JPH0730727U - 腕時計バンド用三つ折れ式留め具 - Google Patents

腕時計バンド用三つ折れ式留め具

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JPH0730727U
JPH0730727U JP7134493U JP7134493U JPH0730727U JP H0730727 U JPH0730727 U JP H0730727U JP 7134493 U JP7134493 U JP 7134493U JP 7134493 U JP7134493 U JP 7134493U JP H0730727 U JPH0730727 U JP H0730727U
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JP
Japan
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slide plate
plate
fastener
band
lower plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP7134493U
Other languages
English (en)
Inventor
登 細川
太郎 田中
Original Assignee
株式会社服部セイコー
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Publication date
Application filed by 株式会社服部セイコー filed Critical 株式会社服部セイコー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】腕時計バンド用留め具に係わり、時計を腕に装
着したままで、バンド長さを留め具自体で調整すること
によって、操作性と安全性を高める。 【構成】留め具の下板中央部に内蔵された溝に切り欠き
を有したスライド板と、ピンを有した操作ボタンを具備
し、下板はピンが切り欠きに係止されることの出来るク
ラッチ機構を有する。 【効果】腕時計を腕に装着したままで、スライド板を下
板内部に押し込むことにより、バンド長さを段階的に締
め増すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腕時計バンド用の留め具に関し、特に操作性が良く、かつ安全性の 高い三つ折れ式留め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】
従来潜水用に使われる目的の腕時計バンド用留め具は、留め具下板部に内蔵さ れているスライド板をバンドの長さ方向に引き出して、その係合部とロック片と の係合位置を変えることにより、バンドの長さを伸縮させ得て、長さ調整を容易 に行うことができるものであるが(実開昭62−109615)、腕時計を腕に 装着した後、腕により密着させるためにその長さを締めようとしても、いったん 腕から外さない限りその長さを調整するのは不可能であった。特に潜水用腕時計 を装着して潜水した場合、水圧によって腕の周囲が圧迫されるため、潜水中に容 易に締め増しする必要がある。特にウェットスーツの上に装着した場合、約2c mも腕回りが短くなり、締め増ししないとブラブラして腕から外れてしまう危険 性が高いという問題が生じた。 本考案は、かかる問題を解消しようとするものである。
【0003】
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために本考案は留め具下板の中央部に鋸歯形切り欠きを 有したスライド板を内蔵させ、該鋸歯形切り欠きにバンドの長さ方向に対して左 右に動くことの出来る係止されたピンを形成し、スライド板を押すとバンド長さ 方向に締め増し出来るクラッチ機構を設けるものである。
【0004】
【実施例】
以下、図面に基づいて実施例を説明する。 図中符号1は下板、符号2は下板1の一端部にヒンジ部3によって回動自在に 連結された中板2、符号4は中板の自由端部にヒンジ部5によって連結されると ともに下板1と中板2とを折り重ねたときに中板2を覆って突起6が孔1dに挿 入され、操作ボタン14及び15によって係止される上箱である。
【0005】 前記下板1は曲面を形成しているとともに、外側2本平行に並び操作部側面に 角孔1eがある角材1fは底板1a、孔1dが設けられた操作部のカバー1b及 び自由端側にある継ぎ板1cによって接続される形で構成され、底板1aの上面 空間及びカバー部1bの底面空間に、バンドの長さ方向に摺動自在であるスライ ド板7が下板1の自由端側から挿入される。
【0006】 前記スライド板7は下板1と同じ曲げを附してあり、バンド長さ方向中央部に 貫通している溝10の側面に鋸歯形の切り欠き11が一定のピッチで形成されて いるとともに、これらの外側にバンド長さに沿う一対の溝12が平行に形成され 、引き出し側の端部に一方の腕時計バンド駒A1の連結駒を取り付けるための筒 体が設けられている。
【0007】 ピン8は該下板1の角孔1eに操作ボタン14及び15とともに挿入された操 作ボタン9に溶接・ろう付けなどで固着もしくは金属射出成形などで一体に形成 されており、該スライド板7の鋸歯形切り欠き11に、操作板14及び15の弾 性摺動させるためのバネ16の弾性力を操作ボタン15の突出部19と操作ボタ ン9の溝9aが係合することにより操作ボタン9に弾性力が加わり、中央部から 外側に押圧する方向に付勢している。
【0008】 また、操作ボタン9とともに角孔1eに挿着されている前記操作ボタン14お よび15はコの字の形をし、中央部片端に下板1の角材1fの内側側面に当たる ことで摺動規制のできる突出部を設け、内側の傾斜部17が上箱4に溶接・ろう 付けなどで固着している突起6を案内しながら係止出来るようになっており、そ の操作ボタン14と操作ボタン15を組み合わせてできた空間21にバネ16を 挿入して反発力を得ている。
【0009】 一方、中板2は下板1の上面形状に合わせた形で形成されているとともに、先 端部を除く両側部が立ち上げられて、下板1に折り重ねられたときに該立ち上げ 部2aが前記スライド板7の溝12に係合するようになっており、その自由端部 の内側中央には、上箱4の突起が挿入することのできる孔2bが設けられている 。
【0010】 また、上箱4は全体として金属板をコの字状に屈曲形成しており、折り重ね状 態の下板1、中板2の外側を覆うような形状で、側面に操作ボタン9、14、1 5が収まるような溝4aがあり、その自由端部には他方の腕時計バンドA2の連 結駒を取り付けてバンド長さを段階的に調整できる接続部20が設けられている 。
