JPH07296065A - 生産管理方法および生産管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】作業ミスを減少すると共に使い勝手のよい作業
図面を、各製造現場で参照可能にする生産管理方法と生
産管理システムを提供する。 【構成】生産管理用計算機１装置から各生産現場の表示
端末装置５に、各々の作業計画を作業コードで指示する
と共にその作業コードに対応する作業指示図面情報を出
力する。作業指示図面情報は、オリジナルの作業図面、
ミス多発部位のマーク付加図面、作業ミス注意メッセー
ジ付加図面などのパターンを、複数レベルの難易度に応
じて記憶装置２に登録している。難易度管理手段１３
は、入力端末６から入力され、作業コード毎に集計され
る一定期間の作業ミス発生頻度に応じて、その期間毎の
難易度を決定し、各作業コードに設定する。作業指示図
面選択手段１２は、作業コードのその時々の難易度に対
応するパターンの作業図面を選択し、ＬＡＮ４を介して
表示端末５に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複数の生産現場の工程を
管理する生産管理システムに係り、特に生産現場の端末
装置に対する作業指示図面情報の提供方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】製造現場において、作業員が生産ライン
を流れるワークに対する作業図面を参照する手段として
は、スケジューリングよって指示された作業コードまた
は図面番号をキー入力して、記憶装置からの作業図面デ
ータを端末装置のＣＲＴに表示する方式が一般的であ
る。

【０００３】さらに、特開平４−２８２７６５号公報に
は、各工程で必要な図面を作業と同期して自動的に入手
し、表示するものが開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の生産管理システ
ムでは、作業コードと参照する作業図面の対応関係は固
定されている。このため、新規製品や設計変更時あるい
は作業員の熟練不足などによって、繰返し特定の生産工
程や生産期間に作業ミスの多発する場合があり、生産効
率を低下させる原因になっている。

【０００５】この対策として、常に詳細な図面や注意事
項を盛り込んだ作業図面を提供することが考えられる
が、熟練に伴う作業ミスの減少に伴って、過剰な情報は
使い勝手が悪く、システムの処理負担を増大するなどの
問題がある。

【０００６】本発明の目的は、作業ミスを減少すると共
に使い勝手のよい作業図面を参照可能にする生産管理方
法と生産管理システムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は、生産工
程全体の作業計画を管理する生産管理装置から各生産現
場の端末装置に、各々の作業計画を指示すると共にその
作業計画の所定の作業コードに対応する作業指示図面情
報を出力する生産管理方法において、作業コード毎に集
計される一定期間の作業ミス発生頻度に応じて、各作業
コードに設定する難易度を決定し、予め、難易度に対応
した複数の情報パターンを作業コード毎に記憶している
前記作業指示図面情報から、前記所定の作業コードの難
易度に対応する情報パターンを選択することにより達成
される。

【０００８】また、本発明の目的は、生産工程全体の作
業計画を管理し各生産現場を指示する生産管理装置と、
作業コード毎に作業指示図面情報を記憶する記憶装置
と、指示された作業コードの作業指示図面情報を要求し
て生産管理装置から受信する各生産現場に配置される表
示端末装置と、作業ミスを発生した作業コードとそのミ
ス件数を含む作業ミス関連情報を前記生産管理装置に送
信する入力端末装置を備える生産管理システムにおい
て、前記生産管理装置は、受信した作業ミス関連情報に
作業指示追加情報が含まれる場合に、既登録の作業図面
データと前記作業指示追加情報による改変作業図面デー
タとの複数パターンを、難易度に対応する作業指示図面
情報として前記記憶装置に登録する作業指示情報登録手
段と、受信した作業ミス件数の集計値を基に当該作業コ
ードの難易度を変更し、管理する難易度管理手段と、前
記表示端末の要求に含まれる作業コードの難易度を前記
難易度管理手段から取得し、その難易度に対応するパタ
ーンの作業指示図面情報を選択する作業指示情報選択手
段を設けることにより達成される。

【０００９】

【作用】本発明の構成によれば、各作業の作業指示図面
情報は、オリジナルの作業図面を必須に、作業ミス部位
を識別可能に改変した作業図面および／または作業ミス
内容や対策のメッセージを付加して改変した作業図面な
どの複数のパターンを、前記難易度に対応して記憶され
る。

【００１０】一方、作業コード毎の難易度を一定期間の
作業ミス頻度に応じて変更しながら管理しているので、
その時々の難易度に対応する最適なパターンの作業指示
図面情報を参照できる。

