JPH07301648A - 基板検査装置および基板検査方法 - Google Patents

基板検査装置および基板検査方法

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JPH07301648A
JPH07301648A JP6094359A JP9435994A JPH07301648A JP H07301648 A JPH07301648 A JP H07301648A JP 6094359 A JP6094359 A JP 6094359A JP 9435994 A JP9435994 A JP 9435994A JP H07301648 A JPH07301648 A JP H07301648A
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JP
Japan
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scanning
data
wiring
substrate
wirings
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Application number
JP6094359A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Murai
博之 村井
Kazuhiro Kobayashi
和弘 小林
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アレイ基板状態の検査で、配線欠陥のみなら
ず、画素の欠陥の要因となるスイッチング素子や蓄積容
量の不良も検出できるようにすることを目的とする。 【構成】 所定の量の電荷を蓄積容量5に保持した状態
で、レーザー光19aをこの蓄積容量5に接続している
薄膜トランジスタ4に照射する。そして、このとき発生
する光リーク電流を、波高分析器14で検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄膜トランジスタを
用いたアクティブマトリクス型の液晶ディスプレイなど
に用いられる、スイッチング素子と蓄積容量とが形成さ
れたアレイ基板の検査装置および検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT)をスイッチ
として用いるアクティブマトリックス型の液晶ディスプ
レイの製造工程では、TFTが形成されたアレイ基板の
製造工程が完了した段階で、配線検査を行っていた。こ
のアレイ基板の検査は、次のパネル組み立て工程へ投入
する前に良否判定選別を行うために、なされるものであ
る。
【0003】図11は、このアレイ基板を検査するため
の、従来の配線検査装置を示す構成図である。同図にお
いて、41は検査対象である絶縁性基板上に形成された
TFTが形成されたアレイ基板、42はアレイ基板41
における走査配線、42a,42bは走査配線端子、4
3は走査配線42とは絶縁膜などを介して形成されたデ
ータ配線、43a,43bはデータ配線端子、44は走
査配線42とデータ配線43の交差部それぞれに形成さ
れているTFT、45は同様に走査配線42とデータ配
線43の交差部それぞれに形成されている蓄積容量、4
6は蓄積容量45を接続するための共通配線、46aは
共通配線46に外部から信号を入力するための共通配線
端子である。
【0004】また、47はアレイ基板41が載置される
検査ステージ、48は各端子に接続するプローブ、48
a,48bは複数本のプローブ48を所定の間隔で一体
に配置したプローブカード、49は各々のプローブ間の
抵抗を測定する制御測定部である。なお、このアレイ基
板41は、TFTアレイ基板に限るものではなく、半導
体基板上に形成されたMOSFETアレイ基板であって
も良い。
【0005】次に、図11に示した配線検査装置を用い
た従来のアレイ基板41の配線検査方法について説明す
る。まず、例えば、走査配線42の断線を検査するため
には、プローブカード48a,48bを、各々の走査配
線端子42a,42bに対して、プローブ48が接触す
るように位置合わせを行う。そして、全てのプローブ4
8が走査配線端子42a,42bに接触している状態
で、各々の走査配線42の抵抗を制御測定部49で測定
する。このようにして測定した走査配線42の抵抗値を
基準抵抗値と比較し、測定抵抗値が基準値以上となって
いる走査配線42を、断線が生じているものとして検出
する。
【0006】さらに、走査配線42の間の短絡を検出す
る場合、前述したプローブ48を位置合わせして接触さ
せた状態で、走査配線42の一端の走査配線端子42a
のn番目と、他端の走査配線端子42bのn+1番目の
間の抵抗を制御測定部49で測定する。この測定した抵
抗値が基準値以下の走査配線42の組を、走査配線間短
絡として検出する。これは、データ配線43の間の短絡
を検出する場合も同様である。
【0007】また、走査配線42とデータ配線43との
層間短絡を検出する場合は、走査配線端子42aとデー
タ配線端子43aを用いれば良い。これは、それぞれの
走査配線42の一端の走査配線端子42aに対し、デー
タ配線端子43a全ての間の抵抗値を制御測定部49に
より測定する。この測定した抵抗値の中で、基準抵抗値
以下である走査配線42が見つかった場合、さらに、こ
の走査配線42の走査配線端子42aとそれぞれのデー
タ配線端子43aとの間の抵抗値を順次測定し、その抵
抗値が基準値以下である走査配線42とデータ配線43
の組を層間短絡として検出する。
【0008】以上のようにして、アレイ基板41の配線
検査を行い、走査配線42およびデータ配線43の断
線,配線間短絡および層間短絡を検出する。このように
短絡などの配線欠陥のあるアレイ基板を用いて液晶パネ
ルを組み立てても、これらの欠陥は線状の表示欠陥とな
り、ディスプレイとしての商品価値を持たない。このた
め配線欠陥の無いアレイ基板を選別して次工程へ進め
る。
【0009】図12は、アレイ基板工程から液晶ディス
プレイのモジュール完成までの工程を示すフローチャー
トである。まず、アレイ基板が組み立てられると(ステ
ップS121)、このアレイ基板について上述したよう
に配線検査が行われる(ステップS122)。ついで、
この配線検査結果を判定し(ステップS123)、設定
基準以下のものは不良(NG)とされる。
【0010】次に、良品と判定されたアレイ基板はパネ
ル組み立て工程に進みパネル組み立てがなされ(ステッ
プS124)、パネル組み立てがなされるとパネル点灯
検査が行われる(ステップS125)。そして、このパ
ネル点灯検査の結果で、パネルとしての良否が判定され
る(ステップS125)。
【0011】パネル点灯検査で良品と判定されたパネル
は、実装工程において実装され(ステップS127)、
ついで液晶表示モジュールとして組み立てられる(ステ
