)に
基づいて選局を行う車載用等の自動選局受信機の現在位
置更新動作の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、国内でFM放送局の多局化傾向が
高まっている。それに伴い、放送局の放送内容も多様化
の兆しが窺える。放送局によっては、一日のほとんどの
放送時間を、特定の音楽(例えば、ジャズやロック)の
み放送するものや、ニュース等の情報提供に主眼をおい
たものが存在する。放送局の多局化が更に進んだ米国等
では、この放送内容の多様化が一段と進んでいる。これ
ら特定の放送傾向をフォーマットといい、放送局に対応
するフォーマットを示す情報をフォーマット情報とい
う。この時代背景に対応して、これら放送局毎のフォー
マット情報を予め記憶し、受信放送局の周波数等から受
信局についての該当するフォーマット情報を決定し、使
用者に情報提供を行うという受信機が考案されている。
これを用いることにより、使用者は希望するフォーマッ
トの放送局のみを選択的に受信することができる。カー
ラジオ等の移動体に設置された受信機では、受信電波の
状態が刻々変化するため、このフォーマット情報を活用
した選局技術は重要である。
【0003】通常のフォーマット情報を活用した受信機
(以下、自動選局受信機という。)は、内部のメモリに
フォーマット情報や局名情報に関するデータベースを保
持する。このデータベースは、地域的に系統づけられた
州ファイル、都市ファイル、グリッドファイル等から構
成される。グリッドとは、受信機にとっての検索の便宜
のため、サービス対象となる地域全域を格子状に一定面
積のブロックに区分けしたものである。
【0004】図12にこのグリッド構成例を示す。図1
2(a)に示すように、地域を格子状に区分けし、カレ
ントグリッド(現在、受信機が移動中のグリッド)をX
とし、その周辺をアクセス範囲のグリッド(A〜H)と
する。一のグリッドは、放送局のサービスエリアと移動
体の性格(速度等)により、例えば、30km四方とい
うように決められる。従来の自動選局受信機は、フォー
マットスキャンという選択動作を行う。すなわち、受信
機は、使用者のフォーマットの選択に基づいて、受信周
波数をシークアップ若しくはシークダウンし、受信可能
局を検出する。検出した受信局の周波数情報から、この
受信局に対応するフォーマット情報をメモリから読出
す。このとき、使用者が指定したフォーマット、例え
ば、「ジャズ」と、現在シークした受信局のフォーマッ
ト情報が一致しない場合は、次の受信局を探す。一致し
た場合には、シーク動作を終了し、放送局情報をメモリ
から読出してディスプレイに表示し、その周波数での受
信を続ける。このシークの範囲は、当該カレントグリッ
ドのみに限定してもよいし広範囲に亘ってもよい。
【0005】従来の自動選局受信機では、使用者は、図
12(b)に示すような、操作パネルで、カレントグリ
ッドを移動体の移動と共に適宜更新していた。これによ
り受信機が現在位置として認識する領域が決定され更新
される。この後、受信周波数に対応して、局名情報、フ
ォーマット情報等がグリッドファイルよりアクセスでき
る。例えば、自動車が北東に進んでいて受信状態が悪く
なった場合、使用者は操作パネルの‘N’と‘E’とを
押し、カレントグリッドをCとする。受信機は、Cを中
心とする計9個のグリッドを次のアクセス範囲とするの
である。
【0006】これら従来の自動選局受信機は、特開平1
−117529号公報、特開平2−238723号公報
等に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動選局受信機では、自動車等の移動に連れて受信
機が当該受信放送局のサービスエリアから外れてしまっ
た場合、使用者自ら操作パネルを操作し、カレントグリ
ッドの更新を行わねばならないという不都合があった。
しかも、通常、使用者が自分の移動している方角を常に
正確に把握しているとは考えられないため、カレントグ
リッドを探すという手順が必要である。そのため、新た
に指定したグリッドの受信状態を確認しながら、最適の
受信状態を有するグリッドを決定するという手間が掛か
る。従って、操作の手順数も必然的に増え、快適な操作
状況とは言えなかった。特に、高速道路等、移動体が高
速に移動している場合には、この更新のための操作を頻
繁に行わなければならないので、大変煩雑なものであっ
た。
【0008】そのため、本発明の目的は、自動選局受信
機における現在位置更新動作の操作性の向上を図ること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、放送局が存在する地域を
予め複数のブロックに分割してブロック情報を設定し、
当該ブロック情報に関連づけて設定された放送局に付帯
する固有の放送局情報に基づいて複数ある放送局の中か
ら一の放送局を選択し、選択された放送局からの放送電
波を受信する自動選局受信装置において、放送局情報を
記憶する放送局情報記憶手段と、選局動作を行うべき現
在位置ブロック情報を当該現在位置ブロックの周囲のブ
ロックに関する周囲ブロック情報と共に記憶するブロッ
ク情報記憶手段と、現在位置ブロック情報に関連する放
送局情報に基づいて現在位置ブロック内部の放送局の選
局動作の制御を行う選局制御手段と、選局制御手段の選
局制御により放送局の放送電波を受信する受信手段と、
放送電波の受信状態を判定し、その判定結果信号を出力
する判定手段と、を有する。
【0010】さらに、選局制御手段は、現在位置ブロッ
クをブロック情報記憶手段に再設定する際、それまでの
現在位置ブロック及び周囲ブロックに関連する放送局情
報に基づく全ての放送局からの放送電波を受信し、当該
放送電波に対応する判定信号を入力してブロック毎に計
算し、現在位置ブロック及び周囲ブロックの中で最良の
受信状態を示すブロックを新たな現在位置ブロックとし
てブロック情報記憶手段に自動的に再設定する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1の自動
選局受信装置において、選局制御手段は、一のブロック
に関する放送局情報の数と受信可能な放送局数との比率
をパラメータとし、当該パラメータが最も高い値を示す
ブロックを現在位置ブロックと判断する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1の自動
選局受信装置において、選局制御手段は、一のブロック
に関する放送局情報の数と受信可能な放送局数との比率
の変化率をパラメータとし、当該パラメータが最も高い
値を示すブロックを現在位置ブロックと判断する。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3の自動選局受信装置において、選局制御手段は、
パラメータを算出する際に、当該ブロック及びその周囲
のブロックの範囲内で同一周波数を有する複数の放送局
が存在する場合に、当該放送局を一のブロックに関する
放送局情報によるパラメータの計算から除外する。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請
求項4の自動選局受信装置において、選局制御手段は、
パラメータが一定の値に達しない場合に、パラメータの
計算を、現在の現在位置ブロック及び周囲ブロックに加
え更に外側のブロックを加えた範囲で行う。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請
求項5の自動選局受信装置において、選局制御手段は、
選局された放送電波の電界強度を測定する電界強度測定
手段を有し、パラメータの最も高いブロックに対応する
放送電波の電界強度を測定し、電界強度が一定値以下で
ある場合には現在位置ブロックの再設定動作を行わな
い。
【0016】請求項7に記載の発明は、放送局が存在す
る地域を予め複数のブロックに分割してブロック情報を
設定し、当該ブロック情報に関連づけて設定された放送
局に付帯する固有の放送局情報に基づいて複数ある放送
局の中から一の放送局を選択し、選択された放送局から
の放送電波を受信する自動選局受信装置において、放送
局情報を記憶する放送局情報記憶手段と、選局動作を行
うべき現在位置ブロック情報を当該現在位置ブロックの
周囲のブロックに関する周囲ブロック情報と共に記憶す