【００１１】さらに、作業ミス頻度に応じる作業コード
毎の難易度は、そのミスを発生した作業員コード毎の難
易度としても管理しているので、作業員の熟練度に応じ
た最適なパターンの作業指示図面情報を参照できる。

【００１２】このような本発明によって、作業ミスを低
減し使い勝手のよい作業指示図面情報が可能になり、生
産効率を向上できる効果がある。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【００１４】図２は、生産管理システムの概略構成図で
ある。工場全体の生産管理を行う生産管理用計算機１
は、複数の生産現場に配置される表示端末５や入力端末
６をＬＡＮ７で接続している。生産管理用計算機１は、
記憶装置２、図面入力装置３などを具備している。記憶
装置２は主メモリの外に、情報量の多い図面データなど
の蓄積に補助記憶装置が利用される。

【００１５】図３は、表示端末５のハード構成を示し、
ＣＰＵ５１、主メモリ５２、表示装置５３、データ入力
装置５４を備え、ネットワークとの通信手段５５を介し
て、生産管理用計算機１から作業指示情報や作業図面を
受信して表示する。

【００１６】入力端末６は、作業の実績データをチエッ
クして、作業ミスと内容を作業コード毎に収集する機能
を具備する。本実施例では、収集された作業ミス頻度や
ミス対策など作業ミス関連情報を、生産管理用計算機１
に送信する機能を有するもので、表示端末５や作業図面
入力装置３との兼用も可能である。

【００１７】本実施例の生産管理システムは、生産管理
用計算機１にワークステーション、表示端末５や入力端
末６にワークステーションまたはパソコン、作業図面入
力装置１１にイメージスキャナを接続したワークステー
ションを用いて実現する。

【００１８】図１は、本実施例の生産管理用計算機１の
構成を示す機能ブロック図である。スケジュールファイ
ル２１からのスケジュールデータを展開し、生産現場毎
の作業指示や状態管理を行うＦＡ制御手段１１、ＬＡＮ
４を介して各端末と送受信する通信手段１５、図面入力
装置３や入出力装置４とデータを授受するＩ／Ｏ管理手
段１６及び各手段を内部バス１７で接続して制御するＯ
Ｓ１０を備えている。

【００１９】さらに、本実施例で付加される機能とし
て、表示端末５に提供する作業指示図面情報を作業の難
易度に応じて選択する作業指示図面選択手段１２と、作
業コード毎のミス発生頻度を一定期間蓄積して、作業の
難易度を評価する難易度評価手段１３と、入力端末６か
らの作業指示追加情報を、作業指示情報管理テーブル
（ヘッダ部）２３１へ登録処理して、作業指示情報ファ
イル２３に格納する作業指示情報登録手段１４を有して
いる。

【００２０】図４は、ＦＡ制御手段１１から出力される
作業指示情報のフォーマットを示し、表示端末番号と対
応する工程番号毎に、スケジュールデータから細展開さ
れた作業コードを示す。一つの生産現場で複数の作業が
行われる場合は、作業コードは複数になる。

【００２１】図５は、作業指示情報管理テーブル２３１
のフォーマットを示し、作業コード毎に、難易度に応じ
た図面番号を管理している。作業指示追加情報の図面番
号は、基本図面データの図番に枝番などを付与し、難易
度に対応して管理する。

【００２２】図６に、本実施例の３段階の難易度に対応
する作業指示図面情報の構成を示す。同図（ａ）は難易
度１の情報で、基本図面データのパターンを、図面表示
領域５１に表示している。同図（ｂ）は難易度２で、基
本図面のミス多発箇所を識別し易くするためのデフォル
トと注意マークを付加したパターン、同図（ｃ）は難易
度３で、難易度２に加えてミスの原因やミス防止策のメ
ッセージを付加したパターンである。

【００２３】なお、メッセージによる追加情報は、図面
に手書きしたイメージ情報、図面データとリンクしなが
ら別管理される文字情報（テキスト）のいずれでもよ
い。後者の場合は、表示端末５のメッセージ表示エリア
５２に表示される。

【００２４】次に、本実施例による作業ミス頻度を基に
した難易度管理と、追加情報の登録処理を、図７のフロ
ーチャートにしたがって説明する。

【００２５】生産管理計算機１のＯＳ１０は、入力端末
６からの作業指示情報登録要求に応じて、難易度管理手
段１３を起動して作業ミス関連情報を受信し（ｓ１０
１）、難易度管理テーブルの該当する作業コードや作業
員コードのミス発生頻度を更新する（ｓ１０２）。

