JPH07284926A - 中空構造体に対する付加部材の取付け方法 - Google Patents

中空構造体に対する付加部材の取付け方法

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JPH07284926A
JPH07284926A JP6080370A JP8037094A JPH07284926A JP H07284926 A JPH07284926 A JP H07284926A JP 6080370 A JP6080370 A JP 6080370A JP 8037094 A JP8037094 A JP 8037094A JP H07284926 A JPH07284926 A JP H07284926A
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JP
Japan
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groove forming
hole
additional member
hollow structure
fitting
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Application number
JP6080370A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tanaka
淳 田中
Takanori Yoshimura
任令 吉村
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空構造体の側部に付加部材を取付ける作業
時間を短縮する。 【構成】 中空構造体1の側部2の周囲の径方向に略対
向する位置に側部2を貫通する付加部材3,4をそれぞ
れ取り付ける際に、付加部材3の取付け位置に、外側開
先形成部5と外側嵌合部6と内側嵌合部7と内側開先形
成部8とを有する貫通口9を開口し、該貫通口9に、基
端部に内側開先形成部15と内側嵌合部16と外側嵌合
部17と外側開先形成部18とを有する付加部材3を嵌
合し溶接することを、中空構造体1を回動しつつ付加部
材4を貫通口14に取付ける溶接作業と同時進行させ
る。 【効果】 付加部材3,4を同時に取付けるので作業時
間が略半分になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空構造体に対する付
加部材の取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器の胴部には、外部から圧
力容器の内部へ給水を行なうためや圧力容器内において
発生する蒸気を外部へ導くために、或いは圧力容器内部
の温度、水位などを計測するために、胴部を貫通する複
数のノズルが設けられている。
【0003】図6に示すように、ノズル(付加部材)2
7を取り付ける際には、原子炉圧力容器(中空構造体)
1を構成する圧力容器胴部(側部)2を水平に且つ周方
向へ回動し得るようにローラを備えたターニングロール
台28によって支持し、図7に示すように圧力容器胴部
2に開口した貫通口29が上側に位置するように圧力容
器胴部2を回動させる。
【0004】そして、ノズル27を図示していないクレ
ーン等によって吊り上げて前記の貫通口29にノズル2
7の基端部を挿入するとともに、貫通口29の周辺部と
ノズル27の基端部との相互位置を調整したうえ、ノズ
ル27を圧力容器胴部2に対して仮付けし、貫通口29
の外側開先形成部30とノズル27の外側開先形成部3
1とにより形成される外側開先32に対して下向き姿勢
による溶接作業を実施する。
【0005】外側開先32に対して所定の厚さの溶接層
を形成させたのち、圧力容器胴部2を回動させてノズル
27を下側に位置させ(このときノズル27は図7の上
下を逆にした状態となる)貫通口29の内側開先形成部
33とノズル27の内側開先形成部34とにより形成さ
れる内側開先35に対してアークエアガウジング等の手