るブロック情報記憶手段と、現在位置ブロック情報に関
連する放送局情報に基づいて現在位置ブロック内部の放
送局の選局動作の制御を行う選局制御手段と、選局制御
手段の選局制御により放送局の放送電波を受信する受信
手段と、放送電波の受信状態を判定し、その判定結果信
号を出力する判定手段と、を有する。
【0017】さらに、選局制御手段は、現在位置ブロッ
ク情報をブロック情報記憶手段に再設定する際、現在位
置ブロック情報及び周囲ブロック情報に含まれる全ての
放送局情報に基づいて各放送局情報に対応する放送電波
を受信し、当該受信電波に対応して得られる判定結果信
号に基づいて現在位置ブロック及び周囲のブロックのそ
れぞれに含まれる受信可能な放送局の数が受信可能な放
送局の総数に対して占める比率を計算し、最も高い値を
示す比率に対応するブロック情報を新たな現在位置ブロ
ックとしてブロック情報記憶手段に再設定する。
【0018】請求項8に記載の発明は、放送局に付帯す
る固有の放送局情報に基づいて複数ある放送局の中から
一の放送局を選択し、選択された放送局からの放送電波
を受信する自動選局受信装置において、放送局情報を記
憶する放送局情報記憶手段と、選局動作を行うべき現在
位置ブロック情報を現在位置ブロックの周囲のブロック
に関する周囲ブロック情報と共に記憶するブロック情報
記憶手段と、放送局情報に基づいて現在位置の周辺にあ
る放送局の選局動作の制御を行う選局制御手段と、選局
制御手段の選局制御により放送局の放送電波を受信する
受信手段と、放送電波の受信状態を判定し、その判定結
果信号を出力する判定手段と、を備える。
【0019】さらに、選局制御手段は、現在位置を特定
する際、周辺地域を現在位置を含む複数のグループに分
割し、分割した各グループに含まれる放送局情報に基づ
いて各放送局情報に対応する放送電波を受信して最も良
好な受信状態を示すグループを特定する第1検出部と、
第1検出部の検出したグループを複数のブロックに分割
し、分割した各ブロックに含まれる放送局情報に基づい
て各放送局情報に対応する放送電波を受信して最も良好
な受信状態を示すブロックを特定し、特定したブロック
を現在位置の存在する現在位置ブロックとしてブロック
情報記憶手段に設定する第2検出部と、を備える。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の自動選局受信装置において、選局制御手段は、受信中
の放送電波帯域に基づいてグループ分けの範囲を定め
る。
【0021】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、放送局情報記
憶手段は、放送局の周波数やフォーマット情報を放送局
情報を記憶する。また、ブロック情報記憶手段は、選局
動作を行うべきブロックの範囲とする現在位置ブロック
に係る現在位置ブロック情報を記憶する。同時に、当該
現在位置ブロックの周囲に位置するブロックに関する周
囲ブロック情報をも共に記憶する。選局制御手段は、現
在位置ブロック情報に関連する放送局情報に基づいて現
在位置ブロック内部に存在する放送局の選局動作の制御
を行う。そして、受信手段は、選局制御手段の選局制御
に従って放送局の放送電波を受信する。判定手段は、放
送電波の受信状態を判定し、その判定結果信号を出力す
る。
【0022】そして、現在位置ブロックをブロック情報
記憶手段に再設定する際、選局制御手段は以下の動作を
行う。まず、それまで設定されていた現在位置ブロック
及び周囲ブロックに関連する放送局情報を使用して受信
手段より、この範囲の全ての放送局からの放送電波を受
信する。そして、それぞれの放送電波に対応する判定結
果信号を入力して、ブロック毎の放送局数と実際の判定
結果信号とによりブロック毎の受信状態の計算を行う。
そして、この計算結果に基づいて、現在位置ブロック及
び周囲ブロックの中で、最良の受信状態を示すブロック
を新たな現在位置ブロックとしてブロック情報記憶手段
に再設定する。以後は、この再設定された現在位置ブロ
ック内で選局動作が行われる。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、選局制御
手段は、一のブロックにおいて、その内部に存在する全
放送局数に対しての受信可能な放送局数の比率を、前記
パラメータとして計算する。そして、当該パラメータの
最も高い値を示すブロックを最良の受信状態を示すブロ
ックとする。
【0024】請求項3に記載の発明によれば、選局制御
手段は、一のブロックにおいて、その内部に存在する全
放送局数に対しての受信可能な放送局数の比率を計算
し、更に、この比率の変化率をパラメータとする。そし
て、当該パラメータの最も高いブロックを最良の受信状
態を示すブロックとする。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、選局制御
手段は、当該ブロック及びその周囲のブロックの範囲内
で同一周波数を有する複数の放送局が存在するマルチス
テーションである場合に、パラメータの計算を正確に行
うために、当該放送局を一のブロックに関する放送局情
報によるパラメータの計算から除外する。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、選局制御
手段は、上記請求項2から請求項4記載の発明中のパラ
メータが、予め決められた一定の値に達しない場合、こ
のパラメータの計算を、現在位置ブロックを中心として
更に周辺に存在するブロックまで加えたより広い範囲で
行う。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
乃至請求項5の自動選局受信装置において、選局制御手
段は、電界強度測定手段を使用して、適宜受信している
放送電波の電界強度測定が行える。そして、パラメータ
の最も高い値を示すブロックに関する電界強度を集計
し、その電界強度が一定値以下である場合には現在位置
ブロックの更新を行わない。
【0028】請求項7に記載の発明によれば、放送局情
報記憶手段、ブロック情報記憶手段、受信手段及び判定
手段は、請求項1の発明と同様に動作する。さらに、現
在位置ブロックをブロック情報記憶手段に再設定する
際、選局制御手段は、現在位置ブロック情報及び周囲ブ
ロック情報に含まれる全ての放送局情報に基づいて各放
送局情報に対応する放送電波を受信する。そして、受信
電波に対応して得られる判定結果信号に基づいて現在位
置ブロック及び周囲のブロックのそれぞれに含まれる受
信可能な放送局の数が受信可能な放送局の総数に対して
占める比率を計算する。最後に、最も高い値を示す比率
に対応するブロック情報を新たな現在位置ブロックとし
てブロック情報記憶手段に再設定する。
【0029】請求項8に記載の発明によれば、放送局情
報記憶手段は放送局情報を記憶し、選局制御手段は放送
局情報に基づいて現在位置の周辺にある放送局の選局動
作の制御を行う。受信手段は選局制御手段の選局制御に
より放送局の放送電波を受信し、判定手段は放送電波の
受信状態を判定し、その判定結果信号を出力する。ブロ
ック情報記憶手段は、選局動作を行うべき現在位置ブロ
ック情報を現在位置ブロックの周囲のブロックに関する
周囲ブロック情報と共に記憶する。
【0030】さらに、選局制御手段において、第1検出
部は、現在位置を特定する際、周辺地域を現在位置を含
む複数のグループに分割し、分割した各グループに含ま
れる放送局情報に基づいて各放送局情報に対応する放送
電波を受信して最も良好な受信状態を示すグループを特
定する。第2検出部は、第1検出部の検出したグループ
を複数のブロックに分割し、分割した各ブロックに含ま
れる放送局情報に基づいて各放送局情報に対応する放送
電波を受信して最も良好な受信状態を示すブロックを特
定し、特定したブロックを現在位置の存在する現在位置
ブロックとしてブロック情報記憶手段に設定する。
【0031】請求項9に記載の発明は、選局制御手段
は、受信中の放送電波帯域に基づいてグループ分けの範
囲を定めるので、放送電波帯域に適合させてグループの
分割が行われる。
【0032】
【実施例】本発明の自動選局受信装置に係る好適な実施
例を図面を参照して説明する。特に、各実施例では、自
動車等に搭載する車載用ラジオ受信機を想定している。 (i)第1実施例 図1に、本発明の第1実施例の構成を示す。図1に示す
