JPH0729346A - ディスクカートリッジおよびディスクドライブ装置とディスクチェンジャー装置 - Google Patents

ディスクカートリッジおよびディスクドライブ装置とディスクチェンジャー装置

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JPH0729346A
JPH0729346A JP5174066A JP17406693A JPH0729346A JP H0729346 A JPH0729346 A JP H0729346A JP 5174066 A JP5174066 A JP 5174066A JP 17406693 A JP17406693 A JP 17406693A JP H0729346 A JPH0729346 A JP H0729346A
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Eiichi Hanakawa
栄一 花川
Akira Kurozuka
章 黒塚
Hiroyuki Takeuchi
博之 竹内
Hironori Okazawa
裕典 岡澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化・薄型化に適したディスクカートリッ
ジ、およびそれを用いたディスクドライブ装置、ディス
クチェンジャー装置を提供する。 【構成】 上ケース3と下ケース2と中ケース4とから
なり、中ケース4にディスク1が収納され、中ケース4
は上ケース3と下ケース2と張り合わしてつくられた間
隙の中をスライドし、ディスク1を半分以上引き出して
使用される。 【効果】 ディスクカートリッジの落込みをなくし、光
ピックアップ部がディスクに接近させるようにしたた
め、ドライブ装置内のデッドスペースが最小となり、回
路部の設置スペースが確保され、ドライブ装置の小型
化、薄型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記録/再生する
ために用いられる光ディスクを内部に備えたディスクカ
ートリッジおよびそのディスクドライブ装置、ディスク
チェンジャー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオディスクやビデオディ
スク、また、コンピュータのデータ記憶装置として、光
ディスク装置が広く用いられているが、ディスクの記録
密度の向上に伴い、より大容量でかつ小型な光ディスク
装置が要望されている。特に、AV機器のみならず、パ
ーソナルコンピュータの小型化、ポータブル化が進むに
つれ、光ディスク装置の小型化、薄型化が望まれてい
る。
【0003】一般に、光ディスク装置では、ディスクカ
ートリッジを装置内に挿入した後、カートリッジをスピ
ンドルモータ及び光ピックアップの方向に移動して、デ
ィスクをターンテーブルにチャッキングし、記録または
再生可能な状態にする必要がある。
【0004】以下、図面を参照しながら、このような光
ディスク装置のローディング機構について説明する。
【0005】図12は、従来の光ディスク装置のローデ
ィング機構の構造を示す分解斜視図、図13はその動作
を示す側面図である。
【0006】図12、図13において、カートリッジ1
は、装置前面より、カートリッジホルダ2に挿入され
る。この時、カートリッジ1のスライドシャッタ21
は、カートリッジホルダ2に組みこまれたリンク機構
(図示せず)によりスライドし、ディスクの記録、再生
部を露出する。カートリッジホルダ2の両側面には、4
個のガイドローラ4があり、これらがスライダ3の両側
面に設けられたガイド溝5に挿入されており、シャーシ
10に植設されたガイドポール8に沿って、上下にのみ
寸法Dだけ移動可能に取り付けられている。
【0007】スライダ3は、カートリッジホルダ2を下
からはさみこむような形状で、シャーシ10に植設され
たガイドピン7に沿って矢印A方向に寸法Sだけ摺動可
能に取りつけてある。スライダ3は、シャーシ10に対
し、スライダバネ6により常にA方向にひっぱられてお
り、初期状態ではスライダバネ6が最も伸びた状態で止
まるよう、スライダ3はロックアーム(図示せず)によ
り係止されている。このロックアームは、カートリッジ
1の挿入により、カートリッジの1つの角に押されて解
除される。ロックアームが解除されると、スライダ3は
スライダバネ6によりA方向にスライドし、ガイド溝5
に沿ってガイドローラ4が移動し、カートリッジホルダ
2はシャーシ10の方向(矢印B)に寸法Dだけ移動す
