JPH0729378A - メモリおよびその制御回路 - Google Patents
メモリおよびその制御回路Info
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- JPH0729378A JPH0729378A JP5169487A JP16948793A JPH0729378A JP H0729378 A JPH0729378 A JP H0729378A JP 5169487 A JP5169487 A JP 5169487A JP 16948793 A JP16948793 A JP 16948793A JP H0729378 A JPH0729378 A JP H0729378A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メモリおよびその制御回路において、複数の
I/O群をグループ化しグループ毎に選択的にアクセス
可能としたメモリ構成において、あるグループのライト
状態から他のグループのリード状態へ遷移させた場合の
I/Oグループイネーブルアクセス時間を高速化する。 【構成】 I/O群を上位バイトと下位バイトのグルー
プに2分し、それに対応してメモリセルを2分する。こ
こで、例えば上位バイトのメモリセル4に対してライト
を行っている間に、選択されていない下位バイト側のセ
ンスアンプ5をアクティブ状態にしてリードできる状態
にしておく。これにより、I/Oグループに対するリー
ド/ライトのいかなる状態の遷移に対しても、バイトイ
ネーブルアクセス時間が出力イネーブルアクセス時間に
等しくなるようにして、I/Oイネーブルアクセスの高
速化を図る。
I/O群をグループ化しグループ毎に選択的にアクセス
可能としたメモリ構成において、あるグループのライト
状態から他のグループのリード状態へ遷移させた場合の
I/Oグループイネーブルアクセス時間を高速化する。 【構成】 I/O群を上位バイトと下位バイトのグルー
プに2分し、それに対応してメモリセルを2分する。こ
こで、例えば上位バイトのメモリセル4に対してライト
を行っている間に、選択されていない下位バイト側のセ
ンスアンプ5をアクティブ状態にしてリードできる状態
にしておく。これにより、I/Oグループに対するリー
ド/ライトのいかなる状態の遷移に対しても、バイトイ
ネーブルアクセス時間が出力イネーブルアクセス時間に
等しくなるようにして、I/Oイネーブルアクセスの高
速化を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のI/O群を有
し、そのI/O群に対応してメモリセルが分割され、共
通のアドレス信号でI/O群を指定してアクセスするこ
とができるメモリとその制御回路に関するものである。
し、そのI/O群に対応してメモリセルが分割され、共
通のアドレス信号でI/O群を指定してアクセスするこ
とができるメモリとその制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のメモリとしては、1ビッ
ト書き込み(ライト)1ビット読み出し(リード)、も
しくは4ビット書き込み4ビット読み出し、もしくは8
ビット書き込み8ビット読み出し、というようにI/O
群は1つであり、メモリセルも1つのブロックを成すも
のであった。しかし、近年、CPUのビット長が8ビッ
トから16ビットもしくは32ビットもしくは64ビッ
トに拡大するものが現れるに及んで、メモリのビット幅
や機能もそれに対応するものが求められている。
ト書き込み(ライト)1ビット読み出し(リード)、も
しくは4ビット書き込み4ビット読み出し、もしくは8
ビット書き込み8ビット読み出し、というようにI/O
群は1つであり、メモリセルも1つのブロックを成すも
のであった。しかし、近年、CPUのビット長が8ビッ
トから16ビットもしくは32ビットもしくは64ビッ
トに拡大するものが現れるに及んで、メモリのビット幅
や機能もそれに対応するものが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の要求に対応する
メモリの一つとして、例えば全体が16ビット構成で上
位バイトと下部バイトのグループに2分したI/O群
と、それに対応して2分されたメモリセルと、それぞれ
のI/O群のグループ毎に制御回路を有し、上位バイト
もしくは下位バイトを選択してアクセスできるようなメ
モリが考えられる。
メモリの一つとして、例えば全体が16ビット構成で上