【００２６】作業ミス関連情報は、作業ミスの発生した
作業コードとミス件数が必須項目となる。この外に、作
業者コード、図面番号、作業指示追加情報などが含まれ
る。作業者コードの入力には、表示端末５に登録されて
いるＩＤカードを利用する。

【００２７】図８は、難易度管理テーブルの構成図で、
作業ミスデータファイル２２に記憶されている。難易度
管理テーブルは、作業コード別テーブルと、その作業コ
ードに付属する作業員コード別テーブルからなる。

【００２８】作業コード別テーブルは、作業コード毎に
一定期間（日、週、月など）集計したミス発生頻度と、
そのミス発生頻度の多少に応じて設定される難易度を管
理する。同様に、作業員コード別テーブルは、作業ミス
の発生した作業コード毎に、ミスを発生した作業員のミ
ス発生頻度と作業員に属する難易度を管理する。

【００２９】次に、当該難易度管理テーブルまたは作業
コードに設定されている蓄積期間を経過したかチエック
し（ｓ１０３）、経過していれば、判定基準に従って蓄
積されたミス発生頻度から難易度を算定して更新する
（ｓ１０４）。その後、蓄積期間を再設定する（ｓ１０
５）。

【００３０】蓄積期間は一定にとるが、作業コード毎や
設定回数によって変更してもよい。このように、蓄積期
間を次々と時系列に管理しながら、ミス発生頻度の経時
的な変化に対応した難易度を決定する。

【００３１】難易度の判定基準は、ミス発生頻度を段階
的に区分するしきい値によるもの、前回の蓄積期間と今
回の蓄積期間とのミス発生頻度の変化傾向（増／減度
合）によるもの、新製品の作業あるいは単純作業などで
所定の難易度を無条件に与えるものなどがある。

【００３２】難易度テーブルが管理する難易度の初期値
は、作業の複雑さや設計変更などを考慮して設定され
る。例えば、新製品や設計変更時の所定作業について
は、難易度を高くして詳細図面やメッセージ付き図面な
どを提供する。同様に、作業員コード別テーブルの難易
度も、作業員の技能レベルや経験年数などから初期設定
される。

【００３３】次に、ステップｓ１０１の受信情報に追加
情報が含まているか判定し（ｓ１０６）、含まれている
場合は追加情報の登録処理を行う（ｓ１０７）。即ち、
作業コードと図番をキーにして作業指示情報管理テーブ
ル２３１を参照し、当該図番に対応する難易度を取得す
る（ｓ１０７１）。この図番と難易度を元に、追加情報
登録のための難易度と図番を決定して作業指示情報管理
テーブル２３１に設定し（ｓ１０７２）、作業指示情報
ファイル２３に追加情報を格納する（ｓ１０７３）。

【００３４】作業の難易度に応じた追加情報の態様は任
意である。図９は、図６とは異なる難易度２以上の例を
示したもので、同図（ａ）は基本図面データとメッセー
ジの組合せ、同図（ｂ）は他の基本図面とメッセージ、
同図（ｃ）は同図（ｂ）のメッセージに代えて公差の説
明図を付加している。このように、作業ミスの具体的内
容を反映した追加情報とすることにより、実効の有る追
加情報が容易に作成でき、且つ、難易度により提供され
るので無駄な情報となることがない。

【００３５】このように、本実施例の生産管理システム
によれば、作業ミスを防止する多様な追加の作業指示情
報を、作業と作業員の両面のミス実績に応じて準備する
ので、実情を反映した適切な作業指示図面情報の管理が
可能になる。

【００３６】上記のように構成されている本実施例の生
産管理システムによって、各生産現場の表示端末５には
以下のように作業指示図面情報が提供される。図１０
は、その処理手順を示すフローチャートである。

【００３７】生産管理計算機１はスケジューリング時
（１日の作業開始時または変更時点）に、図４（ａ）に
示した作業指示情報を各表示端末６に送信する（ｓ２０
１）。表示端末６は、受信した作業コードを作業員が選
択可能に表示する。

【００３８】生産管理計算機１のＯＳ１０は、表示端末
６から作業指示図面の要求を受信すると（ｓ２０２）、
作業図面選択機構１２を起動する。作業指示図面の要求
は、作業コードと作業員コードによって行われる。