る。カートリッジの降下により、ディスクはスピンドル
モータに設けられたターンテーブルに乗りチャッキング
され、光ピックアップに対し記録、再生可能な距離まで
接近する。
【0008】カートリッジを装置より取り出すときは、
ローディングモータ9により、スライダ3がスライダバ
ネ6の引張力に逆らって引き戻され、ガイド溝5に沿っ
てガイドローラ4が移動し、カートリッジホルダ2は初
期状態の位置まで上昇する。これによりディスクはター
ンテーブルから離され、カートリッジが取り出し可能な
状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来のディス
クカートリッジや光ディスク装置のローディング機構で
は、次のような問題点があった。
【0010】すなわち、カートリッジを一旦水平に挿入
した後、スピンドルモータの方向に降下させることによ
り、ディスクをターンテーブルに乗せ、光ピックアップ
で記録再生可能な状態にするため、カートリッジが降下
した後の空間は、カートリッジの全面積にわたって寸法
Dの厚みが空き空間となる。しかし、この空間にはモー
タの制御回路など他の部品を配置することはできず、装
置内でデッドスペースとなる。このため、装置の薄型化
に限界が生じる。
【0011】また、このようなローディング機構ではデ
ィスクカートリッジが挿入されると、自動的にシャッタ
ーが開くようになっているためディスクをドライブに挿
入したまま放置するとエラーの原因の埃がディスクに付
着する。
【0012】またディスクチェンジャーを考えると、デ
ィスクを収納しておくディスクストッカがあって、ロボ
ットの手がストッカよりカートリッジを引き出してドラ
イブに挿入するような構成となり、ストッカの手前にカ
ートリッジを運ぶ搬送メカが必要で装置も大型になり、
またディスク交換スピードを上げるには難しい構造であ
る。
【0013】本発明は、上記課題を解決するディスクカ
ートリッジを提供するもので、さらに、装置内に大きな
デッドスペースを作ることなくディスクカートリッジの
ローディングを可能にし、装置全体の小型化・薄型化を
実現するディスクドライブ装置、ディスクチェンジャー
装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のディスクカートリッジは、主面が平板状
であり、かつ前記主面の周辺部の3辺に縁部が形成され
た上ケース及び下ケースと、周辺部の4辺に縁部が形成
され、かつディスクを支えるための、内部を一部切り抜
かれた底板を有して成る中ケースとから構成され、前記
中ケースにディスクが収納され、中ケースは前記上ケー
スと下ケースとを接合してつくられた間隙中をスライド
しディスクを半分以上引き出し可能であることを特徴と
するものである。
【0015】また、本発明のディスクドライブ装置は、
上記本発明のディスクカートリッジを装着してディスク
に信号を記録もしくは再生するディスクドライブ装置で
あって、前記ディスクカートリッジ内にディスクを保持
するロック状態を解除するためのロック解除爪と、前記
ディスクカートリッジの中ケースを引き出すための中ケ
ース引き出し手段と、ディスクを回転駆動する回転駆動
手段とを有し、前記ディスクカートリッジをローディン
グする際に、前記ディスクカートリッジに形成されたロ
ック解除ホールに前記ロック解除爪が挿入してディスク
カートリッジの位置決めを行い、前記中ケース引き出し
手段によりディスクカートリッジの中ケースを引き出
し、前記回転駆動手段を構成するディスク保持部がディ
スクに装着されてディスクを回転駆動することを特徴と
するものである。
【0016】さらに、本発明のディスクチェンジャー装
置は、上記本発明のディスクカートリッジを複数枚並べ
て保持したディスクストッカと、前記ディスクカートリ
ッジの中ケースを引き出すための中ケース引き出し手段
と、前記ディスクカートリッジを並べた方向に前記回転
駆動手段を移動させる移動手段と、ディスクに信号を記
録もしくは再生する信号記録再生手段とを具備し、前記
移動手段によって、必要とするディスクカートリッジの
位置まで前記回転駆動手段を移動させ、前記中ケース引
き出し手段により前記ディスクカートリッジから中ケー
スを引き出し、前記信号記録再生手段によってディスク
に信号を記録もしくは再生したのちに中ケースを元の状
態に収納することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明のディスクカートリッジは、上ケースと
下ケースと中ケースとからなり、中ケースにディスクが
収納され、中ケースは上ケースと下ケースとを接合して