段により裏はつり作業を実施したのち、該内側開先35
に対して下向き姿勢による溶接作業を実施する。
【0006】なお、溶接対象が厚板の場合、前記外側開
先32に対する溶接層を外側開先32の中位部に止めて
内側開先35に対して裏はつり作業、及び下向き溶接作
業を実施したのち、再度圧力容器胴部2を回動させてノ
ズル27を上側に位置させ、前記外側開先32の溶接層
上に対して下向き姿勢による追加溶接を実施する。
【0007】このようにして、ノズル27を取り付けた
ならば、同様な手順によって他のノズル27の取り付け
作業を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
中空構造体に対する付加部材の取付け方法では、圧力容
器胴部(側部)2に対するノズル(付加部材)27の仮
付けを行なうときに、ノズル27がクレーン等によって
吊り下げられた不安定な状態となるため、貫通口29の
周辺部とノズル27の基端部との相互位置を調整し難
い。
【0009】また高品質の溶接継手を得られ易い下向き
姿勢の溶接を行なうために圧力容器胴部2に対してノズ
ル27を1個ずつ取り付けなければならないので、多数
のノズル27を圧力容器胴部2に取り付ける際には多大
な時間を要するなどの問題があった。
【0010】本発明は、前述の実情に鑑み、1度に複数
の付加部材を取り付け得られ溶接作業時間の短縮を図り
得る中空構造体に対する付加部材の取付け方法を提供す
ることを目的としてなしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、中空構造
体1を構成する側部2の周囲の径方向に略対向する位置
に該側部2を貫通する一対の付加部材3,4をそれぞれ
取り付ける際に、前記の一方の付加部材3を取り付ける
べき位置に、中空構造体1の外方から内方へ向かって順
に外側開先形成部5と該外側開先形成部5よりも開口面
積が小さい円溝形状の外側嵌合部6と該外側嵌合部6よ
りも開口面積が小さい直円孔形状の内側嵌合部7と該内
側嵌合部7より開口面積が大きく且つ前記外側開先形成
部5と略相似形の内側開先形成部8とを同芯上に穿設し
た第1の貫通口9を開口し、前記の他方の付加部材4を
取り付けるべき位置に、中空構造体1の外方から内方へ
向かって順に外側開先形成部10と該外側開先形成部1
0よりも開口面積が小さい円溝形状の外側嵌合部11と
該外側嵌合部11よりも開口面積が小さい直円孔形状の
内側嵌合部12と該内側嵌合部12より開口面積が大き
く且つ前記外側開先形成部10と略相似形の内側開先形
成部13とを同芯上に穿設した第2の貫通口14を開口
し、一方の付加部材3の基端部に、該付加部材3の基端
から先端へ向かって順に、前記の内側開先形成部8に間
隔を隔てて対峙し得る内側開先形成部15と前記の内側
嵌合部7に内接し得る内側嵌合部16と前記の外側嵌合
部6に内接し得る外側嵌合部17と前記の外側開先形成
部5に間隔を隔てて対峙し得る外側開先形成部18とを
形成し、他方の付加部材4の基端部に、該付加部材4の
基端から先端へ向かって順に、前記の内側開先形成部1
3に間隔を隔てて対峙し得る内側開先形成部19と前記
の内側嵌合部12に内接し得る内側嵌合部20と前記の
外側嵌合部11に内接し得る外側嵌合部21と前記の外
側開先形成部10に間隔を隔てて対峙し得る外側開先形
成部22とを形成し、前記の中空構造体1をその軸芯が
略水平になるように且つ軸芯を中心として周方向へ回動
し得るように支持したうえ該中空構造体1を回動させて
前記の第1の貫通口9を上側に位置させ、該第1の貫通
口9に一方の付加部材3の基端部を嵌合し該付加部材3
を中空構造体1に仮付け溶接したのち、中空構造体1を
回動させて前記の第2の貫通口14を上側に位置させ、
該第2の貫通口14に他方の付加部材4を嵌合し該付加
部材4を中空構造体1に仮付け溶接し、第1の貫通口9
の内側開先形成部8と一方の付加部材3の内側開先形成
部15とにより形成される内側開先23、及び第2の貫
通口14の外側開先形成部10と他方の付加部材4の外
側開先形成部22とにより形成される外側開先24に対
