JPH07301951A - トナーバインダー組成物およびトナー組成物 - Google Patents

トナーバインダー組成物およびトナー組成物

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JPH07301951A
JPH07301951A JP7051875A JP5187595A JPH07301951A JP H07301951 A JPH07301951 A JP H07301951A JP 7051875 A JP7051875 A JP 7051875A JP 5187595 A JP5187595 A JP 5187595A JP H07301951 A JPH07301951 A JP H07301951A
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wax
less
resin
acid
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JP7051875A
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Toru Minami
融 南
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トナー化した際に、耐熱保存性および電気特
性が良好で、ホットオフセット発生温度が高く、かつ、
低温定着性に優れる電子写真用トナーバインダー樹脂を
得る。 【構成】 結着樹脂(A)と融点70℃以下のワックス
類(B)からなり、(A)のSp値と(B)のSp値の
差の絶対値が1.5以下であり、80〜150℃の間で
(B)が(A)に相溶し、かつ、室温で(B)が(A)
中に平均粒径5μm以下で分散していることを特徴とす
る電子写真用トナーバインダー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用トナーバイン
ダー組成物およびトナー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用プロセスでは紙などの上に転
写されたトナーを定着するために、接触加熱型定着器
[ヒートロールを用いる方法、加熱体と紙などの間にフ
ィルムまたはベルトを介する方法(例えば特開平4−7
0688号公報および特開平4−12558号公報)]
が広く採用されている。この方法では、定着下限温度
(以下MFTと略す)は低いことが望ましく(低温定着
性)、また、ヒートロール表面、フィルムまたはベルト
へのホットオフセットが発生する温度(以下HOTと略
す)は高いことが望ましい(耐ホットオフセット性)。
また、電子写真プロセスの機械内では、定着器などから
熱が発生するため、トナーが熱によって凝集し流動性が
悪化したりすることのない様、耐熱保存性も満たさなけ
ればならない。
【0003】この三つの性質を満足させるために、結着
樹脂として従来から低分子量から高分子量にわたる広範
囲の分子量分布を有し、ガラス転移点が50〜80℃で
あるトナーバインダーを使用すること(例えば特公昭6
0−20411号、特開昭61−215558号公報)
や、ノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエ
ーテルを用いたポリエステル樹脂(特開平5−2747
8号公報)が提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法
は、近年のコピー機やファクシミリの高速化による、よ
り低温定着性を求める動向や、プリンターの小型化によ
る、より耐熱保存性を求める動向に充分に対応できてい
るとは言いがたい。本発明は上記の問題を解決するもの
であって、トナー化した際に、耐熱保存性および電気特
性が良好で、ホットオフセット発生温度が高く、かつ低
温定着性に優れるトナーバインダーを得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、トナー化
した際に、耐熱性および電気特性が良好で、ホットオフ
セット発生温度が高く、かつ低温定着性に優れるトナー
バインダーを得ることを目的に鋭意検討した結果本発明
に到達した。即ち、本発明は、結着樹脂(A)と融点7
0℃以下のワックス類(B)からなり、(A)のSp値
と(B)のSp値の差の絶対値が1.5以下であり、8
0〜150℃の間で(B)が(A)に相溶し、かつ、室
温で(B)が(A)中に平均粒径5μm以下で分散して
いることを特徴とする電子写真用トナーバインダー組成
物;結着樹脂(A)、融点70℃以下のワックス類
(B)、着色剤からなる電子写真用トナー組成物におい
て、(A)のSp値と(B)のSp値の差の絶対値が
1.5以下であり、80〜100℃の間で(B)が
(A)に相溶し、室温で(B)が(A)中に平均粒径5
μm以下で分散していることを特徴とする電子写真用ト
ナー組成物;結着樹脂(A)と融点120℃以下であり
120℃の溶融粘度が10000cP以下の化合物
(C)からなり、下記数式(1)を満足し、かつ、室温
で(C)が(A)中に平均粒径5μm以下で分散してお
り、80〜150℃の間で(C)が(A)に相溶するこ
とを特徴とする電子写真用トナーバインダー組成物。 4.0≦ΔSp+1.2logMW≦7.0 (1) [式中、ΔSpは(A)と(C)の溶解度パラメーター
(Sp値)の差の絶対値を表し、logMWは(C)の
分子量(但し、分子量分布がある場合は重量平均分子
量)の対数値を表す。];ならびに結着樹脂(A)と融
点120℃以下であり120℃の溶融粘度が10000
cP以下の化合物(C)および着色剤からなり、上記数
式(1)を満足し、かつ、室温で(C)が(A)中に平
均粒径5μm以下で分散しており、80〜150℃の間
で(C)が(A)に相溶することを特徴とする電子写真
用トナー組成物ある。
【0006】以下、本発明を詳述する。本発明に用いる
結着樹脂(A)は、ポリエステル樹脂(A1)、ポリス
チレン樹脂(A2)、スチレン/(メタ)アクリル共重
合体(A3)およびエポキシ樹脂(A4)の群から選ぶ
ことができる。(A)の内、好ましくは(A1)および
(A3)である。また、必要により(A1)〜(A4)
以外の他の樹脂(ポリアミド、ポリウレタンなど)を併
用することができる。
【0007】(A1)は、特に限定されないが、2価カ
ルボン酸類と2価のアルコール類と必要により3価以上
のポリカルボン酸成分および/または3価以上のアルコ
ール類とを用いて得ることができる。
【0008】2価カルボン酸類の具体例としては、