【００３９】作業指示図面選択手段１２は、作業ミスデ
ータファイル２２の難易度テーブルを参照して（ｓ２０
３）、要求された作業コードの難易度を判定し（ｓ２０
４）、難易度に対応した図面番号の作業指示情報を作業
指示情報ファイル２３から読出して、表示端末６に出力
する（ｓ２０５〜ｓ２０７）。

【００４０】ステップｓ２０４の難易度の判定は、ま
ず、作業コード別テーブルにより行われる。そして、作
業難易度が基準レベル（＝１）より高いとき、あるいは
ミス発生がカウントされているとき、さらに作業員コー
ド別テーブルを参照し、該当する作業員コードの難易度
の設定があれば、その難易度に基づいて判定する。

【００４１】これにより、作業内容の難易度、さらには
作業員の技能ないし熟練度に適応した作業指示図面情報
が提供される。

【００４２】なお、ステップｓ２０２の端末からの要求
を行うことなく、各生産現場の作業計画にしたがった作
業コードの作業指示図面情報を、管理用計算機１から難
易度に応じて自動的に選択し、提供することもできる。

【００４３】また、作業員コードに設定する難易度は省
略してもよく、この場合、表示端末５からの作業員コー
ドは不要となる。

【００４４】本実施例によれば、時系列な所定期間毎の
評価で、作業ミスの頻度が高い作業や作業員にはミスを
防止する追加情報を含んだ作業図面情報を、作業ミスの
頻度が低い作業や作業員には基本図面のみを提供するの
で、設計変更時や未熟練者による作業ミスの発生を大幅
に低減でき、生産効率を向上できる。

【００４５】

【発明の効果】本発明によれば、生産現場の端末から要
求される作業指示情報に対し、その時々の作業ミスの発
生頻度を反映した難易度に応じて、オリジナルの作業図
面と作業ミス防止に関わる追加情報をプラスした作業図
面が選択的に提供できるので、作業ミスを低減して生産
効率を向上できる効果がある。

【００４６】また、作業の難易度は作業種別と共に作業
員別に管理しているので、初心者や熟練者それぞれに応
じた最適な情報提供が可能で、使い勝手がよい。

【００４７】さらに、追加情報をプラスした作業指示図
面情報は、作業ミス内容を直接反映した具体的情報を難
易度に対応して管理しているので、追加情報の収集が容
易で、有効活用できるシステムを構築できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の生産管理用計算機の構成を示す機能
ブロック図。

