JPH0728660A - プロセス入出力装置 - Google Patents

プロセス入出力装置

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JPH0728660A
JPH0728660A JP5169142A JP16914293A JPH0728660A JP H0728660 A JPH0728660 A JP H0728660A JP 5169142 A JP5169142 A JP 5169142A JP 16914293 A JP16914293 A JP 16914293A JP H0728660 A JPH0728660 A JP H0728660A
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interrupt
controller
data
input
cpu
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JP5169142A
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Kunio Hirano
邦雄 平野
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プラント等監視・制御用のプロセ
ス入出力装置において、複数のCPUのそれぞれに対し
アクセス可能なコントローラを二重化した際に、コント
ローラ切換え時における継続動作を確保することを目的
とする。 【構成】 2台のCPU31,32に対してそれぞれアクセ
ス可能なマスタコントローラ33と、同仕様のスレーブコ
ントローラ34とを、プラント入出力ボード46との間に二
重化して設け、マスタ側起動時にプラント割込みが発生
した場合、その割込み検出制御部47により割込みデータ
がFIFOメモリ49a,49bに書込まれると共に、スレーブ
側FIFOメモリ50a,50bにも同様の割込みデータが書込
まれ、CPU31,32からの割込み許可に伴いマスタ側FI
FOメモリ49a,49bから割込みデータが読出されると、
制御回路51からの疑似読出し信号によりスレーブ側FIFO
メモリ50a,50bからも同一割込みデータが読出されて
廃棄される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント等を被制御媒
体として、その監視・制御を行なう計算機システム(C
PU)との間で、データ入出力処理及び割込み制御処理
を司るプロセス入出力装置(PIO)に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の二重化コントローラ(CN
T)を備えたプロセス入出力装置の構成を示すブロック
図である。このプロセス入出力装置(PIO)10で
は、二重化されたマスタコントローラ(CNT.0)1
1とスレーブコントローラ(CNT.1)12とが備え
られ、この二重化コントローラ11,12は、プラント
の監視・制御を行なうCPU13と、プラントに対しデ
ータ入出力を行なう複数の入出力ボード14,…との間
に内部バス15を介して並列に接続される。
【0003】上記二重化コントローラ11,12は、C
PU13からの指定により、通常はマスタコントローラ
(CNT.0)11が起動されて、CPU13とプラン
ト入出力ボード14,…との間のデータ入出力処理及び
プラント入出力ボード14,…を介して発生されるプラ
ントからの割込み制御処理を行なうもので、例えばプラ
ントから入出力ボード14,…を介してマスタコントロ
ーラ(CNT.0)11に得られたプラントデータは、
該コントローラ11内のバッファを介してCPU13に
入力され、また、CPU13から出力されたプラント制
御データは、マスタコントローラ(CNT.0)11内
のバッファを介し入出力ボード14,…からプラントに
与えられる。
【0004】一方、プラントから入出力ボード14,…
を介してCPU13に対する割込みが発生した場合に
は、その割込みデータは上記マスタコントローラ(CN
T.0)11内の割込み用バッファに保持されると共
に、CPU13に対し割込みの発生が通知される。
【0005】そして、CPU13が割込み許可状態にな
ると、上記割込み用バッファに保持されている割込みデ
