JPH07297115A - マスクとワークの位置合わせ方法および装置 - Google Patents

マスクとワークの位置合わせ方法および装置

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JPH07297115A
JPH07297115A JP6091935A JP9193594A JPH07297115A JP H07297115 A JPH07297115 A JP H07297115A JP 6091935 A JP6091935 A JP 6091935A JP 9193594 A JP9193594 A JP 9193594A JP H07297115 A JPH07297115 A JP H07297115A
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JP
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mask
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alignment
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JP6091935A
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English (en)
Inventor
Takanobu Miura
孝信 三浦
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動や熱膨張に起因する光学系の位置ズレや
変形による光路のズレの影響がなく、マスクパターンの
高集積化にも対応できる高精度なマスクとワークの位置
合わせ方法および装置を提供すること。 【構成】 マスクMのアライメント・マークMAの投影
像を基準線が表示されたモニタ9でモニタリングし、基
準線とマスクMのアライメント・マークMAが重なるよ
うにマスクMを移動させる。次に、ワークWを所定位置
に設置し、ワークWのアライメント・マークWAを有す
る面と、マスクMのアライメント・マークの投影面を一
致させ、アライメント・マークWAの投影像をモニタ9
によりモニタリングし、基準線とワークWのアライメン
ト・マークWAが重なるようにワークWを移動させる。
また、光学部材等を用いて、アライメント・マークWA
が位置する面と、アライメント・マークMAの投影面を
一致させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、半導体装置や
プリント基板、LCDの生産等に使用される露光装置に
おけるマスクとワークの位置合わせ方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パワートランジスタ、マイクロマシンあ
るいはプリント基板等の製造においては、マスクのパタ
ーンを正確にシリコンウエハ、エポキシ樹脂等のワーク
の所定の位置に露光することが重要である。上記位置合
わせは通常、マスクおよびワークのアライメント・マー
クを重ね合わせるようにして行っている。
【0003】特に、ある製造工程においては、ワークの
両面にパターンを焼き付けることがあり、裏面のパター
ンに対する表面のパターンの位置を正確に合わせること
が重要である。例えば、マイクロマシンの製造工程にお
いて要求される位置ズレの精度は1μm乃至数μmの精
度である。従来、上記位置合わせのためにアライメント
方法として下記の方法が行われていた。
【0004】図8は従来の位置合わせ方法を示す図であ
り、同図において、まず、マスクMの上方に位置したア
ライメント光源11からマスクMの裏に印されたアライ
メント・マーク105へ光を照射する。また、露光処理
を行うワーク22の下方に設置されたアライメント用光
源12からワーク22のアライメント・マーク104へ
光を照射する。なお、ワーク22のアライメント・マー
ク104は露光面の裏に印されている。
【0005】照射された光の一部はワークの表面および
裏面により反射され、各々の反射光は例えば対物レンズ
系31、ハーフミラー33、反射ミラー38、プリズム
39等で構成される光学系を経由してCCD等の画像処
理認識手段41へ入射し、モニタ42でモニタリングさ
れる。このようにして、マスクMのアライメント・マー
ク105とワーク22のアライメント・マークを認識
し、その二つのアライメント・マークの像が重なり合う
様に、マスクMまたはワーク22の位置を調整する。
【0006】ところで、上記の位置合わせ方法は、例え
ば、対物レンズ系31、ハーフミラー33、反射ミラー
38、プリズム39で構成されるアライメント用光学系
の光路が固定され動かないという条件では正確に行うこ
とができるが、上記光学系が位置ズレ、変形を起こした
場合、正確な位置合わせが不可能となる。すなわち、長
時間稼働させた場合には、アライメント用光学系の構成
要素の保持機構が装置全体の振動や熱膨張の影響を受け
て位置ズレや変形を起こし、前記した手順でマスクMと
ワーク22のアライメント・マークの重ね合わせを行っ
ても、それらの機構自体の異常があるので、正確な位置
合わせが不可能となる。
【0007】上記問題点を解決するため、発明者は先に
次の方法を提案した。すなわち、下記のように、マスク
Mを位置合わせするための基準アライメント・マーク1
07を有する基準マスクM2と、露光処理を行うワーク
22を位置合わせするための基準アライメント・マーク
106を有する基準マスクM1を用いることにする。
【0008】上記アライメント方法を図9、図10を用
いて説明する。まず図9を用いて上記方法を説明する。
図9において、マスクMの下方に設置したアライメント
用光源12から、マスクMの裏に印されたアライメント
・マーク105へ光を照射する。照射光は照射用集光レ
ンズ32、基準アライメント・マーク106を有する基
準マークM1、基準アライメント・マーク107を有す
る基準マークM2を透過し、マスクMと対物レンズ系3
1a,31b、ハーフミラー33で構成される光学系を
経由してCCD等の第1の画像処理認識装置34へ入射
する。この信号は画像処理され、第1のモニタ36でモ
ニタされる。
【0009】そこで、マスクMのアライメント・マーク
105と基準マスクM2の基準アライメント・マーク1
07を認識し、その2つの像が重なるようにマスクMま
たは光学系全体を移動させる。これにより、基準マスク
M2の基準アライメント・マーク107に対応した位置
にマスクMが位置決めされる。次に、図10に示すよう
に、ワーク22を挿入し、露光面に保持する。
【0010】ここで、ワーク22のアライメント・マー
ク104は露光面の裏側に位置しており、アライメント
用光源12からの照射光はワーク22の裏面により反射
され、例えば、対物レンズ系31a、ハーフミラー33
等で構成される光学系を経由して、第2の画像処理認識
手段35へ入射する。この信号は画像処理され、第2の
モニタ37でモニタリングされる。
【0011】そこで、ワーク22のアライメント・マー
ク104と基準マスクM1の基準アライメント・マーク
106を認識し、その2つの像が重なるようにワーク2
2を移動させる。これにより、基準マスクM1の基準ア
ライメント・マーク107に対応した位置にワーク22
が位置決めされる。以上で露光前のマスクMとワーク2
2のアライメントが完了する。
【0012】ここで、予め、マスクMを位置合わせする
ための基準アライメント・マーク107(基準マスクM
2)と、ワーク22を位置合わせするための基準アライ
メント・マーク106(基準マスクM1)の相互の位置
を調整・設定しておけば、上記のようにマスクMのアラ
イメント・マーク105と基準マスクM2のアライメン
ト・マーク107の位置、および、ワーク22のアライ
メント・マーク104と基準マスクM1のアライメント
・マーク106の位置をそれぞれ合わせることにより、
マスクMとワーク22のアライメント・マーク105,
104を一致させることができる。
【0013】また、露光終了後、次のワークを露光する