【0011】 このように構成した腕時計バンド用留め具は、1図に示す係止された状態から 操作ボタン14及び15を4図の矢印Aで示すように同時に押すと、該操作ボタ ン14及び15の各々の斜面部17が外側にづれて、係止されていた上箱4の突 起6が解除され、2図に示すように下板1、中板2及び上箱4を広げた状態とす ることができる。なお、一方の操作ボタンだけを押すと突起6は一方の操作ボタ ンの斜面部がづれて解放状態になるが、他方の操作ボタンの斜面部が該突起6を 係止したままなので留め具を広げることができない。1図に示す状態において、 操作ボタン9を4図の矢印Bで示すように押すと、スライド板7の鋸歯形切り欠 き11に係止している操作ボタン9のピン8が中央部に移動してクラッチが解除 され、この状態でスライド板7をバンド長さ方向へ引っ張ると、スライド板7は 図2の二点鎖線で示すように下板1から引き出すことができる。よって、バンド 長さを調整する場合は、1図に示すように留め具が閉じたままの状態として、操 作ボタン9を押してスライド板7のクラッチを解除した状態でスライド板7を引 き出し、そして、スライド板7をバンド長さ方向に押し込むことで、その鋸歯形 切り欠き11と操作ボタン9のピン8との係合位置を変えることにより、腕に装 着したままで段階的に締め増しすることができる。なお、操作ボタン9のピン8 はスライド板7を先端部付近まで下板1から引き出したとき、スライド板7の溝 10の先端に係止されることにより、スライド板7の抜け止めをすることができ る。
【0012】 一方、1図及び4図に示すようにスライド板7は、その鋸歯形切り欠き11に 操作ボタン9のピン8が係止されているので、バンドに張力を加えた場合に、該 ピン9はづれることなく係止した状態を維持することで、不用意に引き出される のを防止することができる。
【0013】 また、操作板14及び15を同時に押さない限り上箱4の突起6は解除しない ので、不用意に留め具が開放する恐れはなく、留め具が開放した際でもいわゆる 三つ折れ式の構造であるから、バンド全体をループ状に維持することで、装着者 の手首から腕時計全体が脱落しないことはもちろんのことである。
【0014】 本考案の構成において各部品の材質はステンレスやチタニウムなどの高耐食性 金属が好ましいが、強度的に確保されればエンジニアリングプラスチックやその 他の素材でも差し支えない。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、以上のような構成により、下記のような効果が得られるものである 。 (1) 腕時計を一方の腕に装着したまま他方の手で、溝に鋸歯形切り欠きのあ るスライド板を留め具の下板内部に押し込むことにより、バンド長さを段階的に 締め増すことができるようになった。 (2)スライド板を外側へ引っ張る力がスライド板に加わった場合には、バンド 長さが伸びることを防止する効果を有する。 (3)大きなコストアップなしで操作性に優れ、かつ安全性の高い腕時計バンド 用三つ折れ式留め具が実現できた。 (4)サイズ的にも従来の留め具に対し、平面方向も厚み方向も大きくすること なく実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】時計バンド用三つ折れ留め具の係止状態を示す
正断面図である。
【図2】図1の下板、中板及び上箱を広げた状態を示す
正断面図である。
【図3】図1の展開図である。
【図4】図2のII−II線に沿う矢視透視図である。
【図5】図1のI−I線に沿う矢視図である。
【符号の説明】
1 下板 1a 底板 1b カバー部 1c 継板 1d 孔 1e 角孔 1f 角材 2 中板 2a 立ち上げ部 2b 孔 3 ヒンジ部 4 上箱 4a 溝 5 ヒンジ部 6 突起 7 スライド板 8 ピン 9 操作ボタン 9a 溝部 10 溝 11 鋸歯形切り欠き 12 溝 13 筒体 14 操作ボタン 15 操作ボタン 16 バネ 17 斜面部 18 突出部 19 突出部 20 接続部 21 空間部 A1、A2 時計バンド駒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 留め具操作ボタン9に取り付けたピン8をスライド板7
    に設けた溝10の切り欠き11に係止されるクラッチ機
    構によって、該スライド板7が不用意に引き出されるこ
    とを防止する構造を有し、腕に装着したままでバンド長
    さを段階的に締め増しできることを特徴とする腕時計バ
    ンド用三つ折れ式留め具。
JP7134493U 1993-11-25 1993-11-25 腕時計バンド用三つ折れ式留め具 Pending JPH0730727U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7134493U JPH0730727U (ja) 1993-11-25 1993-11-25 腕時計バンド用三つ折れ式留め具

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JP7134493U JPH0730727U (ja) 1993-11-25 1993-11-25 腕時計バンド用三つ折れ式留め具

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JPH0730727U true JPH0730727U (ja) 1995-06-13

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ID=13457793

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JP7134493U Pending JPH0730727U (ja) 1993-11-25 1993-11-25 腕時計バンド用三つ折れ式留め具

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002074124A1 (fr) * 2001-03-19 2002-09-26 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif de reglage de la longueur d'une parure en forme de bande
KR100447471B1 (ko) * 1996-07-17 2004-11-08 로렉스 소시에떼아노님 절첩아암식팔찌걸쇠용의길이조정장치
JP2014108362A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Omega Sa ブレスレットの使用可能な長さを調整するための装置を備えたブレスレットの中留
KR200482524Y1 (ko) * 2016-06-18 2017-02-03 박종석 팔찌 및 손목시계 잠금 장식의 체결구조
CN107692417A (zh) * 2017-09-30 2018-02-16 天王电子(深圳)有限公司 表扣和手表

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