(1)炭素数2〜20の脂肪族ジカルボン酸(マレイン
酸、フマール酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、
マロン酸、アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、
グルタコン酸など);(2)炭素数8〜20の脂環式ジ
カルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸、メチルメジ
ック酸など);(3)炭素数8〜20の芳香族ジカルボ
ン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエ
ンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸など);
(4)側鎖に炭素数4〜35の炭化水素基を有するアル
キルもしくはアルケニル(無水)コハク酸[ドデセニル
(無水)コハク酸、ペンタドデセニル(無水)コハク酸
など];並びに、これら2価カルボン酸の無水物や低級
アルキル(メチル、ブチルなど)エステルが挙げられ
る。これらの中では上記(1)、(3)、(4)および
これらジカルボン酸の無水物や低級アルキルエステルが
好ましく、(無水)マレイン酸、フマール酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、ジメチルテレフタレート、ドデセ
ニル(無水)コハク酸がさらに好ましい。(無水)マレ
イン酸およびフマール酸は反応性が大きい点で好まし
く、イソフタル酸およびテレフタル酸はポリエステルの
ガラス転移温度を高くする点で好ましい。
【0009】2価アルコール類としては、例えば(1)
炭素数2〜12のアルキレングリコール(エチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオ−ル、ネオペン
チルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);
(2)アルキレンエーテルグリコール類(ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコールなど);(3)
炭素数6〜30の脂環式ジオール(1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);
および(4)ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビ
スフェノールF、ビスフェノールSなど);並びに、
(5)上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド
[エチレンオキサイド(以下EOと略す)、プロピレン
オキサイド(以下POと略す)、ブチレンオキサイドな
ど]2〜8モル付加物を挙げることができる。これらの
うち(1)および(5)が好ましく、(5)がさらに好
ましい。上記(1)の中ではエチレングリコールは反応
速度を増大し、1,2−プロピレングリコールおよびネ
オペンチルグリコールは低温定着性の点で好ましい。ま
た、上記(5)の中では、特にビスフェノールAのEO
および/またはPO2〜4モル付加物がトナーに良好な
耐オフセット性を与える点で好ましい。
【0010】3価以上のカルボン酸類の具体例として
は、(1)炭素数7〜20の脂肪族ポリカルボン酸
(1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘ
キサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−
メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メ
チレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタ
ンテトラカルボン酸など);(2)炭素数9〜20の脂
環式ポリカルボン酸(1,2,4−シクロヘキサントリ
カルボン酸など);(3)炭素数9〜20の芳香族ポリ
カルボン酸(1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、
1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナ
フタレントリカルボン酸および1,2,4−ナフタレン
トリカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸など);並びにこれらの無水物や低級アル
キル(メチル、ブチルなど)エステルが挙げられる。こ
れらの中では(3)およびその無水物や低級アルキルエ
ステルが好ましく、特に1,2,4−ベンゼントリカル
ボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸およびこ
れらの無水物や低級アルキルエステルが価格およびトナ
ーの耐オフセット性付与の点で好ましい。
【0011】3価以上のアルコール類の具体例として
は、(1)炭素数3〜20の脂肪族多価アルコール(ソ
ルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトラオール、
1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタ
エリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,
4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオー
ル、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2
−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパンなど);(2)炭
素数6〜20の芳香族多価アルコール(1,3,5−ト
リヒドロキシルメチルベンゼンなど);並びにこれらの
アルキレンオキサイド付加物;(3)ノボラック型フェ
ノール樹脂のオキシアルキレンエーテル;(4)イソシ
アヌル酸などの分子中に2個以上の活性水素を有する複
素環式化合物のオキシアルキレンエ−テルなどが挙げら
れる。これらの中では(1)、(3)および(4)の化
合物が好ましく、(3)および(4)がさらに好まし
い。
【0012】本発明においては、分子量の調整や反応の
制御を目的として、カルボン酸類、アルコール類と共に
