JPH07301685A - クロック回路 - Google Patents

クロック回路

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JPH07301685A
JPH07301685A JP6094773A JP9477394A JPH07301685A JP H07301685 A JPH07301685 A JP H07301685A JP 6094773 A JP6094773 A JP 6094773A JP 9477394 A JP9477394 A JP 9477394A JP H07301685 A JPH07301685 A JP H07301685A
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clock pulse
counter
error
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JP6094773A
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English (en)
Inventor
Koichi Odawara
孝一 小田原
Yasutomo Sakurai
康智 桜井
Takumi Nonaka
巧 野中
Eiji Kanetani
英治 金谷
Kiyoshi Sudo
清 須藤
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Kenji Hoshi
健二 星
Yukio Goto
幸雄 後藤
Mikio Uehara
幹生 上原
Yoichi Sato
陽一 佐藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報処理装置の時計機構を制御するクロック回
路に関し、内部時計9に与えるクロックパルスの数を基
準クロックの1周期毎に調整する。 【構成】基準クロックAを生成する基準クロック生成部
1と、周期の短い第1のクロックと周期がその整数分の
1の第2のクロックとを生成する基本クロック生成部2
と、それらを選択して目的クロックCを生成する目的ク
ロック生成部3と、目的クロックCをカウントし、基準
クロックAの1周期の間の目的クロックパルス数でラッ
プアラウンドする計測カウンタ4と、誤差量と誤差方向
とを計算する誤差計算部5と、誤差量を初期値とし補正
操作毎に値をカウントダウンする補正カウンタ6と、基
準クロックAの変化時点を検出して、進み誤差で目的ク
ロックパルスを抑止し、遅れ誤差で第2のクロックパル
スから余分のクロックパルスを出力するように制御する
補正制御部7とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置の時計機構
を制御するクロック回路に関する。近年、情報処理シス
テムの複雑化に伴い、時計機構の高精度化が要求されて
いる。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の時計機構は、一定の周期
で発生するクロックパルスをカウントするカウンタ回路
として実現される。カウンタの保持する値を時刻情報と
してプロセサ等が読み取って使用する。
【0003】精度の高い時計機構を構成するには、周期
精度の高いクロックパルスを発生するため精度の高い発
振器が必要である。一方、近年の情報処理システムで使
用する時計機構は分解能が高いことが要求される。従っ
て、高周波数の高精度な発振器が必要であるが、一般的
に使用できる時計機構用の高精度の発振器は周波数が低
く、逆に高周波数の発振器は精度が低い。これを両立さ
せるため、高周波数の発振器による周期の短いクロック
パルスをカウントすることにより分解能の高い時刻情報
を得る時計と、高精度の発振器による、更新周期は長い
が高精度な時計とを用意し、この高精度時計の値(時
刻)により、定期的に分解能の高い時計の値(時刻)を
書き直す方式がある。
【0004】図17は前記の方式による時計機構の構成
概念図である。基準時計100 は、基準クロック生成部1
の高精度の発振器によるクロックパルスにより動作する
カウンタである。一方、基本クロック生成部2の高周波
数の発振器によるクロックパルスは、処理装置内の内部
時計9を動作させる。
【0005】基準時計100 は、秒単位の動作なので、基
準クロック生成部1の発振器として、安価な市販の時計
用高精度の発振器が使用できる。処理装置内の内部時計
9は、プログラムのインターバルタイマ、性能測定用の
カウンタとしても使用するため、分解能が高くなければ
ならず、クロックパルスの周期は情報処理装置の仕様に
従った短い周期(高い周波数)の発振器を使用するた
め、精度はやや低い。
【0006】基準時計100 、および内部時計9をアクセ
スできる情報処理装置内のプロセサ110 が、マイクロプ
ログラム等の制御により定期的に基準時計100 の値を読
み出し、精度の良い基準時計100 の時刻を内部時計9に
書き込むことにより誤差を補正する。しかし、この方式
による補正は、補正周期を短くするとプロセサ110 の負
荷となるし、補正による時刻の不連続の影響を避けるた
めにも、1日に1度程度の長い間隔でプロセサ110 の負
荷が少なくなる時間に補正を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、補正が行われ
るまでに、発振器間の誤差が蓄積され、基準時計100