ップS128)。最後に、液晶表示の状態を点灯検査に
より行い(ステップS129)、製品としての良否が判
定され(ステップS130)、良品と判定されたものが
モジュール完成品となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来は以上のようにな
されていたので、配線欠陥の検出は行えるが、スイッチ
ング素子であるTFT44や蓄積容量45の不良を検出
するのは困難であるという問題があった。このような、
TFT44や蓄積容量45の不良は、液晶ディスプレイ
において点状の画素欠陥となり、液晶ディスプレイの商
品価値を損なう要因の1つである。
【0013】このような不良は、液晶パネルとして組み
立てられた後に液晶パネルとして点灯する検査において
初めて検出される。このため、画素不良のあるアレイ基
板が用いられると、液晶パネルの組み立てでアレイ基板
以外に費やされる材料などの製造コストが無駄になって
しまう。
【0014】一方、パネル組み立て工程においても、液
晶や対向基板に基づく画素不良の要因がある。従って、
パネル組み立て工程後に行われる点灯検査で、点状の画
素欠陥不良が発見されても、これらの不良要因がパネル
組み立て工程で発生したものか、アレイ基板の時点で有
していたものかの区別ができない。このため、発生した
画素欠陥の原因が判定しにくいという問題があった。
【0015】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、アレイ基板状態で、配線
欠陥のみならず、画素の欠陥の要因となるスイッチング
素子や蓄積容量の不良も検出できるようにすることを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の基板検査装置
は、薄膜トランジスタなどのスイッチング素子を用いた
アクティブマトリックス型の液晶ディスプレイを構成す
るアレイ基板を検査するものであって、そのアレイ基板
の走査配線に信号を供給する走査信号発生手段と、デー
タ配線に信号を供給するデータ信号発生手段と、スイッ
チング素子個々にレーザー光を順次照射するレーザー照
射手段と、データ配線から信号を取り出す信号取り出し
手段とから構成されていることを特徴とする。(請求項
1) また、アレイ基板の複数の走査線の少なくとも一端を互
いに共通接続させた構造としたことを特徴とする。(請
求項2)
【0017】そしてまた、データ配線に信号を供給する
ためのプローブおよびデータ配線から信号を取り出すた
めのプローブの少なくとも一方を、複数のデータ配線の
一端に設けられた検査端子に順次走査させるプローブ走
査手段と、レーザー光を、検査対象のスイッチング素子
上にデータ配線と平行に走査させるレーザー走査手段
と、レーザー光が走査する位置を、検査端子を順次走査
できるプローブの走査と連動して、走査配線と平行な方
向に移動させる走査移動手段とを備えたことを特徴とす
る。(請求項3)
【0018】また、アレイ基板を走査配線と平行な方向
に移動させる基板移動手段と、レーザー光を少なくとも
データ配線と平行に走査させるレーザー走査手段とを備
えるようにしたことを特徴とする。(請求項4)また、
データ配線に信号を供給するためのプローブおよびデー
タ配線から信号を取り出すためのプローブの、少なくと
も一方に信号経路を接続あるいは切り離すためのスイッ
チ手段を備えたことを特徴とする。(請求項5)
【0019】また、データ配線に信号を供給するための
プローブおよびデータ配線から信号を取り出すためのプ
ローブの少なくとも一方が複数本のプローブを一体とし
た構造とし、その複数本を一体としたプローブの各々
に、信号の経路を接続あるいは切り離すためのプローブ
切り替え手段を備えたことを特徴とする。(請求項6)
また、アレイ基板の複数のデータ配線の一端が短絡した
構造であり、データ配線の他端が結合容量を介して同一
端子に接続された構造であることを特徴とする。(請求
項7)
【0020】また、アレイ基板の複数のデータ配線の一
端が短絡した構造であり、複数のデータ配線の他端が抵
抗を介して同一端子に接続された構造であり、複数のデ
ータ配線の各々の近傍に電流の変化を検出するためのコ
イルを形成したことを特徴とする。(請求項8)また、
コイルがアレイ基板で用いる走査線,データ配線,表示
画素電極,共通配線および一方の主電極か制御電極を形
成する材料の内、何れか2種類以上によって形成されて
いることを特徴とする。(請求項9)
【0021】また、アレイ基板の前記走査配線の少なく
とも一端に形成された駆動回路を備え、複数のデータ配
線の少なくとも一端が短絡した構造であることを特徴と
する。(請求項10)また、アレイ基板の走査配線の少
なくとも一端の駆動回路と、データ配線の一端の駆動回
路とが一体として形成された構造であることを特徴とす
る。(請求項11)
【0022】また、この発明の基板検査方法は、TFT
などのスイッチング素子を用いたアクティブマトリック
ス型の液晶ディスプレイを構成するアレイ基板を検査す
るものであって、スイッチング素子をオン状態として蓄
積容量に電荷を書き込み、次いで、スイッチング素子を
オフ状態として蓄積容量の電荷を少なくとも1m秒以上
の時間保持し、そして、スイッチング素子にレーザー光
を照射し、このレーザ光照射により発生する前記スイッ
チング素子に接続している蓄積容量の電荷を読み出すよ
うにしたことを特徴とする。(請求項12)また、第2
の段階における電荷を保持する時間を変えて、第1から
第3の段階を繰り返して蓄積容量の電荷を読み出すこと
を特徴とする。(請求項13)
【0023】
【作用】上記のように構成された基板検査装置では、レ
ーザー光を照射したことにより発生するスイッチング素
子の光リーク電流が、データ配線よりパルス状の波形と
なって検出される。また、走査配線の一端を全て互いに
共通接続させたので、全ての走査配線に同時に信号が供
給される。そして、プローブを走査させるようにしたの
で検査対象のデータ配線が変更され、レーザー光の走査
位置をデータ配線と平行な方向に移動するようにしたの
でそれぞれのデータ配線にレーザーが走査して照射され
る。同様に、アレイ基板を移動させることで、検査対象
のデータ配線が変更され、それぞれのデータ配線にレー
ザーが走査して照射される。
【0024】また、信号経路を切り替えるようにしたの
で、同一のプローブで信号の供給と取り出しとがなされ
る。一方、プローブ切り替え手段により、データ配線へ
入力する信号の入力先データ配線の切り替えが電気的に
行われる。また、データ配線の一端を結合容量を介して
同一端子に接続するようにしたので、定常的なリーク電
流の流入を阻止し、光リーク電流のみが選択的に検出さ
れる。
【0025】同様に、データ配線の一端に結合容量を介
してこれらを同一の端子に接続し、データ配線の近傍に
コイルを配置するようにしたので、定常的なリーク電流
を阻止し、パルス状に得られる光リーク電流のみが検出
される。また、アレイ基板を構成する材料と同一の材料