モノカルボン酸、モノアルコールなどが必要に応じて使
用できる。その具体例としては、安息香酸、パラオキシ
安息香酸、トルエンカルボン酸、サリチル酸、酢酸、プ
ロピオン酸およびステアリン酸などのモノカルボン酸;
ベンジルアルコール、トルエン−4−メタノールおよび
シクロヘキサンメタノールなどのモノアルコールが挙げ
られる。本発明のポリエステル樹脂を構成するカルボン
酸類とアルコール類との比率はアルコール性水酸基当量
/カルボキシル基当量が、通常0.6〜1.4、好まし
くは0.7〜1.3、さらに好ましくは0.8〜1.2
となるような比率であればよい。また、必要により3価
以上のカルボン酸類および/または3価以上のアルコー
ル類を用いる場合は、通常35重量%以下、好ましくは
25重量%以下である。3価以上のカルボン酸類および
/または3価以上のアルコール類が35重量%を超える
とトナーの低温定着性が不十分である。本発明のポリエ
ステル樹脂(A1)の製法を例示すると、カルボン酸類
とアルコール類を所定の割合で配合し、ポリエステル化
反応を行うことにより本発明のポリエステル樹脂(A
1)が得られる。反応は通常、触媒の存在下150〜3
00℃、好ましくは170〜280℃程度の温度条件下
で行われる。また反応は常圧下、減圧下、もしくは加圧
下で行うことができるが、所定の反応率(例えば30〜
90%程度)に到達後は反応系を200mmHg以下、
好ましくは25mmHg以下に減圧し、反応を行うのが
望ましい。
【0013】上記触媒としては、通常、ポリエステル化
に用いられる触媒、例えばスズ、チタン、アンチモン、
マンガン、ニッケル、亜鉛、鉛、鉄、マグネシウム、カ
ルシウム、ゲルマニウムなどの金属;およびこれら金属
含有化合物(ジブチルスズオキサイド、オルソジブチル
チタネート、テトラブチルチタネート、酢酸亜鉛、酢酸
鉛、酢酸コバルト、酢酸ナトリウム、三酸化アンチモン
など)が挙げられる。反応物の性質(例えば酸価、軟化
点など)が所定の値に到達した時点、あるいは反応機の
攪拌トルクまたは攪拌動力が所定の値に到達した時点で
反応を停止させることによって本発明のポリエステル樹
脂を得ることができる。
【0014】(A1)は通常0.2〜30、好ましくは
0.3〜20mgKOH/gの酸価と通常5〜100、
好ましくは10〜70mgKOH/gの水酸基価を有し
ている。酸価0.2未満ではトナーの帯電量が低くな
り、30を越えると帯電量の湿度依存性が大きくなる。
又、水酸基価が5未満ではトナーの低温定着に悪い影響
がで、100を越えると帯電量の湿度依存性が大きくな
る。(A1)の数平均分子量は通常、1500〜150
00、好ましくは2000〜10000であり、さらに
好ましくは2500〜8000である。
【0015】(A1)のガラス転移温度(Tg)は通常
40〜85℃、好ましくは45〜80℃、さらに好まし
くは50〜75℃である。Tgが40℃未満では本発明
のバインダーを用いたトナー粒子同士の付着、凝集(ブ
ロッキング)が生じやすく、Tgが85℃を越えるとト
ナーの低温定着性が悪くなる。また(A1)の軟化点は
通常70〜180℃、好ましくは80〜160℃であ
る。軟化点が70℃未満ではトナーの耐オフセット性が
悪くなりがちであり、180℃を越えると低温定着性が
不良になる。
【0016】(A2)は、特に限定されないが、スチレ
ン類を重合して得られる。スチレン類としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−
ヒドロキシスチレンなどがあげられる。(A2)の数平
均分子量は、通常、2000〜15000であり、数平
均分子量が2000未満では耐熱保存性が悪化し、15
000より大きいと低温定着性が悪化する。(A2)の
重量平均分子量は、通常、10万〜100万であり、重
量平均分子量が10万未満ではHOTが低下し、100
万より大きいと低温定着性が悪化する。(A2)の分子
量分布を広げるために、比較的低分子量の部分と比較的
高分子量の部分を別々に重合しても良いし、いずれかの
存在下に残りの部分を重合しても良い。(A2)の重合
方法としては、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等
があげられる。
【0017】(A3)は、特に限定されないが、スチレ
ン類と(メタ)アクリル酸エステル類および/または
(メタ)アクリロニトリル類を重合して得られる。スチ
レン類としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メトキシスチレン、p−ヒドロキシスチレンなどがあげ
られる。(メタ)アクリル酸エステル類としては、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリ
ル、無水マレイン酸、マレイン酸モノブチルなどがあげ
られる。(A3)の数平均分子量は、通常、2000〜
15000であり、数平均分子量が2000未満では耐
熱保存性が悪化し、15000より大きいと低温定着性
が悪化する。(A3)の重量平均分子量は、通常、10
万〜100万であり、重量平均分子量が10万未満では
HOTが低下し、100万より大きいと低温定着性が悪
化する。(A3)のガラス転移点は、通常、40〜85
℃、好ましくは45〜80℃であり、40℃よりも低い
とトナーにした時の耐熱保存性が悪化し、80℃よりも
高いとトナーの低温定着性が悪化する。(A3)の分子
量分布を広げるために、比較的低分子量の部分と比較的
高分子量の部分を別々に重合しても良いし、いずれかの
存在下に残りの部分を重合しても良い。(A3)の重合
方法としては、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等
があげられる。(A)のSp値は特に限定されないが、
通常6〜13である。
【0018】(A4)の具体例は、ビスフェノールA
型、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エ
ポキシ樹脂、ポリフェノール型エポキシ樹脂、ポリグリ
シジル型エポキシ樹脂およびこれらエポキシ樹脂とモノ
カルボン酸(安息香酸、パラオキシ安息香酸、トルエン
カルボン酸、サリチル酸、酢酸、プロピオン酸、ステア
リン酸など)との反応物が挙げられる。
【0019】本発明に用いるワックス類(B)の融点
は、低温定着性の観点から好ましくは70℃以下であ
り、さらに好ましくは45℃〜70℃であり、(A)と
のSp値の差の絶対値が1.5以下のSp値であれば特
に限定されないが、具体例として以下のものがあげられ