して溶接作業を略同時に実施し、両開先23,24に対
して所定の厚さの溶接層を形成させたのち、再び中空構
造体1を回動させて一方の付加部材3を上側に位置さ
せ、第1の貫通口9の外側開先形成部5と付加部材3の
外側開先形成部18とにより形成される外側開先25、
及び第2の貫通口14の内側開先形成部13と他方の付
加部材4の内側開先形成部19とにより形成される内側
開先26に対してそれぞれ裏はつり作業を実施したの
ち、両開先25,26に対して溶接作業を略同時に実施
する方法としている。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、第1
の貫通口9の内側開先23、及び第2の貫通口14の外
側開先24に対して溶接作業を略同時に実施するとき
に、両開先23,24に対して所要の厚さの溶接層(例
えば両開先23,24の深さの約1/2程度)を形成さ
せたのち、中空構造体1を回動させて付加部材3を上側
に位置させ、第1の貫通口9の外側開先25、及び第2
の貫通口14の内側開先26に対してそれぞれ裏はつり
作業を実施したのち、両開先25,26に対して溶接作
業を略同時に実施し、両開先25,26に対して所定の
厚さの溶接層を形成させてから、再び中空構造体1を回
動させて付加部材4を上側に位置させ、第1の貫通口9
の内側開先23、及び第2の貫通口14の外側開先24
の残余の空隙に対して溶接作業を略同時に実施し、両開
先23,24に対して所定の厚さの溶接層を形成させる
方法としている。
【0013】
【作用】従って、第1の発明では、中空構造体1の側部
2の貫通口9,14に設けた外側嵌合部6,11及び内
側嵌合部7,12に対して、該貫通口9,14に取り付
ける付加部材3,4に前記の外側嵌合部6,11及び内
側嵌合部7,12に対応するように設けた外側嵌合部1
7,21及び内側嵌合部16,20がガイドされて互い
に嵌合するので、相互位置の調整が容易となり、また、
側部2の周囲の径方向に略対抗する位置にある2つの貫
通口9,14に対して付加部材3,4を略同時に溶接す
ることができる。
【0014】第2の発明では、溶接部位の中心に対して
対称形状に形成される溶接層が溶接欠陥の発生を低減す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0016】図1〜図5は本発明の中空構造体に対する
付加部材の取付け方法を原子炉圧力容器にノズルを取付
ける場合に適用した一実施例の概略を表す断面図であ
る。
【0017】原子炉圧力容器(中空構造体)1を構成す
る圧力容器胴部(側部)2の周囲の径方向に略対向する
位置に該圧力容器胴部2を貫通するノズル(付加部材)
3,4をそれぞれ取り付ける際に、前記のノズル3を取
り付けるべき位置に、原子炉圧力容器1の外方(図2の
A側)から内方(図2のB側)へ向かって順に外側開先
形成部5と該外側開先形成部5よりも開口面積が小さい
円溝形状の外側嵌合部6と該外側嵌合部6よりも開口面
積が小さい直円孔形状の内側嵌合部7と該内側嵌合部7
より開口面積が大きく且つ前記外側開先形成部5と略相
似形の内側開先形成部8とを同芯上に穿設した第1の貫
通口9を開口する。而して、前記の外側開先形成部5は
圧力容器胴部2の厚さの略1/2に達する深さに形成し
内側開先形成部8は圧力容器胴部2の厚さの略1/5に
等しい深さに形成する。
【0018】また、前記のノズル4を取り付けるべき位
置に、原子炉圧力容器1の外方(図3のA側)から内方
(図3のB側)へ向かって順に外側開先形成部10と該
外側開先形成部10よりも開口面積が小さい円溝形状の
外側嵌合部11と該外側嵌合部11よりも開口面積が小
さい直円孔形状の内側嵌合部12と該内側嵌合部12よ
り開口面積が大きく且つ前記外側開先形成部10と略相
似形の内側開先形成部13とを同芯上に穿設した第2の
貫通口14を開口する。而して、前記の外側開先形成部
10は圧力容器胴部2の厚さの略1/2に達する深さに
形成し内側開先形成部13は圧力容器胴部2の厚さの略
1/5に等しい深さに形成する。
【0019】さらに、ノズル3の基端部に、該ノズル3
