JPH07289765A - ミシンの糸切断装置 - Google Patents

ミシンの糸切断装置

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JPH07289765A
JPH07289765A JP9010794A JP9010794A JPH07289765A JP H07289765 A JPH07289765 A JP H07289765A JP 9010794 A JP9010794 A JP 9010794A JP 9010794 A JP9010794 A JP 9010794A JP H07289765 A JPH07289765 A JP H07289765A
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JP
Japan
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thread
cutting
sewing machine
cutting device
shaft
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JP9010794A
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English (en)
Inventor
Katsumi Koseki
勝美 小関
Ko Ago
甲 吾郷
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】糸切後の被縫製物に残る糸片の長さを短くする
ことができるミシンの糸切断装置を提供する。 【構成】糸捕捉部を有する第1部材4,60,111と
刃を有する第2部材8,68,112とを設けた、両部
材を共に釜上方において水平方向に移動可能としたこと
を特徴とする糸切断装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンの糸切断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシンの上下糸の切断装置とし
て、図23及び図24に示すものが知られている。
【0003】図23に示した切断装置は、送り(図示せ
ず)と中釜202の間の水平面で直線往復運動をする移
動刃204により、上糸203及び下糸206をすく
い、切断するものである。
【0004】図24に示した切断装置は、中釜202上
の水平面で回転揺動運動をする移動刃204により、中
釜202の上面に移動してきた上糸203及び中釜20
2の上面に配置された下糸206をすくい、切断するも
のである。
【0005】図25は図24のタイプの従来の糸切断装
置の斜視図である。図示しない駆動源により回転される
駆動軸208に、動メス土台210が固定され、動メス
土台210に動メス212が固定されている。
【0006】駆動軸208が回転すると、動メス212
は、駆動軸208を支点に、釜214の上方を回転往復
動する。この回転運動により、動メス212の先端部は
図26に示したように下糸を捕捉した後、固定メス21
6の方向に糸を引寄せ、動メス212の刃部218が固
定メス216と一致すると糸はT点で切断される。その
際、下糸ボビンケース側切断端は下糸クランプばね22
0に挟まれ、次の縫い始めのために保持される。なお、
固定メス216と下糸クランプばね220は固定メス台
に固定されている。このように、従来の装置では、下糸
クランプばね220は固定メス216と一体となってい
る。なお、224は送り歯、226は針穴、228は針
板である。
【0007】図27は糸切断後の縫製物を示す斜視図で
ある。縫製物228に残る糸片の根元をP、切断先をT
とすると、図25のPからTに至る経路がこの長さLを
決定している。
【0008】何れの装置においても、図示しない電機制
御系から糸切信号が出ると、電装系よりソレノイドに通
電され、ソレノイド或いはカムにより移動刃204を回
転往復動する。移動刃204の復動中に上糸203及び
下糸206を捕捉し、復動完了時に移動刃204を固定
刃222に合致させて糸を切断する。これら一連の動作
は、予め設定された下位置停止位置から上停止の間のミ
シン作動中に行なわれ、従ってミシンの回転を伴って実
行される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】縫製工程においては、
被縫製品の仕上りを美しく、また作業能率を高めるた
め、ミシンの糸切機能として、糸片の残り長さを短くす
ることが要求されているが、従来の装置による長さは長
すぎるという問題がある。糸片の残り長さが長すぎると
縫い始めの縫目に糸玉ができる等の不具合が生じる。
【0010】切断点Tの位置は、固定メス216の取付