る。パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス、サゾールワックス、ポリエチレン系ワックス、ポリ
プロピレン系ワックス、エステル系ワックス、アミド系
ワックス、キャンデリラワックス、カルナバワックス、
モンタンワックス、ライスワックス、蜜蝋、木蝋など、
および、これらの酸化ワックスなど。また、(B)のS
p値を、(A)とのSp値の差の絶対値を1.5以下に
調整するため上記ワックスをビニル系モノマー[(メ
タ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシアルキル、(メタ)アクリル酸低
級アルキルエステルなど、および、これらの混合物]で
グラフト化したり、マレイン酸変性など種々変性するこ
とができる。Sp値の差の絶対値が1.5を超えると、
低温定着性が不充分となる。(B)の分子量は上記融点
となる範囲で特に限定されないが通常10000以下、
好ましくは5000以下、さらに好ましくは3000以
下である。
【0020】本発明に用いる化合物(C)は、実質的に
下記数式(1)を満足する成分であれば良く、具体例と
して下記(C1)、(C2)があげられる。 4.0≦ΔSp+1.2logMW≦7.0 (1) [式中、ΔSpは(A)と(C)の溶解度パラメーター
(Sp値)の差の絶対値を表し、logMWは(C)の
分子量(但し、分子量分布がある場合は重量平均分子
量)の対数値を表す。] (C1)ワックス類 (C1−1)炭化水素系ワックス;パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、サゾールワック
ス、ポリエチレン系ワックス、ポリプロピレン系ワック
ス、塩素化ポリエチレンワックス、フルオロカーボンワ
ックスなど。 (C1−2)高級脂肪酸系ワックス;ステアリン酸、椰
子油脂肪酸、ヒドロキシ脂肪酸など。 (C1−3)高級脂肪酸アミド系ワックス;高級脂肪酸
モノアミド(ステアリン酸アミド、N−ステアリルエル
カ酸アミドなど)、高級脂肪酸ビスアミド(N,N−エ
チレンビスオレイン酸アミドなど)。 (C1−4)高級脂肪酸エステル系ワックス;グリセリ
ン脂肪酸エステル(ステアリン酸トリグリセライドな
ど)、グリコ−ル脂肪酸エステル(エチレングリコ−ル
ジオレエートなど)、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪
酸と多価アルコールの部分エステル(ペンタエリスリト
ールテトラステアレート、トリメチロールプロパントリ
ベヘニン酸エステルなど)、脂肪酸とポリアルキレング
リコ−ル、ポリグリセロ−ルの部分エステル(パナセー
トR218 日本油脂製など)。 (C1−5)アルコール系ワックス;高級脂肪族アルコ
ール(ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールな
ど)、多価アルコール(マンニトール、グリセリン、ソ
ルビトール、ペンタエリスリトールなど)。 (C1−6)ウレタン系ワックス;一価または多価イソ
シアナート系化合物[モノイソシアナート系化合物(フ
ェニルイソシアナートなど)、ジイソシアナート系化合
物(イソホロンジイソシアナート、トリレンジイソシア
ナートなど)、またはポリイソシアナート系化合物(ス
ミジュールN、コロネートAP 日本ポリウレタン製な
ど)]と、モノ又は多価アルコール[高級脂肪族アルコ
ール、マンニトール、グリセリン、ソルビトール、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリアル
キレングリコ−ル、ポリエステルグリコ−ルなど]との
ウレタン化反応により得られるワックス状化合物。 (C1−7)動植物系ワックス;キャンデリラワック
ス、カルナバワックス、ライスワックス、蜜蝋、木蝋な
ど。 (C1−8)鉱物系ワックス;モンタンワックスなど、
および、これらの酸化ワックスなど。 また、上記ワックスをビニル系モノマー[(メタ)アク
リロニトリル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル
酸ヒドロキシアルキル、(メタ)アクリル酸低級アルキ
ルエステルなど、および、これらの混合物]でグラフト
化したり、マレイン酸変性など種々変性したものを使用
することができる。 (C2)オリゴマ−類 オリゴマ−ハンドブック(化学工業日報社刊)等に記載
の下記オリゴマ−類が使用可能である。 (C2−1)オレフィン系オリゴマ−;α−オレフィン
オリゴマ−など。 (C2−2)ジエン系オリゴマ−;ポリブタジエン系、
環状オリゴマ−など。 (C2−3)開環重合系オリゴマ−;ポリエチレングリ
コール系など。 (C2−4)ビニル重合系オリゴマ−;ポリスチレンオ
リゴマ−系、ポリスチレン/アクリル共重合物オリゴマ
−系など。 (C2−5)重縮合、重付加系オリゴマ−;ポリエステ
ル系オリゴマ−(不飽和ポリエステル樹脂など)、ポリ
アミド系オリゴマ−(ダイマー酸/エチレンジアミン縮
合物など)、ポリウレタン系オリゴマ−(トルエンジイ
ソシアネート/1,4−ブタンジオール縮合物など)。 (C2−6)付加縮合系オリゴマ−;フェノール樹脂
系、アミノ樹脂系、キシレン樹脂系、ケトン樹脂系な
ど。 (C2−7)石油樹脂;C5系石油樹脂、C9系石油樹
脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂など。 (C2−8)シリコーン系、フッ素系オリゴマ−など。 これらは、単独又は、ワックス類、オリゴマ−類各複数
種の混合物としても使用可能である。これらの内、溶融
粘度の観点から好ましいものはワックス類(C1)であ
り、さらに好ましいものは高級脂肪酸アミド系ワックス
(C1−3)、高級脂肪酸エステル系ワックス(C1−
4)およびウレタン系ワックス(C1−6)である。
【0021】(C)が、分子量分布を有する場合の重量
平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラ
フィー(GPC)により測定することができる。分子量
分布を有しない場合は、常法により構造式からの計算値
を用いることができる。また、SP値は、Sp値が公知
の溶剤単独もしくは混合溶剤に対する溶解性を調べるこ
とにより算出することができる。本発明のポイントは、
常温では、(C)が(A)中に平均粒径5μm以下に分
散しており、50℃以下の温度では分散状態を維持する
が、80℃以上の温度では(C)の少なくとも一部が
(A)中に溶け込む性状を有するバインダー組成物であ