で形成するようにしたので、定常的なリーク電流を阻止
するコイルは、通常のアレイ基板の製造工程内で形成で
きる。
【0026】また、駆動回路を走査配線の一端に形成し
たので、蓄積容量への書き込みが選択した走査配線に沿
ってのみ行われる。加えて、駆動回路をデータ配線の一
端にも形成したので、蓄積容量への書き込みが選択した
データ配線に沿って行われる。一方、上記の基板検査方
法によれば、レーザー光を照射したことにより発生する
スイッチング素子の光リーク電流が、パルス状の波形と
なって検出される。そして、電荷を保持する時間を変え
て複数回光リーク電流を読み出すようにしたので、光リ
ーク電流の読み出しまでの時間を関数とした蓄積容量の
電位の変化が得られる。
【0027】
【実施例】以下この発明の1実施例を図を参照して説明
する。 実施例1.図1は、この発明の1実施例である基板検査
装置の構成を示す構成図である。同図において、1は検
査対象である絶縁性基板上に素子が形成されたアレイ基
板、2はアレイ基板1における走査配線、2bは各走査
配線2の一端に形成された走査配線端子、2cは走査配
線の他端を共通接続して形成された走査配線検査端子、
3は走査配線2とは絶縁膜などを介して形成されたデー
タ配線、3a,3bはデータ配線3の端に形成されたデ
ータ配線端子、4は走査配線2とデータ配線3のそれぞ
れの交差部に形成されているTFT(スイッチング素
子)、5は走査配線2とデータ配線3のそれぞれの交差
部に形成されている蓄積容量である。
【0028】また、6は蓄積容量5の一部を共通接続す
るための共通配線、6aは共通配線6に外部から信号を
入力するための共通配線端子、7はアレイ基板1が載置
される検査ステージ、8cは走査配線検査端子2cに接
触するプローブ、8dは共通配線端子6aに接触するプ
ローブ、8eはデータ配線端子3aに接触するプローブ
である。TFT4は、ゲート電極(一方の主電極)が走
査配線2に接続し、ドレイン電極(他方の主電極)がデ
ータ配線3に接続し、ソース電極(制御電極)が蓄積容
量5を介して共通配線6に接続されている。そして、こ
のソース電極は、パネルとして組み立てられると、透明
電極を対向電極とし、その間に1画素分の液晶を挾んで
接続するようになり、この液晶からなる容量部が蓄積容
量5と並列に接続されることになる。
【0029】走査配線検査端子2cは、プローブ8cに
より走査信号発生器10に接続され、共通配線端子6a
はプローブ8dにより基準電位VS に接続されている。
また、データ配線端子3aは、プローブ移動器11(プ
ローブ走査手段)に固定されたプローブ8eにより、ス
イッチ回路12(スイッチ手段)を介してデータ信号発
生器13あるいは波高分析器14(信号取り出し手段)
に接続される。
【0030】また、図1において、15はレーザー発振
器、16はレーザー発振器15より出射されるレーザー
光を集光するための集光光学系、17は集光光学系16
により集光されたレーザー光をデータ配線3に平行に走
査するための音響光学素子などによる偏向器(レーザー
走査手段)、18はミラーであり、これらによりレーザ
ー照射部19が構成され、レーザー光19aをアレイ基
板1に照射できるようになっている。
【0031】集光光学系16,偏向器17およびミラー
18が一体となったレーザー照射部19は、移動器20
(走査移動手段)により走査配線2と平行に移動できる
構造となっている。また、21は制御部であり、図中に
破線で示すように、上述のものの制御を行うとともに、
波高分析器14からのデータを処理する。
【0032】次に、この基板検査装置の動作に付いて説
明する。まず、検査するデータ配線3のデータ配線端子
3aに、プローブ8eをプローブ移動器11で移動して
接続する。そして、第1の段階として、以下に示すよう
に、蓄積容量5への書き込みを行う。まず、スイッチ回
路12をデータ信号発生器13に切り換え、蓄積容量5
とデータ信号発生器13とがTFT4を介して接続した
状態とする。ついで、この蓄積容量5に電荷を書き込む
ため、データ信号発生器13によりデータ信号を発生
し、走査信号発生器10により走査信号を発生する。
【0033】このデータ信号および走査信号のパルス
幅,電圧振幅は、実際の液晶ディスプレイで用いられる
信号に近い方がよい。例えば、480本の走査配線2を
持つTFTアレイ基板の場合、パルス幅は32μs,デ
ータ信号の電圧は10V、走査信号の電圧は15Vとす
ればよい。これらのデータ信号および走査信号が入力さ
れると、選択されたデータ配線3に接続された正常なT
FT4はオン状態となり、この正常なTFT4に接続さ
れた蓄積容量5には電荷が書き込まれ、入力されている
データ信号と同電位となる。
【0034】もしここで、あるTFT4にコンタクト不
良や閾値の正方向シフトなどの理由で、オン状態の不良
があった場合、このTFT4に接続された蓄積容量5は
他の正常なTFT4に接続された蓄積容量5に比べて低
い電位となる。
【0035】つぎに第2の段階として、保持動作をおこ
なう。プローブ8eおよびスイッチ回路12は、上述の
第1の段階の状態のままで、入力しているデータ信号お
よび走査信号を保持電位とする。例えば、この保持電位
は、データ信号では0V、走査信号では−5Vとする。
この第2の段階の時間は、基板検査装置の欠陥検出精度
に影響し、最低でも1msec以上は必要である。例え
ば、検査対象のアレイ基板を用いた液晶ディスプレイの
フレーム時間が16.6msecであるならば、この第
2の段階の時間は16.6msecとする。
【0036】この第2の段階の間、TFT4はオフ状態
となるはずであり、正常なTFT4の部分では、蓄積容
量5からデータ配線3への電荷の流れ出しが阻止され
る。しかしながら、TFT4にリーク電流の増大や、閾
値の負方向シフトなどの理由でオフ状態不良があった場
合、これらの画素の蓄積容量の電位は、他の正常な画素
の蓄積容量の電位に比べて低くなる。あるいは、蓄積容
量5にリーク電流の増大が生じている場合、同様に、そ
れらの画素の蓄積容量の電位は、他の正常な画素の蓄積
容量の電位に比べて低くなる。
【0037】ついで、第3の段階として、読み出し動作
を行う。この第3の段階においては、スイッチ回路12
を波高分析器14に切り換え、この後、選択したデータ
配線3に接続されたTFT4上を、集光したレーザー光
19aを走査して照射する。このとき、光リーク電流に
より各々のTFT4のそれぞれより発生する電位による
波高を分離して検出するためには、照射するレーザー光
19aの走査方向の照射サイズが、少なくとも走査配線
2の間隔より小さいことが必要である。
【0038】レーザー光19aが照射されたTFT4で
は、光リーク電流が発生する。そして、この光リーク電
流の発生により、このTFT4に接続された蓄積容量5
の電位に対応した電位が発生し、これが波高分析器14
に読み出される。ここで、アレイ基板1上のTFT4,
蓄積容量5全てが正常であるなら、上述のことにより波