位置により左右されるが、固定メス216及び下糸クラ
ンプばね220はミシンの縫い動作に伴う針孔と釜の間
の糸の動きを阻害しないようにする必要がある。このた
め従来の糸切断装置においては、送り歯224の針穴2
26から所定の距離を確保して配置しなければならず、
結局、糸切断後の被縫製物に残る糸片の長さL(図27
参照)が長くなってしまう。
【0011】また、たとえLを短くするためにTとPの
距離を接近できたとしても、保持される下糸の長さが短
いため、次の縫い始めで上糸203と絡みにくく、縫目
が形成できないという問題点も発生する。
【0012】さらに、従来の糸切断装置においては、ミ
シン動作中に糸切断を行なうため糸の挙動が伴い、切断
した後の針側上糸の残り長さにバラツキが生じる。針側
上糸の残り長さが短すぎると次の縫目ができず、長すぎ
ると縫い始めの縫目に糸玉ができる等の不具合が生じ
る。従って、本発明の目的は上記問題点を解決すること
ができる切断後所定の上糸長さを有するミシンの糸切断
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明によれば、糸捕捉部を有する第1部材と刃を
有する第2部材とを設け、これら第1及び第2部材を共
に釜上方において水平方向へ移動可能としたことを特徴
とするミシンの糸切断装置が提供される。
【0014】好ましくは、第1部材の糸捕捉部により上
下糸を捕捉し、前記第1部材及び第2部材を釜上方へ移
動して上下糸を切断する。好ましくは、第1部材の糸捕
捉部により下糸切断端を捕捉し、縫い始めに該下糸切断
端を解放する。
【0015】また、好ましくは、第1部材及び第2部材
は上下方向に開放及び閉鎖可能とされ、閉鎖時に第1部
材及び第2部材間で上下糸を切断する。
【0016】更に好ましくは、第1部材及び第2部材は
水平方向に開放及び閉鎖可能とされ、閉鎖時に第1部材
及び第2部材間で上下糸を切断する。
【0017】更に好ましくは、第1部材及び第2部材は
水平方向に直線移動可能とされ、第1部材及び第2部材
間で上下糸を切断する。
【0018】更に好ましくは、上糸が釜を渡る前に上下
糸を捕捉し、釜が回転して上糸が釜から抜けた後その抜
けた上糸及び下糸を捕捉して切断する。
【0019】
【作用】本発明によるミシンの糸切断装置は、糸捕捉部
を有する第1部材と刃を有する第2部材を共に釜上方に
おいて水平方向に移動可能としたので、針落点の近くで
上下糸を切断可能である。また、第1部材の糸捕捉部に
より下糸切断端を捕捉し、縫い始めに該下糸切断端を解
放する。したがって針側上糸の長さを十分確保できるた
め、次の縫いのとき、縫目ができない等のトラブルがな
い。
【0020】
【実施例】図1〜図5は本発明のミシンの糸切断装置の
第1の実施例を示す、図1は全体斜視図、図2(a)は
図1のX−X断面図、図2(b)は開放時の切断刃のみ
を示した断面図、図3(a)は糸切断用固定刃の斜視
図、図3(b)は切断レバーの斜視図である。また、図
4及び図5は糸切断位置における同実施例を示し、図4
(a)は下糸切断用固定刃2の斜視図、図4(b)は切
断レバー4の斜視図、図5(a)は糸切断装置の斜視
図、図5(b)は切断レバーの斜視図である。
【0021】これらの図において、4は切断レバー(第
1部材)、8はピッカー土台(第2部材)であり、切断
レバー4は支点軸6を介して上下方向へ回動可能にピッ
カー土台8へ取付けられている。ピッカー土台8の側面
には下糸切断用固定刃2及び上糸切断用固定刃10が取
り付けられている。下糸切断用固定刃2の下端には、上
糸長さを確保するための突起12が設けられている。
【0022】ピッカー土台8はピッカー土台取付台14
へねじ16により固定され、このねじ16を緩めること
により容易に取外し可能となっている。ピッカー土台取
付台14は回動可能な揺動軸18へ固定され、揺動軸1
8の回動により水平方向に揺動運動をする。揺動軸18
は、第1の揺動腕121と第2の揺動腕122を有し、
この揺動軸18は、第1の揺動腕121を回動する第1
ソレノイド120(アクチュエーター)と共に、第2の
揺動腕122に係合するカム123を回動する駆動軸1
27に回動可能に支持される。前記駆動軸127はミシ
ン下軸を介して、ミシン主軸に連動する。20は切断レ
バー駆動軸で、揺動軸18へ上下方向に移動可能に取り
付けられている。切断レバー駆動軸20の上方端にはね
じ22が設けられ、このねじ22に上記切断レバー4が
係合している。切断レバー駆動軸20の下部には駆動腕
124が固定されている。駆動腕124は、その中心部
をミシン機枠に軸支されており、一端を切断レバー駆動
軸20に固定され、他端を直線往復動可能な第2ソレノ
イド(アクチュエーター)125に支持されている。そ
して、第2ソレノイド(アクチュエーター)125が上
下動すると、切断レバー駆動軸20も上下動し、切断レ