ることにある。50℃以下の温度で(A)と(C)を非
相溶とし、安定な分散状態をとらせることにより、主と
して耐熱保存性を満足させ、80℃以上の温度で(C)
の少なくとも一部が(A)相中に溶け込む性状とさせる
ことにより低温定着性を満足させることが可能となる。
なお、従来から耐ホットオフセット性を向上させる目的
でワックス類を離型剤として用いられているが、離型剤
として用いられるワックスは80〜150℃の間で結着
樹脂と相溶しない(相溶すると離型効果がでない)ため
低温定着性向上には効果がない。
【0022】(C)の融点は通常45〜120℃、好ま
しくは50〜110℃であり、かつその120℃での溶
融粘度は通常10000cP以下、好ましくは5000
cP以下、さらに好ましくは3000cP以下である。
120℃を超えると低温定着性が不充分となり、45℃
以下では、トナーの保存性に問題が生じる。また、12
0℃での溶融粘度がこれ以上では、低温定着性に効果が
認められない。(C)の分子量は上記融点および溶融粘
度となる範囲で特に限定されないが通常10000以
下、好ましくは5000以下、さらに好ましくは300
0以下である。ΔSp+1.2logMWの値は4.0
〜7.0であり、好ましくは4.2〜6.8あり、さら
に好ましくは4.5〜6.5である。
【0023】(A)と(B)または(C)の重量比は、
通常、100/0.05〜100/40であり、好まし
くは100/0.1〜100/30である。100/
0.05未満では、低温定着性が不充分であり、100
/40を超えるとHOTが低くなる。(B)または
(C)を(A)中に平均粒径5μm以下に分散させる方
法は、特に限定されないが、加熱溶融状態で混練する方
法、溶剤の存在下でブレンド後脱揮する方法などが挙げ
られる。また、必要に応じて相溶化剤を用いることがで
きる。分散粒径が5μmを超えるとトナーにした際、カ
ーボンブラックなどの着色剤や荷電調整剤の分散が不充
分になりやすい。(B)または(C)の平均粒径は、ト
ナーバインダーの破断面を光学顕微鏡(例えば、ニコン
製 OPTIPHOT−POL)または走査型電子顕微
鏡(例えば、日立製作所製 S−800)で倍率400
倍程度で写真撮影し、の平均粒径は、画像解析装置を用
いて上記写真の画像解析により計算することができる。
また、80〜150℃で(B)または(C)が(A)に
相溶しているかは、顕微鏡用加熱冷却装置(例えば、ジ
ャパンハイテック製 TH 600RH)を備えた光学
顕微鏡(例えば、ニコン製 OPTIPHOT−PO
L)を用いて毎分5〜30℃昇温速度で80〜150℃
まで昇温させることにより確認することができる。
【0024】本発明のバインダーの用途となる電子写真
用トナーの製法例を例示すると、トナー重量に基づいて
トナーバインダーが通常45〜95重量%、公知の着色
剤(カーボンブラック、鉄黒、ベンジジンイエロー、キ
ナクドリン、ローダミンB、フタロシアニンなど)が通
常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コバルト、ニッケ
ル、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)が通常0〜
50重量%用いられたものがあげられる。さらに種々の
添加剤[荷電調整剤(金属錯体、ニグロシンなど)、離
型剤(ポリテトラフルオロエチレン、低分子量ポリオレ
フィン、脂肪酸、もしくはその金属塩またはアミドな
ど)など]を含むことができる。これらの添加剤の量は
トナー重量に基づいて通常0〜10重量%である。電子
写真用トナーは上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混
練され、その後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機な
どを用いて微粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として
得られる。前記電子写真用トナーは、必要に応じて鉄
粉、ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライトなどのキャ
リア粒子と混合されて電気的潜像の現像剤として用いら
れる。また粉体の流動性改良のために疎水性コロイダル
シリカ微粉末を用いることもできる。前記電子写真用ト
ナーは支持体(紙、ポリエステルフィルムなど)に定着
され使用される。定着方法については前述の通りであ
る。
【0025】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明するが
本発明はこれに限定されるものではない。 以下、部は
重量部を示す。
【0026】また、合成例、実施例および比較例で得ら
れたバインダー組成物の性質の測定法を次に示す。 1.酸価 JISK0070に規定の方法。但し、サンプルが溶解
しない場合は溶媒にジオキサンまたはテトラヒドロフラ
ンなどの溶媒を用いる。 2.ガラス転移温度(Tg) ASTM D3418−82に規定の方法(DSC
法)。 3.軟化点 フローテスター(CFT−500、島津製作所製)で、
1.0mmφ×1.0mmのノズルを用い、荷重10K
g、昇温速度5℃/分で測定し、1.5gのサンプルの
1/2が流出した時の温度を求める。
【0027】実施例1 温度計、トルク検知器の付いた攪拌機、冷却器および窒
素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールFのEO/
PO(1/1)付加物(水酸基価 320)320部、
テレフタル酸262部、ドデセニル無水コハク酸89
部、ノボラック型フェノール樹脂(核体数約5個)の4
モルPO付加物150部およびジブチルチンオキサイド
2.5部を入れて、窒素気流下230℃で反応させた。
反応物に透明感が出た時点から反応温度を190℃に下
げて減圧下でポリエステル化反応を進めた。反応物の粘
度が除々に高くなり、攪拌機のトルクが所定の値を示す
時点で反応を停止し、Sp値9.8の本発明のポリエス
テル樹脂(A)を得た。(A)の酸価は1.7、Tg5
7℃、軟化点131℃であった。さらに(A)100部
に対して融点68℃、Sp値8.4のアクリロニトリル
変性パラフィンワックス(B−1)を15部入れ、1時
間攪拌混合して本発明のトナーバインダー組成物(TB
−1)を得た。(TB−1)の破断面を顕微鏡用加熱冷
却装置(ジャパンハイテック製 TH600RH)を備
えた光学顕微鏡(ニコン製OPTIPHOT−POL)
で観察したところ(B−1)は(A)中に平均粒径1.
