JPH07299694A - 工作機械のノズル方向制御装置 - Google Patents

工作機械のノズル方向制御装置

Info

Publication number
JPH07299694A
JPH07299694A JP11447694A JP11447694A JPH07299694A JP H07299694 A JPH07299694 A JP H07299694A JP 11447694 A JP11447694 A JP 11447694A JP 11447694 A JP11447694 A JP 11447694A JP H07299694 A JPH07299694 A JP H07299694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
nozzle
nozzle direction
direction control
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11447694A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Takemura
竹村公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11447694A priority Critical patent/JPH07299694A/ja
Publication of JPH07299694A publication Critical patent/JPH07299694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具長の計測手段とノズル手段とを合体させ
た新規なノズルの方向制御装置を提供することを目的と
する。 【構成】 工作機械10等の主軸3に、方向制御できる
クーランのノズル手段Nと、主軸装着の工具長を検出す
るセンサ棒Fの計測手段とを一体的に備え、上記各手段
を主軸頭4等に備えた遠隔操作部Eに結んで同期動作さ
せ、工具先端を検出する計測手段のティーチング結果に
よりノズル手段を同方向に姿勢制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の工具に流体
又は気体を噴射させるノズルの方向制御装置に関し、方
向制御できるノズル手段と、主軸装着の工具先端を検出
する計測手段とを有機的に機能させると共に、この計測
データを有効利用して一台若しくは複数台の工作機械に
対して効率良くノズルの方向制御が行えるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、工具の加工点を冷却して工具寿命
を長くしたり、樹脂加工時に工具に巻き付く切粉を除去
するために、クーラントや冷却空気を供給するノズル方
向制御装置が各種提案されている。そして、ノズルの方
向制御をNCプログラムだけで行うと、NCの付加軸を
使用するためのサーボモータとアンプを1軸分だけ余分
に必要とし、コスト的にも機構的にも高く付く。従っ
て、コスト、機構、ソフトの各面で多くの問題があり実
用的でない。これが複数台の工作機械をシステムにして
運転する場合に、益々深刻な問題になっている。
【0003】また、工具交換に伴い、工具の折損を検出
する必要上から、ノズル装置の他に折損検出器を別設す
るとなると、設置スペースやコスト面それに工具交換動
作に連動機能させるためのソフトウエアの開発に多くの
時間とコストそれに、扱いにくさを増大させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点や要望に鑑みてなされたもので、工具先端の
計測手段とノズル手段とを合体させた新規なノズルの方
向制御装置を提供すると共に、この計測した工具データ
を有効利用して複数のワークや一台若しくは複数台の工
作機械に対して効率良くノズルの方向制御が行えるよう
にしたことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明を構成する
主要な構成手段のみを記述する。本発明の請求項1は、
工作機械の主軸付近に、方向制御できるノズル手段と、
主軸装着の工具先端を検出する計測手段とを備え、上記
各手段を遠隔操作部に結んで同期動作するよう構成し、
シーケンサの制御のもとに工具交換毎に工具先端を検出
する計測手段に基づきノズルを方向制御することを特徴
とする工作機械のノズル方向制御装置を主要構成とす
る。しかして、主軸上に装備する工具先端の計測手段と
ノズル方向制御を連動させて行うことで、両者の機能を
同時に発揮できる作用が与えられ、全く新しい思想のノ
ズル方向制御技術を提供する。
【0006】又、本発明の請求項2は、工作機械の主軸
付近に、方向制御されるノズル手段と、主軸装着の工具
先端を検出する計測手段とを備え、上記各手段を遠隔操
作部に結んで同期動作するよう構成し、シーケンサの制
御のもとに初回のワークに対する総ての加工工具の工具
交換毎に工具先端を検出する計測手段に基づきノズルを
方向制御した工具データをメモリ部に記憶し、二回目以
降に交換された同一ワークでは加工工具の交換に伴うノ
ズル方向制御を前記記憶した工具データにより方向制御
することを特徴とする工作機械のノズル方向制御装置と
したものである。これにより、計測手段でのデータ取り
の時間とその動作が省略でき、生産性を向上する。
【0007】そして、本発明の請求項3は、工作機械上
で異なるワークに対する総ての加工工具の工具先端を計
測手段で検出し、上記計測手段に基づきノズルを方向制
御して工具データをメモリ部に記憶し、上記工作機械に