際には、再度、図9で説明したように、マスクMのアラ
イメント・マーク105と基準マスクM2の基準アライ
メント・マークを第1の画像処理認識手段34で認識
し、その2つの像が重なり合うようにマスクMまたは光
学系全体を移動させる。上記した方法によれば、アライ
メント用光学系の構成要素の保持機構やマスクMの保持
機構が装置全体の振動や熱膨張の影響を受けて位置ズレ
や変形を起こしたとしても、ワークを露光する前には必
ずマスクMまたは光学系全体の位置を調整しているの
で、基準アライメント・マーク106(基準マスクM
1)と基準アライメント・マーク107(基準マスクM
2)の相対位置が変化しないかぎり、正しいアライメン
トを行うことができる。
【0014】基準アライメント・マーク106を有する
基準マスクM1と基準アライメント・マーク107を有
する基準マスクM2は、例えば、図11に示すように基
準マークユニット112に約1mm程度の間隙t2 を設
けるように保持され、接着等によって固定されている。
上記間隙t2 は図8で説明した従来例の光路長と比較す
ると1/100以下である。
【0015】したがって、アライメントに大きく影響を
及ぼす装置全体の振動や熱膨張に起因する光学系の位置
ズレや変形による光路のズレも1/100以下となり、
実質的に熱や振動の影響を受けないと考えてよい。な
お、一般的に、マスクMのアライメント・マーク105
やワーク22のアライメント・マーク104は、マスク
M上、ワーク22上にそれぞれ2ヶ所以上印される。し
たがって、今まで述べてきたアライメント・マークの光
学系も2ヶ所以上設置され、基準マスクM1と基準マス
クM2を間隙t2 を以て保持する基準マークユニット1
12も2ヶ所以上設置される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9〜図1
1に示した従来例においては次のような問題点があっ
た。 (1)2ヶ所以上に設置された各基準マークユニット1
12(図11参照)における間隙t2 同士のバラツキ
(間隙の差)が対物レンズ31aの焦点深度(例えば1
0μm)より大きいと、アライメント・マーク104と
共に観察されるはずの、2ヶ所以上に設置された基準マ
ークユニット112の内、一方の基準マークユニットの
アライメント・マーク106は観察されても、他方の基
準マークユニットのアライメント・マーク106は像が
ぼやけて観察されないという問題が生ずる。
【0017】このため、2個以上のマークユニット11
2のそれぞれの間隙t2 のバラツキを、対物レンズ31
aの焦点深度内(例えば10μm)にコントロールしな
ければならないので、基準マークユニットの製作に厳し
い製作精度が要求され、製作コストが高価なものとな
る。 (2)基準マークユニット112における基準アライメ
ント・マーク106と107の位置合わせ精度がマスク
Mとワーク22の位置合わせ精度となる。このため、位
置合わせ精度の高精度化がなされるにつれ、基準マーク
ユニット112製作時の基準アライメント・マーク10
6と107の位置合わせ精度の高精度化が要求される。
【0018】しかし、基準アライメント・マーク106
と107の位置合わせ精度が1μm以内に要求される場
合、製作時の位置合わせ精度の高精度化にはある程度の
限界がある。このため、従来においては、基準マークユ
ニット112設置時に、基準マークユニット112全体
の傾きを調整して、基準アライメント・マーク106と
107の相互の位置を補正していた。
【0019】したがって、基準アライメント・マーク1
06と107の位置合わせ精度にさらに高い精度が要求
されてくると、補正作業に必要な傾き調整機構が複雑化
し、かつ傾き調整作業そのものが困難になってくる。 (3)基準マークユニット112における基準アライメ
ント・マーク106と107自体ある程度の幅を持つの
で、基準アライメント・マーク106,107と、マス
クM,ワーク22のアライメント・マークの位置合わせ
精度の高精度化もある程度限界がある。
【0020】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は、アライメントに大き
く影響を及ぼす装置全体の振動や熱膨張に起因する光学
系の位置ズレや変形による光路のズレの影響がなく、か
つ、マスクパターンの高集積化にも対応できる高精度な
マスクとワークの位置合わせ方法および装置を提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1の発明は、マスクとワークの位置
合わせ方法において、マスクのアライメント・マークの
投影像を受像・画像処理し、基準線が表示されたモニタ
でモニタリングし、モニタ出力に基づいて上記基準線と
マスクのアライメント・マークが重なるように、マスク
のアライメント・マークの投影像、もしくは、基準線の
位置を移動させ、次に、ワークを所定位置に設置し、ワ
ークのアライメント・マークを有する面と、前記マスク
のアライメント・マークの投影面を一致させ、ワークの
アライメント・マークの投影像を受像・画像処理してモ
ニタによりモニタリングし、モニタ出力に基づき基準線
とワークのアライメント・マークが重なるようにワーク
を移動させるようにしたものである。
【0022】本発明の請求項2の発明は、マスクとワー
クの位置合わせ方法において、マスクのアライメント・
マークの投影像を受像・画像処理し、基準線が表示され
たモニタでモニタリングし、モニタ出力に基づいて上記
基準線とマスクのアライメント・マークが重なるよう
に、マスクのアライメント・マークの投影像、もしく
は、基準線の位置を移動させ、次に、ワークを所定位置
に設置し、対物レンズの観察面をワークのアライメント
・マークを有する面と一致させ、 ワークのアライメン
ト・マークの投影像を受像・画像処理してモニタにより
モニタリングし、モニタ出力に基づき基準線とワークの
アライメント・マークが重なるようにワークを移動させ
るようにしたものである。
【0023】本発明の請求項3の発明は、マスクとワー
クの位置合わせ方法において、ワークのアライメント・
マークを有する面と、マスクのアライメント・マークの
投影面を予め一致させ、マスクのアライメント・マーク
の投影像を受像・画像処理し、基準線が表示されたモニ
タでモニタリングし、モニタ出力に基づいて上記基準線
とマスクのアライメント・マークが重なるようにマスク
のアライメント・マークの投影像、もしくは、基準線の
位置を移動させ、次に、ワークを所定位置に設置し、ワ
ークのアライメント・マークの投影像を受像・画像処理
してモニタによりモニタリングし、モニタ出力に基づき
基準線とワークのアライメント・マークが重なるように
ワークを移動させるようにしたものである。
【0024】本発明の請求項4の発明は、マスクとワー
クの位置合わせ方法において、ワークのアライメント・
マークが位置する面と、マスクのアライメント・マーク
の投影面が一致するように、マスクのアライメント・マ
ークの投影像を予め移動させ、マスクのアライメント・
マークの投影像を受像・画像処理し、基準線が表示され
たモニタでモニタリングし、モニタ出力に基づいて上記
基準線とマスクのアライメント・マークが重なるよう
に、マスクのアライメント・マークの投影像、もしく
は、基準線の位置を移動させ、次に、ワークを所定位置
に設置し、ワークのアライメント・マークの投影像を受
像・画像処理してモニタによりモニタリングし、モニタ
出力に基づき基準線とワークのアライメント・マークが
重なるようにワークを移動させるようにしたものであ
る。
【0025】本発明の請求項5の発明は、マスクとワー
クの位置合わせ装置において、マスクおよびワークのア
ライメント・マークの投影像を受像・画像処理する画像
処理手段と、基準線を発生する基準線発生手段と、画像
処理手段により受像・画像処理された投影像と、基準線
発生手段により発生された基準線とを共にモニタリング
するモニタリング手段と、ワークの位置を移動させるワ
ーク位置移動手段と、対物レンズを備えたアライメント
・ユニットの位置を移動させるアライメント・ユニット
移動手段とを設け、ワーク位置移動手段およびアライメ
ント・ユニット移動手段により、モニタリング手段でモ