位バイトと下部バイトのグループに2分したI/O群
と、それに対応して2分されたメモリセルと、それぞれ
のI/O群のグループ毎に制御回路を有し、上位バイト
もしくは下位バイトを選択してアクセスできるようなメ
モリが考えられる。
【0004】しかしながら、このようなメモリでは、ア
ドレス信号やチップイネーブル信号、出力イネーブル信
号、ライトイネーブル信号がI/O群のグループに関係
なく共通であるため、一方のバイトのグループを選択し
てライトした直後に他方のバイトのグループを選択して
リードした場合、ライト状態ではディセーブル状態のI
/Oグループのセンスアンプがノンアクティブ状態で動
作しておらず、リード状態に遷移すると同時にI/Oグ
ループがイネーブル状態に遷移した時点でセンスアンプ
がアクティブ状態となってセンシングし始めるため、I
/Oグループイネーブルアクセス時間TBOが長くなり、
出力イネーブルアクセス時間Toeより長くなって、TBO
の高速化に欠けるという問題点がある。
ドレス信号やチップイネーブル信号、出力イネーブル信
号、ライトイネーブル信号がI/O群のグループに関係
なく共通であるため、一方のバイトのグループを選択し
てライトした直後に他方のバイトのグループを選択して
リードした場合、ライト状態ではディセーブル状態のI
/Oグループのセンスアンプがノンアクティブ状態で動
作しておらず、リード状態に遷移すると同時にI/Oグ
ループがイネーブル状態に遷移した時点でセンスアンプ
がアクティブ状態となってセンシングし始めるため、I
/Oグループイネーブルアクセス時間TBOが長くなり、
出力イネーブルアクセス時間Toeより長くなって、TBO
の高速化に欠けるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、複数のI/O群をグル
ープ化しグループ毎に選択的にアクセス可能としたメモ
リ構成において、あるグループのライト状態から他のグ
ループのリード状態へ遷移させた場合に、I/Oグルー
プイネーブルアクセス時間を高速化するメモリおよびそ
の制御回路を提供することにある。
されたものであり、その目的は、複数のI/O群をグル
ープ化しグループ毎に選択的にアクセス可能としたメモ
リ構成において、あるグループのライト状態から他のグ
ループのリード状態へ遷移させた場合に、I/Oグルー
プイネーブルアクセス時間を高速化するメモリおよびそ
の制御回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のメモリにおいては、複数にグループ化した
I/O群と、該I/O群のグループに対応して分割され
たメモリセルを有し共通のアドレス信号に対し前記I/
O群のグループを選択して前記メモリセルの分割部分毎
にライトもしくはリード可能なメモリ部と、該メモリ部
を同一アドレス信号でアクセスする場合において前記メ
モリセルの一つの任意の分割部分にライトしている間他
の分割部分をリード可能状態にしておく手段を備えたメ
モリ制御回路と、を具備することを特徴としている。
め、本発明のメモリにおいては、複数にグループ化した
I/O群と、該I/O群のグループに対応して分割され
たメモリセルを有し共通のアドレス信号に対し前記I/
O群のグループを選択して前記メモリセルの分割部分毎
にライトもしくはリード可能なメモリ部と、該メモリ部
を同一アドレス信号でアクセスする場合において前記メ
モリセルの一つの任意の分割部分にライトしている間他
の分割部分をリード可能状態にしておく手段を備えたメ
モリ制御回路と、を具備することを特徴としている。
【0007】上記の構成において、メモリ制御回路にお
ける他の分割部分をリード可能状態にしておく手段とし
ては、該他の分割部分のセンスアンプをアクティブにす
る手段で実現することができる。
ける他の分割部分をリード可能状態にしておく手段とし
ては、該他の分割部分のセンスアンプをアクティブにす
る手段で実現することができる。
【0008】また、上記メモリの制御回路としては、共
通のアドレス信号に対し複数のI/O群を有するととも
に該I/O群対応に分割されたメモリセルを有するメモ
リにチップセレクト信号とライトイネーブル信号が入力
された場合、指定のI/O群に対応するメモリセルのセ
ンスアンプにはアクティブ信号を停止し、非指定のI/
O群に対応するメモリセルのセンスアンプへはアクティ
ブ信号を出力する手段を具備する構成で実現することが
できる。
通のアドレス信号に対し複数のI/O群を有するととも
に該I/O群対応に分割されたメモリセルを有するメモ
