JPH07299867A - 幅広合成樹脂フィルムおよび合成樹脂フィルムの連続接続装置 - Google Patents

幅広合成樹脂フィルムおよび合成樹脂フィルムの連続接続装置

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JPH07299867A
JPH07299867A JP6094935A JP9493594A JPH07299867A JP H07299867 A JPH07299867 A JP H07299867A JP 6094935 A JP6094935 A JP 6094935A JP 9493594 A JP9493594 A JP 9493594A JP H07299867 A JPH07299867 A JP H07299867A
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JP
Japan
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synthetic resin
resin film
narrow
continuous
resin films
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JP6094935A
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English (en)
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Hideomi Negishi
秀臣 根岸
Seiji Murakami
清司 村上
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KUINRAITO DENSHI SEIKO KK
QUEEN LIGHT DENSHI SEIKO KK
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KUINRAITO DENSHI SEIKO KK
QUEEN LIGHT DENSHI SEIKO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 農ビフィルムのように片面をアクリル樹脂で
表面処理した合成樹脂フィルムを、熱溶着で幅方向に接
続して幅広合成樹脂フィルムを得る。そのような幅広合
成樹脂フィルムを効率よく連続して製造する。 【構成】 2枚の合成樹脂フィルムS1,S2を挾んで
送るための連続送り経路6を形成する無端送り機構2
A,2Bと、接合用合成樹脂フィルムS3の巻きロール
R3を支持するリール機構100と、連続送り経路6に
対向する熱板式加熱ユニット71A,71B,72A,
72Bと、冷却ユニット73A,73Bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農園芸用ハウスなどに
用いられる幅広合成樹脂フィルムと、そのような幅広合
成樹脂フィルムを連続して製造することのできる合成樹
脂フィルムの連続接続装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】農園芸用ハウスの覆い材などに用いられ
る幅広合成樹脂フィルムの材質には一般的に塩化ビニル
樹脂が多く採用されている。また、上記幅広合成樹脂フ
ィルムは、何枚かの幅狭合成樹脂フィルムを幅方向に接
続した幅広のものとして製造され、その際には、幅狭合
成樹脂フィルムの端縁部同士を相互に一定幅で重ね合わ
せ、その重なり箇所を熱溶着するといったことが行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、材質に塩化
ビニル樹脂を採用した合成樹脂フィルム(幅狭合成樹脂
フィルム)のうち、農園芸用に使われるものは農ビフィ
ルムまたは農ビシートと呼ばれることが多い。そして、
近時においては、上記の農ビフィルムの外側面として使
われる片面にアクリル樹脂層を積層処理して防塵性や耐
候性、溌水性、その他の種々の性質を改善していること
が多い。
【0004】ところが、片面にアクリル樹脂層を積層処
理した農ビフィルムについては、端縁部同士を重ね合わ
せてその重なり箇所を熱溶着するといった接続方法を採
用することができない。すなわち、片面にアクリル樹脂
層を積層処理した農ビフィルムの端縁部同士を重ね合わ
せると、重なり箇所では塩化ビニル樹脂層によってアク
リル樹脂層が挾まれた構造になり、このアクリル樹脂層
によってその両側の塩化ビニル樹脂層同士の熱溶着性が
損なわれてしまうからである。