おいて二回目以降のワーク加工時にはその選択されたワ
ークに該当する上記記憶の工具データを選択し、各工具
に対するノズルの方向制御を上記工具データにより順次
行うことを特徴とする工作機械のノズル方向制御装置で
ある。これにより、計測手段でのデータ取りの時間とそ
の動作が省略でき、生産性を向上する。
【0008】更に、本発明の請求項4は、工作機械上で
1つ乃至各個のワークに対する総ての加工工具の工具先
端に対してノズル方向を目測により旋回位置決めし、上
記ノズルの方向を工具と対応した工具データ(ティーチ
ングデータ)としてメモリ部に記憶し、次に上記工作機
械の自動運転によるワーク加工時には、その選択された
ワークに対応する上記記憶の工具データを選択し、工具
交換に伴い各工具に対するノズルの方向制御を上記工具
データにより順次行うことを特徴とする工作機械のノズ
ル方向制御装置である。これにより、計測手段でのデー
タ取りの時間とその動作が省略でき、生産性を向上す
る。
【0009】更に、本発明の請求項10は、工具マガジ
ンに納められている全ての工具をその工具Noと工具デ
ータとを対比させてシーケンサに予め記憶させ、所定ワ
ークの加工に先立ち使用工具順にシーケンサ内の工具デ
ータを並び替え(プログラム)し、工作機械の自動運転
時には工具交換信号を受けるシーケンサが使用工具No
に対応する工具データを順次呼び出し、この呼び出した
工具データによりノズル方向制御を行うようにしたこと
を特徴とする工作機械のノズル方向制御装置である。こ
れにより、ワーク変更に伴う工具の数や使用順序を手動
でプログラムできるから、自由なノズル方向制御に適合
する。
【0010】更に、本発明の請求項11は、複数台の工
作機械で一つのワークを順次加工する加工システムにお
いて、各工作機械を統括制御する中央制御装置又は個々
の工作機械を分割制御するNC制御装置から発せられる
工具情報により各工具に対するノズル手段を作動させ、
ノズル方向制御を行うようにしたことを特徴とする工作
機械のノズル方向制御装置である。従って、FMSシス
テムにおいて、中央処理制御装置からの工具情報を各工
作機械のシーケンサやNC制御装置に対して送り、この
工具情報により各ワークの各工具に対してのノズル方向
制御を総合的に行え、FMSシステムにおける生産性を
向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の請求項1から11に記載する
技術を含んだ図面の実施例で説明する。図1は本発明の
全体構成を示し、工作機械10はベッドB、ワークWを
載せるテーブルT、工具T1を装着した主軸3とその主
軸頭4及び各種の工具T1・・・Tnを交換するATC
装置20を備える。上記工作機械10における主軸頭4
の外周下端個所に、方向制御できるクーラント等のノズ
ル手段Nと工具の外周先端(以下、先端という)を検出
するタッチセンサ式の計測手段F(以下、センサ棒Fと
いう)を一体構成にして備えている。上記ノズル手段N
のノズルnを工具T1の外周先端に向けるべく、その方
向にセンサ棒とノズルを連動して制御する。尚、上記セ
ンサ棒Fはノズル手段Nを目測で工具先端に向けるティ
ーチング方法によるときは、方向を見定める物差しとし
て使用される。
【0012】上記手段N,Fは、図1,2に示すよう
に、同期動作させる遠隔操作部E(例えばエンコーダ付
モータMとシリンダC)を備え、この機構Eは主軸頭4
が工具交換位置O1からワークの直上位置O2へ水平移
動する途上でドッグ1がスイッチK1を作用させ、この
ON信号を受けるシーケンサの制御器MCによりモータ
M,シリンダCを起動させ、待機位置である主軸の軸方
向Aに向いているノズルnと板状のセンサ棒Fを実線で
示す工具THの先端方向(A´)に同じ姿勢で旋回させ
る。ここで、センサ棒が工具T1の先端方向に向いて突
出したり、又センサ棒をユニットU内へ没入させる。
【0013】この後、主軸は直上位置O2から加工位置
O3へ降下し、ワーク加工に入る。加工後は、O3から
O2への移動途上でドッグ2がスイッチK2を作用させ
てシリンダCのみを作動させ、センサ棒を突出させる。
ここで、必要あれば、再度工具長検出を行い、ON信号
を発すると、工具折損無しと判別する。この後、O2か
らO1へ移動して、新しい工具と交換する基本サイクル
で運転されるべく構成されている。
【0014】続いて、図2から7で、遠隔操作部Eとノ
ズル手段Nとセンサ棒Fとの連結構成を説明する。遠隔
操作部E内の減速機付モータMにより駆動される回転軸
11は、フレキシブルワイヤ12により、主軸頭4にバ
ンド30´で取付けた本体13内のウオーム14に、ト
ルク伝達する。この本体13内に支持する回転軸15に
は、ウオームホイル16が取付けられ、これにウオーム
14が噛み合い、モータMの回転を低速にした小径部1
5には、ノズル手段NのユニットUが取付けられ、この
前面に首振り自在のノズルnを螺着している。このノズ
ルnには、クーラント液又は空気流の流体Rを供給する
配管17が上記操作部E等から配備されている。
【0015】尚、上記ノズルnが下向き(A)から主軸
3の方向に90度旋回規制するべく、回転軸11のギヤ
G1に噛合するギヤ18のネジ棒19には、ドッグDが
螺合し、この昇降位置を2つのリミットスイッチ(磁気
センサ等でも良い)L1,L2により検出し、モータM
の停止位置を司る。勿論、リミットスイッチL2をL2
´へ移動させれば、ノズルnの旋回角度を(B)位置ま
で拡大調節できる。又、ノズルnの方向制御をその旋回
角度により調節するためのエンコーダ21がギヤG2を
介してギヤG1と噛み合い、このエンコーダ21からの