ように、1はアンテナ、2は電子チューナ、3は復調回
路、4はアンプ、5はスピーカ、6はPLL回路、7は
CPU、8は記憶回路、9は表示部、10はRAM、1
1は操作部、12は受信可能判定回路である。
【0033】アンテナ1は、放送局からの電波を入力し
て、高周波電気信号に変換する。電子チューナ2は、高
周波増幅器、混合回路、局部発振器、中間周波増幅器等
から構成され、PLL回路6に設定された位相ロック周
波数に対応する周波数に受信する周波数を同調させ、中
間周波数信号を出力する。復調回路3は、選択された放
送局の中間周波信号を復調し、音声信号に変換する。ア
ンプ4は、この音声信号を電力増幅する。スピーカ5
は、音声信号を音波に変更し、自動車の室内に出力す
る。PLL回路6は、周波数シンセサイザ、VCO等の
回路を中心に構成され、CPU7の制御により位相ロッ
クする周波数を変更する。CPU7は、メモリの状態等
を把握すると共に、受信周波数、操作部11からの入
力、表示部9への出力等、システム全体を制御する。記
憶回路8は、ROMで構成され、プログラム等を格納す
る他、予め地域毎に受信可能な放送局に関する周波数デ
ータと放送局名データ等が格納する。RAM10は、C
PU7の動作に必要な一次的な情報の他、記憶回路8を
地域情報を呼び出すためのポインタブロック等を格納す
る。操作部11は、グリッドや新たな放送局に関するデ
ータや、基本的な操作情報を使用者が入力するためにあ
る。受信可能判定回路12は、受信しようとしている放
送局の電波が十分なレベルにあるか否かを判定する。例
えば、ある受信周波数fを受信している際、AGCの出
力レベルが一定値以上であって且つ中間周波信号のレベ
ルが一定値に達したと判断されるとき、周波数fに関す
る判定信号を有効(例えば‘1’又は‘0’)とする。
【0034】放送局に関するフォーマット情報等のデー
タベースは、記憶回路8のROM等に格納されており、
例えば、図3のように構成される。図3に示すように、
当該データベースは、階層構造になっている。最上層
は、州情報を各州単位で格納する州ファイル100であ
る。一の州ファイル100は、略号2文字程度で当該州
を示す州名略号フィールド101と、当該州の内部にあ
る都市に関する情報が格納されている都市ファイル20
0の先頭アドレスを示す都市ポインタを示す都市ポイン
タフィールド102と、当該州に割り当てられた州番号
を示す州番号フィールド103と、により構成される。
都市ファイル200は、当該州に含まれる各都市のレコ
ードのアドレスを格納するアドレスフィールド201
と、アドレスフィールド201のアドレスに対応する都
市を含む州の州番号を参照するための州番号フィールド
202と、州単位で系統づけられたデータベース内でカ
バーされている都市名を格納する都市名フィールド20
3と、各都市に対応した放送局情報を格納するグリッド
ファイル300のアドレスを決めるグリッドポインタ2
04、205と、により構成される。グリッドファイル
300は、特定のグリッド内に存在する放送局の情報を
格納している。都市ファイル200内のグリッドポイン
タ204、205で指定されるアドレスは、受信機が位
置する都市を含むグリッド内の放送局情報の先頭アドレ
スである。グリッドファイル300は、グリッド内の放
送局毎に周波数を指定する周波数フィールド302と、
当該放送局のコールサインを示すコールサインフィール
ド303と、当該放送局の所在地を示す都市に関する情
報を格納する都市ファイル200のポイントアドレスを
示す都市ポインタフィールド304と、当該放送局に関
する音楽ジャンル等のフォーマット情報を格納するフォ
ーマットフィールド305と、当該放送局の属するグリ
ッド情報を定めるグリッド番号フィールド306とから
構成される。
【0035】これらファイルは,ROM等の交換により
如何なる国や地域にも適用させることができる。次に、
動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0036】電源投入後、CPU7は、記憶回路8の所
定領域からプログラムを読出して実行する。図2に、こ
の本実施例の動作をフローチャートを示す。図2(a)
は、メインルーチンである。初期設定として、CPU7
はPLL回路6に対し前回までの受信周波数を記憶回路
8から読出すか若しくは予め決められた初期受信周波数
を設定し、その初期受信周波数の受信動作が行われる。
そして、初期設定を終了後、通常動作に移る(ステップ
S1)。プログラムの冒頭で最初にタイマがセットされ
る(ステップS2)。このタイマは、本発明に係るグリ
ッド移動処理を行うタイミングを規定する。タイマに設
定する時間長は、自動車との移動速度との関係で規定し
てもよいが、単純に数分毎に行うようにしてもよい。
【0037】タイマが時間待ちの間(ステップS3:N
O)、つまり、グリッド移動処理が行われない間、CP
U7は他の動作に対応する。例えば、使用者が操作部1
1を操作し、フォーマットスキャンを指定した場合、C
PU7はこの入力データを割り込み処理し、サブルーチ
ン動作としてフォーマットスキャンを行う。通常フォーマットスキャン 使用者が、フォーマットスキャン動作を操作部11から
指定する。例えば、使用者は、音楽としてロックンロー
ル、ディスコ等を聴くため、当該音楽ジャンルを意味す
るフォーマット情報「ROCK(ロック)」を指定す
る。CPU7は、この入力信号を受けて、記憶回路8の
フォーマット情報記録領域をアクセスする。
【0038】効率的にフォーマットスキャンをするため
には、現在受信機が位置する場所の近傍に存在する放送
局を探し、受信を試みる必要がある。そのため、受信機
は、特定の面積の区分けされたグリッドを再構成し、カ
レントグリッドの近傍の複数のグリッドよりなる正方形
状の検索範囲(以下、グリッドマトリクスという。)を
用いてフォーマットスキャンを行う。
【0039】図4に、グリッドマトリクスの例を示す。
図4は東西方向・南北方向とも3グリッドを幅とする3
×3のマトリクスをなす。受信機は、受信機の現在位置
に対応するグリッドをカレントグリッドGC とし、この
カレントグリッドGC を中心とする周辺のグリッドを合
わせた範囲でフォーマットスキャンを行う。記憶回路8
に格納されたグリッドファイル300のグリッド番号3
06に規定されているように、グリッドは本来、絶対的
なアドレスであるグリッド番号を有している。しかし、
フォーマットスキャンにおいては、現在位置とその周辺
という概念で放送局の受信を行うため、図4で示す如く
相対的位置関係でグリッドをアクセスする。例えば、カ
レントグリッドGC から東側のグリッドを参照するとき
はグリッドGE をアクセスし、南西側のグリッドに移動
する必要があるときはグリッドG SWがアクセスされる。
【0040】これら相対的なグリッドマトリクスは、R
AM10に格納される。通常のフォーマットスキャンは
カレントグリッドGC 内で行われる。そして、受信状態
の悪化等のためグリッドを変更する必要がある場合に
は、周辺の8個のグリッドを参照する。以下の前提条件
としては、受信機の現在位置に正しくカレントグリッド
C がセットされているものとして説明する。
【0041】さて、通常のフォーマットスキャンは、カ
レントグリッドGC 内の放送局に対して行われる。CP
U7は、RAM10内部のグリッドマトリクスのカレン
トグリッドGC に対応するグリッドポインタを参照し、
これに対応するグリッドファイル300を読出す。読出
したアドレスは、アドレスフィールド301の先頭アド
レスである。CPU7は、この先頭アドレスに対応する
放送局のレコードを調べ、フォーマットフィールド30
5のフォーマットが使用者により設定されたフォーマッ
ト「ROCK」と一致するまでグリッドファイル300
のスキャンが行われる。一致する放送局が見つかると、
CPU7は当該放送局に関する情報(周波数、コールサ
イン等)を各フィールドから読出して表示部9に表示す
る。同時に、この周波数情報を元にPLL回路6に位相
ロック周波数を設定し、希望のフォーマットを放送する
放送局が受信できる。グリッド移動処理 さて、自動車等に乗せた受信機は、移動に従い受信状態
が変化する。このとき必要となるのが、本発明に係るグ
リッド移動処理である。
【0042】タイマが設定時間になると(ステップS