リにチップセレクト信号とライトイネーブル信号が入力
された場合、指定のI/O群に対応するメモリセルのセ
ンスアンプにはアクティブ信号を停止し、非指定のI/
O群に対応するメモリセルのセンスアンプへはアクティ
ブ信号を出力する手段を具備する構成で実現することが
できる。
【0009】
【作用】本発明のメモリおよびその制御回路では、ある
I/Oグループに対して書き込み(ライト)を行ってい
る間に、選択されていないディセーブル状態のI/Oグ
ループに対し、センスアンプをアクティブ状態にするな
どして読み出し(リード)できる状態にすることによ
り、I/Oグループに対するリード/ライトのいかなる
状態の遷移に対しても、出力イネーブルアクセス時間T
oe=I/Oグループイネーブルアクセス時間TBOが成り
立つようにし、TBOの高速化を図る。
I/Oグループに対して書き込み(ライト)を行ってい
る間に、選択されていないディセーブル状態のI/Oグ
ループに対し、センスアンプをアクティブ状態にするな
どして読み出し(リード)できる状態にすることによ
り、I/Oグループに対するリード/ライトのいかなる
状態の遷移に対しても、出力イネーブルアクセス時間T
oe=I/Oグループイネーブルアクセス時間TBOが成り
立つようにし、TBOの高速化を図る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例のメモリの全体構
成を示すブロック図である。本実施例では、メモリの全
体構成が16ビットであって、I/O群を上位バイトと
下位バイトの2グループに2分した場合を例に説明す
る。
成を示すブロック図である。本実施例では、メモリの全
体構成が16ビットであって、I/O群を上位バイトと
下位バイトの2グループに2分した場合を例に説明す
る。
【0012】図1において、1はアドレス入力部、2は
アドレス入力部からのアドレス信号を行と列にデコード
する行・列デコーダ、3,4は上記の2グループに対応
して下位バイトと上位バイトに分けられたメモリセル、
5,6はそれぞれメモリセル3,4のデータ読み出し用
のセンスアンプ、7,8はそれぞれメモリセル3,4の
データ書き込み用のライトドライバ、9,10はそれぞ
れI/Oグループ対応に設けられたI/Oバッファ回
路、11は下位バイトのI/Oグループ(以下、LB
側)のI/O端子、12は上位バイトのI/Oグループ
(以下、UB側)のI/O端子、13はメモリ制御回路
である。
アドレス入力部からのアドレス信号を行と列にデコード
する行・列デコーダ、3,4は上記の2グループに対応
して下位バイトと上位バイトに分けられたメモリセル、
5,6はそれぞれメモリセル3,4のデータ読み出し用
のセンスアンプ、7,8はそれぞれメモリセル3,4の
データ書き込み用のライトドライバ、9,10はそれぞ
れI/Oグループ対応に設けられたI/Oバッファ回
路、11は下位バイトのI/Oグループ(以下、LB
側)のI/O端子、12は上位バイトのI/Oグループ
(以下、UB側)のI/O端子、13はメモリ制御回路
である。
【0013】本実施例におけるメモリ制御回路13は、
各I/Oグループに共通のチップイネーブル信号CE−
(以下、信号名の後の−はバー信号であることを示
す)、ライトイネーブル信号WE−、出力イネーブル信
号OE−ならびに個々のI/Oグループの選択信号UB
−(上位バイト選択),LB−(下位バイト選択)の入
力端子を有し、それらの信号により、センスアンプ5,
6とライトドライバ7,8に対してはコントロール信号
16,17を送出してそのアクティブ/ノンアクティブ
を制御し、指定のI/Oグループに対応してリード/ラ
イトを行い、I/Oバッファ回路9,10に対してはI
/Oバッファイネーブル信号14,15を送出して格納
されているデータをI/O端子11,12へ出力させる
機能を有している。
各I/Oグループに共通のチップイネーブル信号CE−
(以下、信号名の後の−はバー信号であることを示
す)、ライトイネーブル信号WE−、出力イネーブル信
号OE−ならびに個々のI/Oグループの選択信号UB
−(上位バイト選択),LB−(下位バイト選択)の入
力端子を有し、それらの信号により、センスアンプ5,
6とライトドライバ7,8に対してはコントロール信号
16,17を送出してそのアクティブ/ノンアクティブ
を制御し、指定のI/Oグループに対応してリード/ラ
イトを行い、I/Oバッファ回路9,10に対してはI
/Oバッファイネーブル信号14,15を送出して格納
