JPH07290538A - 射出圧縮成形機の型締方法 - Google Patents
射出圧縮成形機の型締方法Info
- Publication number
- JPH07290538A JPH07290538A JP6106078A JP10607894A JPH07290538A JP H07290538 A JPH07290538 A JP H07290538A JP 6106078 A JP6106078 A JP 6106078A JP 10607894 A JP10607894 A JP 10607894A JP H07290538 A JPH07290538 A JP H07290538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- mold clamping
- clamping
- movable
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/80—Measuring, controlling or regulating of relative position of mould parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
- B29C45/561—Injection-compression moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
- B29C45/561—Injection-compression moulding
- B29C2045/565—Closing of the mould during injection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動型の正確な型締前位置を設定することに
より、成形品重量の安定化、ガス抜き量の安定化及び転
写性の安定化を図る。 【構成】 可動型２を型開位置Ｓｏから型締前位置Ｓｆ
まで移動させるに際し、可動型２を型開位置Ｓｏから最
終型締位置Ｓｅまで移動させた後、樹脂を充填しない高
圧空型締を行うとともに、高圧空型締を行った位置から
設定量Ｘｓだけ後退移動させた位置を型締前位置Ｓｆと
する。
より、成形品重量の安定化、ガス抜き量の安定化及び転
写性の安定化を図る。 【構成】 可動型２を型開位置Ｓｏから型締前位置Ｓｆ
まで移動させるに際し、可動型２を型開位置Ｓｏから最
終型締位置Ｓｅまで移動させた後、樹脂を充填しない高
圧空型締を行うとともに、高圧空型締を行った位置から
設定量Ｘｓだけ後退移動させた位置を型締前位置Ｓｆと
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は可動型を最終型締位置よ
りも手前の型締前位置に一旦停止させ、樹脂の充填に応
じて高圧型締を行う射出圧縮成形機の型締方法に関す
る。
りも手前の型締前位置に一旦停止させ、樹脂の充填に応
じて高圧型締を行う射出圧縮成形機の型締方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】射出圧縮成形機は知られているが、通
常、この種の射出圧縮成形機は図４に示すように型締さ
れる。まず、可動型を型開位置から予め設定したスロー
ダウン開始位置まで高速前進移動させる（ステップＳ２
１）。一方、スローダウン開始位置に達したなら、最終
型締位置よりも手前に位置する型締前位置まで速度を徐
々に低下しつつ移動させる（ステップＳ２２、Ｓ２
３）。可動型が型締前位置に達したなら可動型を停止さ
せ、この状態で射出充填を開始する（ステップＳ２４、
Ｓ２５、Ｓ２６、Ｓ２７）。そして、射出充填中又は射
出充填後に、可動型を最終型締位置まで移動させる高圧
型締を行う（ステップＳ２８）。なお、この後は冷却工
程等を含む型開処理が行なわれる（ステップＳ２９）。
このような射出圧縮成形機は、樹脂の射出充填時に金型
が若干開いているため、金型内のガス抜き促進及び樹脂
の流動性改善が図られるとともに、射出充填中又は射出
充填後に高圧型締を行うため、金型への樹脂の転写性が
高められる利点がある。
常、この種の射出圧縮成形機は図４に示すように型締さ
れる。まず、可動型を型開位置から予め設定したスロー
ダウン開始位置まで高速前進移動させる（ステップＳ２
１）。一方、スローダウン開始位置に達したなら、最終
型締位置よりも手前に位置する型締前位置まで速度を徐
々に低下しつつ移動させる（ステップＳ２２、Ｓ２
３）。可動型が型締前位置に達したなら可動型を停止さ
せ、この状態で射出充填を開始する（ステップＳ２４、
Ｓ２５、Ｓ２６、Ｓ２７）。そして、射出充填中又は射
出充填後に、可動型を最終型締位置まで移動させる高圧
型締を行う（ステップＳ２８）。なお、この後は冷却工
程等を含む型開処理が行なわれる（ステップＳ２９）。
このような射出圧縮成形機は、樹脂の射出充填時に金型
が若干開いているため、金型内のガス抜き促進及び樹脂