3:YES)、グリッド移動処理が行われる。まず、グ
リッドマトリクス(3×3)に係る9つのグリッドそれ
ぞれについて、パラメータ算出が行われる(Sub
1)。CPU7は、当該パラメータ算出処理をサブルー
チンで行う。
【0043】図2(b)に、一つのグリッドに対するパ
ラメータ算出処理ルーチンのフローチャートを示す。ま
ず、受信可能な放送局数を数えるアクセスポインタ
(A)をクリアする(ステップS101)。そして、当
該グリッドに対応するデータベース中の放送局数カウン
タ(B)をクリアする(ステップS102)。また、放
送局のデータにアクセスするためのアクセスポインタを
初期化、つまり最初の放送局に関するレコードのアドレ
スに設定する(ステップS103)。次いで、アクセス
ポインタにより示される当該グリッドファイル300の
レコードに関する周波数情報を周波数フィールド302
より読出し、PLL回路6の周波数を当該周波数にセッ
トし、次の放送局のアドレスをアクセスポインタにセッ
トし(ステップS104)、放送局数カウンタ(B)を
インクリメントする(ステップS105)。PLL回路
6には最初の周波数データが出力され(ステップS10
6)、当該周波数に電子チューナ2がセットされ、受信
電波が入力される。そして、電子チューナ2内部のAG
Cの出力レベルが一定値以上であって且つ中間周波信号
のレベルが一定値に達したと判断されるとき、受信可能
判定回路12は判定信号を有効(例えばHレベル)とす
る。また、受信電波が微弱で、上記レベルに達しない場
合、判定信号を無効(例えばLレベル)とする。設定す
る一定値は、受信が可能で機器の特性変動を踏まえた適
当な値を測定等により決定し設定しておく。CPU7
は、判定信号を入力し、受信可能かを判定する(ステッ
プS107)。
【0044】受信可能と判断される場合(ステップS1
07:YES)のみ、受信可能な放送局カウンタ(A)
がインクリメンとされ(ステップS108)、受信不可
能と判断される場合(ステップS107:NO)は何も
せず、残りのデータベースのアクセスへ移る(ステップ
S109)。
【0045】受信すべき放送局がまだ残っている場合
(ステップS109:NO)は、ステップS104に移
り、新たな放送局電波の受信を試みる。データベースア
クセスが全て終了した場合(ステップS109:YE
S)、蓄積した受信可能な放送局数(A)を、データベ
ース内の総放送局数(B)で除して、このグリッドにお
けるパラメータPの値とし、次のグリッドの処理に移る
(ステップS111)。
【0046】全てのグリッドについてパラメータPの算
出が終了したら、メインルーチン(図2(a))に戻
り、算出したパラメータPのなかで最大値を示すものを
抽出する(ステップS4)。このようにして算出された
最大のパラメータPMAX は、現在のグリッドマトリクス
の中で最も電波の強いグリッド、つまり、受信機の存す
る本当の場所と判断できる。よって、この最大のパラメ
ータPMAX が一定値以上である場合(ステップS5:Y
ES)、この最大のパラメータPMAX に対応するグリッ
ドを新たなカレントグリッドにし、新たなグリッドマト
リクスを更新する(ステップS6)。
【0047】また、最大のパラメータPMAX が一定値以
下である場合(ステップS5:NO)、たまたま受信状
態が悪かったものと判断し(例えば、トンネル内に受信
機が位置していた場合等)、カレントグリッドの更新は
行わない。
【0048】以上の通り、第1実施例によれば、自動車
等に搭載した受信機の移動する地域により実在する放送
局の数が変わっても、一定の基準に従って算出したパラ
メータが地域の受信状態を定量的に示すので、正確なカ
レントグリッドの更新が行える。 (ii)第2実施例 第1実施例におけるパラメータの算出方法は、周辺地域
に存在する放送局の数がある程度多い場合に有効である
が、人口密度の少ない地域(例えば、山岳地帯や森林地
帯等)の道路を移動する際には問題が生ずる。例えば、
放送局が1局しか存在しないグリッドがあるとすると、
第1実施例のパラメータ算出方法に従うと、その放送局
が受信できたときはパラメータPは最大値の1を示し、
受信できない場合は最小値の0を示す。従って、単に受
信の可否のみでグリッドの選択を行うと、現在位置と異
なるグリッドにカレントグリッドが更新されてしまう。
そこで、第2実施例では、パラメータPの算出を受信状
態の変化率に着目して算出する。
【0049】第2実施例の構成は、第1実施例と同じ受
信機を使用するので、その説明は省略する。但し、CP
U7のパラメータ算出手順には、変化率を算出するサブ
ルーチン(Sub2)が適用される。
【0050】次に、動作を図5のフローチャートに基づ
いて説明する。図5(a)は、メインルーチンの動作を
表す。タイマセット(ステップS21)、タイマ計測
(ステップS22)によるグリッド移動処理の時間待ち
動作は、第1実施例と同様なので省略する。タイマ設定
時間になると(ステップS22:YES)グリッド毎に
パラメータ算出に移る(Sub2)。
【0051】図5(b)に、パラメータ変化量算出処理
のサブルーチンの動作を示す。ここでは、例えば、南西
方向のグリッドGSWを検査する場合を例にとって述べ
る。受信可能な放送局カウンタ(A)、データベース中
の放送局数カウンタ(B)、データベースへのアクセス
ポインタのセット及び更新は第1実施例のパラメータ算
出処理ルーチンと同様なので、説明は省略する。
【0052】このサブルーチンと第1実施例のサブルー
チン(Sub1)との相違点は、パラメータの算出方法
に係る。すなわち、ステップS210において、蓄積し
た受信可能な放送局数(A)を、データベース内の総放
送局数(B)で除して、このグリッドにおける南西のグ
リッドにおけるパラメータPSWの現在値とする。次に、
前回のグリッド移動処理時において計算したパラメータ
の値PSW(−1)と、現在値PSWとの差を ΔPSW=PSW−PSW(−1) により計算し、前回からのパラメータの変化量を算出す
る(ステップS211)。
【0053】メインルーチンに戻ると、この各グリッド
毎の変化量を比べて、最大の変化量を示したグリッドの
変化量ΔPMAX を抽出する(ステップS23)。そし
て、この変化量ΔPMAX が一定値(>0)以上のとき
(ステップS24:YES)、カレントグリッドを当該
変化量ΔPMAX を示したグリッドに変更する(ステップ
S25)。そして、現在値としてRAM10に蓄えられ
ている各グリッドの変化量を、次回のための比較量とし
て更新(ΔP(−1)←ΔP)する(ステップS2
6)。
【0054】変化量をパラメータとすると、以下のこと
が言える。すなわち、変化量が正の値を示すということ
は、受信可能となる放送局の電波が増えつつあること、
換言すれば当該グリッドの地域に接近中であることを示
す。変化量がゼロのときは、受信状態が変化していない
ことを示す。従って、変化率が最も大きいグリッドにカ
レントグリッドを更新すれば、正確に真正の受信機の位
置をカレントグリッドに合わせられる。このことは、電
界強度が距離の自乗に反比例することからも理解でき
る。つまり、所定の領域に近づくに連れ、一の放送電波
に関して検出される電界強度が急激に上昇し、受信可能
となる放送局数が相乗的に増えてくる。よって、一番変
化量の大きいグリッドは、最も近い距離にあるといえる
のである。
【0055】上記のように第2実施例によれば、受信可
能な放送局数が極端に少ない地域でも、誤ってカレント
グリッドが更新されることがなく、受信機のカレントグ
リッドを正確に現在位置に追従させることができる。 (iii )第3実施例 上記各実施例は、初期値として設定するカレントグリッ
ドが正確に現在位置と一致しているとの前提があった。
しかし、例えば、使用者が、受信機の電源を切ったまま
自動車を長距離走行させた場合等では、受信機の初期状
態として設定されるカレントグリッドが、現実の位置と
大きく異なることになる。カーラジオの現実の使用から
考えれば当然に想定し得る状況である。このとき、カレ
ントグリッドが実際の位置と大幅にずれているので、何
時まで経っても算出した最大パラメータPが、カレント
グリッド更新の条件になっている一定値に達し得ず、最
初に受信を試みた受信状態の悪い遠方の放送局電波を再
生し続ける、というおそれがある。
【0056】そこで、本発明の第3実施例は、初期状態