つくられた間隙中をスライドし、ディスクを半分以上引
き出して使用するため、従来のようなディスクカートリ
ッジの落し込みに必要なデットスペースではなく、回転
駆動手段の上下動によるデッドスペースですむため、必
要な空間が最小におさまり、電気回路部の取り付けスペ
ースが確保され、ドライブ装置の小型化・薄型化が図れ
る。
【0018】本発明のディスクカートリッジをディスク
ドライブ装置より取り出そうとすると、ロックばねが中
ケースのロック突起とかみ合うため、強固な力で引っ張
ってもディスクは引き抜くことはできない。また従来の
ディスクカートリッジのようなヘッドの挿入窓がないた
め、ケースの表面に大きなシールやラベルを自由に貼る
ことができるし、強度の弱い窓カバーがなくすきまも完
全に近いので単品でのハンドリングに最良である。
【0019】また、本発明のディスクカートリッジを用
いてディスクチェンジャー装置を構成するには、ディス
クカートリッジの厚さより少しだけ広い間隔で本発明の
ディスクカートリッジを並べるディスクストッカと、デ
ィスクカートリッジの並べた方向に回転駆動手段を移動
可能な移動手段とからなるため、ディスクカートリッジ
を並べるディスクストッカの手前には何も設ける必要は
なく、ディスク収納ラックとして使用できる。またその
構造は、1枚使用のディスクドライブの構造と同様の構
造でよく部品も共用でき、ディスクを半分強引き出すだ
けなのでチェンジャーの体積も小さくて良い。
【0020】
【実施例】以下、本発明のディスクカートリッジの実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例におけるディスク
カートリッジの分解斜視図である。図1において、1は
光ディスク、2は下ケース、3は上ケース、4は中ケー
スである。
【0022】中ケース4にディスク1が収納され、中ケ
ース4は上ケース3と下ケース2と張り合わして作られ
た間隙の中をスライドし、ディスク1を半分以上引き出
して使用するディスクカートリッジを構成している。図
2はディスクが(中ケースが)収納された状態の斜視
図、図3はディスクが(中ケースが)引き出された状態
の斜視図である。
【0023】下ケース2において、その3辺には、中ケ
ース4が入る間隙を設けるために少し厚い縁2−aが設
けられている。そして残りの1辺については、中ケース
4が摺動する出入口となるため縁は設けられてない。そ
の辺のセンターには三角形もしくは円弧状の切り欠き2
−gが設けられている。2−fは切り欠き2−gの両サ
イドに設けられた凹部であり、中ケ−ス4に設けられた
凸部がはまりこんでクリックアクションで中ケース4の
引出しまたは収納が可能である。また、摺動側の辺の縁
を切り欠くことによって作られた解除レバー用の解除ホ
ール2−c、及び中ケース引出し突起用摺動溝2−dが
設けられている。
【0024】3は上ケースで、下ケース2と同様であ
る。7は固定ねじで、下ケース2と上ケース3とを結合
している。
【0025】4は中ケースであり、周辺部は補強のため
少し厚い縁4−dが設けられているが、2つのコーナー
はロックばね機構を避けるために切り取られている(4
−c部)。摺動側面の先端部の内側には、傾斜面と直角
面をもつロック突起4−aと、外側には引き出し用突起
4−bが設けられている。中央部はディスク1を支える
部分4−eを残してほとんど切り抜かれて何もない。
【0026】図4は図1のA部の拡大図である。摺動側
面に直角な手前の面のセンター近傍には、下ケース2及
び上ケース3のセンター部の切り欠き部をおおうに必要
な広さで、かつ縁4−dと同一高さの平面部4−fを設
けている。その両サイドには縁と同一高さの突起部4−
gがあり、その突起の上側と下側に円弧状の突起4−h
がある。この突起4−hのB−B線における断面形状を
説明するための図を図5に示す。2,3は下ケース及び
上ケースであり、これらには、中ケースが収納された時
に突起4−hと接する位置に各々凹部2−f、3−fが
設けられており、下及び上ケースの弾性を利用してクリ
ックアクションではめ込まれる。
【0027】図1にもどって、5はロックばね、6は解
除レバーであり、その詳細については図6、図7、図8
で説明する。図6はロックばね5の斜視図であり、ロッ
クばね5は短冊状の板ばねで先端部は2回折り曲げてロ
ック部5−aを構成し、他端は一回折り曲げて固定部5
−bを構成している。図7は解除レバー6の斜視図であ
り、短冊状レバーのレバー部6−aの一部に接して解除
用突起6−bが設けられている。
【0028】図8はこれらの組立てた状態の平面図であ