ータがCPU13に読出される。ここで、上記マスタコ
ントローラ(CNT.0)11におけるCPU13/プ
ラント間のデータ入出力処理の際には、その入出力デー
タは該コントローラ11を介し転送されるだけなので、
コントローラ11内のデータ蓄積状態が変化することは
ないが、プラントからの割込み発生に伴う割込み制御処
理の際には、CPU13が割込み許可状態にならない
と、上記割込み用バッファにプラントからの割込みデー
タが保持されたままとなるので、コントローラ11内の
データ蓄積状態が変化することになる。
【0006】二重化コントローラ11,12は、例えば
マスタコントローラ(CNT.0)11に障害が発生し
た場合に、スレーブコントローラ(CNT.1)12に
切換え、継続的に同様のデータ入出力処理及び割込み制
御処理を行なうもので、このためには、上記マスタコン
トローラ(CNT.0)11とスレーブコントローラ
(CNT.1)12におけるデータ蓄積状態を常に一致
させておく必要がある。
【0007】したがって、上記従来の二重化コントロー
ラ(CNT)を備えたプロセス入出力装置では、マスタ
コントローラ(CNT.0)11のデータ内容に対応さ
せてスレーブコントローラ(CNT.1)12のデータ
内容を定期的に書替え、それぞれのデータ状態の一致を
図っている。
【0008】しかしながら、上記マスタコントローラ
(CNT.0)11及びスレーブコントローラ(CN
T.1)12の状態一致を図るのに、そのデータ書替え
処理を定期的に行なっていたのでは、例えば書替え処理
直前のデータ不一致状態においてマスタコントローラ
(CNT.0)に障害が発生してスレーブコントローラ
(CNT.1)12への切換えが行なわれると、プラン
トからの割込みデータがCPU13に読出せなくなる
等、特に、割込み制御処理の継続性が損なわれる問題が
ある。
【0009】一方、最近では、上記プラントに対する監
視・制御処理を、複数のCPUにより行なわせ、その監
視・制御処理機能を拡充させることが要求されている
が、上記図5で示した、従来の二重化コントローラ(C
NT)を備えたプロセス入出力装置では、各コントロー
ラ11,12は、何れも1つのCPU13とデータアク
セスする機能しか持たないため、単に複数のCPUを接
続することはできない。
【0010】図6は2台のCPUを接続した従来のプロ
セス入出力装置(PIO)の構成を示すブロック図であ
る。このプロセス入出力装置(PIO)20には、CP
U(1)21及びCPU(2)22のそれぞれに対して
専用のコントローラCNT(1)23,CNT(2)2
4が備えられ、この各コントローラCNT(1)23,
CNT(2)24に対し複数のプラント入出力ボード1
4,…が内部バス15を介して共通に接続される。
【0011】すなわち、このプロセス入出力装置(PI
O)20によれば、2台のCPU(1)21及びCPU
(2)22を接続して、プラント監視・制御機能の拡充
を図ることができるが、このプロセス入出力装置(PI
O)20における2つのコントローラ(1)23,CN
T(2)24は、各CPU(1)21及びCPU(2)
22に対してそれぞれ専用のもので、二重化したもので
はないため、一方のコントローラ(例えばCNT1)に
障害が発生した場合には、CPU(1)21とのデータ
アクセスは不可能になり、障害発生前の2台のCPU
(1)21及びCPU(2)22によるプラント監視・
制御状態を継続させることはできない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記図6にお
けるプロセス入出力装置20を、上記2台のCPU
(1)21及びCPU(2)22に対して単純二重化
し、その一方をマスタ側、他方をスレーブ側として動作
させることが考えられるが、このマスタ/スレーブ間の
状態一致を図るには、上記図5における従来の二重化コ
ントローラ(CNT)を備えたプロセス入出力装置と同
様にして、定期的なデータ書替え処理を行なうことにな
り、障害発生のタイミングによっては、マスタ/スレー
ブ間の状態不一致により、障害発生前のプラント監視・
制御処理をそのまま継続することができない問題があ
る。
【0013】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
複数のCPUのそれぞれに対してアクセス可能なコント
ローラを二重化した際に、各コントローラ間で状態不一