指令値をメモリ部MEに各工具の工具データとして記憶
することで、第2回目以降のノズル方向制御は、この工
具データによりモータMを回転制御する。
【0016】次に、工具先端の計測手段たるセンサ棒F
の構成に関し、図5から図10で説明する。樹脂製の上
記ユニットUにおけるノズルnに近傍した位置の偏平断
面の貫通孔22Bに貫通されており、その先端がノズル
nと並んで突出している。そして、センサ棒Fの後端側
は、絶縁材の偏平チューブ30内にガイドされて図1の
ように、シリンダCのピストン棒CAに絶縁具を介して
連結している。また、センサ棒の後端には、タッチセン
サ本体Sの感知棒SAが接触され、この状態にて電気的
導通が無いから、タッチセンサSはOFFになってい
る。しかし、センサ棒の先端に工具THが触れると、電
気的導通状態となり、タッチセンサをON動作させ、こ
のON信号により工具長の検出を行う。尚、タッチセン
サSは、電気的導通、静電容量、電磁的接合手段による
などあらゆる手段が採用できる。
【0017】尚、上記偏平チューブ30は、たわむ性質
に富み、且つ絶縁性を確保すべく、図8に示すようにL
型断面の一対の樹脂材30A,30Bを抱合させたもの
である。特に、樹脂材30A側にスリット30A´を設
けているため、図9のように屈曲性が良い。又、図10
のように半円断面の樹脂材31A,31Bによるチュー
ブ31として円形断面のセンサ棒に対応しても良いし、
楕円断面の樹脂材32A,32Bによるチューブ32と
して楕円断面のセンサ棒に対応しても良い。更に、円筒
断面のニポレックスチューブとして知られた樹脂製のパ
イプを偏平熱処理したチューブでもよい。上記、センサ
棒Fは、ノズルn側が凹んだ偏平断面を呈し、ノズルn
側からの外力に対して大きな力で伸長状態を保持する
も、ノズルn側への小さい力で容易に折れ曲がるスチー
ル製の巻尺の材質を流用している。これにより、センサ
棒は、大きな外力に対して折れ曲がるも、外力が無くな
ると復元する。尚、上記センサ棒が両方向に対して剛性
を高めたいのであれば、2本のセンサ棒を互いに対称的
に対面抱合させた構成としてもよい。
【0018】所で、上記センサ棒Fを出没させる駆動部
は、図1のシリンダCによるほか図6,7に示す一実施
例の駆動部40で構成してもよい。即ち、センサ棒Fの
チューブ30の後端30´は駆動本体40Aに連接し、
この内部空間40Bには一対のプーリ41,42が支軸
43,44に絶縁材41A,42Aを介して支持され、
1つのピニオン45によって各プーリに一体的に設けた
ウオーム46,47が噛み合っている。このピニオン4
5を図示しない小型モータにより正逆回転すると、一対
のプーリ41,42が実線,破線のように相反する方向
へ低速回転し、各プーリ41,42間で挟持した偏平な
センサ棒Fを工具TH方向に対して出没駆動する。尚、
上記駆動部40の後端にセンサ棒Fの後端を巻き取る巻
取器50を付設している。又、上記空間40B内に露出
してセンサ棒Fを上記センサSが感知するようになって
いる(図6には示さず)。勿論、センサ棒Fの駆動部4
0の構成は上記に限定されず、適宜公知手段の送り機構
を採用できる。
【0019】上記各部材(モータM,シリンダC又はモ
ータ,スイッチK1,K2,タッチセンサS他)は、シ
ーケンサである制御器MCによりシーケンス制御される
信号源とアクチュエータになっており、例えば、図11
に示すような一実施例の操作パネルOPによって操作さ
れる。上記操作パネルOPには、電源スイッチSWとノ
ズル方向制御の「自動」「手動」選択スイツチS1、毎
回のセンシング及び1サイクルのみのセンシングを切り
替えるモードスイッチMSのほか、刃具検知の有無スイ
ッチSH等を備えている。そして、選択スイッチS1が
「手動」位置において、「ノズル上」のスイッチNS1
を押すとノズルの向きを主軸3側へ上向きに移動させ、
「ノズル下」のスイッチNS2を押すとノズルの向きを
下向きに旋回する。又、「センサ出」のスイッチSS1
を押すとセンサ棒Fを突出させ、「センサ戻」のスイッ
チSS2を押すとセンサ棒Fを没入させる。ここで、メ
モリ釦(MM)を押すと、ノズルnの向きがエンコーダ
からの「位置指令値」としてティーチングされた数値が
シーケンサMC内のメモリ部に記憶される。
【0020】他方、選択スイッチS1を「自動」にする
と、工具交換動作と連動して、センサ棒Fが工具先端の
計測と同時にノズル方向の制御を行い、加工後に刃具検
知スイッチSHが「無」ならば刃具検知を省略し、又
「有」ならば刃具検知を実行した後、再び工具交換動作
を行うとき、センサ棒Fが工具先端の計測と同時にノズ
ル方向の制御を繰り返す。モードスイッチMSは「毎
回」に選択すると、ワークWの種類や数に関係なく工具
交換毎に工具先端検出とノズル方向制御とを行う。又、
モードスイッチMSを「1回メモリ」に選択すると、1
つのワークWに対して全ての加工工具の工具先端のデー
タ取りを実行し、これをシーケンサMC内のメモリ部に
記憶する。そして、ワーク交換後に同一ワークの加工を
実行するとき、記憶した各工具に対する工具データに基
づき工具交換毎にノズル方向制御する。更に「1回メモ
リ」と例えば99種類のワーク選択を行えるワークセレ
クトスイッチWSにより「ワークNo」の設定をしたと
きは、各ワーク毎に使用工具とその工具データがメモリ
される。この工具データはローダRを介してICカード
にメモリすることも出来るし、又、加工ワークに対応し
たICカードをローダRに差し込み、シーケンサMCに
工具データを戻して該当するワークの工具毎のノズル方
向制御を行うことが出来る。
【0021】尚、「アラーム」ALは、工具計測ミスや
刃具欠損を生じるとき点灯し、「メモリ」MMは工具デ