と、情報処理装置の内部時計9との時刻間に違いがでて
しまうという問題点を生じていた。例えば、内部時計9
に使用する通常の高周波数の水晶発振器の誤差は100
ppm程度であるので、2つのクロック発振器間の誤差
は、24時間経過すると、約9秒にもなってしまう。
【0008】本発明は、内部時計9に与えるクロックパ
ルスの数を、基準時計用に使用するような高精度なクロ
ックパルスの1周期毎に調整することにより、高周波数
で精度の高いものとすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1〜図7は本発明の原
理構成図である。図1は基本となる第1の発明の原理構
成を示す。図2はより具体化した第2の発明の原理構成
ならびに第3の発明の原理構成を示す。図3〜図7は第
1および第2の発明の改良発明の原理構成を示す。
【0010】第1の発明: 基準クロックパルスAを生
成する基準クロック生成部1と、基準クロックパルス
(A)より周期の短い第1のクロックパルスBと周期が
第1のクロックパルスBの整数分の1の第2のクロック
パルスとを生成する基本クロック生成部2と、第1また
は第2のクロックパルスを選択して目的クロックパルス
Cを生成する目的クロック生成部3と、目的クロックパ
ルスCをカウントし、基準クロックパルスAの1周期の
間の誤差0のときの目的クロックパルスの数すなわち計
算標準数でラップアラウンドする計測カウンタ4と、基
準クロックパルスAの検出時点に、計測カウンタ4の値
が所定値より小であれば進み誤差、所定値より大であれ
ば遅れ誤差と判定して誤差方向信号として出力し、か
つ、進み誤差の場合は計測カウンタ4の値を誤差量と
し、遅れ誤差の場合は計算標準数と計測カウンタ4の値
との差を誤差量として出力する誤差計算部5と、誤差量
を初期値とし、補正操作に対応してカウントダウンする
補正カウンタ6と、基準クロックパルスAを検出して、
補正カウンタ6に誤差量設定を指示し、目的クロック生
成部3に進み誤差で目的クロックパルスを抑止し、遅れ
誤差では前記の第2のクロックパルスから余分のクロッ
クパルスを出力するように指示し、補正カウンタ6にカ
ウントダウンを指示する補正操作を、補正カウンタ6の
値が0になるまで行う補正制御部7とから構成されるク
ロック回路。
【0011】第2の発明: 第1の発明において、基本
クロック生成部2は周期が基準クロックパルスの1/2
nのクロックパルスを生成し、目的クロック生成部3
は、基本クロック生成部2の出力信号を1/2に分周し
て基本クロックパルスBとし、基本クロックパルスBと
分周前の信号とを、補正制御部7の制御のもとに、選択
・抑制して目的クロックパルスCを生成することを特徴
とする。
【0012】第3の発明: 第1の発明または第2の発
明において、基本クロックをカウントし、所定の周期で
ラップアラウンドする補正周期カウンタ8を設け、補正
制御部7は、補正周期カウンタ8がラップアラウンドす
る毎に目的クロックパルスの補正操作を行うことを特徴
とする。
【0013】第4の発明: 第1の発明または第2の発
明において、計測カウンタ4の下位の値が特定の値にな
ったことを判定する下位判定部80を設け、補正制御部7
は、下位判定部80が判定を示すときに、目的クロックパ
ルスの補正操作を行うことを特徴とする。
【0014】第5の発明: 第1の発明ないし第4の発
明において、誤差量変換部50を設け、誤差計算部5の出
力の誤差量と所定値を比較し、誤差量が所定値を越える
値であった場合、誤差量を所定値に変換して補正カウン
タ6にセットすることを特徴とする。
【0015】第6の発明: 第1の発明ないし第5の発
明において、誤差量変換部50を設け、誤差計算部5の出
力の誤差量と所定値を比較し、誤差量が所定値を越えな
い場合は、誤差量を0に変換して補正カウンタ6にセッ
トすることを特徴とする。
【0016】第7の発明: 第1の発明ないし第6の発
明において、情報処理装置内の特定の信号を検出する開
始制御部45を設け、特定の信号を検出すると一定の時
間、計測カウンタ4のカウント開始を抑止することを特
徴とする。
【0017】第8の発明: 第1の発明ないし第7の発
明において、計測カウンタ4は、計算標準数より大きい
数でラップアラウンドするカウンタであり、計測カウン
タ4の値と計算標準数の1/2とを比較する計算標準数
判定部40を設け、計算標準数判定部40は、一致と判定し
た時に、計測カウンタ4の最大値から計算標準数の1/
2を引いた値を計測カウンタ4にセットし、誤差計算部
5は、計測カウンタ4の最上位ビットの値を進み遅れ信
号とし、進みのとき計測カウンタ4の値を、遅れのとき
計測カウンタ値の補数を誤差量とすることを特徴とす
る。
【0018】第9の発明: 第1の発明ないし第7の発
明において、基本クロック生成部2は、目的クロックパ
ルスの周期より少し周期が短い基本クロックパルスBを
発生させるものであり、目的クロック生成部3は、基本
クロックパルスBを補正制御部7の制御のもとに通過/
抑止を行うことにより、目的クロックパルスを生成し、
誤差計算部5は、計測カウンタ4の値を誤差量として出
力し、補正制御部7は、基準クロックパルスAを検出し
て、補正カウンタに誤差量設定を指示し、目的クロック
生成部3に補正カウンタ6の値が0でない間基本クロッ
クパルスAを抑止させることを特徴とする。
【0019】第10の発明: 第1の発明ないし第7の
発明において、基本クロック生成部2は、目的クロック
パルスの周期より少し周期が長い基本クロックパルスB