【0005】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、農ビフィルムのように片面が表面処理された合
成樹脂フィルム(幅狭合成樹脂フィルム)を、熱溶着と
いう手段で幅方向に接続した幅広合成樹脂フィルムを提
供することを目的とする。また、本発明は、そのような
幅広合成樹脂フィルムを効率よく連続して製造すること
のできる合成樹脂フィルムの連続接続装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成によ
る幅広合成樹脂フィルムは、片面が表面処理された幅狭
合成樹脂フィルムの幅方向端縁部同士が突合せ状に対向
され、これらの幅狭合成樹脂フィルムの他面相互間に跨
がって延びるテープ状の接合用合成樹脂フィルムが、相
対向された各幅狭合成樹脂フィルムのそれぞれの他面に
熱溶着されているというものである。請求項2記載の構
成による幅広合成樹脂フィルムは、請求項1記載のもの
において、幅狭合成樹脂フィルムと接合用合成樹脂フィ
ルムとが塩化ビニル樹脂フィルムであり、幅狭合成樹脂
フィルムの片面にアクリル樹脂層が積層処理されている
というものである。請求項3記載の構成による合成樹脂
フィルムの連続接続装置は、2枚の合成樹脂フィルムの
相対向された幅方向端縁部同士を上下方向から挾んで送
るための連続送り経路を形成する上下一対の無端送り機
構と、上記連続送り経路の始部に給送されて2枚の合成
樹脂フィルムの相対向された幅方向端縁部の相互間に跨
がって重ね合わされるテープ状の接合用合成樹脂フィル
ムの巻きロールを回転自在に支持するリール機構と、上
記連続送り経路に対向して設置された熱板式加熱ユニッ
トと、を備えるというものである。請求項4記載の構成
による合成樹脂フィルムの連続接続装置は、請求項3記
載のものにおいて、熱板式加熱ユニットが連続送り経路
に沿って多段に配設されていると共に、最終段の熱板式
加熱ユニットの次段に連続送り経路に対向して冷却ユニ
ットが設けられ、各段の上記熱板式加熱ユニットの設定
温度が各別に設定可能であるというものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の構成によれば、テープ状の接合
用合成樹脂フィルムが幅狭合成樹脂フィルムの他面に熱
溶着されており、その幅狭合成樹脂フィルムの表面処理
された片面は熱溶着に使われていない。そのため、上述
した農ビフィルムのように片面にアクリル樹脂層が積層
処理されていても、そのアクリル樹脂層が幅狭合成樹脂
層を幅方向に接続して幅寸法を拡げることの障害になら
ない。この作用は、請求項2記載の構成によっても発揮
される。
【0008】そして、特に、請求項2記載の構成によれ
ば、接合用合成樹脂フィルムを熱溶着する幅狭合成樹脂
フィルムが接合用合成樹脂フィルムと同じ種類の合成樹
脂フィルム、具体的には塩化ビニル樹脂フィルムである
から、熱溶着したときに幅狭合成樹脂フィルムと接合用
合成樹脂フィルムとの相溶性が良好に発揮されて強固な
接合がなされる。
【0009】請求項3記載の構成において、上下一対の
無端送り機構により形成される連続送り経路に2枚の合
成樹脂フィルムの相対向された幅方向端縁部同士を送り
込むことと、リール機構で支持させたテープ状の接合用
合成樹脂フィルムを繰り出し、その接合用合成樹脂フィ
ルムを2枚の合成樹脂フィルムの相対向された幅方向端
縁部の相互間に跨がって重ね合わせた状態で上記連続送
り経路の始部に給送することとを行うと、連続送り経路
をそれらが送られる間に、2枚の合成樹脂フィルムの相
対向された幅方向端縁部と接合用合成樹脂フィルムとの
重なり箇所が熱板式加熱ユニットにより加熱されて熱溶
着される。この作用は、請求項4記載の構成によっても
発揮される。
【0010】そして、特に、請求項3記載の構成におい
て、多段に配設された熱板式加熱ユニットにおける第1
段目の加熱ユニットの設定温度を低めにしておきかつ第
1段のものから最終段のものに向けて設定温度を順次高
くしておくと、加熱ユニットに面する接合用合成樹脂フ
ィルムの非溶着面と溶着面との温度差を小さくした状態
での熱溶着が行われる。そのため、全段の加熱ユニット
による総加熱時間を短くしても、接合用合成樹脂フィル
ムの溶着面が溶着可能温度範囲に達しないうちに加熱ユ
ニットに面する接合用合成樹脂フィルムの非溶着面の温
度が上がりすぎるという事態を生じない。その上、無端
送り機構は、全段の加熱ユニットによる加熱域を通過す
るごとに冷却ユニットによって冷却されるので、無端送
り機構が長時間に亘って何サイクルしてもその温度上昇
が一定以下に強制的に抑制される。したがって、長時間
に亘る連続運転を行っても、接合用合成樹脂フィルムの
溶着面が溶着可能温度範囲に達しないうちに加熱ユニッ
トに面する接合用合成樹脂フィルムの非溶着面の温度が
