JPH0730471B2 - 配管系統の腐食を防止する方法 - Google Patents

配管系統の腐食を防止する方法

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JPH0730471B2 JP62336405A JP33640587A JPH0730471B2 JP H0730471 B2 JPH0730471 B2 JP H0730471B2 JP 62336405 A JP62336405 A JP 62336405A JP 33640587 A JP33640587 A JP 33640587A JP H0730471 B2 JPH0730471 B2 JP H0730471B2
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F15/00Other methods of preventing corrosion or incrustation

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蓄熱槽内の熱源水中に溶存する遊離炭酸による
配管系統の腐食を防止する方法に関する。
〔従来の技術〕
蓄熱槽内面の防水仕上工法として古くは、防水モルタル
工法がある。この工法は使用始めにアルカリ成分等を溶
出するので最初に1、2回の水替えを行うが、その後も
徐々に水質が変化する。
そこで、近年は水質に変化を及ぼさない合成ゴムや合成
樹脂のシート防水または合成樹脂塗膜防水が行なわれる
ようになった。
しかしながら、この合成樹脂塗膜防水の水質に変化を及
ぼさないということは、配管系統の防食という点では問
題となる。すなわち、蓄熱槽の補給水である水道水の飽
和指数はかなりの負であり、腐食性を有するものである
が、合成樹脂塗膜は、その補給水の状態をほとんどその
まま維持しているからである。
したがって、そのままでは配管系統の鉄や亜鉛を腐食さ
せるので、何らかの水質改善が必要であり、例えば、ソ
ーダ灰(炭酸ナトリウム)や消石灰(水酸化カルシウ
ム)等のアルカリ性薬剤を投入して、飽和指数の正への
転化を行なうことが推奨されてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このアルカリ性薬剤による熱源水の改質
は投入濃度に依存して進むため、予め水質調査を行なっ
て投入濃度を算定しなければならず、薬剤の取り扱い、
さらに、蓄熱槽内全体に均質に行き渡らせなければなら
ないなど、面倒な操作を必要とするものであった。
本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、操作が容
易で、行き過ぎのない適正な、蓄熱槽の熱源水の改質
と、その維持を適切に行なうことのできる方法とするこ
とを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は空調機その他の装置の熱源となる温水又は冷水
等を貯えるための蓄熱槽1を、連通口4で連通した多数
の隔室3に仕切り、前記蓄熱槽1の一方の端部の隔室3
から吸入した熱源水を、一次管路11に設けた熱源機10を
通して他方の端部の隔室3に放出し、他方の端部の隔室
3から吸入した熱源水を、二次管路14に設けた空調機13
を通して一方の端部の隔室3に放出し、この蓄熱槽1の
前記一方の端部の隔室3と、他方の端部の隔室3の熱源
水の流通路に、それぞれ石灰石21を浸漬し、流通路を流
通する負の飽和指数を持った熱源水を、熱源水中に存在
する遊離炭酸とカルシウムイオンを平衡させて、熱源水
の飽和指数を0に近づけるようにし、前記蓄熱槽1内の
熱源水を吸入した、一次管路11と二次管路14とからなる
配管系統の、前記熱源水が接する亜鉛・鉄等の金属の表
面に、炭酸カルシウムの皮膜を析出させる配管系統の腐
食を防止する方法とした。
〔作用〕
蓄熱槽1内の熱源水の流通路に置かれた石灰石21(炭酸
カルシウムCaCO3を主成分とする)が熱源水の遊離炭酸
(水に溶けている二酸化炭素CO2)に接触していると、
下記式1に記載する平衡反応が生じてCaCO3は炭酸水素
カルシウムCa(HCO3)2となって熱源水中に溶け出し、水
中のCO2とCa(HCO3)2との間であるバランスを保つような
状態となって平衡に達する。