を発生させるものであり、誤差計算部5は、計算標準数
と計測カウンタ4の値との差を誤差量として出力し、補
正制御部7は、基準クロックパルスAを検出して、補正
カウンタ6に誤差量設定を指示し、目的クロック生成部
3に補正カウンタ6の値が0でない間、第2のクロック
パルスまたは分周前のクロックパルスから余分のクロッ
クパルスを出力するように指示することを特徴とする。
【0020】
【作用】
第1の発明:図1において、基準クロック生成部1は周
期は長いが高精度の基準クロックパルスAを生成する。
内部に発振器をもっていてもよいし、外部より時報等の
高精度の信号を取り込んでもよい。基本クロック生成部
2は基準クロックパルスAの1/nの周期の(n倍の周
波数の)目的クロックパルスの基になる第1のクロック
パルスとその整数分の1の周期の第2のクロックパルス
とを生成する。目的クロック生成部ではそれらを選択・
抑制することによりクロックパルス数を調整して目的ク
ロックCとし、内部時計9に供給する。
【0021】目的クロック生成部3は、通常状態(補正
操作を行っていない状態)では、基本クロック生成部2
の第1のクロックパルスを選択し目的クロックパルスと
して出力する。
【0022】計測カウンタ4は、目的クロックパルスの
パルス数のカウントアップを行っており、基準クロック
パルスの1周期の間に発生する誤差がないときの目的ク
ロックパルスの数(以後計算標準数:nという)でラッ
プアラウンドする。つまり、計算標準数まで数えた後、
値は0に戻る。なお、言い換えれば、計算標準数は、基
準クロックパルス周期を誤差0のときの目的クロックパ
ルス周期で除算した値として得られるものである。
【0023】基準クロックパルスAと目的クロックパル
スCの周期に誤差がなければ、次の基準クロックパルス
の検出時点(例えば立上りタイミング)では、計測カウ
ンタ4の値は必ず0となる。もし、目的クロックパルス
が進んでしまった(周期が短い:クロックパルス数が多
い)場合は、次の基準クロックパルスの検出時点では、
計測カウンタ4の値は、計算標準数より多いクロック数
の値となる(進みの誤差量)。もし、目的クロックパル
スが遅れてしまった(周期が長い:クロックパルス数が
少ない)場合は、次の基準クロックパルスの検出時点で
は、計測カウンタ4の値は、計算標準数から少ない分の
クロック数を引いた値となる(遅れの誤差量の補数)。
【0024】目的クロックパルスの進み遅れの判定は、
理論的には計測カウンタ4が計算標準数の1/2未満な
ら進みで、それ以上なら遅れとなる。通常、誤差は大き
くないので、適当な数を境にして計測カウンタ4の値が
少なければ進み、多ければ遅れと判定してもよい。
【0025】誤差計算部5では、上記のように計測カウ
ンタ4の値を監視し、目的クロックパルスが進んでいる
か、遅れているかを判定し、進みの場合は、計測カウン
タ4の値を誤差量とし、遅れの場合は、計算標準数から
計測カウンタ4の値を減算した結果を誤差量として出力
する。
【0026】補正カウンタ6は、基準クロックパルスA
の検出時点で補正制御部7の指示により、誤差計算部5
の出力である誤差量をセットする。補正制御部7は、補
正カウンタ6の値が0でない時に、進み遅れに対応して
補正指示信号を送出する。補正指示を受けると、目的ク
ロック生成部3は、進み補正指示時には、目的クロック
パルスを1サイクル間停止し、遅れ補正指示時には、目
的クロックパルスとして、第2のクロックパルスをもと
に1サイクル間余分のパルスを出力する。補正指示時
は、同時に補正カウンタ6の値を補正量に対応してカウ
ントダウンする。この補正動作は、補正カウンタ6の値
が0になるまで繰り返して行う。
【0027】このようにして、基準クロックパルスの検
出毎に、目的クロックパルスの数の誤差量が計算され、
基準クロックパルスの1周期の内に目的クロックパルス
の数を誤差量で決められた数だけ減少/増加させるの
で、結果として、基準クロックと目的クロックとの誤差
が補正される。
【0028】基準クロックパルスの1周期という短い期
間で補正され、内部時計9の時刻の狂いは累積されな
い。 第2の発明:図2において、基本クロック生成部2は、
基準クロックパルスの1/2nの周期のクロックパル
ス、すなわち、誤差がない場合の目的クロックパルスの
1/2の周期の(2倍の周波数の)クロックパルスを生
成する。これを目的クロック生成部3によって1/2に
分周して基本クロックパルスBとし、基本クロックパル
スBと分周前の信号とを、補正制御部7の制御のもと
に、選択・抑制して目的クロックパルスCを得る。
【0029】第3の発明:〔補正の平均化〕 図2において、補正周期カウンタ8は、基本クロックB
をカウントし、所定値となった時に値0に戻る。つま
り、基本クロック周期×所定値の周期でラップアラウン
ドし、同時に補正制御部7に補正タイミング指示を出力
する。補正制御部7は、補正カウンタ6の値が0でな
く、かつ補正周期カウンタ8から補正タイミング指示が
出された時に、補正指示を出力する。この1回の補正操
作では、目的クロックパルスを1サイクルだけ補正す
る。次の補正は、また補正周期カウンタが所定値となっ
た時である。
【0030】従って、目的クロックパルスの補正を、一
定の間隔をおいて1サイクルだけ行うので、補正動作時
の目的クロックパルスの周期変化量を平均化することが
できる。これは、処理装置の性能測定など、目的クロッ
クパルスを使う内部時計を短時間で使用する場合に効果
が大きい。
【0031】第4の発明:〔第3の発明の簡易化〕 図3において、計測カウンタ4の下位複数ビットが、下