バー4は支点軸6を中心として上下に回動する。
【0023】下糸切断用固定刃2及び上糸切断用固定刃
10の先端は切刃である。図2に示したように下糸切断
用固定刃2及び上糸切断用固定刃10の切刃の下縁及び
先端縁にはα、βの角度が設けられている。従って、切
断レバー駆動軸20が下方へ移動して切断レバー4の先
端が上方へ回動すると固定刃2,10と切断刃28,3
0の間で糸を切断可能となる。
【0024】切断レバー4の先端には中釜に設けられた
下糸出口37からの下糸36を捕捉するための下糸捕捉
突起24及び針41から延びる上糸38を捕捉するため
の上糸捕捉突起26が設けられており、前端には切断刃
28,30が設けられている。また、切断レバー4の上
面には下糸36を保持するための下糸クランプばね32
が設けられている。この下糸クランプばね32はねじ3
3によりばね圧を調整可能とされている。
【0025】このように第1の実施例の糸切断装置にお
いては、糸を切断する部位と次の縫いのための下糸保持
部位が一体化されて設けられている。
【0026】図6は、ピッカー土台取付台14を回動す
るための第1のソレノイドとピッカー土台取付台14の
回動に伴うピッカー土台8及び切断レバー駆動軸20を
上下動するための第2のソレノイドの作動曲線をミシン
の針棒、天秤及び釜の運動曲線と共に示したタイミング
チャートである。このタイミングチャートは、従来例と
は異なり、ミシンの縫製動作が終了後の糸切り動作時の
タイミングチャートである。
【0027】図7〜図10は揺動軸18の回転に伴う一
連の動作を示す図であり、図7はピッカー土台8が初期
(待機)位置にある状態、図8はピッカー土台8が最前
進位置に移動した状態、図9はピッカー土台8が切断位
置へ移動して糸を切断した状態、図10は糸を切断した
後ピッカー土台8が初期位置へ復帰した状態をそれぞれ
示す。
【0028】これらの図に示すように、ピッカー土台8
等は釜34上を水平方向に回動可能に配置されている。
ミシンの動作中、ピッカー土台8は図7の初期位置にあ
る。このとき切断レバー駆動軸20は上方へ移動した状
態であり、切断レバー4は支点軸6を中心として先端が
下降して刃28,30が開いている。なお図において4
0は針板、42は送り歯、44は針、46は針落点を示
す。
【0029】本実施例の糸切断装置は、ミシンの縫製動
作が終了後に作動する。ミシンの縫製動作停止後、図6
に示すように、針下停止位置にて図示しない電機制御系
から糸切り信号が出る。この糸切り信号と同期して、第
1のソレノイド及び第2のソレノイドを一定時間あるい
は、一定の主軸回転の位相まで通電する。
【0030】その結果、第1のソレノイドにより揺動軸
18が駆動されてピッカー土台8を初期位置から図8の
最前進位置へ移動させる。また、第2のソレノイドによ
り切断レバー駆動軸20が下降し、切断レバー4が上昇
して刃28,30が閉じる。なお、第1のソレノイドに
代えてカム等を用いることができる。このように初期位
置から図8の最前進位置へ移動する際に下糸捕捉突起2
4は、釜34から出ている下糸36の上部を移動するの
で、下糸36を係止しない。
【0031】その後切断レバー駆動軸20が上方へ移動
し、切断レバー4の先端が下方に移動して刃28,30
が開き、ピッカー土台8は図8最前進位置より図9の切
断位置まで復動する。この移動の際、図4(b)に示す
ように切断レバー4の下糸捕捉突起24で下糸36を捕
捉する。
【0032】図5(a)及び図8、図9に示すように切
断位置は針落点46と揺動軸18の回転中心(ねじ2
2)を結ぶ線分Lと、切断レバー4の中心線Mが一致す
る位置とする。
【0033】動作位置でピッカー土台8の移動を止め、
上糸38が釜を渡るのを待つ。上糸38が天秤で引か
れ、下糸切断用固定刃2の下端の突起12に引っかかる
(図4(a))が、更に天秤で上糸38が引かれてゆく
と釜から抜け、布側上糸38aが切断レバー4の上糸捕
捉突起26に引っかかって捕捉される(図9、図4
(b))。すなわち釜を渡り天秤に引かれた上糸は、下
糸切断用固定刃の突起12と上糸捕捉突起26両方に係
止されるので、糸切断後針側上糸は所定の長さを有す
る。
【0034】図6のタイミングチャートに示すようにミ
シンの上停止位置までこの状態を保つ。上停止位置で第
2のソレノイドに通電し、切断レバー駆動軸20を下方
向に移動させて切断レバー4を上昇させる。
【0035】これにより、切断レバー4の切断刃28,
30と下糸切断用固定刃2,上糸切断用固定刃10が合
致し、切断レバー4に捕捉された布側上糸38a、下糸
36は切断される。図5は切断された状態を示してい
る。切断と同時に釜側下糸切断端36だけが下糸クラン
プばね32と切断レバー4上面の間に保持される。
【0036】図10に示すように、下糸36を保持した
状態でピッカー土台8を第1のソレノイドで切断位置か
ら待機位置へ復帰させる。下糸クランプばね32による