されているデータをI/O端子11,12へ出力させる
機能を有している。
【0014】図2は、センスアンプ5,6に対し本実施
例におけるアクティブ/ノンアクティブの制御を行うた
めのメモリ制御回路13内部の論理回路の構成図であ
る。また、図3はその論理回路の真理表を示す図であ
る。チップイネーブル信号CE−,ライトイネーブル信
号WE−,上位バイト選択信号UB−,下位バイト選択
信号LB−の各信号は図1に示した入力端子からの信号
に対応している。まず、これらの信号はそれぞれインバ
ータ21,22,23,24で反転されてCE,WE,
UB,LB信号となる。WE,UBの両信号は2入力の
NANDゲート25に入力され、WE,LBの両信号は
NANDゲート26に入力され、これらのNANDゲー
ト25,26の出力はそれぞれ2入力のANDゲート2
7,28に入力される。さらに、ANDゲート27,2
8にはそれぞれCE信号が入力されていて、ANDゲー
ト27の出力が上位バイト側のセンスアンプのコントロ
ール信号となり、ANDゲート28の出力が下位バイト
側のセンスアンプのコントロール信号となる。このコン
トロール信号はH(ハイ)レベルのときにセンスアンプ
がアクティブとなり、L(ロー)レベルのときはノンア
クティブとなる。
例におけるアクティブ/ノンアクティブの制御を行うた
めのメモリ制御回路13内部の論理回路の構成図であ
る。また、図3はその論理回路の真理表を示す図であ
る。チップイネーブル信号CE−,ライトイネーブル信
号WE−,上位バイト選択信号UB−,下位バイト選択
信号LB−の各信号は図1に示した入力端子からの信号
に対応している。まず、これらの信号はそれぞれインバ
ータ21,22,23,24で反転されてCE,WE,
UB,LB信号となる。WE,UBの両信号は2入力の
NANDゲート25に入力され、WE,LBの両信号は
NANDゲート26に入力され、これらのNANDゲー
ト25,26の出力はそれぞれ2入力のANDゲート2
7,28に入力される。さらに、ANDゲート27,2
8にはそれぞれCE信号が入力されていて、ANDゲー
ト27の出力が上位バイト側のセンスアンプのコントロ
ール信号となり、ANDゲート28の出力が下位バイト
側のセンスアンプのコントロール信号となる。このコン
トロール信号はH(ハイ)レベルのときにセンスアンプ
がアクティブとなり、L(ロー)レベルのときはノンア
クティブとなる。
【0015】本実施例では、図3の真理表に示されると
おり、センスアンプがアクティブとなるのは、チップイ
ネーブル信号CE−がイネーブル(Lレベル)であっ
て、ライトイネーブル信号WE−がティセーブル(Hレ
ベル)のとき、およびチップイネーブル信号CE−とラ
イトイネーブル信号WE−がイネーブル(Lレベル)の
場合であってI/Oグループの選択信号UB−,LB−
がディセーブル(Hレベル)のときである。
おり、センスアンプがアクティブとなるのは、チップイ
ネーブル信号CE−がイネーブル(Lレベル)であっ
て、ライトイネーブル信号WE−がティセーブル(Hレ
ベル)のとき、およびチップイネーブル信号CE−とラ
イトイネーブル信号WE−がイネーブル(Lレベル)の
場合であってI/Oグループの選択信号UB−,LB−
がディセーブル(Hレベル)のときである。
【0016】以上のように構成した一実施例の動作およ
び作用を述べる。図4(a),(b),(c)および図
5は、その動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
び作用を述べる。図4(a),(b),(c)および図
5は、その動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【0017】先ず、図4により通常の動作を説明する。
アドレス入力部1からのアドレス入力によりアドレスが
確定すると、行・列デコーダ2にて下位バイト、上位バ
イト各々のメモリセル3,4を選択し、各々のメモリセ
ル3,4から出力された信号を下位バイト、上位バイト
各々のセンスアンプ5,6にてI/Oバッファ回路9,
10へ増幅した信号を伝え、I/O端子11,12から
出力する。
アドレス入力部1からのアドレス入力によりアドレスが
確定すると、行・列デコーダ2にて下位バイト、上位バ
イト各々のメモリセル3,4を選択し、各々のメモリセ
ル3,4から出力された信号を下位バイト、上位バイト
各々のセンスアンプ5,6にてI/Oバッファ回路9,
10へ増幅した信号を伝え、I/O端子11,12から
出力する。