ニタリングされた基準線とマスクおよびワークのアライ
メント・マークの投影像が重なるようにワークおよびア
ライメント・ユニットを移動させることにより、マスク
とワークの位置合わせを行うように構成したものであ
る。
【0026】本発明の請求項6の発明は、マスクとワー
クの位置合わせ装置において、マスクおよびワークのア
ライメント・マークの投影像を受像・画像処理する画像
処理手段と、基準線を発生する基準線発生手段と、画像
処理手段により受像・画像処理された投影像と、基準線
発生手段により発生された基準線とを共にモニタリング
するモニタリング手段と、ワークの位置を移動させるワ
ーク位置移動手段と、基準線発生手段が発生する基準線
の位置を移動させる基準線位置移動手段とを設け、ワー
ク位置移動手段および基準線位置移動手段により、モニ
タリング手段でモニタリングされた基準線とマスクおよ
びワークのアライメント・マークの投影像が重なるよう
にワークおよび基準線の位置を移動させることにより、
マスクとワークの位置合わせを行うように構成したもの
である。
【0027】
【作用】本発明の請求項1の発明においては、基準線と
マスクのアライメント・マークを一致させ、次に、ワー
クを所定位置に設置してワークのアライメント・マーク
を有する面と、前記マスクのアライメント・マークの投
影面を一致させ、さらに、基準線とワークのアライメン
ト・マークが重なるようにワークを移動させるようにし
たので、ワーク上の複数のアライメント・マークを同
精度で観察することができ、基準マークユニットを使
用していないので、従来例に較べ製作コストを低減化す
ることができる。また、従来例における基準アライメ
ント・マークの位置合わせ精度に起因する補正作業が不
要となり、モニタの倍率、すなわち、対物レンズの倍
率を上げれば、相対的に基準線の線幅は狭くなるので、
対物レンズの倍率を上げ、アライメント・マークの線幅
を微細化していけば、マスクとウエハの位置合わせ精度
をより高精度化することができる。
【0028】本発明の請求項2の発明においては、基準
線とマスクのアライメント・マークを一致させ、次に、
ワークを所定位置に設置して対物レンズの観察面をワー
クのアライメント・マークを有する面と一致させ、さら
に、基準線とワークのアライメント・マークが重なるよ
うにワークを移動させるようにしたので、請求項1の発
明と同様な効果を得ることができるとともに、請求項1
の発明のようにワークをZ方向(アライメント光の照射
方向と同方向)に移動させる機構を新たに設ける必要が
なく、装置の構成を簡単にすることができる。
【0029】本発明の請求項3の発明においては、ワー
クのアライメント・マークを有する面と、マスクのアラ
イメント・マークの投影面を予め一致させておき、基準
線とマスクのアライメント・マークを一致させ、次に、
基準線とワークのアライメント・マークが重なるように
ワークを移動させるようにしたので、請求項1の発明と
同様な効果を得ることができるとともに、マスクもしく
は投影レンズを移動させ、ワークのアライメント・マー
クを有する面と、マスクのアライメント・マークの投影
面を予め一致させることができ、請求項2の発明と同
様、ワークをZ方向(アライメント光の照射方向と同方
向)に移動させる機構を新たに設ける必要がなく、装置
の構成を簡単にすることができる。
【0030】本発明の請求項4の発明においては、ワー
クのアライメント・マークが位置する面と、前記マスク
のアライメント・マークの投影面が一致するように、光
学部材により、マスクのアライメント・マークの投影像
を予め移動させておき、基準線とマスクのアライメント
・マークを一致させ、次に、ワークを所定位置に設置
し、基準線とワークのアライメント・マークが重なるよ
うにワークを移動させるようにしたので、請求項1の発
明と同様な効果を得ることができるとともに、ワークや
マスクをZ方向に移動させる必要がなく、ワーク等の移
動機構を簡単化することができる。また、簡単な操作で
ワークのアライメント・マークを有する面とマスクのア
ライメント・マークの投影面を一致させることができ
る。
【0031】本発明の請求項5の発明においては、マス
クとワークの位置合わせ装置を、マスクおよびワークの
アライメント・マークの投影像を受像・画像処理する画
像処理手段と、基準線を発生する基準線発生手段と、画
像処理手段により受像・画像処理された投影像と、基準
線発生手段により発生された基準線とを共にモニタリン
グするモニタリング手段と、ワークの位置を移動させる
ワーク位置移動手段と、対物レンズを備えたアライメン
ト・ユニットの位置を移動させるアライメント・ユニッ
ト移動手段とから構成し、ワーク位置移動手段およびア
ライメント・ユニット移動手段により、モニタリング手
段でモニタリングされた基準線とマスクおよびワークの
アライメント・マークの投影像が重なるようにワークお
よびアライメント・ユニットを移動させることにより、
マスクとワークの位置合わせを行うように構成したの
で、従来例に較べ装置の製作コストを低減化することが
でき、また、基準アライメント・マークの補正作業を不
要とすることができる。さらに、マスクとウエハの位置
合わせ精度の高精度化を図ることが可能となる。
【0032】本発明の請求項6の発明においては、マス
クとワークの位置合わせ装置を、マスクおよびワークの
アライメント・マークの投影像を受像・画像処理する画
像処理手段と、基準線を発生する基準線発生手段と、画
像処理手段により受像・画像処理された投影像と、基準
線発生手段により発生された基準線とを共にモニタリン
グするモニタリング手段と、ワークの位置を移動させる
ワーク位置移動手段と、基準線発生手段が発生する基準
線の位置を移動させる基準線位置移動手段とから構成
し、ワーク位置移動手段および基準線位置移動手段によ
り、モニタリング手段でモニタリングされた基準線とマ
スクおよびワークのアライメント・マークの投影像が重
なるようにワークおよび基準線の位置を移動させ、マス
クとワークの位置合わせを行うようにしたので、請求項
5の発明と同様な効果を得ることができるとともに、請
求項5の発明のように、基準線とマスクのアライメント
・マークの投影像を重ねる際、アライメント・ユニット
の位置を移動させる必要がなく、アライメント・ユニッ
ト移動手段の構成を簡単化し、操作を容易にすることが
できる。
【0033】
【実施例】図1は本発明の第1および第2の実施例を示
す図であり、同図は本発明のマスクとワークの位置合わ
せ方法が適用される露光装置の構成を示している。同図
において、1は露光光照射装置であり、マスクMの表面
での照度が均一になるように露光光、例えば、i線、h
線、g線(i線:波長365nm 、h線:波長405nm 、g
線:波長436nm )を、パターンとアライメント・マーク
MAが印されたマスクMに照射する。
【0034】露光光照射装置1は、例えば図2に示すよ
うに、内部に、光源としての高圧水銀ランプ1aを備え
ており、高圧水銀ランプ1aの光を楕円集光鏡1bで集
光し、平面反射鏡1c→インテグレータレンズ1d→平
面反射鏡1e→コンデンサレンズ1fを介して、マスク
Mに照射する。図1に戻り、2はマスク駆動装置であ
り、マスクMの位置をX方向、Y方向(露光光の方向と
直交する平面上の2方向)、Z方向(図1において、上
下方向)に移動させたり、回転方向に移動させる。具体
的には、マスク駆動装置2は、マスクMを保持するマス
クステージ(図示せず)を上記のように移動させるもの
であり、マイクロメータヘッドを用いた手動制御でも、
サーボモータ等を用いた自動駆動であってもよい。
【0035】3は投影レンズであり、マスクM上のパタ
ーンやアライメント・マークMAをマスクパターン投影
面4に投影する。31は、投影レンズ駆動装置であり、
投影レンズ駆動装置31は投影レンズを保持するステー
ジ(図示せず)をZ方向に移動させるものであり、マイ
クロメータヘッドを用いた手動制御でも、サーボモータ
等を用いた自動制御であってもよい。
【0036】5はワークステージであり、例えば、ウエ
ハ(ワーク)Wを真空吸着機構(図示せず)により吸着
して保持する。また、ワークステージ5はウエハWの裏
面に印されたアライメント・マークWAを観察するため