クランプ圧は下糸クランプばね32による調整でボビン
ケースによる下糸加圧張力よりも大きくなるようにされ
ている。したがって、下糸36は切断位置から待機位置
までピッカー土台8が移動するときに中釜下糸出口から
引き出される。待機位置に戻った時点において第2のソ
レノイドの通電を解き、切断レバー駆動軸20を上方に
移動させ下糸の保持状態を解き、次の縫いのために待機
する。
【0037】本実施例においては、ミシンが1サイクル
し停止状態となった後、ピッカー土台8が待機位置から
最前進位置、切断位置を経て再度待機位置へ復帰する。
【0038】上記の説明におけるミシン停止とは、通常
の縫製でのミシン停止はもちろん、後進縫いでのミシン
停止でもよく、常にミシン停止後において糸を切断し、
下糸36を繰り出させ、ピッカー土台8を待機位置に戻
す動作をするものである。さらに、前記切断位置は針落
点46と揺動軸18の回転中心を結ぶ線分Lと、切断レ
バー4の中心線Mが一致する位置に限定されない。すな
わち、上下糸捕捉後(前記布側糸残りが最少の切断位
置)、揺動軸18を回動させ所定の位置で切断可能であ
る。この結果、被縫製物に残る糸片の長さを自在に調節
できる。第1の実施例によれば、以下の効果を得ること
ができる。
【0039】(1)従来の糸切断装置のように移動刃と
固定刃が水平方向に異なる動きをするのと異なり、2つ
の刃が一体として水平方向運動を行なうことにより、布
側の糸が最少の長さの位置で切断でき、糸切断後の糸摘
み工程を削除でき、生産性が向上する。
【0040】(2)上糸38を下糸切断用固定刃2の突
起12により保持して該上糸38を切断することにより
針側上糸38aの長さを十分確保できるため、次の縫い
のとき、縫目ができない等のトラブルがない。 (3)次の縫いのとき、下糸36を加圧保持していない
ため、縫い始めの仕上りが奇麗になる。
【0041】(4)ミシンの運転動作と糸切断動作を分
離したことにより、従来の糸切断装置のようにミシン動
作中に糸切断のために移動刃で糸を緊張させることによ
り生じる次の縫い始め時の目飛び、針側上糸の残り長さ
のバラツキが改善され、生産性が大幅に向上する。
【0042】次に本発明によるミシンの糸切断装置の第
2の実施例を説明する。図11は第2の実施例の糸切断
装置の分解斜視図である。図において50は糸さばき土
台であり、糸さばき土台50には支持穴50a,50b
により、糸さばき腕軸52及び糸さばき駆動軸54が回
転可能に取り付けられている。そして、糸さばき土台5
0は、ねじ133,133と土台50に設けられた長穴
50c,50cにより釜軸台12へ調節可能に固定され
ている。
【0043】糸さばき腕軸52には糸さばき腕56が、
糸さばき腕軸52を中心として回動可能に取り付けられ
ている。この糸さばき腕56には動メスガイドピン58
が固定されている。
【0044】糸さばき駆動軸54には糸さばき60がね
じ62,64により固定されている。従って、糸さばき
60は糸さばき駆動軸54の回りに回動可能とされてい
る。
【0045】糸さばき(第1部材)60へは動メス軸6
6が固定され、動メス(第2部材)68は、この動メス
軸66を中心として回動可能に設けられている。また糸
さばき駆動軸54は、糸さばき台50の穴50bと、そ
の上下方向に前記駆動軸を支持するリング130,13
0とねじ131,131により上下動可能に支持され
る。
【0046】糸さばき60と動メス68にはそれぞれ長
溝60A,68Aが設けられ、動メスガイドピン58が
この長溝60A,68Aを貫通している。糸さばき駆動
軸54が図示しない駆動源により回転され、糸さばき6
0が糸さばき駆動軸54の廻りを回動すると、動メス6
8は動メスガイドピン58によりガイドされて移動する
が、長溝60A,68Aは、上記糸さばき駆動軸54の
回転により、糸さばき60と動メス68が水平方向に開
閉するような形状にされている。
【0047】このように、糸さばき腕56は糸さばき駆
動軸54と糸さばき60と動メス68を連結している。
糸さばき60の先端には、上下糸84,86の入り込む
凹部60Bと、傾斜した刃面60Cが設けられ、動メス
68の先端には刃部68Bが設けられているので、凹部
60Bに上下糸84,86を捕捉した状態で両者を閉じ
ると上下糸84,86は切断される。
【0048】動メス68の先端には下糸クランプばね7
0が固定されている。下糸クランプばね70は、動メス
68との間に所定の隙間を設けられ、この隙間に糸さば
き60が入り込めるようになっている。
【0049】糸さばき60の先端部の下面には下押えピ
ン72が固定され、この下押えピン72の外周に下押え
74が取り付けられている。
【0050】図12〜図14は糸さばき駆動軸54の回
転に伴う一連の動作を示す図である。図12(a)は糸
さばき60が初期(待機)位置にある状態、図12
