JPH07307569A - 電子部品搭載用基板の製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用基板の製造方法

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JPH07307569A
JPH07307569A JP6124304A JP12430494A JPH07307569A JP H07307569 A JPH07307569 A JP H07307569A JP 6124304 A JP6124304 A JP 6124304A JP 12430494 A JP12430494 A JP 12430494A JP H07307569 A JPH07307569 A JP H07307569A
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JP
Japan
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electronic component
component mounting
pattern
core material
mounting hole
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JP6124304A
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Teruo Hayashi
照雄 林
Naoto Ishida
直人 石田
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程数が少なく,製造時間の短縮化,及び製
造コストの低減化を図ることができる電子部品搭載用基
板の製造方法を提供すること。 【構成】 絶縁基板12の一方の面に電源用パターン5
1を,他方の面にグランド用パターン52を形成した内
層コア材22を作製する。次に,その上下両面にプリプ
レグ層21,23を積層,圧着して積層板29を作製す
る。次いで,該積層板の表面に信号用パターン50,5
3を形成する。その後,積層板29にザグリ加工を施し
て,階段部25を有する電子部品搭載穴20を形成す
る。また,ザグリ加工は,階段部26に電源用パターン
51及びグランド用パターン52の一部分が電子部品搭
載穴20の周囲にそれぞれ露出して,同電位の環状パッ
ド510,520を形成する。銅箔の厚みは,35〜2
00μmであることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,製造容易で,低コスト
の電子部品搭載用基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,電子部品搭載用基板としては,図1
0に示すごとく,複数の絶縁基板91,92,93を積
層してなり,その略中央部に電子部品3を搭載するため
の電子部品搭載穴90を設けたものがある。絶縁基板9
1,92,及び93の表面には,それぞれ電源用パター
ン951,グランド用パターン952,および信号用パ
ターン953が形成されている。最下層である絶縁基板
91の下面には,接着材71により,ヒートシンク61
が接着,固定されている。ヒートシンク61の上面のパ
ッド76には,電子部品3が搭載されている。
【0003】上記各絶縁基板91,92,93は,その
間に接着シート72を介在させて,積層接着されてい
る。電子部品3は,ワイヤー31,32,及び33によ
り,電子部品搭載穴90に露出した電源用パターン95
1,グランド用パターン952,及び信号用パターン9
53と電気的に接続される。
【0004】上記電子部品搭載用基板9を製造するに当
たっては,図11に示すごとく,まず,絶縁基板91,
92,93に,それぞれ電源用パターン951,グラン
ド用パターン952,及び信号用パターン953を形成
し,次いで,電子部品搭載穴形成用の開口部910,9
20,930を穿設する。次に,各絶縁基板の間に接着
シート72を介在させて積層し,圧着する。その後,図
10に示すごとく,最下層である絶縁基板91の下面側
の開口部周辺部に,接着材71を用いて,ヒートシンク
61を接着する。これにより,上記電子部品搭載用基板
9を得る。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記電子部品
搭載用基板の製造方法においては,図11に示すごと
く,電源用パターン951を有する絶縁基板91,グラ
ンド用パターン952を有する絶縁基板92,および信
号用パターン953を有する絶縁基板93を,それぞれ