CaCO3+CO2+H2O→Ca2++2HCO3 - ……(1) すなわち、遊離炭酸を多く含む熱源水は、それだけ多く
のCaCO3をCa(HCO3)2として熱源水中に溶かし出すことが
できる。熱源水中の遊離炭酸は炭酸水素イオンHCO3 -
ともに、次のように熱源水中のpH値を決めているので、
遊離炭酸の多い熱源水はpHも低くなる。
すなわち、CO2を多く含む熱源水はpHも下がり、併せてC
aCO3の熱源水中溶解度を増す。その関係を第7図に示
す。第7図はアシュレーガイドアンドデータブック 19
61年 原理と設備 228頁〔ASHRAE Guide and Data Boo
k、1961、Fundamentals and Equipment、P.228〕に記載
されているもので、CO2を含む蒸留水中のCaCO3の溶解度
に対する温度とpHの影響を示すものである。
ところで、水道水などの天然水由来の水は、カルシウム
イオンCa2+と、炭酸水素イオンHCO3 -をほぼ同一当量づ
つ含んでいるが、さらに、式(1)の平衡状態を保つの
に必要なCO2に比べてずっと多くのCO2を含んでいるのが
普通である。すなわち、一般の水道水は、それが溶かし
込むことが可能なCaCO3に比べて、ずっと少ないCaCO3
か溶け込んでおらず、CaCO3は未飽和の状態となってい
る。
このような水を熱源水に用いた場合、例えばCO2を減ら
すために何らかの方法を講ずることによって、そのpHを
上昇させれば、元々溶け込んでいるCa2+とHCO3 -の濃度
において飽和溶解度に達し、式(1)の平衡状態にする
ことができる。
ある水について、それに溶けているCa2+とHCO3 -の状態
で式(1)の平衡状態、すなわち、飽和溶解度に達する
はずのpHを「飽和pH」といい、一般にpHsと表記する。
また、このpHsに対する実際のpHのpH−pHsを「飽和指
数」という。第8図は特定の水について、これらpHs及
び飽和指数を求めるための計算図表であり、空気調和・
衛生工学便覧・基礎編、1−821に記載されているもの
である。
この飽和指数は、その水が接する金属に対する腐食性を
評価するための重要な指標となっている。
すなわち、熱源水のpHsに対して実際のpHが低い、つま
り、飽和指数pH−pHsが負となっている場合は、熱源水
中のCa2+とHCO3 -は未飽和状態で、式(1)の平衡には
遠く(左辺のCO2が右辺のCa2+とHCO3 -に対して相対的に
高濃度)、CaCO3は析出しない。
一方、pHsよりも実際のpHの方が大きく、飽和指数が正
の熱源水では、式(1)の平衡が過ぎ(右辺の濃度が相
対的に高い)、Ca2+とHCO3 -は過飽和となっていてCaCO3
として析出しようとする。
このように、飽和指数が正の熱源水ではCaCO3が過飽和
となっているが、CaCO3は、過飽和でも結晶の核となる
ものがないときは析出せず、いつまでも水溶液のままで
いる。一方溶存酸素を含む熱源水中で金属が腐食してい
るとき、それとともに、次のようにして酸素の水酸化物
イオンOH-への還元反応を生じている。
このOH-の生成によって金属表面に接する熱源水のpHは
上昇し、それによる平衡からのずれの拡大による析出力
が働いて、過飽和を保っていたCaCO3の析出が生ずるよ
うになる。
このような作用によって、飽和指数が正の熱源水中でそ
の表面にCaCO3の皮膜が析出されうる実用金属は亜鉛と
鉄である。他方、不動態化によって酸素を含む熱源水中
でも腐食しない金属の銅やその合金、ステンレス鋼等で
は、CaCO3の析出は実質的に生じない。第9図はそれを
明らかに示す図で、鋳鉄とステンレス鋼表面の炭酸カル
シウム沈着量と飽和指数の関係を示す図であり、ダブリ
ュ・スタム:鉄の表面の炭酸カルシウムの沈着 アメリ
カ水道協会誌 1956年3月 300頁〔W.Stumn:Calsium C
arbonate Deposition at Iron Surfaces,J.A.W.W.A.(M
ar.1956)P.300〕に記載されているもので、鋳鉄とステ
ンレス鋼表面の炭酸カルシウム沈着量と飽和指数の関係
を示すものである。
こうして、酸素を含み飽和指数が正乃至負でも0に近い
熱源水中では、亜鉛や鉄の表面にCaCO3の皮膜が形成さ
れて防食されるようになる。
しかし、前記の如く、通常の水道水などでは、それに溶
けているCa2+やHCO3 -に平衡する濃度に比べてかなり過