(b)は図12(a)のA−A断面図、図13(a)は
糸さばき60が最前進位置に移動した状態、図13
(b)は図13(a)のB−B断面図、図14(a)は
糸が切断される切断位置へ移動した状態、図14(b)
は図14(a)のC−C断面図、図14(c)は図14
(a)の一部拡大図をそれぞれ示す。
【0051】図12の初期位置では糸さばき60と動メ
ス68が閉じている。この初期位置から糸さばき60が
図13の最前進位置まで移動する間に、釜から針穴へ延
びる下糸84は糸さばき60の凹部60Bにより捕捉さ
れる。一方、釜の回転により上糸86はまず糸さばき6
0の凹部60Eに捕捉される。さらに釜を渡る上糸86
がミシンの天秤(図示せず)により引き上げられると突
起60Dを越え、布側糸86aが凹部60Eに捕捉され
る。その後糸さばき60は逆方向に回転して図14の切
断位置へ移動する。
【0052】図14の位置では、糸さばき60と動メス
68とが閉じ、両者の先端部が針落78へ最も接近した
位置で刃面60Cと刃部68Bが一致し、捕捉されてい
た糸を84,86を切断する。
【0053】図14において、78は針落点、Tは切断
点である。切断点Tは、従来の切断点に比べ針落78に
接近しているので、切断後の糸片の長さを短くすること
が可能である。また、切断後、糸さばき60、動メス6
8は共に初期位置へ復帰するので縫い動作を妨げない。
【0054】図15は、切断直後の糸さばき60及び動
メス68の先端を示す拡大図であり、(a)は斜視図、
(b)は(a)のD方向から見た斜視図、(c)は断面
図である。
【0055】糸の切断の寸前で、釜から出ている下糸の
端は下糸クランプばね70と糸さばき60の下面との間
で、下糸クランプばね70の弾性により挟まれる。その
後、図14の切断時に下糸は、下糸クランプばね70の
先端面と下押え74の間に挟まれ、保持される。
【0056】その後初期位置へ向けて下糸84は糸さば
き60に保持されながら移動するが、この移動に伴い糸
さばき60と釜下糸出口間の距離が長くなるにつれて下
糸84は釜から引き出される。さらに長溝60A,68
Aの形状により、図12に示す初期位置まで復帰するま
での間、徐々に糸さばき60と動メス68は開き、下糸
84の保持は緩められる。
【0057】第2の実施例の下押え74は、図15
(c)に示したように、下押え74の根元に面取り74
Aを施し、下糸を保持しやすくしている。また、下押え
74の材質をプラスチック等、弾性を有するものを利用
することにより、保持力を向上させることができる。
【0058】なお、第2の実施例において、糸さばき駆
動軸54の駆動は図12から図13の状態に至るまでは
ソレノイドで、図13の状態から図14の状態を経由し
て図12の状態に戻るまではカムによって行なわせてい
る。また、これらのソレノイド及びカムの動作のタイミ
ングは図6で説明した第1の実施例のタイミングチャー
トと同等とすることができる。
【0059】このように本実施例においては、第1部材
(糸さばき60)と第2部材(動メス68)とを共に水
平方向に回動可能とした点においては第1の実施例と同
様であるが、これら第1部材及び第2部材を上下方向に
開閉可能とするのではなく、水平方向に開閉可能とした
点が異なる。第2実施例によれば、リング130,13
0の固定位置を変更することにより、第1部材、第2部
材は上下方向高さを調節することができる。また、ねじ
133におり、釜軸台と糸さばき土台50の相対位置を
変えると、糸さばき腕軸52と糸さばき腕56を介し
て、動メスガイドピン58と長溝60A,68Aの相対
位置が変わるので、糸の切断位置、待機位置が変わる。
第2の実施例によれば、以下の効果を得ることができ
る。
【0060】(1)従来の固定メスを用いず、主に糸を
さばく目的を有する糸さばき60と、糸さばき60に従
動する動メス68を共に水平方向に回動可能として糸を
捕捉・切断することにより、糸の切断点Tを送り歯の針
落点78の近傍位置に設定可能とした。従って、被縫製
物に残る糸片の長さを短くかつ安定させることができ
る。また、これにより、被縫製物の無駄な糸を処理する
作業が不要となる。
【0061】(2)針落78に近い位置で下糸を切断し
た結果釜から出た下糸84の長さが短くなっても、切断
と同時に下糸84を挟んで保持し、引き出すことによ
り、長く確保し、次の縫い始めで縫目が形成されやすく
することができる。
【0062】(3)糸切り後の下糸84のクランプを確
実に行なうことができる。 第3の実施例 次に、本発明のミシンの糸切断装置の第3の実施例を説
明する。図16は第3の実施例の糸切断装置の分解斜視
図、図17は図16の実施例の制御板を示し、(a)は
斜視図、(b)は正面図である。
【0063】図において111は糸さばき(第1部
材)、112は動メス(第2部材)である。糸さばき1
11の先端部付近には下糸捕捉切欠111C及び上糸捕