【図２】生産管理システムの概略の構成図。

【図３】表示端末装置のハード構成図。

【図４】作業指示情報のフォーマット図。

【図５】作業指示情報管理テーブルのフォーマット図。

【図６】難易度に対応した作業指示図面情報の説明図。

【図７】作業ミス関連情報によるに難易度決定処理と追
加情報の登録処理を説明するフローチャート。

【図８】難易度管理テーブルの構成図。

【図９】作業指示図面情報の他の態様を示す説明図。

【図１０】作業指示図面情報の出力処理を説明するフロ
ーチャート。

【符号の説明】

１…生産管理用計算機、２…記憶装置、３…図面入力装
置、４…ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、５…
表示端末装置、６…入力端末装置、１０…ＯＳ、１１…
ＦＡ制御手段、１２…作業指示図面選択手段、１３…難
易度管理手段、１４…作業指示情報登録手段、１５…通
信手段、１６…Ｉ／Ｏ管理手段、２１…スケジュールフ
ァイル、２２…作業ミスデータファイル、２３…作業指
示情報（作業図面）ファイル。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 生産工程全体の作業計画を管理する生産
   管理装置から各生産現場の端末装置に、各々の作業計画
   を指示すると共にその作業計画の所定の作業コードに対
   応する作業指示図面情報を出力する生産管理方法におい
   て、 作業コード毎に集計される一定期間の作業ミス発生頻度
   に応じて、各作業コードに設定する難易度を決定し、 予め、難易度に対応した複数の情報パターンを作業コー
   ド毎に記憶している前記作業指示図面情報から、前記所
   定の作業コードの難易度に対応する情報パターンを選択
   することを特徴とする生産管理方法。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記情報パターンは、オリジナルの作業図面データを必
   須のパターンとし、所定の追加情報を付加または代替し
   てなる改変作業図面データのパターンを含むことを特徴
   とする生産管理方法。
3. 【請求項３】 請求項２において、 前記所定の追加情報は、前記オリジナルの作業図面デー
   タに付加する注意マークおよび／または注意メッセージ
   であることを特徴とする生産管理方法。
4. 【請求項４】 生産工程全体の作業計画を管理する生産
   管理装置から各生産現場の端末装置に、各々の作業計画
   を作業コードで指示すると共に端末装置からの作業コー
   ドと作業員コードを含む要求に応じて対応する作業指示
   図面情報を出力する生産管理方法において、 前記作業指示図面情報は、難易度に対応する複数の情報
   パターンを記憶していて、 前記作業コード毎に集計される一定期間の作業ミス発生
   頻度に応じて、各作業コードに設定する難易度と、前記
   作業ミス発生頻度の内訳に含まれる各作業員コードに設
   定する難易度をそれぞれ決定し、 前記要求の作業コードに対する作業員コードが前記内訳
   の関係に有るか判定し、有る場合は当該作業員コードに
   設定されている難易度に従い、無い場合は場合は当該作
   業コードに設定されている難易度に従って、前記作業指
   示図面情報から対応する情報パターンを選択することを
   特徴とする生産管理方法。
5. 【請求項５】 生産工程全体の作業計画を管理する生産
   管理装置から各生産現場の端末装置に、各々の作業計画
   を指示すると共にその作業計画の所定の作業コードに対
   応する作業指示図面情報を出力する生産管理方法におい
   て、 作業コード毎に集計される一定期間の作業ミス発生頻度
   に応じて、各作業コードに設定する難易度を決定し、 予め登録されている作業図面データと、作業ミスの内容
   を元に入力される作業指示追加情報による改変作業図面
   データを、難易度に対応した複数の情報パターンからな
   る作業指示図面情報として登録処理し、 前記所定の作業コードの難易度に対応する情報パターン
   の作業指示図面情報を選択することを特徴とする生産管
   理方法。
6. 【請求項６】 請求項１〜５において、 前記一定期間は、その期間の経過後に再設定され、前記
   難易度はそのたびに再決定されることを特徴とする生産
   管理方法。
7. 【請求項７】 生産工程全体の作業計画を管理し各生産
   現場を指示する生産管理装置と、作業コード毎に複数の
   パターンの作業指示図面情報を記憶する記憶装置と、指
   示された作業コードの作業指示図面情報を要求して生産
   管理装置から受信する各生産現場に配置される表示端末
   装置と、作業ミスを発生した作業コードとそのミス件数
   を前記生産管理装置に送信する入力端末装置を備える生
   産管理システムにおいて、 前記生産管理装置は、前記入力端末装置からのミス件数
   の集計値を基に当該作業コードの難易度を変更し、管理
   する難易度管理手段と、前記表示端末の要求に含まれる
   作業コードの難易度を前記難易度管理手段から取得し、
   その難易度に対応する前記パターンの作業指示図面情報
   を選択する作業指示情報選択手段を設けることを特徴と
   する生産管理システム。
8. 【請求項８】 生産工程全体の作業計画を管理し各生産
   現場を指示する生産管理装置と、作業コード毎に作業指
   示図面情報を記憶する記憶装置と、指示された作業コー
   ドの作業指示図面情報を要求して生産管理装置から受信
   する各生産現場に配置される表示端末装置と、作業ミス
   を発生した作業コードとそのミス件数を含む作業ミス関
   連情報を前記生産管理装置に送信する入力端末装置を備
   える生産管理システムにおいて、 前記生産管理装置は、受信した作業ミス関連情報に作業
   指示追加情報が含まれる場合に、既登録の作業図面デー
   タと前記作業指示追加情報による改変作業図面データと
   の複数パターンを、難易度に対応する作業指示図面情報
   として前記記憶装置に登録する作業指示情報登録手段
   と、受信した作業ミス件数の集計値を基に当該作業コー
   ドの難易度を変更し、管理する難易度管理手段と、前記
   表示端末の要求に含まれる作業コードの難易度を前記難
   易度管理手段から取得し、その難易度に対応するパター
   ンの作業指示図面情報を選択する作業指示情報選択手段
   を設けることを特徴とする生産管理システム。
9. 【請求項９】 請求項８において、 前記作業指示情報には図面データが含まれ、前記入力装
   置はイメージスキャナを備えてることを特徴とする生産
   管理システム。
10. 【請求項１０】 請求項７または８または９において、 前記入力装置は、所定の表示端末装置と兼用可能に構成
    されることを特徴とする生産管理システム。