位判定部80に入力され、値が予め決められた所定値と比
較され、一致した時に、補正タイミング指示を出力す
る。
【0032】第2の発明とほぼ同様の効果が、カウンタ
をもたずに得られるため、ハードウェア量の削減が可能
である。 第5の発明:〔誤差量変換〕 補正カウンタ6のが保持可能な最大値(所定値)を越え
る誤差があった場合、誤差計算部5の誤差量出力の上位
桁が無視されるため補正カウンタ6には非常に少ない値
がセットされる。従って補正が充分でなく、後々まで影
響が残る。
【0033】図4において、本発明では、この場合に誤
差量変換部50で保持可能な最大値を誤差量として、補正
カウンタ6に出力する。従って、第1〜第4の発明にお
いて、何らかの要因で一時的に、補正カウンタ6の保持
可能な最大値を越える誤差が発生してしまっても、以後
の発生誤差が少なければ、速やかに収束させることがで
きる。
【0034】第6の発明:〔過剰補正の防止〕 図4において、誤差量変換部50は、誤差計算部5にて計
算された誤差量が所定値を越える値であった時は、その
まま補正カウンタ6に出力し、誤差量が所定値を越えな
い値であった時は、誤差量を値0に置き換えて補正カウ
ンタに出力する。従って、発生誤差が所定値以下であれ
ば補正動作を行わないので、ほぼ正確な基本クロック、
従ってほぼ正確な目的クロックがでているときに頻繁に
補正動作が行われることがない。結果的に変動幅が小さ
くなる。
【0035】第7の発明:〔初期の乱れ防止〕 図5において、開始制御部45は、情報処理装置の特定状
態(例えばリセット、内部時計の時刻設定)を検出し、
その状態解除後に基準クロックパルスAをカウントす
る。そして所定回数の基準クロックパルスをカウントし
たら、計測カウンタ4と補正制御部7にスタート指示を
出力する。このスタート指示により、計測カウンタ4は
動作を開始し、誤差の計測、補正を開始する。
【0036】従って、所定時間経過後に誤差計測、補正
が開始されるので、情報処理装置の特定状態によりクロ
ック回路が一時的に不安定な動作をしても、その期間を
無視することができ、計測カウンタ4に大きな値が入っ
たため補正が長時間にわたるようなことを防止できる。
【0037】第8の発明:〔誤差計算の方式〕 図6において、計測カウンタ4は、値0より目的クロッ
クパルスをカウントアップしていくが、計算標準数判定
部40は、計測カウンタ4の値が、計算標準数の1/2値
となったことを判定すると、セット指示を送出する。計
測カウンタ4は、セット指示がくると、最大値−(計算
標準数の1/2値)の値をセットする。2進カウンタな
らば、計測カウンタ4のビット数をnとした場合、2n
−1−(計算標準数の1/2値)の値である。それから
さらに計算標準数の1/2値分目的クロックパルスをカ
ウントアップすると値0に戻る。従って、目的クロック
パルスに誤差がない場合、基準クロックパルスAの検出
時点では、計測カウンタ4は、必ずオール1からオール
0にラップアラウンドする。従って、誤差計算部5で
は、計測カウンタ4の最上位ビットが‘0’ならば進
み、`1' ならば遅れと判定できる。また、誤差量は、進
みの場合は、計測カウンタ4の値そのもの(第1の発明
と同様)を、遅れの場合は、計測カウンタ4の補数値を
使用すればよい。よって、誤差計算部5の遅れ進み判定
回路と遅れ誤差量計算回路とが簡単になる。
【0038】なお、誤差計算部5の遅れ誤差計算時、計
測カウンタ4の基数−1の補数(2進カウンタならば、
1の補数)を計算して誤差量とすれば、さらに簡単にな
る。この場合、前述したように、実際の誤差は計測カウ
ンタ4の基数の補数のため、実際の値より1だけ少ない
値になるが、その分は、次の誤差計算タイミングまでに
発生した誤差に加えられ、次のサイクルで処理されるこ
とになるので特に問題とはならない。
【0039】第9の発明:〔進み補正への限定〕 図7において、基本クロック生成部2は内部時計9が必
要とする周期より少し短い周期のクロックパルスを生成
する。従って、第1の発明と同じ回路を使用しても、誤
差は必ず進み誤差である。
【0040】本発明は、第1の発明等から、遅れ誤差に
対応するための用意を削除したものである。第1の発明
では短い期間の目的クロックの周期の変動が1/2から
2倍に及ぶが、本発明では通常は少し短く時々延びるだ
けであり、変動幅が少ない利点がある。
【0041】第10の発明:〔遅れ補正への限定〕 基本クロック生成部2は内部時計9が必要とする周期よ
り少し長い周期のクロックパルスを生成する。従って、
第1の発明と同じ回路を使用しても、誤差は必ず進み誤
差である。本発明は、第1の発明等から、進み誤差に対
応するための用意を削除したものである。
【0042】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図9は第2の発明と第3の発明を適用した第1の
実施例のブロック図を示す。図2と同一の機能のもの
は、同一の符号を付して示す。また、図8に目的クロッ
ク生成部3の動作説明図を示す。
【0043】目的クロック生成部3内の分周器31には、
基本クロックの半分の周期のクロック信号が入力され、
2分周してマルチプレクサ回路32に入る。目的クロック
パルスの補正がない場合、つまり、補正制御部7からの
進み補正指示、遅れ補正指示が出ていない場合は、
この分周器31の出力が、マルチプレクサ回路32で選択さ
れ、AND回路33で元のクロック信号とアンドされて、
目的クロックパルスとして出力される。よって補正を行
わない場合の周期は、入力されたクロックの2倍とな