捉切欠111D及び切断突起111Eが設けられてい
る。動メス112の先端部には切刃112Cが設けられ
ている。
【0064】また、糸さばき111には長孔111A及
び小孔111Bが形成され、動メス112には小孔11
2A及び長孔112Bが形成されている。糸さばき11
1は小孔111Bを通るガイドピン110によりメス取
付台109へ固定されている。メス取付台109は二又
部109A及び突起109Bを形成されており、駆動ピ
ン108が長孔111A、小孔112Aを通って二又部
109Aと嵌合している。従って、駆動ピン108が動
メス112の長手方向に水平運動すると、動メス112
は糸さばき111に対して水平方向に摺動する。
【0065】102は制御板であり、図17(b)に示
すような形状の制御溝102A及び孔102B,102
C,102Dを形成されている。制御溝102A内には
駆動ピン108が嵌入し、孔102B内にはメス取付台
109の軸109Bが嵌入している。制御版102は図
17(a)に示すねじ131により土台101に固定さ
れている。また、ねじ130は土台101と釜軸台とを
固定している。
【0066】103は土台101を貫通して設けられた
駆動軸であり、上端に二又部103Aを設けられてい
る。土台101へ変換体104が軸113を介して回転
可能に取り付けられており、この変換体104には二又
部104A及び駆動軸103の二又部103Aと嵌合す
る突起部104Bが形成されている。
【0067】105は駆動腕であり、段ねじ107を介
して駆動リンク106を回動可能に取り付けられてい
る。駆動腕105には変換体104の二又部104Aと
嵌合する突起105Aが形成されている。
【0068】駆動腕105及び駆動リンク106にはそ
れぞれ孔105B,106Aが形成されている。孔10
5Bにはメス取付台109の軸109Bが嵌入され、孔
106Aには駆動ピン108が嵌入されている。なお、
駆動軸103、孔105B、突起109B及びガイドピ
ン110は一直線上に位置するように設けられている。
【0069】以上の構成において、図示しない駆動源に
より駆動軸103を回動すると、二又部103A、突起
部104Bを介して変換体104が軸113の廻りに回
動し、この変換体104の回動運動は二又部104A、
突起105Aを介して駆動腕105へ伝達されるが、駆
動腕105と回動自在に連結された駆動リンク106は
駆動ピン108に係合する制御溝102Aの形状に従っ
てその運動を案内され、駆動腕105の非貫通孔105
B側端部と駆動リンク106の非貫通孔106A側端部
が開閉運動を行なう。
【0070】図18〜図21は駆動軸103の回転に伴
う一連の動作を示す平面図であり、図18は糸さばき1
11及び動メス112が初期(待機)位置にある状態、
図19は糸さばき111及び動メス112が最前進位置
に移動した状態、図20は糸さばき111及び動メス1
12が切断位置へ移動して糸を切断した状態、図21は
糸を切断した後糸さばき111及び動メス112が初期
位置へ復帰した状態をそれぞれ示す。また、図22は図
20の一部拡大斜視図である。
【0071】図18の初期位置にある状態では駆動腕1
05、駆動リンク106は開いており、動メス112の
切刃112Cは糸さばき111の先端から前方へ突出し
ている。なお、図18において直線L1は、駆動軸10
3と突起部104Bを結ぶ線分である。
【0072】図18の位置から図示しない駆動源により
駆動軸103を所定角度回動して図19に示す状態とす
るが、図19において駆動軸103と突起部104Bを
結ぶ線分をL2とすると、L1とL2のなす角α1が初
期位置からの駆動軸103の回転角度である。また、こ
のように初期位置から最前進位置へ移動するとき、駆動
ピン108が図17の制御板102の制御溝102Aの
位置aから位置eまで移動し、その結果、糸さばき11
1及び動メス112は中釜下糸出口の上方に位置するよ
うになる。この図19に示した位置が最前進位置であ
る。
【0073】図19においてL3は初期位置における糸
さばき111及び動メス112の位置、L4は最前進位
置における糸さばき111及び動メス112の位置、β
1は初期位置から最前進位置へ移動する際の糸さばき1
11及び動メス112の水平方向の回転角度である。な
お、この最前進位置においては、駆動ピン108の移動
に伴い、動メス112が糸さばき111の切断突起11
1Eから離れる方向へ摺動している。
【0074】図19の状態から駆動軸103を逆方向に
回動する。図20において駆動軸103と突起部104
Bを結ぶ線分をL5とすると、L2とL5のなす角α2
が最前進位置からの駆動軸103の回転角度である。こ
のとき、駆動ピン108は制御板102の制御溝102
Aのeからdを経てcへ移動する。
【0075】駆動ピン108が制御板102の制御溝1