る。2は下ケースで、その角部を表わしている。2−a
は少し高くなった縁である。2−bはロックばね取り付
け用突起で、縁2−aと少し間隙を有して設けられてい
る。その間隙にロックばね5の固定部5−bが挿入され
ロックばねは固定される。解除レバー6はロックばね5
と下ケ−ス2の縁2−bとの間に挿入され、解除用突起
6−bは縁2−bに切り欠かれた解除ホール2−cに挿
入されている。解除ホール2−cより解除用突起6−b
を押すと、ロックばね5の弾性によりロックばね5は
5’位置(二点鎖線の位置)まで後退する。4−aは、
中ケース4の摺動側面の縁4−dの先端部に設けられた
斜面と直角面を持つロック突起であり、このロック突起
を越えてロックばね5は後退するから、中ケース4は矢
印Aの方向に引き抜くことができる。解除用突起6−b
を押さない限り、ロックばね5は後退しない。したがっ
て、解除用突起6−bを押していない状態では、ロック
部5−aがロック突起4−aに引っかかって中ケース4
は抜けない。4−bは中ケース4の縁4−dに連続して
設けられた引き出し用突起であり、この部分をつかんで
中ケース4を引き出すものである。下ケース2には、引
き出し用突起4−bが摺動出来るように、切り欠きを設
けた摺動溝2−dが設けられている。2−eは下ケース
2と上ケース3を固定するためのねじ穴である。
【0029】この本実施例によるディスクカートリッジ
を使用したディスクドライブ装置の一実施例に係る平面
図を図9に、側面図を図10に示す。1は光ディスク、
10は上述した本実施例のディスクカートリッジであ
る。20はベース台24に固定されたスピンドルモータ
で、その回転軸にはターンテーブル21が固定されてい
る。23は光ピックアップであり、トラバース機構を含
んでベース台24に固定されている。
【0030】ディスクカートリッジが矢印の方向から挿
入されると、ドライブ装置に設けられたロック解除爪2
5は解除ホール2−cより解除用突起6−bを押すと同
時にカートリッジの位置を保持する。解除用突起6−b
が押されたので中ケース4は引き出される。中ケース4
が引き出されると、スピンドルモータ及び光ピックアッ
プ、トラバースが乗せられたベース台が上昇してディス
クはクランプされ、記録再生が行なわれる。この時、従
来技術のようにディスクカートリッジを落し込みせずに
ベース台を上昇させる。ベース台24は図10に示すよ
うに、ディスクカートリッジ10に比べて小さいので、
上下動によるドライブ装置内のデッドスペースが最小で
すみ、電気回路部の取り付けスペースが確保され、この
結果、ドライブ装置の小型化が図れる。
【0031】記録再生が終了すれば、中ケース4は下・
上ケース内に収納されて待機状態になる。この状態では
解除用突起6−bが押されていてロックばね5は解除の
位置にあるが、中ケース4に設けられた突起4−hと上
・下ケースに設けられた凹部2−f、3−fとで軽いロ
ック状態となっている。再度記録再生する場合には、そ
のまま軽く中ケース4を引き出せば良い。カートリッジ
をドライブ装置より取り出そうとすると、ロックばね5
はその弾性力で元の状態にもどり、ロックばね5のロッ
ク部5−aと中ケースのロック突起4−aがかみ合うた
め、中ケース4を強固に引っ張っても引き出せない。
【0032】以下、上述した本実施例のディスクカート
リッジを用いたディスクドライブチェンジャーの一実施
例を図11に示す。
【0033】同図において、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は側面図である。本装置は、正面図
(b)からも明らかなように、ディスクカートリッジの
厚さより少しだけ広い間隔で本実施例のディスクカート
リッジを並べるディスクストッカ部30と、ディスクス
トッカ部30の後部に設けられている、ディスクカート
リッジの並べた方向((c)のX方向)に移動可能なピ
ックアップ部31とからなる。ピックアップ部は31
は、ベース台24に固定されたスピンドルモータ20
と、その回転軸に固定されたターンテーブル21と、ト
ラバース機構を含んだ光ピックアップ23と、ベース台
24とで構成されている。ストッカー部30でのディス
クカートリッジの保持機構は、上記ドライブ装置のとこ
ろで説明をしたのと全く同様である。記録再生が終了す
れば、中ケースは下・上ケース内に収納され待機状態に
なる。本ディスクドライブチェンジャーにおいては、ほ
とんどのディスクはこの待機状態にある。コントローラ
の指令に応じて記録再生する場合は、必要なディスクカ
ートリッジを選択し、そのまま軽く中ケースを引き出