の観察孔52を有している。51はステージ駆動装置で
あり、ステージ駆動装置51はマスク駆動装置2と同様
にワークステージ5を移動させる機能を持っている。
【0037】6はアライメント光照射装置であり、アラ
イメント光照射装置6はコンデンサレンズ61、ハーフ
ミラー62、対物レンズ7を介して、観察孔52を通し
てウエハWのアライメント・マークWAを光照射する。
図3は上記アライメント光照射装置6の構成の一例を示
す図であり、アライメント光照射装置6は内部にハロゲ
ンランプ等から構成されるランプ6aとランプ6aの電
源6bとを備えており、ランプ6aの光は赤外線カット
フィルタ6c、光ファイバガイド6dを介して上記コン
デンサレンズ61に与えられる。
【0038】なお、アライメント光照射装置6から放射
される光は特に波長を限定する必要はないが、ウエハW
裏面にもマスクパターンを露光する場合には、例えば、
露光波長であるi線、h線、g線を含まない非露光光を
放射させる方が望ましい。図1に戻り、8はイメージセ
ンサであり、ワークステージ5上にウエハWが存在しな
いときは、マスクMのアライメント・マークの投影像を
対物レンズ7、ハーフミラー62を介して受像する。一
方、ワークステージ上にウエハWが存在する場合には、
アライメント光照射装置6によるウエハのアライメント
・マークの投影像を対物レンズ7、ハーフミラー62を
介して受像する。
【0039】上記、対物レンズ7と、それに付随する光
学部品、例えば、アライメント光照射装置6、コンデン
サレンズ61、ハーフミラー62、イメージセンサ8等
でアライメント・ユニット70を構成しており、アライ
メント・ユニット駆動装置71はアライメント・ユニッ
ト70をX,Y,Z方向に移動させる機能を持ってい
る。
【0040】すなわち、対物レンズ7のみを移動させる
と、上記付随する光学部品が対物レンズ7の結像光路か
ら外れるため、対物レンズ7による投影像をモニタリン
グできなくなる。このため、上記のように、対物レンズ
7と、それに付随する光学部品をユニット化し、アライ
メント・ユニット駆動装置71により移動させる。な
お、アライメント・ユニット駆動装置71はマスク駆動
装置2と同様に手動制御であっても、自動駆動であって
もよい。
【0041】9はモニタであり、イメージセンサ8から
の信号を受像、画像処理しモニタリングする。モニタ9
はライン発生器91により画面上に例えば十字の基準線
を表示する。ライン発生器91としては、TVカメラや
画像処理装置の映像信号の任意の位置(ラインの位置
は、調整つまみ等にて簡単に調整できる)に電子ライン
をスーパーインポーズする機能を備えた市販の電子ライ
ン発生ユニット等を利用することができる。
【0042】また、位置合わせを自動で行う場合は、ラ
インの位置を外部より電気信号を入力することにより調
整できるタイプのものが望ましい。なお、本実施例にお
いて、マスク駆動装置2、ステージ駆動装置51、アラ
イメント・ユニット駆動装置71を自動駆動する場合
は、上記マスク駆動装置2、ステージ駆動装置51、ア
ライメント・ユニット駆動装置71、モニタ9、およ
び、ライン発生器91と接続された制御部(図示せず)
を設け、該制御部によりこれらを制御することが望まし
い。
【0043】次に、図1により、本発明の第1の実施例
のアライメント手順について説明する。 (1)マスクMを所定の位置に設置する。 (2)ウエハWがステージ5上にない状態で、露光光照
射装置1からマスクMに光を照射する。マスクMのパタ
ーンおよびアライメント・マークMAは投影レンズ3に
よりマスクパターン投影面4に投影される。
【0044】ここで、マスクMまたは投影レンズ3は、
マスクパターン投影面4とウエハWの表面が一致するよ
うに予めマスク駆動装置2または投影レンズ駆動装置3
1によって調整されている。 (3)マスクMのアライメント・マークMAの像がイメ
ージセンサ8上に結像するように、アライメント・ユニ
ット駆動装置71を用いて対物レンズ7をX方向または
Y方向またはZ方向に移動させる。この調整は一度行え
ば、前記マスクMが設置されている限り行う必要はな
い。
【0045】イメージセンサ8で受像されたマスクMの
アライメント・マークMAは、モニタ9の画面にモニタ
リングされる。図4はマスクM上におけるアライメント
・マークMA(同図ではアライメント・マークが2個の
場合が示されている)と対物レンズ7の配置、および、
モニタ9に表示される画像を示す図である。
【0046】同図(a)(b)(c)に示すように、モ
ニタ9の画面中央にはライン発生器91により、例えば
十字の基準線92が設定されており、モニタ9の画面上
に上記対物レンズ7により観察された2個のアライメン
ト・マークMAがそれぞれ表示される。 (4)モニタ9の画面において、図4に示すように、十
字の基準線92とマスクMのアライメント・マークMA
が重なりあうように、アライメント・ユニット駆動装置
71によって、対物レンズ7から構成される2ヶ所以上
のアライメント・ユニット70をX方向またはY方向に
移動させる。
【0047】ここで、2ヶ所以上の十字の基準線のX方
向またはY方向の間隔は、対物レンズ7の間隔とほぼ等
しくなるため、十字の基準線92とマスクMのアライメ
ント・マークMAが重なり合うようにするためには、2
ヶ所以上設けられたアライメント・マークMAのX方向
またはY方向の間隔と、十字の基準線92のX方向また
はY方向の間隔を一致させる必要がある。
【0048】したがって、マスクMのみを移動させても
2ヶ所以上に設けられたアライメント・マークMAの間
隔を変えることはできず、十字の基準線92とマスクM
のアライメント・マークMAを重ね合わせることはでき
ない。このため、上記のよう2ヶ所以上のアライメント
・ユニット70をX方向またはY方向に移動させる必要
がある。
【0049】すなわち、図4(a)に示す状態から、同
図(b)に示すように、一方のアライメント・ユニット
70を移動させて一方のアライメント・マークMAを基
準線92と一致させ、ついで、同図(c)に示すように
他方のアライメント・ユニット70を移動させて、他方
のアライメント・マークMAを基準線92と一致させ
る。
【0050】なお、上記のように、アライメント・ユニ
ット70を移動させて十字の基準線92とマスクMのア
ライメント・マークMAを重ね合わせる外、次のように
することもできる。 ライン発生器91のライン移動機能を用いて、2ヶ
所以上のモニタ9上の十字の基準線をX方向またはY方
向に移動させて十字の基準線92とマスクMのアライメ
ント・マークMAを重ね合わせる。
【0051】上記のように基準線を移動させる場合に
は、アライメント・ユニット70を移動させる必要がな
いので、構造的にアライメント・ユニット70を移動さ
せにくい装置においては、この手法で十字の基準線92
とアライメント・マークMAを重ね合わせすることがで
きる。 マスク駆動装置2を用いてマスクMを移動させて一
方のアライメント・マークMAを基準線92と一致さ
せ、ついで、アライメント・ユニット70を移動させ
て、もしくは、基準線92を移動させて、他方のアライ
メント・マークMAを基準線92と一致させる。
【0052】上記調整は、モニタ9を観察しながら手動
で行う。なお、前記したように、モニタ9やアライメン
ト・ユニット駆動装置71またはライン発生器91、マ
スク駆動装置2が制御器(図示せず)によって制御され
ているなら、自動制御も可能である。 (5)露光光照射装置1からマスクMへの光の照射を停
止する。 (6)ウエハWをワークステージ5にセットする。ウエ
ハWの裏面あるいは両面にはアライメント・マークWA
が予め印されている。なお、ここでいう裏面とはマスク
Mと対面しない面をいう。
【0053】ウエハWは、ワークステージ5に設けられ
た例えば位置決めピン等の位置合わせ手段に突き当てて
設置することにより、プリセットされる。このため、ウ
エハWの裏面のアライメント・マークWAは観察孔52
の近傍に位置する。 (7)アライメント光照射装置6より光を放射する。光
はワークステージ5の観察孔52を通して、ウエハWの
裏面に照射される。なお、その際、ウエハWの裏面にも