剰な遊離炭酸CO2を溶かし込んでいる。そのため、式
(2)で律せられるpHは低目で前記のpHs(飽和pH)よ
りも小さく、従って飽和指数pH−pHsはかなりの大きさ
で負の値となっており、亜鉛や鉄の表面にCaCO3を析出
させることはできず、それらの金属は腐食されることに
なる。
本発明は、このような負の飽和指数を持つ水に石灰石に
接触させることによって、石灰石の炭酸カルシウムCaCO
3と過剰な遊離炭酸CO2とが反応してCa2+をHCO3 -を生
じ、前記式(1)において右方向の反応を進行させて平
衡状態に達するようにするものである。それによってそ
の水の飽和指数を0に接近せしめて、前記蓄熱槽1内の
熱源水を吸入した、一次管路11と二次管路14とからなる
配管系統の、前記熱源水が接する亜鉛・鉄等の金属の表
面にCaCO3の皮膜を形成し、このCaCO3の被膜が、熱源水
中に溶存する酸素の拡散浸透を妨げる作用を可能ならし
め、もってそれらの金属の腐食を抑制しようとするもの
である。特に、この装置を用いて暖房運転した場合は、
蓄熱槽1の熱源水は高温(40℃前後)となり、熱源水の
飽和指数が正となるので、配管系統の腐食を防止でき
る。
そして、本発明は、蓄熱槽1の一方の端部の隔室3から
吸入した熱源水を熱源機10を通して他方の端部の隔室3
に放出し、他方の端部の隔室3から吸入した熱源水を、
空調機13を通して一方の端部の隔室3に放出する。
そして、前記熱源機10及び空調機13を通る熱源水の量、
及び時刻は、熱源機10と空調機13では異なる。
したがって、蓄熱槽1を流通する熱源水は、時刻によっ
て一方の端部の隔室3から他方の端部の隔室3に流れ、
又は、他方の端部の隔室3から一方の端部の隔室3に流
れるが、本発明は、両方の端部の隔室3に、それぞれ石
灰石21を浸漬してあるので、熱源水がどちらの向きに流
れても、蓄熱槽1に入る熱源水は流れの初めに石灰石21
に接触して蓄熱槽1全体に行き渡るので、熱源水に負の
飽和指数を持った熱源水が残ることがない。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は本発明の一実施例の適用される蓄熱
槽の熱源水中に存在する遊離炭酸とカルシウムイオンを
平衡させて配管系統の腐食を防止する装置を示すもので
ある。
この装置に蓄熱槽1は、縦方向及び横方向に設けられた
隔壁2によって42個の隔室3に仕切られ、隔壁2は連通
口4が設けてあり、各隔室3は連通口4で連通してお
り、流通方向に隣合う各連通口4は、上下及び左右に位
置をずらして設けてあり、熱源水が各隔室3内をよどみ
なく流れるように形成してあり、隔壁2の間隔は7mであ
る。
そして、一方の端部の隔室3と、他方の端部の隔室3に
は、山形に形成した架台23が置かれ、この架台23には、
内部に石灰石21が詰められた蛇籠22が重ねて載置されて
いる。
さらに、前記一方の端部の隔室3には、一次管路11の吸
入口が挿入され、一次管路11は一次管路ポンプ12、熱源
水を加熱又は冷却等する熱源機10を介して放出口が、他
方の端部の隔室3に開口している。
また、他方の端部の隔室3には、二次管路14の吸入口が
挿入され、二次回路14は二次管路ポンプ15、空気を加熱
又は冷却等する空調機13を介して放出口が一方の端部の
隔室3に開口しており、この一方の端部の隔室3には補
給水管路16の放出口が開口している。
この装置においては、一方の端部の隔室3内の一次回路
11の吸入口から、一次回路ポンプ12で熱源水を吸引し、
熱源機10に送入し、熱源水を加熱又は冷却し、他方の端
部の隔室3に放出する。
放出された熱源水は、隔室3内を連通口4に向かって流
れ、石灰石21に接触し、熱源水中の遊離炭酸(水に溶け
ている二酸化炭素CO2)に石灰石21の炭酸カルシウムCaC
O3が接触する。そして、平衡反応が生じ、CaCO3は炭酸
水素カルシウムCa(HCO3)2となって熱源水中に溶け出
す。
石灰石21に接触しながら流れた熱源水は連通口4を通過
して隣の隔室3に至り、以下隔壁2の上下及び左右に位
置をずらして設けられた連通口4により、熱源水は各隔
室3内に滞留水のよどみを作ることなく、他方の端部の
隔室3に到達する。
そして、二次管路ポンプ15が作動すると、他方の端部の
隔室3内の蓄熱された熱源水は、二次管路14で空調機13