5μmで分散していた。さらに毎分10℃の昇温速度で
昇温すると(B−1)は(A)に146℃で相溶した。
【0028】実施例2 実施例1で得られた(A)88部、カーボンブラック
(三菱化成(株)製 MA100)7部、融点64℃、
Sp値8.9のアクリロニトリル変性ワックス(B−
2)25部および荷電制御剤(保土谷化学工業(株)製
スピロンブラックTRH)2部を均一混合した後、内
温120℃のラボプラストミルで混練、冷却物をジェッ
トミルで微粉砕し、ディスパージョンセパレーターで分
級し平均粒径12μmの本発明のトナー組成物aを得
た。実施例1と同様にしてaの破断面を観察したとこ
ろ、平均粒径は0.8μmであり、137℃で(B)は
(A)と相溶した。
【0029】比較例1 実施例1で得られた(A)100部に対して融点72
℃、Sp値7.7のパラフィンワックス15部入れ、1
時間攪拌混合して比較用のトナーバインダー組成物TB
−10を得た。実施例1と同様にしてTB−10の破断
面を観察したところ、平均粒径は3.6μmであり、1
50℃まで昇温しても(B)は(A)と相溶しなかっ
た。
【0030】使用例および比較使用例 実施例1の本発明のトナーバインダー組成物および比較
例1のトナーバインダー組成物の各々88部にカーボン
ブラック(三菱化成(株)製 MA100)7部および
荷電調整剤(保土ヶ谷化学工業(株)製スピロンブラッ
クTRH)2部を均一混合した後、内温150℃の二軸
押出機で混練、冷却物をジェットミルで微粉砕し、ディ
スパージョンセパレータで分級し平均粒径12μmのト
ナー組成物bおよびトナー組成物cを得た。
【0031】試験例1 トナー組成物a、トナー組成物b、トナー組成物cの各
々3部にフェライトキャリア(パウダーテック(株)製
F−100)97部を均一混合し、市販複写機
((株)東芝製BD−7720)を用いて紙上にトナー
像を転写し、転写された紙上のトナーを市販複写機(シ
ャープ(株)製 SF8400A)の定着部を改造し
て、A4紙35枚/分のスピードでMFTの評価を行っ
た。テスト結果は表1に示した通りである。なお、表中
の数字は、画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試
験機(摩擦部=紙)により5回の往復回数で摩擦し、摩
擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していたコピ
ーを得た時のヒートロール温度である。
【0032】試験例2 トナー組成物a、トナー組成物b、トナー組成物cの各
々3部にフェライトキャリア(パウダーテック(株)製
F−100)97部を均一混合し、市販複写機
((株)東芝製BD−7720)を用いて紙上にトナー
像を転写し、転写された紙上のトナーを市販複写機(シ
ャープ(株)製 SF8400A)の定着部を改造し
て、A4紙10枚/分のスピードでHOTの評価を行っ
た。テスト結果は表1に示した通りである。なお、表中
の数字は、トナーがホットオフセットした時のヒートロ
ールの温度である。
【0033】試験例3 トナー組成物a、トナー組成物b、トナー組成物cの各
々10gを20ccのスクリュー管に入れ、50℃×4
0%RHで24時間放置し、トナーの凝集の程度により
耐熱保存性を4段階にランク付けで評価した。テスト結
果を表1に示す。 Aランク・・・全く凝集なし。 Bランク・・・わずかに凝集するがスクリュー管に軽い
衝撃を与えると再分散する。 Cランク・・・トナーの1/4程度が凝集しスクリュー
管に軽い衝撃を与えても再分散しない。 Dランク・・・凝集の程度が顕著でスクリュー管に強い
衝撃を与えても再分散しない。
【0034】試験例4 トナー組成物a、トナー組成物b、トナー組成物cの各
々3部にフェライトキャリア(パウダーテック(株)製
F−100)97部を50CCのガラス瓶に入れ、2
5℃、50%RHの温湿度調整室に12時間放置した
後、25℃、50%RHの条件でターブラーシェーカー
ミキサーで100rpmで30分間、攪拌し、摩擦帯電
させた。その後、(株)東芝製ブローオフ帯電量測定機
で測定した結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】本発明の組成物aおよび組成物bはいずれ
も比較バインダーcに比べ、耐熱保存性および耐ホット
オフセット性を維持しつつ低温定着性に優れる。表1の
使用例a、bのトナーについて1万枚連続コピーを行っ
た。1万枚コピー後の画質は、初期の画質と同じであっ
た。本発明のトナーバインダーを用いたトナーはキャリ
アとの長時間摩擦においても変化がなく、耐久性に優れ
ていることが判る。
【0037】実施例3〜5及び比較例2〜3 温度計、トルク検知器の付いた攪拌機、冷却器および窒
素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールAのPO付
加物(水酸基価 320)320部、テレフタル酸26
2部、ドデセニル無水コハク酸89部、ノボラック型フ
ェノール樹脂(核体数約5個)の4モルPO付加物15
0部およびジブチルチンオキサイド2.5部を入れて、
窒素気流下230℃で反応させた。反応物に透明感が出
た時点から反応温度を190℃に下げて減圧下でポリエ
ステル化反応を進めた。反応物の粘度が除々に高くな
り、攪拌機のトルクが所定の値を示す時点で反応を停止
し、SP値9.8のポリエステル樹脂(A1−1)を得
た。(A1−1)の酸価は1.5、Tg59℃、軟化点
131℃であった。さらに(A−1)100部に対して
表2に示す化合物(C)(実施例C−1〜C−3、比較
例D−1〜D−2)を15部入れ、1時間攪拌混合して
トナーバインダー組成物とした。次いで、該トナーバイ
ンダー組成物87部、カーボンブラック[三菱化成
(株)製 MA100]7部、ポリプロピレンワックス
[三洋化成製 ビスコール550P]4部および荷電制
御剤[保土谷化学工業(株)製 スピロンブラックTR
H]2部を均一混合した後、内温150℃の二軸押しだ
し機で混練、冷却物をジェットミルで微粉砕し、ディス
パージョンセパレーターで分級し平均粒径12μmのト
ナーをそれぞれ得た。得られたトナーの、50℃におけ
る化合物(C)の分散性、分散粒径及び80℃以上での
溶融状態の程度は、顕微鏡用加熱冷却装置(ジャパンハ
イテック製TH 600RH)を備えた光学顕微鏡(ニ
コン製 OPTIPHOT−POL)を用いて確認し
た。結果を表3に示す。
【0038】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 SP値 Mw 融点 溶融粘度 ℃ (120℃) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例3 (C−1) 7.5 1200 60 20 実施例4 (C−2) 8.4 600 100 35 実施例5 (C−3) 8.8 750 75 60 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例2 (D−1) 6.1 600 50 10 比較例3 (D−2) 6.6 2000 110 1500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (C−1):ペンタエリスリトールテトラステアレート (C−2):NN−エチレンビスオレイン酸アミド (C−3):ウレタンワックス(HAD8050 日本