上がりすぎるという事態を生じない。
【0011】
【実施例】図3は請求項1および請求項2に記載した発
明の実施例による幅広合成樹脂フィルムの接続部を示す
説明図であり、S1,S2は幅狭合成樹脂フィルム、S
3はテープ状の接合用合成樹脂フィルムを示している。
幅狭合成樹脂フィルムS1,S2は塩化ビニル樹脂フィ
ルムでなり、その片面にはアクリル樹脂層C1,C2が
積層処理(コート処理)されている。このように片面に
アクリル樹脂層C1,C2が積層処理された幅狭合成樹
脂フィルムS1,S2は農ビフィルムとして汎用されて
いるものであって、片面のアクリル樹脂層C1,C2を
外側面側に向けてビニルハウスなどに使用することによ
り、そのアクリル樹脂層C1,C2の性質により、採光
性を低下させずに防塵性や耐候性、溌水性などの性質が
改善される。接合用合成樹脂フィルムS3も塩化ビニル
樹脂フィルムでなり、上記幅狭合成樹脂フィルムS1,
S2よりもやゝ厚いものを強度面から好ましく使用でき
るけれども、厚さについては幅狭合成樹脂フィルムS
1,S2と同一であってもそれより薄いものであっても
よい。この接合用合成樹脂フィルムS3は、幅方向端縁
部同士が突合せ状に対向された上記幅狭合成樹脂フィル
ムの他面相互間に跨がって延びている。そして、この接
合用合成樹脂フィルムS3が相対向された各幅狭合成樹
脂フィルムS1,S2のそれぞれの他面に熱溶着されて
いる。図3は説明的に示した図であるから、接合用合成
樹脂フィルムS3と幅狭合成樹脂フィルムS1,S2と
の重なり箇所に境界線が図示されているけれども、熱溶
着された接合用合成樹脂フィルムS3と幅狭合成樹脂フ
ィルムS1,S2とは相溶して一体化するから、それら
の境界線は存在しないこともある。
【0012】図3で説明した幅広合成樹脂フィルムS3
においては、幅狭合成樹脂フィルムS1,S2の片面の
アクリル樹脂層C1,C2が熱溶着に使われていないた
め、そのアクリル樹脂層C1,C2が幅狭合成樹脂層を
幅方向に接続して幅寸法を拡げることの障害になってい
ない。しかも、接合用合成樹脂フィルムS3と幅狭合成
樹脂フィルムS1,S2とがいずれも塩化ビニル樹脂フ
ィルムであるから、熱溶着したときに幅狭合成樹脂フィ
ルムと接合用合成樹脂フィルムとの相溶性が良好に発揮
されて接続強度が大きくなる。図1は請求項3および請
求項4の発明の実施例による合成樹脂フィルムの連続接
続装置の概略側面図、図2は図1のII−II線に沿う
概略拡大端面図である。
【0013】機台1に無端帯状体2Aが複数のロール3
A…を介して取り付けられており、無端帯状体2Aには
矢符X方向に水平走行する往動走行部21Aと矢符X方
向とは反対方向に走行する復動走行部22Aとが形成さ
れるようになっている。また、機台1に支軸4を介して
取り付けられた取付枠5に無端帯状体2Bが複数のロー
ル3B…を介して取り付けられており、無端帯状体2B
には矢符X方向に水平走行する往動走行部21Bと矢符
X方向とは反対方向に走行する復動走行部22Bとが形
成されるようになっている。取付枠5は支軸4を中心と
して図1に実線で示した水平姿勢と仮想線で示した傾斜
姿勢との間で上下に揺動可能であり、装置運転時には水
平姿勢となされる。そして、取付枠5が水平姿勢になさ
れている状態においては、下側に配設された無端帯状体
2Aの往動走行部21Aとこれに相対向する上側に配設
された無端帯状体2Bの往動走行部21Bとの相互間に
合成樹脂フィルムS1,S2の連続送り経路6が形成さ
れる。したがって、下側の無端帯状体2Aとそれに付設
されたロール3A…とによって下側無端送り機構が構成
されており、上側の無端帯状体2Bとそれに付設された
ロール3B…とによって上側無端送り機構が構成されて
おり、これらの無端送り機構により、2枚の合成樹脂フ
ィルムS1,S2の相対向された幅方向端縁部同士が上
下方向から挾んで矢印X方向に送られる。
【0014】機台1に2つの加熱ユニット71A,72
Aと冷却ユニット73Aとが設けられ、取付枠5にも2
つの加熱ユニット71B,72Bと冷却ユニット73B
とが設けられている。なお、図2に加熱ユニット71
A,71Bについて示すように、すべての加熱ユニット
71A,72A,71B,72Bは熱板PをヒータHの
発熱で加熱する方式である。
【0015】機台1側の加熱ユニット(すなわち下加熱
ユニット)71A,72Aは、上記連続送り経路6に下
側から対向して前後2段に配設されており、また、後段
(最終段)の下加熱ユニット72Aの次段に上記冷却ユ
ニット73A(すなわち下冷却ユニット)が設けられて
いる。取付枠5側の加熱ユニット(すなわち上加熱ユニ
ット)71B,72Bは、上記連続送り経路6に上側か
ら対向して前後2段に配設されており、また、後段(最