別々に作製し,これらを積層していた。
【0006】また,積層に先立って,予めそれぞれ電子
部品搭載穴形成用の開口部910,920,930を穿
設しておく必要があった。更に,各絶縁基板91〜93
は,他の部材である接着シート72により接着してい
た。そのため,工程数が多く,製造に長時間を必要とす
る。また,製造コストも高くなる。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,工程
数が少なく,製造時間の短縮化,及び製造コストの低減
化を図ることができる電子部品搭載用基板の製造方法を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,絶縁基板の上下両面に,
銅箔を被覆し,次いで,該銅箔をエッチングすることに
より,絶縁基板の一方の面に電源用パターンを,他方の
面にグランド用パターンを形成した内層コア材を作製
し,次に,該内層コア材の上下両面にプリプレグを積
層,圧着して積層板を作製し,次いで,該積層板の表面
に信号用パターンを形成し,その後,上記積層板にザグ
リ加工を施して,階段部を有する電子部品搭載穴を形成
する方法であって,上記ザグリ加工は,上記階段部に上
記電源用パターン及びグランド用パターンの一部分をそ
れぞれ露出させて,同電位の環状パッドを形成すること
を特徴とする電子部品搭載用基板の製造方法にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,内
層コア材における絶縁基板の上下両面に,それぞれ電源
用パターン又はグランド用パターンを形成し,その表面
をそれぞれプリプレグ層により被覆して,積層板を作製
すること,その後ザグリ加工を施して階段部を有する電
子部品搭載穴を形成すると共に,該階段部に上記電源用
パターン及びグランド用パターンの一部分を露出させた
同電位の環状パッドを形成することである。
【0010】本発明において,内層コア材に設ける上記
銅箔の厚みは,35〜200μmであることが好まし
い。35μm未満の場合には,銅箔より形成された電源
用パターン又はグランド用パターンが,ザグリ加工によ
り切断されるおそれがある。一方,200μmを越える
場合には,パターン形成時のエッチングが不十分となる
おそれがある。内層コア材の下面に形成される環状パッ
ドは,該内層コア材における電子部品搭載穴形成用の開
口部の方向へ延設されている。
【0011】本発明において,内層コア材には,上面に
グランド用パターンを,下面に電源用パターンを設けて
あり,下面の電源用パターンの環状パッドの方が上面の
グランド用パターンの環状パッドよりも,上記開口部の
方へ長く延設されていることが好ましい(図6参照)。
なお,上記グランド用パターンと電源用パターンとは上
下が逆でも良い。これにより,電子部品搭載穴の形成時
にザグリ加工具が,上記下面の環状パッドと当接し,そ
の下方に位置するプリプレグ層が切断されない。そのた
め,ザグリ加工が容易となる。
【0012】上記内層コア材における電子部品搭載穴の
形成部分には,上記電源用パターン及びグランド用パタ
ーンを形成しておかないことが好ましい。これにより,
ザグリ加工具がパターンと接触しないため,加工が容易
となる。上記電源用パターン及びグランド用パターンを
有する内層コア材には,その上下両面に,プリプレグが
積層,圧着されて,1積層板となる。複数のプリプレグ
層の内,少なくとも1層のプリプレグ層の表面には,信
号用パターンが形成される。
【0013】この積層板の電子部品搭載穴の形成部分
は,ザグリ加工具により,階段状に穿設されて,階段部
を有する電子部品搭載穴が形成される(図8,図9)。
階段部には,電源用,グランド用の同電位の環状パッド
が露出する。環状パッドは,Ni/Auめっき膜により
被覆することが好ましい。これにより,環状パッドの耐
腐食性が向上する。
【0014】積層板の表面には,樹脂封止用のダムを形
成することが好ましい。これにより,ダムの上端まで,
電子部品搭載穴を樹脂により封止することができる。そ
のため,最上層のプリプレグ層に設けた信号用パターン
と電子部品とをワイヤーにより接続した場合にも,この
ワイヤーを樹脂により完全に封止することができる。そ
れ故,電子部品と信号用パターンとの電気的接続信頼性
が向上する。
【0015】また,積層板には,スルーホールを設ける
ことが好ましい。これにより,各層に形成された電源用
パターン,グランド用パターン,及び信号用パターン
を,外部端子と電気的に導通させることができる。本例
の製造方法は,ピングリッドアレイ,リードレスチップ
キャリア,ボールグリッドアレイ等,あらゆる電子部品
搭載用基板の製造に適用される。
【0016】