精蝋製) (D−1):パラフィンワックス (D−2):酸化型ポリエチレンワックス
【0039】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 50℃ 100℃に ΔSp+1.2logMWの値 状態 分散粒径 昇温時の μm 構造変化 (注1) (注2) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例3 ○ 1.0 ◎ 6.0 実施例4 ○ 2.5 ○ 4.7 実施例5 ○ 1.5 ◎ 4.4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例2 ○ 10< × 7.1 比較例3 × − × 7.2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (注1):分散状態をとる…○ 分散状態をと
らない…× (注2):(C)が(A)に完全に溶け込む …◎ (C)が(A)に一部溶け込む …○ (C)が(A)に溶け込まない …×
【0040】試験例5 実施例1〜3、比較例1〜2で得たトナーの各々3部に
フェライトキャリア(パウダーテック(株)製 F−1
00)97部を均一混合し、現像剤を作製した後、市販
複写機((株)東芝製BD−7720)を用いて紙上に
トナー像を転写し、転写された紙上のトナーを市販複写
機(シャープ(株)製 SF8400A)の定着部を改
造して、A4紙35枚/分のスピードでMFTの評価を
行った。テスト結果は表3に示す。なお、表中の数字
は、画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機
(摩擦部=紙)により5回の往復回数で摩擦し、摩擦後
のベタ部の画像濃度が70%以上残存していたコピーを
得た時のヒートロール温度である。
【0041】試験例6 実施例3〜5、比較例2〜3で得たトナーの各々3部に
フェライトキャリア(パウダーテック(株)製 F−1
00)97部を均一混合し、現像剤を作製した後、市販
複写機((株)東芝製BD−7720)を用いて紙上に
トナー像を転写し、転写された紙上のトナーを市販複写
機(シャープ(株)製 SF8400A)の定着部を改
造して、A4紙10枚/分のスピードでHOTの評価を
行った。テスト結果は表3に示した通りである。なお、
表中の数字は、トナーがホットオフセットした時のヒー
トロールの温度である。
【0042】試験例7 実施例3〜5、比較例2〜3で得たトナーの各々10g
を20ccのスクリュー管に入れ、50℃×40%RH
で24時間放置し、トナーの凝集の程度により耐熱保存
性を4段階にランク付けで評価した。テスト結果を表3
に示す。 ◎・・・全く凝集なし。 ○・・・わずかに凝集するがスクリュー管に軽い衝撃を
与えると再分散する。 △・・・トナーの1/4程度が凝集しスクリュー管に軽
い衝撃を与えても再分散しない。 ×・・・凝集の程度が顕著でスクリュー管に強い衝撃を
与えても再分散しない。
【0043】試験例8 実施例3〜5、比較例2〜3得たトナーの各々3部にフ
ェライトキャリア(パウダーテック(株)製 F−10
0)97部を50CCのガラス瓶に入れ、25℃、50
%RHの温湿度調整室に12時間放置した後、25℃、
50%RHの条件でターブラーシェーカーミキサーで1
00rpmで30分間、攪拌し、摩擦帯電させた。その
後、(株)東芝製ブローオフ帯電量測定機で測定した結
果を表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】本発明により得られたトナー(実施例3〜
5)は、いずれも比較例(比較例2〜3)に比べ、耐熱
保存性および耐ホットオフセット性を維持しつつ低温定
着性が大幅に優れることが判る。また、表3の実施例3
〜5のトナーについて1万枚連続コピーを行った。1万
枚コピー後の画質は、初期の画質と同じであり、スペン
トの発生、フィルミング等も認められず、耐久性に優れ
ていることが判る。
【0046】実施例6〜8 温度計、トルク検知器の付いた攪拌機、冷却器および窒
素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールAのPO付
加物(水酸基価 320)308部、ビスフェノールA
のEO付加物(水酸基価 340)379部、テレフタ
ル酸312部およびジブチルチンオキサイド2.5部を
入れて、製造例1と同様に酸価が10になった時点で反
応を停止しSp値9.9のポリエステル(A1−2)を
得た。(A1−2)のTg59℃、軟化点110℃であ
った。さらに(A1−2)100部に対して実施例3〜
5で用いた化合物(C−1)〜(C−3)および比較例
2、3で用いた(D−1)、(D−2)を10部入れ、
1時間攪拌混合してトナーバインダー組成物とした。次
いで、該トナーバインダー組成物95部、有彩顔料ファ
ーストゲン マゼンタ[大日本インキ工業(株)製 R
−11]5部を均一混合した後、内温150℃の二軸押
しだし機で混練、冷却物をジェットミルで微粉砕し、デ
ィスパージョンセパレーターで分級し平均粒径9μmの
トナーをそれぞれ得た。得られたトナーの、50℃にお
ける化合物(C)の分散性、分散粒径及び80℃以上で
の溶融状態の程度は、顕微鏡用加熱冷却装置(ジャパン
ハイテック製TH 600RH)を備えた光学顕微鏡
(ニコン製 OPTIPHOT−POL)を用いて確認
した。結果を表5に示す。
【0047】
【表5】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 50℃ 100℃に ΔSp+1.2logMWの値 状態 分散粒径 昇温時の μm 構造変化 (注1) (注2) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例6 ○ 0.5 ◎ 6.1 (C−1) 実施例7 ○ 2.0 ○ 4.8 (C−2) 実施例8 ○ 1.0 ◎ 4.5 (C−3) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例3 ○ 10< × 7.2 (D−1) 比較例4 × − × 7.3 (D−2) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (注1):分散状態をとる…○ 分散状態をと
らない…× (注2):(C)が(A)に完全に溶け込む …◎ (C)が(A)に一部溶け込む …○ (C)が(A)に溶け込まない …×
【0048】試験例5、6の定着部をシリコンゴム製の
ヒートローラーとシリコンオイル供給装置付きの定着機
に換えた以外は同様にしてMFT、HOTを、試験例
7、8と同様にして耐熱保存性および摩擦帯電量を測定
した。評価結果を表6に示す。
【表6】