高分析器14が読み出す光リーク電流の波形は、どの部
分の波高も全て同じ高さとなっている。しかし、前述し
たように、TFT4もしくは蓄積容量5に不良がある
と、蓄積容量5における電位が他の正常な部分に比較し
て低いので、これが波高の低い部分として、波高分析器
14に検出される。
【0039】なお、上述した第3の段階において、レー
ザー光19aの走査時間が長くなる場合、書き込みから
読み出しまでの時間が、初めにレーザー光19aを走査
して照射した走査配線2と後の方でレーザー光19aを
走査して照射した走査配線2とで異なり、欠陥検出感度
の低下をもたらす。この場合、第3の段階を、ある途中
の走査配線2で中断し、再度第1の段階および第2の段
階を行った後、続きの走査配線2から第3の段階を再開
するようにすればよい。
【0040】以上のようにして、1本のデータ配線3に
対応したした画素の検査が完了する。TFTアレイ基板
1の全ての画素の検査は、プローブ移動器11および移
動器20を用いてプローブ8eおよびレーザー光19a
の走査位置を各データ配線3に対して移動し、上述した
第1の段階から第3の段階の動作を繰り返すことにより
行う。
【0041】以上のようにして行った検査により検出し
た欠陥画素は、パネル組み立て後に行うパネル点灯検査
で検出されるTFTアレイに起因する画素欠陥と対応し
ており、パネル組み立てを行うこと無く、欠陥画素を検
出できる。このため、不良アレイ基板に費やされるパネ
ル組み立ての材料コストやその他の製造コストが節減で
き、また、アレイ基板の不良に起因するパネル組み立て
の歩留りの低下も防ぐことができる。
【0042】また、上記実施例では、TFT4および蓄
積容量5の不良に基づく画素欠陥が検出できることを述
べたが、検査対象はこれに限るものではない。走査配線
2およびデータ配線3、さらに共通配線6に断線や短絡
があった場合でも、線状の連なりとなった画素欠陥とし
て検出できるため、従来の配線検査を行わなくても、こ
れら配線の欠陥を検出できる。
【0043】この実施例では、第3の段階において、ス
イッチ回路12をデータ信号発生器13から波高分析器
14に切り替えたが、この動作は第2の段階で行っても
同様の効果が期待できる。また、この実施例では、走査
配線2の一端に全ての走査配線2が接続される走査配線
端子2cを設けたが、これを走査配線2の両端に設ける
ようにしても同様の効果が期待できる。なお、上記実施
例ではレーザー光を照射するようにしたが、これに限る
ものではなく、光リーク電流が生じる強さの光、例え
ば、1万ルックスの強度の光をTFTに照射するように
しても、同様の効果を奏するものである。
【0044】実施例2.次に、この発明の第2の実施例
について説明する。図2は、この発明の実施例2におけ
る基板検査装置の構成を示す構成図である。図2におい
て、22は走査配線2方向に検査ステージ7の移動を行
うステージ移動器(基板移動手段)であり、図1と異な
り、プローブ移動器11と移動器20が無い構成となっ
ている。なお、他は図1と同様である。
【0045】この実施例の基板検査装置において、走査
配線検査端子2cおよび共通配線端子6aに接続するプ
ローブ8cとプローブ8dは、検査用ステージ1に対し
て固定されており、また、データ配線端子3aに接続す
るプローブ8eは、ステージ移動器22に固定されてい
る。また、レーザー照射部19の位置は、プローブ8e
が接続したデータ配線端子3aのデータ配線3に接続し
たTFT4を照査するレーザー光19aが走査できる位
置関係で、ステージ移動器22に対して相対的に固定さ
れている。
【0046】次に、この実施例2における基板検査装置
の動作を説明する。実施例1で説明した第1の段階から
第3の段階の動作は、この実施例についても同様であ
る。この実施例においては、1本のデータ配線3に対し
て、それらの第1の段階から第3の段階の動作を行った
後、次の検査対象のデータ配線3の検査位置までの移動
を、検査ステージ7をステージ移動器22により移動す
ることで行うものである。このステージ移動器22によ
る検査ステージ7の移動は、データ配線3の間隔分、走
査配線2に平行な方向に移動する。
【0047】この移動により、プローブ8eとレーザー
光19aの照射の走査位置が、アレイ基板1に対して相
対的に移動し、別なデータ配線3が選択できる。ステー
ジ移動器22による検査ステージ7の移動と、第1の段
階から第3の段階の動作を全てのデータ配線に渡って行
うことにより、アレイ基板1の上の全ての画素の検査を
することができる。
【0048】この実施例の基板検査装置では、移動機構
はステージ移動器22のみであるため、実施例1と同様
の効果の装置が、比較的簡単に構成できる。また、プロ
ーブ8eとレーザー光19aの走行位置の相対関係が固
定されているため、この位置関係のズレによる検査精度
の低下も生じない。
【0049】実施例3.次に、この発明の基板検査装置
の第3の実施例について説明する。図3は、上記実施例
におけるレーザー照射部19の他の構成を示す構成図で
ある。図3において、17aはレーザー光19aを走査
配線2(図1,2)に平行に走査するための偏向器であ
り、例えば、音響光学素子等を用いれば良い。そして、
19bはこの偏向器17aを加えたレーザー照射部であ
る。
【0050】実施例1あるいは実施例2では、レーザー
光19aの走査の次の検査対象への移動、すなわち走査
配線方向への移動は、移動器20あるいはステージ移動
器21による機械的移動により行った。しかし、この実
施例では、レーザー光19aの走査の移動は、偏向器1
7aによる電気的信号により行えるため、機械的な振動
の発生がなく、この振動による検査精度の低下を防ぐこ
とができる。
【0051】実施例4.次に、この発明の基板検査装置
の第4の実施例について説明する。図4は、この発明の
第4の実施例である基板検査装置の構成を示す構成図で
ある。同図において、プローブ8eおよびレーザー光1
9aの走査位置をデータ配線3に対して移動する構造は
省略しているが、実施例1あるいは実施例2で説明した
プローブ移動器11および移動器20あるいはステージ
移動器22により、データ配線3が選択できる構造とな
っている。
【0052】実施例1および実施例2では、データ配線
3へのデータ信号の入力および出力をデータ配線3の一
端のデータ配線端子3aのみから行った。この実施例4
では、プローブ8eおよびスイッチ回路12に加えて、
プローブ8fおよびスイッチ回路12a(スイッチ手
段)をさらに1組設置し、データ配線端子3aおよびデ
ータ配線端子3bの両方を用いてデータ信号の入力およ
び出力の分離をするようにしたものである。なお、実施
例1において、この実施例と同様にする場合、プローブ
8fに対してプローブ移動器11が必要なことはいうま
でもない。
【0053】この実施例の基板検査装置によれば、実施
例1および実施例2と同様の効果が期待できる。そし
て、これらに加えて、データ配線3に沿った画素欠陥の