【作用及び効果】本発明の電子部品搭載用基板の製造方
法においては,内層コア材の上下両面に,それぞれ電子
部品搭載用基板に必須の電源用パターン及びグランド用
パターンを形成している(図6,図7)。そのため,内
層コア材に対して,予め両パターンを同時に形成するこ
とができる。それ故,その製造工程数を少なくすること
ができる。
【0017】また,厳密な位置設定が必要とされる信号
用パターンは,内層コア材及びプリプレグを積層した後
に,形成される。そのため,信号用パターンは,積層時
に伴う位置ズレの影響を受けない。そのため,信号用パ
ターンを正確な位置に形成することができる。従って,
本発明によれば,工程数の削減ができ,更に,信号用パ
ターンを正確な位置に形成することができる。
【0018】また,内層コア材の上下両面には,プリプ
レグ層を形成している。そのため,プリプレグ層によっ
て,環状パッドの上下の絶縁層を形成できる。また,こ
のプリプレグ層の形成は,これを内層コア材に接合する
工程で同時にできる。そのため,製造工程数の削減がで
きる。
【0019】また,内層コア材の上下両面には,予め,
電子部品搭載穴形成用の開口部の周辺に,電源用又はグ
ランド用の同電位の環状パッドが形成されている。そし
て,この内層コア材の上下両面にプリプレグを積層した
後,ザグリ加工により階段状に穿設する。このとき,ザ
グリ加工具は,軟質性のプリプレグ層および絶縁基板を
切断しながら,階段状に電子部品搭載穴の形成部分を切
断し,その開口部を形成する。
【0020】このとき,その周囲に形成されている環状
パッドは,銅箔であり,硬質である。そのため,環状パ
ッドは,ザグリ加工具が当接しても,切断されない。そ
れ故,1つの加工工程で,電子部品搭載穴を形成するこ
とができ,工程数の削減ができる。
【0021】従って,上記種々の工程数の削減,製造時
間の短縮化によって,製造コストの低減化を図ることが
できる。本発明によれば,工程数が少なく,製造時間の
短縮化,及び製造コストの低減化を図ることができる電
子部品搭載用基板の製造方法を提供することができる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例にかかる電子部品搭載用基板
の製造方法について,図1〜図9を用いて説明する。本
例の電子部品搭載用基板2は,図1に示すごとく,内層
コア材22と,内層コア材22の下面,及び上面に積層
したプリプレグ層21,23とよりなる積層板である。
電子部品搭載用基板2には,電子部品搭載穴20が貫通
して形成されている。
【0023】内層コア材22は,絶縁基板12と,該絶
縁基板12の下面に設けた電源用パターン51と,その
上面に設けたグランド用パターン52とよりなる。プリ
プレグ層21,23の表面には,信号用パターン50,
53が形成されている。
【0024】電源用パターン51,グランド用パターン
52,信号用パターン53は,図1,図3〜図4に示す
ごとく,電子部品搭載用基板2を貫通するスルーホール
519,529,539とそれぞれ接続している。電子
部品搭載穴20は,プリプレグ層21,23,および内
層コア材22に形成された開口部201,202,20
3より構成されている。開口部201〜203は,電子
部品搭載用基板2の上方へと広がる階段部25を構成し
ている。
【0025】最上層であるプリプレグ層23は,図1,
図3に示すごとく,開口部203の周囲に,パッド53
0を設けている。パッド530は,信号用パターン53
を介して,スルーホール539と電気的に接続してい
る。内層コア材22の上面は,図4に示すごとく,ほぼ
全面に広がるグランド用パターン52と,電子部品搭載
穴用の開口部202の方向にグランド用パターン52を
延設させた環状パッド520とを有している。
【0026】内層コア材22の下面は,図5に示すごと
く,ほぼ全面に広がる電源用パターン51と,開口部2
02の方向に電源用パターン51を延設させた環状パッ
ド510とを有している。ここで重要なことは,後述す
るように電子部品搭載穴がザグリ加工により段階状に形
成するため,上記内層コア材22の上側のグランド用の
環状パッド520よりも,内層コア材22の下側の電源
用の環状パッド510の方が,電子部品搭載穴20に近
い方まで延設されていることである。図1,図4に示す
ごとく,環状パッド510,520の先端部5100,
5200は,電子部品搭載穴用の開口部201,202
との間に,プリプレグ層21,絶縁基板12をわずかに
露出させる位置まで延設されている。
【0027】環状パッド510,520,信号用パター
ン50,53,パッド530の表面は,耐腐蝕性のた
め,Ni/Auめっき膜により被覆されている。電子部