る。この時の目的クロックパルスは、図8のタイムチャ
ートのa点のようになる。
【0044】進み補正時は、進み補正指示がオンとな
り、マルチプレクサ回路32で値‘0’が選択され、AN
D回路33でアンドされ、目的クロックパルスは抑止され
る。この時の目的クロックパルスは、タイムチャートの
b点のようになる。
【0045】遅れ補正時は、遅れ補正指示がオンとな
り、マルチプレクサ回路32で値‘1’が選択され、AN
D回路33でアンドされ、目的クロックパルスは入力され
たクロック信号と同じとなる。よって、周期は補正なし
の時の1/2となる。この時の目的クロックパルスは、
タイムチャートのc点のようになる。
【0046】このように、目的クロックパルスが進みの
場合は抑止し、遅れの場合には周期を1/2とする(ク
ロックパルスを1つ増やす)ことで、目的クロックパル
スの数の誤差を1つ補正できたことになる。
【0047】計測カウンタ4内のカウンタ41は、基準ク
ロックパルスの1周期を目的クロックパルスでカウント
できるだけのビット数を備えたアップカウンタである。
電源投入時、リセット信号がオンとなり、OR回路43を
通り、カウンタ41にロード指示を与える。カウンタのロ
ード入力には値0を入れているので、カウンタ41にはオ
ール0がセットされる。すなわちリセットされる。
【0048】リセット解除、即ちリセット信号がオンか
らオフとなると、カウンタ41のスタート入力には値1が
入っているので、クロック入力に接続されている目的ク
ロックパルスのカウントを開始する。
【0049】カウンタ41の値は、比較器42で計算標準数
(基準クロックパルス周期÷目的クロックパルス周期)
と比較され、一致した時に、OR回路43を通して、カウ
ンタ41にロード指示を出す。一般にカウンタのロードは
クロック同期のため1クロック遅れるので、その場合に
比較する値は、計算標準数−1とする。
【0050】このように、カウンタ41は、目的クロック
パルスに誤差がなければ、基準クロックパルスの周期
で、値0よりカウントアップし、計算標準数に達すると
値0に戻る動作を行っている。
【0051】誤差計算部5内の比較器51は、計測カウン
タ4の出力を計算標準数の1/2値と比較し、その値以
上なら遅れとし、その値未満なら進みとする。なお誤差
量は通常少ないので、それを前提にすれば、比較値は正
確に計算標準数の1/2である必要はなく、適当に大き
な値であればよい。例えば、カウンタ41の最上位ビット
の値が‘0’なら進み、‘1’なら遅れとしてもよい。
【0052】進み時は、計測カウンタ4の値そのものが
誤差なので、計測カウンタ4の出力がマルチプレクサ回
路53で選択され、誤差量として出力される。遅れ時は、
計算標準数−計測カウンタ4の値が誤差なので、減算器
52で計算され、その出力がマルチプレクサ回路53で選択
され、誤差量として出力される。
【0053】補正カウンタ6内のカウンタ61は、予想さ
れる誤差量の最大値を保持できるビット数を備えたダウ
ンカウンタである。電源投入時、リセット信号がオンと
なり、OR回路63を通り、カウンタ61にロード指示が与
えられる。この時のロード値は、マルチプレクサ回路64
で値0が選択されるので、オール0がセットされる。す
なわちリセットされる。
【0054】基準クロックパルスは、リセット解除時、
オフからオンつまり立ち上がりとなるので、立上り検出
回路74で基準クロックパルス立ち上がりを検出した時点
で本クロック回路全体の動作が開始する。リセット解除
後に、基準クロックパルスが立ち上がると、立上り検出
回路74から誤差保持指示が出力される。この誤差保持指
示は、補正カウンタ6のOR回路63を通り、カウンタ61
のロードを指示する。この時のロード値は、マルチプレ
クサ回路64で誤差計算部5の出力の誤差量が選択され
る。同時に、レジスタ71に遅れ進み情報が保持される。
【0055】カウンタ61に誤差量がロードされると、非
0判定回路62で出力が0かどうかが判定され、0でなけ
れば誤差残り指示が出力される。補正制御部7は、誤差
残り指示がオンで、補正周期カウンタ8のカウンタ81の
値が0になるごとに、レジスタ71が進み補正を示せば進
み補正指示をオンにし、レジスタ71が遅れ補正を示せ
ば遅れ補正指示をオンにする。
【0056】補正カウンタ6内のカウンタ61は、進み補
正指示または遅れ補正指示が出されるタイミングで
スタート指示が与えられカウントダウンを行う。この動
作はカウンタ61が0になるまで、つまり残り誤差量が0
になるまで行われる。
【0057】以上のような動作で、図8に示すように、
基準クロックパルスの立ち上がり毎に、計測カウンタの
値より誤差を計算し、誤差があった場合は、その誤差の
分だけ、目的クロックパルスを追加、削除することによ
って補正を行い、基準クロックと同期がとれるようにし
ている。なお、図8は補正周期カウンタ8のカウント数
が2の場合を示している。従って、目的クロックパルス
の2個(2サイクル)毎に1回補正される。このカウン
タのカウント数を多くすれば補正周期が長くなるので補
正が平均化され、直線性がよくなる。
【0058】例えば、基準クロックパルスの周期を1
秒、目的クロックパルスの周期を1マイクロ秒とする
と、計算基準数は10の6乗であり、計測カウンタ4の
カウンタ41のビット数は20ビットあればよい。2つの
発振器間の誤差を100ppmとすると、最大の誤差量
は100パルスであるので補正カウンタ6のカウンタ6
1は7ビットあればよいが、もっと多くすれば一時的な