の流動性改善が図られるとともに、射出充填中又は射出
充填後に高圧型締を行うため、金型への樹脂の転写性が
高められる利点がある。
【０００３】ところで、射出圧縮成形機では可動型を型
締前位置まで正確に移動させることが成形品質を高める
上で重要となり、型締前位置が不正確に設定された場合
には充填不足や充填過多に基づく成形不良の原因にな
る。
締前位置まで正確に移動させることが成形品質を高める
上で重要となり、型締前位置が不正確に設定された場合
には充填不足や充填過多に基づく成形不良の原因にな
る。
【０００４】このため、従来は、例えば、特開昭６３−
９２４７号公報等で開示される高精度のリニアスケール
を利用することにより、可動型の移動位置を正確に検出
し、可動型を型開位置から予め設定した型締前位置まで
移動させていた。
９２４７号公報等で開示される高精度のリニアスケール
を利用することにより、可動型の移動位置を正確に検出
し、可動型を型開位置から予め設定した型締前位置まで
移動させていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の射出圧
縮成形機における型締方法は、可動型を型開位置から型
締前位置まで正確に移動させることはできるものの、実
際には可動型を移動自在に支持するタイバーの熱や引張
りに基づく変形、機械構造上のクリアランス、リニアス
ケール等の位置検出器の取付誤差等の各種誤差要因が存
在するため、固定型から見た場合には必ずしも正確な位
置が設定されず、成形品重量の安定化、ガス抜き量の安
定化及び転写性の安定化を図れない問題があった。
縮成形機における型締方法は、可動型を型開位置から型
締前位置まで正確に移動させることはできるものの、実
際には可動型を移動自在に支持するタイバーの熱や引張
りに基づく変形、機械構造上のクリアランス、リニアス
ケール等の位置検出器の取付誤差等の各種誤差要因が存
在するため、固定型から見た場合には必ずしも正確な位
置が設定されず、成形品重量の安定化、ガス抜き量の安
定化及び転写性の安定化を図れない問題があった。
【０００６】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、可動型の正確な型締前位置
を設定することにより、成形品重量の安定化、ガス抜き
量の安定化及び転写性の安定化を図ることができる射出
圧縮成形機の型締方法の提供を目的とする。
課題を解決したものであり、可動型の正確な型締前位置
を設定することにより、成形品重量の安定化、ガス抜き
量の安定化及び転写性の安定化を図ることができる射出
圧縮成形機の型締方法の提供を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は可動型２を型開
位置Ｓｏから、最終型締位置Ｓｅよりも手前に位置する
型締前位置Ｓｆまで移動させ、この型締前位置Ｓｆで樹
脂の射出充填を開始するとともに、射出充填中又は射出
充填後に、可動型２を高圧型締により最終型締位置Ｓｅ
まで移動させる射出圧縮成形機の型締方法において、特
に、可動型２を型開位置Ｓｏから型締前位置Ｓｆまで移
動させるに際し、可動型２を型開位置Ｓｏから最終型締
位置Ｓｅまで移動させた後、樹脂を充填しない高圧空型
締を行うとともに、高圧空型締を行った位置から設定量
Ｘｓだけ後退移動させた位置を型締前位置Ｓｆとするこ
とを特徴とする。
位置Ｓｏから、最終型締位置Ｓｅよりも手前に位置する
型締前位置Ｓｆまで移動させ、この型締前位置Ｓｆで樹
脂の射出充填を開始するとともに、射出充填中又は射出
充填後に、可動型２を高圧型締により最終型締位置Ｓｅ
まで移動させる射出圧縮成形機の型締方法において、特
に、可動型２を型開位置Ｓｏから型締前位置Ｓｆまで移
動させるに際し、可動型２を型開位置Ｓｏから最終型締
位置Ｓｅまで移動させた後、樹脂を充填しない高圧空型
締を行うとともに、高圧空型締を行った位置から設定量
Ｘｓだけ後退移動させた位置を型締前位置Ｓｆとするこ
とを特徴とする。
【０００８】この場合、最適な実施形態により、高圧空
型締は予め設定した設定時間Ｔｓだけ行う。また、可動
型２を型開位置Ｓｏから予め設定したスローダウン開始
位置Ｓｄまで高速移動させるとともに、スローダウン開
始位置Ｓｄから最終型締位置Ｓｅまで可動型２の移動速
度を徐々に低下させる。
型締は予め設定した設定時間Ｔｓだけ行う。また、可動
型２を型開位置Ｓｏから予め設定したスローダウン開始
位置Ｓｄまで高速移動させるとともに、スローダウン開
始位置Ｓｄから最終型締位置Ｓｅまで可動型２の移動速
度を徐々に低下させる。
【０００９】
【作用】本発明に係る射出圧縮成形機の型締方法によれ
ば、型締時に、可動型２を一旦型開位置Ｓｏから最終型
締位置Ｓｆまで移動させる。この場合、可動型２は型開
位置Ｓｏから予め設定したスローダウン開始位置Ｓｄま
で高速移動させるとともに、スローダウン開始位置Ｓｄ
から最終型締位置Ｓｅまでは可動型２の移動速度を徐々
に低下させる。
ば、型締時に、可動型２を一旦型開位置Ｓｏから最終型