品搭載穴20の周辺部を除く電子部品搭載用基板2の表
面は,ソルダーレジスト7により被覆されている。
【0028】電子部品搭載穴20の下方開口部には,ヒ
ートシンク61が配設されている。ヒートシンク61
は,接着材71により,電子部品搭載穴20周辺部に接
着,固定されている。電子部品搭載穴20の上方開口部
の周囲には,樹脂封止用の枠状のダム69が固定されて
いる。
【0029】電子部品搭載穴20には,図1,図2に示
すごとく,電子部品3が搭載される。電子部品3は,ワ
イヤー31,32,33により,電源用パターン51,
グランド用パターン52,および信号用パターン53と
電気的に接続している。電子部品3は,ヒートシンク6
1の上のパッド76により固定される。本例の電子部品
搭載用基板2は,ピングリッドアレイである。
【0030】次に,上記電子部品搭載用基板2の製造方
法について,図6〜図9を用いて説明する。まず,図6
(a)に示すごとく,絶縁基板12の上下両面に,厚み
75μmの銅箔5を被覆させる。絶縁基板12の厚み
は,100μmである。絶縁基板12としては,ガラス
エポキシ基板,ガラスポリイミド基板,又はガラスビス
マレイミドトリアジン基板等を用いる。
【0031】次いで,図6(b)に示すごとく,銅箔5
をエッチングして,絶縁基板12の下面に幅広の電源用
パターン51及び環状パッド510を,その上面に幅広
のグランド用パターン52及び環状パッド520を形成
して,内層コア材22を作製する(図4,図5参照)。
このとき,絶縁基板12の下面の環状パッド510を,
電子部品搭載穴形成部分250へ延設させる。また,絶
縁基板12の上面の環状パッド520は,電子部品搭載
穴形成部分250の周囲に形成する。
【0032】次に,図7に示すごとく,内層コア材22
の下面,及び上面に,厚み60〜200μmのプリプレ
グ210,230を配設し,更にその表面にそれぞれ銅
箔5を積層する。次いで,これらを熱圧着する。これに
より,図8に示すごとく,内層コア材22の両面にプリ
プレグ層21,23を設けた積層板29が得られる。次
に,上記銅箔にエッチングを施して,最下層のプリプレ
グ層21の表面には信号用パターン50を,また最下層
のプリプレグ層23の表面には,信号用パターン53お
よびパッド530を形成する。
【0033】次に,積層板29にスルーホール519,
529,539を穿設する(図3〜図5参照)。次い
で,これらのスルーホールの内壁に導体を被覆し,電源
用パターン51,グランド用パターン52,および信号
用パターン53と電気的に接続させる。
【0034】次に,図8に示す階段状の点線251に沿
って,積層板29の電子部品搭載穴形成部分を,ザグリ
加工により,段階状に除去する。これにより,図9に示
すごとく,積層板29の上方へと拡大する階段部25を
有する電子部品搭載穴20が形成されるとともに,その
電子部品搭載穴20には,環状パッド510,520が
露出する。
【0035】その後,環状パッド510,520,信号
用パターン50,53,パッド530の表面を,Ni/
Auめっき膜5により被覆する。次いで,図1に示すご
とく,電子部品搭載穴周辺部を除く積層板29の表面
を,ソルダーレジスト7により被覆する。次に,積層板
29の上面には,電子部品搭載穴20の周辺部に,枠状
のダム69を接着する。また,積層板29の下面には,
電子部品搭載穴20を覆うように,接着材71を用い
て,ヒートシンク61を接着する。これにより,上記電
子部品搭載用基板2が得られる。
【0036】次に,本例の作用効果について説明する。
本例の電子部品搭載用基板2の製造方法においては,図
6(b)に示すごとく,内層コア材22の上下両面に,
それぞれ電子部品搭載用基板に必須の電源用パターン5
1及びグランド用パターン52を形成している。そのた
め,内層コア材22に対して,予め両パターンを同時に
形成することができる。それ故,その製造工程数を少な
くすることができる。
【0037】また,電源用パターン51及びグランド用
パターン52は,図3に示す信号用パターン53とは異
なり,図4,図5に示すごとく,幅広のパターンであ
り,他の信号用パターンとの配置関係について厳密な調
節を必要としない。そのため,積層の際に,各層との多
少の位置ズレは許容される。それ故,内層コア材22と
プリプレグ層21,23との位置合わせが,容易であ
る。
【0038】また,厳密な位置設定が必要とされる信号
用パターン53は,内層コア材22及びプリプレグ21
0,230を積層した後に,エッチングにより形成され
る。そのため,信号用パターン53は,積層時に伴う位
置ズレの影響を受けない。そのため,信号用パターン5
3を正確な位置に形成することができる。従って,工程