マスクパターンを露光する場合には、アライメント光照
射装置6より、例えば露光波長であるi線、g線、h線
を含まない非露光光を放射させる方が望ましい。 (8)対物レンズ7はマスクパターン投影面4と結像関
係になっているので、ウエハWの裏面のアライメント・
マークWAの像がイメージセンサ9上に結像するよう
に、ステージ駆動装置51によりワークステージ5をZ
方向に移動させ、マスクパターン投影面4とウエハW裏
面を一致させる。
【0054】なお、このとき、ワークステージ5をZ方
向に移動させる代わりに、アライメント・ユニット70
をアライメント・ユニット駆動装置71により駆動し、
対物レンズ7をZ方向に移動させて、ウエハWの裏面と
イメージセンサが結像関係になるようにすることもでき
る。上記のようにすれば、ワークステージ5をZ方向に
移動させる機構を設ける必要がなくなり、装置の構成を
簡単化することができる。
【0055】上記調整はモニタ9を観察しながら手動で
行う。また、前記したように、モニタ9やステージ駆動
装置51が図示しない制御器により制御されているな
ら、自動調整も可能である。 (9)その後、モニタ9の画面において、十字の基準線
92とウエハWの裏面のアライメント・マークWAが重
なり合うように、ステージ駆動装置51によりワークス
テージ5をX方向またはY方向または回転方向に移動さ
せる。
【0056】図5はワークW上におけるアライメント・
マークWA(同図ではアライメント・マークが2個の場
合が示されている)と対物レンズ7の配置、および、モ
ニタ9に表示される画像を示す図である。同図(a)
(b)に示すように、モニタ9の画面中央にはライン発
生器91により、例えば十字の基準線92が設定されて
おり、モニタ9の画面上に上記対物レンズ7により観察
された2個のアライメント・マークWAがそれぞれ表示
される。
【0057】なお、前記したように、それぞれの十字の
基準線92はマスクMのアライメント・マークMAと一
致するように調整されているため、十字の基準線92の
間隔はワークの2個のアライメント・マークWAの間隔
と略一致し、モニタ9上には最初は同図(a)に示すよ
うに基準線92とアライメント・マークWAが表示され
る。
【0058】同図(a)に示す状態から、ステージ駆動
装置51によりワークステージ5をX方向またはY方向
または回転方向に移動させることにより、同図(b)に
示すように、十字の基準線92とウエハWの裏面のアラ
イメント・マークWAを重ね合わせることができる。こ
の調整はモニタ9を観察しながら手動で行う。また、前
記したように、モニタ9やステージ駆動装置51が図示
しない制御器により制御されているなら、自動調整も可
能である。 (10)上記した(8)においてワークステージ5をZ
方向に移動させた場合には、マスクパターン投影面4と
ウエハW裏面が一致している。このため、ワークステー
ジ5をステージ駆動装置を用いて(8)で移動させた量
と同じ量だけ反対方向に移動させ、ウエハW表面とマス
クパターン投影面を一致させる。
【0059】以上の手順でマスクMとウエハWの位置合
わせが完了する。上記のような位置合わせを行って、本
露光が終了した後、次のウエハWを設置して位置合わせ
をする場合は、以後、対物レンズ7の位置の調整は必要
ないので、位置合わせの手順は上記(2)、(4)、
(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)を
行えばよい。
【0060】なお、本実施例の手順(3)(8)におい
ては、マスクMのアライメント・マークMAの像がイメ
ージセンサ9上に結像するように、アライメント・ユニ
ット駆動装置71を用いて対物レンズ7の位置を調整し
ているが、イメージセンサ8を駆動するイメージセンサ
駆動装置を設けて、対物レンズ7は固定したままで、イ
メージセンサ8の位置を調整してマスクMのアライメン
ト・マークMAの像をイメージセンサ8上に結像させて
もよい。
【0061】以上のように、本実施例においては、基準
線92とマスクMのアライメント・マークMAを一致さ
せ、次に、ワークWを所定位置に設置して、ワークWを
Z方向に移動させ、ワークWのアライメント・マークW
Aを有する面と、前記マスクMのアライメント・マーク
MAの投影面を一致させ、さらに、基準線92とワーク
Wのアライメント・マークWAが重なるようにワークW
を移動させるようにしたので、次の効果を得ることがで
きる。 例えば、ワーク上の複数のアライメント・マークを
同精度で観察することができる。 基準マークユニットを使用していないので、従来例
に較べ製作コストを低減化することができる。 従来例における基準アライメント・マークの位置合わ
せ精度に起因する補正作業が不要となる。 モニタの倍率、すなわち、対物レンズの倍率を変化さ
せることにより、微細なアライメント・マークに対する
モニタ上の基準線の相対線幅も微細化できるので、マス
クとウエハの位置合わせ精度の高精度化が可能となる。
【0062】また、上記(8)で、ワークWをZ方向に
移動させる代わりに、アライメント・ユニット70をア
ライメント・ユニット駆動装置71により駆動し、対物
レンズ7をZ方向に移動させて、ウエハWの裏面とイメ
ージセンサが結像関係になるようにすれば、ワークWを
Z方向に移動させる機構を新たに設ける必要がなく、装
置の構成を簡単にすることができる。
【0063】次に、図1により本発明の第2の実施例の
アライメント手順について説明する。本実施例はマスク
駆動装置2あるいは投影レンズ駆動装置31を用いて、
マスクパターン投影面とウエハWの裏面を一致させる実
施例であり、その他の部分は基本的には第1の実施例と
同様である。 (1)マスクMを所定の位置に設置する。 (2)ウエハWがステージ5上にない状態で、露光光照
射装置1からマスクMに光を照射する。マスクMのパタ
ーンおよびアライメント・マークMAは投影レンズ3に
よりマスクパターン投影面4に投影される。
【0064】ここで、マスクMまたは投影レンズ3は、
マスクパターン投影面4とウエハWの表面が一致するよ
うに予めマスク駆動装置2または投影レンズ駆動装置3
1によって調整されている。 (3)マスク駆動装置2または投影レンズ駆動装置31
を用いて、ウエハWの厚さと同じ量だけマスクMまたは
投影レンズ3をZ方向に移動させ、マスクパターン投影
面とウエハWの裏面を一致させる。 (4)マスクMのアライメント・マークMAの像がイメ
ージセンサ8上に結像するように、アライメント・ユニ
ット71を用いて対物レンズ7をX方向またはY方向ま
たはZ方向に移動させる。この調整は一度行えば、前記
マスクMが設置されている限り行う必要はない。
【0065】イメージセンサ8で受像されたマスクMの
アライメント・マークMAは、モニタ9の画面にモニタ
リングされる。モニタ9の画面には、前記した図4に示
すように、ライン発生器91により発生された十字の基
準線92と、対物レンズ7により観察された2個のアラ
イメント・マークMAがそれぞれ表示される。 (5)モニタ9の画面において、図4で説明したよう
に、十字の基準線92とマスクMのアライメント・マー
クMAが重なりあうように、アライメント・ユニット駆
動装置71によって、対物レンズ7から構成される2ヶ
所以上のアライメント・ユニット70をX方向またはY
方向に移動させる。
【0066】なお、上記のように、アライメント・ユニ
ット70を移動させて十字の基準線92とマスクMのア
ライメント・マークMAを重ね合わせる外、第1の実施
例で説明したように、ライン発生器91のライン移動
機能を用いて、2ヶ所以上のモニタ9上の十字の基準線
をX方向またはY方向に移動させて十字の基準線92と
マスクMのアライメント・マークMAを重ね合わせる、
マスク駆動装置2を用いてマスクMを移動させて一方
のアライメント・マークMAを基準線92と一致させ、
ついで、アライメント・ユニット70を移動させて、も
しくは、基準線92を移動させて、他方のアライメント
・マークMAを基準線92と一致させる、こともでき
る。
【0067】上記調整は、モニタ9を観察しながら手動
で行う。なお、前記したように、モニタ9やアライメン
ト・ユニット駆動装置71またはライン発生器91、マ