ータがメモリしている状態を示し、「原位置」Pはノズ
ルnが待機位置(A)にあるとき点灯する。又、「運転
ランプ」PLは電源ランプでもあり、運転状態を示す。
勿論、上記操作パネルOPにおける各スイッチやその他
の表示器及びシーケンサMCに内蔵する各機器等の配置
関係等は上記実施例に限定されず、必要に応じてレイア
ウト変更や仕様変更も可能である。
【0022】本発明のノズルの方向制御装置は、上記の
ように構成され、以下のように作用する。図12のフロ
ーチャート及び図1を中心にして、先ず、基本動作であ
る「工具交換毎に毎回センシング」する作用から説明す
る。スタートにより、「加工・加工終了」(イ)となる
と、「センサ棒の突出・加工点O3から上昇O2へ」
(ロ)移動させる。この途上で折損検出機能をスイッチ
K2のONで働かせ、突出したセンサ棒Fが工具T1の
先端に触れないと、OFFのままで「折損・アラーム」
(ハ)となってNC制御装置に知らせる。他方、ONと
なればセンサ棒Fを縮めて、交換位置O1へ進める。こ
のとき、新工具検出とノズル方向制御指令に備えて、ノ
ズルnとセンサ棒を軸方向Aへ戻す。工具交換後・工具
をO1からO2へ移動させる。ここで、スイッチK1が
働き「センサ棒突出・ノズルユニット旋回」(ヘ)によ
り、「工具長検出・ノズル方向の調節」(ト)を遠隔操
作部Eにより同期動作させる。
【0023】続いて、「タッチセンサON」(チ)にな
ると、「モータ停止・シリンダ作用」(リ)させて「セ
ンサ棒を縮め、ノズル方向固定」(ヌ)する。これに
て、ノズルnは正しく工具方向へ向く。主軸の「加工位
置O3への移動」(ル)と「加工完了」(ヲ)で、再度
主軸はO3からO2へ戻り、ここで突出するセンサ棒F
に工具が触れると「折損無し」、触れないと「折損・ア
ラーム」(ハ)とする。「折損無し」ならば、次の新工
具交換へと移る。以下、順次同様の作用を行う。尚、必
要なければ、加工後の工具折損検出を省略した運転プロ
グラムとしても良い。そのフローチャートを図13に示
す。先ず、モードスイッチMSを「毎回」とし、刃具検
知を「無」,そして「自動」の運転とする。続いて、ワ
ークの「「加工・加工終了」(a)で、工具T1を「加
工点O3からATC点O1」(b)移動させる。ここで
「工具交換後・工具をO1からO2」(c)へ移動なが
ら「センサを検知位置へ旋回」(d)し、「センサ棒突
出」(e)をする。この後、センサ棒が「工具長検出」
をすると同時に「ノズル方向調節」(f)を遠隔操作部
Eにより同期動作させる。「タッチセンサON」(g)
ならば、「モータ停止」で「ノズル方向固定」(h)
し、「センサ棒を縮める」(i)という作用を実行す
る。そして主軸の工具を「加工位置O3へ移動し加工開
始」(j)となる。以下、順次同一サイクルを繰り返え
す。
【0024】次に、最初のワークに対する1サイクルの
みセンシングし、同一ワークの2回目以降は、メモリ部
に記憶した工具データを加工に使用される工具順に対応
して呼び出し、ノズル方向制御させる作用を図14と図
1で説明するモードスイッチMSを「1回メモリ」と
し、刃具検知「無」、「自動」運転とする。初回ワーク
の加工時は、「新ワーク取付」(イ)により、先ず、
「ATC動作」(ロ)を行うとドッグ1に当るスイッチ
K1により工具交換を感知し、「新工具の検知とノズル
方向制御」(ハ)を行い、この工具データは「メモリ
1」としてメモリ部に記憶する。そして「ワーク加工・
終了」(ニ)で「ATC動作による次工具の交換」
(ホ)を行い、「次工具の検知とノズル方向制御」
(ヘ)を行い、この工具データは「メモリ2」としてメ
モリ部に記憶する。以下、工具の交換毎にその工具デー
タを「メモリ3,メモリ4・・・・」として記憶し、1
つの「ワーク加工の完了」となる。
【0025】これで、ワーク交換をした後、同一形状の
ワークを再度取付ける。この2回目ワークの加工時は、
「次ワークと交換」(チ)後に、「ATC動作・メモリ
1によりノズル方向制御」(リ)と「ワーク加工・終
了」(ヌ)、そして「ATC動作・メモリ2によりノズ
ル方向制御」(ル)と・・・・・・「ワーク加工・完
了」(ヲ)となり、初回目の工具データを交換工具に対
応して呼び出し、ノズル方向制御に利用される。以下、
3回目、4回目のワーク加工も同様に実行され、センシ
ング動作が省略されるため、生産性が向上する。
【0026】更に、複数の異なる各ワークW1〜Wnに
対する各工具の工具データをメモリする方法を図15に
示す。これは、各ワークW1〜Wnに対する各工具の使
用順に各工具の検出とノズル方向制御をメモリTM1〜
TMnしておく「準備工程」において、データ取りを実
行し、メモリ部に記憶させたりICカードに記憶した工
具データをローダRで読み取り、このデータにより、各
ワークW1〜Wnの中から加工するワークW1をワーク
セレクトスイッチWSで「1〜99種類」の中から一つ
を呼び出す。このワークに対応した加工内容に使用され
る工具毎にそのノズル方向制御が実行される。
【0027】続いて、ワークの加工運転に入り、「各ワ
ーク加工工程でノズル方向制御」するときは、即ち、ワ
ークW1においては、先ず、「ATC動作・工具T1」
(イ)をした後、ドッグ1にスイッチK1が触れること
による信号で、上記工具データの「メモリTM1により
ノズル方向制御」(ロ)し、この工具による加工が終わ
ると「ATC動作・工具T2」(ハ)と交換し、ドッグ
1にスイッチK1が触れることによる信号で、この工具
データの「メモリTM2によりノズル方向制御」(ニ)
し、この工具による加工が終わると・・・・・・「AT
C動作・工具Tn」(ホ)と交換し、ドッグ1にスイッ