【0018】ここで、出力イネーブルアクセス時間Toe
=バイトイネーブルアクセス時間TBOという仕様を設定
した場合を考える。図4(a)は出力イネーブルアクセ
スのタイミングチャートを示している。この場合、アド
レスが確定した時点でセンスアンプ5,6がコントロー
ル信号16,17によりアクティブとなって、読み出さ
れたデータがI/Oバッファ回路7,8に格納される。
この状態で、OE−信号がイネーブルとなりI/Oバッ
ファイネーブル信号14,15がイネーブルになった
時、I/Oバッファ回路9,10からI/O端子11,
12を伝わってデータが出力される。この間のアクセス
時間がToeである。一方、図4(b)はバイトイネーブ
ルアクセスのタイミングチャートを示している。バイト
イネーブルアクセスでは、WE−信号がリード状態にな
っている為、UB−,LB−信号がディセーブル状態で
あってもアドレスが確定した時点で図4(a)と同じ様
にセンスアンプ5,6がアクティブになる。このため、
UB−,LB−信号がイネーブルとなりI/Oバッファ
イネーブル信号14,15がイネーブルとなった時点か
らデータが出力されるまでのアクセス時間TBO1は、結
果として図4(a)のアクセス時間Toeと同じになり、
Toe=TBOの仕様を満たすことができる。
=バイトイネーブルアクセス時間TBOという仕様を設定
した場合を考える。図4(a)は出力イネーブルアクセ
スのタイミングチャートを示している。この場合、アド
レスが確定した時点でセンスアンプ5,6がコントロー
ル信号16,17によりアクティブとなって、読み出さ
れたデータがI/Oバッファ回路7,8に格納される。
この状態で、OE−信号がイネーブルとなりI/Oバッ
ファイネーブル信号14,15がイネーブルになった
時、I/Oバッファ回路9,10からI/O端子11,
12を伝わってデータが出力される。この間のアクセス
時間がToeである。一方、図4(b)はバイトイネーブ
ルアクセスのタイミングチャートを示している。バイト
イネーブルアクセスでは、WE−信号がリード状態にな
っている為、UB−,LB−信号がディセーブル状態で
あってもアドレスが確定した時点で図4(a)と同じ様
にセンスアンプ5,6がアクティブになる。このため、
UB−,LB−信号がイネーブルとなりI/Oバッファ
イネーブル信号14,15がイネーブルとなった時点か
らデータが出力されるまでのアクセス時間TBO1は、結
果として図4(a)のアクセス時間Toeと同じになり、
Toe=TBOの仕様を満たすことができる。
【0019】しかし、図4(c)の場合(UB側をライ
トしている状態からLB側をバイトイネーブルアクセス
した場合)、WE−信号がライト状態の時、イネーブル
状態のUB側には書き込み、ディセーブル状態のLB側
には書き込まないと共に、WE−信号がUB,LB側共
通であるからLB側センスアンプ5もノンアクティブの
状態になっている。従って、LB−信号がイネーブルに
なったときにセンスアンプ5でのセンシングがスタート
する為、バイトイネーブルアクセス時間TBO2は長くな
ってあたかもチップイネーブルアクセスタイムの様にな
り、Toe<TBO2となってToe=TBOの仕様を満せな
い。
トしている状態からLB側をバイトイネーブルアクセス
した場合)、WE−信号がライト状態の時、イネーブル
状態のUB側には書き込み、ディセーブル状態のLB側
には書き込まないと共に、WE−信号がUB,LB側共
通であるからLB側センスアンプ5もノンアクティブの
状態になっている。従って、LB−信号がイネーブルに
なったときにセンスアンプ5でのセンシングがスタート
する為、バイトイネーブルアクセス時間TBO2は長くな
ってあたかもチップイネーブルアクセスタイムの様にな
り、Toe<TBO2となってToe=TBOの仕様を満せな
い。
【0020】そこで、本実施例は、図2の回路構成によ
り、WE−,UB−,LB−間の信号の関係を図5の様
にする。即ち、図3の真理表に示す様に、WE−信号が
ライト状態であっても、ディセーブルになっているバイ
ト群(I/Oグループ、図例ではLB側)のセンスアン
プはアクティブ状態にしておき、直ちにリードできるよ
うにしておくというものである。これにより、例えば図
4(c)と同じ様にライト状態を解除するとともに選択
信号LB−信号を変化させてバイトイネーブルアクセス
をした場合、LB側のセンスアンプはWE−信号がライ
ト状態の間もアクティブとなっているため、図5に示す
様にバイトイネーブルアクセス時間TBO3はToeと等し