締位置Ｓｆまで移動させる。この場合、可動型２は型開
位置Ｓｏから予め設定したスローダウン開始位置Ｓｄま
で高速移動させるとともに、スローダウン開始位置Ｓｄ
から最終型締位置Ｓｅまでは可動型２の移動速度を徐々
に低下させる。
【００１０】そして、可動型２が最終型締位置Ｓｅに達
したなら、樹脂を射出充填しない状態で、設定時間Ｔｓ
だけ高圧空型締を行う。これにより、可動型２には実際
の成形時と同じ応力が付加されるため、この高圧空型締
を行った位置は、実際に樹脂が充填されたときの位置的
条件に一致する。したがって、可動型２を高圧空型締を
行った位置から設定量Ｘｓだけ後退移動させ、この後退
移動させた位置を型締前位置Ｓｆとして設定すれば、こ
の位置Ｓｆは実際に充填すべき樹脂量に基づく正確な型
締前位置となり、タイバーの熱や引張りに基づく変形、
機械構造上のクリアランス、リニアスケール等の位置検
出器の取付誤差等の各種誤差要因は排除される。
したなら、樹脂を射出充填しない状態で、設定時間Ｔｓ
だけ高圧空型締を行う。これにより、可動型２には実際
の成形時と同じ応力が付加されるため、この高圧空型締
を行った位置は、実際に樹脂が充填されたときの位置的
条件に一致する。したがって、可動型２を高圧空型締を
行った位置から設定量Ｘｓだけ後退移動させ、この後退
移動させた位置を型締前位置Ｓｆとして設定すれば、こ
の位置Ｓｆは実際に充填すべき樹脂量に基づく正確な型
締前位置となり、タイバーの熱や引張りに基づく変形、
機械構造上のクリアランス、リニアスケール等の位置検
出器の取付誤差等の各種誤差要因は排除される。
【００１１】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【００１２】まず、本発明に係る型締方法を実施できる
射出圧縮成形機の構成について、図３を参照して説明す
る。
射出圧縮成形機の構成について、図３を参照して説明す
る。
【００１３】同図中、Ｍで示す射出圧縮成形機は、射出
装置１０と型締装置１５を備える。射出装置１０は前端
に射出ノズル１１を、後部に不図示のホッパをそれぞれ
有する加熱筒１２を備え、この加熱筒１２の内部にはス
クリュ１３を挿入するとともに、加熱筒１２の後端は不
図示のスクリュ駆動部に結合する。
装置１０と型締装置１５を備える。射出装置１０は前端
に射出ノズル１１を、後部に不図示のホッパをそれぞれ
有する加熱筒１２を備え、この加熱筒１２の内部にはス
クリュ１３を挿入するとともに、加熱筒１２の後端は不
図示のスクリュ駆動部に結合する。
【００１４】一方、型締装置１５は固定盤１６により支
持される固定型３を備えるとともに、可動盤１７により
支持される可動型２を備える。なお、可動盤１７は、固
定盤１６に先端が固定された複数のタイバー１８…によ
りスライド自在に支持される。また、タイバー１８…の
後端は型締シリンダ１９に固定する。型締シリンダ１９
は型締ピストン２０を内蔵し、この型締ピストン２０に
一体に設けたピストンロッド２１は、型締シリンダ１９
から前方に突出するとともに、その先端は可動盤１７に
結合する。なお、型締ピストン２０の内部は高速用シリ
ンダ２２を形成し、この高速用シリンダ２２に内蔵する
高速用ピストン２３は、型締シリンダ１９の後端に一体
形成する。他方、型締シリンダ１９の前油室及び後油室
は四ポートサーボ弁２４を介して油圧源２５及びオイル
タンク２６にそれぞれ接続する。なお、２７は型締シリ
ンダ１９における前油室と後油室間に接続した開閉弁で
ある。
持される固定型３を備えるとともに、可動盤１７により
支持される可動型２を備える。なお、可動盤１７は、固
定盤１６に先端が固定された複数のタイバー１８…によ
りスライド自在に支持される。また、タイバー１８…の
後端は型締シリンダ１９に固定する。型締シリンダ１９
は型締ピストン２０を内蔵し、この型締ピストン２０に
一体に設けたピストンロッド２１は、型締シリンダ１９
から前方に突出するとともに、その先端は可動盤１７に
結合する。なお、型締ピストン２０の内部は高速用シリ
ンダ２２を形成し、この高速用シリンダ２２に内蔵する
高速用ピストン２３は、型締シリンダ１９の後端に一体
形成する。他方、型締シリンダ１９の前油室及び後油室
は四ポートサーボ弁２４を介して油圧源２５及びオイル
タンク２６にそれぞれ接続する。なお、２７は型締シリ
ンダ１９における前油室と後油室間に接続した開閉弁で
ある。
【００１５】また、２８は可動盤１７（可動型２）の位
置を検出するリニアスケール等を用いた位置検出器であ
り、この位置検出情報はコントローラ２９に付与され
る。コントローラ２９はこの位置検出情報に基づいて四
ポートサーボ弁２４及び開閉弁２７を含む型締装置１５
に備える油圧回路を制御する。
置を検出するリニアスケール等を用いた位置検出器であ
り、この位置検出情報はコントローラ２９に付与され
る。コントローラ２９はこの位置検出情報に基づいて四
ポートサーボ弁２４及び開閉弁２７を含む型締装置１５
に備える油圧回路を制御する。