致を招くことなく、コントローラ切換え時における継続
動作を確保することが可能になるプロセス入出力装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るプロセス入出力装置は、複数のCPUと被制御媒体と
の間のデータ入出力処理及び上記被制御媒体から複数の
CPUに対する割込み処理を行なうもので、上記複数の
CPUのそれぞれに対してアクセス可能な入出力手段と
割込み手段とを備えた第1及び第2のコントローラと、
上記複数のCPUからのコントローラ指定情報に基づき
上記第1又は第2のコントローラの何れか一方のコント
ローラを選択的に動作させるコントローラ切換え手段
と、上記第1及び第2のコントローラそれぞれの割込み
手段に備えられ、その動作状態において上記被制御媒体
からCPUに対する割込み発生の際にその割込みデータ
が書込まれ、該CPUからの割込み許可発生の際にその
割込みデータが読出される割込み用レジスタと、上記被
制御媒体からの割込み発生の際及び上記CPUからの割
込み許可発生の際のそれぞれにおいて、上記第1のコン
トローラの割込み手段に備えられた割込み用レジスタの
データ内容と上記第2のコントローラの割込み手段に備
えられた割込み用レジスタのデータ内容とを一致させる
レジスタデータ一致制御手段とを備えて構成したもので
ある。
【0015】
【作用】つまり、例えば上記第1のコントローラが指定
されて動作している状態で、その割込み用レジスタにプ
ラントからの割込みデータが書込まれた場合には、該第
1のコントローラから第2のコントローラの割込み用レ
ジスタに対して同一の割込みデータが書込まれ、また、
CPUからの割込み許可に伴い第1のコントローラの割
込み用レジスタからその割込みデータがCPUに読出さ
れ消滅した場合には、該第1のコントローラからの制御
により第2のコントローラの割込み用レジスタ内の割込
みデータも読出されて廃棄されることになる。よって、
第1及び第2のコントローラ間のデータ状態は、リアル
タイムに一致制御され、コントローラ切換え時における
継続動作は確保される。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は複数のCPUに対し二重化コントローラ
を有するプロセス入出力装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0017】このプロセス入出力装置(PIO)30
は、2台のCPU(1)31及びCPU(2)32とプ
ラントとの間に設けられ、各CPU(1)31及びCP
U(2)32の双方に対してデータアクセス可能なマス
タコントローラ(CNT.0)33及びスレーブコント
ローラ(CNT.1)34を有するもので、このマスタ
コントローラ(CNT.0)33及びスレーブコントロ
ーラ(CNT.1)34のそれぞれに対して同様の入出
力回路35及び36、割込み回路37及び38が備えら
れる。
【0018】上記入出力回路35及び36には、上記2
台のCPU(1)31,CPU(2)32に対応させた
2系の入出力制御部(1)39a,(2)39b及び4
0a,40bが設けられ、この入出力制御部(1)39
a,(2)39b及び40a,40bの各CPU側入出
力端子は、バスインターフェイス41及び42を介して
各対応するCPU(1)31,(2)32に接続され、
また、各プラント側入出力端子は、内部バスインターフ
ェイス43及び44から内部バス45を介してプラント
入出力ボード46に接続される。
【0019】上記割込み回路37及び38には、割込み
検出制御部47及び48が設けられ、この割込み検出制
御部47及び48に得られた割込みデータは、上記2台
のCPU(1)31,CPU(2)32に対応させた2
系のFIFOメモリ49a,49b及び50a,50b
に書込まれる。
【0020】このFIFOメモリ49a,49b及び5
0a,50bの各CPU側読出し端子は、上記入出力回
路35及び36同様、バスインターフェイス41及び4
2を介して各対応するCPU(1)31,(2)32に
接続され、また、上記割込み検出制御部47及び48の
プラント側割込み端子は、内部バスインターフェイス4
3及び44から内部バス45を介してプラント入出力ボ
ード46に接続される。
【0021】また、上記マスタコントローラ(CNT.