の基端(図4のB側)から先端(図4のA側)へ向かっ
て順に、前記の内側開先形成部8に間隔を隔てて対峙し
得る内側開先形成部15と前記の内側嵌合部7に内接し
得る内側嵌合部16と前記の外側嵌合部6に内接し得る
外側嵌合部17と前記の外側開先形成部5に間隔を隔て
て対峙し得る外側開先形成部18とを形成し、ノズル4
の基端部に、該ノズルの基端(図5のB側)から先端
(図5のA側)へ向かって順に、前記の内側開先形成部
13に間隔を隔てて対峙し得る内側開先形成部19と前
記の内側嵌合部12に内接し得る内側嵌合部20と前記
の外側嵌合部11に内接し得る外側嵌合部21と前記の
外側開先形成部10に間隔を隔てて対峙し得る外側開先
形成部22とを形成する。
【0020】そして、前記の原子炉圧力容器1をその軸
芯が略水平になるように且つ軸芯を中心として周方向へ
回動し得るように図示していないターニングロール台等
によって支持したうえ、該原子炉圧力容器1を回動させ
て前記の第1の貫通口9を図1に示すように上側に位置
させ、ノズル3をクレーン等で吊り上げて該ノズル3の
基端部を前記第1の貫通口9に嵌合し、該ノズル3を原
子炉圧力容器1に仮付け溶接する。
【0021】さらに、原子炉圧力容器1を回動させて前
記の第2の貫通口14を上側に位置させ(図1と上下逆
の状態とする)、ノズル4をクレーン等で吊り上げて該
ノズル4の基端部を前記第2の貫通口14に嵌合し、該
ノズル4を原子炉圧力容器1に仮付け溶接し、第1の貫
通口9の内側開先形成部8とノズル3の内側開先形成部
15とにより形成される内側開先23、及び第2の貫通
口14の外側開先形成部10とノズル4の外側開先形成
部22とにより形成される外側開先24に対して溶接作
業を略同時に実施し、両開先23,24に対して所定の
厚さの溶接層を形成させる。
【0022】再び、原子炉圧力容器1を回動させて図1
に示すようにノズル3を上側に位置させ、第1の貫通口
9の外側開先形成部5とノズル3の外側開先形成部18
とにより形成される外側開先25、及び第2の貫通口1
4の内側開先形成部13とノズル4の内側開先形成部1
9とにより形成される内側開先26に対してアークエア
ガウジング等の手段によってそれぞれ裏はつり作業を実
施したのち、両開先25,26に対して溶接作業を略同
時に実施し、両開先25,26に対して所定の厚さの溶
接層を形成させることにより、原子炉圧力容器1に対す
るノズル3,4の取り付けを行なう。
【0023】前記によれば、原子炉圧力容器1の圧力容
器胴部2の貫通口9,14に設けた外側嵌合部6,11
及び内側嵌合部7,12によって、該貫通口9,14に
取り付けるノズル3,4に前記の外側嵌合部6,11及
び内側嵌合部7,12に対応するように設けた外側嵌合
部17,21及び内側嵌合部16,20がガイドされて
互いに嵌合するので、相互位置の調整が容易となり、圧
力容器胴部2に対するノズル3,4の仮付けが速やかに
できる。
【0024】また、圧力容器胴部2の周囲の径方向に略
対抗する位置にある2つ貫通口9,14に対してノズル
3,4を略同時に溶接することができるので、圧力容器
胴部2に対する2つのノズル3,4の取付け作業を従来
の略半分の時間で行なうことができる。
【0025】前述の原子炉圧力容器1の圧力容器胴部2
に対するノズル3,4の溶接において、圧力容器胴部2
の厚さがある程度以上に厚い場合には圧力容器胴部2の
溶接部位の厚さ方向の中心に対して対称的な溶接順序を
採る。
【0026】即ち、第1の貫通口9の内側開先23、及
び第2の貫通口14の外側開先24に対して溶接作業を
略同時に実施するときに、両開先23,24に対して所
要の厚さの溶接層(例えば両開先23,24の深さの約
1/2程度)を形成させたのち、原子炉圧力容器1を回
動させてノズル3を上側に位置させ、第1の貫通口9の
外側開先25、及び第2の貫通口14の内側開先26に
対してアークエアガウジング等の手段によってそれぞれ
裏はつり作業を実施し、両開先25,26に対して溶接
作業を略同時に実施し、両開先25,26に対して所定
の厚さの溶接層を形成させてから、再び原子炉圧力容器