チK1が触れることによる信号で、この工具データの
「メモリTMnによりノズル方向制御」(ヘ)し、上記
ワークW1の加工が完了する。以下、ワークW2,W3
・・・Wnに対する加工とノズル方向制御は、ワークセ
レクトスイッチWSの切り替えにより加工するワークW
2〜Wnの1つを呼び出し、上記と同様にしてノズル方
向制御が行われる。
【0028】所で、上記図15の実施例では、各ワーク
W1〜Wnに対する各工具T1〜Tnの使用順に各工具
の検出とノズル方向制御を工具データTM1〜TMnと
してメモリしておく「準備工程」におけるデータ取り
を、計測手段による自動計測で行った。しかし、計測手
段によらず、手動操作によるノズルの旋回でノズルを工
具先端に目測で向け、この方向をエンコーダで「方向指
令値」としてシーケンサ等のメモリ部に記憶するティー
チング方式を採用してもよい。(図16,17,11参
照)
【0029】図11において、まず、スイッチS1を
「手動」とし、ワークセレクトスイッチWSを「01」
とし、ワークW1に対応させる。モードスイッチMSは
「毎回」とする。ここで、図17に示すように、ノズル
n及びセンサ棒Fを頼りに工具T1の先端方向へ目測で
旋回調整する。これは図11に示すように、「ノズル
上」のスイッチNS1か「ノズル下」のスイッチNS2
を操作して行われる。ノズルnの方向が位置決めされた
所で、「メモリスイッチMM」を押し、ここでのエンコ
ーダの「方向指令値」をシーケンサ等のメモリ部に記憶
する。これを図16で説明すると、ワークW1に対応さ
せてワークナンバー「01」を指定し、ワークW1にお
ける使用工具T1,T,・・・Tnの順次に「ATCの
手動操作」を行い、先ず工具T1におけるノズル方向を
「ノズル上」のスイッチNS1か「ノズル下」のスイッ
チNS2を操作して行う。正しい方向へ合わせられた
ら、ティーチングメモリTM1を「メモリスイッチM
M」を押し、ここでのエンコーダの「方向指令値」とし
てシーケンサ等のメモリ部に記憶する。以下、同様にし
て「ATCの手動操作」を行い、工具T2,T3,・・
・Tnについて個々にそのノズル方向のティーチングメ
モリTM1を「メモリスイッチMM」を押し、ここでの
エンコーダの「方向指令値」としてシーケンサ等のメモ
リ部に記憶する。上記ティーチング操作は、次のワーク
W2,W3・・・Wnについても同様に行い、各々ワー
クナンバー「02」「03」,・・・「99」を指定し
記憶される
【0030】この後、上記図15の実施方法と同様に、
各ワークW1,W2・・・・Wnを適宜手段により選択
し、この指定されたワークW1についての「自動運転
(ワーク加工)」を、工具交換に伴う新工具に対応した
ノズル方向制御を順次記憶させたティーチングメモリT
M1,TM2・・・・TMn順に出力し、ノズル方向制
御を行う。
【0031】所で、上記ティーチング方法によりノズル
nを工具先端に向ける時の目安は、ノズルに接近して並
設したセンサ棒Fを工具先端に接近若しくは触れること
で、行っても良いし、一時的にクーラントをノズルから
噴射し、その方向確認により行ってもよい。尚、センサ
棒Fは図17に示すように、ノズルユニットNに付設し
た巻取器50から目測時に手動操作で引出すか、又は巻
取器50に付設したロータリアクチュエータ(図示な
し)により、操作パネルOPの「センサ出」SS1を押
して操作する方法を採用してもよい。このティーチング
方法によると、工具先端の有無を確認するセンサ棒Fの
スイッチ機能を省略できる利点が有る。勿論、センサ棒
Fの刃具欠損検出機能は省略されることとなる。
【0032】次に、図18示すように、準備工程でマシ
ニングセンタの工具マガジンに納められた全ての工具T
1〜Tnを予めその「工具No」(1)と「工具データ
取りのティーチング」(2)を行い、工具Noに対する
ノズル方向情報(工具データ)TM1〜TMnとを対比
させて制御器(シーケンサ)MCに「メモリ」(3)さ
せる。次にワーク(例えばW1)の指定を行い、この加
工に使用する工具順序のプログラムを「手動入力」
(4)する。続いて、自動運転に入り、マシニングセン
タからの工具交換信号(ATC位置(O1)からの主軸
移動をドッグ1がスイッチK1で感知される)により、
工具Noに対応した工具データTM1〜TMnの1つを
「呼び出し」(5)、このノズル方向情報(工具デー
タ)TM1〜TMnの1つで「ノズル方向制御」(6)
を順次実行する。ここで、「加工・加工終了」となり、
次の新しい工具と交換するときも同様に「工具交換信
号」を入力し、次の工具Noに対応してプログラムした
ノズル方向情報(工具データ)TM1〜TMnの1つを
「呼び出し」(5)、この新たなノズル方向情報(工具
データ)TM1〜TMnの1つで「ノズル方向制御」
(6)を改めて実行する。この方式の利点は、別のワー
クへの変更に伴う工具順序の変更は、予めシーケンサM
C内等にメモリされている工具Noに対応したノズル方
向情報(工具データ)TM1〜TMnを利用して手動入
力により自由にプログラムされるから、ワーク変更に伴
いランダムに交換される工具に対しても適応制御でき
る。勿論、上記「工具No」に対応するノズル方向情報
(工具データ)TM1〜TMnは、ICカードやシーケ
ンサ内のメモリ部に記憶させておけば、次回からは、準
備工程が省略できる。
【0033】所で、上記ICカードに記憶した工具デー
タにより各ワークW1〜Wnのノズル方向制御を行うに
は、1台の工作機械に限定されず、複数台の工作機械が
共通の工具データとして利用させることも可能である。
例えば、図19に示すように、複数台の工作機械10
A,10B,10Cを並行運転するFMSシステムに
は、中央処理制御装置CPU内に「工具情報T1〜T