連なりが検出された場合、これがデータ配線3の断線な
のか、それとも走査配線2とデータ配線3との短絡など
のその他の欠陥なのかを確認することができる。これ
は、再度第1の段階に戻り、スイッチ回路12を波高分
析器14に接続し、スイッチ回路12aをプローブ8f
に接続した状態で、データ信号発生器13の信号を確認
することによって行える。
【0054】実施例5.次に、この発明の基板検査装置
の第5の実施例について説明する。図5は、この発明の
第5の実施例である基板検査装置の構成を示す構成図で
ある。同図において、8gは複数本のプローブ8eを一
体にしたプローブカードであり、各々のプローブ8eは
対応した接点を持つスイッチ回路12c(プローブ切り
替え手段)に接続されている。例えば、プローブ8eの
本数は、データ配線3の数と同じとする。
【0055】実施例1の基板検査装置をこの実施例の構
成に置き換えた場合、実施例1とは異なり、信号配線端
子6aにプローブを移動して接続するためのプローブ移
動器11は不要となる。しかし、レーザー光19aの走
査位置を移動するため、レーザー照射部19の移動器2
0は、この実施例においても必要である。このため、こ
の実施例を用いた基板検査装置では、複雑なプローブ移
動のための機構を必要とせず、簡素な装置構成とするこ
とができる。
【0056】さらに、実施例3によるレーザー照射部1
9bを同時に用いるようにすれば、移動器20も不要と
なり、機械的な移動機構を用いずとも、実施例1と同様
な機能が得られる。この場合、データ配線3の選択は、
スイッチ回路12cと偏向器7aにより行われ、アレイ
基板1のTFT4と蓄積容量5とを有する全ての画素に
電気的に位置決めすることが可能であり、機械的移動を
ともわずに行えるため、検査のための時間が短くでき
る。
【0057】実施例6.次に、この発明の基板検査装置
の第6の実施例について説明する。図6は、この発明の
基板検査装置の第6の実施例を示す構成図である。図6
において、3cはデータ配線3の一端で全てのデータ配
線3を短絡して共通接続したデータ配線端子である。
【0058】このデータ配線検査端子3cには、データ
信号を入力するためデータ信号発生器13にスイッチ回
路12を介して接続されたプローブ8fが接続されてい
る。また、23はレーザー光の走査によって発生するデ
ータ信号を外部に読み出すための読み出し端子であり、
全てのデータ配線3に結合容量24を介して接続された
構造となっている。そして、読み出し端子23は、プロ
ーブ8eにより波高分析器14に接続されている。
【0059】この実施例の基板検査装置では、実施例1
で説明した第1の段階の蓄積容量5への書き込み動作
は、アレイ基板の全ての蓄積容量5に対して行われる。
このため、TFT4をオフ状態としたときのリーク電流
が、1個当たり10-1 2 Aであっても、アレイ基板1
が、例えば100万画素であれば、定常的なリーク電流
の合計は10-6Aとなる。これに対して、第3の段階の
読み出し動作におけるレーザー光19aの照射による光
リーク電流は、レーザー光19aの照射強度により異な
るが、高々10-8A程度であり、定常的なリーク電流に
比べて小さくなってしまう。
【0060】しかしながら、TFT4がオフ状態のリー
ク電流は、レーザー光19aが走査して照射されること
でデータ配線3に発生する光リーク電流と比べて、充分
直流的とみなすことができる。このため、結合容量24
は、定常的なリーク電流が波高分析器14に流入するこ
とを阻止し、レーザー光19aを走査して照射すること
で発生した光リーク電流のみが、選択的に波高分析器1
4で検出できるように設けたものである。
【0061】以上のことにより、この実施例では、デー
タ配線3へのデータ信号の入力は、全てのデータ配線3
を短絡して接続したデータ配線検査端子6cから行える
ようになった。そして、読み出しも結合容量24を介し
て全てのデータ配線3に接続された読み出し端子23で
行えるようになった。このため、信号の入出力のための
プローブが少なくてすみ、またこれらのプローブを移動
するための機構を必要としない。
【0062】また、上記実施例1〜5では、レーザー光
19aの走査方向は、データ配線3と平行な方向であっ
たが、走査配線2と平行な方向に走査し、走査位置を走
査配線毎に移動しても同様の効果が得られる。特に、実
施例3のレーザー照射部19bによるレーザー光19a
の走査方向と組み合わせた場合、機械的な移動機構を必
要としないため、高速な検査が実現できる。なお、この
実施例において、光リーク電流により各々のTFT4の
それぞれより発生する電位による波高を分離して検出す
るため、照射するレーザー光19aの走査方向の照射サ
イズが、少なくとも走査配線2の間隔より小さいことが
必要である。
【0063】実施例7.次に、この発明の第7の実施例
である基板検査装置について説明する。図7は、この発
明の基板検査装置の第7の実施例を示す構成図である。
同図において、23aおよび23bは、レーザー光19
aの走査により発生するデータ信号を外部に読み出すた
めの読み出し端子である。また、全てのデータ配線3の
他端は、抵抗25を介して共通配線端子6aに接続され
ている。そして、読み出し端子23a,23bは、全て
のデータ配線3の近傍に設けられた結合コイル26に接
続されている。
【0064】さらに、読み出し端子23a,23bは、
プローブ8eおよびプローブ8hにより、波高分析器1
4に接続されている。なお、この実施例においても、光
リーク電流により各々のTFT4のそれぞれより発生す
る電位による波高を分離して検出するため、照射するレ
ーザー光19aの走査方向の照射サイズが、少なくとも
走査配線2の間隔より小さいことが必要である。
【0065】この実施例の基板検査装置では、データ配
線3を流れる電流の変化は、結合コイル26で電圧に変
換され、読み出し端子23a,23bの間の電圧パルス
として検出される。実施例6と同様に、第1の段階での
蓄積容量5への書き込み動作は、本実施例でもアレイ基
板1全体の蓄積容量5に対してなされる。しかしなが
ら、アレイ基板1全体のTFT4からの定常的なリーク
電流は、レーザー光19aの走査による光リーク電流に
比べて直流的である。
【0066】したがって、読み出し端子23a,23b
の間では、レーザー光19aを走査した画素からの光リ
ーク電流による電圧パルスのみが検出できる。なお、各
データ配線3に接続された抵抗25は、第1の段階の動
作時にはTFT4のオン抵抗より大きく、第3の段階の
動作時にはTFT4の光リークの抵抗より小さい値であ
ることが望ましい。従って、この値として、例えばTF
T4がポリシリコントランジスタである場合は105
108Ω、また、TFT4がアモルファストランジスタ
である場合は107〜108Ωとすることが望ましい。
【0067】なお、この実施例では、抵抗25を共通配
線端子6aに接続するようにしたが、これに限るもので
はなく、別に独立な端子を設けるようにしても良い。こ