スク駆動装置2が制御器(図示せず)によって制御され
ているなら、自動制御も可能である。 (6)露光光照射装置1からマスクMへの光の照射を停
止する。 (7)ウエハWをワークステージ5にセットする。ウエ
ハWの裏面あるいは両面にはアライメント・マークWA
が予め印されている。なお、ここでいう裏面とはマスク
Mと対面しない面をいう。
【0068】ウエハWは、ワークステージ5に設けられ
た例えば位置決めピン等の位置合わせ手段に突き当てて
設置することにより、プリセットされる。このため、ウ
エハWの裏面のアライメント・マークWAは観察孔52
の近傍に位置する。 (8)アライメント光照射装置6より光を放射する。光
はワークステージ5の観察孔52を通して、ウエハWの
裏面に照射される。なお、その際、ウエハWの裏面にも
マスクパターンを露光する場合には、アライメント光照
射装置6より、例えば露光波長であるi線、g線、h線
を含まない非露光光を放射させる方が望ましい。 (9)対物レンズ7はマスクパターン投影面4、すなわ
ち、ウエハWの裏面と結像関係になっている。
【0069】そこで、第1の実施例において図5で説明
したように、モニタ9の画面において、十字の基準線9
2とウエハWの裏面のアライメント・マークWAが重な
り合うように、ステージ駆動装置51によりワークステ
ージ5をX方向またはY方向または回転方向に移動させ
る。この調整はモニタ9を観察しながら手動で行う。ま
た、前記したように、モニタ9やステージ駆動装置51
が図示しない制御器により制御されているなら、自動調
整も可能である。 (10)マスクパターン投影面4とウエハW裏面が一致
しているため、マスクMまたは投影レンズ3をマスク駆
動装置2または投影レンズ駆動装置31を用いて、ウエ
ハWの厚さと同じ量だけ、前記(3)で移動させた方向
と反対方向に移動させ、マスクパターン投影面4とウエ
ハW表面を一致させる。
【0070】以上の手順でマスクMとウエハWの位置合
わせが完了する。上記のような位置合わせを行って、本
露光が終了した後、次のウエハWを設置して位置合わせ
をする場合は、以後、対物レンズ7の位置の調整は必要
ないので、位置合わせの手順は上記(2)、(3)、
(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)を
行えばよい。
【0071】以上のように、本実施例においては、マス
クMあるいは投影レンズ3をZ方向に移動させて、ワー
クWのアライメント・マークWAを有する面と、マスク
Mのアライメント・マークMAの投影面を予め一致させ
ておき、基準線92とマスクMのアライメント・マーク
MAを一致させ、次に、基準線92とワークWのアライ
メント・マークWAが重なるようにワークWを移動させ
るようにしたので、第1の実施例と同様な効果を得るこ
とができるとともに、ワークWをZ方向に移動させる機
構を新たに設ける必要がなく、装置の構成を簡単にする
ことが可能となる。
【0072】図6は本発明の第3の実施例を示す図であ
り、同図は第1の実施例と同様、本発明のマスクとワー
クの位置合わせ方法が適用される露光装置の構成を示し
ており、本実施例は、光学部材を用いてワークのアライ
メント・マークを有する面とマスクのアライメント・マ
ークの投影面を一致させる実施例を示している。同図に
より本発明の第3の実施例について説明する。
【0073】同図において、図1に示したものと同等の
機能を備えたものには同一の符号が付されており、1は
露光光照射装置、2はマスク駆動装置、3は投影レン
ズ、4はマスクパターン投影面、5はワークステージ、
52は観察孔である。6はアライメント光照射装置、6
1はコンデンサレンズ、62はハーフミラー、7は対物
レンズであり、対物レンズ7とそれに付随する光学部
品、例えば、アライメント光照射装置6、コンデンサレ
ンズ61、ハーフミラー62、イメージセンサ8等でア
ライメント・ユニット70を構成しており、アライメン
ト・ユニット70はアライメント・ユニット駆動装置7
1により駆動される。8はイメージセンサ、9はモニ
タ、91はライン発生器である。
【0074】なお、本実施例におけるステージ駆動装置
51は、ワークステージ5の位置をX方向、Y方向に直
線移動させたり、回転移動させるが、第1の実施例のよ
うに、ワークステージ5をZ方向に移動させる機能は備
える必要がない。Lは平行平板の形状の光学部材であ
り、光学部材Lは同図に示すように、マスクMのアライ
メント・マークMAが投影レンズ3によりマスクパター
ン投影面4に投影される光路の途中に挿入・離脱され、
その挿入位置は投影レンズ3とマスクパターン投影面4
の間である。
【0075】そして、光学部材Lはその挿入時に、図7
の点線に示すように、マスクパターン投影面4における
マスクMのアライメント・マークMAの投影像の位置
を、Z方向に移動させる。上記のように、光学部材Lに
は、露光光照射装置1から放射される露光光が通過する
ため、その硝材としては、露光波長(例えば、i線、h
線、g線)の露光光の透過率が高く、その透過率の経時
変化が少ないものが望ましい。具体的には石英ガラス、
青板ガラス、白板ガラス等が硝材として選択される。
【0076】光学部材Lの厚さdは、使用する硝材の屈
折率nとウエハ(ワーク)の厚さdwにより、以下の式
で定められる。 d=dw/{1−(1/n)}={n/(n−1)}d
w 光学部材位置制御装置L1は、光学部材LをマスクMの
アライメント・マークMAが投影レンズ3によりマスク
パターン投影面4に投影される光路の途中に挿入・離脱
させるものであり、挿入時、光学部材LをX方向、Y方
向、Z方向へ直線移動させたり、回転移動させる。
【0077】すなわち、光学部材位置制御装置L1は光
学部材Lの挿入・離脱機能と挿入位置調整機能を併せ持
ち、両者の機能は独立している。そして、一旦、挿入位
置が調整されたら、光学部材Lの挿入・離脱を繰り返し
ても、その挿入位置は変化しない。光学部材位置制御装
置L1は、具体的には、例えば、光学部材Lを保持する
マスクステージ(図示せず)を前記したように移動させ
るものであり、マイクロメータヘッド等を用いた手動制
御でも、サーボモータ等を用いた自動制御であってもよ
い。
【0078】マスク駆動装置2、ステージ駆動装置5
1、アライメント・ユニット駆動装置71、光学部材位
置制御装置L1を自動駆動する場合は、上記マスク駆動
装置2、光学部材位置制御装置L1、ステージ駆動装置
51、アライメント・ユニット駆動装置71およびモニ
タ9と接続された制御部(図示せず)を設け、該制御部
によりこれらを制御することが望ましい。
【0079】次の、本発明の第3の実施例の露光装置に
おけるアライメント手順について説明する。 (1)裏面にアライメント・マークWAが印されたウエ
ハWまたは基準となるワークをワークステージ5にセッ
トし、アライメント光照射装置6により光を放射する。
ウエハWまたは基準となるワークは、ワークステージ5
に設けられた例えば位置決めピン等の位置合わせ手段に
突き当てて設置することにより、プリセットされる。こ
のため、ウエハWの裏面のアライメント・マークWAは
観察孔52の近傍に位置する。
【0080】光はワークステージ5の観察孔52を通し
て、ウエハWまたは基準となるワークの裏面に照射され
る。なお、その際、ウエハWの裏面にもマスクパターン
を露光する場合には、アライメント光照射装置6より、
例えば露光波長であるi線、g線、h線を含まない非露
光光を放射させる方が望ましい。 (2)ウエハWまたは基準となるワーク裏面のアライメ
ント・マークWAの像がイメージセンサ8上に結像する
ように、アライメント・ユニット駆動装置71を用いて
対物レンズ7をX方向またはY方向またはZ方向に移動
させる。イメージセンサ8で受像されたウエハWまたは
基準となるワーク裏面のアライメント・マークWAは、
モニタ9の画面にモニタリングされる。
【0081】以上の操作により、対物レンズ71の位置
がセットされる。この調整は一度行えば、前記マスクM
がセットされている限り行う必要はない。なお、上記説
明では、対物レンズ7の位置を調整するため、アライメ
ント・マークWAを用いたが、かならずしもこれに限る
ものではなく、観察孔52を通して観察できるその他の