n」に対する「工具データTM1〜TMn」を記憶させ
ておいたり、ICカードにメモリした「工具データTM
1〜TMn」をローダRで中央処理制御装置CPUへ転
送するなどして、「工具データTM1〜TMn」をメモ
リさせる。そして、各工作機械10A,10B,10C
に備えるシーケンサの制御装置MCに各ワークW1〜W
nに対応する「工具データTM1〜TMn」を照合さ
せ、ノズル方向制御が行われる。
【0034】尚、純粋に、複数台の工作機械10A,1
0B,10CをFMSシステム運転するときなどで中央
処理制御装置CPU内の「工具NoT1〜Tn」だけに
よりノズル方向制御を行うには、「工具NoT1〜T
n」に対応する「ノズル方向制御指令値」を中央処理制
御装置CPUから各工作機械のシーケンサ付の制御装置
MCに送り、その「ノズル方向制御指令値」により付加
1軸のノズル方向制御サーボモータ(図示なし)を駆動
し、「ノズル方向制御」することになる。
【0035】本発明は、上記実施例に限定されることな
く各部構成を設計変更出来ること勿論である。例えば、
ノズル方向を替えるスイッチNS1,NS2は、これを
中間零(O)で右に回すとノズル方向を「上向き及びそ
の速度調節」を行い、左に回すとノズル方向を「下向き
及びその速度調節」を行うように、その使用勝手を向上
させる工夫を盛り込んでもよい。そして、ATC後の主
軸移動を感知するドッグ1とスイッチK1の配置を図示
以外の適所に変更することができる。更に、操作パネル
OPは、工作機械のペンダントパネル(図示なし)の右
側面にマグネットで着脱自在としてもよいし、スイッチ
類をシートスイッチにしてもよい。
【0036】更に、図12から18で説明した各種運転
フローチャートは、その細部を適宜に変更して実施され
ること勿論である。例えば、図20に示すように、ワー
クW1(W2,W3の時も同じ)の加工時において、工
具T2の使用中に停電となったときは、「再スタート」
を今仮りに、「工具T4」から始めようとするには、図
11に示す「工具No指定Tnos」を「T4」とす
る。そして、「工具No表示Tno」で「T4」を確認
する。その後、「再スタート」をさせることで、「工具
T4」に交換され、工具データTM4となり、このノズ
ル方向制御を「矢印」のように行う。即ち、工具の飛び
越しや割込みを行っても、それに対応したノズル方向制
御が行われる。
【0037】
【効果】本発明は、上記のように構成されたものである
から、以下の効果が期待される。 主軸上に装備する工具長の計測手段とノズル方向制御
を連動させて行うことで、両者の機能を同時に発揮でき
る作用が与えられ、全く新しい思想のノズル方向制御技
術を提供する。 NC制御装置のプログラムを不要とし、工具先端のセ
ンサ棒との検出相互作用でノズル制御運転が簡便に行え
る。 ノズルやセンサ棒が一体構成されているから、既存の
工作機械の主軸への取付けが簡便にできるほか、空間の
有効利用にも貢献する。 加工後の工具折損検出機能との併用も可能であり、装
置の多機能化と構成の簡素化を両立し、コストダウンを
図れる。 一回目のワーク加工に当り、各工具先端へのノズル方
向制御のために計測使用した工具データを記憶し、同一
形状の二回目以降のワークに対しては上記交換工具に対
応する上記工具データ呼び出してノズル方向制御を自動
的に行う。これにより、計測手段でのデータ取りの時間
とその動作が省略でき、生産性を向上する。 一回目の異なる数種類の各ワーク加工に当り、各工具
先端へのノズル方向制御のために計測使用した各工具デ
ータを記憶し、上記と同一形状で異なる数種類の二回目
以降の各ワークに対しては上記交換工具に対応する上記
工具データを呼び出してノズル方向制御を自動的に行
う。これにより、計測手段でのデータ取りの時間とその
動作が省略でき、生産性を向上する。各種ワークに対
応して使用工具の工具データが自動計測手段やマニュア
ルのティーチング手段によりでメモリ部やICカードに
記憶される。このメモリ部やICカードから加工を行う
ワークを選択し、指定されたワークの加工に使用される
工具に対応した工具データを順次に呼び出し、ノズル方
向制御を行える。これにより、計測手段でのデータ取り
の時間とその動作が省略でき、生産性を向上する。 ワーク変更に伴う工具順序の変更でも、予めメモリさ
れているマガジン内の「工具No」とこのノズル方向情
報(工具データ)TM1〜TMnとを利用して、加工に
使用される工具順序が手動入力でプログラムされ、工具
順序やその使用本数が変更されてもノズル方向制御が適
格に実行できる。 FMSシステムにおいて、中央処理制御装置からの工
具情報を各工作機械のシーケンサやNC制御装置に対し
て送り、この工具情報により各ワークの各工具に対して
のノズル方向制御を総合的に行え、FMSシステムにお
ける生産性を向上する等多くの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズルの方向制御装置を備えた工作機
械の正面図である。
【図2】本発明のノズルの方向制御装置の断面図であ
る。
【図3】本発明ノズル手段の断面図である。
【図4】本発明駆動部のリミットスイッチ構成を示す側
面図である。
【図5】本発明ノズル手段と計測手段の関係を示す断面
図である。
【図6】本発明センサ棒の駆動部を示す要部の側面図で
ある。
【図7】本発明センサ棒の送り機構を示す要部の断面図
である。
【図8】センサ棒のチューブを示す側面図と平面図であ
る。
【図9】本発明チューブの屈曲状態を示す部分図であ
る。
【図10】本発明に係るチューブの断面図である。
【図11】本発明に係る操作パネル他のブロック線図で
ある。