れにより、外部と接続するためのプローブが新たに必要
となるが、本実施例と同様の効果が得られることはいう
までもない。また、実施例6と同様に、レーザー光19
aの走査方向はデータ配線3と平行な方向だけでなく、
走査配線2と平行な方向に走査し、走査位置を走査配線
毎に移動しても同様の効果が得られる。そして、実施例
3のレーザー光19aの走査方法と組み合わせた場合、
機械的な移動方向を必要としなくなるので、高速な検査
が実現できる。
【0068】実施例8.次に、この発明の基板検査装置
の第8の実施例を説明する。図8は、この発明の第8の
実施例である基板検査装置の一部の構成を示す構成図で
ある。図8は、実施例7におけるアレイ基板1に形成す
る結合コイル26の構造であり、一対の結合コイル26
が各々のデータ配線3の両側に形成されている。この結
合コイル26は、絶縁膜を間に挾んだ導電材料26a,
26bで形成され、これらがコンタクトホール26cを
介して接続された構造をしている。導電材料26aは、
データ配線3に用いる材料で例えばAl、導電材料26
bは、走査配線2に用いる材料で例えばn型ポリシリコ
ンである。
【0069】また、全てのデータ配線3の端は、抵抗2
5にコンタクトホール25aを介して接続された構造を
している。この抵抗25は、例えばTFTのソース・ド
レイン領域を形成するn型のポリシリコンである。さら
に、これらの抵抗25は、コンタクトホール25bによ
り共通配線端子6a(図7)に接続する配線27に接続
されている。そして、例えば、この配線27は、データ
配線3に用いる材料で形成される。
【0070】この実施例によれば、抵抗25および結合
コイル26は、アレイ基板1と同じ構成材料で形成され
るため、アレイ基板1の製造工程を増加すること無く、
アレイ基板1上に検査用の抵抗25および結合コイル2
6を形成できる。
【0071】実施例9.次に、この発明の基板検査装置
の第9の実施例について説明する。図9は、この実施例
9における基板検査装置の構成を示す構成図である。図
9において、28はアレイ基板上に形成された走査配線
側駆動回路、29はこの検査のため走査配線側駆動回路
28に接続するプローブ、30は走査側駆動回路28の
ための制御信号を発生する制御信号発生器であり、他は
上記実施例と同様である。
【0072】データ配線3の一端には、全てのデータ配
線3を短絡して接続したデータ配線検査端子3cが設け
られている、そして、このデータ配線検査端子3cは、
プローブ8eを介してデータ信号発生器13および波高
分析器14に接続されたスイッチ回路12に接続されて
いる。
【0073】以下、この実施例の動作について説明す
る。まず、実施例1においても説明した第1の段階の蓄
積容量5への書き込みは、スイッチ回路12をデータ信
号発生器13に接続した状態で行う。走査配線側駆動回
路28より、各々の走査配線2に、順次TFT4をオン
状態とする走査信号を発生する。そして、検査する走査
配線2にTFT4をオン状態とする走査信号が発生した
ときのみ、データ信号発生器13から蓄積容量5に書き
込むデータ信号を発生する。このようにすることによ
り、検査する1本の走査配線2に沿った画素の蓄積容量
5のみに書き込みが行われる。
【0074】第2の段階では、一定時間の間、全ての走
査配線2にTFT4がオフ状態となる電圧を走査配線側
駆動回路28から出力する。第3の段階では、スイッチ
回路12を波高分析器14に切り替え、第1の段階で選
択的に蓄積容量5に書き込んだ走査配線2に接続された
TFT4をレーザー光19aで走査する。このことによ
り、蓄積容量5の電位が読み出される。以上の第1の段
階から第3の段階の動作を全ての走査配線にわたって、
順次繰り返すことにより、全ての画素の検査が完了す
る。
【0075】この実施例によれば、蓄積容量5への書き
込みは、選択した走査配線2に沿ってのみ行われるた
め、TFT4からの定常的なリーク電流が少なくてす
む。この結果、レーザー光19aの走査による光リーク
電流を相対的に大きくできるため、簡単なアレイ基板1
の構成で、蓄積容量5の電位を高感度に読み出せる。さ
らに、本実施例では、アレイ基板1に一体に形成した走
査配線側駆動回路28の動作の検査も同時に行える。
【0076】また、この実施例では、データ配線5への
データ信号の入出力を、データ配線検査端子3cのみか
ら行ったが、データ配線3の両端にデータ配線検査端子
を設けてもよい。これは、実施例4で説明したように、
データ信号の入力と出力を分離した構成となり、実施例
4と同様な効果が得られることはいうまでもない。さら
に、実施例6、あるいは、実施例7で述べたように、デ
ータ配線3の一端にデータ配線検査端子3cを設け、デ
ータ配線3の他端に結合容量、あるいは、結合コイルを
設けた構成でも、同様の動作が行えることはいうまでも
ない。
【0077】実施例10.次に、この発明の第10の実
施例について説明する。図10は、この発明の第10の
実施例における基板検査装置の構成を示す構成図であ
る。同図において、31はアレイ基板1上に形成された
データ配線駆動回路、32はこの検査のためデータ配線
側駆動回路31に接続するプローブ、33はデータ配線
側駆動回路31のための制御信号発生器であり、他は図
9と同様である。データ配線3の他端には、全てのデー
タ配線3が結合容量24を介して接続した読み出し端子
23が設けられ、この読み出し端子23はプローブ8e
を介して波高分析器14に接続されている。
【0078】以下、この実施例における基板検査装置の
動作について説明する。まず、第1の段階の蓄積容量5
への書き込み動作について説明する。まず、配線側駆動
回路27よりTFT4をオン状態とする走査信号を生成
し、これを順次各々の走査配線2に出力する。このと
き、データ配線側駆動回路31からは、検査するデータ
配線3に沿った蓄積容量5に書き込むデータ信号を発生
する。このようにすることにより、検査する1本のデー
タ配線3に沿った画素の蓄積容量5のみに書き込みが行
われる。
【0079】第2の段階では、一定時間の間、全ての走
査配線2にTFT4がオフ状態となる電圧を走査配線側
駆動回路28から出力する。第3の段階では、第1の段
階で選択的に蓄積容量5に書き込んだデータ配線3に接
続されたTFT4をレーザー光19aで走査して照射す
ることにより、蓄積容量5の電位を読み出す。以上の第
1の段階から第3の段階の動作を全てのデータ配線3に
わたって順次繰り返すことにより、全ての画素の検査が
完了する。
【0080】そして、本実施例によれば、アレイ基板1
に一体に形成した走査配線側駆動回路28、および、デ
ータ配線側駆動回路31の動作の検査も同時に行える。
また、本実施例では、データ配線3に沿ってこの検査を
繰り返す場合について述べたが、走査配線2に沿っての
検査を行うことも可能である。これは、第1の段階のデ
ータ信号の発生と、第3の段階のレーザー光19aの走
査方向を変えることにより実現できる。さらに、データ