0)33及びスレーブコントローラ(CNT.1)34
には、それぞれ対応するコントローラの入出力回路35
及び36、割込み回路37及び38を統括的に制御する
制御回路51及び52が備えられる。
【0022】上記割込み検出制御部47及び48は、プ
ラント入出力ボード46を介して得られるプラントから
の割込み発生信号を検出し、その割込みデータを自系コ
ントローラのFIFOメモリ49a,49bあるいは5
0a,50bに書込むと共に、他系コントローラの割込
み検出制御部47あるいは48を経由して他系のFIF
Oメモリ49a,49bあるいは50a,50bに対し
ても書込むもので、このFIFOメモリ49a,49b
及び50a,50bに書込まれた割込みデータは、CP
U(1)31,(2)32から割込み許可信号が得られ
た際に当該CPU(1)31,(2)32に読出され
る。
【0023】上記制御回路51及び52は、自系コント
ローラのFIFOメモリ49a,49bあるいは50
a,50bからCPU(1)31,(2)32による割
込みデータの読出しがあった際に、他系コントローラの
FIFOメモリ49a,49bあるいは50a,50b
のデータ内容と不一致が生じたかを検出し、他系コント
ローラのFIFOメモリ49a,49bあるいは50
a,50bにも疑似的な割込みデータのデータ読出し信
号を与えるもので、この場合、他系コントローラのFI
FOメモリから読出された割込みデータはCPU(1)
31,(2)32には入力されず廃棄されることにな
る。
【0024】また、上記各コントローラ(CNT.0)
33及び(CNT.1)34それぞれの制御回路51及
び52には、CPU(1)31,(2)32からのコン
トローラ指定信号に応じて自系コントローラを起動ある
いは停止制御するためのコントローラ起動テーブルが備
えられる。
【0025】図2は上記プロセス入出力装置30の制御
回路51,52に備えられるコントローラ起動テーブル
を示す図である。すなわち、CPU(1)31,(2)
32の何れからもコントローラ(CNT)の指定がない
場合、及びマスタコントローラ(CNT.0)33の指
定が成された場合には、常にマスタコントローラ(CN
T.0)33が優先的に起動されるもので、CPU
(1)31,(2)32の何れか一方からでもスレーブ
コントローラ(CNT.1)34の指定が成された場合
には、上記マスタコントローラ(CNT.0)33は停
止され、スレーブコントローラ(CNT.1)34が優
先的に起動される。
【0026】つまり、この場合、スレーブコントローラ
(CNT.1)を指定したCPU(1)31又は(2)
32は、マスタコントローラ(CNT.0)に何等かの
障害が発生したことを検出したことになり、マスタ/ス
レーブの切換えが指示される。
【0027】次に、上記構成によるプロセス入出力装置
の動作について説明する。図3は上記プロセス入出力装
置のコントローラ切換え処理を示すフローチャートであ
る。
【0028】すなわち、プロセス入出力装置30では、
各コントローラ33,34の制御回路51,52に予め
セットされているコントローラ起動テーブル(図2参
照)に基づき、通常はマスタコントローラ(CNT.
0)33が動作し、このマスタコントローラ(CNT.
0)33を介してプラントとのデータ入出力処理及びプ
ラントとからの割込み処理が実行される(ステップS1
→S2)。
【0029】そして、上記データ入出力処理あるいは割
込み処理の実行過程において、マスタコントローラ(C
NT.0)33からCPU(1)31あるいはCPU
(2)32に与えられたデータ内容に異常がある等し
て、該CPU(1)31あるいはCPU(2)32にお
いてマスタコントローラ(CNT.0)33の障害発生
が検出され、その何れかのCPU(1)31,(2)3
2からスレーブコントローラ(CNT.1)34の指定
が成された場合には、上記各制御回路51,52に予め
セットされているコントローラ起動テーブル(図2参
照)に基づき、マスタコントローラ(CNT.0)33
は停止されると共に、スレーブコントローラ(CNT.
1)34が起動され、該スレーブコントローラ(CN
T.1)を介してプラントとのデータ入出力処理及び割
込み処理が継続的に実行される(ステップS1→S
3)。
【0030】上記のようなコントローラ切換え処理が行
なわれるプロセス入出力装置30において、マスタコン
トローラ(CNT.0)33が起動されている通常の状
態で、CPU(1)31あるいはCPU(2)32から
出力されたデータは、マスタコントローラ(CNT.