【００１６】次に、本発明に係る型締方法について、図
１に示すフローチャート及び図２を参照して説明する。
１に示すフローチャート及び図２を参照して説明する。
【００１７】まず、型締時には、可動型２を型開位置Ｓ
ｏから最終型締位置Ｓｅまで前進移動させる。この場
合、可動型２は型開位置Ｓｏから予め設定したスローダ
ウン開始位置Ｓｄまで高速移動させる（ステップＳ
１）。そして、スローダウン開始位置Ｓｄに達したな
ら、最終型締位置Ｓｅまで可動型２の移動速度を徐々に
低下させる（ステップＳ２、Ｓ３）。なお、可動型２の
高速移動には高速用シリンダ２２が用いられる。
ｏから最終型締位置Ｓｅまで前進移動させる。この場
合、可動型２は型開位置Ｓｏから予め設定したスローダ
ウン開始位置Ｓｄまで高速移動させる（ステップＳ
１）。そして、スローダウン開始位置Ｓｄに達したな
ら、最終型締位置Ｓｅまで可動型２の移動速度を徐々に
低下させる（ステップＳ２、Ｓ３）。なお、可動型２の
高速移動には高速用シリンダ２２が用いられる。
【００１８】一方、可動型２が最終型締位置Ｓｅに達し
たなら、樹脂を射出充填しない状態で、設定時間Ｔｓだ
け高圧空型締を行う（ステップＳ４、Ｓ５、Ｓ６）。こ
の高圧空型締には型締シリンダ１９が用いられる。これ
により、可動型２には実際の成形時と同じ応力が付加さ
れるため、この高圧空型締を行った位置は、実際に樹脂
が充填されたときの位置的条件に一致する。次いで、可
動型２を高圧空型締を行った位置から設定量Ｘｓだけ後
退移動させる（ステップＳ７、Ｓ８）。この後退移動さ
せた位置は型締前位置Ｓｆとして設定される。この位置
Ｓｆは実際に充填すべき樹脂量に基づく正確な型締前位
置となり、タイバーの熱や引張りに基づく変形、機械構
造上のクリアランス、リニアスケール等の位置検出器の
取付誤差等の各種誤差要因は排除される。
たなら、樹脂を射出充填しない状態で、設定時間Ｔｓだ
け高圧空型締を行う（ステップＳ４、Ｓ５、Ｓ６）。こ
の高圧空型締には型締シリンダ１９が用いられる。これ
により、可動型２には実際の成形時と同じ応力が付加さ
れるため、この高圧空型締を行った位置は、実際に樹脂
が充填されたときの位置的条件に一致する。次いで、可
動型２を高圧空型締を行った位置から設定量Ｘｓだけ後
退移動させる（ステップＳ７、Ｓ８）。この後退移動さ
せた位置は型締前位置Ｓｆとして設定される。この位置
Ｓｆは実際に充填すべき樹脂量に基づく正確な型締前位
置となり、タイバーの熱や引張りに基づく変形、機械構
造上のクリアランス、リニアスケール等の位置検出器の
取付誤差等の各種誤差要因は排除される。
【００１９】他方、可動型２を型締前位置Ｓｆに停止さ
せて樹脂の射出充填を開始する（ステップＳ９、Ｓ１
０）。そして、射出充填中又は射出充填後に、可動型２
を最終型締位置Ｓｅまで移動させる高圧型締を行う（ス
テップＳ１１、Ｓ１２）。なお、この後は冷却工程等を
含む型開処理が行われる（ステップＳ１３）。
せて樹脂の射出充填を開始する（ステップＳ９、Ｓ１
０）。そして、射出充填中又は射出充填後に、可動型２
を最終型締位置Ｓｅまで移動させる高圧型締を行う（ス
テップＳ１１、Ｓ１２）。なお、この後は冷却工程等を
含む型開処理が行われる（ステップＳ１３）。
【００２０】このような型締方法により、可動型２は常
に正確な型締前位置に設定されるため、成形品重量の安
定化、ガス抜き量の安定化及び転写性の安定化を図るこ
とができる。また、樹脂の射出充填時に金型が若干開い
ているため、金型内のガス抜き促進及び樹脂の流動性改
善が図られるとともに、射出充填中又は射出充填後に高
圧型締を行うため、金型への樹脂の転写性が高められる
という基本的な利点を得る。なお、このような本発明に
係る型締方法は、成形サイクル毎に行うことが望ましい
が、所定サイクル数間隔で行ってもよい。
に正確な型締前位置に設定されるため、成形品重量の安
定化、ガス抜き量の安定化及び転写性の安定化を図るこ
とができる。また、樹脂の射出充填時に金型が若干開い
ているため、金型内のガス抜き促進及び樹脂の流動性改
善が図られるとともに、射出充填中又は射出充填後に高
圧型締を行うため、金型への樹脂の転写性が高められる
という基本的な利点を得る。なお、このような本発明に
係る型締方法は、成形サイクル毎に行うことが望ましい
が、所定サイクル数間隔で行ってもよい。
【００２１】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、型締による圧縮は金型キャビティに対し全面圧
縮する場合を例示したが、部分圧縮する場合も同様に実
施できる。その他、細部の構成、手法等において、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、型締による圧縮は金型キャビティに対し全面圧
縮する場合を例示したが、部分圧縮する場合も同様に実
施できる。その他、細部の構成、手法等において、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【００２２】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出圧縮成形