でカレントグリッドが誤設定されるのを防止するため、
スキャンするグリッドの範囲、すなわち、グリッドマト
リクスの大きさを適宜変更する。
【0057】第3実施例における構成は第1実施例と同
様なので省略する。次に、本実施例の動作を図6(b)
のフローチャートに基づいて説明する。CPU7は、タ
イマをセットすると同時に、スキャンを行う範囲とし
て、3×3のグリッド構成を有するグリッドマトリクス
(図6(a))に初期設定する。そして、RAM10に
残されているカレントグリッドのグリッドポインタを中
心に、周辺の8グリッドのポインタも同時に読み、記憶
回路8内部のRAM10にセットする(ステップS3
1)。タイマを駆動させ、グリッド移動処理に移るタイ
ミングになると(ステップS32:YES)、グリッド
毎にパラメータの算出に移る。ここでパラメータ算出を
行うサブルーチンは、第1実施例のパラメータ算出処理
(Sub1)に従ってもよいし、第2実施例の変化量算
出処理(Sub2)に従ってもよい。
【0058】次いで、算出された9つのグリッドのパラ
メータの最大値PMAX を選択し(ステップS33)、選
択された最大値PMAX が一定値以上あるか否かを検査す
る(ステップS34)。
【0059】一定値以上の場合(ステップS34:YE
S)はカレントグリッドの更新動作を行うが、一定値以
下の場合(ステップS34:NO)はグリッド拡大を行
う。すなわち、CPU7は、フォーマットスキャンを行
うグリッドマトリクスを東西南北に各1グリッド拡張
し、3×3のマトリクスから5×5のマトリクス(図6
(a))に変更し、グリッドポインタを合計25グリッ
ド分用意する(ステップS36)。この拡張動作で拡大
できるグリッドが最大値よりデータベースで用意できる
範囲を越える場合(ステップS37:YES)は、もは
や通常の動作では追従できる範囲を逸脱し、地域、国が
異なると判断する。このときは、使用者が操作部11よ
り正しい都市を入力するか、新しい国に対応するROM
等を差し替え、記憶回路8の新しいデータベースとする
必要がある。
【0060】グリッドの拡大が可能な場合(ステップS
37:NO)、拡大した5×5のグリッドマトリクス
(計25グリッド)において、元の3×3のグリッドマ
トリクス(計9グリッド)を除外した範囲の16(=2
5−9)グリッドで、スキャン動作を再度試みる(Su
b1、Sub2)。
【0061】5×5のグリッドマトリクスでカレントグ
リッドの更新が行えない場合(ステップS34:N
O)、更にグリッドを拡大した7×7(図6(a))の
残り24(=7×7−25)グリッドでフォーマットス
キャン動作を行うことになる。以降は、カレントグリッ
ドの更新がなされるか(ステップS34:YES)、グ
リッドの範囲拡大不可能となるまで(ステップS37:
YES)、この繰り返しとなる。
【0062】上記のように第3実施例によれば、フォー
マットスキャンの検索動作をまずカレントグリッドの設
定値の近傍の狭い領域で行い、条件が満たされない場合
にのみ検索範囲を広げるため、カレントグリッドを検出
できるまでの検索の迅速化を図ると共に、広範囲の検索
にまで適用できる。
【0063】なお、本実施例では、検索範囲をマトリク
スによる正方形の領域としたが、これに拘束されるもの
ではなく、他の形、例えば円状の領域を基本として拡大
して行ってもよい。 (iv)第4実施例 本発明の第4実施例は、第1及び第2実施例の最大パラ
メータ選択において、パラメータ自体を受信状態の比較
値とせず、最大パラメータに該当するグリッドの電界強
度、すなわち、絶対的な受信状況を測り、判断するもの
である。
【0064】第4実施例の構成は、第1実施例と同様な
ので、その説明は省略する。但し、受信可能判定回路1
2において、受信可能の判定信号の他に、AGC回路よ
り直流化した中間周波信号のレベルがA/D変換されて
CPU7に入力されている。
【0065】次に、動作を図7のフローチャートに基づ
いて説明する。CPU7は、タイマを動作させ(ステッ
プS41、42)、所定の時間経過後、パラメータ算出
を行う(Sub1、Sub2)。グリッド毎のパラメー
タが算出できた後、パラメータの最大値の選択を行い、
その最大パラメータを有するグリッドの放送局の電界強
度測定に入る(ステップS43)。
【0066】CPU7は、当該グリッドに係るグリッド
ファイルを記憶回路8から読出し、当該グリッドファイ
ルに登録されている放送局のレコードの周波数フィール
ド302より周波数データを読出す。この周波数はPL
L回路6に設定され、当該受信周波数が電子チューナ2
により同調され受信される。受信可能判定回路12から
は、判定信号の他に中間周波信号のレベル、つまり、入
力している電界強度に比例した信号レベルがローパスフ
ィルタ、検波器等で直流化され、A/D変換されてCP
U7に入力されている。よって、CPU7は、直接受信
されている電波の電界強度を測定することができる。
【0067】この電界強度がプログラムで設定される一
定値以上の場合(ステップS45:YES)にカレント
グリッドの更新を行う(ステップS46)。また、一定
値に達しない場合(ステップS45:NO)は、次回の
グリッド移動処理を待つことになる(ステップS4
1)。
【0068】CPU7に設定する一定値は、実際に十分
受信可能なレベルの電界強度の場合にCPU7が更新可
能と判断できるように、測定により適切な定数とする。
上記のように第4実施例によれば、実際の電界強度を受
信状態判断のパラメータとするので、トンネルや山間部
等の電界強度の極端に弱い場所でカレントグリッドの更
新動作をしないので、動作上の無駄がない。受信動作を
行っても無意味な場所を的確に判断することで、フォー
マットスキャンの禁止等の措置をとることもできる。
【0069】なお、電界強度測定は、本実施例ではA/
D変換した電界強度相対値を直接読んでCPU7が判断
していたが、受信可能判定回路においてA/D変換器の
代わりに所定の基準電圧と測定電圧値を比較するコンパ
レータ等を設けてもよい。この場合は、電界強度判断の
為の一定値(ステップS45)は、可変抵抗等により設
定される基準電圧となる。 (v)第5実施例 本発明の第5実施例は、第1実施例の自動選局受信装置
におけるカレントグリッドの更新をさらに精度よく行う
ための実施例である。
【0070】本発明の第5実施例の自動選局受信装置の
構成は、第1実施例の構成(図1)と同様なので、その
説明は省略する。さて、グリッド毎に分離して受信確率
を算出した場合、希に不都合が生ずる場合がある。図8
を用いてこれを説明する。
【0071】図8には、グリッドG1 に放送局a〜e、
グリッドG2 に放送局f及びg、グリッドG3 に放送局
h及びi、グリッドG4 に放送局j及びkが存在する。
実際の受信機の位置するカレントグリッドはG1 である
と仮定する。
【0072】ここで、地形上の理由で、現在位置から放
送局d、e、jの3局のみしか受信できない場合を考え
る。この場合に、各グリッドG1 〜G4 毎にパラメータ
(受信確率)P1 〜P4 を算出すると、 P1 =2(受信可能局d及びe)/5(グリッドG1
の放送局数)=40% P2 =0(受信可能局なし)/2(グリッドG2 内の放
送局数)=0% P3 =0(受信可能局なし)/2(グリッドG2 内の放
送局数)=0% P4 =1(受信可能局j) /2(グリッドG4 内の放
送局数)=50% となる。
【0073】このパラメータに従えば、次のカレントグ
リッドとして更新されるのは、最もパラメータの値の高
いP4 に関するグリッドG4 である。ちなみに、グリッ
ドG 1 で受信可能局数が3であれば、P1 =3/5=6
0%となり、問題は生じない。
【0074】上記のように、受信可能地域に存在する放
送局数自体が少なく、放送局の受信状態も悪い環境で
は、グリッド中の一つの放送局が受信可能か否かにより
算出されるパラメータが異なり、実際とは異なるグリッ
ドにカレントグリッドが更新されるおそれがある。
【0075】上記の現象は、基本となる総サンプル数が
少ない状態で確率を計算すると起こる。本実施例は、パ
ラメータ算出の式の除数をデータベースにある当該グリ
ッドについての放送局数でなく、現在の受信可能な放送
局とする。
【0076】図8で、除数を現在の受信可能局の総数と
した場合の各グリッドG1 〜G4 についてのパラメータ