0)33の入出力制御部(1)39aあるいは(2)3
9bから内部バス45を介して入出力ボード46に転送
されプラントに対して出力される。
【0031】一方、プラントからプロセス入出力装置3
0の入出力ボード46与えられたデータは、内部バス4
5を介しマスタコントローラ(CNT.0)33の各入
出力制御部(1)39a,(2)39bに与えられ、そ
れぞれ対応するCPU(1)31,(2)32に入力さ
れる。
【0032】この場合、マスタコントローラ33の入出
力回路35内に、その入出力データが保持されることは
ないので、そのデータ状態がスレーブコントローラ(C
NT.1)34の入出力回路36と不一致になることは
ない。
【0033】図4は上記プロセス入出力装置の割込み処
理を示すフローチャートである。すなわち、マスタコン
トローラ(CNT.0)33が起動されている通常の状
態で、プラントから発生されて入出力ボード46を介し
マスタコントローラ(CNT.0)33の割込み回路3
7に入力される割込み信号が、その割込み検出制御部4
7に検出されると、該割込み検出制御部47では、CP
U(1)31,(2)32から割込み許可信号が与えら
れているか否か判断される(ステップA1,A2→A3
m)。
【0034】ここで、上記CPU(1)31,(2)3
2からの割込み許可信号が与えられてない場合には、F
IFOメモリ49a,49bが最大書込み状態にあるか
否か判断される(ステップA3m→A4m)。
【0035】ここで、FIFOメモリ49a,49bの
書込み容量に余裕がある場合には、該FIFOメモリ4
9a,49bに上記割込み検出制御部47から割込みデ
ータが書込まれると共に、スレーブコントローラ(CN
T.1)34の割込み検出制御部48を通してそのFI
FOメモリ50a,50bにも同様の割込みデータが書
込まれ、マスタ/スレーブ間割込み回路37,38のデ
ータ状態が一致制御される(ステップA4m→A5
m)。
【0036】一方、上記FIFOメモリ49a,49b
が最大書込み状態にある場合には、該FIFOメモリ4
9a,49bに書込まれている最古の割込みデータが消
去され今回の最新割込みデータが書込まれる。また、こ
れと共に、スレーブコントローラ(CNT.1)34の
割込み検出制御部48を通してそのFIFOメモリ50
a,50bに書込まれている最古の割込みデータが消去
されて、上記同様今回の最新割込みデータが書込まれ、
マスタ/スレーブ間割込み回路37,38のデータ状態
が一致制御される(ステップA4m→A6m)。
【0037】つまり、上記ステップA5mあるいはA6
mにより、マスタ/スレーブ双方のFIFOメモリ49
a,49b、50a,50bに対し、同様の書込み処理
を行なうことで、マスタ/スレーブ間FIFOメモリ4
9a,49b、50a,50bには、全く同一の順序で
同一内容の割込みデータが書込まれた状態となる。
【0038】そして、CPU(1)31,(2)32か
ら割込み許可信号が与えられた場合には、マスタコント
ローラ(CNT.0)33の制御回路51からCPU
(1)31,CPU(2)32に対して割込み発生が通
知され、該CPU(1)31,CPU(2)によりマス
タコントローラ(CNT.0)33内割込み回路37の
FIFOメモリ49a,49bに書込まれている割込み
データが読出される(ステップA3m→A7m,A8
m)。
【0039】すると、上記マスタコントローラ(CN
T.0)33のFIFOメモリ49a,49bからのデ
ータ読出しにより、スレーブコントローラ(CNT.