02Aの位置eから位置dへ移動することにより、糸さ
ばき111及び動メス112は最前進位置からβ2だけ
水平方向に回動して、図20に示した位置(切断位置)
へ移動する。図20においてL6を糸さばき111及び
動メス112の位置とすると、L4とL6のなす角が上
記のいβ2である。
【0076】この切断位置への移動運動の始めに糸さば
き111の下糸捕捉切欠111Cにより下糸115が捕
捉され、次いで上糸捕捉切欠111Dにより上糸115
が捕捉される。その後駆動ピン108が制御板102の
制御溝102Aのdからeへ移動することにより、動メ
ス112が糸さばき111の切断突起111E方向へ摺
動して該切断突起111Eと切刃112C間で上下糸1
14,115を切断する。切断後、釜120側の下糸1
14は糸さばき111と動メス112間に保持される。
【0077】図20の切断位置から更に駆動軸103を
回動して図21に示すように初期位置に復帰させる。こ
の復帰運動の際に糸さばき111と動メス112間に保
持された下糸114が釜から繰り出される。
【0078】このように本実施例においては、第1部材
(糸さばき111)と第2部材(動メス112)とを共
に水平方向に回動可能とした点においては第1及び第2
の実施例と同様であるが、これら第1部材及び第2部材
を開閉可能とするのではなく、互いに水平方向かつ直線
方向に摺動可能とした点が異なる。
【0079】なお、第3の実施例において、駆動軸10
3の駆動はミシンの動作停止後に行ない、図6で説明し
た第1の実施例のタイミングチャートと同等とすること
ができる。また、前記したように、ねじ131により制
御版102と土台101の固定位置を変えると、制御版
102と駆動ピン108の相対位置が変わるので、第1
部材と第2部材の動作位置(切断位置、待機位置)が変
わる。従って、ねじ131の固定位置により、動作位置
の変更が容易に可能である。第3の実施例によれば、第
2の実施例の効果として挙げた(1)〜(3)と同様の
効果を得ることができる。本発明は上記実施例に限定さ
れることなく、例えば、第2、第3実施例では、カムを
用いて第1部材と第2部材の回動と、水平方向又は直線
方向の開閉動作を行なったが、これに代えて独立駆動す
るアクチュエーター等を用いて第1部材と第2部材に同
様の動作を行なわせることは容易に考えられる。また、
本発明は移動位置(初期位置、最前進位置、切断位置、
待機位置)により上下糸長さが決定する。切断位置によ
り縫製品側糸片残り及び針側上糸残り長さが左右され、
切断に力待機位置への移動両が下糸釜側残り長さを決定
する。この各移動位置は容易に変えることができる。す
なわち、第1実施例では駆動手段である、第1、第2の
ソレノイドの回動を制御することにより、また第2、第
3実施例では駆動手段であるカム取付位置を変更した
り、カム形状が異なるものに交換することによる。この
ように前記各実施例は、上下糸を切断後、所定の長さに
自在に変えることができるという特有の効果も有する。
【0080】
【発明の効果】本発明によるミシンの糸切断装置は、釜
上方において水平方向に移動可能な移動部材が糸捕捉部
を有する第1部材と刃を有する第2部材を備えるので、
釜上方で,さらには針落点の近くで上下糸を切断可能で
ある。従って、糸切断後の被縫製物に残る糸片の長さを
短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のミシンの糸切断装置の第1の実施例
を示す斜視図である。
【図2】 第1の実施例を示し、(a)は図1のX−X
断面図、(b)は開放時の切断刃のみを示した断面図で
ある。
【図3】 第1の実施例を示し、(a)は糸切断用固定
刃の斜視図、(b)は切断レバーの斜視図である。
【図4】 第1の実施例を示し、(a)は糸切断用固定
刃の斜視図、(b)は切断レバーの斜視図である。
【図5】 第1の実施例を示し、(a)は糸切断装置の
斜視図、(b)は切断レバーの斜視図である。
【図6】 第1の実施例のピッカー土台取付台の回動に
伴うピッカー土台等の作動曲線をミシンの針棒、天秤及
び釜の運動曲線と共に示したタイミングチャートであ
る。
【図7】 第1の実施例のピッカー土台が初期(待機)
位置Aにある状態の上面図である。
【図8】 第1の実施例のピッカー土台が最前進位置B
に移動した状態の上面図である。
【図9】 第1の実施例のピッカー土台が切断位置Cへ
移動して糸を切断した状態の上面図である。
【図10】 第1の実施例において糸を切断した後ピッ
カー土台が初期位置Aへ復帰した状態の上面図だる。
【図11】 第2の実施例の糸切断装置の分解斜視図で
ある。
【図12】 第2の実施例を示し、(a)は糸さばきが
初期(待機)位置にある状態の上面図、(b)は(a)
のA−A断面図である。
【図13】 第2の実施例を示し、(a)は糸さばきが
最前進位置に移動した状態の上面図、(b)は(a)の