くなり、Toe=TBOの仕様を満たすことができ、TOBの
高速化を図ることができる。
り、WE−,UB−,LB−間の信号の関係を図5の様
にする。即ち、図3の真理表に示す様に、WE−信号が
ライト状態であっても、ディセーブルになっているバイ
ト群(I/Oグループ、図例ではLB側)のセンスアン
プはアクティブ状態にしておき、直ちにリードできるよ
うにしておくというものである。これにより、例えば図
4(c)と同じ様にライト状態を解除するとともに選択
信号LB−信号を変化させてバイトイネーブルアクセス
をした場合、LB側のセンスアンプはWE−信号がライ
ト状態の間もアクティブとなっているため、図5に示す
様にバイトイネーブルアクセス時間TBO3はToeと等し
くなり、Toe=TBOの仕様を満たすことができ、TOBの
高速化を図ることができる。
【0021】なお、上記実施例では示さなかったがスタ
ンバイモードがあるメモリについてはセンスアンプの前
後にてゲート回路を設け、CE−信号にて制御すれば良
い。また、上記実施例では説明を簡略化するためにI/
Oグループを上位バイト、下位バイトに2分した場合に
ついて述べたが、本発明は複数のI/Oを持っており、
コントロール信号のチップイネーブル信号、出力イネー
ブル信号、ライトイネーブル信号、及びアドレス信号は
I/Oに関係なく共通で、I/Oを任意の数のグループ
化にして、このI/Oグループを選択する信号のみ個別
にあり、I/Oグループ毎に選択制御できるメモリに適
用可能である。
ンバイモードがあるメモリについてはセンスアンプの前
後にてゲート回路を設け、CE−信号にて制御すれば良
い。また、上記実施例では説明を簡略化するためにI/
Oグループを上位バイト、下位バイトに2分した場合に
ついて述べたが、本発明は複数のI/Oを持っており、
コントロール信号のチップイネーブル信号、出力イネー
ブル信号、ライトイネーブル信号、及びアドレス信号は
I/Oに関係なく共通で、I/Oを任意の数のグループ
化にして、このI/Oグループを選択する信号のみ個別
にあり、I/Oグループ毎に選択制御できるメモリに適
用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
メモリおよびその制御回路によれば、複数のI/O群を
有し、アドレス信号、ライトイネーブル信号が共通でI
/O群の選択制御が行えるメモリにおいて、ライトイネ
ーブル信号とI/O選択信号の特殊な関係の場合につい
ても出力イネーブルアクセス時間=I/Oイネーブルア
クセス時間としてI/Oイネーブルアクセス時間の高速
化を図ることができる。
メモリおよびその制御回路によれば、複数のI/O群を
有し、アドレス信号、ライトイネーブル信号が共通でI
/O群の選択制御が行えるメモリにおいて、ライトイネ
ーブル信号とI/O選択信号の特殊な関係の場合につい
ても出力イネーブルアクセス時間=I/Oイネーブルア
クセス時間としてI/Oイネーブルアクセス時間の高速
化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例のメモリの全体構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図2】上記実施例におけるメモリ制御回路内部の論理
回路図
回路図
【図3】上記論理回路の真理表を示す図
【図4】(a),(b),(c)は上記実施例の動作を
説明するためのタイミングチャート(その1)
説明するためのタイミングチャート(その1)
【図5】上記実施例の動作を説明するためのタイミング
チャート(その2)
チャート(その2)
1…アドレス入力部 2…行・列デコーダ 3,4…メモリセル 5,6…センスアンプ 9,10…I/Oバッファ回路 11,12…I/O端子 13…メモリ制御回路 21〜24…インバータ 26,27…NANDゲート 28,29…ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/34 362 H
Claims (3)
- 【請求項1】 複数にグループ化したI/O群と、該I
/O群のグループに対応して分割されたメモリセルを有
し共通のアドレス信号に対し前記I/O群のグループを
選択して前記メモリセルの分割部分毎にライトもしくは
リード可能なメモリ部と、 該メモリ部を同一アドレス信号でアクセスする場合に前
記メモリセルの一つの任意の分割部分にライトしている
間他の分割部分をリード可能状態にしておく手段を備え
たメモリ制御回路と、 を具備することを特徴とするメモリ。 - 【請求項2】 請求項1記載のメモリにおいて、メモリ