をP1 ’〜P4 ’とすると、各パラメータの値は以下の
通りとなる。最も値の高いパラメータについてのグリッ
ドが実際のカレントグリッドと一致している。
【0077】 P1 ’=2(グリッド内の受信可能局d、e) /3(受信可能局総数d、e、j)=66% P2 ’=0(グリッド内の受信可能局なし) /3(受信可能局総数d、e、j)=0% P3 ’=0(グリッド内の受信可能局なし) /3(受信可能局総数d、e、j)=0% P4 ’=1(グリッド内の受信可能局j) /3(受信可能局総数d、e、j)=33% 本実施例の動作は基本的に図2(a)に示すメインルー
チンに従う。但し、パラメータの算出を行うSub1に
おいて、図2(b)のパラメータ算出処理ルーチンの代
わりに、図9のフローチャートに示すパラメータ算出処
理が適用される。
【0078】図9に示すパラメータ算出処理ルーチンに
おいて、まず、CPU7は受信可能な放送局数を数える
アクセスポインタ(A)をクリアする(ステップS5
0)。当該グリッド内の受信可能な放送局数を数えるた
めの一致放送局カウンタ(C)をクリアする(ステップ
S51)。次いで、アクセスポインタにより示される当
該グリッドファイル300のレコードに関する周波数情
報fの記憶アドレスを初期化し、カレントグリッドを中
心とする周囲のグリッドに存在するデータベース内の周
波数情報をセットする(ステップS52)。
【0079】以上の準備が終わると、受信可能な放送局
について掃引を開始する(ステップS53)。記憶アド
レスより最初の周波数情報fを読出し、PLL回路6に
当該周波数情報を出力する。
【0080】電子チューナ2はこの周波数にセットさ
れ、アンテナ1より対応する受信電波が入力される。そ
して、第1実施例と同様に、受信可能判定回路12が受
信可能か否かに対応する判定信号を出力する。
【0081】受信可能と判断される場合(ステップS5
4:YES)、アクセスポインタがインクリメントされ
(ステップS55)、周波数情報fの記憶アドレスがイ
ンクリメントされる(ステップS56)。そして、記憶
領域Diにこの周波数情報fを記憶する(ステップS5
7)。
【0082】ステップS57が終了した場合と受信不可
能の場合(ステップS54:NO)は、全ての周波数情
報を掃引したか否かを検査する(ステップS58)。ま
だ、周波数情報が残っている場合(ステップS58:N
O)、残りの放送局の受信を試みる(ステップS5
9)。
【0083】掃引が一周すると(ステップS58:YE
S)パラメータの計算に移る。グリッド毎に受信された
放送局数が幾つあるかを調べるため、まず、最初の検索
対象となるグリッドを設定する。
【0084】周波数情報の記憶アドレスを最初の周波数
情報にリセットする(ステップS61)。そして、記憶
領域Diに記憶された受信可能放送局の周波数情報と周
波数情報が一致する場合(ステップS62:YES)、
一致放送局カウンタ(C)をインクリメントする(ステ
ップS63)。一致しない場合(ステップS62:N
O)、記憶領域にデータが全て終了したか否かを調べる
(ステップS64)。
【0085】データが残っている場合(ステップS6
4:NO)次の周波数情報の一致を調べる(ステップS
62、S63)。データが終了したときには(ステップ
S64:YES)、一致放送局カウンタ(C)は当該検
索対象となるグリッド中の受信可能な放送局数、アクセ
スポインタ(A)は受信可能な放送局の総数を示してい
る。
【0086】次いで、ステップS66で、P=C/Aの
計算でパラメータを算出する。全てのグリッドを検索し
(ステップS67)、検索が終了していない場合は(N
O)、ステップS60〜S66を繰り返す。
【0087】全てのグリッドの検索を終了した場合(ス
テップS67:YES)に、パラメータ算出処理を終了
し、メインルーチン(図2(a):ステップS4)に戻
る。なお、本実施例は、第2実施例の自動選局受信装置
の考え方を適用できる。則ち、図9のステップS66の
計算の後にさらに、ΔPSW=PSW−PSW(−1)の演算
処理ルーチンを追加する。この演算を行うことで、パラ
メータの変化率に基づいてカレントグリッドの更新が行
え、さらにカレントグリッドの検索の精度が高まる。
【0088】上記の如く第5実施例によれば、放送局数
が少なく受信状態が十分でない状態でも、受信できた放
送局数の中での相対的な受信状態を検出できるので、よ
り正確にカレントグリッドを判断できる。 (vi)第6実施例 上記各実施例では、グリッド単位でパラメータの算出を
行っていた。本実施例では、さらに複数のグリッドを単
位としてパラメータの算出を行う。
【0089】本第6実施例の自動選局受信装置の構成
は、第1実施例(図1)と同様なので、説明は省略す
る。複数のグリッド(以下「グループ」という。)によ
る更新動作の必要性を示すため、図10に本実施例の動
作説明図を示す。
【0090】図10に示すように、3×3のマトリクス
状のグリッドが存在し、各グリッドG1 〜G9 にはそれ
ぞれアルファベットの小文字で示す名前の放送局が存在
する場合を考える。
【0091】説明を簡単にするため、検索すべきグリッ
ドをG1 〜G9 とし、実際に受信機の存在するカレント
グリッドをG5 とする。そして、現在の受信可能放送局
が放送局i、j、a、c、h、q、rであるとする。
【0092】第5実施例と同様のパラメータ算出を行う
場合、各グリッドに対応するパラメータP1 〜P9 は以
下の通りとなる。 P5 =2(受信可能局i及びj)/7(受信可能放送局
数)=28% P9 =2(受信可能局q及びr)/7(受信可能放送局
数)=28% P1 、P2 、P4 =1(受信可能局c)/7(受信可能
放送局数)=14% 残りのパラメータ=0/7=0% このように、パラメータP5 とP9 は同一の受信確率で
あり、この数値からはいずれのグリッドに更新すべきも
のか判定できない。
【0093】そこで、本実施例では、複数(例えば、4
つ)のグリッドにより構成されるグループを設定する。
例えば、図10に示すように、グループB1 〜B4 の4
つのグループを考える。
【0094】グループB1 は、グリッドG1 、G2 、G
4 、G5 からなる。グループB2 は、グリッドG2 、G
3 、G5 、G6 からなる。グループB3 は、グリッドG
4 、G5 、G7 、G8 からなる。グループB4 は、グリ
ッドG5 、G6 、G8 、G9からなる。
【0095】この4つのグループのそれぞれに対して、
第5実施例に示したように、受信可能な放送局総数に対
する各グループ毎の受信可能方法局数の比をパラメータ
として算出すると、以下のようになる。
【0096】グループB1 のパラメータP1 ’=5(グ
ループ内の受信可能放送局)/7(受信可能放送局総
数)=71% グループB2 のパラメータP2 ’=3(グループ内の受
信可能放送局)/7(受信可能放送局総数)=42% グループB3 のパラメータP3 ’=3(グループ内の受
信可能放送局)/7(受信可能放送局総数)=42% グループB4 のパラメータP4 ’=4(グループ内の受
信可能放送局)/7(受信可能放送局総数)=57% 上記のように複数のグリッドからなるグループを単位と
すれば、受信可能な放送局の分布を広く検出して(例え
ば、図10の例ではグループB1 を選択する。)、その
中からさらにグリッドを選ぶことで(例えば、グループ
1 の中からグリッドG5 を選ぶ。)誤検出を防止でき
る。
【0097】さらに、本実施例では、受信する変調方式
によっても、放送電波の指向性等の影響により受信可能
な放送局の分布に変化が生ずるので、バンド(例えば、
AM波、FM波)に応じてグループの分け方を考える。
【0098】次に、本実施例による動作を図11のフロ
ーチャートを参照して詳しく述べる。図11において、
まず、CPU7は、内部タイマーをセットし(ステップ
S70)、定期的にグリッド更新動作を行う(ステップ
S71:YES)。
【0099】グリッド更新動作において、まず、受信バ
ンドの検査を行い(ステップS72)、AM波を受信し
ている場合は(ステップS72:AM)a個のグリッド
をグループの単位として、図10に示すようなグループ
分けをする。FM波を受信している場合は(ステップS
72:FM)b個のグリッドをグループの単位として、
グループ分けを行う。
【0100】そして、ステップS75にて、ステップS