機の型締方法は、可動型を型開位置から型締前位置まで
移動させるに際し、可動型を型開位置から最終型締位置
まで移動させた後、樹脂を充填しない高圧空型締を行う
とともに、高圧空型締を行った位置から設定量だけ後退
移動させた位置を型締前位置とするようにしたため、可
動型の正確な型締前位置を設定することが可能となり、
成形品重量の安定化、ガス抜き量の安定化及び転写性の
安定化を図ることができるという顕著な効果を奏する。
機の型締方法は、可動型を型開位置から型締前位置まで
移動させるに際し、可動型を型開位置から最終型締位置
まで移動させた後、樹脂を充填しない高圧空型締を行う
とともに、高圧空型締を行った位置から設定量だけ後退
移動させた位置を型締前位置とするようにしたため、可
動型の正確な型締前位置を設定することが可能となり、
成形品重量の安定化、ガス抜き量の安定化及び転写性の
安定化を図ることができるという顕著な効果を奏する。
【図１】本発明に係る型締方法の処理手順を示すフロー
チャート、
チャート、
【図２】同型締方法による可動型の移動経路を示す作用
説明図、
説明図、
【図３】同型締方法を実施できる射出圧縮成形機の全体
的ブロック構成図、
的ブロック構成図、
【図４】従来の技術に係る型締方法の処理手順を示すフ
ローチャート、
ローチャート、
２ 可動型 Ｓｏ 型開位置 Ｓｅ 最終型締位置 Ｓｆ 型締前位置 Ｓｄ スローダウン開始位置 Ｘｓ 設定量
Claims (3)
- 【請求項１】 可動型を型開位置から、最終型締位置よ
りも手前に位置する型締前位置まで移動させ、この型締
前位置で樹脂の射出充填を開始するとともに、射出充填
中又は射出充填後に、可動型を高圧型締により最終型締
位置まで移動させる射出圧縮成形機の型締方法におい
て、可動型を型開位置から型締前位置まで移動させるに
際し、可動型を型開位置から最終型締位置まで移動させ
た後、樹脂を充填しない高圧空型締を行うとともに、高
圧空型締を行った位置から設定量だけ後退移動させた位
置を型締前位置とすることを特徴とする射出圧縮成形機
の型締方法。 - 【請求項２】 高圧空型締は予め設定した設定時間だけ
行うことを特徴とする請求項１記載の射出圧縮成形機の
型締方法。 - 【請求項３】 可動型を型開位置から予め設定したスロ
ーダウン開始位置まで高速移動させるとともに、スロー
ダウン開始位置から最終型締位置まで可動型の移動速度
を徐々に低下させることを特徴とする請求項１記載の射
出圧縮成形機の型締方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6106078A JP2936379B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 射出圧縮成形機の型締方法 |
| US08/422,783 US5609801A (en) | 1994-04-20 | 1995-04-17 | Clamping method of injection and compression molding machine |
| DE19514644A DE19514644C2 (de) | 1994-04-20 | 1995-04-20 | Verfahren zum Schließen des Formwerkzeugs einer Spritzpreßvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6106078A JP2936379B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 射出圧縮成形機の型締方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290538A true JPH07290538A (ja) | 1995-11-07 |
| JP2936379B2 JP2936379B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=14424556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6106078A Expired - Lifetime JP2936379B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 射出圧縮成形機の型締方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5609801A (ja) |
| JP (1) | JP2936379B2 (ja) |