大変動にも対応できる。また誤差の最大値は100マイ
クロ秒となる。1秒間(基準クロック周期)に100パ
ルス(誤差量)を分散して補正する方がよいので、補正
周期カウンタ8は、10〜13ビット程度にするのがよ
い。
【0059】図11は第4の発明(第3の発明の簡易
化)に対応する実施例の要部ブロック図を示す。補正周
期は正確である必要はないので、計測カウンタ4の下位
nビットを補正周期カウンタ8の代用として使用するこ
とができる。比較器82で計測カウンタ4の下位nビット
がオール0となったことを検出して、補正タイミング指
示を出せばよい。この場合の補正タイミング発生周期
は、比較ビット数をnとした時は、目的クロックパルス
の周期の2n 倍となる。
【0060】図12は第5の発明(誤差量変換)に対応
する実施例の要部ブロック図を示す。誤差量変換部50に
より、誤差計算結果の誤差量出力が所定値(補正カウン
タ6のカウンタ61に保持できる誤差最大値)と比較して
誤差が最大値を越える値であれば、誤差最大値を誤差量
として出力するようにすれば、補正カウンタ6のカウン
タ61のビット数が少なくても問題が少ないようにでき
る。
【0061】図13は第6の発明(過剰補正の防止)に
対応する実施例の要部ブロック図を示す。誤差量変換部
50により、逆に誤差計算結果の誤差量出力を所定値と比
較し、誤差が所定値以下であれば誤差量として値0を出
力するようにすれば、誤差が進み遅れの両方にまたがっ
て振れているような場合に、余計な補正をしなくて済
む。
【0062】図14は第7の発明に対応する実施例の要
部ブロック図を示す。リセット時、リセット信号は計測
カウンタ41に0をセットする。同時に開始制御部45のフ
リップフロップ46、47のクリア端子に入力されるので、
クリアされ、値‘0’がカウンタ41のスタート端子に入
るため、カウンタ41は停止のままとなる。
【0063】リセット解除、すなわちリセット信号オン
からオフ後、反転回路48を通り、値‘1’がフリップフ
ロップ46に入力される。1つ目の基準クロックパルス変
化時に、フリップフロップ46がセットされ、2つ目の基
準クロックパルス変化時に、フリップフロップ47がセッ
トされる。そして、カウンタ41のスタートがオンとな
り、カウント動作が開始される。つまり、この実施例で
は、リセット後の2つ目の基準クロックパルス変化時よ
り、計測カウンタをスタートさせている。
【0064】他の動作については、第1の実施例と同様
である。開始制御部45のリセット入力の代わりに、プロ
セサが内部時計9を書き替えることを示す信号を入力す
ると、同様に時刻変更後の2つ目の基準クロックパルス
変化時より、計測カウンタをスタートさせることにな
り、時刻変更による乱れが収まってからクロック補正動
作を行うことができる。
【0065】図15に第8の発明に対応する実施例の要
部ブロック図を示す。電源投入時、リセット信号がオン
となり、OR回路43を通り、計測カウンタ4内のカウン
タ41にロード指示を与える。この時、マルチプレクサ回
路44が値0を選択するので、オール0がセットされる。
【0066】リセット解除後、目的クロックパルスをカ
ウントし、カウンタ41の値が、比較器42にて値Lと比較
される。このLは、計算標準数÷2−1(クロック同期
ロードカウンタの場合)である。比較器42が一致する
と、OR回路43を通してカウンタ41にロード指示を与え
る。この時、マルチプレクサ回路44は値Mを選択し、ロ
ードを行う。このMは、カウンタ41のビット数をnとし
た時、2n −L+1である。
【0067】よってこのカウンタ41の値は、0、1、
2、・・・、L−2、L−1、M、M+1、M+2、・
・・、2n −2、2n −1、0、1、2、・・・ と変
化していく。カウンタの周期は、計算標準数×目的クロ
ックパルス周期である。
【0068】誤差計算部5内の進み遅れ情報の生成方法
は、カウンタ41の最上位ビットを見ればよく、最上位ビ
ットが0ならば進み、1ならば遅れと判断できる。よっ
て、最上位ビット信号がそのまま進み遅れ情報として使
用できる。誤差量計算は、進み時はカウンタ41の値その
ものであり、遅れ時は、カウンタ41の2の補数である。
よって、カウンタ41の値と、カウンタ41の出力を反転回
路54と+1回路55を通したものとをマルチプレクサ回路
53で選択すればよい。
【0069】図16に第8の発明の実施例の誤差量計算
部の変形例の要部ブロック図を示す。遅れ時の誤差量
は、計測カウンタ値の2の補数であるが、当実施例で
は、反転回路54を通して、1の補数のまま、誤差量とし
て出力する。この場合は、実際の誤差より1少ない量が
出力される。この分は補正されないが、次の誤差計算時
に、発生誤差+1として処理されるので問題はない。
【0070】図10に第2の実施例のブロック図を示
す。本実施例は第9の発明に第3の発明を加味したもの
である。従って、第1の実施例の回路を簡単化したもの
である。
【0071】目的クロック生成部3は、誤差0と仮定し
たときの目的クロックの周期より最大誤差量に対応する
だけ短い周期の基本クロックを入力とする。従って、発
生する誤差は進み誤差に限られるので、遅れ誤差に対応
する回路は省略してある。
【0072】計測カウンタ4は、第1の実施例と同じで
ある。誤差計算部5は実質的には存在しない。補正カウ
ンタ6と補正周期カウンタ8も第1の実施例と同じであ
る。補正制御部7は、基準クロックの立ち上がりを立上
り検出回路74で検出するとフリップフロップ71をセット
し、補正カウンタ6のロードを指定する。補正周期カウ