73、74で設定したグループを単位として掃引動作を
行い、得られる受信可能放送局数からグループパラメー
タを算出する。グループパラメータ算出方法としては、
第1実施例のようにデータベース中の総放送局数に対す
る各グループの受信可能放送局数を調べる方法、第2実
施例のようにパラメータの変化率を調べる方法、第5実
施例のように受信可能放送局総数に占めるグループ内の
受信可能放送局数を調べる方法のいずれを用いてもよ
い。また、第3実施例に示すように予め検索グリッドの
範囲を5×5、7×7等の大きいマトリクスの範囲に設
定し、広範囲な検索を行ってもよい。
【0101】ステップS76において、また検査すべき
グループが残っている場合(NO)は放送局の掃引を続
ける(ステップS72〜S75)。全てのグループの掃
引が済んだら(ステップS76:YES)、得られたグ
ループパラメータのうち最大の値を示しているもののグ
ループを特定する(ステップS77)。
【0102】ステップS78で、特定されたグループに
対しグリッドを設定する。そして、第1実施例、第2実
施例、第5実施例で示したようなグリッド単位のパラメ
ータ算出を行う(ステップS79)。
【0103】残りのグリッドが残っている間(ステップ
S80:NO)は掃引を続け(ステップS78〜S7
9)、全てのグリッドの掃引が終了したら(ステップS
80:YES)、最大グリッドパラメータを示すグリッ
ドを特定し、これをカレントグリッドとして更新する
(ステップS81)。
【0104】上記のように第6実施例によれば、大きな
グループ単位で検索を行って、大まかな地域を特定した
後に細かいグリッド単位の検索を行うので、カレントグ
リッドを誤検出する危険性が少ない。さらに、細かいグ
リッド単位の検索を行う範囲をグループに限ったので、
掃引開始からカレントグリッド更新までに必要な手順が
少なく、更新動作時間が少なくて済む。
【0105】特に、第3実施例のように、広い地域から
特定の範囲を絞り込む必要がある場合には、検索手順を
大幅に省略できる。その他の変形例 本発明の上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
【0106】例えば、上記各実施例では、グリッド処理
時間を規定するタイマを、ソフトフェア的なカウンタ動
作で行っていたが、CPU7に外部からトリガを掛ける
ハードウェアのタイマにより動作させてもよい。また、
周知の車速パルスを検出する距離計の出力を利用して、
所定距離走行毎にグリッド移動処理を行うようにしても
よい。更に、使用者の操作、受信局の受信状況の悪化、
カレントグリッドのパラメータ又は受信状態のよい上位
2、3グリッドのみのパラメータ動向を定期的に監視
し、前記監視するグリッドのパラメータが所定値を下回
ったときに、各実施例の処理ルーチンを行うようにする
ともできる。
【0107】また、本発明はマルチステーションを演算
処理手順から除外することも可能である。マルチステー
ションとは、現在位置ブロック及び周囲ブロックにおい
て、同一周波数の放送局が複数あるものを指す。すなわ
ち、このようなマルチステーションが存在する場合は、
いずれのブロックに移動しても高い確率で受信可能であ
る。また、マルチステーションに対して上記演算を行う
と、受信可能な放送局の数からパラメータ演算を行って
いるが、同一搬送波周波数に複数の放送電波が存在する
と、正確なパラメータ演算が行えないため、受信可能で
あるにも関わらず異なる結果を算出してしまう危険性も
あるためである。
【0108】この場合は、データベース中にマルチステ
ーションである旨のフラグを用意する等の情報を盛り込
み、第1実施例におけるステップS104、第2実施例
におけるステップS204において、マルチステーショ
ンをパラメータ算出から除外すればよい。
【0109】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、現在位
置ブロックの再設定動作の度に自動的に最も受信状態を
有するブロックを現在位置ブロックとして設定するの
で、最良の受信状態を有するブロックでフォーマットス
キャン動作等が行える。よって、現在位置ブロックを使
用者が検索する必要がなく、操作が大幅に簡単になる。
【0110】請求項2に記載の発明によれば、一のブロ
ックに関する前記放送局情報の数と受信可能な放送局数
との比率をパラメータとするので、客観的に受信状態が
良好なブロックを、スキャン動作等を行うべき現在位置
ブロックとすることができる。
【0111】請求項3に記載の発明によれば、一のブロ
ックに関する前記放送局情報の数と受信可能な放送局数
との比率の単位時間当たりの変化率をパラメータとする
ので、確実に最良の受信状態を示す現在位置ブロックを
検索できる。
【0112】請求項4に記載の発明によれば、同一搬送
波周波数に複数の放送局が存在するマルチステーション
をパラメータの計算から除外できるので、正確に受信可
能性を検出することができる。
【0113】請求項5に記載の発明によれば、現在位置
ブロックが初期動作状態で大幅にずれた場合に、合致確
率の高い狭い範囲から順番に周辺部へと現在位置ブロッ
クの検索を行うので、効率のよい現在位置ブロックの検
索動作が期待できる。
【0114】請求項6に記載の発明によれば、検索され
た現在位置ブロックに対し、更に電界強度の測定を行う
ので、絶対的に受信状態の悪い場所での動作を確実に検
出でき、信頼性の高い選局動作が期待できる。
【0115】請求項7に記載の発明によれば、選局制御
手段は、現在位置ブロック及び周囲のブロックに含まれ
る放送局のうち受信可能な放送局の総数を検出し、この
中で各ブロック毎の受信可能放送局の比率を得る。よっ
て、ビルの谷間や山間部で受信対象となる放送局数が少
ない場合でも、受信状況の良好なサンプルの中から最も
多くの受信可能放送局を擁するブロックを特定でき、判
別の精度が高まる。
【0116】請求項8に記載の発明によれば、選局制御
手段において、第1検出部により広い範囲のグループ分
けによる地域選定を行った後に、第2検査部が最も受信
状態がよかったグループ内でさらに受信状態の好ましい
ブロックを特定する。よって、広い範囲から短い時間で
現在位置を把握できる。
【0117】特に、放送局数が少ないために受信可能な
放送局数と実際の放送局数との比率が等しいブロックが
複数生ずる場合でも、グループによる選別ができるの
で、現在位置の判別の精度が向上する。
【0118】請求項9に記載の発明によれば、選局制御
手段は受信中の放送電波帯域に基づいてグループ分けの
範囲を定めるので、放送電波帯域に応じて好ましい放送
局の絞り込みが行えるグループ分けを選べる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動選局受信機を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1実施例の自動選局受信機の動作を説明する
フローチャートである。(a)はメインルーチンであ
り、(b)はパラメータ算出処理ルーチンである。
【図3】本発明のグリッド設定例である。
【図4】本発明のフォーマットデータ構成例である。
【図5】第2実施例の自動選局受信機の動作を説明する
フローチャートである。(a)はメインルーチンであ
り、(b)はパラメータ変化量算出処理ルーチンであ
る。
【図6】第3実施例の自動選局受信機の動作を説明する
フローチャートである。(a)はグリッド変更の様子を
示す説明図であり、(b)は第3実施例のグリッド移動
処理ルーチンである。
【図7】第4実施例の自動選局受信機の動作を説明する
フローチャートである。
【図8】第5実施例の動作説明図である。
【図9】第5実施例の自動選局受信機の動作を説明する
フローチャートである。
【図10】第6実施例の動作説明図である。
【図11】第6実施例の自動選局受信機の動作を説明す
るフローチャートである。
【図12】従来のグリッド変更の様子を説明する図であ
る。(a)はグリッド構成例であり、(b)は操作パネ