1)34のFIFOメモリ50a,50bとそのデータ
状態が不一致になったか否かが制御回路51により判断
される(ステップA9m)。
【0040】つまり、上記ステップA5mあるいはA6
mを経て、マスタ/スレーブ間FIFOメモリ49a,
49b、50a,50bにそれぞれ同一の割込みデータ
が書込まれて状態一致制御が図られた後、マスタコント
ローラ(CNT.0)33のFIFOメモリ49a,4
9bからCPU(1)31,CPU(2)32による割
込みデータの読出しが行なわれると、上記ステップA9
mにおいて、スレーブコントローラ(CNT.1)34
のFIFOメモリ50a,50bとはそのデータ状態が
不一致であると判断される。
【0041】すると、マスタコントローラ(CNT.
0)33の制御回路51からスレーブコントローラ(C
NT.1)34のFIFOメモリ50a,50bに対し
て、CPUからの読出し信号と同様の疑似読出し信号が
出力され、該FIFOメモリ50a,50bに書込まれ
ている割込みデータは読出されて廃棄される(ステップ
A9m→A10m)。
【0042】これにより、CPU(1)31,(2)3
2による割込みデータ読出しの際にも、マスタ/スレー
ブ間FIFOメモリ49a,49b、50a,50bの
データ状態が一致制御される。
【0043】一方、スレーブコントローラ(CNT.
1)34が起動されている場合のデータ入出力処理及び
割込み処理も、上記マスタコントローラ(CNT.0)
33が起動されている場合のデータ入出力処理及び割込
み処理と同様にして実行される。
【0044】すなわち、マスタコントローラ(CNT.
0)33及びスレーブコントローラ(CNT.1)34
のそれぞれにおいて割込みデータが保持されるFIFO
メモリ49a,49b、50a,50bは、その割込み
発生に伴う割込みデータ書込みの際、及び割込み許可に
伴う割込みデータ読出しの際のそれぞれにおいて、リア
ルタイムに状態一致制御が図られるので、例えどのよう
なタイミングでマスタ/スレーブ間の切換え処理(図3
参照)が実施されても、プラントに対するデータ入出力
処理及びプラントからの割込み処理は継続的に実行され
る。
【0045】したがって、上記構成のプロセス入出力装
置によれば、2台のCPU(1)31,CPU(2)3
2に対してそれぞれアクセス可能な入出力回路35及び
割込み回路37を有するマスタコントローラ(CNT.
0)33と、同様の入出力回路36及び割込み回路38
を有するスレーブコントローラ(CNT.1)34とを
プラント入出力ボード46との間に二重化したコントロ
ーラとして設け、例えばマスタコントローラ(CNT.
0)33の起動時にプラントからの割込みが発生した場
合には、その割込み検出制御部47により割込みデータ
がFIFOメモリ49a,49bに書込まれると共に、
スレーブコントローラ(CNT.1)34のFIFOメ
モリ50a,50bにも同様の割込みデータが書込ま
れ、CPU(1)31,CPU(2)32からの割込み
許可に伴いマスタ側FIFOメモリ49a,49bから
の上記割込みデータが読出されると、制御回路51から
の疑似読出し信号によりスレーブ側FIFOメモリ50
a,50bからも同一割込みデータが読出されて廃棄さ
れるので、マスタコントローラ(CNT.0)33とス
レーブコントローラ(CNT.1)34のデータ状態を
リアルタイムに一致させることができ、例えばマスタコ
ントローラ(CNT.0)33の障害発生によりスレー
ブコントローラ(CNT.1)34が起動され切換えら
れても、マスタ側でのデータ入出力処理及び割込み処理
を継続して実施することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のC
PUと被制御媒体との間のデータ入出力処理及び上記被
制御媒体から複数のCPUに対する割込み処理を行なう
もので、上記複数のCPUのそれぞれに対してアクセス
可能な入出力手段と割込み手段とを備えた第1及び第2
のコントローラと、上記複数のCPUからのコントロー
ラ指定情報に基づき上記第1又は第2のコントローラの
何れか一方のコントローラを選択的に動作させるコント
ローラ切換え手段と、上記第1及び第2のコントローラ
それぞれの割込み手段に備えられ、その動作状態におい
て上記被制御媒体からCPUに対する割込み発生の際に
その割込みデータが書込まれ、該CPUからの割込み許
可発生の際にその割込みデータが読出される割込み用レ
ジスタと、上記被制御媒体からの割込み発生の際及び上