に送入され、空気を加熱又は冷却した熱源水は二次管路
の放出口から、一方の端部の隔室3内に放出され、石灰
石21に接触しながら連通口4に向かって流れる。
第5図は別の装置の石灰石21の設置状態を示すものであ
り、石灰石21を詰めた蛇籠22を、隔室3に設けた連通口
4に積み重ねたものである。
第6図は他の装置の石灰石21の設置状態を示すものであ
り、マンホール5の周縁から、石灰石21を詰めた蛇籠22
を吊り下げたもので小規模な蓄熱槽に適するものである
が、つり下げる石灰石21の量には制約がある。
また、石灰石21はマット状に形成した網袋等に詰めるこ
ともできる。
〔発明の効果〕
本発明は、蓄熱槽1の一方の端部の隔室3から吸入した
熱源水を、熱源機10を通して他方の端部の隔室3に放出
し、他方の端部の隔室3から吸入した熱源水を、空調機
13を通して一方の端部の隔室3に放出するものである。
そして、前記熱源機10及び空調機13を通る熱源水の量、
及び時刻は、熱源機10と空調機13では異なる。
したがって、蓄熱槽1を流通する熱源水は、時刻によっ
て一方の端部の隔室3から他方の端部の隔室3に流れ、
又は、他方の端部の隔室3から一方の端部の隔室3に流
れるが、本発明は、両方の端部の隔室3にそれぞれ石灰
石21を浸漬してあるので、熱源水がどちらの向きに流れ
ても、熱源水は流れの初めに石灰石21に接触した後、多
数の隔室3内を移動して行き渡り、熱源水に負の飽和指
数を持った熱源水が残ることがない。
そして、流通路を流通する負の飽和指数を持った熱源水
を、熱源水中に存在する遊離炭酸とカルシウムイオンを
平衡させて、熱源水の飽和指数を0に近づけるようにす
るので、前記式(1)に示したように熱源水中の過剰な
遊離炭酸CO2を石灰石21のCaCO3と反応させて減少させ、
併せて、Ca2+とHCO3 -を増加させることができ、また、
それに伴って式(2)によって律せられるpHの上昇をも
行なわせられることができるので、CaCO3の不飽和度を
大幅に減じ、飽和指数を0に接近させられ、前記蓄熱槽
1内の熱源水を吸入した、一次管路11と二次管路14とか
らなる配管系統の、前記熱源水が接する亜鉛・鉄等の金
属の表面に炭酸カルシウムの皮膜を析出させ、この皮膜
によって配管系統の腐食を防止することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に適用される装置を示すもの
で第2図のI−I線より断面した平面図、第2図は第1
図のII−II線の断面図、第3図は第1図のIII−III線の
拡大断面図で配管等をも併せて示した図、第4図は本発
明の一実施例に適用される装置の石灰石の設置状態を示
す図、第5図は別の装置の石灰石の設置状態を示す斜視
図、第6図は他の装置の石灰石の設置状態を示す斜視
図、第7図はCO2を含む蒸留水中のCaCO3の溶解度に対す
る温度とpHの影響を示す図、第8図は飽和指数を求める
ための図表、第9図は鋳鉄とステンレス鋼表面の炭酸カ
ルシウム沈着量と飽和指数の関係を示す図である。 1……蓄熱槽、3……隔室、4……連通口、10……熱源
機、13……空調機、21……石灰石。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄熱槽1を、連通口4で連通した多数の隔
    室3に仕切り、前記蓄熱槽1の一方の端部の隔室3から
    吸入した熱源水を、一次管路11に設けた熱源機10を通し
    て他方の端部の隔室3に放出し、他方の端部の隔室3か
    ら吸入した熱源水を、二次管路14に設けた空調機13を通
    して一方の端部の隔室3に放出し、この蓄熱槽1の前記
    一方の端部の隔室3と、他方の端部の隔室3の熱源水の
    流通路に、それぞれ石灰石21を浸漬し、流通路を流通す
    る負の飽和指数を持った熱源水を、熱源水中に存在する
    遊離炭酸とカルシウムイオンを平衡させて、熱源水の飽
    和指数を0に近づけるようにし、前記蓄熱槽1内の熱源
    水を吸入した、一次管路11と二次管路14とからなる配管
    系統の、前記熱源水が接する亜鉛・鉄等の金属の表面
    に、炭酸カルシウムの皮膜を析出させる配管系統の腐食
    を防止する方法。
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