配線3の一端の結合容量24を、実施例7で述べたよう
に、結合コイルに置き換えた構成としても、同様の動作
が行えることはいうまでもない。
【0081】以上述べてきた実施例では、第3の段階に
おけるレーザー光19aによる各蓄積容量5の電位の読
み出し動作は1回であったが、これに限るものではな
く、数回行うようにしても良い。たとえば、1つの蓄積
容量に対し、異なる時間間隔で複数回のレーザー光19
a照射による読み出しを行えば、読み出しまでの時間を
関数とした蓄積容量の電位の変化が得られる。そして、
このことより、TFTや蓄積容量部分におけるより正確
なリーク抵抗が求められ、中間調表示などで問題となる
ような欠陥画素の精密な検出が行える。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、蓄積容量に書き込んだ電荷を一定時間後に照射する
レーザー光によって生じる光リーク電流で読み出す構成
としたので、アレイ基板におけるスイッチング素子や蓄
積容量における欠陥検出ができる。(請求項1)また、
この結果、パネル組み立てを行わずとも、画素欠陥に基
づくアレイ基板の不良が検出できるので、パネル組み立
て工程における歩留りを高くできるとともに、不良アレ
イ基板のために費やされるパネル工程の材料コストやそ
の他の製造コストを節減することができるといった効果
がある。(請求項1)
【0083】また、複数の走査配線の一端を短絡するよ
うにしたので、データ配線に沿って並ぶスイッチング素
子全てに同時に走査信号を入力でき、プローブの数が減
らせる。(請求項2)また、レーザー光をデータ配線方
向に走査して照射でき、またこの走査位置を走査配線方
向に移動できるので、アレイ基板全ての画素について欠
陥検出ができるという効果がある。(請求項3)さら
に、配線の欠陥も検出でき、検査装置の台数を削減でき
るといった効果もある。(請求項3)
【0084】同様に、レーザー光をデータ配線方向に走
査して照射でき、またこの走査位置を走査配線方向に移
動できるので、アレイ基板全ての画素について欠陥検出
ができるという効果がある。(請求項4)さらに、配線
の欠陥も検出でき、検査装置の台数を削減できるといっ
た効果もあり、かつ、アレイ基板を移動させるので、比
較的簡単に装置を構成できる。(請求項4)また、デー
タ配線に信号を供給するためのプローブに信号の経路を
接続するあるいは切り離すスイッチ手段を備えるように
したので、プローブを減らすことができる。(請求項
5)そして、これを両端に配置するようにすれば、デー
タ配線の断線か、それとも走査配線とデータ配線の短絡
などその他の欠陥かの区別ができる。
【0085】また、データ配線へのプローブを複数本用
意し、これらを切り替えるプローブ切り替え手段を備え
るようにしたので、複数のデータ配線に対する接続の切
り替えが電気的に行え、機械的動作を伴わないので、検
査が迅速に行えるという効果がある。(請求項6)一
方、複数のデータ配線の一端を短絡させ、そのデータ配
線の他端を結合容量を介して同一端子に接続するように
したので、データ配線に対する接続のためのプローブの
数を減らすことができ、また、定常的なリーク電流を除
去することができるという効果がある。(請求項7)
【0086】また、複数のデータ配線の一端を短絡さ
せ、その他端を抵抗を介して同一端子に接続するように
し、加えて、データ配線の近傍にコイルを形成するよう
にした。このため、光リーク電流による電圧パルスのみ
を検出することができる。(請求項8)また、上記のコ
イルをアレイ基板を構成する材料で形成するようにした
ので、アレイ基板の製造工程数を増やすこと無くコイル
を形成できる。(請求項9)
【0087】一方、走査配線の一端に駆動回路がアレイ
基板に一体として形成された構成としたので、第1段階
の蓄積容量への書き込みが選択した走査配線に沿っての
み行える。この結果、定常的なリーク電流を少なくする
ことができ、光リーク電流をより高感度に読み出せ、そ
して、この駆動回路の動作の検査も同時に行える。(請
求項10)また、加えて、データ配線の一端に駆動回路
がアレイ基板に一体として形成された構成としたので、
データ配線の駆動回路の検査も同時に行える。(請求項
11)
【0088】そして、この発明の基板検査方法によれ
ば、蓄積容量に書き込んだ電荷を一定時間後に照射する
レーザー光によって生じる光リーク電流で読み出すよう
にしたので、アレイ基板におけるスイッチング素子や蓄
積容量における欠陥検出ができる。(請求項12)ま
た、この結果、パネル組み立てを行わずとも、画素欠陥
に基づくアレイ基板の不良が検出できるので、パネル組
み立て工程における歩留りを高くできるとともに、不良
アレイ基板のために費やされるパネル工程の材料コスト
やその他の製造コストを節減することができるといった
効果がある。(請求項12)
【0089】また、蓄積容量への電荷の書き込みと保持
とレーザー光照射による光リーク電流の読み出しとを、
保持時間を変化させて数回行うようにしたので、この保
持時間を関数とした蓄積容量の電位の変化が得られる。
このことより、TFTや蓄積容量部分におけるより正確
なリーク抵抗が求められ、中間調表示などで問題となる
ような欠陥画素の精密な検出が行えるという効果があ
る。(請求項13)
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の1実施例である基板検査装置の構
成を示す構成図である。
【図2】 この発明の基板検査装置の第2の実施例を示
す構成図である。
【図3】 この発明の第3の実施例である、実施例2に
おけるレーザー照射部19の他の構成を示す構成図であ
る。
【図4】 この発明の基板検査装置の第4の実施例を示
す構成図である。
【図5】 この発明の基板検査装置の第5の実施例を示
す構成図である。
【図6】 この発明の基板検査装置の第6の実施例を示
す構成図である。
【図7】 この発明の基板検査装置の第7の実施例を示
す構成図である。
【図8】 この発明の第8の実施例である基板検査装置
の一部の構成を示す構成図である。
【図9】 この発明の基板検査装置の第9の実施例を示
す構成図である。
【図10】 この発明の基板検査装置の第10の実施例
を示す構成図である。
【図11】 アレイ基板を検査するための、従来の配線
検査装置を示す構成図である。
【図12】 アレイ基板工程から液晶ディスプレイのモ
ジュール完成までの工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アレイ基板、2 走査配線、2b 走査配線端子、
2c 走査配線検査端子、3 データ配線、3a,3b
データ配線端子、4 薄膜トランジスタ(スイッチン
グ素子)、5 蓄積容量、6 共通配線、6a 共通配
線端子、7 検査ステージ、8c,8d,8e プロー
ブ、10 走査信号発生器、11 プローブ移動器、1
2 スイッチ回路、13 データ信号発生器、14 波