1を回動させてノズル4を上側に位置させ、第1の貫通
口9の内側開先23、及び第2の貫通口14の外側開先
24の残余の空隙に対して溶接作業を略同時に実施し、
両開先23,24に対して所定の厚さの溶接層を形成さ
せることにより原子炉圧力容器1に対するノズル3,4
の取り付けを行なう。
【0027】前記によれば、圧力容器胴部2の溶接部位
の厚さ方向の中心に対して対称的な溶接順序によって溶
接を行なうので、溶接欠陥の発生を防止できる。
【0028】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】本発明の中空構造体に対する付加部材の
取付け方法によれば、下記のごとき種々の優れた効果を
奏し得る。
【0030】I)外側および内側の各嵌合部6,7,1
1,12によって中空構造体1の側部2と付加部材3,
4との相互位置が決定されるので、付加部材の仮付け作
業を容易に行なうことができる。
【0031】II)2つの付加部材3,4の取付け作業
を略同時に行なうので、従来の略半分の作業時間で中空
構造体1の側部2へ付加部材3,4を取付けることがで
きるため作業時間の短縮を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空構造体に対する付加部材の取付け
方法を原子炉圧力容器にノズルを取付ける場合に適用し
た一実施例の概略を表す断面図である。
【図2】図1に関連する一側の貫通口の断面図である。
【図3】図1に関連する他側の貫通口の断面図である。
【図4】図1に関連する一側の貫通口に適応するノズル
の基端部の側面図である。
【図5】図1に関連する他側の貫通口に適応するノズル
の基端部の側面図である。
【図6】従来の原子炉圧力容器にノズルを取付ける方法
の一例の概略を表す正面図である。
【図7】図6に関連する貫通口とノズルの関係を表す断
面図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器(中空構造体) 2 圧力容器胴部(側部) 3 ノズル(付加部材) 4 ノズル(付加部材) 5 外側開先形成部 6 外側嵌合部 7 内側嵌合部 8 内側開先形成部 9 貫通口 10 外側開先形成部 11 外側嵌合部 12 内側嵌合部 13 内側開先形成部 14 貫通口 15 内側開先形成部 16 内側嵌合部 17 外側嵌合部 18 外側開先形成部 19 内側開先形成部 20 内側嵌合部 21 外側嵌合部 22 外側開先形成部 23 内側開先 24 外側開先 25 外側開先 26 内側開先
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 37/047 502 G21C 13/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造体(1)を構成する側部(2)
    の周囲の径方向に略対向する位置に該側部(2)を貫通
    する一対の付加部材(3)(4)をそれぞれ取り付ける
    際に、前記の一方の付加部材(3)を取り付けるべき位
    置に、中空構造体(1)の外方から内方へ向かって順に
    外側開先形成部(5)と該外側開先形成部(5)よりも
    開口面積が小さい円溝形状の外側嵌合部(6)と該外側
    嵌合部(6)よりも開口面積が小さい直円孔形状の内側
    嵌合部(7)と該内側嵌合部(7)より開口面積が大き
    く且つ前記外側開先形成部(5)と略相似形の内側開先
    形成部(8)とを同芯上に穿設した第1の貫通口(9)
    を開口し、前記の他方の付加部材(4)を取り付けるべ
    き位置に、中空構造体(1)の外方から内方へ向かって
    順に外側開先形成部(10)と該外側開先形成部(1
    0)よりも開口面積が小さい円溝形状の外側嵌合部(1
    1)と該外側嵌合部(11)よりも開口面積が小さい直
    円孔形状の内側嵌合部(12)と該内側嵌合部(12)
    より開口面積が大きく且つ前記外側開先形成部(10)
    と略相似形の内側開先形成部(13)とを同芯上に穿設
    した第2の貫通口(14)を開口し、一方の付加部材
    (3)の基端部に、該付加部材(3)の基端から先端へ
    向かって順に、前記の内側開先形成部(8)に間隔を隔
    てて対峙し得る内側開先形成部(15)と前記の内側嵌
    合部(7)に内接し得る内側嵌合部(16)と前記の外
    側嵌合部(6)に内接し得る外側嵌合部(17)と前記
    の外側開先形成部(5)に間隔を隔てて対峙し得る外側
    開先形成部(18)とを形成し、他方の付加部材(4)
    の基端部に、該付加部材(4)の基端から先端へ向かっ
    て順に、前記の内側開先形成部(13)に間隔を隔てて
    対峙し得る内側開先形成部(19)と前記の内側嵌合部
    (12)に内接し得る内側嵌合部(20)と前記の外側
    嵌合部(11)に内接し得る外側嵌合部(21)と前記
    の外側開先形成部(10)に間隔を隔てて対峙し得る外
    側開先形成部(22)とを形成し、前記の中空構造体
    (1)をその軸芯が略水平になるように且つ軸芯を中心
    として周方向へ回動し得るように支持したうえ該中空構
    造体(1)を回動させて前記の第1の貫通口(9)を上
    側に位置させ、該第1の貫通口(9)に一方の付加部材
    (3)の基端部を嵌合し該付加部材(3)を中空構造体
    (1)に仮付け溶接したのち、中空構造体(1)を回動
    させて前記の第2の貫通口(14)を上側に位置させ、
    該第2の貫通口(14)に他方の付加部材(4)を嵌合
    し該付加部材(4)を中空構造体(1)に仮付け溶接
    し、第1の貫通口(9)の内側開先形成部(8)と一方
    の付加部材(3)の内側開先形成部(15)とにより形
    成される内側開先(23)、及び第2の貫通口(14)
    の外側開先形成部(10)と他方の付加部材(4)の外
    側開先形成部(22)とにより形成される外側開先(2
    4)に対して溶接作業を略同時に実施し、両開先(2
    3)(24)に対して所定の厚さの溶接層を形成させた
    のち、再び中空構造体(1)を回動させて一方の付加部
    材(3)を上側に位置させ、第1の貫通口(9)の外側
    開先形成部(5)と付加部材(3)の外側開先形成部
    (18)とにより形成される外側開先(25)、及び第
    2の貫通口(14)の内側開先形成部(13)と他方の
    付加部材(4)の内側開先形成部(19)とにより形成
    される内側開先(26)に対してそれぞれ裏はつり作業
    を実施したのち、両開先(25)(26)に対して溶接
    作業を略同時に実施することを特徴とする中空構造体に
    対する付加部材の取付け方法。
  2. 【請求項2】 第1の貫通口(9)の内側開先(2
    3)、及び第2の貫通口(14)の外側開先(24)に
    対して溶接作業を略同時に実施するときに、両開先(2
    3)(24)に対して所要の厚さの溶接層を形成させた
    のち、中空構造体(1)を回動させて付加部材(3)を
    上側に位置させ、第1の貫通口(9)の外側開先(2
    5)、及び第2の貫通口(14)の内側開先(26)に
    対してそれぞれ裏はつり作業を実施したのち、両開先
    (25)(26)に対して溶接作業を略同時に実施し、
    両開先(25)(26)に対して所定の厚さの溶接層を
    形成させてから、再び中空構造体(1)を回動させて付
    加部材(4)を上側に位置させ、第1の貫通口(9)の
    内側開先(23)、及び第2の貫通口(14)の外側開
    先(24)の残余の空隙に対して溶接作業を略同時に実
    施し、両開先(23)(24)に対して所定の厚さの溶
    接層を形成させることを特徴とする請求項1に記載の中
    空構造体に対する付加部材の取付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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