適当なパターンを用いてもよい。 (3)アライメント光照射装置6からの光の放射を停止
させ、ウエハWまたは基準となるワークをワークステー
ジ5より除去する。 (4)露光光照射装置1により露光光のマスクMへの照
射を開始する。 (5)光学部材位置制御装置L1により、光学部材Lを
投影レンズ3とマスクパターン投影面の間の空間に挿入
する。光学部材Lは図7に示したように、その挿入時
に、マスクパターン投影面4におけるマスクMのアライ
メント・マークMAの投影像の位置をZ方向に移動させ
る。 (6)光学部材位置制御装置L1によって光学部材の挿
入位置を調整し、光学部材L挿入時にマスクMのアライ
メント・マークMAの投影像の光路を遮らないようにす
る。
【0082】なお、この調整は以後、マスクMおよびワ
ークステージ5の位置が変わらない限り行う必要がな
い。マスクMのアライメント・マークMAの像は、光学
部材Lの挿入により、上記(2)におけるウエハWまた
は基準となるワーク裏面のアライメント・マークWAが
あった位置の近傍に投影されるので、対物レンズ7、ハ
ーフミラー62を介してイメージセンサ8上に結像す
る。イメージセンサ8で受像されたマスクMのアライメ
ント・マークMAは、モニタ9の画面にモニタリングさ
れる。なお、モニタ9の画面中央には、第1の実施例と
同様、ライン発生器91より例えば十字の基準線92が
設定されている。 (7)モニタ9の画面において、図4で説明したよう
に、十字の基準線92とマスクMのアライメント・マー
クMAが重なりあうように、アライメント・ユニット駆
動装置71によって、対物レンズ7から構成される2ヶ
所以上のアライメント・ユニット70をX方向またはY
方向に移動させる。
【0083】なお、上記のように、アライメント・ユニ
ット70を移動させて十字の基準線92とマスクMのア
ライメント・マークMAを重ね合わせる外、第1、第2
の実施例で説明したように、ライン発生器91のライ
ン移動機能を用いて、2ヶ所以上のモニタ9上の十字の
基準線をX方向またはY方向に移動させて十字の基準線
92とマスクMのアライメント・マークMAを重ね合わ
せる、マスク駆動装置2を用いてマスクMを移動させ
て一方のアライメント・マークMAを基準線92と一致
させ、ついで、アライメント・ユニット70を移動させ
て、もしくは、基準線92を移動させて、他方のアライ
メント・マークMAを基準線92と一致させる、ことも
できる。
【0084】この調整は、モニタ9を観察しながら手動
で行う。なお、前記したように、モニタ9やアライメン
ト・ユニット駆動装置71またはライン発生器91、マ
スク駆動装置2が制御器(図示せず)によって制御され
ているなら、自動制御も可能である。 (8)露光光照射装置1からマスクMへの光の照射を停
止する。 (9)光学部材Lを、光学部材位置制御装置L1によっ
て投影レンズ2のマスクパターン投影面4の空間から離
脱させる。 (10)露光処理するワークであるウエハWをワークス
テージ5の所定位置にセットする。ウエハWは、ワーク
ステージ5に設けられた例えば位置決めピン等の位置合
わせ手段につき当てて設置することにより、プリセット
される。このため、ウエハWの裏面のアライメント・マ
ークWAは観察孔52の近傍に位置する。 (11)アライメント光照射装置6より光を放射する。
光はワークステージ5の観察孔52を通して、ウエハW
の裏面に照射される。なお、その際、ウエハWの裏面に
もマスクパターンを露光する場合には、アライメント光
照射装置6より、例えば露光波長であるi線、h線、g
線を含まない非露光光を放射させる方が望ましい。 (12)その後、図5に示すように、モニタ9の画面に
おいて、十字の基準線92とウエハWの裏面のアライメ
ント・マークWAが重なり合うように、ステージ駆動装
置51によりワークステージ5をX方向またはY方向ま
たは回転方向に移動させる。
【0085】この調整はモニタ9を観察しながら手動で
行う。また、前記したように、モニタ9やステージ駆動
装置51が図示しない制御器により制御されているな
ら、自動調整も可能である。以上の手順でマスクMとウ
エハWの位置合わせが完了する。上記のような位置合わ
せを行って、本露光が終了した後、次のウエハWを設置
して位置合わせをする場合は、以後対物レンズ7の位置
の調整、光学部材Lの挿入位置の調整を行う必要がない
ので、位置合わせの手順は上記(4)、(5)、
(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(1
2)を行えばよい。
【0086】なお、本実施例の手順(2)においては、
ウエハWまたは基準となるワーク裏面のアライメント・
マークWAの像がイメージセンサ8上に結像するよう
に、アライメント・ユニット駆動装置71を用いて対物
レンズ7の位置を調整しているが、第1の実施例と同
様、イメージセンサ8を駆動するイメージセンサ駆動装
置を設けて、対物レンズ7は固定したままで、イメージ
センサ8の位置を調整してマスクMのアライメント・マ
ークMAの像がイメージセンサ8上に結像させてもよ
い。
【0087】以上のように、本実施例においては、第
1、第2の実施例と同様な効果を得ることができるとと
もに、光学部材Lを挿入・離脱して、マスクのアライメ
ント・マークの投影像を移動させて、ワークのアライメ
ント・マークを有する面とマスクのアライメント・マー
クの投影面を一致させているので、ステージ駆動装置5
1にワークステージ5をZ方向に移動させる機能を設け
る必要がなく、ワークの移動機構を簡単化することがで
き、また、簡単な操作でワークのアライメント・マーク
を有する面とマスクのアライメント・マークの投影面を
一致させることができる。
【0088】ところで、上記第3の実施例においては、
光学部材Lを投影レンズ3とマスクパターン投影面の間
の空間に挿入し、マスクMのアライメント・マークMA
の投影像の位置をZ方向に移動させているが、第1の実
施例において、光学部材LをワークWと対物レンズ7の
間に挿入・離脱し、光学部材Lにより対物レンズ7の観
察面をZ方向に移動させることより、ウエハWの裏面と
イメージセンサ8を結像関係とすることもできる。
【0089】すなわち、前記した第1の実施例におい
て、手順の(3)において、光学部材Lを挿入してマス
クMのアライメント・マークMAの像がイメージセンサ
8上に結像するように、アライメント・ユニット駆動装
置71を用いて対物レンズ7をX方向またはY方向また
はZ方向に移動させる。そして、(4)〜(7)の手順
を経たのち、(8)で、上記光学部材Lを離脱する。こ
れにより、対物レンズ7をZ方向に移動させることな
く、ウエハWの裏面とイメージセンサが結像関係になる
ようにすることができる。
【0090】上記のようにすれば、ワークステージ5を
Z方向に移動させたり、対物レンズを移動させる必要が
ないので、装置の構成を簡単にすることができるとと
も、操作を操作を容易にすることができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、マスクのアライメント・マークの投影像と、モニタ
上の基準線とが重なるように対物レンズまたは基準線ま
たはマスクを移動させ、次に、ワークを所定位置に設置
し、ワークのアライメント・マークの投影像と上記基準
線とが重なるようにワークを移動させるようにしている
ので、次の効果を得ることができる。 ワーク上の複数のアライメント・マークを同精度で
観察することができる。 基準マークユニットを使用していないので、従来例
に較べ製作コストを低減化することができる。 従来例における基準アライメント・マークの位置合
わせ精度に起因する補正作業が不要となる。 モニタの倍率、すなわち、対物レンズの倍率を上
げ、アライメント・マークの線幅を微細化していけば、
マスクとウエハの位置合わせ精度をより高精度化するこ
とができる。
【0092】また、ワークをZ方向に移動させる代わり
に、対物レンズをZ方向に移動させたり、また、光学部
材を用いてウエハの裏面とイメージセンサが結像関係に
なるようにしたり、あるいは、マスクあるいは投影レン
ズをZ方向に移動させて、ワークのアライメント・マー