| DE (1) | DE19514644C2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6331263B1 (en) * | 1993-12-22 | 2001-12-18 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Method for producing laminated moldings |
| JPH09123203A (ja) * | 1995-11-01 | 1997-05-13 | Meiki Co Ltd | ディスク基板の成形方法およびその装置 |
| JP3262215B2 (ja) * | 1997-08-18 | 2002-03-04 | 日精樹脂工業株式会社 | 直圧式型締装置の型締方法 |
| US6287488B1 (en) | 1998-02-02 | 2001-09-11 | Thomas J. Dougherty | Method for injection molding of high quality parts |
| US20080265465A1 (en) * | 2007-04-24 | 2008-10-30 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Apparatus for Injection Compression Molding and Method of Molding Articles |
| US20220212383A1 (en) * | 2019-05-17 | 2022-07-07 | Canon Virginia, Inc. | Manufacturing method and injection molding system |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01234221A (ja) * | 1988-03-15 | 1989-09-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 型開量精度向上方法 |
| JPH04312825A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-04 | Toshiba Mach Co Ltd | 射出成形機の制御方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4281977A (en) * | 1979-10-01 | 1981-08-04 | Package Machinery Company | Apparatus for setting a clamping load |
| CH668740A5 (de) * | 1985-11-29 | 1989-01-31 | Netstal Ag Maschf Giesserei | Verfahren und einrichtung zum messen und regeln der schliesskraft einer kunststoff-spritzgiessmaschine. |
| JPH0694142B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1994-11-24 | 松下電器産業株式会社 | レプリカ板の製造方法 |
| US4828769A (en) * | 1986-05-05 | 1989-05-09 | Galic/Maus Ventures | Method for injection molding articles |
| JPH0753402B2 (ja) * | 1986-06-27 | 1995-06-07 | 東芝機械株式会社 | 射出圧縮成形方法 |
| JPS639247A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | クロツク出力制御方式 |
| DE3843593A1 (de) * | 1987-12-26 | 1989-07-27 | Kobe Steel Ltd | Werkzeugausrichtverfahren und -vorrichtung fuer eine formteilpresse |
| WO1990004508A1 (fr) * | 1988-10-27 | 1990-05-03 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Machine de moulage par injection-compression et procede de moulage |
| US5059365A (en) * | 1990-05-17 | 1991-10-22 | Cincinnati Milacron Inc. | Method of setting and maintaining a desired mold clamping force |