ル例である。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…電子チューナ 3…復調回路 4…アンプ 5…スピーカ 6…PLL回路 7…CPU 8…記憶回路 9…表示部 10…RAM 11…操作部 12…受信可能判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紙谷 一弘 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 三宅 孝 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局が存在する地域を予め複数のブロ
    ックに分割してブロック情報を設定し、当該ブロック情
    報に関連づけて設定された放送局に付帯する固有の放送
    局情報に基づいて複数ある放送局の中から一の放送局を
    選択し、選択された放送局からの放送電波を受信する自
    動選局受信装置において、 前記放送局情報を記憶する放送局情報記憶手段と、 選局動作を行うべき現在位置ブロック情報を当該現在位
    置ブロックの周囲のブロックに関する周囲ブロック情報
    と共に記憶するブロック情報記憶手段と、 前記現在位置ブロック情報に関連する放送局情報に基づ
    いて前記現在位置ブロック内部の放送局の選局動作の制
    御を行う選局制御手段と、 前記選局制御手段の選局制御により前記放送局の放送電
    波を受信する受信手段と、 前記放送電波の受信状態を判定し、その判定結果信号を
    出力する判定手段とを有し、 前記選局制御手段は、前記現在位置ブロックを前記ブロ
    ック情報記憶手段に再設定する際、それまでの前記現在
    位置ブロック及び前記周囲ブロックに関連する放送局情
    報に基づく全ての放送局からの放送電波を受信し、当該
    放送電波に対応する前記判定信号を入力してブロック毎
    に計算し、前記現在位置ブロック及び前記周囲ブロック
    の中で最良の受信状態を示すブロックを新たな現在位置
    ブロックとして前記ブロック情報記憶手段に自動的に再
    設定することを特徴とする自動選局受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の自動選局受信装置において、 前記選局制御手段は、一のブロックに関する放送局情報
    の数と受信可能な放送局数との比率をパラメータとし、
    当該パラメータが最も高い値を示すブロックを前記現在
    位置ブロックと判断することを特徴とする自動選局受信
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の自動選局受信装置において、 前記選局制御手段は、一のブロックに関する放送局情報
    の数と受信可能な放送局数との比率の変化率をパラメー
    タとし、当該パラメータが最も高い値を示すブロックを
    現在位置ブロックと判断することを特徴とする自動選局
    受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3の自動選局受信装
    置において、 前記選局制御手段は、前記パラメータを算出する際に、
    当該ブロック及びその周囲のブロックの範囲内で同一周
    波数を有する複数の放送局が存在する場合に、当該放送
    局を前記一のブロックに関する放送局情報による前記パ
    ラメータの計算から除外することを特徴とする自動選局
    受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4の自動選局受信装
    置において、 前記選局制御手段は、前記パラメータが一定の値に達し
    ない場合に、前記パラメータの計算を、現在の前記現在
    位置ブロック及び周囲ブロックに加え更に外側のブロッ
    クを加えた範囲で行うことを特徴とする自動選局受信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5の自動選局受信装
    置において、 前記選局制御手段は、選局された放送電波の電界強度を
    測定する電界強度測定手段を有し、前記パラメータの最
    も高いブロックに対応する放送電波の電界強度を測定
    し、前記電界強度が一定値以下である場合には現在位置
    ブロックの再設定動作を行わないことを特徴とする自動
    選局受信装置。
  7. 【請求項7】 放送局が存在する地域を予め複数のブロ
    ックに分割してブロック情報を設定し、当該ブロック情
    報に関連づけて設定された放送局に付帯する固有の放送
    局情報に基づいて複数ある放送局の中から一の放送局を
    選択し、選択された放送局からの放送電波を受信する自
    動選局受信装置において、 前記放送局情報を記憶する放送局情報記憶手段と、 選局動作を行うべき現在位置ブロック情報を当該現在位
    置ブロックの周囲のブロックに関する周囲ブロック情報
    と共に記憶するブロック情報記憶手段と、 前記現在位置ブロック情報に関連する放送局情報に基づ
    いて前記現在位置ブロック内部の放送局の選局動作の制
    御を行う選局制御手段と、 前記選局制御手段の選局制御により前記放送局の放送電
    波を受信する受信手段と、 前記放送電波の受信状態を判定し、その判定結果信号を
    出力する判定手段とを有し、 前記選局制御手段は、前記現在位置ブロック情報を前記
    ブロック情報記憶手段に再設定する際、前記現在位置ブ
    ロック情報及び周囲ブロック情報に含まれる全ての前記
    放送局情報に基づいて各放送局情報に対応する放送電波
    を受信し、当該受信電波に対応して得られる判定結果信
    号に基づいて前記現在位置ブロック及び前記周囲のブロ
    ックのそれぞれに含まれる受信可能な放送局の数が受信
    可能な放送局の総数に対して占める比率を計算し、最も
    高い値を示す前記比率に対応するブロックを新たな現在
    位置ブロックとして前記現在位置ブロック情報を前記ブ
    ロック情報記憶手段に再設定することを特徴とする自動
    選局受信装置。
  8. 【請求項8】 放送局に付帯する固有の放送局情報に基
    づいて複数ある放送局の中から一の放送局を選択し、選
    択された放送局からの放送電波を受信する自動選局受信
    装置において、 前記放送局情報を記憶する放送局情報記憶手段と、 選局動作を行うべき現在位置ブロック情報を当該現在位
    置ブロックの周囲のブロックに関する周囲ブロック情報
    と共に記憶するブロック情報記憶手段と、 前記放送局情報に基づいて現在位置の周辺にある放送局
    の選局動作の制御を行う選局制御手段と、 前記選局制御手段の選局制御により前記放送局の放送電
    波を受信する受信手段と、 前記放送電波の受信状態を判定し、その判定結果信号を
    出力する判定手段と、を備え、 前記選局制御手段は、前記現在位置を特定する際、周辺
    地域を前記現在位置を含む複数のグループに分割し、分
    割した各グループに含まれる前記放送局情報に基づいて
    各放送局情報に対応する放送電波を受信して最も良好な
    受信状態を示すグループを特定する第1検出部と、 前記第1検出部の検出したグループを複数のブロックに
    分割し、分割した各ブロックに含まれる前記放送局情報
    に基づいて各放送局情報に対応する放送電波を受信して
    最も良好な受信状態を示すブロックを特定し、特定した
    ブロックを前記現在位置の存在する現在位置ブロックと
    して前記ブロック情報記憶手段に設定する第2検出部
    と、を備えたことを特徴とする自動選局受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の自動選局受信装置にお
    いて、 前記選局制御手段は、受信中の放送電波帯域に基づいて
    前記グループ分けの範囲を定めることを特徴とする自動
    選局受信装置。
JP7006042A 1994-03-14 1995-01-18 自動選局受信装置 Pending JPH07307646A (ja)

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JP4286294 1994-03-14
JP6-42862 1994-03-14
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