し、ピックアップ部31をディスクに接近させれば良
い。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明のディスクカートリッジは、上ケースと下ケースと中
ケースとからなり、中ケースにディスクが収納され、中
ケースは上ケースと下ケースと接合してつくられた間隙
中をスライドし、ディスクを半分以上引き出して使用す
るため、従来のようなディスクカートリッジの落し込み
に必要なデットスペースではなく、回転駆動手段の上下
動によるデッドスペースですむため必要な空間が最小に
おさまり、電気回路部の取り付けスペースが確保され、
これによりドライブ装置の小型化・薄型化が図れる。
【0035】また、本発明のディスクカートリッジは、
1枚使用のディスクドライブ装置および複数枚使用のデ
ィスクチェンジャー装置の内部で、ディスクを上下ケー
ス内に収納した状態で待機させることができるため、ド
ライブ装置あるいはチェンジャー装置に挿入状態のまま
放置しても、エラーの原因となる埃がディスクに付着す
ることはない。
【0036】また、本発明のディスクカートリッジをド
ライブ装置より取り出そうとすると、ロックばねが中ケ
ースのロック突起とかみ合うため、強固な力で引っ張っ
てもディスクは引き抜くことはできない。また、従来の
ディスクカートリッジのような光ヘッドの挿入窓がない
ため、ケースの表面に大きなシールやラベルを自由に貼
ることができ、強度の弱い窓カバーがなくすきまも完全
に近いので単品でのハンドリングに最良である。
【0037】さらに、本発明のディスクカートリッジを
用いてディスクドライブチェンジャー装置を構成するに
は、ディスクカートリッジの厚さより少しだけ広い間隔
で本発明のディスクカートリッジを並べるディスクスト
ッカと、ディスクカートリッジの並べた方向に回転駆動
手段を移動可能な移動手段とからなるため、ディスクカ
ートリッジを並べるディスクストッカの手前には何も設
ける必要はなく、ディスク収納ラックとして使用でき
る。またその構造は、1枚使用のディスクドライブ装置
の構造と同様の構造でよく部品も共用でき、ディスクを
半分強引き出すだけなのでチェンジャー装置の体積も小
さくて良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスクカートリッ
ジの分解斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるディスクカートリッ
ジにおいてディスクを収納した状態の外観斜視図
【図3】本発明の一実施例におけるディスクカートリッ
ジの使用状態の外観斜視図
【図4】図1のA部分の拡大図
【図5】図4のB−B線において切断し、さらに上ケー
スと下ケースに中ケースを収納した状態を示す図
【図6】本発明のディスクカートリッジに係るロックば
ねの斜視図
【図7】本発明のディスクカートリッジに係る解除レバ
ーの斜視図
【図8】本発明のディスクカートリッジの部分拡大図
【図9】本発明の一実施例におけるディスクドライブ装
置の平面図
【図10】本発明の一実施例におけるディスクドライブ
装置を横方向から透かして見た図
【図11】本発明の一実施例におけるディスクチェンジ
ャー装置の説明図
【図12】従来のディスクカートリッジ、およびディス
クドライブ装置の分解斜視図
【図13】従来のディスクドライブ装置のローディング
機構を説明するための図
【符号の説明】
1 ディスク 2 下ケース 3 上ケース 4 中ケース 5 ロックばね 6 解除レバー 7 取り付けねじ 10 本発明のディスクカートリッジ 20 スピンドルモータ 21 ターンテーブル 23 光ピックアップ 24 ベース台 25 解除爪 30 ディスクストッカ 31 光ピックアップ部
フロントページの続き (72)発明者 岡澤 裕典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主面が平板状であり、かつ前記主面の周辺
    部の3辺に縁部が形成された上ケース及び下ケースと、
    周辺部の4辺に縁部が形成され、かつディスクを支える
    ための、内部を一部切り抜かれた底板を有して成る中ケ
    ースとから構成され、前記中ケースにディスクが収納さ
    れ、中ケースは前記上ケースと下ケースとを接合してつ
    くられた間隙中をスライドしディスクを半分以上引き出
    し可能であることを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】中ケースの奥側のコーナー部は切断されて