| US5370518A (en) * | 1992-01-29 | 1994-12-06 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Apparatus for injection and compression molding |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP6106078A patent/JP2936379B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-04-17 US US08/422,783 patent/US5609801A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-20 DE DE19514644A patent/DE19514644C2/de not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01234221A (ja) * | 1988-03-15 | 1989-09-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 型開量精度向上方法 |
| JPH04312825A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-04 | Toshiba Mach Co Ltd | 射出成形機の制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19514644C2 (de) | 1999-06-02 |
| US5609801A (en) | 1997-03-11 |
| DE19514644A1 (de) | 1995-10-26 |
| JP2936379B2 (ja) | 1999-08-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1839839A1 (en) | A control system for an injection molding machine and method for controlling the injection molding machine | |
| JP3240515B2 (ja) | 射出成形機の射出制御方法 | |
| US5554326A (en) | Control method of injection molding machine | |
| JP3282092B2 (ja) | 射出成形機の射出成形方法 | |
| JPH07290538A (ja) | 射出圧縮成形機の型締方法 | |
| US4844847A (en) | Method and apparatus for controlling injection molding machines | |
| JP2787651B2 (ja) | 射出成形機の成形方法 | |
| JP2623414B2 (ja) | トグル式型締力の異常検出方法およびその装置 | |
| JP2917089B2 (ja) | 射出成形機の制御方式 | |
| JP3293425B2 (ja) | 射出低圧成形方法および装置 | |
| JP2925934B2 (ja) | 射出成形機におけるエジエクタの動作制御方法 | |
| JP2642993B2 (ja) | プラスチック成形品の成形方法 | |
| JP3128049B2 (ja) | 射出圧縮成形方法および装置 | |
| JP3282436B2 (ja) | 射出圧縮成形方法および射出圧縮成形装置 | |
| JP3128048B2 (ja) | 射出圧縮成形方法および装置 | |
| JPH0355291B2 (ja) | ||
| US20060110489A1 (en) | Apparatus for measuring separation of mold parts | |
| JP2570951B2 (ja) | 射出成形機の自動低圧型締め金型保護設定装置 | |
| JP3282435B2 (ja) | 射出プレス成形方法および射出プレス成形装置 | |
| JPH09327849A (ja) | 射出圧縮成形のモニタ表示方法 | |
| JP3154382B2 (ja) | 射出圧縮成形方法および装置 | |
| JP2927923B2 (ja) | 射出成形機の樹脂漏れ検出方法とその装置 | |
| JP3875060B2 (ja) | 射出成形機の保圧制御方法 | |
| JP3300891B2 (ja) | 射出成形機の型内圧による制御方法 | |
| JP3172650B2 (ja) | 射出プレス成形方法および射出プレス成形装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611 Year of fee payment: 15 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |