JPH07285738A - 線条体の定張力送出・巻取装置 - Google Patents

線条体の定張力送出・巻取装置

Info

Publication number
JPH07285738A
JPH07285738A JP10484094A JP10484094A JPH07285738A JP H07285738 A JPH07285738 A JP H07285738A JP 10484094 A JP10484094 A JP 10484094A JP 10484094 A JP10484094 A JP 10484094A JP H07285738 A JPH07285738 A JP H07285738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
bobbin
photoelectric sensor
distance
winding layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10484094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nishizuka
秀明 西塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
Priority to JP10484094A priority Critical patent/JPH07285738A/ja
Publication of JPH07285738A publication Critical patent/JPH07285738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 線条体の定張力送出・巻取装置を簡単に実現
する。 【構成】 ボビン軸に作動的に連結された電磁ブレーキ
3によってブレーキトルクを受け、これにより適宜の張
力をもって線条体1を送り出す送出ボビン2、あるいは
トルクモータによって回転駆動され、線条体1を適宜の
張力をもって巻き取る巻取ボビンにおいて、これら送出
または巻取ボビンの線条体の巻層1Aの表面に直交する
方向にこの表面から適宜距離xだけ離隔した位置に距離
比例出力光電センサ5を配設し、この距離比例出力光電
センサ5の出力に応じて電磁ブレーキ3またはトルクモ
ータの出力を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は線条体の定張力送出・
巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず図5について電線などの線条体1を
ボビン101から送り出すか、あるいはこのボビン10
1に巻き取る場合に、線条体1を定張力をもって送り出
し、または巻き取るための従来の装置の一例を説明す
る。
【0003】線条体1のこのボビン101上の巻層に交
わる方向に検出光線が走るように複数の光電センサS
1,S2,S3などを設け、それらの検出光線の走る位
置を巻層の半径のいくつかの値に対応する位置に設定す
る。
【0004】この装置は図から自明なように、光電セン
サS1が作動する位置がこのボビン101に最大量の線
条体が巻き取られている状態を示し、たとえば送出の場
合に巻層の半径が小さくなるに従って順次光電センサS
2,S3が作動することになる。したがってこの半径の
減少を検知することによりその漸次小さくなる半径に応
じてブレーキトルクを漸減させ線条体の一定送出張力を
得るものである。
【0005】図6は線条体としてテープ102を一定の
張力で張りながら一定速度で巻き付ける装置を示すもの
であるが、この例ではテープパッド102Aを担持する
円板103、またはこれと同一の回転数をもって回転す
るものの適宜位置に感知用突起104を取りつけるとと
もに、これに対応する位置に近接スイッチ105を設
け、近接スイッチ105の励磁回数をカウントして円板
103の回転数が計測される。
【0006】テープの使用に従ってテープパッド102
Aの半径が減少するが、テープの繰出量が同一であるか
ら当然テープパッド102Aを担持する円板103の回
転数は大きくなる。テープ102の張力を一定にするた
めには円板103の回転に対するブレーキトルクは減少
させなければならない。図6の装置はこのために計測し
た円板103の回転数に応じたトルクを中央演算処理装
置からパウダブレーキまたはトルクモータブレーキ10
6に指令してこれに所望の必要駆動トルクを与える仕組
みである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5の装置では光電セ
ンサの数が非常に多くなり、しかも巻層の半径変化に対
して連続的に対応できずにステップ的にしか対応できな
い欠点があり、また図6の装置の場合は精度が高く巻層
径の変化に対して連続的な対応ができる利点はあるもの
の、中央演算処理装置(CPU)の存在のために制御回
路の構成がそれだけ複雑高価となる不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、その解決のため
にとる手段は、ボビン軸に作動的に連結された電磁ブレ
ーキによってブレーキトルクを受け、これにより適宜の
張力をもって線条体を送り出す送出ボビン、あるいはト
ルクモータによって回転駆動され、線条体を適宜の張力
をもって巻き取る巻取ボビンにおいて、これら送出また
は巻取ボビンの線条体の巻層の表面に直交する方向にこ
の表面から適宜距離だけ離隔した位置に距離比例出力光
電センサを配設し、前記距離比例出力光電センサの出力
に応じて前記電磁ブレーキまたはトルクモータの出力を
制御するように構成したことを特徴とする線条体の定張
力送出・巻取装置である。
【0009】
【作用】距離比例出力光電センサは線条体の送出ボビン
または巻取ボビンの巻層の変化に応じて出力し、それら
のボビン軸に巻層の半径の変化に比例した所望のブレー
キトルクまたは回転駆動トルクを与えるから、その線条
体に容易に一定の張力を付与することができる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を図1について説明す
る。図1は送出ボビン2から電線またはテープのような
線条体1を送り出す場合を示すものであって、送出ボビ
ン2の軸に直結して電磁ブレーキ3が取りつけられてい
る。
【0011】符号5は距離比例出力光電センサを示す。
これは一種のフォトカップル、つまり発光素子と受光素
子とを組み合わせたものであるが、受光素子の出力と、
この光電センサと検出用光の反射面との離隔距離との間
に関数関係が存在することが特徴的なものである。この
距離比例出力光電センサ5を送出ボビン2の巻層1Aか
ら適宜距離xだけ離れた位置に、検出光の光路が巻層面
に直交するように配設するのである。
【0012】図3はその関数関係を示すグラフの一例で
あるが、この図から分かるように、距離比例出力光電セ
ンサ5の出力電流は、この光電センサから検出光反射面
までの距離がある値までは一定であるが、ある値を越し
たあたりからほぼ直線的に減少する特徴がある。したが
ってこの減少区間内の適宜の範囲、たとえば距離x1
ら距離x2 までの範囲を選定すれば、距離比例出力光電
センサ5の出力電流は反射面までの距離に逆比例する、
と言うことができる。
【0013】本発明の装置ではこの距離比例出力光電セ
ンサ5を送出ボビン2の巻層1Aから離す距離xは、巻
層1Aの満巻状態と空状態に対応するxの値が図3のグ
ラフに示した範囲値x1 〜x2 の間に落ちるように選定
するわけである。
【0014】距離比例出力光電センサ5の出力電流は図
3に記入してある単位から分かるようにかなり小さいか
ら、実際に制御に使用する場合は適宜増幅する方がよ
い。図4はこの増幅回路の一例を示すものである。
【0015】線条体1が送出ボビン2から送りだされて
漸次巻層1Aの半径rが減少することになるが、図1の
構成から分かるように、距離比例出力光電センサ5はそ
の特性上その出力電流がその半径減少量にほぼ比例して
減少し、したがって同様な割合で電磁ブレーキ3のブレ
ーキトルクが減少するから、所期の線条体1の一定張力
送出しを実現できるのである。
【0016】図2は本発明の別の実施例を示すものであ
って、これは巻取ボビン4を駆動プーリー6を介してト
ルクモータ7によって回転駆動し、線条体1を定張力で
巻き取るための装置である。距離比例出力光電センサ5
は巻層1Aに対してさきの実施例と同様に配設され、そ
の出力電流は増幅してトルクモータ7に導かれる。
【0017】巻取の工程が進んで巻層1Aの半径が増大
するときは、線条体1の張力を一定にするためには巻取
トルクは当然比例的に増大させねばならない。図2の構
成によればこの要請を実現できることは自明である。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、距離比例出力光電セ
ンサは線条体の送出ボビンまたは巻取ボビンの巻層の変
化に応じて出力し、それらのボビン軸に巻層の半径の変
化に比例した所望のブレーキトルクまたは回転駆動トル
クを与えるから、その線条体に容易に一定の張力を付与
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す全体側面図であ
る。
【図2】この発明の別の実施例装置を示す全体側面図で
ある。
【図3】この発明に使用する距離比例出力光電センサの
特性を示すグラフである。
【図4】図1の実施例に使用する制御回路の一例を示す
回路図である。
【図5】従来の線条体の定張力送出・巻取装置の一例を
示す正面面である。
【図6】従来の線条体の定張力送出・巻取装置の別の例
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 線条体 1A 巻層 2 送出ボビン 3 電磁ブレーキ 4 巻取ボビン 5 距離比例出力光電センサ 6 駆動プーリー 7 トルクモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン軸に作動的に連結された電磁ブレ
    ーキ(3)によってブレーキトルクを受け、これにより
    適宜の張力をもって線条体(1)を送り出す送出ボビン
    (2)、あるいはトルクモータ(7)によって回転駆動
    され、線条体(1)を適宜の張力をもって巻き取る巻取
    ボビン(4)において、これら送出または巻取ボビンの
    線条体の巻層(1A)の表面に直交する方向にこの表面
    から適宜距離(x)だけ離隔した位置に距離比例出力光
    電センサ(5)を配設し、前記距離比例出力光電センサ
    (5)の出力に応じて前記電磁ブレーキ(3)またはト
    ルクモータ(7)の出力を制御するように構成したこと
    を特徴とする線条体の定張力送出・巻取装置。
JP10484094A 1994-04-19 1994-04-19 線条体の定張力送出・巻取装置 Pending JPH07285738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10484094A JPH07285738A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 線条体の定張力送出・巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10484094A JPH07285738A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 線条体の定張力送出・巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07285738A true JPH07285738A (ja) 1995-10-31