【図12】本発明に係る毎回センシングと刃具検知によ
るフローチャート図である。
【図13】本発明に係る毎回センシングのみのフローチ
ャート図である。
【図14】本発明に係る初回センシングと2回目以降の
ノズル制御を示すフローチャート図である。
【図15】本発明に係り複数ワークに対してのノズル制
御を示すフローチャート図である。
【図16】本発明に係るマニュアルティーチングによる
ノズル制御を行う工具データ取り手順を示す説明図であ
る。
【図17】本発明に係りマニュアルティーチングに適し
た計測手段を示す主軸部の正面図である。
【図18】本発明に係りマガジン内の工具Noと対応し
て使用工具順序をプムグラムできるノズル制御を示すフ
ローチャート図である。
【図19】本発明に係りFMSシステムに対してのノズ
ル制御を示すブロック線図である。
【図20】本発明に係り工具の割込み飛び越し使用での
ノズル制御を示す説明図である。
【符号の説明】
3 主軸 N ノズル手段 F センサ棒(計測手段) E 遠隔操作部 M モータ C シリンダ K1,K2 スイッチ L1,L2 リミットスイッチ 10 工作機械 S タッチセンサ MC 制御器(シーケンサ) U ノズルユニツト W1〜Wn ワーク TM1〜TMn 工具データ(ノズル方向情報) T1〜Tn 工具

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の主軸付近に、方向制御できる
    ノズル手段と、主軸装着の工具先端を検出する計測手段
    とを備え、上記各手段を遠隔操作部に結んで同期動作す
    るよう構成し、シーケンサの制御のもとに工具交換毎に
    工具先端を検出する計測手段に基づきノズルを方向制御
    することを特徴とする工作機械のノズル方向制御装置。
  2. 【請求項2】 工作機械の主軸付近に、方向制御される
    ノズル手段と、主軸装着の工具先端を検出する計測手段
    とを備え、上記各手段を遠隔操作部に結んで同期動作す
    るよう構成し、シーケンサの制御のもとに初回のワーク
    に対する総ての加工工具の工具交換毎に工具先端を検出
    する計測手段に基づきノズルを方向制御した工具データ
    をメモリ部に記憶し、二回目以降に交換された同一ワー
    クでは加工工具の交換に伴うノズル方向制御を前記記憶
    した工具データにより方向制御することを特徴とする工
    作機械のノズル方向制御装置。
  3. 【請求項3】 工作機械上で異なるワークに対する総て
    の加工工具の工具先端を計測手段で検出し、上記計測手
    段に基づきノズルを方向制御して工具データをメモリ部
    に記憶し、上記工作機械において二回目以降のワーク加
    工時にはその選択されたワークに該当する上記記憶の工
    具データを選択し、各工具に対するノズルの方向制御を
    上記工具データにより順次行うことを特徴とする工作機
    械のノズル方向制御装置。
  4. 【請求項4】 工作機械上で1つ乃至各個のワークに対
    する総ての加工工具の工具先端に対してノズル方向を目
    測により旋回位置決めし、上記ノズルの方向を工具と対
    応した工具データ(ティーチングデータ)としてメモリ
    部に記憶し、次に上記工作機械の自動運転によるワーク
    加工時には、その選択されたワークに対応する上記記憶
    の工具データを選択し、工具交換に伴い各工具に対する
    ノズルの方向制御を上記工具データにより順次行うこと
    を特徴とする工作機械のノズル方向制御装置。
  5. 【請求項5】 ノズル手段と一体に構成された計測手段
    は、センサ棒に工具先端が触れるか接近すると感知する
    スイッチ機能を持つと共に、ワーク加工時にセンサ棒を
    没入させる構成とした請求項1及び2及び3に記載の工
    作機械のノズル方向制御装置。
  6. 【請求項6】 ノズル手段を方向制御する工具データを
    記憶するメモリ部は、メモリ素子のほかICカードとロ
    ーダとから構成とした請求項1及び2及び3及び4に記
    載の工作機械のノズル方向制御装置。
  7. 【請求項7】 センサ棒を出入する巻取器部は、手動引
    出式若しくはアクチュエータ式としたことを特徴とする
    請求項4に記載の工作機械のノズル方向制御装置。
  8. 【請求項8】 センサ棒を出入する駆動部は、一対のプ
    ーリでセンサ棒を挟持し、このプーリの正逆転駆動によ
    りチューブ内に通したセンサ棒を出入することを特徴と
    する請求項5に記載の工作機械のノズル方向制御装置。
  9. 【請求項9】 センサ棒を出入する計測手段とこの駆動
    部間のセンサ棒は、L型断面の一対の偏平帯材を抱合さ
    せたチューブ若しくは円筒形の樹脂を偏平成形したチュ
    ーブで被覆させたことを特徴とする請求項8に記載の工
    作機械のノズル方向制御装置。
  10. 【請求項10】 工具マガジンに納められている全ての
    工具をその工具Noと工具データとを対比させてシーケ
    ンサに予め記憶させ、所定ワークの加工に先立ち使用工
    具順にシーケンサ内の工具データを並び替え(プログラ
    ム)し、工作機械の自動運転時には工具交換信号を受け
    るシーケンサが使用工具Noに対応する工具データを順
    次呼び出し、この呼び出した工具データによりノズル方
    向制御を行うようにしたことを特徴とする工作機械のノ
    ズル方向制御装置。
  11. 【請求項11】 複数台の工作機械で一つのワークを順
    次加工する加工システムにおいて、各工作機械を統括制