終段)の上加熱ユニット72Bの次段に上記冷却ユニッ
ト(すなわち上冷却ユニット)73Bが設けられてい
る。なお、上下の冷却ユニット73A,73Bには、送
風機による送風機能を備えた公知のものを採用すること
が可能である。
【0016】前後2段の下加熱ユニット71A,72A
と前後2段の上加熱ユニット71B,72Bとは同一段
のもの同士が相対向していると共に、下冷却ユニット7
3Aと上冷却ユニット73Bとも相対向しており、さら
に、後段側の上下の加熱ユニット72B,72Aと上下
の冷却ユニット73B,73Aとの間の上記連続送り経
路6を挾む上下に一対の転圧ローラ8B,8Aが設けら
れている。100はリール機構であり、このリール機構
100は、テープ状の接合用合成樹脂フィルムS3の巻
きロールR3を回転自在に支持する軸110を有してい
る。
【0017】10は操作パネルであり、この操作パネル
10を操作することにより、前段の上下の加熱ユニット
71B,71Aと後段の上下の加熱ユニット72B,7
2Aの設定温度をそれぞれ各別に独立して調節すること
ができるようになっていると共に、無端帯状体2A,2
Bの走行速度を調節することができるようになってい
る。操作パネル10により各加熱ユニット71A,71
B,72A,72Bの温度を設定するための制御回路や
無端帯状体2A,2Bの走行速度を制御するための回路
は公知であるからそれらの詳細な説明は省略する。
【0018】なお、図1において、91は合成樹脂フィ
ルムS1,S2の送込み用ガイドローラ、92,93は
合成樹脂フィルムS1,S2の繰出し用ガイドローラ、
94は接合用合成樹脂フィルムS3の押えローラであ
る。ここで、合成樹脂フィルムS1,S2や接合用合成
樹脂フィルムS3には、図3で説明したものと同じもの
が用いられている。
【0019】次に作用を説明する。たとえば、前段の下
加熱ユニット71Aと上加熱ユニット71Bとの設定温
度が同一とされ、後段の下加熱ユニット72Aと上加熱
ユニット72Bとの設定温度が同一され、しかも後段の
下加熱ユニット72Aと上加熱ユニット72Bの温度は
前段の下加熱ユニット71Aと上加熱ユニット71Bの
設定温度よりもやゝ高く設定される。
【0020】このように各段上下の加熱ユニット71
A,71B,72A,72Bの温度を設定した上で、ガ
イドローラ91を経て連続送り経路6に合成樹脂フィル
ム(幅狭合成樹脂フィルム)S1,S2が、アクリル樹
脂層C1,C2が形成された片面を下にしてそれらの端
縁部同士を突合せ状に対向させて送り込まれる。同時
に、リール機構100により支持された巻きロールR3
から繰り出されたテープ状の接合用合成樹脂フィルムS
3の端部が合成樹脂フィルムS1,S2の端縁部の相互
間に跨がってそれらの合成樹脂フィルムS1,S2の他
面に重ね合わされた状態で連続送り経路6の始部に給送
される。これにより、上下の無端帯状体2A,2Bの走
行によりそれと同一速度で合成樹脂フィルムS1,S2
や接合用合成樹脂フィルムS3が連続送り経路6を矢符
X方向に連続して送られ、合成樹脂フィルムS1,S2
や接合用合成樹脂フィルムS3に対して前段上下の加熱
ユニット71A,71Bによる加熱が行われ、それに続
いて後段上下の加熱ユニット72A,72Bによる、よ
り高い温度での加熱が行われる。この場合の加熱は、上
下の無端帯状体2A,2Bの往動走行部21A,21B
を経ておこなわれる。そして、このように前段上下の加
熱ユニット71A,71Bによって合成樹脂フィルムS
1,S2や接合用合成樹脂フィルムS3が予備加熱さ
れ、そのように予備加熱された上記フィルムS1,S
2,S3に対してそれより高温での加熱が後段上下の加
熱ユニット72A,72Bによってなされると、上記フ
ィルムS1,S2,S3の表裏の温度差が小さい状態で
の熱溶着が行われる。そのため、送り速度を速めて全段
の加熱ユニット71A,71B,72A,72Bによる
総加熱時間を短くしても、合成樹脂フィルムS1,S2
と接合用合成樹脂フィルムS3との重なり面が溶着可能
温度範囲に達しないうちに加熱ユニット71A,71
B,72A,72Bに面する非溶着面の温度が上がりす
ぎるという事態を生じなくなり、非溶着面に皺や溶融跡
のない良好な仕上がり状態が得られる。
【0021】加熱域を通過した合成樹脂フィルムS1,
S2や接合用合成樹脂フィルムS3に対して上下の冷却
ユニット73B,73Aによる冷却が行われる。また、
無端帯状体2A,2Bの往動走行部21A,21Bは各
加熱ユニット71A,71B,72A,72Bによる加
熱域を通過した後に上下の冷却ユニット73A,73B
によって冷却される。このため、無端帯状体2A,2B
が長時間に亘って何サイクルしても上記往動走行部21
A,21Bの温度上昇が一定以下に強制的に抑制される