【0049】本発明により得られたトナー(実施例6〜
8)は、いずれも比較例(比較例4〜5)に比べ、耐熱
保存性および耐ホットオフセット性を維持しつつ低温定
着性が大幅に優れることが判る。 実施例9、比較例4 懸濁重合法によって得られた数平均分子量28万、重量
平均分子量76万、ガラス転移点62℃のスチレン/ア
クリル酸n−ブチル(80重量%/20重量%)共重合
体40部と、溶液重合法によって得られた数平均分子量
2,500、重量平均分子量5,900、ガラス転移点
62℃のポリスチレン60部および(B−4)4部を冷
却管、攪拌機付コルベンに仕込み、窒素置換した後、キ
シレン120部を加えさらに窒素置換を行った。攪拌し
ながら還流温度まで昇温し、還流下3時間攪拌を続行し
た。その後ラインを切り替え、常圧で180℃まで昇温
しながら脱揮した。180℃になった時点で減圧に切り
替え、20mmHgに到達後1.5時間脱揮してSp値
9.9のスチレン/アクリル共重合体(A3)を得た。
(A3)に(C−1)を10部入れ、実施例3〜5と同
様にして平均粒径10μの本発明のトナーを得た。(C
−1)の代わりにポリエチレンワックス(D−3)(S
p値6.1、分子量2000)を用いて以外は実施例9
と同様にして比較用の平均粒径10μのトナーを得た。
得られたトナーの、50℃における化合物(C)の分散
性、分散粒径及び80℃以上での溶融状態の程度は、顕
微鏡用加熱冷却装置(ジャパンハイテック製TH 60
0RH)を備えた光学顕微鏡(ニコン製 OPTIPH
OT−POL)を用いて確認した。結果を表7に示す。
【0050】
【表7】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 50℃ 100℃に ΔSp+1.2logMWの値 状態 分散粒径 昇温時の μm 構造変化 (注1) (注2) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例9 ○ 1.0 ○ 5.3 (C−1) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例6 ○ 10< × 7.1 (D−1) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0051】実施例3〜5と同様にしてMFT、HO
T、耐熱保存性および摩擦帯電量を測定した。測定結果
を表8に示す。
【表8】 本発明により得られたトナー(実施例9)は、いずれも
比較例(比較例6)に比べ、耐熱保存性および耐ホット
オフセット性を維持しつつ低温定着性が大幅に優れるこ
とが判る。また、実施例9のトナーについて1万枚連続
コピーを行った。1万枚コピー後の画質は、初期の画質
と同じであり、スペントの発生、フィルミング等も認め
られず、耐久性に優れていることが判る。
【0052】
【発明の効果】本発明のトナーバインダー組成物および
トナー組成物は、定着時に80〜150℃に加熱される
ことにより、ワックス類(B)または融点120℃以下
であり120℃の溶融粘度が10000cP以下の化合
物(C)が結着樹脂(A)と相溶し、溶融粘度が下がる
ため低温定着性が優れており、室温では、(B)または
(C)が(A)中に平均粒径5μm以下に分散している
ため耐熱保存性および耐ホットオフセット性も良好であ
る。また、帯電性および耐久性も良好である。以上述べ
たように、本発明のトナーバインダー組成物を用いたト
ナー組成物は、定着性(低温定着性および耐オフセット
性)だけでなく耐熱保存性、帯電性、耐久性など実用上
必要な性能を兼ね備えているので、、種々の速度の複写
機(とくに高速複写機)やプリンター、さらにはフルカ
ラーなどの用途に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 333 365

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂(A)と融点70℃以下のワッ
    クス類(B)からなり、(A)のSp値と(B)のSp
    値の差の絶対値が1.5以下であり、80〜150℃の
    間で(B)が(A)に相溶し、かつ、室温で(B)が
    (A)中に平均粒径5μm以下で分散していることを特
    徴とする電子写真用トナーバインダー組成物。
  2. 【請求項2】 結着樹脂(A)、融点70℃以下のワッ
    クス類(B)および着色剤からなる電子写真用トナー組
    成物において、(A)のSp値と(B)のSp値の差の
    絶対値が1.5以下であり、80〜150℃の間で
    (B)が(A)に相溶し、室温で(B)が(A)中に平
    均粒径5μm以下で分散していることを特徴とする電子
    写真用トナー組成物。
  3. 【請求項3】 結着樹脂(A)と融点120℃以下であ
    り120℃の溶融粘度が10000cP以下の化合物
    (C)からなり、下記数式(1)を満足し、かつ、室温
    で(C)が(A)中に平均粒径5μm以下で分散してお
    り、80〜150℃の間で(C)が(A)に相溶するこ
    とを特徴とする電子写真用トナーバインダー組成物。 4.0≦ΔSp+1.2logMW≦7.0 (1) [式中、ΔSpは(A)と(C)の溶解度パラメーター
    (Sp値)の差の絶対値を表し、logMWは(C)の
    分子量(但し、分子量分布がある場合は重量平均分子
    量)の対数値を表す。]
  4. 【請求項4】 結着樹脂(A)と融点120℃以下であ
    り120℃の溶融粘度が10000cP以下の化合物
    (C)および着色剤からなり、下記数式(1)を満足
    し、かつ、室温で(C)が(A)中に平均粒径5μm以
    下で分散しており、80〜150℃の間で(C)が
    (A)に相溶することを特徴とする電子写真用トナー組
    成物。 4.0≦ΔSp+1.2logMW≦7.0 (1) [式中、ΔSpは(A)と(C)の溶解度パラメーター
    (Sp値)の差の絶対値を表し、logMWは(C)の
    分子量(但し、分子量分布がある場合は重量平均分子
    量)の対数値を表す。]
  5. 【請求項5】 (A)がポリエステル樹脂(A1)、ポ
    リスチレン樹脂(A2)、スチレン/(メタ)アクリル
    共重合体(A3)およびエポキシ樹脂(A4)の群から
    選ばれる少なくとも一種である請求項1〜4のいずれか
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】 (A)が、ポリエステル樹脂である請求
    項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 (A)が、スチレン/(メタ)アクリル
    共重合体である請求項5記載の組成物。
  8. 【請求項8】 (A)と(B)または(C)の重量比
    が、100/0.1〜100/30である請求項1〜7
    のいずれか記載の組成物。
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