記CPUからの割込み許可発生の際のそれぞれにおい
て、上記第1のコントローラの割込み手段に備えられた
割込み用レジスタのデータ内容と上記第2のコントロー
ラの割込み手段に備えられた割込み用レジスタのデータ
内容とを一致させるレジスタデータ一致制御手段とを備
えて構成したもので、複数のCPUのそれぞれに対して
アクセス可能なコントローラを二重化した際に、各コン
トローラ間で状態不一致を招くことなく、コントローラ
切換え時における継続動作を確保することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる複数のCPUに対し
二重化コントローラを有するプロセス入出力装置の構成
を示すブロック図。
【図2】上記プロセス入出力装置の制御回路に備えられ
るコントローラ起動テーブルを示す図。
【図3】上記プロセス入出力装置のコントローラ切換え
処理を示すフローチャート。
【図4】上記プロセス入出力装置の割込み処理を示すフ
ローチャート。
【図5】従来の二重化コントローラを備えたプロセス入
出力装置の構成を示すブロック図。
【図6】2台のCPUを接続した従来のプロセス入出力
装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
30…プロセス入出力装置、31…CPU(1)、32
…CPU(2)、33…マスタコントローラ(CNT.
0)、34…スレーブコントローラ(CNT.1)、3
5…マスタ側入出力回路、36…スレーブ側入出力回
路、37…マスタ側割込み回路、38…スレーブ側割込
み回路、39a,39b…マスタ側入出力制御部、40
a,40b…スレーブ側入出力制御部、41…マスタ側
バスインターフェイス、42…スレーブ側バスインター
フェイス、43…マスタ側内部バスインターフェイス、
44…スレーブ側内部バスインターフェイス、45…内
部バス、46…プラント入出力ボード、47…マスタ側
割込み検出制御部、48…スレーブ側割込み検出制御
部、49a,49b…マスタ側FIFOメモリ、50a
50b…スレーブ側FIFOメモリ、51…マスタ側制
御回路、52…スレーブ側制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のCPUと被制御媒体との間のデー
    タ入出力処理及び上記被制御媒体から複数のCPUに対
    する割込み処理を行なうプロセス入出力装置において、 上記複数のCPUのそれぞれに対してアクセス可能な入
    出力手段と割込み手段とを備えた第1及び第2のコント
    ローラと、 上記複数のCPUからのコントローラ指定情報に基づき
    上記第1又は第2のコントローラの何れか一方のコント
    ローラを選択的に動作させるコントローラ切換え手段
    と、 上記第1及び第2のコントローラそれぞれの割込み手段
    に備えられ、その動作状態において上記被制御媒体から
    CPUに対する割込み発生の際にその割込みデータが書
    込まれ、該CPUからの割込み許可発生の際にその割込
    みデータが読出される割込み用レジスタと、 上記被制御媒体からの割込み発生の際及び上記CPUか
    らの割込み許可発生の際のそれぞれにおいて、上記第1
    のコントローラの割込み手段に備えられた割込み用レジ
    スタのデータ内容と上記第2のコントローラの割込み手
    段に備えられた割込み用レジスタのデータ内容とを一致
    させるレジスタデータ一致制御手段とを具備したことを
    特徴とするプロセス入出力装置。
JP5169142A 1993-07-08 1993-07-08 プロセス入出力装置 Pending JPH0728660A (ja)

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JP5169142A JPH0728660A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 プロセス入出力装置

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JP5169142A Pending JPH0728660A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 プロセス入出力装置

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