B−B断面図である。
【図14】 第2の実施例を示し、(a)は糸さばきが
糸切断位置へ移動した状態の上面図、(b)は(a)の
C−C断面図、(c)は(a)の一部拡大図である。
【図15】 第2の実施例の切断直後の糸さばき及び動
メスの先端を示す拡大図であり、(a)は斜視図、
(b)は(a)のD方向から見た斜視図、(c)は断面
図である。
【図16】 第3の実施例の糸切断装置の分解斜視図で
ある。
【図17】 第3の実施例の制御板を示し、(a)は斜
視図、(b)は正面図である。
【図18】 第3の実施例の糸さばき及び動メスが初期
(待機)位置Aにある状態の上面図である。
【図19】 第3の実施例の糸さばき及び動メスが最前
進位置Bに移動した状態の上面図である。
【図20】 第3の実施例の糸さばき及び動メスが切断
位置に移動した状態の上面図である。
【図21】 第3の実施例の糸さばき及び動メスが初期
位置Aへ復帰した状態の上面図である。
【図22】 図20の一部拡大斜視図である。
【図23】 従来のミシンの上下糸の切断装置の一例の
上面図である。
【図24】 従来のミシンの上下糸の切断装置の他の例
の上面図である。
【図25】 図24のタイプの従来の糸切断装置の斜視
図である。
【図26】 図25の装置で糸を切断する様子を示す斜
視図である。
【図27】 糸切断後の縫製物を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 下糸切断用固定刃 4 切断レバー(第1部材) 8 ピッカー土台(第2部材) 12
突起 10 上糸切断用固定刃 18 揺動軸 24 下糸捕捉突起 26 上糸捕捉突起 2
8,30 切断刃 32 下糸クランプばね 34 釜 3
6 下糸 38 上糸 46 針落点 5
8 動メスガイドピン 60 糸さばき(第1部材) 6
0A,68A 長溝 60B 凹部 60C 刃面 6
0D 突起 60E 凹部 66 動メス軸 6
8 動メス(第2部材) 68B 刃部 70 下糸クランプばね 7
2 下押えピン 74 下押え 78 針落 8
4 下糸 86 上糸 102 制御板 1
02A 制御溝 111 糸さばき(第1部材) 1
11C 下糸捕捉切欠 111D 上糸捕捉切欠 1
11E 切断突起 112 動メス(第2部材) 1
12C 切刃 114 上糸 114,115 上下糸 1
15 下糸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸捕捉部を有する第1部材と刃を有する第
    2部材とを設け、これら第1及び第2部材を共に釜上方
    において水平方向へ移動可能としたことを特徴とするミ
    シンの糸切断装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のミシンの糸切断装置におい
    て、前記第1部材の糸捕捉部により上下糸を捕捉し、前
    記第1部材及び第2部材を釜上方へ移動して上下糸を切
    断することを特徴とするミシンの糸切断装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のミシンの糸切断装置におい
    て、前記第1部材の糸捕捉部により下糸切断端を捕捉
    し、縫い始めに該下糸切断端を解放することを特徴とす
    るミシンの糸切断装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のミシンの糸切断装置におい
    て、前記第1部材及び第2部材は上下方向に開放及び閉
    鎖可能とされ、閉鎖時に第1部材及び第2部材間で上下
    糸を切断することを特徴とするミシンの糸切断装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のミシンの糸切断装置におい
    て、前記第1部材及び第2部材は水平方向に開放及び閉
    鎖可能とされ、閉鎖時に第1部材及び第2部材間で上下
    糸を切断することを特徴とするミシンの糸切断装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のミシンの糸切断装置におい
    て、前記第1部材及び第2部材は水平方向に直線移動可
    能とされ、第1部材及び第2部材間で上下糸を切断する
    ことを特徴とするミシンの糸切断装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のミシンの糸切断装置におい
    て、上糸が釜を渡る前に上下糸を捕捉し、釜が回転して
    上糸が釜から抜けた後その抜けた上糸及び下糸を捕捉し
    て切断することを特徴とするミシンの糸切断装置。
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