ことになり、そのことにより、上述した非溶着面に皺や
溶融跡のない良好な仕上がり状態が得られるという作用
がいっそう顕著に発揮される。
【0022】なお、実施例では2段に亘って加熱ユニッ
ト71A,71B,72A,72Bを設けたものを説明
したが、2段より多い多段に亘って加熱ユニットを設け
てもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載した発明による幅広合成
樹脂フィルムは、片面がアクリル樹脂層などで表面処理
されているにもかかわらず、その表面処理を障害とせず
に幅狭合成樹脂フィルムを幅方向に熱溶着で接続したも
のである。したがって、片面が表面処理された接続強度
の大きな幅広合成樹脂フィルムを提供することが可能に
なるという効果がある。また、請求項2に記載した発明
による幅広合成樹脂フィルムは、接続強度が特に多くな
るという効果がある。
【0024】請求項3や請求項4に記載した発明による
合成樹脂フィルムの連続接続装置によると、請求項1や
請求項2に記載した構成の幅広合成樹脂フィルムを効率
よく連続して製造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項3および請求項4の発明の実施例による
合成樹脂フィルムの連続接続装置を示す概略側面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う概略拡大端面図であ
る。
【図3】請求項1および請求項2の発明の実施例による
幅広合成樹脂フィルムの接続部を示す説明図ある。
【符号の説明】
C1,C2 アクリル樹脂層(表面処理層) R3 巻きロール S1,S2 幅狭合成樹脂フィルム S3 接合用合成樹脂フィルム 2A 下側の無端帯状体(無端送り機構) 2B 上側の無端帯状体(無端送り機構) 6 連続送り経路 71A,72A,71B,72B 熱板式加熱ユニット 73A,73B 冷却ユニット 100 リール機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/30 101 8115−4F // B29K 27:06 33:00 B29L 9:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面が表面処理された幅狭合成樹脂フィ
    ルムの幅方向端縁部同士が突合せ状に対向され、これら
    の幅狭合成樹脂フィルムの他面相互間に跨がって延びる
    テープ状の接合用合成樹脂フィルムが、相対向された各
    幅狭合成樹脂フィルムのそれぞれの他面に熱溶着されて
    いることを特徴とする幅広合成樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 幅狭合成樹脂フィルムと接合用合成樹脂
    フィルムとが塩化ビニル樹脂フィルムであり、幅狭合成
    樹脂フィルムの片面にアクリル樹脂層が積層処理されて
    いる請求項1記載の幅広合成樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】 2枚の合成樹脂フィルムの相対向された
    幅方向端縁部同士を上下方向から挾んで送るための連続
    送り経路を形成する上下一対の無端送り機構と、 上記連続送り経路の始部に給送されて2枚の合成樹脂フ
    ィルムの相対向された幅方向端縁部の相互間に跨がって
    重ね合わされるテープ状の接合用合成樹脂フィルムの巻
    きロールを回転自在に支持するリール機構と、 上記連続送り経路に対向して設置された熱板式加熱ユニ
    ットと、 を備えることを特徴とする合成樹脂フィルムの連続接続
    装置。
  4. 【請求項4】 熱板式加熱ユニットが連続送り経路に沿
    って多段に配設されていると共に、最終段の熱板式加熱
    ユニットの次段に連続送り経路に対向して冷却ユニット
    が設けられ、各段の上記熱板式加熱ユニットの設定温度
    が各別に設定可能である請求項3記載の合成樹脂フィル
    ムの連続接続装置。
JP6094935A 1994-05-09 1994-05-09 幅広合成樹脂フィルムおよび合成樹脂フィルムの連続接続装置 Pending JPH07299867A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169080A (ja) * 2009-08-20 2014-09-18 Bridgestone Corp タイヤ、及びタイヤの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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