制御回路における他の分割部分をリード可能状態にして
おく手段が、該他の分割部分のセンスアンプをアクティ
ブにする手段であることを特徴とするメモリ。 - 【請求項3】 共通のアドレス信号に対し複数のI/O
群を有するとともに該I/O群対応に分割されたメモリ
セルを有するメモリにチップセレクト信号とライトイネ
ーブル信号が入力された場合、指定のI/O群に対応す
るメモリセルのセンスアンプにはアクティブ信号を停止
し、非指定のI/O群に対応するメモリセルのセンスア
ンプへはアクティブ信号を出力する手段を具備すること
を特徴とするメモリの制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5169487A JPH0729378A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | メモリおよびその制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5169487A JPH0729378A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | メモリおよびその制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729378A true JPH0729378A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15887445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5169487A Pending JPH0729378A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | メモリおよびその制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729378A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000113676A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
JP2004095156A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Samsung Electronics Co Ltd | テストモードのために選択的にイネーブルされる出力回路を有するメモリ装置及びそのテスト方法 |
US7068566B2 (en) | 2003-05-16 | 2006-06-27 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor memory device capable of outputting data when a read request not accompanied with an address change being issued |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5169487A patent/JPH0729378A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000113676A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
JP2004095156A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Samsung Electronics Co Ltd | テストモードのために選択的にイネーブルされる出力回路を有するメモリ装置及びそのテスト方法 |
US7068566B2 (en) | 2003-05-16 | 2006-06-27 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor memory device capable of outputting data when a read request not accompanied with an address change being issued |
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