数の削減ができ,更に,信号用パターン53を正確な位
置に形成することができる。
【0039】また,図7に示すごとく,内層コア材22
の両面には,プリプレグ210,230を積層し,圧着
している。そのため,プリプレグ210,230自体
が,熱硬化して,図8に示すごとく,絶縁層のプリプレ
グ層21,23となる。また,このプリプレグ層21,
23の形成は,これを内層コア材22に接合する工程で
同時にできる。そのため,製造工程数の削減ができる。
【0040】また,内層コア材22の両面には,図6
(b)に示すごとく,予め,電子部品搭載穴形成部分2
50の周辺に,電源用,グランド用の同電位の環状パッ
ド510,520が形成されている。この電子部品搭載
穴形成部分250は,図8に示すごとく,積層工程の後
に,ザグリ加工具により,階段状に穿設される。
【0041】このとき,ザグリ加工具は,軟質性のプリ
プレグ層21,23および絶縁基板12を切断しなが
ら,階段状に電子部品搭載穴形成部分250を切断す
る。ここに,その周囲に形成されている環状パッド51
0,520は,銅箔であり,硬質である。そのため,環
状パッド510,520は,ザグリ加工具が当接して
も,切断されない。それ故,1つの工程で,電子部品搭
載穴を形成することができ,工程数の削減ができる。従
って,上記種々の工程数の削減,製造時間の短縮化によ
って,製造コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電子部品搭載用基板の要部断面図。
【図2】実施例の電子部品搭載用基板の要部平面図。
【図3】実施例の,最上層のプリプレグ層の平面図。
【図4】実施例の,内層コア材の平面図。
【図5】実施例の,内層コア材の裏面図。
【図6】実施例の,内層コア材の製造方法を示す説明
図。
【図7】実施例の,積層工程の説明図。
【図8】実施例の,ザグリ加工工程を示す説明図。
【図9】実施例の,電子部品搭載穴が形成された積層板
の断面図。
【図10】従来例の電子部品搭載用基板の断面図。
【図11】従来例の電子部品搭載用基板の製造方法を示
す説明図。
【符号の説明】
12...絶縁基板, 2...電子部品搭載用基板, 20...電子部品搭載穴, 201,202,203...開口部, 22...内層コア材, 21,23...プリプレグ層, 29...積層板, 3...電子部品, 31〜33...ワイヤー, 50,53...信号用パターン, 51...電源用パターン, 52...グランド用パターン, 510,520...環状パッド, 530...パッド, 61...ヒートシンク, 69...ダム,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の上下両面に,銅箔を被覆し,
    次いで,該銅箔をエッチングすることにより,絶縁基板
    の一方の面に電源用パターンを,他方の面にグランド用
    パターンを形成した内層コア材を作製し,次に,該内層
    コア材の上下両面にプリプレグを積層,圧着して積層板
    を作製し,次いで,該積層板の表面に信号用パターンを
    形成し,その後,上記積層板にザグリ加工を施して,階
    段部を有する電子部品搭載穴を形成する方法であって,
    上記ザグリ加工は,上記階段部に上記電源用パターン及
    びグランド用パターンの一部分をそれぞれ露出させて,
    同電位の環状パッドを形成することを特徴とする電子部
    品搭載用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記絶縁基板の両面
    を被覆する銅箔の厚みは,35〜200μmであること
    を特徴とする電子部品搭載用基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1,又は2において,上記絶縁基
    板における電子部品搭載穴の形成部分には,上記電源用
    パターン及びグランド用パターンを形成しておかないこ
    とを特徴とする電子部品搭載用基板の製造方法。
JP6124304A 1994-05-13 1994-05-13 電子部品搭載用基板の製造方法 Pending JPH07307569A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006100703A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Dainippon Printing Co Ltd リジッド−フレキシブル基板及びその製造方法

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