    おり、前記コーナー部に中ケースの引き出しを防止する
    ロック機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】ロック機構は、下ケースおよび上ケースに
    一端が固定され、かつ他端を曲げてロック部を形成した
    板状のロックばねと、中ケースの摺動側縁部の内側に形
    成された、前記ロック部と係合するロック突起部とから
    なることを特徴とする請求項2記載のディスクカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】上ケースもしくは下ケースの、中ケース摺
    動側の縁部にロックを解除するロック解除ホールを設け
    たことを特徴とする請求項3記載のディスクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】中ケースの摺動側の縁部には中ケース引出
    し用の突起が設けられ、上ケースもしくは下ケースの、
    中ケース摺動側の縁部に前記引出し用突起の摺動溝を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリ
    ッジ。
  6. 【請求項6】上ケースおよび下ケースの主面に凸もしく
    は凹形状の部分を、かつ中ケースには前記凸もしくは凹
    形状の部分に嵌合する凹もしくは凸形状の部分を各々少
    なくとも1つ設け、前記中ケースを収納した時にこれら
    は嵌合する位置に形成されたことを特徴とする請求項1
    記載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】請求項1記載のディスクカートリッジを装
    着してディスクに信号を記録もしくは再生するディスク
    ドライブ装置であって、前記ディスクカートリッジ内に
    ディスクを保持するロック状態を解除するためのロック
    解除爪と、前記ディスクカートリッジの中ケースを引き
    出すための中ケース引き出し手段と、ディスクを回転駆
    動する回転駆動手段とを有し、前記ディスクカートリッ
    ジをローディングする際に、前記ディスクカートリッジ
    に形成されたロック解除ホールに前記ロック解除爪が挿
    入してディスクカートリッジの位置決めを行い、前記中
    ケース引き出し手段によりディスクカートリッジの中ケ
    ースを引き出し、前記回転駆動手段を構成するディスク
    保持部がディスクに装着されてディスクを回転駆動する
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のディスクカートリッジを複
    数枚並べて保持したディスクストッカと、前記ディスク
    カートリッジの中ケースを引き出すための中ケース引き
    出し手段と、前記ディスクカートリッジを並べた方向に
    前記回転駆動手段を移動させる移動手段と、ディスクに
    信号を記録もしくは再生する信号記録再生手段とを具備
    し、前記移動手段によって、必要とするディスクカート
    リッジの位置まで前記回転駆動手段を移動させ、前記中
    ケース引き出し手段により前記ディスクカートリッジか
    ら中ケースを引き出し、前記信号記録再生手段によって
    ディスクに信号を記録もしくは再生したのちに中ケース
    を元の状態に収納することを特徴とするディスクチェン
    ジャー装置。
JP17406693A 1993-07-14 1993-07-14 ディスクカートリッジおよびディスクドライブ装置とディスクチェンジャー装置 Expired - Fee Related JP3227915B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008293590A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Hitachi Maxell Ltd 情報記録再生装置
JP2008305506A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Hitachi Maxell Ltd 情報記録再生装置
JP2011142082A (ja) * 2009-12-31 2011-07-21 Ind Technol Res Inst 有機/無機ハイブリッド複合プロトン交換膜

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