ンタ8から補正タイミングを知らされる毎に進み補正指
示を出力する。目的クロック生成部3は進み補正指示
を受けると目的クロックをNOT回路35とAND回路
33により抑止する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報処理装置の内部時計を動作させる目的クロックパル
スの発生回数を、より精度の高い発振器より発生した基
準クロックパルスの発生時点毎に(1周期毎に)規定数
になるように補正するので、情報処理装置の内部時計の
時刻の連続性・直線性をよくし、精度を高く保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の原理構成図
【図2】 第2、第3の発明の原理構成図
【図3】 第4の発明の原理構成図
【図4】 第5、第6の発明の原理構成図
【図5】 第7の発明の原理構成図
【図6】 第8の発明の原理構成図
【図7】 第9の発明の原理構成図
【図8】 目的クロック生成部の動作説明図
【図9】 第1の実施例のブロック図
【図10】 第2の実施例のブロック図
【図11】 第4の発明に対応する実施例の要部ブロッ
ク図
【図12】 第5の発明に対応する実施例の要部ブロッ
ク図
【図13】 第6の発明に対応する実施例の要部ブロッ
ク図
【図14】 第7の発明に対応する実施例の要部ブロッ
ク図
【図15】 第8の発明に対応する実施例の要部ブロッ
ク図
【図16】 第8の発明の実施例の誤差計算部の変形例
の要部ブロック図
【図17】 従来技術の時計機構の構成概念図
【符号の説明】
1 基準クロック生成部 2 基本クロック生成部 3 目的クロック生成部 31 分周器 32 マルチプレクサ回路 33 AND回路 35 NOT回路 4 計測カウンタ 41 カウンタ 42 比較器 43 OR回路 40 計算標準数判定部 45 開始制御部 46,47 フリップフロップ 48 反転回路 5 誤差計算部 51 比較器 52 減算器 53 マルチプレクサ回路 54 比較器 55 マルチプレクサ回路 56 反転回路 57 +1回路 50 誤差量変換部 6 補正カウンタ 61 カウンタ 62 非0判定回路 63 OR回路 64 マルチプレクサ回路 7 補正制御部 71 レジスタ(フリップフロップ) 72,73 AND
回路 74 立上り検出回路 8 補正周期カウンタ 81 カウンタ 82 比較器 83 AND回路 80 下位判定部 9 内部時計 100 基準時計 110 プロセサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金谷 英治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 須藤 清 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 達也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 星 健二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 後藤 幸雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 上原 幹生 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐藤 陽一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックパルス(A)を生成する基
    準クロック生成部(1)と、 基準クロックパルス(A)より周期の短い第1のクロッ
    クパルス(B)と周期が第1のクロックパルス(B)の
    整数分の1の第2のクロックパルスとを生成する基本ク
    ロック生成部(2)と、 第1または第2のクロックパルスを選択して目的クロッ
    クパルス(C)を生成する目的クロック生成部(3)
    と、 目的クロックパルス(C)をカウントし、基準クロック
    パルス(A)の1周期の間の誤差0のときの目的クロッ
    クパルス数でラップアラウンドする計測カウンタ(4)
    と、 基準クロックパルス(A)の検出時点に、計測カウンタ
    (4)の値が所定値より小であれば進み誤差、所定値よ
    り大であれば遅れ誤差と判定して誤差方向信号として出
    力し、かつ、進み誤差の場合は計測カウンタ(4)の値
    を誤差量とし、遅れ誤差の場合は計算標準数と計測カウ
    ンタ(4)の値との差を誤差量として出力する誤差計算
    部(5)と、 誤差量を初期値とし、補正操作に対応してカウントダウ
    ンする補正カウンタ(6)と、 基準クロックパルス(A)を検出して、補正カウンタ
    (6)に誤差量設定を指示し、目的クロック生成部
    (3)に進み誤差で目的クロックパルスを抑止し、遅れ
    誤差では前記の第2のクロックパルスから余分のクロッ
    クパルスを出力するように指示し、補正カウンタ(6)
    にカウントダウンを指示する補正操作を、補正カウンタ
    (6)の値が0になるまで行う補正制御部(7)とから
    構成されるクロック回路。
  2. 【請求項2】 基本クロック生成部(2)は、基準クロ
    ックパルス(A)より周期の短いクロックパルスを生成
    し、目的クロック生成部(3)は、基本クロック生成部
    (2)の出力信号を1/2に分周して基本クロックパル