    御する中央制御装置又は個々の工作機械を分割制御する
    NC制御装置から発せられる工具情報により各工具に対
    するノズル手段を作動させ、ノズル方向制御を行うよう
    にしたことを特徴とする工作機械のノズル方向制御装
    置。
JP11447694A 1994-04-29 1994-04-29 工作機械のノズル方向制御装置 Pending JPH07299694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447694A JPH07299694A (ja) 1994-04-29 1994-04-29 工作機械のノズル方向制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447694A JPH07299694A (ja) 1994-04-29 1994-04-29 工作機械のノズル方向制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07299694A true JPH07299694A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14638699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11447694A Pending JPH07299694A (ja) 1994-04-29 1994-04-29 工作機械のノズル方向制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07299694A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160184951A1 (en) * 2014-12-26 2016-06-30 Fanuc Corporation Cutting fluid supply system to machine tool
JP2016150399A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 ファナック株式会社 クーラントノズルの位置を調整するためのロボットシステム、およびロボット制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160184951A1 (en) * 2014-12-26 2016-06-30 Fanuc Corporation Cutting fluid supply system to machine tool
US10183369B2 (en) * 2014-12-26 2019-01-22 Fanuc Corporation Cutting fluid supply system to machine tool
JP2016150399A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 ファナック株式会社 クーラントノズルの位置を調整するためのロボットシステム、およびロボット制御方法
US9902070B2 (en) 2015-02-16 2018-02-27 Fanuc Corporation Robot system and robot control method for adjusting position of coolant nozzle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2916796B2 (ja) 複数の工作機械を制御するcnc装置
US5465215A (en) Numerical control method and apparatus
JP4011372B2 (ja) 数値制御工作機械の加工プログラムチェック方法およびチェック装置ならびにそれを備えた数値制御工作機械
JP3186213B2 (ja) 工具折損検出方法
JP2005028522A (ja) 工作機械及び工作機械の折損検出方法
JPH07299694A (ja) 工作機械のノズル方向制御装置
JPH11170117A (ja) 工作機械の移動軸の制御方法及び装置
JP2007125644A (ja) 砥石車のツルーイング装置
JPH0392248A (ja) 数値制御装置の操作順序表示装置
JP3459847B2 (ja) ツールプリセッタによる工具補正量再設定方法およびその装置
JPH07204978A (ja) ノズルの方向制御方法及び装置
JP3435229B2 (ja) Nc旋盤による加工方法及びバックアップ加工可能なnc旋盤
JPH05305540A (ja) 加工装置の工具交換方法
US6884957B2 (en) Wire electric discharge machine
US20180364681A1 (en) Numerical controller
JPH05297910A (ja) シーケンスコントローラ
JP2591413B2 (ja) ローダ制御装置
EP0553349A1 (en) Cnc system for controlling a plurality of machines
JP2890703B2 (ja) 工作機械
JPS58137556A (ja) 端面定寸位置決め制御装置
JPS59109909A (ja) 数値制御装置
JPS60146627A (ja) ワイヤカツト放電加工装置
JPH07204982A (ja) ノズルの方向制御装置
JPS6238111B2 (ja)
JP3641285B2 (ja) 対話型生爪成形装置