高分析器、15 レーザー発振器、16 集光光学系、
17 偏向器、18 ミラー、19 レーザー照射部、
19a レーザー光、20 移動器、21 制御部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査配線と、複数のデータ配線
    と、この走査配線とデータ配線との交差する位置に対応
    して配置され、一方の主電極が前記走査配線に接続し,
    他方の主電極が前記データ配線に接続し,制御電極が表
    示画素電極に接続した複数のスイッチング素子と、前記
    表示画素電極に接続した複数の蓄積容量とから形成され
    るアレイ基板を検査する基板検査装置において、 前記走査配線に信号を供給する走査信号発生手段と、 前記データ配線に信号を供給するデータ信号発生手段
    と、 前記スイッチング素子個々にレーザー光を照射するレー
    ザー光照射手段と、 前記データ配線から信号を取り出す信号取り出し手段と
    を備えたことを特徴とする基板検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板検査装置において、 前記走査配線の少なくとも一端が互いに共通接続された
    構造であることを特徴とする基板検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基板検査装置に
    おいて、 前記データ配線に信号を供給するためのプローブおよび
    前記データ配線から信号を取り出すためのプローブの少
    なくとも一方を、複数の前記データ配線の一端に設けら
    れた検査端子に順次走査させるプローブ走査手段と、 前記レーザー光を、前記検査端子を順次走査できるプロ
    ーブが選択したデータ配線に接続したスイッチング素子
    上に前記データ配線と平行に走査させるレーザー走査手
    段と、 前記レーザー光が走査する位置を、前記検査端子を順次
    走査できるプローブの走査と連動して、前記走査配線と
    平行な方向に移動させる走査移動手段とを備えたことを
    特徴とする基板検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の基板検査
    装置において、 前記アレイ基板を前記走査配線と平行に移動させる基板
    移動手段と、 前記レーザー光を前記データ配線と平行に走査させるレ
    ーザー走査手段とを備えたことを特徴とする基板検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項記載の基板
    検査装置において、 前記データ配線に信号を供給するためのプローブおよび
    前記データ配線から信号を取り出すためのプローブの、
    少なくとも一方に信号の経路を接続あるいは切り離すた
    めのスイッチ手段を備えたことを特徴とする基板検査装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の基板検査装置に
    おいて、 前記データ配線に信号を供給するためのプローブおよび
    前記データ配線から信号を取り出すためのプローブの少
    なくとも一方が複数本のプローブを一体とした構造であ
    り、 前記複数本のプローブを一体とした構造のプローブの各
    々に、信号の経路を接続あるいは切り離すためのプロー
    ブ切り替え手段を備えたことを特徴とする基板検査装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の基板検査装置に
    おいて、 前記アレイ基板の複数の前記データ配線の一端が互いに
    共通接続された構造であり、 前記データ配線の他端が前記結合容量を介して同一端子
    に接続された構造であることを特徴とする基板検査装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の基板検査装置に
    おいて、 前記アレイ基板の複数の前記データ配線の一端が互いに
    共通接続された構造であり、 複数の前記データ配線の他端が抵抗を介して同一端子に
    接続された構造であり、 複数の前記データ配線の各々の近傍に電流の変化を検出
    するためのコイルを形成したことを特徴とする基板検査
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の基板検査装置において、 前記コイルが前記アレイ基板で用いる走査線,データ配
    線,表示画素電極,共通配線および前記スイッチング素
    子の一方の主電極または制御電極を形成する材料の内何
    れか2種類以上によって形成されていることを特徴とす
    る基板検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の基板検査装置におい
    て、 前記アレイ基板の前記走査配線の少なくとも一端に一体
    構造に形成された駆動回路を有し、 複数の前記データ配線の少なくとも一端が互いに共通接
    続された構造であることを特徴とする基板検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の基板検査装置におい
    て、 前記アレイ基板の前記走査配線の少なくとも一端に設置
    された駆動回路と前記データ配線の一端に設置された駆
    動回路とが、一体として形成された構造であることを特
    徴とする基板検査装置。
  12. 【請求項12】 複数の走査配線と、複数のデータ配線
    と、この走査配線とデータ配線との交差する位置に対応
    して配置され、一方の主電極が前記走査配線に接続し,
    他方の主電極が前記データ配線に接続し,制御電極が表
    示画素電極に接続した複数のスイッチング素子と、前記
    表示画素電極に接続した複数の蓄積容量とから形成され
    るアレイ基板を検査する基板検査方法において、 前記スイッチング素子をオン状態として前記蓄積容量に
    電荷を書き込む第1の段階と、 前記スイッチング素子をオフ状態として前記蓄積容量の
    電荷を少なくとも0.001秒以上の時間保持する第2
    の段階と、 前記スイッチング素子にレーザー光を照射し、このレー
    ザ光照射により発生する前記スイッチング素子に接続し
    ている蓄積容量の電荷を読み出す第3の段階とを有する
    ことを特徴とする基板検査方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の検査方法において、 前記第2の段階における電荷を保持する時間を変えて、
    前記第1から第3の段階を繰り返して前記蓄積容量の電
    荷を読み出すことを特徴とする基板検査方法。
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