    ス(B)とし、基本クロックパルス(B)と分周前の信
    号とを、補正制御部(7)の制御のもとに、選択・抑制
    して目的クロックパルス(C)を生成することを特徴と
    する請求項1に記載のクロック回路。
  3. 【請求項3】 基本クロックをカウントし、一定周期で
    ラップアラウンドする補正周期カウンタ(8)を設け、 補正制御部(7)は、補正周期カウンタ(8)がラップ
    アラウンドする毎に目的クロックパルスの補正操作を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のク
    ロック回路。
  4. 【請求項4】 計測カウンタ(4)の下位の値が特定の
    値になったことを判定する下位判定部(80)を設け、 補正制御部(7)は、下位判定部(80)が判定を示すと
    きに、目的クロックパルスの補正動作を行うことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のクロック回路。
  5. 【請求項5】 誤差量変換部(50)を設け、誤差計算部
    (5)の出力の誤差量と所定値を比較し、誤差量が所定
    値を越える値であった場合、誤差量を所定値に変換して
    補正カウンタ(6)にセットすることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4に記載のクロック回路。
  6. 【請求項6】 誤差量変換部(50)を設け、誤差計算部
    (5)の出力の誤差量と所定値を比較し、誤差量が所定
    値を越えない場合は、誤差量を0に変換して補正カウン
    タ(6)にセットすることを特徴とする請求項1ないし
    請求項5に記載のクロック回路。
  7. 【請求項7】 情報処理装置内の特定の信号を検出する
    開始制御部(45)を設け、特定の信号を検出すると所定
    の時間、計測カウンタ(4)のカウント開始を抑止する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載のクロ
    ック回路。
  8. 【請求項8】 計測カウンタ(4)は、計算標準数より
    大きい数でラップアラウンドするカウンタであり、 計測カウンタ(4)の値と計算標準数の1/2とを比較
    する計算標準数判定部(40)を設け、 計算標準数判定部(40)は、一致と判定した時に、計測
    カウンタ(4)の最大値から計算標準数の1/2を引い
    た値を計測カウンタ(4)にセットし、 誤差計算部(5)は、計測カウンタ(4)の最上位ビッ
    トの値を進み遅れ信号とし、進みのとき計測カウンタ
    (4)の値を、遅れのとき計測カウンタ値の補数を誤差
    量とすることを特徴とする請求項1ないし請求項7に記
    載のクロック回路。
  9. 【請求項9】 基本クロック生成部(2)は、目的クロ
    ックパルスの周期より周期が短い基本クロックパルス
    (B)を発生させるものであり、 目的クロック生成部(3)は、基本クロックパルス
    (B)を補正制御部(7)の制御のもとに抑止すること
    により、目的クロックパルス(C)を生成し、 誤差計算部(5)は、計測カウンタ(4)の値を誤差量
    として出力し、 補正制御部(7)は、基準クロックパルス(A)を検出
    して、補正カウンタ(6)に誤差量設定を指示し、目的
    クロック生成部(3)に補正カウンタ(6)の値が0で
    ない間基本クロックパルス(A)を抑止させることを特
    徴とする請求項1ないし請求項7に記載のクロック回
    路。
  10. 【請求項10】 基本クロック生成部(2)は、目的ク
    ロックパルスの周期より周期が長い基本クロックパルス
    (B)を発生させるものであり、 誤差計算部(5)は、計算標準数と計測カウンタ(4)
    の値との差を誤差量として出力し、 補正制御部(7)は、基準クロックパルス(A)を検出
    して、補正カウンタ(6)に誤差量設定を指示し、目的
    クロック生成部(3)に補正カウンタ(6)の値が0で
    ない間、第2のクロックパルスまたは分周前のクロック
    パルスから余分のクロックパルスを出力するように指示
    することを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載の
    クロック回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009238211A (ja) * 2008-03-07 2009-10-15 Panasonic Corp 情報処理装置、経過時間計測方法
JP2011175645A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Fujitsu Semiconductor Ltd 較正方法及び較正装置
JP2014222857A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 富士通株式会社 クロック発生装置、及び、クロック発生方法
JP2015088025A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 セイコーエプソン株式会社 クロック生成装置、電子機器、移動体及びクロック生成方法

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