Family

ID=14391549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10484094A Pending JPH07285738A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 線条体の定張力送出・巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07285738A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0288609B1 (en) Tire reinforcing member winding apparatus
JPS61197371A (ja) 走行する糸のための供給装置
JPS647937B2 (ja)
JPH04246067A (ja) ワイヤーの張力制御方法および装置
JP2854386B2 (ja) 織機の横糸送り装置から解放される糸の巻き数をカウントするための装置
JPH07285738A (ja) 線条体の定張力送出・巻取装置
JPH0952662A (ja) 線条体送出装置
JPH082822A (ja) 線条体の一定速度送出・巻取ボビン装置
JPH0881131A (ja) テープ巻き機
US5909335A (en) Tape drive start up and stop tape speed control
JPH1087173A (ja) 線条体の巻き替え装置
JPH09227025A (ja) 長尺材の巻取り装置
US4416355A (en) Centrifugally controlled differential tape reel brake
JP2001206643A (ja) テープ巻き装置
JPH0815286A (ja) 線材の走行速度制御装置
JPH0624647A (ja) 長条材定張力送出装置
JPS63258379A (ja) テ−ピング機のテ−プ張力調整装置
US4953804A (en) Active lag angle device
JPS61114955A (ja) テ−プパツドのテ−プ端末検出方法
JPS63306163A (ja) ドラムの駆動制御方法
JP3233889B2 (ja) 線条体の送出装置
FR2571034A1 (fr) Appareil regulateur de tension pour derouler un fil ou fibre fragile d'une bobine, ou enrouler un tel fil sur une bobine
JP2000318933A (ja) テープ巻き装置
JPH0211418Y2 (ja)
JPH0258783A (ja) テープ巻付装置