クを有する面とマスクのアライメント・マークの投影面
を一致させるようにすれば、ワークをZ方向に移動させ
る機構を新たに設ける必要がなく、装置の構成を簡単に
することができる。
【0093】さらに、光学部材により、マスクのアライ
メント・マークの投影像を移動させて、ワークのアライ
メント・マークを有する面とマスクのアライメント・マ
ークの投影面を一致させることにより、ワークの移動機
構を簡単化することができ、簡単な操作でワークのアラ
イメント・マークを有する面とマスクのアライメント・
マークの投影面を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施例を示す図である。
【図2】露光光照射装置の構成の一例を示す図である。
【図3】アライメント光照射装置6の構成の一例を示す
図である。
【図4】アライメント・マークと基準線の位置合わせ方
法を説明する図である。
【図5】アライメント・マークと基準線の位置合わせ方
法を説明する図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図7】光学部材を挿入・離脱したときの光路を説明す
る図である。
【図8】従来のマスクとワークの位置合わせ方法を説明
する図である。
【図9】他の従来のマスクとワークの位置合わせ方法を
説明する図である。
【図10】他の従来のマスクとワークの位置合わせ方法
を説明する図である。
【図11】基準マークユニットの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 露光光照射装置 2 マスク駆動装置 3 投影レンズ 31 投影レンズ駆動装置 4 マスクパターン投影面 5 ワークステージ 51 ステージ駆動装置 52 観察孔 6 アライメント光照射装置 61 コンデンサレンズ 62 ハーフミラー 7 対物レンズ 70 アライメント・ユニット 71 アライメント・ユニット駆動装置 8 イメージセンサ 9 モニタ 91 ライン発生器 92 基準線 M マスク W ウエハ(ワーク) MA マスク上のアライメント・マーク WA ウエハ(ワーク)上のアライメン
ト・マーク L 光学部材 L1 光学部材位置制御装置 d 光学部材Lの厚さ n 屈折率 dw ウエハ(ワーク)の厚さ 11,12 アライメント用光源 22 ワーク 31,31a,31b対物レンズ系 32 照明用集光レンズ 33 ハーフミラー 34,35,41 画像処理認識手段 36 第1のモニタ 37 第2のモニタ 38 反射ミラー 39 プリズム 42 モニタ 104,105 アライメント・マーク 106,107 基準アライメント・マーク 112 基準マークユニット M1,M2 基準マスク t2 基準マスクM1とM2の間隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクのアライメント・マークの投影像
    を受像・画像処理し、基準線が表示されたモニタでモニ
    タリングし、 モニタ出力に基づいて上記基準線とマスクのアライメン
    ト・マークが重なるように、マスクのアライメント・マ
    ークの投影像、もしくは、基準線の位置を移動させ、 次に、ワークを所定位置に設置し、 ワークのアライメント・マークを有する面と、前記マス
    クのアライメント・マークの投影面を一致させ、 ワークのアライメント・マークの投影像を受像・画像処
    理してモニタによりモニタリングし、 モニタ出力に基づき基準線とワークのアライメント・マ
    ークが重なるようにワークを移動させることを特徴とす
    るマスクとワークの位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 マスクのアライメント・マークの投影像
    を受像・画像処理し、基準線が表示されたモニタでモニ
    タリングし、 モニタ出力に基づいて上記基準線とマスクのアライメン
    ト・マークが重なるように、マスクのアライメント・マ
    ークの投影像、もしくは、基準線の位置を移動させ、 次に、ワークを所定位置に設置し、 対物レンズの観察面をワークのアライメント・マークを
    有する面と一致させ、ワークのアライメント・マークの
    投影像を受像・画像処理してモニタによりモニタリング
    し、 モニタ出力に基づき基準線とワークのアライメント・マ
    ークが重なるようにワークを移動させることを特徴とす
    るマスクとワークの位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 ワークのアライメント・マークを有する
    面と、マスクのアライメント・マークの投影面を予め一
    致させ、 マスクのアライメント・マークの投影像を受像・画像処
    理し、基準線が表示されたモニタでモニタリングし、 モニタ出力に基づいて上記基準線とマスクのアライメン
    ト・マークが重なるようにマスクのアライメント・マー
    クの投影像、もしくは、基準線の位置を移動させ、 次に、ワークを所定位置に設置し、 ワークのアライメント・マークの投影像を受像・画像処
    理してモニタによりモニタリングし、 モニタ出力に基づき基準線とワークのアライメント・マ
    ークが重なるようにワークを移動させることを特徴とす
    るマスクとワークの位置合わせ方法。
  4. 【請求項4】 ワークのアライメント・マークが位置す
    る面と、マスクのアライメント・マークの投影面が一致
    するように、マスクのアライメント・マークの投影像を
    予め移動させ、 マスクのアライメント・マークの投影像を受像・画像処
    理し、基準線が表示されたモニタでモニタリングし、 モニタ出力に基づいて上記基準線とマスクのアライメン
    ト・マークが重なるように、マスクのアライメント・マ
    ークの投影像、もしくは、基準線の位置を移動させ、 次に、ワークを所定位置に設置し、 ワークのアライメント・マークの投影像を受像・画像処
    理してモニタによりモニタリングし、 モニタ出力に基づき基準線とワークのアライメント・マ
    ークが重なるようにワークを移動させることを特徴とす
    るマスクとワークの位置合わせ方法。
  5. 【請求項5】 マスクおよびワークのアライメント・マ
    ークの投影像を受像・画像処理する画像処理手段と、 基準線を発生する基準線発生手段と、 画像処理手段により受像・画像処理された投影像と、基
    準線発生手段により発生された基準線とを共にモニタリ
    ングするモニタリング手段と、 ワークの位置を移動させるワーク位置移動手段と、 対物レンズを備えたアライメント・ユニットの位置を移
    動させるアライメント・ユニット移動手段とを備え、 ワーク位置移動手段およびアライメント・ユニット移動
    手段により、モニタリング手段でモニタリングされた基
    準線とマスクおよびワークのアライメント・マークの投
    影像が重なるようにワークおよびアライメント・ユニッ
    トを移動させることにより、マスクとワークの位置合わ
    せを行うことを特徴とするマスクとワークの位置合わせ
    装置。
  6. 【請求項6】 マスクおよびワークのアライメント・マ
    ークの投影像を受像・画像処理する画像処理手段と、 基準線を発生する基準線発生手段と、 画像処理手段により受像・画像処理された投影像と、基
    準線発生手段により発生された基準線とを共にモニタリ
    ングするモニタリング手段と、 ワークの位置を移動させるワーク位置移動手段と、 基準線発生手段が発生する基準線の位置を移動させる基
    準線位置移動手段とを備え、 ワーク位置移動手段および基準線位置移動手段により、
    モニタリング手段でモニタリングされた基準線とマスク
    およびワークのアライメント・マークの投影像が重なる
    ようにワークおよび基準線の位置を移動させることによ
    り、マスクとワークの位置合わせを行うことを特徴とす
    るマスクとワークの位置合わせ装置。
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